JP2006149110A - 交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 - Google Patents
交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006149110A JP2006149110A JP2004337065A JP2004337065A JP2006149110A JP 2006149110 A JP2006149110 A JP 2006149110A JP 2004337065 A JP2004337065 A JP 2004337065A JP 2004337065 A JP2004337065 A JP 2004337065A JP 2006149110 A JP2006149110 A JP 2006149110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- piston
- waveform
- period
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/001—Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
Abstract
【課題】 交流波形の形状を変化させることによって、周波数を変更することなく、交流電力を効率的に用いることができる交流電力生成装置等を提供する。
【解決手段】 交流電力生成装置は、直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、インバータ回路をPWM(Pulse Width Modulation)制御するマイクロコンピュータとを備えている。マイクロコンピュータは、PWM制御によって、交流波形全体の周波数を所定値に維持しながら、交流電力の正の波形の期間と交流波形の負の波形の期間とを異ならせる制御を実行する。
【選択図】 図5
【解決手段】 交流電力生成装置は、直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、インバータ回路をPWM(Pulse Width Modulation)制御するマイクロコンピュータとを備えている。マイクロコンピュータは、PWM制御によって、交流波形全体の周波数を所定値に維持しながら、交流電力の正の波形の期間と交流波形の負の波形の期間とを異ならせる制御を実行する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、単相交流電力を出力する交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、フリーピストン型のスターリング冷凍機、およびリニア圧縮機に関するものである。
従来から、直流電力を交流電力に変換する交流電力生成装置が用いられている。交流電力生成装置としては、スイッチング素子のデューティ比(1キャリア周期に対するON期間の比率)を制御することによって、出力される交流波形の電圧および周波数の双方を変更することができる可変電圧可変周波数(VVVF:Variable Voltage Variable Frequency)回路、すなわちインバータ回路が使用されている。
特開昭63−136971号公報
上記従来の交流電力生成装置においては、交流波形が理想的なサインカーブになるように、PWM(Pulse Width Modulation)制御が実行される。そのため、サインカーブの波形を変形することによって必要な機能を発揮しながらも消費電力を低減する制御が行なわれていない。つまり、交流電力が供給される機器の運転において、交流電力の波形を変形することよって交流電力を効率的に用いる制御はなされていない。
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、交流電力を効率的に用いることが可能な交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機を提供することである。
本発明の一の局面の交流電力生成装置は、直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、インバータ回路をPWMによって制御するマイクロコンピュータとを備えている。また、マイクロコンピュータは、交流電力の周波数を所定値に維持しながら、交流電力の正の波形の期間と交流電力の負の波形の期間とを異ならせる。
上記の構成によれば、交流電力の波形を変形することによって、交流電力を効率的に用いることが可能になる。
また、マイクロコンピュータは、交流電力の正の波形の振幅の絶対値および交流電力の負の波形の振幅の絶対値のうちのいずれか一方を他方に比較して大きくすることによって、正の波形によって得られるエネルギと負の波形によって得られるエネルギとの差を小さくすることが望ましい。
上記の構成によれば、正の波形によって得られるエネルギと負の波形によって得られるエネルギとの差が大きいことに起因して生じる問題を解消することができる。
また、マイクロコンピュータは、負荷の大きさまたは交流電力の大きさを取得する手段を有し、負荷の大きさまたは交流電力の大きさに応じて、交流電力の正の波形の期間と交流電力の負の波形の期間とを異ならせることが望ましい。
上記の構成によれば、負荷に応じて交流電力の波形を変化させるため、交流電力をより一層効率的に用いるための制御を行なうことが可能になる。
前述の本発明においては、マイクロコンピュータは、負荷の増加に基づいて交流電力が大きくなるにつれ、交流電力の正の波形の期間と交流電力の負の波形の期間との差を大きくすることが望ましい。この構成の交流電力生成装置は、負荷が大きくなるにつれて正の波形の期間と負の波形の期間との差を大きくする必要がある機器の制御に適している。
本発明の他の局面の交流電力生成装置は、直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、インバータ回路をPWMによって制御するマイクロコンピュータとを備えている。また、マイクロコンピュータは、交流電力の周波数を所定値に維持しながら、交流電力の正の波形の振幅の絶対値と交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる。この構成によっても、一の局面の交流電力生成装置と同様に、交流電力を効率的に用いることが可能になる。
また、本発明のリニアモータは、前述の交流電力生成装置から交流電力が供給されるコイルを備えているため、リニアモータの効率的な運転を行なうことが可能になる。
本発明の一の局面のスターリング冷凍機は、前述の一の局面の交流電力生成装置と、交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、ピストンの往復運動に起因する圧力変動によって往復運動するディスプレーサとを備えている。また、ピストンは、その往復運動の中心位置よりもディスプレーサに近い位置にある第1状態と、往復運動の中心位置よりもディスプレーサから遠い位置にある第2状態とに変化する。また、マイクロコンピュータは、ピストンの第1状態になっている期間が第2の状態になっている期間よりも長くなるように、交流電力の正の波形の期間と交流電力の負の波形の期間とを異ならせる。この構成によれば、スターリング冷凍機のCOP(Coefficient of Performance)を向上させることが可能になる。
本発明の他の局面のスターリング冷凍機は、前述の他の局面の交流電力生成装置と、交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、ピストンの往復運動に起因する圧力変動によって往復運動するディスプレーサとを備えている。また、ピストンは、その往復運動の中心位置よりもディスプレーサに近い位置にある第1状態と、往復運動の中心位置よりもディスプレーサから遠い位置にある第2状態とに変化する。また、マイクロコンピュータは、ピストンの第1状態において移動する距離がピストンの第2の状態において移動する距離よりも長くなるように、交流電力の正の波形の振幅の絶対値と交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる。この構成によっても、スターリング冷凍機のCOPを向上させることが可能になる。
本発明の一の局面のリニア圧縮機は、前述の一の局面の交流電力生成装置と、交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、ピストンの往復運動に起因して流体を圧縮する圧縮空間とを備えている。また、ピストンは、その往復運動の中心位置よりも圧縮空間の対向面に近い位置にある第1状態と、その往復運動の中心位置よりも圧縮空間の対向面から遠い位置にある第2状態とに変化する。マイクロコンピュータは、ピストンが第1状態になっている期間がピストンが第2の状態になっている期間よりも長くなるように、交流電力の正の波形の期間と交流電力の負の波形の期間とを異ならせる。この構成によれば、リニア圧縮機のCOPを向上させることができる。
本発明の他の局面のリニア圧縮機は、前述の他の局面の交流電力生成装置と、交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、ピストンの往復運動に起因して流体を圧縮する圧縮空間とを備えている。また、ピストンは、その往復運動の中心位置よりも圧縮空間の対向面に近い位置にある第1状態と、その往復運動の中心位置よりも圧縮空間の対向面から遠い位置にある第2状態とに変化する。また、マイクロコンピュータは、ピストンの第1状態において移動する距離がピストンの第2の状態において移動する距離よりも長くなるように、交流電力の正の波形の振幅の絶対値と交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる。この構成によれば、リニア圧縮機のCOPを向上させることができる。
本発明によれば、交流波形の形状を変化させることによって、周波数を変更することなく、交流電力を効率的に用いることが可能な交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機を得ることができる。
以下、図を参照しながら、本発明の実施の形態の実施の形態1の交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、フリーピストン型のスターリング冷凍機、およびリニア圧縮機を説明する。
(実施の形態1)
まず、図1〜図9を用いて、実施の形態1の交流電力生成装置を説明する。
まず、図1〜図9を用いて、実施の形態1の交流電力生成装置を説明する。
図1に示すように、本実施の形態の交流電力生成装置は、IPM(Intelligent Power Module)200を有している。IPM200はインバータ回路100を内包している。インバータ回路100は、4つのスイッチング素子を有し、図1に示すような態様で、たとえば、スターリング冷凍機40に内装されたリニアモータMに接続されている。4つのスイッチング素子は、トランジスタGu、Gx、Gv、およびGyであり、それぞれには、ソース電極とドレイン電極との間にフライホイールダイオードが接続されている。
図1から分かるように、トランジスタGuとトランジスタGxとは直列に接続されているとともに、トランジスタGvとトランジスタGyとは直列に接続されている。また、リニアモータMは、一方の端子がトランジスタGuとトランジスタGxとの間のノードに接続され、かつ、他方の端子がトランジスタGvとトランジスタGyとの間のノードに接続されている。
また、インバータ回路100に対して並列にコンデンサCが設けられている。このコンデンサCに対して並列に整流器Dが設けられている。さらに、整流器Dに対して並列に交流電源Gが設けられている。また、コンデンサCにコンデンサCCが直列に接続されている。コンデンサCとコンデンサCCとによって倍電圧回路が構成されている。
さらに、リニアモータMの2つの端子に、電圧計として機能する回路Vの2つの端子が1対1の関係で接続され、回路Vで得られた電圧値が回路Vからマイクロコンピュータ1000のU相電圧センサ入力ポートおよびV相電圧センサ入力ポートのそれぞれへ送信される。
また、コンデンサCCとインバータ回路100との間には、シャント抵抗Sが設けられている。シャント抵抗Sの両端には、電流計として機能する回路Aが接続され、回路Aで得られた電流値が回路Aからマイクロコンピュータ1000の電流センサ入力ポートへ送信される。
電圧値および電流値の取得手法は、より具体的には、次のようなものである。実際の電圧値の取得においては、まず、リニアモータMに印加されている電圧が分圧され、その分圧された電圧値がマイクロコンピュータ1000に入力される。マイクロコンピュータ1000は、その分圧された電圧値をA/D変換し、それによって、実際の電圧値が算出される。また、電流値の取得に関しては、まず、シャント抵抗Sの両端の電位差がオペアンプを含む回路Aによって増幅され、その増幅された電位差の値がマイクロコンピュータ1000に入力される。マイクロコンピュータ1000は、その増幅された電位差の値をA/D変換し、それによって、電流値が算出される。
図2は、PWMインバータ制御用のタイマが1つ(1チャンネル)内蔵された単相リニアモータ制御用のマイクロコンピュータ1000の構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態の交流電力生成装置のマイクロコンピュータ1000は、発振器としてのクロック回路と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)と、書替え可能な記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)と、読出専用の
ROM(Read Only Memory)とを備えている。ROMには、4つのスイッチング素子としてのトランジスタを制御するためのプログラムが格納されている。
ROM(Read Only Memory)とを備えている。ROMには、4つのスイッチング素子としてのトランジスタを制御するためのプログラムが格納されている。
また、RAMは、ROMに格納されたプログラムに従ってCPUで行なわれた演算結果を一時的に記憶するための記憶手段であり、レジスタなどの一時記憶手段も含まれていてもよい。さらに、クロックは、発振器から送信されてきた信号を用いて、後述するタイマを動作させるための基本となるクロックパルスを形成するためのものである。
マイクロコンピュータ1000には、U相コントロール回路、およびV相コントロール回路とが設けられている。U相コントロール回路は、交流電力の正の波形を制御する回路であり、V相コントロール回路は、交流電力の負の波形を制御する回路である。U相コントロール回路から出力されたPWM制御信号は、トランジスタGuおよびGxのそれぞれのゲート電極に送信される。また、V相コントロール回路から出力されたPWM制御信号は、トランジスタGvおよびGyのそれぞれのゲート電極に送信される。
次に、図3および図4を用いて、U相コントロール回路およびV相コントロール回路のそれぞれに設けられたコンパレータについて説明する。
コンパレータは、2つの入力端子を有している。2つの入力端子関しては、その一方にPWM制御の信号波が入力され、その他方に搬送波が入力される。信号波のデータは、ROM内のデータテーブルに格納されている。また、搬送波は、クロックによって発生した計時信号に基づいて、アップ/ダウンタイマによって生成される。
信号波と搬送波との関係は、図4の(a)に示されている。コンパレータは、信号波のデータと搬送波のデータとを比較し、信号波のデータが搬送波のデータよりも大きい場合に、PWM制御信号を出力する。交流波形の一周期の前半においては、トランジスタGuおよびGyがオンされ、トランジスタGxおよびGvがオフされる。一方、交流波形の一周期の後半においては、トランジスタGxおよびGvがオンされ、トランジスタGuおよびGyがオフされる。それにより、図4(b)に示されるようなパルス波形が形成され、リニアモータMには、点線で示すような波形の交流電圧が印加される。すなわち、サインカーブの波形の交流電圧がリニアモータMに印加される。
ただし、本実施の形態においては、マイクロコンピュータ1000は、図5に示すように、交流電力の波形を変化させる。つまり、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の正の波形の期間T1がサインカーブの1/2周期−位相角Δθの期間になり、交流電力の負の波形の期間T2がサインカーブの1/2周期+位相角Δθの期間になるように、PWM制御におけるインバータ回路100の各トランジスタのオンタイミングを変更する。そのため、コンパレータに入力される信号波と搬送波との関係は、図6に示すようなものになる。つまり、搬送波は、常に一定の周期の三角波であるが、信号波は、変形され、サインカーブとは異なっている。
その結果、変形後の信号波の正の期間がサインカーブの正の期間よりΔθに対応する期間だけ短くなり、変形後の信号波の負の期間がサインカーブの負の期間よりΔθに対応する期間だけ長くなる。なお、位相角Δθがいかなる値であっても、交流電力を変形することは可能である。しかしながら、位相角Δθがあまり大きい値である場合には、交流波形が大きく変形されてしまう。そのため、たとえば、後述するスターリング冷凍機に本実施の形態の交流電力生成装置を用いる場合には、位相角Δθとしては数度程度までの値が用いられることが望ましい。
上記のような制御を行なうことによって、本実施の形態の交流電力生成装置によれば、期間T2が期間T1に比較して長くなっている。このような状態になることが有利に働く機器に前述の制御方法を適用することができれば、その機器の運転効率を高めることができる、すなわち電力消費を効率的に行なうことができる。より具体的には、次のような効果が得られる。
たとえば、後述するスターリング冷凍機40においては、ピストン1の往復運動の中心位置を始点としてピストン1がディスプレーサ2に向かって移動しその後往復運動の中心位置に戻るときのエネルギはスターリング冷凍機40の冷凍能力の向上に大きく寄与する。一方、ピストン1の往復運動の中心位置を始点としてピストン1がディスプレーサ2から離れるように移動しその後往復運動の中心位置に戻るときのエネルギはスターリング冷凍機の冷凍能力の向上にあまり寄与しない。
そこで、本実施の形態の交流電力生成装置のように、交流電力の負の波形の期間T2が交流電力の正の波形の期間T1より長くなり、期間T2において、ピストン1の往復運動の中心位置を始点としてピストン1がディスプレーサ2に向かって移動しその後往復運動の中心位置に戻るようにすれば、スターリング冷凍機40のCOPを向上させることができる。
なお、スターリング冷凍機40のピストン1は、その往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2に近い位置にある第1状態と、往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2から遠い位置にある第2状態とに変化するが、正の波形の期間T1および負の波形の期間T2のうちの長い期間において、ピストン1が第1状態になっていれば、前述の効果を得ることができる。
次に、図7を用いて、本実施の形態の交流電力生成装置のマイクロコンピュータ1000が行なう交流波形変形処理を説明する。
本実施の形態の交流波形変形処理においては、S1において、図8に示すSin波のデータテーブルの番地0000000000〜1111111111までのデータが順次等間隔で読み出される。つまり、210=1024個のデータが全て等間隔で読み出される。この210個の信号波を構成するデータは、スターリング冷凍機40のピストン1とディスプレーサ2とが共振するときのピストン1の1周期において等間隔で読み出される。
読み出されたデータが信号波としてコンパレータに入力される。したがって、コンパレータでは、アップ/ダウンタイマで生成された三角波である搬送波とサインカーブの信号波とが比較され、比較結果に基づいて各トランジスタのオン/オフが制御される。したがって、リニアモータMに印加される交流電力の波形もサインカーブになる。なお、Sin波のデータテーブルには、各番地に対応してデータが順番に格納されている。また、そのデータは、番地の順に等間隔で読み出されれば、時間とそのデータの値との関係がサインカーブによって表現されるような値になっている。
次に、S2においては、図1に示す電流センサによって取得されるリニアモータMに印加されている電流I、および、図1に示す電圧センサによって取得されるリニアモータMに印加されている電圧Vが監視されるとともに、リニアモータMに供給される電力Pの値が算出される。なお、このとき、電圧Vと電流Iとの位相差から力が算出され、電圧と電流と力率との積によって電力Pが算出される。
次に、S3において、電圧Vの実効値が所定値よりも大きくなっているか否かが判別される。S3において、電圧Vの実効値が所定値よりも大きくなければ、S2およびS3の処理が繰り返される。一方、S3において、電圧Vの実効値が所定値よりも大きければ、S4の処理が実行される。つまり、リニアモータMに印加される駆動電圧が所定値になるまでは、リニアモータMの安定駆動のため、サインカーブの電圧波形がリニアモータMに印加される。
次に、S5において、交流波形がゼロクロスしたか否かが判別される。S5において、交流波形が負から正へのゼロクロスをしていれば、S6の処理が実行されるが、交流波形が負から正へのゼロクロスをしていなければ、S5の処理を繰り返す。つまり、交流波形が負から正へのゼロクロスをした直後に交流電力の波形を変化させる処理が実行される。
なお、以後のS6〜S9の処理においては、図9に示すPに対するT1およびT2のデータテーブルから、交流電力生成装置が生成している交流電力の大きさPm(m=1,2,…n−1,n)の値に対応する正の波形の期間T1,m(m=1,2,…n)のデータおよび負の波形の期間T2,m(m=1,2,…n−1,n)のデータが読み出される。図9に示すデータテーブルにおいては、交流電力の大きさPmの値が大きくなるほど、前述の位相角Δθが大きくなるように、期間T1,m(m=1,2,…n)および期間T2,m(m=1,2,…n−1,n)の値が設定されている。本実施の形態において、図9に示すPに対するT1およびT2のデータテーブルが前述のようになっているのは、たとえば、後述するスターリング冷凍機40においては、リニアモータMに入力される交流電力の大きさPが大きくなるほど前述の位相角Δθが大きければ、より大きくCOPを向上させることができるためである。ただし、交流電力の大きさPm(m=1,2,…n−1,n)の値に対応する期間T1,m(m=1,2,…n)の値および期間T2,m(m=1,2,…n−1,n)の値は、予め行なわれた実験結果から得られた最適値である。
次に、S6において、図8に示すSin波のデータテーブルから前半のデータが1つ読み出され、コンパレータに入力される。次に、S7において、前述のゼロクロスから期間T1が経過しているか否かが判別され、前述のゼロクロスから期間T1が経過していれば、S8の処理が実行されるが、前述のゼロクロスから期間T1が経過していなければ、Sin波のデータテーブルの前半の29=512個のデータの全てが読み出されるまで、S6およびS7の処理が繰り返される。つまり、S6およびS7の処理によって、期間T1において、前半の番地0000000000〜1000000000に対応するデータが、順次、図9に示すSin波のデータテーブルから等間隔で読み出される。言い換えれば、サインカーブの1周期の前半の29=512個のデータが、期間T1において等間隔で1つずつデータテーブルから読み出され、コンパレータに順次入力される。したがって、この期間T1において、図5に示すように、サインカーブの正の波形が時間軸の方向に圧縮された波形が得られる。
次に、S8において、図9に示すSin波のデータテーブルから後半の番地1000000000〜1111111111に対応するデータが、1つ読み出され、コンパレータに入力される。次に、S9において、前述のゼロクロスから期間T1+T2が経過しているか否かが判別され、前述のゼロクロスから期間T1+T2が経過していれば、S10の処理が実行されるが、前述のゼロクロスから期間T1が経過していなければ、Sin波のデータテーブルの後半の29=512個のデータの全てが読み出されるまで、S8およびS9の処理が繰り返される。
つまり、S8およびS9の処理によって、期間T2において、図9に示すSin波のデータテーブルから後半の番地1000000000〜1111111111に対応するデータが、順次、等間隔で読み出される。言い換えれば、サインカーブの1周期の後半の29=512個のデータが期間T2において等間隔で1つずつデータテーブルから読み出され、コンパレータに入力される。したがって、この期間T2において、図5に示すように、サインカーブの負の波形が時間軸の方向に引き伸ばされた波形が得られる。
また、S10においては、交流波形変更処理が実行されてから、所定時間が経過しているか否かが判別される。S10において、所定時間経過していると判定されれば、S2の処理が実行されるが、所定時間経過していないと判定されれば、S5〜S9の処理が繰り返される。つまり、所定時間経過するごとに、一旦、リニアモータMに印加されている電圧が実効値以上であるかどうかが判別され、リニアモータMに印加されている電圧が実効値よりも小さければ、リニアモータMに印加される電圧の波形をサインカーブに戻す処理が実行される。
なお、本実施の形態においては、図8に示すようなSin波のデータテーブルを有している交流電力生成装置が示されている。しかしながら、Sin波のデータテーブルの代わりに、図5に示す変形後の交流波形に対応するデータが格納されたデータテーブルが複数種類設けられている交流電力生成装置であっても、本実施の形態の交流電力生成装置と同様の効果を得ることができる。その交流電力生成装置においては、交流電力の大きさPに応じて、その複数種類のデータテーブルのうちから選択された1つのデータテーブルのデータが信号波のデータとして用いられて、変形後の交流波形が形成される。
(実施の形態2)
次に、図10〜図13を用いて、本発明の実施の形態2の交流電力生成装置を説明する
本実施の形態の交流電力生成装置は、実施の形態の交流電力生成装置とほぼ同様である。しかしながら、本実施の形態の交流電力生成装置は、図10に示すように、図5に示す交流電力の波形に比較して、正の波形の振幅の絶対値がαだけ大きくなり、かつ、負の波形の振幅の絶対値がαだけ小さくなっていることが、実施の形態1の交流電力生成装置と異なっている。
次に、図10〜図13を用いて、本発明の実施の形態2の交流電力生成装置を説明する
本実施の形態の交流電力生成装置は、実施の形態の交流電力生成装置とほぼ同様である。しかしながら、本実施の形態の交流電力生成装置は、図10に示すように、図5に示す交流電力の波形に比較して、正の波形の振幅の絶対値がαだけ大きくなり、かつ、負の波形の振幅の絶対値がαだけ小さくなっていることが、実施の形態1の交流電力生成装置と異なっている。
また、本実施の形態の交流電力生成装置によれば、交流電力の正の波形によって得られるエネルギE1と交流電力の負の波形によって得られるエネルギE2とが等しくなっている。ただし、エネルギE1とエネルギE2との差は、必ずしもゼロでなくともよい。つまり、期間T1と期間T2との差によって生じたエネルギE1とエネルギE2との差が少しでも小さくなるように正の波形の振幅の絶対値と負の波形の振幅の絶対値とが変更されていればよい。
前述のような交流電力の波形を形成するために、図11に示すような変形後の信号波とアップ/ダウンタイマによって生成された搬送波とがコンパレータに入力される。図11に示す搬送波は、図6に示す搬送波と同一である。また、図11に示す変形後の信号波の正の波形の期間および負の波形の期間は、それぞれ、図6に示す変形後の信号波の正の波形の期間および負の波形の期間と同一である。一方、図11に示す変形後の信号波の正の波形の振幅の絶対値は図6に示す信号波の正の波形の振幅の絶対値よりも大きくなり、図11に示す変形後の信号波の負の波形の振幅の絶対値は図6に示す変形後の信号波の負の波形の振幅の絶対値よりも小さくなっている。
前述のような本実施の形態の交流電力生成装置によれば、エネルギE1とエネルギE2との差が小さくなるように、PWM制御が行なわれるため、エネルギE1とエネルギE2との差があることに起因して生じる不具合が防止される。たとえば、後述するスターリング冷凍機40においては、エネルギE1とエネルギE2との差が大きければ、ピストン1の往復運動の中心位置に対して、ピストン1は一方の側の運動においてのみ大きなエネルギを消費するため、ピストン1の制御が困難になるという不都合が生じる。したがって、エネルギE1とエネルギE2との差を極力ゼロに近づけることによって、前述の不都合が解消される。
次に、図12を用いて、本実施の形態の交流電力生成装置のマイクロコンピュータ1000が行なう交流波形変形処理を説明する。
図12に示す本実施の形態の交流波形変形処理は、図7に示す実施の形態1の交流波形変形処理とほぼ同様である。しかしながら、図7に示すフローチャートのS6とS7において、図8に示すSin波のデータテーブルから読み出されてきた個々のデータに係数Aを掛け算する処理が実行され、図7に示すS8とS9との間において、図8に示すSin波のデータテーブルから読み出されてきた個々のデータに係数Bを掛ける処理が実行される。この係数AおよびBのデータは、図13に示すように、交流電力の大きさPに対応して、期間T1およびT2のデータとともに記憶されている。
なお、係数An(n=1,2,3…n−2,n−1,n)および係数Bn(n=1,2,3…n−2,n−1,n)のそれぞれの値は、期間T1,m(m=1,2,…n)のそれぞれの値および期間T2,m(m=1,2,…n−1,n)のそれぞれの値に対応して記憶されている。したがって、図7のS4において、交流電力の大きさPが決まれば、期間T1およびT2のデータとともに係数AおよびBが決定されている。また、この係数AおよびBは、サインカーブの振幅の絶対値を所定値だけ大きしたり小さくしたりするときに必要な係数である。係数Aは、期間T1,m(m=1,2,…n)のそれぞれにおいて、図8に示すSin波のデータのそれぞれに掛け算され、係数Bは、期間T2,m(m=1,2,…n−1,n)のそれぞれにおいて、図8に示すSin波のデータのそれぞれに掛け算される。係数Aは1より大きな正の数であり、係数Bは1より小さな正の数である。
したがって、交流波形の1周期において、サインカーブに比較して、正の波形の振幅が大きくなり、負の波形の振幅が小さくなる。つまり、前述の処理によれば、図10に示すように、交流電力の正の波形は振幅の方向に引き伸ばされ、かつ、交流電力の負の波形は振幅の方向に圧縮された状態になるように、PWM制御信号の各電圧パルスの幅が、各トランジスタGu、Gv、Gx、およびGyのオン期間の変更によって調整される。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3の交流電力生成装置を説明する。
次に、本発明の実施の形態3の交流電力生成装置を説明する。
本実施の形態の交流電力生成装置は、実施の形態2の交流電力生成装置と類似している。しかしながら、本実施の形態の交流電力生成装置においては、図14に示すように、サインカーブの正の波形の期間と負の波形の期間とが同一である状態で、負の波形の振幅の絶対値のみが大きくなっている。そのため、図15に示すように、変形後の信号波の負の波形の振幅の絶対値が大きくなっている。波形の振幅の絶対値を大きくする手法は、図12および図13を用いて説明した実施の形態2の交流電力生成装置の交流電力の振幅の絶対値を大きくする手法と同様である。
前述のように、正の波形および負の波形のいずれか一方の振幅を大きくすれば、その振幅の絶対値が大きくなった波形によって得られるエネルギが大きくなるため、たとえば、後述するスターリング冷凍機40のCOPを向上させることができる。
ただし、スターリング冷凍機40のピストン1は、その往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2に近い位置にある第1状態と、往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2から遠い位置にある第2状態とに変化し、正の波形の期間T1および負の波形の期間T2のうちの交流電圧の振幅が大きな期間において、ピストン1が第1状態になっている必要がある。
(実施の形態4)
以下、図16を参照しながら、上記本実施の形態の交流電力生成装置が用いられれば、より効率的な運転を行なうことが可能になるフリーピストン型スターリング冷凍機を説明する。
以下、図16を参照しながら、上記本実施の形態の交流電力生成装置が用いられれば、より効率的な運転を行なうことが可能になるフリーピストン型スターリング冷凍機を説明する。
図16は、実施の形態のスターリング冷凍機40を示す断面図である。スターリング冷凍機40においては、2つの部分で構成されている円筒形状のシリンダ3内に、円柱形のピストン1およびディスプレーサ2が嵌め込まれている。ピストン1とディスプレーサ2とは、圧縮空間9を介して設けられ、共通の駆動軸として軸Yを有している。
ディスプレーサ2の先端側に膨張空間10が形成されている。圧縮空間9と膨張空間10とはヘリウム等の作動媒体が流通する媒体流通路11を介して連通している。媒体流通路11内には、再生器12が設けられている。再生器12は、作動媒体の熱を蓄積するとともに、蓄積した熱を作動媒体に供給する。シリンダ3の略中間には鍔部(フランジ)3aが設けられている。鍔部3aにはドーム状の耐圧容器4が取り付けられることによって密閉されたバウンス空間(背面空間)8が形成されている。
ピストン1は後端側で支持バネ5と一体化されている。ディスプレーサ2はピストン1の中心孔1aを貫通するロッド2aを介して支持バネ6と一体化されている。支持バネ5と支持バネ6とはボルトおよびナット22により連結されている。後述するように、ピストン1が往復運動すると、ディスプレーサ2は、ピストン1とディスプレーサ2との間に生じる作動流体の圧力変動によって、ピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動を行なう。
バウンス空間8内のシリンダ3の外側には内側ヨーク18が嵌め込まれている。内側ヨーク18には隙間19を介して外側ヨーク17が対向している。外側ヨーク17の内側には駆動用コイル16が嵌め込まれている。隙間19には環状の永久磁石15が移動可能に設けられている。永久磁石15はカップ状のスリーブ14を介してピストン1と一体化されている。内側ヨーク18、外側ヨーク17、駆動用コイル16、および永久磁石15によって、ピストン1を軸Yに沿って移動させるリニアモータ13(M)が構成されている。
駆動用コイル16には、リード線20および21が接続されている。リード線20および21は、耐圧容器4の壁面を貫通し、交流電力生成装置のインバータ回路100に接続されている。交流電力生成装置のIPM200によってリニアモータ13(M)に駆動電力が供給される。
上記構成のスターリング冷凍機40は、リニアモータ13(M)によってピストン1が往復運動すると、ピストン1に対して所定の位相差を有する状態でディスプレーサ2が往復運動する。これにより、圧縮空間9と膨張空間10との間を作動媒体が移動する。その結果、逆スターリングサイクルが形成される。
上述の本実施の形態のスターリング冷凍機40は、交流電力生成装置のインバータ回路100によって所定の交流波形の駆動電圧がリニアモータ13(M)に印加されると、ピストン1がその所定の交流波形の駆動電圧に対応した周期およびストロークで往復運動を行なう。したがって、リニアモータ13に印加される駆動電圧を制御することにより、ピストン1の往復運動の周期およびストロークを制御することが可能である。
次に、上記本実施の形態のフリーピストン型スターリング冷凍機の動作原理をより詳細に説明する。
ピストン1は、リニアモータ13により駆動される。ピストン1は、支持バネ5に弾性的に支持されている。そのため、ピストン1は、その位置と時間との関係が正弦波を描くように運動する。
また、ピストン1の動きにより、圧縮空間9内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように運動する。圧縮空間9内で圧縮された作動ガスは、まず、放熱用熱交換部としての圧縮空間9から熱を放出する。次に、圧縮された作動ガスは、ディスプレーサ2の周囲に設けられた再生器12で冷却される。その後、圧縮された作動ガスは、再生器12から吸熱用熱交換部としての膨張空間10へ流入する。
膨張空間10の作動ガスは、ディスプレーサ2の動きにより膨張する。膨張した作動ガスは、その温度が低下する。膨張空間10内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように運動する。膨張空間10内の作動ガスの圧力と時間との関係を示す正弦波は、圧縮空間9内の作動ガスの圧力と時間との関係を示す正弦波に対して、所定の位相差を有する波形であるが、同じ周期で変化する波形である。すなわちディスプレーサ2は
ピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動する。
ピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動する。
膨張空間10における冷凍能力は、ディスプレーサ2の往復運動によって生じる膨張空間10内の作動ガスの圧力の変動の度合いによって決定される。また、膨張空間10の圧力は、ピストン1の位相とディスプレーサ2の位相との変化、すなわち膨張空間10の圧力と圧縮空間9の圧力との差によって生じるディスプレーサ2とピストン1との相対的な位置の変化によって変動する。
ディスプレーサ2とピストン1との相対的な位置関係は、ディスプレーサ2の質量、支持バネ6のバネ定数およびピストン1の周波数により決定される。また、ディスプレーサ2の質量および支持バネ6のバネ定数は、設計時に決定されるものである。
マイクロコンピュータ1000からインバータ回路100へ出力されるPWM制御信号は、デジタル信号すなわちパルス波形である。このパルス波形は、インバータ回路100においてアナログ信号すなわち交流波形に変換される。この交流波形の周波数が、スターリング冷凍機40のピストン1の周波数になる。
なお、デジタル信号をアナログ信号に変換するときには、上述したようにPWMが用いられる。つまり、マイクロコンピュータ1000から順次出力される複数のパルスは、その幅が、小さいものから大きなものへと除々に変化し、ピークの幅になった後、除々に小さなものへと戻っていくように構成されている。それにより、交流波形が生成される。
本実施の形態のように、スターリング冷凍機がフリーピストン型であれば、ピストンとディスプレーサとは所定の周波数でのみ共振する。したがって、ピストンの往復運動の周波数を変更することはできない。このようなスターリング冷凍機40の制御において上記各実施の形態の交流電力生成装置が用いられれば、ピストン1とディスプレーサ2とを共振周波数で駆動させながら、スターリング冷凍機40を効率的に運転することが可能になる。その結果、スターリング冷凍機40のCOPを向上させることが可能になる。
次に、図17を用いて、リニアモータMのコイル16に印加される電圧V、リニアモータMのコイル16に流れる電流I、および、ピストン1の位置の関係を説明する。
リニアモータMのコイル16に交流電力が供給された場合、電圧Vの波形に対して、電流Iの波形の位相が後れる。また、電流Iの波形に対してピストン1の位置を示す波形の位相が後れる。ただし、電圧Vの波形、電流Iの波形、およびピストン1の位置の波形は、互いに位相がずれているが、周期は同一である。したがって、電圧Vの波形とピストン1の位置の波形とは常に一定の位相だけずれている。
次に、図18を用いて、ピストン1の位置とディスプレーサ2の位置との関係を説明する。図17において、ピストン1の位置の波形がゼロクロスするときには(AA,CC,EE)、図18に示すように、ピストン1は往復運動の中心位置に存在する。また、図17において、ピストン1の位置が正の波形の最上点であるときには(BB)、図18に示すように、ピストン1はその往復運動の中心位置を基準にディスプレーサ2から遠い側の往復運動の折り返し位置に存在する。また、図17において、ピストン1の位置が負の波形の最下点であるときには(DD)、図18に示すように、ピストン1はその往復運動の中心位置を基準にディスプレーサ2に近い側の往復運動の折り返し位置に存在する。なお、ディスプレーサ2は、作動媒体の圧力変動に起因して、ピストン1に対して、常に約90度だけ位相がずれて動作する。
上記のようなスターリング冷凍機40においては、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の周波数を所定値(ディスプレーサ2およびピストン1の共振周波数)に維持しながら、交流電力の負の波形の期間(図5に示す期間T2)を交流電力の正の波形の期間(図5に示す期間T1)より長くする。それにより、図18を用いて説明した第1の状態の期間が第2の状態の期間に比較して長くなる。その結果、ピストン1は、ディスプレーサ2との共振周波数で往復運動するとともに、冷媒を圧縮した後往復運動の中心位置に戻る第1の状態においてはゆっくりと動作し、往復運動の中心位置を基準としてディスプレーサ2から遠ざかって往復運動の中心位置に戻る第2の状態においては速く動作する。つまり、本実施の形態のスターリング冷凍機40に前述の実施の形態1の交流電力生成装置を適用すれば、ピストン1の周波数が変更されなくても、ピストン1は、冷媒の圧縮に関連する動作をゆっくり行い、冷媒の圧縮に関連しない動作を速く行なう。したがって、ピストン1の動作によって得られるエネルギが冷媒の圧縮に有効に用いられる。
また、マイクロコンピュータ1000は、より好ましくは、交流電力の負の波形の振幅の絶対値を交流電力の正の波形の振幅の絶対値より小さくする。それによって、正の波形によって得られるエネルギと負の波形によって得られるエネルギとの差が小さくなる。その結果、第1の状態におけるピストン1のエネルギが第2の状態におけるピストン1のエネルギに比較して大きくなり過ぎることが防止される。したがって、ピストン1の制御が困難になることが防止される。ただし、この場合、ピストン1の往復運動の見かけ上の中心位置は、図18に示すピストン1の往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2から遠ざかる方向に移動しているが、本発明および各実施の形態においては、第1の状態と第2の状態とは、図18に示す往復運動の中心位置、すなわち、リニアモータMにサインカーブの交流電力が印加されたときのピストン1の往復運動の中心位置を基準として、区別される。
また、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の大きさを取得する手段として、図1に示す電圧計である回路Vおよび電流計である回路Aを有し、交流電力が大きくなるにつれて、交流電力の負の波形の期間(図5に示す期間T2)と交流電力の正の波形の期間(図5に示す期間T1)との差を大きくする。スターリング冷凍機40においては、その負荷が大きくなるにつれて、交流電力の負の波形の期間(図5に示す期間T2)と交流電力の正の波形の期間(図5に示す期間T1)との差が大きくなれば、そのCOPが向上することが、実験によって明らかになっている。したがって、前述の制御によれば、さらに効率的にスターリング冷凍機40を運転することができる。
また、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の周波数を所定値に維持しながら、交流電力の負の波形の振幅の絶対値(図10に示す負の波形の振幅)を交流電力の正の波形の振幅の絶対値(図10に示す正の波形の振幅)に比較して大きくしてもよい。この制御によれば、スターリング冷凍機40のピストン1が第1の状態において移動する距離がピストン1が第2の状態において移動する距離よりも長くなる。この場合においては、ピストン1の往復運動の見かけ上の中心位置は、図18に示すピストン1の往復運動の中心位置よりもディスプレーサ2に近づく方向に移動しているが、本発明および各実施の形態においては、第1の状態と第2の状態とは、図18に示す往復運動の中心位置、すなわち、リニアモータMにサインカーブの交流電力が印加されたときのピストン1の往復運動の中心位置を基準として、区別される。
前述の制御によれば、ピストン1は、冷媒の圧縮に大きく寄与する動作においてエネルギを多く消費し、冷媒の圧縮にあまり寄与しない動作においてエネルギを少なく消費する。つまり、ピストン1の動作によって得られるエネルギが冷媒の圧縮に有効に用いられる。その結果、スターリング冷凍機40のCOPが向上する。
(実施の形態5)
次に、図19を用いて、本発明の実施の形態のリニア圧縮機を説明する。
次に、図19を用いて、本発明の実施の形態のリニア圧縮機を説明する。
図19に示すように、リニア圧縮機540は、ケーシング541内に設置されたシリンダ542と、該シリンダ542内で往復動するピストン543と、シリンダ542の外周部に設置されピストン543を駆動するリニアモータ装置501と、ピストン543を付勢するピストンスプリング(板バネ)546と、シリンダを支持する支持機構部とを備える。
リニアモータ装置501は、シリンダ542の外周部に設置されたインナーヨーク530と、該インナーヨーク530の外側に配置されるアウターヨーク504と、インナーヨーク530とアウターヨーク504との間に配置されたコイル508および可動マグネット部532と、アウターヨーク504を挟持する第1および第2クランプリング502および503と、第1および第2クランプリング502および503との間を所定間隔で連結するスペーサ(図示せず)と、ピストンスプリング546を支持する支持部516とを有する。
インナーヨーク530は、シリンダ542の外周を取り囲むように設けられ、該インナーヨーク530を取り囲むように円筒状の可動マグネット部532が配置されている。可動マグネット部532は、ピストン543と接続され、先端に永久磁石531を有する。該永久磁石531はインナーヨーク530とアウターヨーク504との間に配置されている。
第1クランプリング502は、ピストンスプリング546を支持する支持部516を有する。該支持部516に取付けられた支持部材を介してピストンスプリング546が支持部516と接続される。
また、リニア圧縮機540においては、シリンダ542、ピストン543、および対向面(547)によって圧縮空間544が構成されている。シリンダ542は、ケーシング541内で支持機構部により支持されるが、該支持機構部は、図19の例では、ケーシング541の内部に固定される支持板549と、該支持板549上に搭載されシリンダ542を支持するコイルスプリング548とで構成される。
また、シリンダ542の一端側にプレート547を介してヘッドカバー545を固定する。圧縮空間544内では、該ヘッドカバー545とピストン543の頭部とによって冷媒が圧縮される。
次に、上記の構造のリニア圧縮機の動作について説明する。まず、コイル508に通電すると、可動マグネット部532の永久磁石531との間に推力が発生し、この推力により可動マグネット部532がシリンダ542の軸方向に沿って移動する。このとき可動マグネット部532はピストン543と接続されているので、可動マグネット部532とともにピストン543も、シリンダ542の軸方向に移動する。
冷媒は、図示しない吸入管からケーシング541内に導入され、ヘッドカバー545およびプレート547内の通路を通過して圧縮空間544内に入る。この圧縮空間544内で、冷媒はピストン543により圧縮され、その後、図示しない吐出管を通って外部に吐出される。
なお、本実施の形態のリニア圧縮機540のコイル508に印加される電圧の波形、コイル508に流れる電流の波形、ピストン543の位置の波形、およびピストン543の位置とピストン543の往復運動の中心位置との関係は、図17および図18を用いて説明した実施の形態4のスターリング冷凍機40の電圧Vの波形、電流Iの波形、ピストン1の位置の波形、およびピストン1の位置とピストン1の往復運動の中心位置との関係と同様である。
したがって、前述のような構造のリニア圧縮機540のコイル508に実施の形態1〜3の交流電力生成装置によって生成された交流電力が供給されれば、実施の形態4のスターリング冷凍機40と同様に、実施の形態1〜3の交流電力生成装置のそれぞれによって生成される交流波形の特性に応じてリニア圧縮機540のCOPを向上させることができる。
より具体的には、次のような構成によって、前述の効果が得られる。
ピストン543は、図18に示すスターリング冷凍機40のピストン1と同様に、その往復運動の中心位置(図18参照)よりも圧縮空間544の対向面(547)に近い位置にある第1状態と、その往復運動の中心位置(図18参照)よりも圧縮空間544の対向面(547)から遠い位置にある第2状態とに変化する。
本実施の形態のリニア圧縮機540においては、図5に示すように、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の負の波形の期間(図5に示す期間T2)を交流電力の正の波形の期間(図5に示す期間T1)よりも長くする。そのため、ピストン543が第1状態になっている期間がピストンが第2の状態になっている期間よりも長くなっている。これにより、冷媒の圧縮に大きく寄与するタイミングのピストン543のエネルギが大きくなり、冷媒の圧縮にあまり寄与しないタイミングのピストン543のエネルギが小さくなる。したがって、リニア圧縮機40のCOPが向上する。
さらに、マイクロコンピュータ1000は、交流電力の負の波形の振幅の絶対値(図10の電圧の負の波形の振幅に対応)を交流電力の正の波形の振幅の絶対値(図10の電圧の正の波形の振幅に対応)に比較して小さくする。それにより、正の波形によって得られるエネルギと負の波形によって得られるエネルギとの差が小さくなる。その結果、正の波形によって得られるエネルギと負の波形によって得られるエネルギとの差が大きいことに起因して生じる不具合の発生、たとえば、ピストン543の制御が困難になることを防止することができる。
また、本実施の形態のリニア圧縮機540においては、マイクロコンピュータ1000は、図14に示すように、交流電力の負の波形の振幅の絶対値(図14の電圧の負の波形の振幅に対応)を交流電力の正の波形の振幅の絶対値(図14の電圧の正の波形の振幅に対応)よりも大きくしてもよい。それにより、ピストン543が第1状態において移動する距離がピストン543が第2の状態において移動する距離よりも長くなる。その結果、スターリング冷凍機40と同様に、ピストン1は、冷媒の圧縮に大きく寄与するタイミングの動作のエネルギが冷媒の圧縮にあまり寄与しないタイミングの動作のエネルギに比較して大きくなる。したがって、リニア圧縮機540のCOPを向上させることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
40 スターリング冷凍機、100 インバータ回路、540 リニア圧縮機、1000 マイクロコンピュータ。
Claims (9)
- 直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路をPWM(Pulse Width Modulation)によって制御するマイクロコンピュータとを備え、
前記マイクロコンピュータは、前記交流電力の周波数を所定値に維持しながら、前記交流電力の正の波形の期間と前記交流電力の負の波形の期間とを異ならせる、交流電力生成装置。 - 前記マイクロコンピュータは、前記交流電力の正の波形の振幅の絶対値および前記交流電力の負の波形の振幅の絶対値のうちのいずれか一方を他方に比較して大きくすることによって、前記正の波形によって得られるエネルギと前記負の波形によって得られるエネルギとの差を小さくする、請求項1に記載の交流電力生成装置。
- 前記マイクロコンピュータは、負荷の大きさまたは前記交流電力の大きさを取得する手段を有し、前記負荷の大きさまたは前記交流電力の大きさに応じて、前記交流電力の正の波形の期間と前記交流電力の負の波形の期間とを異ならせる、請求項1に記載の交流電力生成装置。
- 直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路をPWM(Pulse Width Modulation)によって制御するマイクロコンピュータとを備え、
前記マイクロコンピュータは、前記交流電力の周波数を所定値に維持しながら、前記交流電力の正の波形の振幅の絶対値と前記交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる、交流電力生成装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の交流電力生成装置から前記交流電力が供給されるコイルを備えた、リニアモータ。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の交流電力生成装置と、
前記交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、
前記コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、
前記ピストンの往復運動に起因する圧力変動によって往復運動するディスプレーサとを備え、
前記ピストンは、その往復運動の中心位置よりも前記ディスプレーサに近い位置にある第1状態と、前記往復運動の中心位置よりも前記ディスプレーサから遠い位置にある第2状態とに変化し、
前記マイクロコンピュータは、前記ピストンの前記第1状態になっている期間が前記第2の状態になっている期間よりも長くなるように、前記交流電力の正の波形の期間と前記交流電力の負の波形の期間とを異ならせる、スターリング冷凍機。 - 請求項4に記載の交流電力生成装置と、
前記交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、
前記コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、
前記ピストンの往復運動に起因する圧力変動によって往復運動するディスプレーサとを備え、
前記ピストンは、その往復運動の中心位置よりも前記ディスプレーサに近い位置にある第1状態と、前記往復運動の中心位置よりも前記ディスプレーサから遠い位置にある第2状態とに変化し、
前記マイクロコンピュータは、前記ピストンの前記第1状態において移動する距離が前記ピストンの前記第2の状態において移動する距離よりも長くなるように、前記交流電力の正の波形の振幅の絶対値と前記交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる、スターリング冷凍機。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の交流電力生成装置と、
前記交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、
前記コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、
前記ピストンの往復運動に起因して流体を圧縮する圧縮空間とを備え、
前記ピストンは、その往復運動の中心位置よりも前記圧縮空間の対向面に近い位置にある第1状態と、その往復運動の中心位置よりも前記圧縮空間の対向面から遠い位置にある第2状態とに変化し、
前記マイクロコンピュータは、前記ピストンの前記第1状態になっている期間が前記第2の状態になっている期間よりも長くなるように、前記交流電力の正の波形の期間と前記交流電力の負の波形の期間とを異ならせる、リニア圧縮機。 - 請求項4に記載の交流電力生成装置と、
前記交流電力生成装置が生成した交流電力が供給されるコイルを有するリニアモータと、
前記コイルに生じる磁力によって往復運動するピストンと、
前記ピストンの往復運動に起因して流体を圧縮する圧縮空間とを備え、
前記ピストンは、その往復運動の中心位置よりも前記圧縮空間の対向面に近い位置にある第1状態と、その往復運動の中心位置よりも前記圧縮空間の対向面から遠い位置にある第2状態とに変化し、
前記マイクロコンピュータは、前記ピストンの前記第1状態において移動する距離が前記ピストンの前記第2の状態において移動する距離よりも長くなるように、前記交流電力の正の波形の振幅の絶対値と前記交流電力の負の波形の振幅の絶対値とを異ならせる、リニア圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004337065A JP2006149110A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004337065A JP2006149110A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006149110A true JP2006149110A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36628146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004337065A Withdrawn JP2006149110A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006149110A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106655963A (zh) * | 2015-10-30 | 2017-05-10 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种基于自由活塞式斯特林直线电机的双向控制电路及控制方法 |
US11255581B2 (en) * | 2019-12-24 | 2022-02-22 | Twinbird Corporation | Free piston Stirling refrigerator |
CN115479403A (zh) * | 2021-05-27 | 2022-12-16 | 青岛海尔生物医疗股份有限公司 | 用于斯特林制冷机的控制方法、装置及制冷设备 |
-
2004
- 2004-11-22 JP JP2004337065A patent/JP2006149110A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106655963A (zh) * | 2015-10-30 | 2017-05-10 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种基于自由活塞式斯特林直线电机的双向控制电路及控制方法 |
US11255581B2 (en) * | 2019-12-24 | 2022-02-22 | Twinbird Corporation | Free piston Stirling refrigerator |
CN115479403A (zh) * | 2021-05-27 | 2022-12-16 | 青岛海尔生物医疗股份有限公司 | 用于斯特林制冷机的控制方法、装置及制冷设备 |
CN115479403B (zh) * | 2021-05-27 | 2023-06-16 | 青岛海尔生物医疗股份有限公司 | 用于斯特林制冷机的控制方法、装置及制冷设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104728074B (zh) | 线性压缩机控制装置及控制方法 | |
CN204046458U (zh) | 电力转换装置及其电动机驱动装置、鼓风机、压缩机、空调机、冰箱、制冷机 | |
CN103225600A (zh) | 压缩机控制装置和方法以及具有该装置的冰箱 | |
WO2002053991A1 (fr) | Refrigerateur a cycle de stirling et procede de commande du fonctionnement dudit refrigerateur | |
WO2006112150A1 (ja) | リニア駆動装置 | |
CN102575657B (zh) | 线性压缩机 | |
JP3717961B2 (ja) | 振動型圧縮機 | |
CN103225601B (zh) | 用于控制压缩机的装置及具有该装置的冰箱 | |
JP2006149110A (ja) | 交流電力生成装置、ならびに、それが用いられたリニアモータ、スターリング冷凍機、およびリニア圧縮機 | |
Abdalla et al. | Design and modeling of a single-phase linear permanent magnet motor for household refrigerator applications | |
JPH07248384A (ja) | 放射線検出装置 | |
JP3954669B2 (ja) | 振動型圧縮機 | |
JP2022127002A (ja) | モータ駆動装置およびこれを用いた冷蔵庫 | |
JP3881998B2 (ja) | スターリング冷凍システム | |
WO2006035540A1 (ja) | 交流電力生成装置およびそれが用いられたスターリング冷凍機 | |
JP2006211799A (ja) | 電力変換システムおよびそれが用いられたリニア駆動システム | |
JP2007306693A (ja) | 交流電力生成装置およびスターリング冷凍機 | |
JP2006060985A (ja) | 交流電力生成装置ならびにそれが用られたリニアモータおよびスターリング冷凍機 | |
CN113874627B (zh) | 直线压缩机和设定点控制方法 | |
JP2007303721A (ja) | スターリング冷凍機 | |
JP2003083627A (ja) | スターリング冷凍機 | |
JP2008005633A (ja) | リニアモータ制御システムならびにそれが用いられたスターリング冷凍機制御システムおよびリニア圧縮機制御システム | |
JP3566213B2 (ja) | スターリング冷凍機及びその運転制御方法 | |
JP2006074958A (ja) | 交流電力生成装置およびそれが用いられたスターリング冷凍システム | |
JP2006242471A (ja) | スターリング冷凍システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |