JP2006147796A - ノイズ吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化を図ることが可能であると共に、装着する際の作業性を向上させることが可能なノイズ吸収装置を提供すること。
【解決手段】 コア1には、長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入される信号ケーブルSCの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入される信号ケーブルSCの外径と同等以上で且つ2倍未満であるケーブル挿通路が形成されている。コア1の長手方向に垂直な断面での外形形状は、ケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状である。コア1は、コア係止部19により、第1のケース部材11のコア収容部17に保持される。第1及び第2のケース部材11,31は、コア収容部17,37と、ケーブル収容部18,38とを有する。コア収容部17,37とケーブル収容部18,38とは、コア1の短軸に平行な方向に隣り合うように位置する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ノイズ吸収装置に関する。
この種のノイズ吸収装置として、第1のケース部材と、第2のケース部材と、ケーブルが挿通されると共に第1のケース部材及び第2のケース部により画成される空間に収容されたコアとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載されたノイズ吸収装置では、第1のケース部材と第2のケース部材とは、ケーブル途中に設けられたコアを挟むように互いに固着される。コアは、ケーブルをコアに一方側から挿通した後、コアの外側を通して同じ側から再度コアに挿通することにより、ケーブルに設けられている。
実開平6−60117号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたノイズ吸収装置には、次のような問題が生じる。
コアには、ケーブルの折り返された複数の部分が挿通されるため、コア自体が大径化せざるを得ず、第1のケース部材及び第2のケース部により画成される空間を大きくする必要がある。また、コアの外側をケーブルの折り返された部分が通るため、第1のケース部材及び第2のケース部により画成される空間にはコアの外側を通るケーブル分の空間も必要となる。したがって、コア及びケーブルを収容する空間を確保するため、第1のケース部材及び第2のケース部が大型化し、ひいてはノイズ吸収装置の大型化を招いてしまう。
近年、DSC(Digital Still Camera)、DVC(Digital Video Camera)、PDA(Personal Digital Assistance)、ノートパソコンあるいはゲーム機器等の電子機器の小型化に伴い、ノイズ吸収装置に対しても小型化の要請がある。これに対し、特許文献1に記載されたノイズ吸収装置は、小型化の要請に応えられるものではない。
ところで、この種のノイズ吸収装置は、ケース内にコアを収容した状態で、ユーザに供給される。特許文献1に記載されたノイズ吸収装置をケーブルに装着する場合、ユーザは、第1及び第2のケース部材を分離して、コアを取り出し、コアにケーブルを挿通した後、再び、ケーブルを挿通したコアを第1及び第2のケース部材に戻して第1及び第2のケース部材を組み立てる。したがって、ケーブルをコアに挿通する作業の前後で、コアを取り出す作業及びコアを戻す作業が必要となる。これらの作業は、ユーザにとって煩わしい作業であり、作業性向上を阻害する要因となる。
本発明は、小型化を図ることが可能であると共に、装着する際の作業性を向上させることが可能なノイズ吸収装置を提供することを課題とする。
本発明に係るノイズ吸収装置は、第1のケース部材と、第2のケース部材と、ケーブルが挿通されると共に第1のケース部材及び第2のケース部により画成される空間に収容されたコアとを備えるノイズ吸収装置であって、コアには、ケーブルの折り返された複数の部分が当該ケーブルの径方向に沿って並んで挿通されるように、長手方向に垂直な断面形状が長軸及び短軸を有する形状であるケーブル挿通路が形成され、コアは、長手方向に垂直な断面での外形形状がケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状であり、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアを収容するコア収容部と、ケーブルの折り返された部分を収容するケーブル収容部と、を有しており、コア収容部とケーブル収容部とは、コアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置し、第1のケース部材及び第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方は、コアに係合して当該コアをコア収容部に保持するコア係止部を有することを特徴とする。
本発明に係るノイズ吸収装置では、ケーブル挿通路の長手方向に垂直な断面形状及びコアの長手方向に垂直な断面での外形形状は長軸及び短軸を有する形状とされる。そして、コア収容部とケーブル収容部とはコアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置する。したがって、コア収容部とケーブル収容部とはコアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置するが、コアの短軸に平行な方向であるが故に、当該方向での第1のケース部材及び第2のケース部のサイズが大きくなってしまうのが抑制される。また、コア収容部とケーブル収容部とはコアの長軸に平行な方向には位置しないため、当該方向での第1のケース部材及び第2のケース部のサイズが大きくなることはない。これらの結果、コア及びケーブルを収容する空間を確保するために第1のケース部材及び第2のケース部材が大型化することはなく、ノイズ吸収装置の小型化を図ることができる。
また、本発明では、コアは、コア係止部により第1のケース部材及び第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方に保持されているので、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際に、コアが保持された状態で作業を進めることが可能となり、コアを取り出す作業及びコアを戻す作業が不要となる。この結果、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際の作業性を向上できる。
また、コアには、長手方向の両端に段差部が形成されており、コア係止部は、段差部それぞれに対応して位置して当該段差部に係合する複数の係合片を含むことが好ましい。この場合、コアを確実に保持し得るコア係止部を簡易に実現することができる。
また、コアは、スリーブコア、あるいは、第1のコア部材と第2のコア部材とを有する分割コアであることが好ましい。
また、第1のコア部材と第2のコア部材とは、コアの長軸に平行な方向での長さが異なることが好ましい。この場合、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際に、コアにケーブルを容易に巻回することができ、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際の作業性をより一層向上できる。
また、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアの短軸に平行な方向に対向すると共にコアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、ケーブル収容部は、1対の側壁のうち一方の側壁側に位置し、コア収容部は、1対の側壁のうち他方の側壁側に位置し、ケーブル収容部には、コアを他方の側壁側に配させるガイド片が設けられていることが好ましい。この場合、コアをコア収容部側に確実に寄せて配することができると共に、コアが当該コアの短軸に平行な方向にがたついてしまうのを抑制できる。この結果、ケーブル収容部の空間が小さくなるのを防ぐことができる。
また、第1のケース部材の開口縁及び第2のケース部材の開口縁は、コアの長軸に交差する方向に伸びる平面内に位置していることが好ましい。この場合、第1のケース部材と第2のケース部材との分割面がコアの長軸に交差する方向となり、第1のケース部材と第2のケース部材とのそれぞれがコア収容部及びケーブル収容部を有することとなる。したがって、コアの外側を通るケーブル部分(ケーブルの折り返された部分)を確実にケーブル収容部に収容させながら、コアにケーブルを挿通させることができ、コアにケーブルを挿通させる作業性が向上する。また、コアがコア収容部に保持され、コアの外側を通るケーブル部分がケーブル収容部に収容された状態で第1のケース部材と第2のケース部材とを組み付けることができ、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際の作業性をより一層向上できる。また、第1のケース部材と第2のケース部材とを組み付ける際に、コアの外側を通るケーブル部分が第1のケース部材と第2のケース部材とに挟まれてしまうのを防ぐことができる。
また、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアの短軸に平行な方向に対向すると共にコアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、第1のケース部材と第2のケース部材とは、1対の側壁のうち一方の側壁側に設けられたヒンジ部と1対の側壁のうち他方の側壁側に設けられた係止部とにより連結され、ケーブル収容部は、一方の側壁側に位置することが好ましい。この場合、ヒンジ部がコアの外側を通るケーブル部分(ケーブルの折り返された部分)をケーブル収容部に案内するガイドとして機能し、ケーブル収容部にコアの外側を通るケーブル部分を確実に収容することができる。
また、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアの短軸に平行な方向に対向すると共にコアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、第1のケース部材と第2のケース部材とは、1対の側壁のうち一方の側壁側に設けられたヒンジ部と1対の側壁のうち他方の側壁側に設けられた係止部とにより連結され、係止部は、第1のケース部材及び第2のケース部材のいずれか一方の他方の側壁に形成された孔部と、第1のケース部材及び第2のケース部材のいずれか他方の他方の側壁に形成された差し込み片と、を含み、ケーブル収容部は、他方の側壁側に位置することが好ましい。この場合、係止部の差し込み片がコアの外側を通るケーブル部分(ケーブルの折り返された部分)をケーブル収容部に案内するガイドとして機能し、ケーブル収容部にコアの外側を通るケーブル部分を確実に収容することができる。
また、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアの長手方向に対向する1対の側壁を有しており、1対の側壁には、第1のケース部材と第2のケース部材とが閉じられた際にケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状の開口部を構成する窪みが形成されていることが好ましい。この場合、第1のケース部材及び第2のケース部材と、ケーブルとの干渉を防ぐことができる。
また、本発明に係るノイズ吸収装置は、第1のケース部材と、第2のケース部材と、ケーブルが挿通されると共に第1のケース部材及び第2のケース部により画成される空間に収容されたコアとを備えるノイズ吸収装置であって、コアには、長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入されるケーブルの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入されるケーブルの外径と同等以上で且つ2倍未満であるケーブル挿通路が形成され、コアは、長手方向に垂直な断面での外形形状がケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状であり、第1のケース部材及び第2のケース部材それぞれは、コアを収容するコア収容部と、ケーブルの折り返された部分を収容するケーブル収容部と、を有しており、コア収容部とケーブル収容部とは、コアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置し、第1のケース部材及び第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方は、コアに係合して当該コアをコア収容部に保持するコア係止部を有することを特徴とする。
本発明に係るノイズ吸収装置では、ケーブル挿通路は、長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入されるケーブルの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入されるケーブルの外径と同等以上で且つ2倍未満であるので、ケーブル挿通路内には、ケーブルの折り返された複数の部分が当該ケーブルの径方向に沿うように並んで挿通されることとなる。そして、ケーブル挿通路の長手方向に垂直な断面形状及びコアの長手方向に垂直な断面での外形形状は長軸及び短軸を有する形状とされ、コア収容部とケーブル収容部とはコアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置する。したがって、コア収容部とケーブル収容部とはコアの短軸に平行な方向に隣り合うように位置するが、コアの短軸に平行な方向であるが故に、当該方向での第1のケース部材及び第2のケース部のサイズが大きくなってしまうのが抑制される。また、コア収容部とケーブル収容部とはコアの長軸に平行な方向には位置しないため、当該方向での第1のケース部材及び第2のケース部のサイズが大きくなることはない。これらの結果、コア及びケーブルを収容する空間を確保するために第1のケース部材及び第2のケース部材が大型化することはなく、ノイズ吸収装置の小型化を図ることができる。
また、本発明では、コアは、コア係止部により第1のケース部材及び第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方に保持されているので、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際に、コアが保持された状態で作業を進めることが可能となり、コアを取り出す作業及びコアを戻す作業が不要となる。この結果、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する際の作業性を向上できる。
本発明によれば、小型化を図ることが可能であると共に、装着する際の作業性を向上させることが可能なノイズ吸収装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るノイズ吸収装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1〜図8に基づいて、実施形態に係るノイズ吸収装置NF1の構成を説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るノイズ吸収装置を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるコアを示す斜視図である。図4は、本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるコアを示す側面図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図6は、本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるケースを示す斜視図である。図7は、本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるケースを示す平面図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。図2及び図6〜図8は、ケースを開いた状態を示す。
ノイズ吸収装置NF1は、信号ケーブルが挿通されるコア1と、開閉可能なケース10とを備える。ケース10には、信号ケーブルが挿通される開口部10aが形成されている。
コア1は、長円環状のスリーブコアであって、フェライト磁性材料製である。コア1は、後述する第1のケース部材11のコア係止部19により、第1のケース部材11のコア収容部17に保持されて、コア収容部17に収容されている。コア1は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際に、その一部が第2のケース部材31のコア収容部17に収容された状態となる。
コア1には、信号ケーブルが挿通されるケーブル挿通路3が形成されている。ケーブル挿通路3は、コア1の長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入される信号ケーブルの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入される信号ケーブルの外径と同等以上で且つ2倍未満である。本実施形態では、ケーブル挿通路3の長軸の長さは信号ケーブルの外径の2倍程度に設定され、短軸の長さは信号ケーブルの外径よりも若干大きい程度に設定されている。これにより、ケーブル挿通路3には、信号ケーブルの折り返された複数(本実施形態では、2つ)の部分が当該信号ケーブルの径方向に沿って並んで挿通されることとなる。
コア1の長手方向に垂直な断面での外形形状は、ケーブル挿通路3の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状である。コア1の長軸方向に伸びる部分には、コア1の長手方向の端面から長手方向に引き込んだ窪み5が形成されている。これにより、コア1の長手方向の端面と窪み5の底面とで段差部7が構成され、コア1の長手方向の両端に段差部7が形成されることとなる。段差部7は、コア1の両端に1対ずつ設けられる。
ケース10は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とにより構成され、合成樹脂製である。第1のケース部材11及び第2のケース部31は、コア1を収容する空間を画成する。以下、第1及び第2のケース部材11,31については、図1〜図3に示すように、ケース10及びコア1の長手方向をX軸方向、コア1の短軸に平行な方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交するコア1の長軸に平行な方向をZ軸方向と定義して説明する。
第1のケース部材11は、一面が開口され有底状の部材であり、第1〜第5の側壁12〜16を有する。第1の側壁12は、第1のケース部材11の底として機能する。第2及び第3の側壁13,14は、第1の側壁12のY軸方向の両端に位置し、Y軸方向に対向すると共にX軸方向及びZ軸方向に伸びている。第4及び第5の側壁15,16は、第1の側壁12のX軸方向の両端に位置し、X軸方向に対向すると共にY軸方向及びZ軸方向に伸びている。第1のケース部材11の開口縁は、Z軸に交差する方向(例えば、Z軸に直交するY軸方向)に伸びる平面内に位置している。
第1のケース部材11は、図7及び図8にも示されるように、コア収容部17と、ケーブル収容部18とを有する。コア収容部17には、コア1が収容される。ケーブル収容部18には、コア1の外側を通る信号ケーブル部分(信号ケーブルの折り返された部分)が収容される。ケーブル収容部18は、第2の側壁13側に位置している。コア収容部17は、第3の側壁14側に位置している。したがって、コア収容部17とケーブル収容部18とは、Y軸方向に隣り合うように位置することとなる。
第1のケース部材11は、コア係止部19を有する。コア係止部19は、コア1に係合して当該コア1をコア収容部17に保持する。コア係止部19は、第1の側壁12からZ軸方向に伸びる複数(本実施形態では、4つ)の係合片20を含んでいる。各係合片20は、コア1の段差部7に対応して位置しており、対応する段差部7にそれぞれ係合する。
ケーブル収容部18には、コア1を第3の側壁14側に配させるガイド片21が設けられている。ガイド片21は、第1の側壁12と第2の側壁13に渡って設けられており、Y軸方向及びZ軸方向に伸びている。
第2のケース部材31は、一面が開口され有底状の部材であり、第1〜第5の側壁32〜36を有する。第1の側壁32は、第2のケース部材31の底として機能する。第2及び第3の側壁33,34は、第1の側壁32のY軸方向の両端に位置し、Y軸方向に対向すると共にX軸方向及びZ軸方向に伸びている。第4及び第5の側壁35,36は、第1の側壁32のX軸方向の両端に位置し、X軸方向に対向すると共にY軸方向及びZ軸方向に伸びている。第2のケース部材31の開口縁は、Z軸に交差する方向(例えば、Z軸に直交するY軸方向)に伸びる平面内に位置している。
第2のケース部材31は、図7及び図8にも示されるように、第1のケース部材11と同じく、コア収容部37と、ケーブル収容部38とを有する。コア収容部37には、コア1が収容される。ケーブル収容部38には、コア1の外側を通る信号ケーブル部分(信号ケーブルの折り返された部分)が収容される。ケーブル収容部38は、第2の側壁33側に位置している。コア収容部37は、第3の側壁34側に位置している。したがって、コア収容部37とケーブル収容部38とは、Y軸方向に隣り合うように位置することとなる。
ケーブル収容部38には、コア1を第3の側壁34側に配させるガイド片41が設けられている。ガイド片41は、第1の側壁32と第2の側壁33に渡って設けられており、Y軸方向及びZ軸方向に伸びている。
第1のケース部材11の第4及び第5の側壁15,16と、第2のケース部材31の第4及び第5の側壁35,36とには、窪み22,42がそれぞれ形成されている。各窪み22,42は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際に、開口部10aを構成する。開口部10aは、ケーブル挿通路3の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状である。
第1のケース部材11と第2のケース部材31とは、第2の側壁13,33側に設けられたヒンジ部45と第3の側壁14,34側に設けられた係止部47とにより連結される。係止部47は、第2のケース部材31の第2の側壁33に形成された一対の孔部48と、第1のケース部材11の第3の側壁14から伸びるように形成された一対の差し込み片49とを含んでいる。各差し込み片49が対応する孔部48に差し込まれて当該孔部48と係合することにより、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが係止されることとなる。
続いて、図8〜図12を参照して、上述したノイズ吸収装置NF1を信号ケーブルに装着する過程を説明する。図9〜図11は、本実施形態に係るノイズ吸収装置を信号ケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図である。
まず、第1及び第2のケース部材11,31を開いた状態で、コア1のケーブル挿通路3にコア1の長手方向の一方側から信号ケーブルSCを挿通する(図8及び図9参照)。このとき、コア1は、コア係止部19の係合片20により第1のケース部材11のコア収容部17に保持されているので、コア1を第1のケース部材11から取り出す必要はない。信号ケーブルSCの外径は、例えば2.5mm程度である。
次に、コア1に挿通した信号ケーブルSCを折り返し、信号ケーブルSCの折り返した部分を第1のケース部材11のケーブル収容部18に引き回し、再度、コア1のケーブル挿通路3にコア1の長手方向の一方側から信号ケーブルSCを挿通する(図8及び図10参照)。これにより、信号ケーブルSCはコア1に巻回され、コア1の外側を通る部分は第1のケース部材11のケーブル収容部18に収容されることとなる。もちろん、コア1は、コア係止部19により第1のケース部材11のコア収容部17に保持されており、コア1を第1のケース部材11に収容した状態で作業が行われる。
次に、第1及び第2のケース部材11,31を閉じ、係止部47により第1のケース部材11と第2のケース部材31とを係止する(図11参照)。このとき、コア1の外側を通る信号ケーブル部分(信号ケーブルSCの折り返された部分)は、ヒンジ部45に案内されて、第1及び第2のケース部材11,31のケーブル収容部18,38にスムーズに収容される。
以上の過程により、ケース10内に信号ケーブルSCが巻回されたコア1と、コア1の外側を通る信号ケーブル部分(信号ケーブルSCの折り返された部分)とが収納されることとなる(図12参照)。コア1のケーブル挿通路3には、信号ケーブルSCの折り返された2つの部分が当該信号ケーブルSCの径方向に沿って一列に並んで挿通されている。
以上のように、本実施形態によれば、ケーブル挿通路3の長手方向に垂直な断面形状及びコア1の長手方向に垂直な断面での外形形状は長軸及び短軸を有する形状とされる。そして、コア収容部17,37とケーブル収容部18,38とはコア1の短軸に平行な方向に隣り合うように位置する。したがって、コア収容部17,37とケーブル収容部18,38とはコア1の短軸に平行な方向に隣り合うように位置するものの、コア1の短軸に平行な方向であるが故に、当該方向での第1及び第2のケース部11,31のサイズが大きくなってしまうのが抑制される。また、コア収容部17,37とケーブル収容部18,38とはコア1の長軸に平行な方向には位置しないため、当該方向での第1及び第2のケース部11,31のサイズが大きくなることはない。これらの結果、コア1及び信号ケーブルSCを収容する空間を確保するために第1及び第2のケース部11,31が大型化することはなく、ノイズ吸収装置NF1の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、コア1は、コア係止部19により第1のケース部材11に保持されているので、ノイズ吸収装置NF1を信号ケーブルSCに装着する際に、コア1が保持された状態で作業を進めることが可能となり、コア1を取り出す作業及びコア1を戻す作業が不要となる。この結果、ノイズ吸収装置NF1を信号ケーブルSCに装着する際の作業性を向上できる。
また、本実施形態において、コア1には、長手方向の両端に段差部7が形成されており、コア係止部19は、段差部7それぞれに対応して位置して当該段差部7に係合する複数の係合片20を含んでいる。これにより、コア1を確実に保持し得るコア係止部19を簡易に実現することができる。
また、本実施形態において、第1及び第2のケース部11,31それぞれは、コア1の短軸に平行な方向に対向すると共にコア1の長手方向に伸びる第2及び第3の側壁13,14,33,34を有しており、ケーブル収容部18,38は、第2の側壁13,33側に位置し、コア収容部17,37は、第3の側壁14,34側に位置し、ケーブル収容部18,38には、コア1を第3の側壁14,34側に配させるガイド片21,41が設けられている。これにより、コア1をコア収容部17,37側に確実に寄せて配することができると共に、コア1が当該コア1の短軸に平行な方向にがたついてしまうのを抑制できる。この結果、ケーブル収容部18,38の空間が小さくなるのを防ぐことができる。
また、本実施形態において、第1のケース部材11の開口縁及び第2のケース部材31の開口縁は、コア1の長軸に交差する方向に伸びる平面内に位置している。これにより、第1のケース部材11と第2のケース部材31との分割面がコア1の長軸に交差する方向となり、第1のケース部材11と第2のケース部材とのそれぞれがコア収容部17,37及びケーブル収容部18,38を有することとなる。したがって、コア1の外側を通る信号ケーブル部分を確実にケーブル収容部18に収容させながら、コア1に信号ケーブルSCを挿通させることができ、コア1に信号ケーブルを挿通させる作業性が向上する。また、コア1がコア収容部17に保持され、コア1の外側を通る信号ケーブル部分がケーブル収容部18に収容された状態で第1のケース部材11と第2のケース部材31とを組み付けることができ、ノイズ吸収装置NF1を信号ケーブルSCに装着する際の作業性をより一層向上できる。また、第1のケース部材11と第2のケース部材31とを組み付ける際に、コア1の外側を通る信号ケーブル部分が第1のケース部材11と第2のケース部材31とに挟まれてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態において、第1のケース部材11と第2のケース部材31とは、第2の側壁13,33側に設けられたヒンジ部45と第3の側壁14,34側に設けられた係止部47とにより連結され、ケーブル収容部18,38は、第2の側壁13,33側に位置している。これにより、ヒンジ部45がコア1の外側を通る信号ケーブル部分をケーブル収容部18,38に案内するガイドとして機能し、ケーブル収容部18,38にコア1の外側を通る信号ケーブル部分を確実に収容することができる。
また、本実施形態において、第1及び第2のケース部11,31それぞれは、コア1の長手方向に対向する第4及び第5の側壁15,16を有しており、第4及び第5の側壁15,16には、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際にケーブル挿通路3の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状の開口部10aを構成する窪み5が形成されている。これにより、第1及び第2のケース部11,31と、信号ケーブルSCとの干渉を防ぐことができる。
次に、図13〜図18を参照して、本実施形態に係るノイズ吸収装置NF1の一変形例について説明する。本変形例に係るノイズ吸収装置NF2は、コアの構成の点で上述した実施形態に係るノイズ吸収装置NF1と相違する。図13及び図14は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例を示す斜視図である。図15は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるコアを示す正面図である。図16は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるコアを示す側面図である。図17は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す斜視図である。図18は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す平面図である。図14、図17及び図18は、ケースを開いた状態を示す。
ノイズ吸収装置NF2は、信号ケーブルが挿通されるコア50と、ケース10とを備える。ケース10には、信号ケーブルを挿通される開口部10aが形成されている。コア50は、分割コアであって、フェライト磁性材料製である。コア50は、第1のコア部材51と、第2のコア部材61とを有する。
第1のコア部材51は、長手方向に垂直な断面が略U字形状のコアである。第1のコア部材51は、基部52と、一対の側壁部53とを含んでいる。基部52は、略板状である。側壁部53は、当該基部52の長手方向に垂直な方向での端から基部52に垂直な方向に伸びている。基部52の長手方向の端には、段差部54が形成されている。段差部54は、第1のケース部材11のコア係止部19と係合する。
第1のコア部材51は、第1のケース部材11のコア係止部19により、第1のケース部材11のコア収容部17に保持されて、当該コア収容部17に収容されている。第1のコア部材51は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際に、その一部が第2のケース部材31のコア収容部17に収容された状態となる。
第2のコア部材61は、略板形状のコアである。第2のコア部材61の長手方向の端には、段差部64が形成されている。段差部64は、後述する第2のケース部材31のコア係止部39と係合する。
第2のコア部材61は、第2のケース部材31のコア係止部39により、第2のケース部材31のコア収容部37に保持されて、当該コア収容部37に収容されている。第2のコア部材61は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際に、第1のコア部材51と協働して角環状のコア50を構成する。第1のコア部材51は略U字形状のコアであり、第2のコア部材61は略U字形状のコアであることから、第1のコア部材51と第2のコア部材61とはコア50の長軸に平行な方向での長さが異なる。
第1のコア部材51と第2のコア部材61とで画成される空間は、ケーブル挿通路3として機能する。ケーブル挿通路3は、ケーブル挿通路3は、コア50の長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入される信号ケーブルの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入される信号ケーブルの外径と同等以上で且つ2倍未満である。本実施形態では、ケーブル挿通路3の長軸の長さは信号ケーブルの外径の2倍程度に設定され、短軸の長さは信号ケーブルの外径よりも若干大きく設定されている。これにより、ケーブル挿通路3には、信号ケーブルの折り返された複数の部分が当該信号ケーブルの径方向に沿って並んで挿通されることとなる。
第2のケース部材31は、コア係止部39を有する。コア係止部39は、第2のコア部材61に係合して当該第2のコア部材61をコア収容部37に保持する。コア係止部39は、第1の側壁32からZ軸方向に伸びる複数(本実施形態では、4つ)の係合片40を含んでいる。各係合片40は、第2のコア部材61の段差部64に対応して位置しており、対応する段差部64にそれぞれ係合する。
第1のケース部材11のコア収容部17には、第1のコア部材51を位置決めする位置決め片23が設けられている。第2のケース部材31のコア収容部37には、第2のコア部材61を位置決めする位置決め片43が設けられている。これらの位置決め片23,43は、各コア部材51,61のがたつきを防止する。
第1のケース部材11の第4及び第5の側壁15,16と、第2のケース部材31の第4及び第5の側壁35,36とには、窪み22,42がそれぞれ形成されている。窪み22,42は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とが閉じられた際に、開口部10aを構成する。開口部10aは、略円形状である。
続いて、図19及び図20を参照して、上述したノイズ吸収装置NF2をUSB(Universal Serial Bus)ケーブルに装着する過程を説明する。図19及び図20は、本実施形態に係るノイズ吸収装置をUSBケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。
まず、第1及び第2のケース部材11,31を開いた状態で、USBケーブルUCを第1のコア部材51のケーブル挿通路3部分、第1のケース部材11のケーブル収容部18、第1のコア部材51のケーブル挿通路3部分の順に引き回す(図19参照)。これにより、USBケーブルUCは、第1のコア部材51の一方の側壁部53に巻回され、USBケーブルUCの第1のコア部材51の外側を通る部分は第1のケース部材11のケーブル収容部18に収容されることとなる。このとき、第1のコア部材51は、コア係止部19により第1のケース部材11のコア収容部17に保持されているので、第1のコア部材51を第1のケース部材11から取り出す必要はない。また、第2のコア部材61は、コア係止部39により第2のケース部材31のコア収容部37に保持されている。USBケーブルUCの外径は、例えば4.2mm程度である。なお、コア収容部17,37及びケーブル収容部18,38については、図18を参照する。
次に、第1及び第2のケース部材11,31を閉じ、係止部47により第1のケース部材11と第2のケース部材31とを係止する(図20参照)。このとき、第1のコア部材51の外側を通るUSBケーブル部分(USBケーブルUCの折り返された部分)は、ヒンジ部45に案内されて、第1及び第2のケース部材11,31のケーブル収容部18,38にスムーズに収容される。
以上の過程により、ケース10内にUSBケーブルUCが巻回されたコア50と、コア50の外側を通るUSBケーブル部分(USBケーブルUCの折り返された部分)とが収容されることとなる(図12参照)。コア50のケーブル挿通路3には、USBケーブルUCの折り返された2つの部分が当該USBケーブルUCの径方向に沿って一列に並んで挿通されている。
以上のように、本変形例では、上述した実施形態と同様に、ケーブル挿通路3の長手方向に垂直な断面形状及びコア50の長手方向に垂直な断面での外形形状は長軸及び短軸を有する形状とされる。そして、コア収容部17,37とケーブル収容部18,38とはコア50の短軸に平行な方向に隣り合うように位置する。これにより、本変形例においても、コア50及び信号ケーブル(USBケーブルUC)を収容する空間を確保するために第1及び第2のケース部11,31が大型化することはなく、ノイズ吸収装置NF2の小型化を図ることができる。
また、各コア部材51,61は、コア係止部19,39により各ケース部材11,31に保持されているので、ノイズ吸収装置NF2を信号ケーブルに装着する際に、各コア部材51,61が保持された状態で作業を進めることが可能となり、各コア部材51,61を取り出す作業及び各コア部材51,61を戻す作業が不要となる。この結果、ノイズ吸収装置NF2を信号ケーブルに装着する際の作業性を向上できる。
また、本変形例において、第1のコア部材51と第2のコア部材61とは、コア50の長軸に平行な方向での長さが異なっている。これにより、ノイズ吸収装置NF2を信号ケーブルに装着する際に、コア50(第1のコア部材51)に信号ケーブルを容易に巻回することができ、ノイズ吸収装置NF2を信号ケーブルに装着する際の作業性をより一層向上できる。
次に、図21〜図23を参照して、本実施形態に係るノイズ吸収装置NF1の一変形例について説明する。本変形例に係るノイズ吸収装置NF3は、コア収容部17,37及びケーブル収容部18,38の位置の点で上述した実施形態の変形例に係るノイズ吸収装置NF2と相違する。図21は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例を示す斜視図である。図22は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す斜視図である。図23は、本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す平面図である。図21〜図23は、ケースを開いた状態を示す。
ノイズ吸収装置NF3は、信号ケーブルが挿通されるコア50と、ケース10とを備える。ケース10には、信号ケーブルが挿通される開口部10aが形成されている。ケース10は、第1のケース部材11と第2のケース部材31とにより構成される。
第1及び第2のケース部材11,31のケーブル収容部18,38は、第3の側壁14,34側に位置している。第1及び第2のケース部材11,31のコア収容部17,37は、第2の側壁13,33側に位置している。この場合、係止部47の差し込み片49がコア50の外側を通る信号ケーブル部分をケーブル収容部18,38に案内するガイドとして機能し、ケーブル収容部18,38にコア50の外側を通る信号ケーブル部分を確実に収容することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、コア1,50(第1及び第2のコア部材51,61)の形状も上述したものに限られない。コア1は、角環状のスリーブコアであってもよい。コア50は、長円環状のコアであってもよい。第2のコア部材61は、湾曲した板形状であってもよい。
また、コア1,50に信号ケーブルを複数回巻回してもよい。この場合、コア1,50のケーブル挿通路3に挿通される信号ケーブルの折り返し部分の数は3つ以上となる。
また、第1のケース部材11と第2のケース部材31とは、ヒンジ部45にて連結されていなくてもよい。この場合、ヒンジ部45の代わりに係止部47を設け、係止部47のみにて第1のケース部材11と第2のケース部材31とを連結することができる。
また、本実施形態に係るノイズ吸収装置は、信号ケーブルに適用しているが、これに限ることなく、電源ケーブルに適用してもよい。
本実施形態に係るノイズ吸収装置を示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置を示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるコアを示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるコアを示す側面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるケースを示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置に含まれるケースを示す平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置を信号ケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置を信号ケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置を信号ケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。 図11のXII−XII線に沿った断面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるコアを示す正面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるコアを示す側面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す平面図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置をUSBケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置をUSBケーブルに装着する過程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す斜視図である。 本実施形態に係るノイズ吸収装置の一変形例に含まれるケースを示す平面図である。
符号の説明
1…コア、3…ケーブル挿通路、7…段差部、10…ケース、10a…開口部、11…第1のケース部材、12〜16…第1〜第5の側壁、17…コア収容部、18…ケーブル収容部、19…コア係止部、20…係合片、21…ガイド片、31…第2のケース部材、32〜36…第1〜第5の側壁、37…コア収容部、38…ケーブル収容部、39…コア係止部、40…係合片、41…ガイド片、45…ヒンジ部、47…係止部、48…孔部、49…差し込み片、50…コア、51…第1のコア部材、52…基部、53…側壁部、54…段差部、61…第2のコア部材、64…段差部、NF1〜NF3…ノイズ吸収装置、SC…信号ケーブル、UC…USBケーブル。

Claims (11)

  1. 第1のケース部材と、第2のケース部材と、ケーブルが挿通されると共に前記第1のケース部材及び前記第2のケース部により画成される空間に収容されたコアとを備えるノイズ吸収装置であって、
    前記コアには、ケーブルの折り返された複数の部分が当該ケーブルの径方向に沿って並んで挿通されるように、長手方向に垂直な断面形状が長軸及び短軸を有する形状であるケーブル挿通路が形成され、
    前記コアは、長手方向に垂直な断面での外形形状が前記ケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状であり、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、
    前記コアを収容するコア収容部と、
    ケーブルの折り返された部分を収容するケーブル収容部と、を有しており、
    前記コア収容部と前記ケーブル収容部とは、前記コアの前記短軸に平行な方向に隣り合うように位置し、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方は、前記コアに係合して当該コアを前記コア収容部に保持するコア係止部を有することを特徴とするノイズ吸収装置。
  2. 前記コアには、長手方向の両端に段差部が形成されており、
    前記コア係止部は、前記段差部それぞれに対応して位置して当該段差部に係合する複数の係合片を含むことを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  3. 前記コアは、スリーブコアであることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  4. 前記コアは、第1のコア部材と第2のコア部材とを有する分割コアであることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  5. 前記第1のコア部材と前記第2のコア部材とは、前記コアの前記長軸に平行な方向での長さが異なることを特徴とする請求項4に記載のノイズ吸収装置。
  6. 前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、前記コアの前記短軸に平行な方向に対向すると共に前記コアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、
    前記ケーブル収容部は、前記1対の側壁のうち一方の側壁側に位置し、
    前記コア収容部は、前記1対の側壁のうち他方の側壁側に位置し、
    前記ケーブル収容部には、前記コアを前記他方の側壁側に配させるガイド片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  7. 前記第1のケース部材の開口縁及び前記第2のケース部材の開口縁は、前記コアの前記長軸に交差する方向に伸びる平面内に位置していることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  8. 前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、前記コアの前記短軸に平行な方向に対向すると共に前記コアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、
    前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とは、前記1対の側壁のうち一方の側壁側に設けられたヒンジ部と前記1対の側壁のうち他方の側壁側に設けられた係止部とにより連結され、
    前記ケーブル収容部は、前記一方の側壁側に位置することを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  9. 前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、前記コアの前記短軸に平行な方向に対向すると共に前記コアの長手方向に伸びる1対の側壁を有しており、
    前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とは、前記1対の側壁のうち一方の側壁側に設けられたヒンジ部と前記1対の側壁のうち他方の側壁側に設けられた係止部とにより連結され、
    前記係止部は、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材のいずれか一方の前記他方の側壁に形成された孔部と、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材のいずれか他方の前記他方の側壁に形成された差し込み片と、を含み、
    前記ケーブル収容部は、前記他方の側壁側に位置することを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  10. 前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、前記コアの長手方向に対向する1対の側壁を有しており、
    前記1対の側壁には、前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とが閉じられた際に前記ケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状の開口部を構成する窪みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  11. 第1のケース部材と、第2のケース部材と、ケーブルが挿通されると共に前記第1のケース部材及び前記第2のケース部により画成される空間に収容されたコアとを備えるノイズ吸収装置であって、
    前記コアには、長手方向に垂直な断面形状において長軸の長さが挿入されるケーブルの外径の2倍以上であると共に短軸の長さが挿入されるケーブルの外径と同等以上で且つ2倍未満であるケーブル挿通路が形成され、
    前記コアは、長手方向に垂直な断面での外形形状が前記ケーブル挿通路の断面形状に対応して長軸及び短軸を有する形状であり、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材それぞれは、
    前記コアを収容するコア収容部と、
    ケーブルの折り返された部分を収容するケーブル収容部と、を有しており、
    前記コア収容部と前記ケーブル収容部とは、前記コアの前記短軸に平行な方向に隣り合うように位置し、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材のうち少なくともいずれか一方は、前記コアに係合して当該コアを前記コア収容部に保持するコア係止部を有することを特徴とするノイズ吸収装置。
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