JP2006148573A - アナログデジタル変換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ADコンバータ100は、基準電圧を生成する基準電圧生成部30と、上位ビットのデータを生成する第1変換部10と、下位ビットのデータを生成する第2変換部20と、合成回路32を備える。基準電圧生成部30は、下位ビットを生成する第2変換部20に対して密な基準電圧Vrf1〜Vrf12を、下位ビットのn(nは2以上の整数)LSB刻みにて出力する。第2変換部20は、下位ビットのnLSB刻みで出力される密な基準電圧Vrfと入力アナログ信号Vinを比較し、データ補間を行うことによって下位ビットの1LSBの精度を有するデータを生成する。合成回路32は、出力信号Sf1〜Sf20のうち、下位ビットに対応するデータを選択信号Vselによって識別して、上位ビットを表す出力信号Sc1’〜Sc31’と合成する。
【選択図】 図1
Description
このなかで、2ステップフラッシュ型のADコンバータは、第1段階として、粗い精度で設定された複数の基準電圧をもちいて上位ビットを判定し、第2段階として、その判定結果にもとづいて設定された複数の密な基準電圧をもちいて下位ビットを判定することによりデジタル変換を行う(特許文献1参照)。この2ステップフラッシュ型のADコンバータは、上位ビットと下位ビットを分けて変換するため、すべてのビットを同時に比較するフラッシュ型と比較して、コンパレータの数が減らすことができ、回路規模を小さくすることができる。また、特許文献2は、このような2ステップフラッシュ型のADコンバータを、チョッパ型コンパレータを用いて構成する技術について開示している。
このような問題を解決するために、2ステップフラッシュ型ADコンバータにおいては、下位2ビットの変換を行う際に、オーバーラップを設けることがある。たとえば、オーバーラップ量を±1に設定した場合、第1段階において、8〜12の範囲であると判定された場合に、下位ビットの判定は、7〜13に対応する基準電圧と入力アナログ信号を比較することによって行われる。
このとき、1つの密な基準電圧を出力する抵抗の接続ノードに接続されるスイッチの数を2つ以下とすることができ、回路規模を好適に抑えることができる。
ADコンバータ100は、2ステップフラッシュ型のADコンバータであって、入力端子102に入力されるアナログ入力信号Vinを8ビットで量子化して、出力端子104からデジタル出力信号Voutを出力する。
第1比較部12は、複数のコンパレータCMPc1〜CMPc31を含んでおり、これらの複数のコンパレータCMPc1〜CMPc31には、それぞれ、基準電圧生成部30により生成される複数の粗い基準電圧Vr8、Vr16、Vr24・・・Vr(n×8)・・・Vr240、Vr248が入力されている。以下、複数の同一構成要素を区別するために付した番号は、特にそれらを区別する必要の無い場合、適宜省略する。
なお、図中、合成回路32および基準電圧生成部30へと出力される補正後の出力信号Sc’は、実際には31個の出力信号Sc1’〜Sc31’が簡略化して示されたものである。
この第2変換部20は、第1変換部10によって判定された上位5ビットに続く下位3ビットを判定する。この第2変換部20は、下位3ビットを判定するために、上位ビットの1LSBu(=8LSB)の範囲に加え、上下に6LSBのオーバーラップ量をもっており、第2変換部20は、8+6+6=20LSBの範囲で電圧比較を行う。
すなわち、第1変換部10による上位5ビットの判定の結果、量子化値が8×nから8×n+8の間であると判定されたとする。このとき、第2変換部20は、8×n−6から8×n+14の各量子化値について大小関係の判定を行う。
このように、第2変換部20における下位ビット判定をオーバーラップの範囲を設けて判定を行うことにより、第1変換部10における変換誤差を補正することができる。
図中、破線で囲んだ基本ユニット300であるチョッパ型コンパレータCMPfiは以下のようにして動作する。まず、スイッチSWxとスイッチSWzがオンし、容量Cxを充電することによって入力電圧Vinのサンプリング処理が行われる。次に、スイッチSWx、SWzをオフすると、容量Cxに蓄えられた電荷が保存されるため、容量Cxの両端の電圧が一定に保たれる。このとき、スイッチSWyをオンすることにより、容量Cxの一端には、比較信号Vrfiが印加されることになるため、容量Cxの他端の電圧、すなわちインバータINV200の入力電圧は、2つの信号VinおよびVrfiに応じて変動することになる。インバータINV200は、その電圧変動を増幅することによって、入力信号Vinと基準電圧Vrfiの電圧比較を行い、比較結果をハイレベルまたはローレベルとして出力する。
図4は、第2変換部20により生成される下位3ビットおよびオーバーラップ量を示す図であり、第1変換部10により生成された上位5ビットと、密な基準電圧Vrf1〜Vrf12との対応関係を示す図である。図4の縦軸は量子化値を表しており、また、図中nは、第1変換部10により得られた上位5ビットを10進数で示した値である。
n=3のときには、基準電圧生成部30は、偶数番目の接続ノードから基準電圧Vr16、Vr18、Vr20・・・Vr34、Vr36、Vr38をそれぞれ密な基準電圧Vrf1、Vrf2、Vrf3・・・Vrf10、Vrf11、Vrf12として出力する。
また、n=4のときには、基準電圧生成部30は、奇数番目の接続ノードから基準電圧Vr25、Vr27、Vr29・・・Vr43、Vr45、Vr47をそれぞれ密な基準電圧Vrf1、Vrf2、Vrf3・・・Vrf10、Vrf11、Vrf12として出力する。
図5は、密な基準電圧Vrf1〜Vrf12を生成する基準電圧生成部30の構成の一部を示す回路図である。基準電圧生成部30は、上述のように、抵抗R1〜R256を含み、各抵抗の接続ノードには基準電圧Vr1〜Vr256が現れている。i番目の基準電圧Vriが現れる接続ノードをNDiとする。
スイッチSWは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などにより構成することができ、電圧経路にドレイン端子およびソース端子を接続し、ゲート端子にオンオフを切り替える出力信号Sc’を入力することによりトランスファーゲートとして利用することができる。
図4に示すように、第1変換部10により判定された上位5ビットを10進数で表した数字がn=3のとき、SW16a、SW18a・・・SW38aがオンし、その他のスイッチがオフすることによって、出力端子OUT1〜OUT12からは、密な基準電圧としてVr16、Vr18・・・Vr38が出力される。
また、n=4のとき、スイッチSW25b、SW27b・・・SW47bがオンし、他のスイッチがオフすることにより出力端子OUTからVr25、Vr27・・・Vr47が出力される。
このようにnが奇数のときには偶数番目の接続ノードNDiに接続されるスイッチSWiaがオンし、nが偶数のときには奇数番目の接続ノードNDiに接続されるスイッチSWibがオンする。
図4に示すように、上位5ビットを表すnが偶数のときと奇数のときでは、密な基準電圧Vrf〜Vrf12は互いにΔVrシフトして生成される。
nが偶数のときには、8LSB(=1LSBu)の範囲に対して±7LSBのオーバーラップ範囲を含む22LSBをカバーするようにして密な基準電圧Vrfが出力される。
一方、nが奇数のときには、8LSBの範囲に対して+6LSB、−8LSBのオーバーラップ範囲を含む22LSBをカバーするようにして密な基準電圧Vrfが出力される。
図6(a)に示すように、nが偶数のときには、密な基準電圧Vrf1、Vrf2・・・Vrf5、Vrf6・・・Vrf11、Vrf12はそれぞれ、−7LSB、−5LSB・・・1LSB、3LSB・・・13LSB、15LSBに対応した電圧となる。
一方、図6(b)に示すように、nが奇数のときには、密な基準電圧Vrf1、Vrf2・・・Vrf5、Vrf6・・・Vrf11、Vrf12はそれぞれ、−8LSB、−6LSB・・・0LSB、2LSB・・・12LSB、14LSBに対応した電圧となる。
この合成回路32は、第1補正回路14から出力される選択信号Vselを参照し、第1変換部10による判定の結果、上位5ビットを表すnが奇数であったか、偶数であったかを識別する。
また、合成回路32は、nが奇数のとき、第2補正回路24から出力される補正後の出力信号Sf1’〜Sf20’のうちSf2’〜Sf20’を下位3ビットのデータとして、出力信号Sc1’〜Sc31’と合成し、8ビットのデジタル信号を生成する。
図7は、ADコンバータ100の動作を表すタイミングチャートである。
ADコンバータ100には、基準となるクロック信号CLKが入力されている。図中、φ1は、第1比較部12のコンパレータCMPc1〜CMPc31がサンプリング処理および電圧比較動作を行うタイミングを、φ2は、第2比較部22のコンパレータCMPf1〜CMPf12がサンプリング処理を行うタイミングを、φ2’は、第2比較部22のコンパレータCMPf1〜CMPf12が電圧比較を行うタイミングを指示する信号である。これらのタイミング信号φ1、φ2、φ2’は、外部から入力されたクロック信号CLKにもとづき、ADコンバータ100の内部で生成される。
逆に言えば、本実施の形態に係るADコンバータ100によれば、オーバーラップ量を増加させても、基準電圧生成部30内部に設けられるスイッチの数が増加しないため、回路規模を増加を抑えつつ、AD変換の精度を向上することができる。
Claims (6)
- 2ステップフラッシュ型アナログデジタル変換器であって、
複数の粗い基準電圧と、複数の密な基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
前記複数の粗い基準電圧と変換対象となる入力アナログ信号を比較し、上位ビットのデータを生成する第1変換部と、
前記複数の密な基準電圧と前記入力アナログ信号を比較し、下位ビットのデータを生成する第2変換部と、を備え、
前記基準電圧生成部は、前記第2変換部に対して前記複数の密な基準電圧を下位ビットのn(nは2以上の整数)LSB(Least Significant Bit)刻みにて出力し、
前記第2変換部は、下位ビットのnLSB刻みで出力される前記複数の密な基準電圧と前記入力アナログ信号を比較し、データ補間を行うことによって下位ビットの1LSBの精度で下位ビットのデータを生成することを特徴とするアナログデジタル変換器。 - 前記第2変換部は、前記第1変換部により判定された上位ビットの範囲に、上下に上位ビットの1/2LSB以上のオーバーラップ範囲を加えた基準電圧の範囲に対して電圧比較を行い、
前記基準電圧生成部は、複数の抵抗の接続ノードに現れる電圧のうち、n個ごとの接続ノードから下位ビットのnLSB刻みで前記複数の密な基準電圧を出力し、且つ、前記第1変換部により生成された上位ビットが互いに1LSB異なる隣接する電圧範囲については、互いに前記複数の密な基準電圧を出力する抵抗の接続ノードをシフトさせることを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換器。 - 前記第2変換部は、前記下位ビットのnLSB刻みで出力される前記複数の密な基準電圧に対して、n倍の精度で、前記入力アナログ信号と前記複数の密な基準電圧を比較した結果を出力するインターポレーティング型のコンパレータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアナログデジタル変換器。
- 前記基準電圧生成部において、前記複数の抵抗の各接続ノードは、前記第2変換部に含まれるコンパレータのうち、2つ以下のコンパレータとスイッチを介して接続されることを特徴とする請求項2に記載のアナログデジタル変換器。
- 前記第2変換部は、上位ビットが奇数のときと偶数のときで共通して使用される複数のコンパレータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアナログデジタル変換器。
- 前記第2変換部は、上位ビットが奇数のときに使用される複数のコンパレータと、上位ビットが偶数のときに使用される複数のコンパレータと、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアナログデジタル変換器。
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