JP2006148747A - カラー画像用ファクシミリ装置及びプログラム - Google Patents

カラー画像用ファクシミリ装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 受信側で印刷されたカラー画像の品質を実質的に問題ない程度に維持してカラー用のトナー、インク等の色材の消費量を削減できるようにしたカラー画像用ファクシミリ装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減するための受信用制御部201と彩度・明度調整設定部203とから成る変換手段と、前記変換手段により得られた変換後の画像データを出力用紙に印刷する印刷部202と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置及びプログラムに関する。
従来、例えば下記の特許文献1で示すように、ファクシミリ装置において印刷する画像から黒ドットの間引き処理を行ない、トナーの消費量を抑えランニングコストの低減を図ることが考えられていた。具体的には、ファクシミリ受信した画像データを符号化復号化部で復号化してファクシミリ受信画像データを形成する。この画像データはページメモリに記憶する。黒データ間引き部はページメモリに記憶した画像データを読み出し、読み出した画像データを所定のトナー節約アルゴリズムパターンと照合して黒ドットデータの間引きを行なう。また、ファクシミリ装置は、トナー節約モードが設定されていると、印刷する画像に対してトナー節約モードで黒ドットの間引き処理を行なったと同じ画像データを作成し、ホスト装置の表示部で表示する。そして、ユーザは表示部で表示された画像から黒ドット間引き処理をして印刷するか又は黒ドット間引き処理をせずに印刷するかの選択を選択部から入力する。このようにして、ユーザが予め印刷されるであろう画像の質を確認した上で黒ドット間引き処理をした印刷を行なっていた。更に、トナー残量検出部が検出したトナーの残量が少なくなると、印刷する画像から黒ドットデータを間引きして印刷できるようになっている。
また、従来技術として、例えば下記の特許文献2で示すように、プリンタ装置では、本印刷する前に、試し刷り(ドラフト印刷という)を行なうことがしばしば行なわれる。このドラフト印刷モードの時には、トナーあるいはインクを節約する為に、画像データの間引きやレーザビームプリンタのレーザ光量の軽減、またはインクジェットプリンタのインクの使用量の軽減等が行なわれている。
更に、従来は、ドラフト印刷を行なうものとして、例えば下記の特許文献3で示すものが開示されている。これは、高解像度の画像をプリントするに先立って、全体のレイアウトを確認する等の目的で高速プリント可能なドラフトモードを選択して試し印刷が行なわれる。このドラフトモードにおいては、1ドット毎あるいは所定の規則に従って間引かれてプリントデータが生成されるようになっている。
一方、本出願人は既に特願2003−194098号(以下、「先願1」と称する)で示されているようにカラー画像の分散印刷に好適なものを提案している。先願1に係る発明は、単一のプリンタ用ドライバに接続された複数のカラープリンタにより共通のカラー画像データを分散印刷するカラー画像分散印刷システムにおいて、カラー画像データによる原画とカラープリンタの夫々との合わせ込みを行い、合わせ込み後の印刷パラメータを得る合わせ込み手段と、合わせ込み手段により得られた夫々のカラープリンタの印刷パラメータをデフォルト情報データとして記憶する記憶手段と、カラー画像データによる分散印刷に併せて記憶手段よりデフォルト情報データを読み出して各カラープリンタに対応して供給して印刷を行う印刷実行手段とからなる。このような構成によって、複数のカラープリンタにおける原画との合わせ込み後の印刷パラメータはデフォルト情報データとしてカラー画像データによる分散印刷に併せて各カラープリンタに対応して供給されるので、複数のカラープリンタにより差異のない印刷結果が得られる。また、この先願1で示す技術は、トナー等の色材の削減を行なっている。これは原画の明度を向上させる方向で彩度を所定の比率で低減させて印刷用の画像データを得るものである。この方法により印刷に要する色材が少なく済み、コスト低減を図ることができる。
特許第3499380号公報(段落〔0007〕、〔0017〕、〔0018〕、〔0028〕) 特開平10−244713号公報(段落〔0003〕、〔0018〕) 特開2003−145735号公報(段落〔0002〕、〔0031〕)
しかし、上述した特許文献1〜3で示す従来の公知技術は、黒ドットの間引き等によりトナー等の消費量を削減するものであった。そのため、カラー画像におけるトナー等の消費量を削減するものではなかった。また、上述した先願1で示す技術は、印刷装置においてカラー画像におけるトナー、インク等の色材の消費量を削減する技術であって、受信側で印刷枚数をコントロールすることができないファクシミリ装置にそのまま適用できるものではなかった。
そのため、従来のファクシミリ装置は、多量のカラー画像データが送信された場合に多量に色材が消費されてしまう。また、受信装置において色材の残量が少なく補充も不可能な場合には、印刷が途中で停止されてしまう不都合があった。特に、ファクシミリ装置は、夜間や不在の場合にあっては自動受信されるので受信者の意にかかわらず多量に印刷されてしまう。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、受信側で印刷されたカラー画像の品質を実質的に問題ない程度に維持してカラー用のトナー、インク等の色材の消費量を削減できるようにしたカラー画像用ファクシミリ装置及びプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段(例えば、受信用制御部201と彩度・明度調整設定部203とから成る変換手段)と、
前記変換手段により得られた変換後の画像データを出力用紙に印刷する印刷手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段(例えば、受信用制御部201と彩度・明度調整設定部203とから成る変換手段)と、
前記受信されたカラー画像データを前記変換手段により変換することと、該変換手段による変換を行なわないこととを選択して設定する選択手段(例えば、選択設定部204)と、
前記選択手段により選択されたカラー画像データを出力用紙に印刷する印刷手段と、
備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
カラー印刷のための色材の残量が所定値以下になったことを検出する色材残量検出手段と、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段(例えば、受信用制御部201と彩度・明度調整設定部203とから成る変換手段)と、
前記色材残量検出手段による残量の検出が所定値以上にあっては前記変換手段による変換を行なわず、該残量の検出が所定値以下にあっては該変換手段による変換を行なう制御手段(例えば、受信用制御手段201)と、
前記制御手段により前記変換されないカラー画像データと変換されたカラー画像データとを出力用紙に印刷する印刷手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係るプログラムは、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理(例えば、ステップS44)と、
前記処理により変換されたカラー画像データを出力用紙に印刷する処理と、
を実行させることを特徴とする。
また、本願の請求項5に係るプログラムは、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理(例えば、ステップS44)と、
前記処理により前記カラー画像データを変換することと、該処理を介さずに変換を行なわないこととを選択して設定する処理(例えば、ステップS43)と、
前記処理により選択されたカラー画像データを出力用紙に印刷する処理と、
を実行させることを特徴とする。
また、本願の請求項6に係るプログラムは、送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
カラー印刷のための色材の残量が所定値以下になったことを検出する処理(例えば、ステップS42)と、
受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理(例えば、ステップS44)と、
前記処理による色材残量の検出が所定値以上にあっては前記処理による変換を行なわず、該色材残量の検出が所定値以下にあっては該処理による変換を行なう(例えば、ステップS42、S44及びS46)処理と、
前記処理によって得られた前記変換されないカラー画像データと変換されたカラー画像データとを出力用紙に印刷する処理と、
を実行させることを特徴とする。
本願の請求項1に係る発明においては、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データが前記変換手段により明度を向上させる方向で彩度を低減されているため、前記印刷手段により出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減できる。また、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。即ち、この請求項1の発明は、自動受信されるファクシミリ装置において、原稿の再現性を良好に維持しながら色材の消費量削減を図ることができる極めて有効なものである。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データが前記変換手段により明度を向上させる方向で彩度を低減されているため、前記印刷手段により出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減できる。また、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。一方、受信された前記カラー画像データを前記変換手段で変換しないように前記選択手段により選択できるため、色材の消費量の低減よりも原稿のとおりに印刷することを優先する場合には、該選択手段の選択によって原稿から得たカラー画像データをそのまま印刷して原稿に忠実なカラー画像の印刷物を得ることができる。即ち、この請求項2の発明は、自動受信されるファクシミリ装置において、原稿の再現性を良好に維持しながら色材の消費量削減を図ることと、原稿に忠実な印刷物を得ることとを必要に応じて選択できる極めて有効なものである。
また、本願の請求項3に係る発明によれば、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データは前記色材残量検出手段による色材の所定量以下に低減したときに、前記変換手段により明度を向上させる方向で彩度を低減されているため、前記印刷手段により出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減させ、色材がなくなって印刷が途中で停止してしまうということを回避できる。そして、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。即ち、この請求項3の発明は、自動受信されるファクシミリ装置において、色材の残量が少なくなっても原稿の再現性を良好に維持しながら印刷を継続させることができる極めて有効なものである。
また、本願の請求項4に係る発明によれば、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データが明度を向上させる方向で彩度を低減する処理を介して変換されるため、前記カラー画像データを出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減できる。また、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。即ち、この請求項4のプログラムによれば、自動受信されるファクシミリ受信装置において、原稿の再現性を良好に維持しながら色材の消費量削減を図ることができる極めて有効なものである。
また、本願の請求項5に係る発明によれば、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データが明度を向上させる方向で彩度を低減するステップを介して変換されるため、前記カラー画像データを出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減できる。また、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。一方、受信された前記カラー画像データを変換しないように選択できるため、色材の消費量の低減よりも原稿のとおりに印刷することを優先する場合には、その選択によって原稿から得たカラー画像データをそのまま印刷して原稿に忠実なカラー画像の印刷物を得ることができる。即ち、この請求項5のプログラムは、自動受信されるファクシミリ受信装置において、原稿の再現性を良好に維持しながら色材の消費量削減を図ることと、原稿に忠実な印刷物を得ることとを必要に応じて選択できる極めて有効なものである。
また、本願の請求項6に係る発明によれば、ファクシミリ装置の受信側に多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データは前記色材が所定量以下に低減したときに、これを検出して前記カラー画像データを明度を向上させる方向で彩度を低減し、出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を低減させるため、色材がなくなって印刷が途中で停止してしまうということを回避できる。そして、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。即ち、この請求項6のプログラムは、自動受信されるファクシミリ受信装置において、色材の残量が少なくなっても原稿の再現性を良好に維持しながら印刷を継続させることができる極めて有効なものである。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのカラー画像用ファクシミリ装置及びプログラムを例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
以下、本発明の実施例について図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施例におけるファクシミリ装置を示すブロック図、図2は本発明の実施例の説明に供するための色空間を示す説明図、図3は本発明の実施例のファクシミリ装置における色材削減設定の動作を説明するために供するフローチャート、図4は本発明の実施例のファクシミリ装置におけるカラー画像データ伝送時の動作を説明するために供するフローチャートである。
図1において示すように、一対のファクシミリ装置1A、1Bが設けられている。このファクシミリ装置1A、1Bは、通常は電話機と一体に成っており回線接続装置2を介して回線3に接続されている。
このファクシミリ装置1A、1Bは同一の構成であって、原稿から得たカラー画像データをファクシミリ信号として送信するための送信部10と、受信されたファクシミリ信号を出力用紙にカラー画像として印刷するための受信部20と、送信部10及び受信部20と回線接続装置2との間に接続した送受信部30と、操作部40とから形成されている。
送信部10は、原稿からカラー画像の原稿を読み取る原稿読み取り部101と、原稿読み取り部101の出力側に接続されカラー画像データを形成して送受信部30に供給するカラー画像データ形成部102とから構成されている。
受信部20は、送受信部30からカラー画像データから成るファクシミリ信号の供給を受ける受信用制御部201と、受信用制御部201の出力側に接続されたカラー画像データを用意された出力用紙に印刷するための印刷部202と、受信用制御部201に接続された彩度・明度調整設定部203と、彩度・明度調整設定部203によって設定された条件で彩度と明度が変換されたカラー画像データを印刷部202に送出することを選択的に設定するために受信用制御部201に接続された選択設定部204と、色材であるカラー用トナーの残量を検出して受信用制御部202に出力する色材残量検出部205とから構成されている。ここで、選択設定部204は選択設定手段を構成している。また、受信用制御部201と彩度・明度調整設定部203はカラー画像データの彩度と明度を変換する変換手段を構成している。
操作部40は、操作パネル401と、表示部402と、処理部403とから成っている。ファクシミリ装置1A、1Bがファクシミリ信号を送信する送信モードとするには、操作パネル401を操作して送受信部30を送信側に切り換え、受信先の電話番号をダイヤルすることによって達成させている。そして、送信部10を作動させて原稿読み取り部101で原稿を読み取り、カラー画像データ形成部102で形成されたカラー画像データを回線3を介して受信先に伝送するようになっている。ファクシミリ装置1A、1Bは、送信モードによる送信が完了した後には自動的に受信モードに設定され、この受信モードでファクシミリ信号が受信されると送受信部30がこれを受信して受信部20に供給するようになっている。
また、操作部40は、操作パネル401を操作し受信用制御部201を介して彩度・明度調整設定部203を制御し、カラー画像データの彩度と明度を調整するようになっている。この調整の詳細を図2の説明図を参照して説明する。色空間はイエローY、マゼンタM、シアンCからなり白に近いほど明度が向上するものである。原稿のカラー画像の彩度、明度が色空間の鎖線pで形成される領域内にある場合、彩度・明度調整設定部203は彩度を所定の比率で低減するに当たり、明度が向上する上方の鎖線qで形成される領域を選択する。そして、この位置における彩度、明度のカラー画像を得るものとする。ここで、色空間は光の3原色で表せば青B、緑G、赤Rとなる。このように印刷部202に供給される画像データは元の画像データに対し明度を向上させる方向で彩度を低減されているので、その分だけカラー印刷におけるトナーやインク等の消費量が自動的に削減される。この調整に当たっては、自機の送信部10において、テスト用画稿を原稿読み取り部101で読み取り、カラー画像データを得てそれを直接に受信用制御部201に供給することとする。そして、彩度・明度調整設定部203において、印刷部202で印刷された画像の色合いの品質が色味を判断するに当たり実質的に問題ない程度に彩度を低下させる。また、この調整結果は彩度・明度調整設定部203に設定するものである。
更に、操作部40は、操作パネル401を操作し受信用制御部201を介して選択設定部204を制御し、受信用制御部201においてカラー画像データの彩度と明度を変換して印刷部202に供給することと、変換をせずに元のカラー画像データのままで印刷部202に供給することとの選択が可能になっている。
このような構成によるファクシミリ装置の動作について、ファクシミリ装置1Aからファクシミリ装置1Bにカラー画像データを送信することを例にとって以下に説明する。
まず、受信側のファクシミリ装置1Bにおいて色材削減のための調整設定を行なう。この調整設定について図3のフローチャートに基づいて説明する。ステップS31で示すように、操作パネル401を操作して彩度・明度調整設定部203により調整を行なう。この調整は、元のカラー画像に比して色味の識別に差し支えない程度に明度を向上させると共に、彩度を低減させるものである。この調整にあたっては、テスト用原稿を自機の送信部10で読み取ってそのカラー画像データを印刷部202において印刷することによって行なう。調整が完了した後は、彩度・明度調整設定部203においてその調整結果を設定する。そして、ステップS32で示すように操作パネル401を操作し、設定条件でカラー画像データを変換するか否かを選択設定部204によって設定する。また、ステップS33で示すように、色材残量検出部205における検出値を所定の値に設定しておく。
上記調整設定の後に、送信側のファクシミリ装置1Aから送信されたカラー画像データをファクシミリ装置1Bで受信する場合について、図4のフローチャートに基づいて説明する。まず、送信側のファクシミリ装置1Aの送信部10からカラー画像の原稿から読み取ったカラー画像データをファクシミリ装置1Bに送信すると、ステップS41で示すように受信側のファクシミリ装置1Bで自動受信される。受信用制御部201においては、ステップS42で示すように、トナーの残量が色材残量検出部205によって所定値以下になったか否かが判別される。この判別で、トナーの残量が所定値以下という結果が得られると、ステップS43において、選択設定部204で設定されたカラー画像データを選択しているか否かが判別される。この判別で、カラー画像データを変換する設定になっていると判別されると、ステップS44で示すように、カラー画像データが彩度・明度調整設定部203で予め設定された条件で受信用制御部201において変換される。即ち、カラー画像データは明度が向上され彩度が低減される。この変換された画像データは、ステップS45で示すように印刷部202に供給されて所定の用紙に印刷される。
ステップS42において、トナーの残量が所定値以上である場合は、ステップS46で示すようにカラー画像データの変換を行なわず元のカラー画像データを印刷部202に供給する。そして、ステップS47で示すように印刷部202において所定の用紙への印刷が実行される。
ステップS43において、トナーの残量が所定値以下であってもカラー画像データの変換の選択設定が行なわれていないと判定された場合は、ステップS46で示すようにカラー画像データの変換を行なわず元のカラー画像データを印刷部202に供給する。そして、ステップS47で示すように印刷部202において所定の用紙への印刷が実行される。
上述したように本発明の実施例によれば、ファクシミリ装置1Aから受信側のファクシミリ装置1Bに多量のカラー画像データが伝送された場合、伝送されたカラー画像データが受信用制御部201において彩度・明度調整設定部203で設定した条件に変換される。この変換は明度を向上させる方向で彩度を低減されているため、印刷部202により出力用紙に印刷する際に使用されるカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量が低減する。また、印刷されたカラー画像データは彩度が低減されていても原稿の色味を判断するのには十分な程度に調整することができるので、受信側において実質的に原稿の再現性を図ることができる。例えば、色材の消費量はカラー印刷物として不都合のない程度に彩度,明度を調整して15〜20%の削減を図ることができる。カラー印刷物としての限界まで彩度、明度を調整した場合は約30%の色材の削減を図ることができる。そのため、夜間等のように受信者が不在中に多量にカラー画像データが送信されても、不用意に色材を消費してしまうことがなく、コスト削減を図ることができる。
また、選択設定部204による選択により、カラー画像データの変換を行なわないように設定できる。そのため、色材の消費量の低減よりも原稿のとおりに印刷することを優先する場合には、選択設定部204の選択設定によって原稿から得たカラー画像データをそのまま印刷して原稿に忠実なカラー画像の印刷物を得ることができる。
また、受信されたカラー画像データは色材残量検出部205による色材の所定量以下に低減したときに、受信用制御部201において彩度・明度調整設定部203で設定した条件に変換される。そのため、印刷部202により出力用紙に印刷する際に使用される残り少ないカラー印刷用のトナーやインク等の色材の消費量を著しく低減させない。従って、色材がなくなって印刷が途中で停止してしまうということを回避できる。
尚、本発明の実施例においては、色材残量検出部205の検出出力を条件として自動的にカラー画像データの変換を行なうようにしたが、色材残量検出部205でトナーの残量が所定値以下になったことを操作部40の表示部402に表示してユーザの判断を求めるようにしてもよい。
尚また、本発明の実施例においては、彩度・明度調整設定部203により調整を行なう際に、テスト用原稿を自機の送信部10で読み取ってそのカラー画像データを印刷部202において印刷する方法をとっていたが、テスト用原稿を送信側の送信部10で読み取ってそのカラー画像データを回線3を介して伝送したものを用いるようにしてもよい。
尚また、本発明の実施例においては、ファクシミリ装置1A、1Bは電話機と一体にしたが、これに限定されることなく、複写機と一体になった所謂、複合機に組み込んでもよい等種々の形態で用いることができる。
尚また、本発明の実施例における操作部40は、ファクシミリ装置1A、1Bと一体とせずにパーソナルコンピュータのキーボード、ディスプレイ等を操作部とするようにしてもよい。
本発明の実施例におけるファクシミリ装置を示すブロック図である。 本発明の実施例の説明に供するための色空間を示す説明図である。 本発明の実施例のファクシミリ装置における色材削減設定の動作を説明するために供するフローチャートである。 本発明の実施例のファクシミリ装置におけるカラー画像データ伝送時の動作を説明するために供するフローチャートである。
符号の説明
1A、1B ファクシミリ装置
2 回線接続装置
3 回線
10 送信部
20 受信部
30 送受信部
40 操作部
101 原稿読み取り部
102 カラー画像データ形成部
201 受信用制御部
202 印刷部
203 彩度・明度調整設定部
204 選択設定部
205 色材残量検出部
401 操作パネル
402 表示部
403 処理部

Claims (6)

  1. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段と、
    前記変換手段により得られた変換後のカラー画像データを出力用紙に印刷する印刷手段と、
    を備えていることを特徴とするカラー画像用ファクシミリ装置。
  2. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段と、
    前記受信されたカラー画像データを前記変換手段により変換することと、該変換手段による変換を行なわないこととを選択して設定する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたカラー画像データを出力用紙に印刷する印刷手段と、
    を備えていることを特徴とするカラー画像用ファクシミリ装置。
  3. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置において、
    カラー印刷のための色材の残量が所定値以下になったことを検出する色材残量検出手段と、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減する変換手段と、
    前記色材残量検出手段による残量の検出が所定値以上にあっては前記変換手段による変換を行なわず、該残量の検出が所定値以下にあっては該変換手段による変換を行なう制御手段と、
    前記制御手段により前記変換されないカラー画像データと変換されたカラー画像データとを出力用紙に印刷する印刷手段と、
    を備えていることを特徴とするカラー画像用ファクシミリ装置。
  4. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理と、
    前記処理により変換されたカラー画像データを出力用紙に印刷する処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理と、
    前記処理により前記カラー画像データを変換することと、該処理を介さずに変換を行なわないこととを選択して設定する処理と、
    前記処理により選択されたカラー画像データを出力用紙に印刷する処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 送信側から送信されたカラー画像データを受信して出力用紙に該カラー画像データに基づく画像を印刷するカラー画像用ファクシミリ装置を構成するコンピュータに、
    カラー印刷のための色材の残量が所定値以下になったことを検出する処理と、
    受信された前記カラー画像データについて明度を向上させる方向で彩度を低減して変換する処理と、
    前記処理による色材残量の検出が所定値以上にあっては前記処理による変換を行なわず、該色材残量の検出が所定値以下にあっては該処理による変換を行なう処理と、
    前記処理によって得られた前記変換されないカラー画像データと変換されたカラー画像データとを出力用紙に印刷する処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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