JP2006149849A - コルセット - Google Patents

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武志 岡田
Tomomi Okazaki
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【課題】 腰椎と胸椎との間の背骨部分を補強し、腰痛を予防するため等に使用するに適した医療コルセットであって、比較的簡単な構造で、手軽に着用でき、身体を屈曲することができ、しかも着用時にずれにくく、圧迫感や窮屈感の少ないコルセットを提供すること。
【解決手段】 肋骨下部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる胸部ベルトと、骨盤上部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる骨盤ベルトと、上端部を前記胸部ベルトに、下端部を前記骨盤ベルトにそれぞれ固定できる着脱自在な縦方向の支柱部材とを備えたコルセット。前記支柱部材は、布よりも剛性の高い材料である合成樹脂等の芯材を備えている。また、ベルトの端部同士の固定やベルトに対する支柱部材の固定は、面ファスナーで行うのが好ましい。
【選択図】 図5

Description

本発明は、腰椎と胸椎との間の背骨部分を補強し、腰痛を予防するため等に使用するに適した医療コルセットに関するものである。
腰椎と胸椎との間の背骨を保護するコルセットとして、従来広く使用されてきたのは、上縁部が肋骨付近に達し、下縁部が骨盤に達する幅広い布製の帯状のものであった。
上記従来のコルセットは、肋骨から骨盤に至る胴部の上下長い範囲に巻き付けて固定するものであるから、患者の腹部に少なからざる圧迫感を与えたり、通気性を悪化させて不快感を抱かせたりしていた。また、胴体の上下の広い範囲を固定するものであるから、窮屈で、身体を折り曲げるのが困難であるという問題点もあった。
なお、従来のコルセットにありがちな問題点を解決しようとするものとして、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されているようなものが提案されている。
特開2004−209050号公報 特開2002−165819号公報
上記特許文献1に記載されているものは、主に腰部をホールドする腰部固定帯と、主に骨盤をホールドする骨盤固定帯とを一体的に備え、前記骨盤固定帯を腰部固定帯に対して、生理的骨盤傾斜角に対応させて腰腹部方向に20〜30度傾斜させて設けたものである。このコルセットは、腰部固定帯と骨盤固定帯とを別々に設けたことにより、腰部固定帯によって腹腔内圧を適度に上昇させつつ、骨盤固定帯によって骨盤全体をホールドできるので、コルセットの体幹上部へのズレを解消でき、快適な装着感及び外観性が得られるとされている。
また、上記特許文献2に記載のものは、胸郭部装着帯を付設した胸郭部支持盤と、左右に二分割しかつ骨盤部装着帯を付設した骨盤部支持盤と、側壁を兼ねた側面支柱手段とを備えたフレーム式コルセットであり、脊椎背面中心位置にピアノ線で作られた背面反張弾性支持手段と、これに連結する腰仙部締結調節手段と、ピアノ線で作られた全面反張弾性支柱手段と、さらに、前記側面支柱手段及び腰仙部締結手段を介して巻き付け、胴を締め付けるベルト状の腰部脊柱吊り支え弾性状手段を備え、この腰部脊柱吊り支え弾性手段を左右対称に折り返し、前記骨盤部支持盤に固定するようになっている。なお、上記胸郭部支持盤と骨盤部支持盤は例えばステンレス製薄板で作られている。
上記特許文献1に記載のコルセットは、主として腰部と骨盤を保護するもので、胸部と骨盤部との間の脊椎を保護することはできないものである。また、上記特許文献2に記載のものは、構成部品が多い複雑な構造のフレーム式コルセットであり、製作費が高くつくという問題点があるほか、装着操作が煩雑で、手軽に着用するには適していないと考えられる。
そこで、本発明は、比較的簡単な構造で、手軽に着用でき、身体を屈曲することができ、しかも着用時にずれにくく、圧迫感や窮屈感の少ないコルセットを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、請求項1に記載の本発明に係るコルセットは、肋骨下部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる胸部ベルトと、骨盤上部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる骨盤ベルトと、上端部を前記胸部ベルトに、下端部を前記骨盤ベルトにそれぞれ固定できる着脱自在な縦方向の支柱部材とを備え、該支柱部材は、布よりも剛性の高い材料で形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載のコルセットは、上記請求項1に記載のコルセットの胸部ベルトと骨盤ベルトが伸縮性を有する布で作られているものである。さらに、請求項3に記載のコルセットは、前記支柱部材が、合成樹脂製の板材からなる芯材を備え、その外面が布で被覆されているものである。また、請求項4に記載のコルセットは、上記コルセットにおける、骨盤ベルトの端部同士と、胸部ベルトの端部同士を固定するための固定手段、および骨盤ベルトと胸部ベルトに対し支柱部材を固定するための固定手段として、面ファスナーを利用するものである。
請求項1に記載の本発明に係るコルセットは、肋骨付近の胸部に固定される胸部ベルトと、主として骨盤部に固定される骨盤ベルトとを備え、これら両ベルトを左右の支柱部材で互いに連結固定するものであるから、骨盤部から肋骨部にいたる胴部全体に巻回・固定しなくても骨盤部と肋骨部の間の脊椎を保護することができる。胴部の広い範囲に巻き付けて固定するものではなく、両ベルトの間には比較的大きな隙間があるので、通気性が良好で、着用する患者に不必要な窮屈感や圧迫感を与えずにすみ、身体の屈伸も比較的楽に行うことができる。また、請求項2に記載の発明によれば、胸部ベルトや骨盤ベルトを簡単に身体に巻き付けて固定することができる。さらに請求項3に記載の発明によれば、支柱部材として合成樹脂製板材の芯材を使用するので、軽量で剛性が高く、しかもある程度の弾性があるので、両ベルトの位置ずれを効果的に防止することができ、身体を屈める動作も比較的容易となる。また、請求項4に記載の発明では、ベルトの端部同士と該ベルトに対する支柱部材の固定を面ファスナーで行うので、着脱が容易で、強度的にもすぐれたものとなる。
以下、本発明の好ましい実施形態について具体的に説明する。図は本発明に係るコルセットを例示するもので、このコルセット1は、骨盤ベルト2と、胸部ベルト3と、左右一対の支柱部材4,4を備えている。
骨盤ベルト2は、上側部縁2aが水平状で、下側縁部は左右中央部2bが下向きに膨出した凸状に形成されている。また、胸部ベルト3は、下側縁部3aが水平状で、上側縁部は左右中央部3bが上向きに膨出した形状となっている。骨盤ベルト2と胸部ベルト3は、いずれもネオプレン系等の適度の伸縮性を有する布材で作られたもので、表面側は全体的に固定手段として面ファスナー7が取り付けられている。また、中央部よりも上下幅の狭い左右両端部の裏面側には、固定手段として表面側の面ファスナーに係着する面ファスナー7が取り付けられ、両端部を重ね合わせて固定できるようになっている。
支柱部材4は、適度の剛性と弾性を有する板状の芯材10を布材で被服したもので、上下両端部4a,4bが広く中間部4cは細い板状の部材である。芯材10としては、布よりも剛性が高く適度の弾性を有する材質の板が使用される。図示例では、芯材10として熱可塑性樹脂の板が使用されているが、他の合成樹脂や金属板等を使用することができる。支柱部材4の芯材を被服する布材としては、上記骨盤ベルト2、胸部ベルト3等の材質と同じものでもよく、他の布材を使用してもよい。
支柱部材4の上下両端部の裏面側には、前記骨盤ベルト2と胸部ベルト3に対する固定手段として面ファスナー7が取り付けられている。この面ファスナー7は、前記骨盤ベルト2と胸部ベルト3の着用時に胴体側部に該当する部分の表面に係着するもので、例えば、骨盤ベルト2と胸部ベルト3の表面に設けられている面ファスナー7が雌(リング)側のファスナーの場合は、支柱部材の面ファスナー7は雄(フック)側のファスナーとしておけばよい。この逆でもよいことは言うまでもない。
上記のとおり、図示例の骨盤ベルト2と胸部ベルト3の表面(着用時に外面となる面)には、全体的に固定手段である面ファスナー7が設けられていて、支柱部材4をどこにでも固定することができるので、実用上便利であるが、表面全体を面ファスナーで形成しない場合は、ある程度広い面積の面ファスナー7を身体の側部に該当する位置に設けておけばよい。
このコルセット1の使用に際しては、骨盤ベルト2を身体の骨盤付近の所定位置に巻回して固定し、胸部ベルト3を肋骨の下部付近の所定位置に巻回して固定する。この固定は、ベルトの端部同士を重ね合わせて、表裏両面に設けた面ファスナー7を係着させることにより行う。次に、左右一対の支柱部材4,4をこれら骨盤ベルト3と胸部ベルト3に取り付ける。図3、図4はこの装着状態を表すもので、骨盤ベルト2の端部同士と胸部ベルト3の端部同士が身体の前側でそれぞれ互いに係着固定され、上下幅の広い中央部が背中部分に位置するように巻回されている。そして、左右の支柱部材4,4が身体の左右側部で骨盤ベルト2と胸部ベルト3に取り付けられている。
骨盤の外径は胴部に比べて大きいので、着用状態では、骨盤ベルト2が下側にずり下がることはなく、むしろ上向きにずり上がる方向の力が作用する。一方、胸部ベルト3は、肋骨に当たって上側への移動が規制される。このため、骨盤ベルト2から剛性を有する左右の支柱部材4,4を介して上向きの力が作用しても、胸部ベルト3がストッパの役目を果たして、骨盤ベルト2の上側への移動が規制されるのである。従来の布製コルセットは、着用時にずり上がることが多かったが、このコルセット1は、このようなずり上がりが起こらず、長時間にわたって背骨の適正な保護効果を維持することができる。
さらに、骨盤ベルト2に上向きに移動しようとする力が作用すると、この力が左右の支柱部材4,4を介して胸部ベルト3に伝達されるが、胸部ベルト3は肋骨によって上向きの移動が規制されるので、骨盤ベルト2の上向きの力が背骨を伸ばす方向に作用する。このため、背骨の牽引効果が期待できるのである。
このコルセット1は、骨盤ベルト2と胸部ベルト3と左右一対の支柱部材4,4で構成されるので、部品数が少なく、構造的にも極めて簡単であり、価格も低く抑えることができる。また、骨盤ベルト2と胸部ベルト3をそれぞれ独立的に身体に固定することができ、しかも支柱部材4を簡単にこれらに装着して固定することができるので、身体に対する着脱がきわめて簡単である。
さらに、支柱部材4の裏面に設けている面ファスナー7の上下長さをある程度長くしておくことにより、骨盤ベルト2と胸部ベルト3の間隔を自在に調節できるようになる。したがって、着用者に身長差(胴体の長さの差)があっても、簡単に調節して最適の着用状態を得ることができる。また、このコルセット1は、通常は、骨盤ベルト2と胸部ベルト3と支柱ベルト4,4とをセットにして使用するが、場合によっては、骨盤ベルト2だけを独立に着用することも可能である。腰の悪い人でも、骨盤ベルト2を装着しておけば、骨盤が保護され、楽になることが多い。
なお、以上の実施形態では、左右一対の支柱部材4,4を設けているが、場合によっては3本以上の支柱部材を設けておいてもよい。また、骨盤ベルト2、胸部ベルト3の他に中間ベルトを設け、多段ベルト式のコルセットとしてもよい。なお骨盤ベルト2、胸部ベルト3、及び支柱部材4の形状は、図示例のものに限らず、他の適当な形状とすることができる。さらに、上記実施形態では、骨盤ベルト2や胸部ベルト3の端部同士の固定手段と、これら両ベルトに対する支柱部材4の固定手段として、面ファスナー7を用いているので、これらの着脱が簡単なものとなっているが、面ファスナーの代わりにボタン、スナップファスナー等の他の固定手段を用いることもできる。
本発明に係るコルセットは、布、合成樹脂等を利用して工業生産的に製作することができ、健康産業の分野で広範囲な用途が期待できる。
本発明のコルセットの組み立て状態を表す展開図である。 胸部ベルトの展開状態を表す正面図である。 支柱部材の正面図である。 骨盤ベルトの展開状態を表す正面図である。 使用状態を表す正面図である。 使用状態を表す側面図である。
符号の説明
1 コルセット
2 骨盤ベルト
3 胸部ベルト
4 支柱部材
7 面ファスナー(固定手段)
10 芯材

Claims (4)

  1. 肋骨下部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる胸部ベルトと、骨盤上部付近に巻回して端部同士を互いに固定できる骨盤ベルトと、上端部を前記胸部ベルトに、下端部を前記骨盤ベルトにそれぞれ固定できる着脱自在な縦方向の支柱部材とを備え、該支柱部材は、布よりも剛性の高い材料で形成されていることを特徴とするコルセット。
  2. 胸部ベルトと骨盤ベルトが伸縮性を有する布で作られている請求項1に記載のコルセット。
  3. 支柱部材は、合成樹脂製の板材からなる芯材を備え、その外面が布で被覆されている請求項1又は2に記載のコルセット。
  4. 骨盤ベルトの端部同士と、胸部ベルトの端部同士を固定するための固定手段、および骨盤ベルトと胸部ベルトに対し支柱部材を固定するための固定手段として、面ファスナーが設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のコルセット。
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