JP2006149724A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機の構造を有効に利用して制御基板を取り付けることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の遊技機によれば、発光制御基板70を支持する支持部材80を枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の鉛直壁63Eとに跨って取り付けることができ、しかも発光制御基板70は、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63及び支持部材80との間に形成された制御基板収納空間79に収納されるので、遊技機10の構造を有効に利用して合理的に制御基板を取り付けることができる。また、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63とが支持部材80により連結固定されているので、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の組み付け強度を向上させることが可能となる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技機には、電気的に作動する電気的作動部材(例えば、LED)を制御するための制御基板(例えば、LED制御基板)が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−245902号公報(段落[0028]、図7)
ところで、上述した従来の遊技機では、遊技機の構造上、制御基板の配置場所が制限されることがあり、遊技機の構造を有効に利用して制御基板を取り付ける必要があった。より詳細には、電気的作動部材と制御基板とを配置する際に、配置場所の制限により、例えば、制御基板を複数の部材の間或いは複数の部材に跨って有効的に取り付ける必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技機の構造を有効に利用して制御基板を取り付けることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、少なくとも第1部材と第2部材が直接的或いは間接的に一体的に組み付けられた構成部材と、遊技状態に応じて視認可能でありかつ電気的に作動する電気的作動部材と、電気的作動部材が搭載され電気的作動部材の作動を制御する制御基板とより構成された遊技装置を備え、制御基板を支持するための支持部材が、その一端を第1部材に固定する一方、他端を第2部材に固定することにより配置されており、第1部材と第2部材と支持部材との間に、制御基板収納空間が形成されていると共に、支持部材の制御基板収納空間側には、制御基板の少なくとも一部と係合する係合部が形成され、制御基板の少なくとも一部が係合部に係合されて制御基板収納空間に収納されているところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る遊技機は、少なくとも第1部材と第2部材が直接的或いは間接的に一体的に組み付けられた構成部材と、電気的に作動する電気的作動部材と、電気的作動部材が搭載され電気的作動部材の作動を制御する制御基板とを備え、制御基板を支持するための支持部材が、その一端を第1部材に固定する一方、他端を第2部材に固定することにより配置されており、第1部材と第2部材と支持部材との間に、制御基板収納空間が形成されていると共に、支持部材の制御基板収納空間側には、制御基板の少なくとも一部と係合する係合部が形成され、制御基板の少なくとも一部が係合部に係合されて制御基板収納空間に収納されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、第1部材と第2部材との間は、所定間隔を置いて配置されるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、第1部材と第2部材との間には、第1部材と第2部材とは異なる他の部材が介在されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、係合部は、第1部材と第2部材のうち一方の側の支持部材の一部に形成され、制御基板は、第1部材と第2部材のうち他方に固定されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機において、第1部材と第2部材との間は、所定間隔をおいて配置されており、第1部材と第2部材の各々には支持部材の一端及び他端を固定するための第1固定部及び第2固定部が設けられており、第1固定部及び第2固定部のうち少なくとも一方は、固定部が形成される一方の部材から他方の部材側に向けて所定間隔の略中央位置まで突設した突部形状であるところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の遊技機において、係合部は、第1部材と第2部材とのうち、一方の側の支持部材の一部に形成され、少なくとも係合部が形成される側とは異なる他方の部材に支持部材を取付部材を挿入することにより固定する構成であり、支持部材のうち、取付部材を挿入する部分の周辺に、取付部材を挿入することを誘導する誘導部を設けたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の遊技機において、誘導部は、支持部材を貫通する貫通孔であるところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の遊技機において、係合部は、第1部材と第2部材のうち一方の側の支持部材の一部に形成され、少なくとも係合部が形成される側の部材に、支持部材を取付部材により固定する構成であり、支持部材のうち取付部材により固定される部分を隠蔽する隠蔽部材を係合部が形成される側の部材側に配置したところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機において、支持部材の係合部は、制御基板の一側縁部を受容して板厚方向で挟持可能なフック形状をなしたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の遊技機において、支持部材は、制御基板の一方の面に敷設される敷設主体板を備え、敷設主体板を略J字形状又は略U字形状又は略V字形状に折り返してフック形状の係合部が形成されたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項10又は11に記載の遊技機において、支持部材には、係合部のフック形状における折返部分から先端部分に向かう方向と略同じ方向に螺子が貫通した螺子貫通部が形成され、螺子を第1部材又は第2部材に螺合したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載の遊技機において、螺子貫通部には、第1部材に螺合させる螺子を貫通した第1部材用の螺子貫通部と、第2部材に螺合させる螺子を貫通した第2部材用の螺子貫通部とが備えられたところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項1乃至13の何れかに記載の遊技機において、制御基板の一側縁部の一部を切除又は突片状に張り出して基板凹凸部を形成し、支持部材には、基板凹凸部に凹凸係合する支持部材凹凸部が形成されたところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項10乃至14の何れかに記載の遊技機において、第1部材又は第2部材のうち制御基板を挟んで支持部材の係合部と対向する側に配置され、制御基板の端部を突き合わせて位置決め可能な基板突き合わせ壁が形成されたところに特徴を有する。
請求項16の発明は、請求項10乃至15の何れかに記載の遊技機において、第1部材又は第2部材には、制御基板のうち支持部材の係合部が係合した一側縁部と反対側の縁部を受容して板厚方向で挟持可能な1対の板厚方向挟持壁が形成されたところに特徴を有する。
請求項17の発明は、請求項1乃至16の何れかに記載の遊技機において、遊技装置には、遊技球が上面を遊転可能なステージを構成する透光部材が備えられ、制御基板は、透光部材の下面に対向配置され、制御基板には、透光部材に向けて光を放射することが可能な電気的作動部材としての発光素子が実装されたところに特徴を有する。
請求項18の発明は、請求項17に記載の遊技機において、第1部材及び第2部材は、遊技機の前後方向を向きかつステージの前側と後側とに配置された1対の鉛直壁で構成されたところに特徴を有する。
[請求項1,2,3,4の発明]
請求項1及び2の発明によれば、制御基板を支持する支持部材が第1部材と第2部材とに跨って固定され、制御基板は、第1部材と第2部材と支持部材との間に形成された制御基板収納空間に収納されているので、遊技機の構造を有効に利用して合理的に制御基板を取り付けることが可能である。また、第1部材と第2部材とが支持部材により連結固定されているので、第1部材と第2部材の組み付け強度を向上させることが可能となる。
ここで、第1部材と第2部材との間は、所定間隔を置いて配置されることが好ましい(請求項3の発明)。また、第1部材と第2部材との間に、第1部材と第2部材とは異なる他の部材が介在されていてもよい(請求項4の発明)。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、制御基板の一端部を、第1部材又は第2部材の何れか一方に固定し、その固定された側と反対側部分を、支持部材の係合部に係合することができる。つまり、制御基板の向かい合った二箇所を、第1部材又は第2部材の何れかと支持部材とで保持することができるので、制御基板の組み付け強度を向上させることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、第1部材に設けられた第1固定部と、第2部材に設けられた第2固定部とのうち、少なくとも一方は、他方の固定部に向けて突設され、第1部材と第2部材との間に形成された所定間隔の略中央位置まで達しているので、第1部材と第2部材とに跨って固定される支持部材を小型化することが可能となる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、支持部材は、取付部材によって第1部材又は第2部材に固定される。ここで、取付部材を第1部材又は第2部材と支持部材に挿入する際に、取付部材がその挿入する部分に誘導されるので取付部材の挿入作業が行い易くなる。
[請求項8の発明]
請求項8の構成によれば、制御基板を支持部材により支持した際に、支持部材に形成された貫通孔より制御基板の一部を視認可能となる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、支持部材を、取付部材により第1部材又は第2部材の何れかに固定した際に、取付部材により固定された部分が隠蔽されるので、取付部材が誤って外されることが防止できる。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、制御基板の一側縁部が板厚方向へ移動することを規制できる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、支持部材に備えた敷設主体板と、敷設主体板を折り返してフック形状とした係合部とで、制御基板を板厚方向で挟持することができる。ここで、フック形状を形成する場合には、敷設主体板を略J字形状又は略U字形状又は略V字形状に折り返して形成することが好ましい。
[請求項12の発明]
請求項12によれば、支持部材の係合部に制御基板を係合させるときの支持部材の移動方向と、螺子を螺子貫通部に挿入するときの螺子の挿入方向とが略同一方向となるので、制御基板及び支持部材の取付作業が行い易くなる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、支持部材を第1部材と第2部材とにそれぞれ螺子により固定することができる。
[請求項14の発明]
請求項14の発明によれば、制御基板に形成された基板凹凸部が、支持部材に形成された支持部材凹凸部と凹凸係合することで、制御基板の板厚方向と直交する方向への移動を規制できる。
[請求項15の発明]
請求項15の発明によれば、制御基板の端部を基板突き合わせ壁に突き合わせることで、第1部材又は第2部材に対する制御基板の固定位置を位置決めすることができる。
[請求項16の発明]
請求項16の発明によれば、制御基板の一側縁部と、その反対側の縁部とが共に板厚方向で挟持されるので、制御基板の板厚方向への移動がより確実に規制できる。
[請求項17,18の発明]
請求項17の発明によれば、遊技球が遊転可能なステージを通して、発光素子の光を視認可能となる。ここで、第1部材及び第2部材は、遊技機の前後方向を向きかつステージの前側と後側とに配置された1対の鉛直壁で構成してもよい(請求項18の発明)。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10(以下、「遊技機10」という)に係る一実施形態を、図1〜図19に基づいて説明する。図1に示すように、遊技盤11の前面には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成されている。遊技領域R1のほぼ中央部には、本発明の「遊技装置」に相当する表示装置13が設けられ、表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13を挟んだ左右の両側には風車17が設けられ、始動入賞口14を挟んだ左右両側には、始動ゲート18が設けられている。また、ガイドレール12に沿った両側部にはサイド入賞口20,21とサイドランプ22,22とが設けられている。さらに、これら入賞口等以外に、遊技領域R1には、図示しない複数の釘が起立している。
所要の各部位についてさらに詳説する。
上側サイド入賞口20及び下側サイド入賞口21は、共に遊技球が1つ入賞可能な開口幅をなして上方に開放されている。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動スイッチによって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動スイッチが遊技球を検出し、表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、遊技機10が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。大入賞口15に遊技球が入賞すると、大入賞口15内に設けた検出スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて、例えば、15個の遊技球が賞球として払い出される。そして、所定条件が成立(例えば、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか)すると、可動扉15Tが遊技盤11側に回動して大入賞口15を閉塞する。
表示装置13は、遊技盤11に貫通形成された開口部(図示せず)に対し、遊技盤11の前面側から取り付けた枠形構造の装飾枠23(図1を参照、本発明の「構成部材」に相当する)と、遊技盤11の後面側から取り付けた図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)とで構成されている。そして、遊技者は、遊技盤11の前面側から、装飾枠23の表示窓23Wを通して、液晶モジュールに備えた表示画面34を見ることができる。
表示画面34の中央部分には、通常は、3つの左、中、右の特別図柄が、横並びに表示されている。これら各特別図柄は、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄ごと、所定の種類のものが、表示画面34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定され、各特別図柄が、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄が停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄が同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合(例えば、図1の状態)に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示画面34の一部分(例えば、左下隅部分)には、図示しないが、普通図柄が表示されている。普通図柄は、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されている。そして、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチが遊技球の通過を検出したときに当否判定され、が「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
遊技機10のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aの上面には、上皿27Aから下皿27Bに遊技球を移動するためのボタン29が設けられ、上皿27Aの左右両側には、1対のスピーカ59S,59Sが備えられている。
図2に示すように、遊技盤11の後面には、表示装置13の後側に重なるようにして表示制御基板51が備えられている。表示制御基板51の下側には、ランプ制御基板52と音声制御基板50とが横並びにして取り付けられている。そして、これらランプ制御基板52、音声制御基板50及び表示制御基板51の後側に重なるようにして主制御基板49が取り付けられている。なお、前記各制御基板49〜52は、それぞれ透明な樹脂ケースに収容されている。
なお、遊技機10の後面の所定箇所には、上記した各種制御基板49〜52の他に電源基板53、払出制御基板54、受電基板55等の基板や、遊技球を貯留する遊技球タンク56、遊技球を払い出す払出装置57、遊技球を遊技領域R1に向けて発射するための発射装置58等が設けられている。
ところで、本実施形態では、表示装置13に備えた装飾枠23に本発明が適用されている。図3に示すように、装飾枠23は、遊技機10の前後方向に貫通した横長矩形の表示窓23Wを備える。装飾枠23の上辺部分及び両側辺部分には、図示しない複数種類の装飾部材(例えば、キャラクター模型等)が備えられている。これら装飾部材は、装飾枠23に一体形成されたり、装飾枠23と別体に形成されて螺子等で装飾枠23に取り付けられている。
装飾枠23の周縁部からは枠敷設板60が張り出している。装飾枠23は、この枠敷設板60を遊技盤11の前面に敷設して螺子止めすることで遊技盤11に固定されている。装飾枠23の上辺部分は、遊技盤11の前面よりも前方に突出しており、表示画面34の前側を遊技球が流下することを規制している。
装飾枠23の下辺部分には、遊技球が上面を遊転可能なステージ61が備えられている。ステージ61は、表示画面34よりも前側(図3における紙面手前側)で、表示窓23Wの下辺部よりも段付き状に低い位置に設けられている。ステージ61は、装飾枠23の左右両側辺を繋ぐように延び、左右の両端部から中央部に向かって下るように緩やかに湾曲している。また、ステージ61の中央部には、ステージ61の後端縁61Kから前端縁61Zに向かうに従って若干下方に傾斜した前方誘導部62が形成されている。
本実施形態において、ステージ61は、例えば、樹脂製の透光部材で構成されている。ステージ61を構成する透光部材は、装飾枠23に一体形成してもよいし、装飾枠23とは別部品で構成し、装飾枠23に着脱可能な構成としてもよい。なお、ステージ61は、本発明における「他の部材」に相当する。
さて、図6及び図7に示すように、ステージ61の下方には、本発明の「制御基板」に相当する発光制御基板70が備えられている。発光制御基板70は、ステージ61の前側に設けられた枠下辺敷設板60K(本発明の「第1部材」に相当する)と支持部材80とにより固定されている。また、支持部材80は、前記枠下辺敷設板60Kと、ステージ61の後側に設けられた屈曲壁部材63とに跨って取り付けられている。なお、これら枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63と支持部材80とによってステージ61の下方に、制御基板収納空間79が形成され、発光制御基板70の全体がこの制御基板収納空間79に収納されている。以下、発光制御基板70、枠下辺敷設板60K、屈曲壁部材63及び支持部材80について説明する。
発光制御基板70は、図9に示されており、ステージ61の形状に対応して帯板形状をなす。同図に示すように、発光制御基板70の上面70Jには、本発明の「電気的作動部材」、「発光素子」としての複数のLED73が規則的に配置されている。発光制御基板70の両長辺71,71のほぼ中央部分には横長矩形状の凹部77が形成され、この凹部77を挟んだ両側が相対的に凸部78,78となっている。なお、これら凹部77及び凸部78,78は、本発明の「基板凹凸部」に相当する。
発光制御基板70のうち、一方の長辺71に形成された凸部78,78には、それぞれ螺子挿通孔72,72が貫通形成されている。この螺子挿通孔72には、発光制御基板70を枠下辺敷設板60Kに固定するための螺子66が挿通されている(図8の(B)を参照)。以下、発光制御基板70のうち、螺子挿通孔72,72が形成された側の長辺を「前側長辺71A」といい、前側長辺71Aと反対側の他方の長辺を「後側長辺71B」という。
図7に示すように、発光制御基板70は、上面70Jがステージ61の下面に対向するように配置されている。即ち、発光制御基板70の上面70Jに備えたLED73がステージ61の下面に対向配置され、LED73の光が、ステージ61を透過して装飾枠23の内側に照射されるようになっている。以上が、発光制御基板70の説明である。
次に屈曲壁部材63について説明する。図3及び図4に示すように、屈曲壁部材63はステージ61の後端縁61Kに沿って設けられている。屈曲壁部材63は、装飾枠23に着脱可能に取り付けられており、例えば、ステージ61と同様に樹脂製の透光部材で構成されている。屈曲壁部材63は、表示窓23Wの左右両側辺を繋いで表示窓23Wの下辺部を構成する上壁63Jと、図8の(A)に示すように、上壁63Jの前端部から垂下して遊技機10の前後方向(図8における左右方向)を向いた鉛直壁63Eとから構成される。なお、鉛直壁63Eは、本発明の「第2部材」に相当する。
屈曲壁部材63は、鉛直壁63Eの下端部をステージ61の後端縁61Kと突き当てて、鉛直壁63Eの左右両端部を装飾枠23の後面に螺子止めして取り付けられている(図3〜図5を参照)。これにより屈曲壁部材63の上壁63Jとステージ61との間には、鉛直壁63Eで構成された段差壁が形成されている。なお、鉛直壁63Eの前面には上壁63Jとステージ61の上面とを繋ぐようにステージ装飾部材64が設けられている(図3を参照)。
屈曲壁部材63のうち、鉛直壁63Eの下端部中央には、下方に向かって突出片63Tが延設されている(図12を参照)。突出片63Tには、その前面側と後面側との両方に突出した円柱ボス63B(本発明の「第2固定部」に相当する)が一体形成され、その中心には螺子孔が貫通形成されている。そして、この円柱ボス63Bに、後に詳説する支持部材80の一端部が取付螺子89(本発明の「取付部材」に相当する)によって固定されている。
次に枠下辺敷設板60Kについて説明する。図8に示すように、枠下辺敷設板60Kは、ステージ61の前端縁61Zから下方に垂下し、遊技機10の前後方向(図8における左右方向)を向いた鉛直壁で構成されている。即ち、上述した屈曲壁部材63の鉛直壁63Eと枠下辺敷設板60Kとの間には、遊技機10の前後方向において、ステージ61の奥行き幅分の間隔(本発明の「所定間隔」に相当する)が設けられている。
図12に示すように、枠下辺敷設板60Kの後面中央には、基板突き合わせ壁67が形成されている。基板突き合わせ壁67は、枠下辺敷設板60Kの後面から後方に起立している。基板突き合わせ壁67は、発光制御基板70の前側長辺71Aに形成された凹部77と略同一の矩形凸状をなし、凹部77と凹凸係合している(図10〜図12を参照)。これにより、発光制御基板70の枠下辺敷設板60Kに対する取付位置が位置決めされ、発光制御基板70の左右方向への移動が規制される。
枠下辺敷設板60Kのうち、基板突き合わせ壁67を挟んだ左右両側には、それぞれ基板挟持部65が形成されている。図8に示すように、基板挟持部65は、上下に対をなした上側挟持壁65Uと下側挟持壁65Sとから構成され、それぞれ枠下辺敷設板60Kの後面から起立している。これら上側及び下側挟持壁65U,65Sは、上下方向で発光制御基板70の板厚とほぼ同じ間隔を空けて設けられ(図8の(A)参照)、かつ互いに左右にずれた位置に配設されている(図5を参照)。
上側挟持壁65Uと下側挟持壁65Sとの間には、発光制御基板70の前側長辺71Aに形成された凸部78,78が挿入され、発光制御基板70が板厚方向で挟持されている。これにより、発光制御基板70の板厚方向への移動が規制されている。ここで、上側挟持壁65Uには、発光制御基板70が基板挟持部65に挟持されたときに、発光制御基板70に形成された螺子挿通孔72と整合する螺子孔が形成されており、発光制御基板70の下面側から螺子挿通孔72を貫通した螺子66がこの螺子孔に螺合することで、発光制御基板70が基板挟持部65,65に挟持された状態で固定されている(図8の(B)参照)。なお、上側挟持壁65Uと下側挟持壁65Sは、本発明の「1対の板厚方向挟持壁」に相当する。
図12に示すように、枠下辺敷設板60Kのうち基板突き合わせ壁67よりも下方位置からは、固定柱68(本発明の「第1固定部」に相当する)が起立している。固定柱68は枠下辺敷設板60Kの後面から後方に向かって略直角に起立し、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の鉛直壁63Eとの間に形成された遊技機10の前後方向における間隔のほぼ中央部分(換言すれば、ステージ61の奥行き幅における中央部分)まで延びている(図11を参照)。固定柱68は円柱形状をなしており、その中心部には、螺子孔が形成されている(図8を参照)。そして、この固定柱68には、支持部材80のうち、前記鉛直壁63Eに固定された側と反対側の端部が取付螺子91(本発明の「取付部材」に相当する)によって固定されている。以上が、枠下辺敷設板60Kについての説明である。
次に支持部材80について説明する。支持部材80は図13に示されており、矩形板状の敷設主体板81を主要部として備えると共に、敷設主体板81の上面81Jに敷設された発光制御基板70を板厚方向で挟持する係合フック84,84が備えられている。そして、支持部材80は、前記したように一端部が屈曲壁部材63の鉛直壁63Eに固定され、その反対側の端部が枠下辺敷設板60Kに固定されている。なお、説明の便宜上、支持部材80のうち、枠下辺敷設板60Kに固定された端部を「前端部80Z」といい、屈曲壁部材63の鉛直壁63Eに固定された端部を「後端部80K」という。以下、支持部材80を構成する各部について詳説する。
係合フック84,84は、本発明の「係合部」に相当し、支持部材80の後端部80Kの両隅部分に設けられている。係合フック84は、敷設主体板81の上面81Jから起立し途中で略直角に折れ曲がって敷設主体板81の前端部80Z側に向かって延びた略「コ」の字形状をなしている。換言すれば、係合フック84は、敷設主体板81から起立した脚壁84Kと、この脚壁84Kの先端部から敷設主体板81の前端部80Zに向かって延びかつ敷設主体板81の上面81Jと対向した基板挟持壁84Tとから構成されている。なお、敷設主体板81の後端部80Kを上記したように「コ」の字状に折り返して(敷設主体板81を略J字形状に折り返して)係合部84を形成してもよいし、略U字形状又は略V字形状に折り返して形成してもよい。
支持部材80の後端部80Kには、1対の係合フック84,84の脚壁84K,84K同士を繋いだ後端壁85が形成されている。後端壁85は、脚壁84Kと同様に敷設主体板81の上面81Jから起立して、脚壁84K,84Kと一体となっている。さらに、敷設主体板81の上面81Jには、後端壁85に直交しかつ基板挟持壁84Tと敷設主体板81との間を繋ぐように形成されたスライド規制壁86が設けられている。詳細には、スライド規制壁86は、基板挟持壁84Tと同様に後端壁85から支持部材80の前端部80Z側に向かって延びており、基板挟持壁84T,84Tのうち互いに近い側の側縁部と敷設主体板81の上面81Jとの間を繋いでいる。これにより、係合フック84の基板挟持壁84Tと敷設主体板81との間には、敷設主体板81の前端部80Z側(図17における紙面手前側)と側方(図17における左右方向)とに開放した基板係合溝87(本発明の「支持部材凹凸部」に相当する)が形成されている。
図16に示すように、係合フック84,84には、支持部材80の敷設主体板81に敷設された発光制御基板70の一部が係合している。即ち、発光制御基板70の後側長辺71Bに形成された凸部78,78の一部が、基板挟持壁84Tと敷設主体板81との間に形成された基板係合溝87に受容されて凹凸係合している。なお、本実施形態では、発光制御基板70の凸部78,78と係合フック84の基板係合溝87とが凹凸係合したときに、凸部78,78が基板係合溝87の内側で若干浮くように構成されている(図7を参照)。
ここで、発光制御基板70は、支持部材80の係合フック84,84と係合することで、あらゆる方向への移動が規制されている。即ち、支持部材80に備えたスライド規制壁86と、発光制御基板70に備えた凹部77の側壁とが当接することで、発光制御基板70の左右方向への移動が規制される。また、支持部材80に備えた基板挟持壁84Tと敷設主体板81とで発光制御基板70を板厚方向で挟持したことで、発光制御基板70の板厚方向(図16における紙面に交差する方向)への移動が規制される。さらに、発光制御基板70の後側長辺71Bと支持部材80のスライド規制壁86又は後端壁85が当接することで、発光制御基板70の後方(図16における上方)への移動が規制される。これにより、発光制御基板70が、支持部材80の敷設主体板81上でがたつくことが防止される。
図13に示すように、支持部材80の後端部80Kには、鉛直壁用固定部88が形成されている。鉛直壁用固定部88は、後端壁85に一体形成されかつ、一方の係合フック84寄り位置に偏在している。鉛直壁用固定部88は、支持部材80の前後方向を向いた壁体で構成され、敷設主体板81の前端部80Z側の面には、円形の陥没凹所88Kが形成されている。陥没凹所88Kの中心には鉛直壁用固定部88を支持部材80の前後方向に貫通した螺子貫通部82(本発明の「第2部材用の螺子貫通部」に相当する)が形成されている。
図14に示すように、鉛直壁用固定部88の陥没凹所88Kには、屈曲壁部材63に形成された円柱ボス63Bの後端部分が突入しており、陥没凹所88Kの螺子貫通部82を貫通した取付螺子89が、円柱ボス63Bに螺合することで、支持部材80の後端部80Kが屈曲壁部材63に固定されている。なお、取付螺子89以外の取付部材、例えばピン等で固定してもよい。
図13に示すように、支持部材80の前端部80Zには、敷設板用固定部90が形成されている。敷設板用固定部90は、敷設主体板81の下面側に形成され下方に膨出しており、鉛直壁用固定部88と同様に、一方の係合フック84寄り位置に偏在している。即ち、敷設板用固定部90と鉛直壁用固定部88とが、支持部材80の前後方向で並んで配置されている。敷設板用固定部90も、支持部材80の前後方向を向いた壁体で構成されており、敷設主体板81の前端部80Z側の面には、陥没凹所90Kが形成されている。陥没凹所90Kの中央部分には、敷設板用固定部90を支持部材80の前後方向に貫通した螺子貫通部83(本発明の「第1部材用の螺子貫通部」に相当する)が形成されている。
図8に示すように、敷設板用固定部90に形成された陥没凹所90Kには、枠下辺敷設板60Kから起立した固定柱68の先端部が突入しており、螺子貫通部83を貫通した取付螺子91が、この固定柱68と螺合することで支持部材80の前端部80Zが、枠下辺敷設板60Kに固定されている。なお、取付螺子91以外の取付部材、例えば、ピン等で固定してもよい。
ここで、敷設主体板81のうち、鉛直壁用固定部88と敷設板用固定部90との間には、台形状の貫通孔92が形成されている。貫通孔92は、鉛直壁用固定部88から敷設板用固定部90に向かうに従って徐々に幅狭となっている。この貫通孔92を通して、敷設主体板81の上面81Jに敷設された発光制御基板70の一部を視認可能となっている(図12を参照)。ここで、貫通孔92から発光制御基板70の少なくとも一部が視認可能とすることで、発光制御基板70のうち、貫通孔92から視認可能な部分において何らかの異常(例えば、断線)が発生した場合に早期発見することが可能となる。以上が支持部材80の説明である。
装飾枠23の構成の説明は以上である。図18に示すように、装飾枠23の後面側にはカバー体40が取り付けられている。カバー体40は、装飾枠23の後面全体を覆っている。カバー体40は、装飾枠23と同様に中央部に横長矩形の開口部41を備え、この開口部41が装飾枠23の表示窓23Wに整合している。また、カバー体40の下端部には、複数のLEDを実装したLED基板42が取り付けられている。このLED基板42は、図7に示すように、屈曲壁部材63の鉛直壁63Eの後方に配置されており、LEDの光が鉛直壁63Eを透過して遊技機10の前面側に照射されるようになっている。ここで、LED基板42は、支持部材80と鉛直壁63Eとを固定した鉛直壁用固定部88を後方から覆っている(図7及び図19を参照)。これにより、支持部材80と鉛直壁63Eとを固定した取付螺子89が、誤って取り外されることが防止されている。
本実施形態の遊技機10の構成の説明は以上である。ところで、発光制御基板70及び支持部材80を装飾枠23に組み付けるときの手順は以下のようである。
まず、発光制御基板70を装飾枠23の後面側から近づけ、その前側長辺71Aを枠下辺敷設板60Kに固定する。即ち、前側長辺71Aに形成された凹部77を枠下辺敷設板60Kから起立した基板突き合わせ壁67に凹凸係合させると共に、前側長辺71Aに形成された凸部78,78を、それぞれ基板挟持部65,65の上側挟持壁65Uと下側挟持壁65Sとの間に挿入して挟持させる。そして、この状態で、発光制御基板70の下面側から螺子挿通孔72に螺子66を挿入し上側挟持壁65Uに螺合する。これにより、発光制御基板70の前側長辺71Aが枠下辺敷設板60Kに固定される。
次いで、発光制御基板70の後側長辺71Bと支持部材80とを係合すると共に、その支持部材80の前後端部80Z,80Kをそれぞれ枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の鉛直壁63Eとに固定する。
即ち、支持部材80の敷設主体板81を発光制御基板70の下面に敷設すると共に、発光制御基板70の後側長辺71Bに形成された凸部78,78を、敷設主体板81の上面81Jに形成された基板係合溝87にスライド挿入して凹凸係合させる。これにより、発光制御基板70が、支持部材80によって下方から支持されかつ上下、左右、前後の何れの方向にも移動を規制された状態となる。即ち、支持部材80により発光制御基板70の後側長辺71Bが固定されたことで、発光制御基板70を枠下辺敷設板60Kに固定しただけの場合に比較して、発光制御基板70の取付状態が補強される。
また、枠下辺敷設板60Kから延びた固定柱68と支持部材80の敷設板用固定部90とを突き当てると共に、鉛直壁63Eに形成された円柱ボス63Bの後端部と鉛直壁用固定部88とを突き当てる。そして、敷設板用固定部90の後側から螺子貫通部83に取付螺子91を挿通し固定柱68に螺合すると共に、鉛直壁用固定部88の後側から螺子貫通部82に取付螺子89を挿通し円柱ボス63Bに螺合する。これにより、支持部材80が、枠下辺敷設板60Kとの間で発光制御基板70を保持した状態で、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63との間に跨って固定される。
ここで、敷設板用固定部90の螺子貫通部83に取付螺子91を挿入する際には、取付螺子91を予めドライバの先端に取り付けておき、そのドライバを敷設板用固定部90の後側から螺子貫通部83に近づけて挿入するが、このとき、ドライバが、支持部材80に形成された貫通孔92の両側辺に接触して螺子貫通部83に向けて誘導される。これにより、螺子貫通部83に取付螺子91を挿入する作業が行い易くなっている。なお、この貫通孔92は、本発明の「誘導部」に相当する。
また、図15に示すように、発光制御基板70に支持部材80を取り付ける際の支持部材80の移動方向と、取付螺子89,91の螺子貫通部82,83への挿入方向とが同一方向となるので、発光制御基板70及び支持部材80の組み付け作業を効率的に行うことが可能となる。
このように、本実施形態によれば、発光制御基板70を支持する支持部材80を枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の鉛直壁63Eとに跨って取り付けることができ、しかも発光制御基板70は、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63及び支持部材80との間に形成された制御基板収納空間79に収納されるので、遊技機10の構造を有効利用して合理的に制御基板を取り付けることができる。また、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63とが支持部材80により連結固定されているので、枠下辺敷設板60Kと屈曲壁部材63の組み付け強度を向上させることが可能となる。
さらに、支持部材80に備えた係合部84,84より、発光制御基板70の移動が規制されているので、発光制御基板70のがたつき等により、ステージ61に照射される光が遊技機10毎にばらつくことが防止される。
また、枠下辺敷設板60Kから起立した固定柱68が、枠下辺敷設板60Kと鉛直壁63Eとの間に形成された隙間の中央部分まで延びているので、支持部材80をこれら枠下辺敷設板60Kと鉛直壁63Eとの間に跨いで取り付ける構成であっても、支持部材80を小型化することができる。
ここで、制御基板をビス等で取り付ける場合には、取付状態を安定させるために制御基板の複数箇所をビスで固定する必要がある。しかしながら、ビスによる取付箇所が過剰となると、逆に制御基板に負荷を与えることになる。これに対し、本発明では、制御基板としての発光制御基板70を支持部材80によって下方から支持し、発光制御基板70の端部を支持部材80に備えた係合フック84,84で挟持することで固定し、しかも、発光制御基板70の凸部78を係合フック84,84の基板係合溝87内で若干浮かせることで、発光制御基板70と係合フック84,84との当接部分を極力小さくしたので、発光制御基板70の取付状態を補強しかつ、発光制御基板70に与える負荷を抑えることができる。
以上を纏めると以下のようである。即ち、複数の部材を組み付けてなる構成部材と、遊技状態に応じて視認可能に作動する電気的作動部材と、電気的作動部材が実装されかつ電気的作動部材の作動を制御する制御基板とより構成された遊技装置では、制御基板の配置場所が制限される。即ち、制御基板を、電気的作動部材の作動状態が遊技者から視認可能な位置に配置しなければなない。このため、制御基板を、複数の部材の間或いは複数の部材に跨って有効的に取り付ける必要性がある。これに対し、本発明の構成によれば、配置場所の制限に合わせて、即ち、電気的作動動部材の作動状態が遊技者から視認可能となるように、制御基板を複数の部材の間或いは複数の部材に跨って有効的に取り付けることが可能である。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記一実施形態では、遊技機としてのパチンコ遊技機に本発明を適用していたが、遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン等に備えてもよい。
(2)前記実施形態では、遊技装置としての表示装置13に本発明を適用していたが、他の遊技装置、例えば、サイドランプ等に適用してもよい。また、他の制御基板の取付構造に本発明を適用してもよい。
(3)前記実施形態では、電気的作動部材としてLED73を例示したが、他の電気的作動部材、例えば、遊技機を構成する部材を駆動させるための駆動源としての電動モータやソレノイド等であってもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 装飾枠の斜視図 装飾枠の背面斜視図 装飾枠の背面図 装飾枠の側面図 装飾枠の部分拡大図 (A)装飾枠、発光制御基板、支持部材の側面図(B)装飾枠に発光制御基板及び支持部材を組み付けた状態におけるの側面図 発光制御基板の平面図 発光制御基を下部敷設板と支持部材で固定した状態の斜視図 装飾枠の底面図 発光制御基板、支持部材、下部敷設板、屈曲壁部材の底側からの斜視図 支持部材の斜視図 支持部材の斜視図 支持部材の平面図 発光制御基板の下面に支持部材を敷設した状態の平面図 支持部材の正面図 装飾枠にカバー体を取り付けた状態の斜視図 装飾枠にカバー他を取り付けた状態の背面図
符号の説明
13 表示装置(遊技装置)
23 装飾枠(構成部材)
42 LED基板(隠蔽部材)
60K 枠下辺敷設板(第1部材)
63E 鉛直壁(第2部材)
61 ステージ(他の部材)
63B 円柱ボス(第2固定部)
65U 上側挟持壁(板厚方向挟持壁)
65S 下側挟持壁(板厚方向挟持壁)
67 基板突き合わせ壁
68 固定柱(第1固定部)
70 発光制御基板(制御基板)
73 LED(電気的作動部材、発光素子)
77 凹部(基板凹凸部)
78 凸部(基板凹凸部)
79 制御基板収納空間
81 敷設主体板
82 螺子貫通部(第2部材用の螺子貫通部)
83 螺子貫通部(第1部材用の螺子貫通部)
84 係合部
87 基板係合溝(支持部材凹凸部)
89 取付螺子(取付部材)
91 取付螺子(取付部材)
92 貫通孔(誘導部)

Claims (18)

  1. 少なくとも第1部材と第2部材が直接的或いは間接的に一体的に組み付けられた構成部材と、遊技状態に応じて視認可能でありかつ電気的に作動する電気的作動部材と、前記電気的作動部材が搭載され前記電気的作動部材の作動を制御する制御基板とより構成された遊技装置を備え、
    前記制御基板を支持するための支持部材が、その一端を前記第1部材に固定する一方、他端を前記第2部材に固定することにより配置されており、
    前記第1部材と前記第2部材と前記支持部材との間に、制御基板収納空間が形成されていると共に、前記支持部材の前記制御基板収納空間側には、前記制御基板の少なくとも一部と係合する係合部が形成され、
    前記制御基板の少なくとも一部が前記係合部に係合されて前記制御基板収納空間に収納されていることを特徴とする遊技機。
  2. 少なくとも第1部材と第2部材が直接的或いは間接的に一体的に組み付けられた構成部材と、電気的に作動する電気的作動部材と、前記電気的作動部材が搭載され前記電気的作動部材の作動を制御する制御基板とを備え、
    前記制御基板を支持するための支持部材が、その一端を前記第1部材に固定する一方、他端を前記第2部材に固定することにより配置されており、
    前記第1部材と前記第2部材と前記支持部材との間に、制御基板収納空間が形成されていると共に、前記支持部材の前記制御基板収納空間側には、前記制御基板の少なくとも一部と係合する係合部が形成され、
    前記制御基板の少なくとも一部が前記係合部に係合されて前記制御基板収納空間に収納されていることを特徴とする遊技機。
  3. 前記第1部材と前記第2部材との間は、所定間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1部材と前記第2部材との間には、前記第1部材と前記第2部材とは異なる他の部材が介在されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記係合部は、前記第1部材と前記第2部材のうち一方の側の前記支持部材の一部に形成され、前記制御基板は、前記第1部材と前記第2部材のうち他方に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記第1部材と前記第2部材との間は、所定間隔をおいて配置されており、前記第1部材と前記第2部材の各々には前記支持部材の一端及び他端を固定するための第1固定部及び第2固定部が設けられており、前記第1固定部及び前記第2固定部のうち少なくとも一方は、前記固定部が形成される一方の部材から他方の部材側に向けて前記所定間隔の略中央位置まで突設した突部形状であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記係合部は、前記第1部材と前記第2部材とのうち、一方の側の前記支持部材の一部に形成され、少なくとも前記係合部が形成される側とは異なる他方の部材に前記支持部材を取付部材を挿入することにより固定する構成であり、前記支持部材のうち、前記取付部材を挿入する部分の周辺に、前記取付部材を挿入することを誘導する誘導部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記誘導部は、前記支持部材を貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記係合部は、前記第1部材と前記第2部材のうち一方の側の前記支持部材の一部に形成され、少なくとも前記係合部が形成される側の部材に、前記支持部材を取付部材により固定する構成であり、前記支持部材のうち前記取付部材により固定される部分を隠蔽する隠蔽部材を前記係合部が形成される側の部材側に配置したことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の遊技機。
  10. 前記支持部材の係合部は、前記制御基板の一側縁部を受容して板厚方向で挟持可能なフック形状をなしたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 前記支持部材は、前記制御基板の一方の面に敷設される敷設主体板を備え、前記敷設主体板を略J字形状又は略U字形状又は略V字形状に折り返して前記フック形状の前記係合部が形成されたことを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
  12. 前記支持部材には、前記係合部の前記フック形状における折返部分から先端部分に向かう方向と略同じ方向に螺子が貫通した螺子貫通部が形成され、前記螺子を前記第1部材又は前記第2部材に螺合したことを特徴とする請求項10又は11に記載の遊技機。
  13. 前記螺子貫通部には、前記第1部材に螺合させる螺子を貫通した第1部材用の螺子貫通部と、前記第2部材に螺合させる螺子を貫通した第2部材用の螺子貫通部とが備えられたことを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
  14. 前記制御基板の一側縁部の一部を切除又は突片状に張り出して基板凹凸部を形成し、
    前記支持部材には、前記基板凹凸部に凹凸係合する支持部材凹凸部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の遊技機。
  15. 前記第1部材又は前記第2部材のうち前記制御基板を挟んで前記支持部材の前記係合部と対向する側に配置され、前記制御基板の端部を突き合わせて位置決め可能な基板突き合わせ壁が形成されたことを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の遊技機。
  16. 前記第1部材又は前記第2部材には、前記制御基板のうち前記支持部材の前記係合部が係合した一側縁部と反対側の縁部を受容して板厚方向で挟持可能な1対の板厚方向挟持壁が形成されたことを特徴とする請求項10乃至15の何れかに記載の遊技機。
  17. 前記遊技装置には、遊技球が上面を遊転可能なステージを構成する透光部材が備えられ、前記制御基板は、前記透光部材の下面に対向配置され、
    前記制御基板には、前記透光部材に向けて光を放射することが可能な前記電気的作動部材としての発光素子が実装されたことを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の遊技機。
  18. 前記第1部材及び前記第2部材は、遊技機の前後方向を向きかつ前記ステージの前側と後側とに配置された1対の鉛直壁で構成されたことを特徴とする請求項17に記載の遊技機。

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JP2010119663A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機用の発光演出装置

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