JP2006149791A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステージ構成を改良し、遊技球が転動するステージ面が変化して、該ステージ上の遊技球の動きを多彩なものとすることにより遊技の興趣を向上させた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤ベース14に遊技球の転動流下する遊技領域Aを備えると共に、該遊技領域には、少なくとも、遊技球の転動可能なステージ19を備えて遊技盤18を構成し、前記ステージは、駆動部44により前記遊技盤ベースの前後方向に延びる回転軸を中心に回転可能に備えられると共に、内周面に入球し易い第一及び第二のステージ面28,29と、入球し難い第三及び第四のステージ面30,31を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技領域中に遊技球の転動するステージを備えた弾球遊技機に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、遊技盤ベースの表面に遊技球の転動流下する遊技領域を備え、該遊技領域には、遊技球の転動流下方向を振り分ける多数の遊技釘と共に、遊技球を遊技盤の左右方向に転動させるステージを備えてなるものが知られている。
前記ステージは、遊技盤の左右方向に遊技球を転動流下させる転動面(ステージ面)と、そのステージ面の左右方向に設けられている複数箇所の遊技球排出部とを備えて構成されており、その複数箇所の遊技球排出部のうちの一つの遊技球排出部の下方には、表示装置の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動する始動入賞装置が配置されている。
従って、この始動入賞装置の上方の遊技球排出部から遊技球が排出されれば、始動入賞装置に入賞し、大当たりとなる確率が高くなるため、遊技者はステージ上の遊技球の転動に注目して遊技をしていた。
昨今、弾球遊技機において、遊技球の転動流下に変化に富んだ動きが求められており、遊技釘の配置や天通路などの形状を変えたりしてその要求を満たしており、またステージ構成にあっても種々の改良がなされ、ステージ上の遊技球の転動に変化を持たせることにより遊技者の興趣の向上を図ろうとしているものもある。
このようにステージ上の遊技球の動きに変化を持たせる手段を採用した先行技術として、特許文献1に開示の技術が知られており、この先行技術は、所定の奥行きをもって遊技盤の左右方向に延設したステージ面(遊技球転動面)の左右方向に、凹所と凸所を交互に設け、これによりステージ面を転動する遊技球に左右方向への転動と共に上下方向の転動をプラスして変化に富んだ動きを提供していた(例えば特許文献1参照)。
特開2001−300063号公報
確かに、前記特許文献1に開示の先行技術によれば、左右上下方向の変化に富んだ動きをステージ上で転動する遊技球に与えて遊技の興趣を向上し得る。
しかし、この先行技術の場合、ステージは遊技盤ベースに固定されており、かつステージ面は常に一定の構成のままであったため、ステージ面を転動する遊技球は、どの遊技球も近似した挙動を示してしまい、動きが単調になり易かったため、改良の余地を残していたものである。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、ステージ構成を改良し、遊技球が転動するステージ面が変化して、該ステージ上の遊技球の動きを多彩なものとすることにより遊技の興趣を向上させた弾球遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技盤ベース14に遊技球の転動流下する遊技領域Aを備えると共に、該遊技領域Aには、少なくとも、遊技球の転動可能なステージ19を備えて遊技盤18を構成し、前記ステージ19は、駆動部44により前記遊技盤ベース14の前後方向に延びる回転軸を中心に回転可能に備えられると共に、内周面に夫々形状の異なる複数種類のステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)を備えてなることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技領域Aのステージ19を構成する異なった形状のステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)が複数種類備えられ、かつステージ19(回転ステージ部25)を駆動部44によって回転可能に構成しているため、遊技者はこれら異なる形状の複数種類のステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)で遊技を行うことができる。
すなわち、ステージ面の形状が異なれば、転動する遊技球の動きを夫々のステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)にあった多彩な動きとすることができ、異なるステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)により異なる多彩な遊技球の転動態様を遊技者に視認させることができるため遊技の興趣が図れる。
また、本発明によれば、ステージ19(回転ステージ部25)を駆動部44により前記遊技盤ベース14の前後方向に延びる回転軸を中心に回転(縦回転)可能に備えたため、これら複数種類のステージ面28乃至31が遊技者から視認可能であり、遊技者はどのステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)が有利で、どのステージ面(第三のステージ面30,第四のステージ面31)が不利であるかを容易に把握できる。
さらに、上述のようにステージ19を構成したため、奥行き方向の配設スペースを少なくできる。すなわち、裏側に演出表示装置8を配置する形態の場合、演出表示装置8を遊技者側に近くすることができるため、演出表示装置8の視認性が良い。
第2の発明は、第1の発明において、ステージ19下方には入賞装置(例えば始動入賞装置10)が備えられ、前記ステージ19のステージ面28…は、転動する遊技球を前記入賞装置10に入球し易いステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29)と入球し難いステージ面(例えば、第三のステージ面30,第四のステージ面31)を有することを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、上述した第1の発明の作用効果と共に、どのステージ面が入賞装置(例えば始動入賞装置10)へと案内し易いステージ面(例えば、第一のステージ面28,第二のステージ面29)であるか、案内し難いステージ面(例えば、第三のステージ面30,第四のステージ面31)であるか否かを遊技者が判断し、ステージ(回転ステージ部25)の回転作動にあわせて遊技球の発射を調整したりすることもできるため、ゲーム性も高く遊技者の注目度も高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に高度な発射技量を有する遊技者にとっては大変面白みがあり遊技意欲を向上させるものである。
第3の発明は、第2の発明において、駆動部44は駆動制御手段により駆動制御されており、該駆動制御手段は、遊技状態に応じて遊技球の入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)と入球し難いステージ面(第三のステージ面30,第四のステージ面31)とを選択すべく駆動制御することを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、例えば、通常遊技状態中は、入賞装置(例えば始動入賞装置10)上方には入球し難いステージ面(第三のステージ面30,第四のステージ面31)が位置するように選択し、確変遊技状態中は入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)が位置するように選択してステージ(回転ステージ部25)の回転作動を駆動制御できる。また、上記作動とは逆の作動、すなわち、通常遊技状態中は、入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)が位置するように選択し、確変遊技状態中は入球し難いステージ面(第三のステージ面30,第四のステージ面31)が位置するように制御することも可能である。また、始動入賞装置10に所定時間入球が無い場合、入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)が入賞装置(例えば始動入賞装置10)の上方に位置するように選択することも可能である。
すなわち、遊技状態に応じてステージを回転させてステージ面を選択すべく駆動させれば、遊技者の遊技意欲を向上させることもできる。例えば、確変遊技状態中に、入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)とすれば、持ち球を減らさずに次の大当たり発生まで遊技を行うことができる。また、例えば所定時間始動入賞装置10に入球が無い場合、入球し易いステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29)が位置するようにステージ19の回転作動を制御するものとすれば、遊技者の遊技意欲も掻き立てられるため、遊技の興趣が向上する。
本発明によれば、遊技球が転動するステージ面が変化して、該ステージ上の遊技球の動きを多彩なものとすることにより遊技の興趣を向上させた弾球遊技機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図1は本発明を適用した弾球遊技機(パチンコ機ともいう)の斜視図、図2は一部断面して示す正面図である。
弾球遊技機は、外枠1の前面に内枠(ベースドア)2が回動自在に軸支され、該内枠2の前面には、遊技盤ベース14に種々の遊技部材を備えて構成した遊技盤18が着脱自在に装着され、該遊技盤18の背面には演出表示装置8が着脱自在に装着されている。
そして該内枠2の前面には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支され、該フロント扉3閉鎖時には、該フロント扉3の前側から該ガラス板4を介して前記遊技盤18が視認される。
前記内枠2の前面下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射装置のハンドル7を備える。
そして前記ハンドル7のレバー7aを時計回り方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を表側の遊技領域Aに打ち出すことができる。
遊技部材は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、遊技球が転動する表側の遊技領域Aを区画すると共に、該表側の遊技領域Aに発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール9、前記表示装置8の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動する始動入賞装置10、大当たり時に開放するアタッカと称する第一種特別電動役物の大入賞装置11、遊技球が入賞することにより遊技球の払い出しが行われる一般入賞口となる一般入賞装置12、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口13、遊技盤ベース14に打たれている図示しない多数の遊技釘、そして遊技領域Aを転動する遊技球が転動可能なステージ19などの遊技部材が一例として挙げられる。また、特に限定されるものではないが、本実施例では、これら遊技部材の全てを透明部材で形成することも可能である。
遊技盤ベース14は、透光性部材(透明部材)又は非透光性部材(非透明部材)のいずれであってもよいが、前記各遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有する材質のものを選択するのが好ましい。
そして、本実施例では、遊技盤ベース14のうち、遊技領域Aを構成している部分の一部、すなわち前記ステージを配設する箇所を前後方向にわたって円筒状に貫通させた貫通孔15を備え、該貫通孔15に前記ステージ19を配設する。
そして、本実施例では、遊技盤ベース14を正面から見て、前記貫通孔15の周辺上方領域に設けた3箇所の遊技球受入口(第一の遊技球受入口16a・第二の遊技球受入口16b・第三の遊技球受入口16c)と、該夫々の遊技球受入口16a…と連通すると共に、前記貫通孔15の孔内方に貫通する3箇所の球通路(第一の球通路17a・第二の球通路17b・第三の球通路17c)を備えている。
なお、遊技球受入口16a…等の形状、配設数及び配設間隔などは特に図示形態に限定されず、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施例では、貫通孔15以外の遊技領域A全域を非透光性部材で構成しているが、遊技領域Aの全領域を透光性部材で形成して遊技盤18裏側が視認可能とする構成を採用することも可能である。
なお、本実施例にあって遊技盤ベース14は、遊技領域A中の一部に貫通孔15領域を有するものであれば特に限定されず本実施例の範囲である。
遊技盤ベース14を透光性部材で形成する場合、例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが任意に選択される。遊技盤ベース14の全体を構成する透光性部材は無色透明が好ましいが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース14を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース14に色彩・模様を施すことも可能である。但し、遊技盤18の遊技領域Aの裏側全域に演出表示装置を配置するような場合には、演出表示装置による演出に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤18の裏面側に配設される表示装置の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
演出表示装置8は、装飾的な演出表示等を行ったりする液晶演出表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像演出表示装置も対象で、特に限定されず本発明の範囲内で種々の演出表示装置が適用され、演出表示装置8の大きさなど特に限定はされない。本実施例において、演出表示装置8は、後述する非回転部35の第二開口38の後方に配設されており、後述する回転ステージ部25の開口27・非回転部35の第二開口38を介して後述するカバー20の窓部23から視認可能とされている。
演出表示装置8は、始動入賞装置10に遊技球が入賞すると、複数の図柄が変動表示される。演出表示装置8に表示される図柄は、例えば左右に並んだ3群に区別されており、各図柄群毎に複数の図柄が変動表示される。そして停止表示された図柄の組み合わせが特定の組み合わせ、例えば、「7」「7」「7」となった場合には、遊技者にとって通常遊技と比較して有利な条件の遊技状態(大当り遊技状態)に移行する。なお、本発明は、表示装置を備えない形態も実施の一形態として含める。
本実施例は、遊技盤ベース14に配設された遊技部材の一つであるステージ19に特徴的な構成を有するため、以下、このステージ19を中心に説明し、弾球遊技機を構成しているその他の構成部分については本発明の範囲内で設計変更可能であるためその詳細は上述の記載程度に留める。
ステージ19は、図3に示すように、カバー20と、回転ステージ部25と、該回転ステージ部25を回転可能に保持する非回転部35と、前記回転ステージ部25を回転駆動させる駆動部44とで構成され、前記遊技盤ベース14に設けた貫通孔15に対して後方から挿入すると共に、カバー20の前面21を遊技盤ベース14の前面14aと同一平面となるように配設し、遊技盤ベース14と共に遊技盤18の表側の遊技領域Aを構成している。また、本実施例では、遊技盤ベース14におけるステージ19の直下に始動入賞装置10を備えるものとする。なお、ステージ19は、遊技盤ベース14の前後方向に延びる図示しない回転軸を中心に回転可能に構成されており、本実施例では、遊技盤ベース14に対して直交する回転軸を中心に回転可能に構成されている。
カバー20は、図1乃至図4に示すように、前記遊技盤ベース14の貫通孔15に嵌合する外径を有する円筒形状に形成され、前面21に正面視矩形状の窓部23を設けると共に、後面全域は開放された構成を有しており、前記貫通孔15に嵌合固定されている。なお、カバー20の外径面22の奥行き方向幅は、特に限定はされないが、本実施例では図4に示すように、前記貫通孔15の奥行き方向孔深さと同一としている。
そして、外径面22の所定箇所には、前記遊技盤ベース14の貫通孔15周辺に設けられている第一の遊技球受入口16a・第一の球通路17a、第二の遊技球受入口16b・第二の球通路17b、第三の遊技球受入口16c・第三の球通路17cと夫々連通する3箇所のカバー側球通路(第一のカバー側球通路24a・第二のカバー側球通路24b・第三のカバー側球通路24c)が内径面に貫通して設けられている。
また、本実施例では、窓部23を正面視矩形状として後述する回転ステージ部25の全てのステージ面28乃至31形状を遊技者側から視認可能としているが、窓部23形状はこれに限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
回転ステージ部25は、図1乃至図5に示すように、前記カバー20内径よりも小径で所定肉厚の円盤状に形成されると共に、外径面22の周方向にはギア部26が設けられており、本実施例では、前面から後面にわたって、前記カバーの窓部23と同一大きさ若しくは該窓部23よりも小さい正面視矩形状の開口27を貫通させると共に、該開口27の内周の4つの面には、遊技球の転動する夫々形状の異なった複数種類のステージ面28乃至31が備えられている。そして、回転ステージ部25は、駆動部44によって左右いずれかの方向に回転可能に配設され、夫々のステージ面28乃至31が90度ずつ入れ替わり、後述する非回転部35の下面(転動面)38dと水平に位置した際に、前記下面38dから転動してきた遊技球が転動する転動面を構成する。
本実施例によると、回転ステージ部25の4つのステージ面28乃至31は、夫々のステージ面28乃至31を転動して遊技領域Aに排出される遊技球が、前記始動入賞装置10に入球し易いステージ面と入球し難いステージ面としている。
図5に基づいて具体的に説明すると、2つの凸部32を所定の間隔をあけて設け、その凸部32間の球誘導溝33が始動入賞装置10の真上に配設されている第一のステージ面28と、3つの凸部32…を所定の間隔をあけて設け、夫々の凸部32間の球誘導溝33…の一つが始動入賞装置10の真上に配設されている第二のステージ面29と、凸部32を備えない平坦面34のみからなる第三のステージ面30と、4つの凸部32…を所定の間隔をあけて設け、夫々の凸部32間の球誘導溝33…の一つが始動入賞装置10の真上に配設されている第四のステージ面31としている。
すなわち、第一のステージ面28によれば、図5(a)に示すように、球誘導溝33と平坦面34,34を球排出ルートとして始動入賞装置10への入球確率を1/3とし、第二のステージ面29によれば、図5(b)に示すように、二つの球誘導溝33,33と二つの平坦面34,34を球排出ルートとして始動入賞装置10への入球確率を1/4とし、第三のステージ面30によれば、図5(c)に示すように、ステージ面全域が平坦面34であるため、該平坦面34全域が特定されない球排出ルートとし、第四のステージ面31によれば、図5(d)に示すように、三つの球誘導溝33…と二つの平坦面34,34を球排出ルートとして始動入賞装置10への入球確率を1/5とする。
従って、本実施例によれば、第一のステージ面28が始動入賞装置10へ最も入球し易いステージ面で、次に第二のステージ面29が入球し易いステージ面で、第三のステージ面30と第四のステージ面31は入球し難いステージ面としている。
また、入球し易いステージ面と入球し難いステージ面の形状は本実施例の形状に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、本実施例では、全てのステージ面28乃至31を異なる形状としているが、入球し易いステージ面と入球し難いステージ面を備えているものであればよく、例えば同一の入球し易いステージ面を二面、同一の入球し難い面を二面備える形態であってもよく、入球し易いステージ面を三面、入球し難い面を一面備える形態であってもよく、入球し易いステージ面を一面、入球し難い面を三面備える形態であってもよい。
非回転部35は、図1乃至図4に示すように、前記カバー20の内径に嵌合可能で、かつ回転ステージ部25の外径よりも大径の外径を有する所定肉厚の円盤状に形成されて前記カバー20内径に嵌合固定され、本実施例では、前面36から後面37にわたって、前記回転ステージ部25の開口27と同程度の大きさの正面視矩形状の第二開口38を貫通させ、そして、該第二開口38周辺の前面36には、前記回転ステージ部25を回転可能に支持する遊動自在な4つの歯車部39…が所定箇所に点在して備えられている。
さらに、非回転部35の上方領域には、前後面36,37にわたって貫通するギア挿通孔40が設けられており、該挿通孔40には回転ステージ部25に回転作動を伝達する駆動部44のギア46が挿通される。
そして、非回転部35は、図2及び図3に示すように、その外径所定箇所に、前記第一のカバー側球通路24a・第二のカバー側球通路24b・第三のカバー側球通路24cと夫々連通する3箇所のワープ入口(第一のワープ入口41a・第二のワープ入口41b・第三のワープ入口41c)を設けると共に、前記第二開口38の内周の3つの面(右側面38a・左側面38b・上面38c)に、夫々ワープ出口(第一のワープ出口43a・第二のワープ出口43b・第三のワープ出口43c)を設け、そして該第一のワープ入口41aと第一のワープ出口43a、第二のワープ入口41bと第二のワープ出口43b、第三のワープ入口41cと第三のワープ出口43cにわたって連通する第一のワープ通路42a・第二のワープ通路42b・第三のワープ通路42cを設けている。第一乃至第三のワープ出口43a,43b,43cの開口位置は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
前記第二開口38は、内周の下面38dを、前記各ワープ出口43a…から排出された遊技球が転動する転動面とし、該下面38dは、水平面であってもよいが、本実施例では、僅かに遊技者方向(回転ステージ部25のステージ面28…方向)に向けて下り傾斜状に形成し、ステージ面28…方向へ遊技球を誘導し易いように構成している。また本実施例ではこの下面を38d平坦な転動面とするが、遊技球の転動に変化を与えるために凹凸面に構成することも可能である。
従って、遊技領域Aを転動する遊技球が第一乃至第三のいずれかの遊技球受入口16a乃至16cから入球すると、該遊技球は、球通路(第一の球通路17a,第二の球通路17b,第三の球通路17c)を転動し、カバー側球通路(第一のカバー側球通路17a,第二のカバー側球通路17b,第三のカバー側球通路17c)・ワープ入口(第一のワープ入口41a・第二のワープ入口41b・第三のワープ入口41c)を介してワープ通路(第一のワープ通路42a・第二のワープ通路42b・第三のワープ通路42c)を転動流下する。そして、ワープ通路42a…を転動流下した遊技球は、ワープ出口(第一のワープ出口43a・第二のワープ出口43b・第三のワープ出口43c)からステージ面(第一のステージ面28,第二のステージ面29,第三のステージ面30,第四のステージ面31)へと排出される。そしてステージ面28…に排出された遊技球は、いずれかの球排出ルートを通って遊技領域Aに排出される。この時、ステージ面28…を転動した遊技球が、始動入賞装置10の真上に位置する球排出ルート(球誘導溝33)を通って排出された場合、始動入賞装置10への入球確率が極めて高い。
駆動部44は、図2乃至図4に示すように、モータ本体45と、該モータ本体45の先端にて回転作動するギア46とで構成されており、モータ本体45を非回転部35の裏側に備えると共に、ギア46を前記非回転部35のギア挿通孔40を介して非回転部35の前方へ突出させ、カバー20の内径面と回転ステージ部25の外径との間に形成される空間47に配設している。
そして、ギア46は、回転ステージ部25のギア部26に噛み合って回転作動を回転ステージ部25に伝達する。従って、回転ステージ部25は、時計回り方向(遊技者側から見て右回り方向)と反時計回り方向(遊技者側から見て左回り方向)に回転作動可能である。このように、回転ステージ部25が駆動部44によって右方向若しくは左方向に回転作動することにより、始動入賞装置10への入球確率の異なる第一乃至第四のステージ面28乃至31が提供できる。
なお、駆動部44によって、回転ステージ部25を時計回り方向と反時計回り方向の双方に回転可能に構成してもよく、また、いずれかの方向に360度連続回転するように構成することも可能である。
前記駆動部44は、図示しない駆動制御手段(例えばメインCPU)により駆動制御することも可能である。なお、サブCPUによって制御することも可能である。
駆動制御手段は、遊技状態に応じて遊技球の入球し易いステージ面と入球し難いステージ面とを選択すべく回転ステージ部25を駆動制御することが可能である。
例えば、遊技状態が通常の遊技状態の時には入球し難いステージ面である第三又は第四のステージ面30,31を選択するように制御し、確変遊技状態中など遊技者に有利な状態である時には、入球し易いステージ面である第一又は第二のステージ面28,29を選択するように制御する。
また、回転ステージ部25を所定時間毎に90度ずつ回転させて順次第一乃至第四のステージ面28乃至31を遊技者に提供すべく制御することも可能である。
さらに、始動入賞装置10への入球が所定時間ない場合(検知されない場合)に入球し易いステージ面である第一又は第二のステージ面28,29を選択するように制御することも可能である。
すなわち、遊技状態に応じて回転ステージ部25を回転させてステージ面28乃至31を選択すべく駆動制御すれば、遊技者の遊技意欲を向上させることもできる。例えば、上述のように確変遊技状態中に、入球し易い第一又は第二のステージ面28,29となれば、持ち球を減らさずに次の大当たり発生まで遊技を行うことができる。また、例えば所定時間始動入賞装置10に入球が無い場合、入球し易い第一又は第二のステージ面28,29が位置するように回転ステージ部25の回転作動を制御するものとすれば、遊技者の遊技意欲も掻き立てられるため、遊技の興趣が向上する。
なお、特に限定解釈されることではないが、上述の通り回転ステージ部25の後面は非回転部35の前面36を摺動するため、その摩擦抵抗を少なくする構成を採用すると好ましい。例えば、前記回転ステージ部25と非回転部35のいずれか一方若しくは双方を摩擦抵抗の少ない材質で形成するか、あるいは滑性の高いコーティング材で、摺動部分に被膜を構成するものとすることが本発明の範囲内で適宜採用可能である。
「変形例1」
前記実施例1では、遊技盤ベース14に対して直交する回転軸を中心に回転ステージ部25が回転可能に構成されているが、回転軸が直交していない状態の場合も本発明の範囲内である。すなわち、回転ステージ部25が、遊技盤ベース14に対して傾斜して配設している場合が該当し、このような形態の場合であっても本発明の範囲内である。
さらに、図示は省略するが、本実施例において駆動部44として採用したモータに代え、超音波モータを駆動部として採用することも可能で、周知一般の超音波モータが本発明の範囲内で採用される。
例えば円板状のロータを回転ステージ部25の後端に一体的に固定し、円板状のステータを非回転部35の前面36に固定することが想定される。
このように、超音波モータを採用することにより、実施例1のモータ44を使用する場合と比して、ギア減速機構を必要とせず、かつ小型・軽量であることから設置に際しての自由度が高い。
また、実施例1では、カバー20と回転ステージ部25と非回転部35が一体的にユニット化される構成としているが、実施例1のようにユニット化される形態を採用しなくともよい。すなわち、カバー20を実施例1の構成よりも短い筒状に形成して回転ステージ部25のみを内装するものとしてもよく、あるいはさらに短い筒状に形成することも、また単なる板状に形成して遊技盤ベース14に固定されるものとすることも可能である。なお、このような場合、ワープ入口41a乃至41cと遊技盤ベース14の球通路17a乃至17cが直接連通され、非回転部35は遊技盤ベース14に直接固定される構成が採用される。
本発明弾球遊技機の斜視図。 一部断面して示す正面図。 要部分解斜視図。 要部断面図。 ステージの回転状態を示す概略図。
符号の説明
A 遊技領域
14 遊技盤ベース
18 遊技盤
19 ステージ、
20 カバー
25 回転ステージ部
28 第一のステージ面
29 第二のステージ面
30 第三のステージ面
31 第四のステージ面
35 非回転部
44 駆動部

Claims (3)

  1. 遊技盤ベースに遊技球の転動流下する遊技領域を備えると共に、該遊技領域には、少なくとも、遊技球の転動可能なステージを備えて遊技盤を構成し、
    前記ステージは、駆動部により前記遊技盤ベースの前後方向に延びる回転軸を中心に回転可能に備えられると共に、内周面に夫々形状の異なる複数種類のステージ面を備えてなることを特徴とする弾球遊技機。
  2. ステージ下方には入賞装置が備えられ、
    前記ステージのステージ面は、転動する遊技球を前記入賞装置に入球し易いステージ面と入球し難いステージ面を有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 駆動部は駆動制御手段により駆動制御されており、該駆動制御手段は、遊技状態に応じて遊技球の入球し易いステージ面と入球し難いステージ面とを選択すべく駆動制御することを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。

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