JP2006147851A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱膨張による故障が生じにくくなるとともに、より光放射性を向上させることの可能な発光装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る発光装置は、基板12上のLEDチップ11とケース14との間に、略真円の断面を有する中空の円筒形状の透光部材15Aを設け、透光部材15A内に透光性の封止樹脂16を充填してLEDチップ11を封止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、新規な発光装置に関し、特に、封止樹脂の熱膨張によっても故障が生じにくく、かつ、LEDの配光制御性を向上させた発光装置に関するものである。
従来の面実装型LEDランプとしては、例えば、銅張ガラスエポキシ積層板等を用いて、適宜、LEDチップ実装パターン部分を内層とした3層板等を作製し、実装部分をエッチング等によって露出させて、LEDチップを実装し、適宜、樹脂封止し、個々のLEDランプに切断分離して製造されるものがある。
図9は、フリップチップ型のLEDチップを搭載したLEDランプを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A部で切断した断面図である。このLEDランプ101では、LEDチップ111は基板112の上面に搭載され、LEDチップ111の搭載された基板112の同一平面上に、発光方向を制御するための反射面113を備えたケース114が接合されている。そして、ケース114の空孔部117をエポキシ、シリコン樹脂等の封止樹脂116で封止されている。
図10は、従来の他の面実装型LEDランプを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A部で切断した断面図である。このLEDランプ101では、光源として光取り出し面に電極を有するフェイスアップ型のLEDチップ111を搭載して形成されている。
また、これらのタイプのLEDランプに対し、より多くの発光光を上方に放射させるようにしたLEDランプも開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−62185号公報
しかしながら、図9、10に示すような従来のLEDランプ101によると、LEDランプ101の発光時に、LEDチップ111が発熱し、その熱が封止樹脂16、基板12、ケース14などに伝播する。これらの部材の材質はそれぞれ異なるため、熱膨張率が異なる。特に、エポキシ、シリコン樹脂等の封止樹脂116は基板112、ケース114に比べて熱膨張率が大であるため、発光による発熱が持続すると、封止樹脂116とケース114との体積膨張の差が大きくなり、その結果、封止樹脂116は反射面113に沿うように押し上げられ、基板112から剥離する。
フリップチップ型のLEDチップを用いたLEDランプでは、上記した封止樹脂116の剥離によってLEDチップが基板から引き剥がされて断線を生じる。また、フェイスアップ型のLEDチップを用いたLEDランプでは、封止樹脂116に包囲されたワイヤ119に引っ張り応力が作用し、その結果、断線を生じるという問題がある。
また、特許文献1記載のLEDランプにおいては、レンズ方向に照射されず、ケース方向へ照射された発光光については考慮されていないため、光放射性の向上に限界がある。
従って、本発明の目的は、熱膨張による故障が生じにくくなると共に、より光放射性を向上させることの可能な発光装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、発光素子と、前記発光素子を搭載する基板と、前記基板上に搭載された前記発光素子の発光光を照射方向へ反射させる反射板と、前記発光素子と前記反射板との間に設けられた透光性の筒状体と、前記筒状体の内側において前記発光素子を封止する封止樹脂とを有することを特徴とする発光装置を提供する。
このような構成を採ることにより、反射板と封止樹脂とが直接に接することがないので、発光素子の発熱により封止樹脂や放熱板が熱膨張し、それぞれの体積増加の差が大きくなったとしても、破断が生じることはなく、発光装置の故障を生じさせることはない。
また、このような構成を採ることにより、筒状体の側面に達した発光光は筒状体と空気の屈折率差により屈折率の高い筒状体側へ屈折するので、発光光をより効率よく所望の方向へ照射させることができる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、発光素子と、前記発光素子を搭載する基板と、前記基板上に搭載された前記発光素子を囲むように設けられた透光性の筒状体と、前記筒状体の内側において前記発光素子を封止する封止樹脂とを有することを特徴とする発光装置を提供する。
このような構成を採ることによっても、筒状体の側面に達した発光光は筒状体と空気の屈折率差により屈折率の高い筒状体側へ屈折するので、発光光をより効率よく所望の方向へ照射させることができる。
発光素子は、LEDチップであることが望ましい。
筒状体は、円筒形状あるいは円筒形を変形させた形状であっても良い。
封止樹脂は、前記発光素子から放射される光を色変換する蛍光体を含むものであっても良い。
筒状体は、内側から外側にかけて屈折率が段階的に変化するものであっても良い。
また、筒状体は、内側から外側にかけて前記屈折率が段階的に増加、もしくは減少するものであっても良い。
また、筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率が段階的に変化するものであっても良い。
また、筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて前記屈折率が段階的に増加、もしくは減少するものであっても良い。
また、筒状体は、内側から外側にかけて屈折率が傾斜的に変化するものであっても良い。
また、筒状体は、内側から外側にかけて前記屈折率が傾斜的に増加、もしくは減少するものであっても良い。
また、筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率が傾斜的に変化するものであっても良い。
また、筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて前記屈折率が傾斜的に増加、もしくは減少するものであっても良い。
本発明によれば、熱膨張による発光装置の故障を防止することができる。また、発光ロスを防ぎより多くの発光光を所望の方向へ照射することができる。
以下、本発明の構成を、図面を参考にしつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置としてのLEDランプの構成を示し、(a)はフリップチップ型のLEDチップを使用したLEDランプ全体の平面図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。
このLEDランプ1は、LEDチップ11と、銅箔からなる配線パターン18を有する基板12と、反射面13を備えるケース14と、LEDチップ11とケース14との間に設けられた筒状の透光部材15Aと、透光部材15A内にLEDチップ11を封止する透光性の封止樹脂16からなる。
ケース14は、基板12の外周と略同一幅を有し、上面から下面にかけて略中央に位置するように断面略真円状の空孔17が設けられている。空孔17の直径は上面側から下面側にかけて狭まるように設けられており、その壁面の断面は図1に示すように直線状となる。この壁面が反射面13となる。
透光部材15Aは、略真円の断面を有する中空の円筒形状の部材であって、透光性の物質よりなる。具体的には、石英ガラス、エポキシ樹脂などが用いられる。
封止樹脂16は、透光部材15Aの中空部に充填され、これによりLEDチップ11を封止する。一方、透光部材15Aの外側には、封止樹脂16は充填されない。そのため、空孔17の内側であっても、ケース14と透光部材15Aの間には空間が生じ、ケース14と封止樹脂16とが直接に接することはない。この点について、図9に示す従来のLEDランプ101とは異なる。
なお、封止樹脂16は、蛍光体を含有しても良く、例えば、GaN系半導体材料からなる青色光を放射するGaN系LEDチップ11と、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体を含有した封止樹脂16とを有するLEDランプ1とすることで、上記した構成の好ましい効果を奏する白色LEDランプ1を実現できる。
また、紫外光を放射するLEDチップ11を使用し、RGBの各色を放射する蛍光体を封止樹脂16に含有させることで、緑色、青色、赤色の光の混合に基づいて白色を生じる白色LEDランプ1としても良い。
このような構成を採ることにより、LEDランプ1を発光させた際に、LEDチップ11が発熱し、その熱が封止樹脂16、基板12、ケース14などに伝播するが、ケース14と封止樹脂16とが直接に接してはいないので、それぞれの体積増加の差が大きくなったとしても、上述したような破断は生じず、LEDランプの故障を生じさせることはない。
なお、上述した第1の実施の形態では、LEDランプ1は、透光部材15Aの断面形状が略真円形状のものであったが、本発明はこれに限定されず、楕円形状や、矩形状の断面形状を有するものであってもよく、これら以外の形状であっても、上記効果の得られるものであれば、いかなる形状であっても良い。
また、第1の実施の形態では、透光部材15Aの周囲に反射面13を有するケース14が配置された構成を説明したが、ケース14および反射面13を設けず、透光部材15Aの内側に設けられたLEDチップ11が封止樹脂16によって封止されて基板12上に設けられる構成としても良い。このような構成によれば反射面13での反射によらず、透光部材15Aおよび封止樹脂16による配光制御性の向上を図ることができる。
図2に、上記変形例のLEDランプ1の上方平面図を示す。図2(a)は、透光部材15Aの断面形状が楕円形状の場合である変形例を、図2(b)は、透光部材15Aの断面形状が矩形状の場合である変形例を、それぞれ示している。いずれの形状の場合であっても、ケース14と封止樹脂16とが直接に接することはないので、熱膨張による故障を防止することができる。
また、第1の実施の形態に係るLEDランプ1は、ケース14と透光部材15Aの間には空間が生じることにより、より多くの発光光を、照射方向へ送り出すことも可能となる。従来のLEDランプにおける発光光の経路と、本発明に係るLEDランプにおける発光光の経路との比較を、図3により説明する。
図3は、LEDランプにおける発光光の経路を示す図であり、(a)は従来の型のLEDランプの断面部分拡大図、(b)は本発明に係るLEDランプ1の断面部分拡大図である。
図3(a)に示す従来の型のLEDランプにおいては、LEDチップ11から発せられた発光光は、21、22、23に示すような経路を経る。発光光21は、封止樹脂16と外気との界面に対して垂直に発せられているので、そのままの方向に照射されるが、LEDランプの中心方向より外側へ向けて発せられた発光光22は、封止樹脂16から外部に達した際には、封止樹脂16と外気との界面において屈折することとなる。その際、封止樹脂16の屈折率が空気の屈折率より高いことから、図に示すように封止樹脂17寄りに屈折する。
このため、LEDランプの法線方向に対して拡散するように照射してしまう。ケース14に向けて発せられた発光光23ついても、反射面13で反射して方向が変化するが、発光光22と同様に封止樹脂16と外気との界面において屈折し、LEDランプの法線方向に対して拡散するように照射してしまう。
一方、図3(b)に示す本発明に係るLEDランプ1においては、LEDチップ11から発せられた発光光は、24、25に示すような経路を経る。発光光24は、上述の発光光21と同様に、封止樹脂16と外気との界面に対して垂直に発せられているので、そのままの方向に照射される。LEDランプの中心方向より外側へ向けて発せられた発光光25は、封止樹脂16から外部に達した際には、透光部材15Aに達したところで一旦屈折し、更に透光部材15Aの側面部から外気へ達した際に更に屈折する。
このとき、封止樹脂16の屈折率と空気の屈折率の差により、図に示すように封止樹脂16寄りに屈折する。その結果、図3(a)の場合と比較して、基板12に対する垂直方向により多くの発光光が集まるように照射されることとなる。
このような構成を採ることにより、本発明に係るLEDランプ11は、発光光をより効率よく所望の方向へ照射させることができる。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るLEDランプの他の構成を示し、(a)はフェイスアップ型のLEDチップを使用したLEDランプの全体図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。
この実施例では、フェイスアップ型のLEDチップ11を基板12に搭載し、ワイヤ19で配線パターン18に電気的に接続している構成において、図1に示す構成と相違している。このような構成としても同様の効果が得られる。
また、上述したLEDランプ1は、いずれも基板12に搭載されたLEDチップ11が1のみのものであったが、本発明はこれに限らず、複数個のLEDチップを同時に搭載したものであっても良い。
図5は、3つのLEDチップが同時に搭載されたLEDランプ1の構成を示し、(a)はLEDランプの全体図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。なお、図5においては、いずれのLEDチップもフェイスアップ型のLEDチップを用いたものであるが、その組合せは制限されるものではない。
図6は、本発明に係るLEDランプの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は透光部材15Bの外観図、(b)は透光部材15Bの屈折率の変化を示すグラフ、(c)はLEDチップ11から発せられた発光光の経路を示すLEDチップ1の部分断面図である。
図6(a)に示すように、透光部材15Bは円筒形状を有しているが、その外観は、第1の実施の形態における透光部材15Aと相違ない。しかし、第1の実施形態においては、透光部材15Aのどの部分においても屈折率は一定であったが、本実施の形態における透光部材15Bでは、円筒形の内側から外側にかけて屈折率が変化する構成を有する。
図6(b)に、透光部材15Bの厚みをLとした際の、内側から外側にかけての屈折率の変化の様子の一例を示す。ここで、Nは封止樹脂16の屈折率である。
図6(b)に示す例においては、透光部材15Bの内側部分の屈折率は封止樹脂16の屈折率と同一であるので、封止樹脂16と透光部材15Bとの界面における屈折率の差がなく、発光光はその界面においては屈折することなく直進する。しかし、進行するにつれて屈折率が傾斜的に変化するので、屈折率の高い方向、即ち内側方向に曲がりながら進行することになる。この様子を、図6(c)に示す。
図6(c)に示すように、LEDチップ11から発せられた発光光31は、封止樹脂16と透光部材15Bとの界面においては直進するが、進行するにつれて徐々に内側方向に進路を変える。そして、透光部材15Bの外側面と外気との界面において、更に内側方向に屈折する。
また、発光光32においては、透光部材15B中の進行中における進行方向の変化により、最終的には基板搭載面に対して垂直の方向を向くことになる。そして、外気との界面においては入射角が0°となり、そのまま外気中へ直進する。
以上のような構成を採ることにより、より多くの発光光を所望の方向へ照射させることができるので、発光ロスの少ないLEDチップを提供することができる。
また、図6に示した実施例は、透光部材15Bの屈折率が内側から外側にかけて傾斜的に減少するものであるが、本発明はこれに限らない。例えば、内側から外側にかけて屈折率の異なる複数の層を配置し、屈折率を段階的に変化させたものでもよい。図6の例のように連続的な屈折率の変化はないが、同様の効果が得られる。
また、透光部材15Bの屈折率が内側から外側にかけて傾斜的に増加するものであってもよい。この場合、発光光は、透光部材15Bにおいて拡散されることになるが、発光光をより拡散させたいような場合に有効な方法である。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、円筒形の透光部材15の屈折率が、基板方向から発光光照射方向にかけて変化するものである。
図7は、本発明に係るLEDランプの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は透光部材15Cの外観図、(b)は透光部材15Cの屈折率の変化を示すグラフ、(c)はLEDチップ11から発せられた発光光の経路を示すLEDチップ1の部分断面図である。
図7(a)に示すように、透光部材15Cの外観は、第1の実施の形態における透光部材15A等と相違ない。しかし、本実施の形態における透光部材15Bでは、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率が変化する構成を有する。
図7(b)に、透光部材15Cの高さをLとした際の、基板方向から発光光照射方向にかけての屈折率の変化の様子の一例を示す。ここで、Nは封止樹脂16の屈折率である。
図7(b)に示す例においては、透光部材15Cの基板方向末端の屈折率が封止樹脂16の屈折率と同一であるので、透光部材15Cの基板寄りでは封止樹脂16と透光部材15Cとの界面における屈折率の差が小さく、発光光はその界面における屈折は小さい。しかし、進行するにつれて傾斜的に屈折率が変化するので、屈折率の高い方向、即ち内側方向に曲がりながら進行することになる。この様子を、図7(c)に示す。
図7(c)に示すように、LEDチップ11から発せられた発光光33は、封止樹脂16と透光部材15Bとの界面においては僅かに外側に屈折するが、進行するにつれて徐々に内側方向に進路を変える。そして、透光部材15Cの外側面と外気との界面において、更に内側方向に屈折する。
また、発光光34においては、透光部材15B中の進行中における進行方向の変化により、最終的には基板搭載面に対して垂直の方向を向くことになる。そして、外気との界面においては入射角が0°となり、そのまま外気中へ直進する。
以上のような構成を採ることにより、より多くの発光光を所望の方向へ照射させることができるので、発光ロスの少ないLEDチップを提供することができる。
また、図7に示した実施例は、透光部材15Cの屈折率が基板方向から発光光照射方向にかけて傾斜的に減少するものであるが、本発明はこれに限らない。例えば、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率の異なる複数の層を配置し、屈折率を段階的に変化させたものでもよい。図7の例のように連続的な屈折率の変化はないが、同様の効果が得られる。
また、透光部材15Cの屈折率が基板方向から発光光照射方向にかけて傾斜的に減少させるものであってもよい。この場合、発光光は、透光部材15Cにおいて拡散されることになるが、発光光をより拡散させたいような場合に有効な方法である。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態は、封止樹脂の発光光照射方向側の形状を、レンズ状に加工したものである。
図8は、第4の実施の形態におけるLEDランプ1の構成を示す断面図であり、(a)は通常のレンズ状、(b)はフレネルレンズ状の形状を有する場合の実施例である。
いずれの場合も、LEDチップ11から発せられ、封止樹脂16と外気界面に達した発光光は、レンズ効果によって光軸方向に屈折されるので、ある一点に収束、或いは同一方向に制御されて進行することとなる。また、透光部材15Aに達した発光光は、上述したように内側方向へ屈折されて進行する。
以上のような構成を採ることにより、より多くの発光光を所望の方向へ照射させることができるので、発光ロスの少ないLEDチップを提供することができる。なお、レンズ状に形成される封止樹脂16に先の実施の形態で説明した蛍光体を含有させて波長変換型のLEDランプ1としても良い。
本発明に係るLEDランプの第1の実施形態の、(a)平面図および(b)A−A部における断面図である。 本発明に係るLEDランプの構成の、透光部材の形状の変形例を示す図である。 LEDチップからの発光光の経路を示す図であり、(a)は従来のLEDランプ、(b)は本発明に係るLEDランプの場合である。 本発明に係るLEDランプの第1の実施形態の異なる実施例の、(a)平面図および(b)A−A部における断面図である。 本発明に係るLEDランプの構成の、LEDチップを3個した場合の変形例を示す図である。 本発明に係るLEDランプの第2の実施形態の、(a)透光部材の構成、(b)透光部材の屈折率の変化、(c)LEDチップからの発光光の経路を示す図である。 本発明に係るLEDランプの第3の実施形態の、(a)透光部材の構成、(b)透光部材の屈折率の変化、(c)LEDチップからの発光光の経路を示す図である。 本発明に係るLEDランプの第4の実施形態を示す図である。 従来のLEDランプの、(a)平面図および(b)A−A部における断面図である。 従来のLEDランプの別形態の、(a)平面図および(b)A−A部における断面図である。
符号の説明
1…LEDランプ、11…LEDチップ、12…基板、13…反射面、14…ケース、15…透光部材、16…封止樹脂、17…空孔、18…配線パターン、19…ワイヤ、21,22,23,24,25,31,32,33,34…発光光、101…LEDランプ、111…LEDチップ、112…基板、113…反射面、114…ケース、116…封止樹脂、117…空孔、118…配線パターン、119…ワイヤ、

Claims (13)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子を搭載する基板と、
    前記基板上に搭載された前記発光素子の発光光を照射方向へ反射させる反射板と、
    前記発光素子と前記反射板との間に設けられた透光性の筒状体と、
    前記筒状体の内側において前記発光素子を封止する封止樹脂とを有することを特徴とする発光装置。
  2. 発光素子と、
    前記発光素子を搭載する基板と、
    前記基板上に搭載された前記発光素子を囲むように設けられた透光性の筒状体と、
    前記筒状体の内側において前記発光素子を封止する封止樹脂とを有することを特徴とする発光装置
  3. 前記発光素子は、LEDチップであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記筒状体は、円筒形状あるいは円筒形を変形させた形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  5. 前記封止樹脂は、前記発光素子から放射される光を色変換する蛍光体を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  6. 前記筒状体は、内側から外側にかけて屈折率が段階的に変化するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  7. 前記筒状体は、内側から外側にかけて前記屈折率が段階的に増加、もしくは減少することを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率が段階的に変化することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  9. 前記筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて前記屈折率が段階的に増加、もしくは減少することを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記筒状体は、内側から外側にかけて屈折率が傾斜的に変化するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  11. 前記筒状体は、内側から外側にかけて前記屈折率が傾斜的に増加、もしくは減少することを特徴とする請求項10に記載の発光装置。
  12. 前記筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて屈折率が傾斜的に変化することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  13. 前記筒状体は、基板方向から発光光照射方向にかけて前記屈折率が傾斜的に増加、もしくは減少することを特徴とする請求項12に記載の発光装置。
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