JP2006147778A - 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 露光装置内の温度の不均一性を効率良く解消することができる露光装置を提供する。
【解決手段】 マスクMに形成されたパターンを感光性基板P上に露光する露光装置において、前記露光装置内に部分的に温度制御された空気を送り込む開口を有する管路である複数のダクト8a〜8dを備え、前記複数のダクト8a〜8dの吹出し口10a〜10dは、前記露光装置内の異なる位置にそれぞれ配置される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、液晶表示素子などのフラットパネル表示素子等のマイクロデバイスをリソグラフィ工程で製造するための露光装置及び該露光装置を用いたマイクロデバイスの製造方法に関するものである。
マイクロデバイスの一つである液晶表示素子は、通常、ガラス基板(プレート)上に透明薄膜電極をフォトリソグラフィの手法で所望の形状にパターニングして、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子及び電極配線を形成して製造される。このフォトリソグラフィの手法を用いた製造工程では、マスク上に形成された原画となるパターンを、投影光学系を介してフォトレジスト等の感光剤が塗布されたプレート上に投影露光する投影露光装置が用いられている。
投影露光装置を構成する複数の光学系の光学特性は露光装置内の温度変化により変化するため、露光装置内の温度を制御する必要がある。従来の露光装置においては、露光装置本体を収容する温調チャンバを設置し、この温調チャンバ内に大面積のHEPAフィルタを介して温度制御された空気を吹き出すことにより露光装置内の温度制御を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−202940号公報
近年、液晶ディスプレイのマザー基板の大型化に伴い、露光装置本体が大型化している。従って、温調チャンバ内に大面積のHEPAフィルタを介して温度制御された空気を吹き出すことにより露光装置内の温度制御を行った場合、露光装置内において局所的に高温となる場所やそうでない場所が生じ、露光装置内の温度の不均一性を低減することができない。また、HEPAフィルタを介して吹き出される空気の流通方向に沿った上流と下流においても温度差が発生し、この温度差を小さくすることができない。更に、温度の不均一性は露光装置の稼動時間(稼動開始からの経過時間)によっても変動するため、吹き出す空気の量を制御するだけでは、露光装置全体の温度の不均一性を低減することができないという問題があった。
この発明の課題は、露光装置内の温度の不均一性を効率良く解消することができる露光装置及び該露光装置を用いたマイクロデバイスの製造方法を提供することである。
本発明の露光装置は、マスクに形成されたパターンを外径が500mmより大きい感光性基板上に露光する露光装置において、前記露光装置内に温度制御された空気を送り込む複数のダクトを備え、前記複数のダクトの吹出し口は、前記露光装置内の異なる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする。
本発明の露光装置によれば、露光装置内に温度制御された空気を送り込む複数のダクトの吹出し口が露光装置内の異なる位置にそれぞれ配置されるため、露光装置内の温度の不均一性を効率良く解消することができる。従って、温度変化により生じる露光装置が備える光学系の光学特性の変化等を防止することができるため、高解像度で露光を行うことができる。
また、本発明の露光装置は、マスクに形成されたパターンを外径が500mmより大きい感光性基板上に露光する露光装置において、前記露光装置内に温度制御された空気を送り込む複数のダクトと、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の吹き付け箇所またはその近傍の少なくとも1箇所に配置された温度センサと、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気を吸い込む少なくとも1つのリターンダクトと、前記温度センサが配置されている位置の時間経過に伴う温度変化に関する情報を記憶する記憶手段と、前記温度センサの検出結果及び前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御する流量制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の露光装置によれば、温度センサの検出結果及び記憶手段に記憶されている情報に基づいてダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御する流量制御手段を備えているため、露光装置の稼動時間(稼動開始からの経過時間)に伴う露光装置内の部分的な温度の不均一性を防止することができ、露光装置内の温度の不均一性を効率良く解消することができる。従って、温度変化により生じる露光装置が備える光学系の光学特性の変化等を防止することができ、高解像度で露光を行うことができる。
また、本発明のマイクロデバイスの製造方法は、本発明の露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むことを特徴とする。
本発明のマイクロデバイスの製造方法によれば、本発明の露光装置を用いて露光を行うため、温度変化による露光装置が備える光学系の光学特性の変化等を防止することができ、高解像度でマイクロデバイスの製造を行うことができる。
この発明の露光装置によれば、露光装置内の温度の不均一性を効率良く解消することができる。従って、温度変化により生じる露光装置が備える光学系の光学特性の変化等を防止することができるため、高解像度で露光を行うことができる。
また、この発明のマイクロデバイスの製造方法によれば、この発明の露光装置を用いて露光を行うため、温度変化による露光装置が備える光学系の光学特性の変化等を防止することができ、高解像度でマイクロデバイスの製造を行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図1は、この実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す正面図である。図示しない光源から射出された光束は、照明光学系ILを介して、所定のパターンが形成されたマスクMを重畳的に照明する。マスクMのパターンを通過した光束は、投影光学系PLを介して、プレートテーブルPT上に載置されている外径が500mmより大きいプレート(感光性基板)P上にマスクMのパターン像を形成する。こうして、マスクMを載置するマスクステージ(図示せず)とプレートテーブルPTを載置するプレートステージ(基板ステージ)PSTとを走査方向に相対的に同期移動させ、かつプレートステージPSTを二次元的に駆動制御しながら一括露光またはスキャン露光を行うことにより、プレートPの各露光領域にはマスクMのパターンが逐次露光される。
また、この露光装置は、図1に示すように、照明光学系ILを支持するための架台2、投影光学系PLを支持するための架台であって防振パット4a,4b上に載置されているコラム4及び露光装置本体を収容する環境チャンバ6を備えている。環境チャンバ6の内部は、外部に設置された空調機7a,7b,7c,7dから送風される温度制御された空気が複数のダクト8a,8b,8c,8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出されることにより所定の温度に維持されるように構成されている。なお、空調機7a〜7dのそれぞれは、クーラーとヒーターとに接続させており、これらクーラーとヒーターにより空気の温度制御を行う。また、環境チャンバ6の内部に吹き出される空気は、環境チャンバ6の内部に吹き出される前にHEPAフィルタ(図示せず)を通過しているため、環境チャンバ6の内部のクリーン度も所定の値に維持されている。
上述の複数のダクト8a〜8dは、環境チャンバ6内に部分的に温度制御された空気を送り込む開口(吹出し口)を有する管路である。温度制御された空気が吹き出される4つのダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dは、環境チャンバ6内の異なる位置にそれぞれ配置される。この実施の形態においては、ダクト8aの吹出し口10aは、環境チャンバ6内の他の部分と比較して高温となる投影光学系PLの瞳位置またはその近傍に、温度制御された空気を吹き付けることができる位置に配置されている。ダクト8bの吹出し口10bは、プレートステージPSTの近傍であって、環境チャンバ6内での空気の流通方向に沿った下流に、温度制御された空気を吹き付けることができる位置に配置されている。ダクト8cの吹出し口10cは、プレートステージPSTの近傍であって、環境チャンバ6内での空気の流通方向に沿った中流に、温度制御された空気を吹き付けることができる位置に配置されている。ダクト8dの吹出し口10dは、プレートステージPSTの近傍であって、環境チャンバ6内での空気の流通方向に沿った上流に、温度制御された空気を吹き付けることができる位置に配置されている。
なお、投影光学系PLやプレートステージPST等においては、それぞれ発生する熱量が異なるため、それぞれの熱量に応じて空気の流量や空気の温度を制御することにより対応する。
ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから環境チャンバ6内に送り込まれた温度制御された空気は、環境チャンバ6内を流通して、少なくとも1つのリターンダクト(この実施の形態においては、4つのリターンダクト12a,12b,12c,12d)により吸い込まれ、環境チャンバ6から排気される。環境チャンバ6から排気された空気は、4つのリターンダクト12a〜12dを介して空調機7a〜7dに戻される。
また、この露光装置は、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の吹き付け箇所またはその近傍の少なくとも1箇所に該箇所の温度を検出する温度センサ(この実施の形態においては、4つの温度センサ14a,14b,14c,14d)を備えている。即ち、温度センサ14aはダクト8aの吹出し口10aから吹き出される空気の温度が検出できる位置に配置されており、温度センサ14bはダクト8bの吹出し口10bから吹き出される空気の温度が検出できる位置に配置されており、温度センサ14cはダクト8cの吹出し口10cから吹き出される空気の温度が検出できる位置に配置されており、温度センサ14dはダクト8dの吹出し口10dから吹き出される空気の温度が検出できる位置に配置されている。4つの温度センサ14a〜14dにより検出された検出信号は、後述する制御部16に対して出力される。
また、この露光装置は、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を制御する制御部16(流量制御手段)を備えている。制御部16には空調機7a〜7dのそれぞれが接続されており、空調機7a〜7dのそれぞれは、制御部16からの制御信号に基づいて空調機7a〜7dのそれぞれから送風される空気の流量、即ちダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を変更する。
具体的には、制御部16は、温度センサ14aにより検出された検出信号に基づいて、温度センサ14aが検出する投影光学系PLの瞳位置またはその近傍の温度を最適なものとするために、ダクト8aの吹出し口10aから吹き出される空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量が吹出し口10aから吹き出される空気の流量となるように空調機7aに制御信号を出力する。空調機7aは、制御部16からの制御信号に基づいて送風する空気の流量を変更する。同様に、制御部16は、温度センサ14b〜14dにより検出された検出信号に基づいて、温度センサ14b〜14dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、ダクト8b〜8dのそれぞれの吹出し口10b〜10dから吹き出される空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量が吹出し口10b〜10dから吹き出される空気の流量となるように空調機7b〜7dに制御信号を出力する。空調機7b〜7dは、制御部16からの制御信号に基づいて送風する空気の流量を変更する。
この第1の実施の形態にかかる露光装置によれば、環境チャンバ内(露光装置内)に温度制御された空気を送り込む複数(4つ)のダクトのそれぞれの吹出し口が露光装置内の異なる位置に配置されるため、環境チャンバ内の温度の不均一性を効率良く低減することができる。即ち、環境チャンバ内の高温となる位置や環境チャンバ内の空気の流通方向に沿って上流、中流及び下流にダクトの吹出し口を配置することにより、環境チャンバ内の部分的な温度差を低減することができる。従って、温度変化により生じる照明光学系、投影光学系、干渉計等の光学特性の変化を防止することができるため、高解像度で露光を行うことができる。
次に、図面を参照して、この発明の第2の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図2は、この実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。この第2の実施の形態にかかる露光装置の構成は、第1の実施の形態にかかる露光装置の構成に加えて、リターンダクト温度センサ17a〜17d、少なくとも1つの開口面積変更機構(この実施の形態においては、4つの開口面積変更機構18a〜18d)及びこれらの開口面積変更機構18a〜18dのそれぞれを駆動する駆動部20a〜20dを備えている。なお、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態にかかる露光装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略し、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の構成については同一の符号を用いて説明を行う。
この露光装置は、図2に示すように、リターンダクト12aの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更機構(開口面積変更手段)18aを備えている。同様に、リターンダクト12b〜12dのそれぞれの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更機構(開口面積変更手段)18b〜18dを備えている。リターンダクト12aの開口面積は、駆動部20aの制御により開口面積変更機構18aが駆動されることにより変更される。同様に、リターンダクト12b〜12dの開口面積は、駆動部20b〜20dの制御により開口面積変更機構18b〜18dのそれぞれが駆動されることにより変更される。
また、この露光装置は、リターンダクト12a〜12dのそれぞれの吸込み口またはその近傍に空気の温度を検出する少なくとも1つのリターンダクト温度センサ(この実施の形態においては、4つのリターンダクト温度センサ17a,17b,17c,17d)を備えている。即ち、リターンダクト温度センサ17aはリターンダクト12aの吸込み口から吸い込まれる空気の温度が検出できる位置に配置されており、リターンダクト温度センサ17bはリターンダクト12bの吸込み口から吸い込まれる空気の温度が検出できる位置に配置されており、リターンダクト温度センサ17cはリターンダクト17cの吸込み口から吸い込まれる空気の温度が検出できる位置に配置されており、リターンダクト温度センサ17dはリターンダクト12dの吸込み口から吸い込まれる空気の温度が検出できる位置に配置されている。4つのリターンダクト温度センサ17a〜17dにより検出された検出信号は、制御部16に対して出力される。
制御部16は、リターンダクト温度センサ17aにより検出された検出信号に基づいて、リターンダクト12aの吸込み口またはその近傍の温度を最適なものとするために、リターンダクト12aの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量がリターンダクト12aの吸込み口から吸い込まれる空気の流量となるように、リターンダクト12aの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト12aの開口面積に基づいて、駆動部20aに制御信号を出力する。駆動部20aは、制御部16からの制御信号に基づいて、開口面積変更機構18aを駆動し、リターンダクト12aの開口面積を変更する。
同様に、制御部16は、リターンダクト温度センサ17b〜17dにより検出された検出信号に基づいて、リターンダクト温度センサ17b〜17dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、リターンダクト12b〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求め、求めた空気の流量に基づいてリターンダクト12b〜12dのそれぞれの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト12b〜12dのそれぞれの開口面積に基づいて、駆動部20b〜20dに制御信号を出力する。駆動部20b〜20dは、制御部16からの制御信号に基づいて、開口面積変更機構18b〜18dを駆動し、リターンダクト12b〜12dのそれぞれの開口面積を変更する。
この第2の実施の形態にかかる露光装置によれば、環境チャンバ内(露光装置内)に温度制御された空気を送り込む複数(4つ)のダクトのそれぞれの吹出し口が露光装置内の異なる位置に配置されている。また、環境チャンバ内(露光装置内)の空気を吸い込む複数(4つ)のリターンダクトを備え、この4つのリターンダクトの開口面積を変更することができる。従って、環境チャンバ内の高温となる位置や環境チャンバ内の空気の流通方向に沿って上流、中流及び下流にダクトの吹出し口を配置することにより、環境チャンバ内の部分的な温度差の発生を抑えることができ、環境チャンバ内の温度の不均一性を効率良く改善することができる。従って、温度変化により生じる照明光学系、投影光学系、干渉計等の光学特性の変化を少なくすることができるため、高解像度で露光を行うことができる。
なお、この第2の実施の形態にかかる露光装置においては、リターンダクト温度センサ17a〜17dの検出結果に基づいてリターンダクト12a〜12dの開口面積を変更しているが、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量または温度に基づいてリターンダクト12a〜12dの開口面積を変更するようにしてもよい。この場合においては、制御部16は、空調機7a〜7dにより送風される空気の流量または温度に基づいてリターンダクト12a〜12dの吸込み口またはその近傍の温度を最適なものとするために、リターンダクト12a〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量がリターンダクト12a〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量となるように、リターンダクト12a〜12dの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト12a〜12dの開口面積に基づいて、駆動部20a〜20dに制御信号を出力する。駆動部20a〜20dは、制御部16からの制御信号に基づいて、リターンダクト開口面積変更機構18a〜18dを駆動し、リターンダクト12a〜12dの開口面積を変更する。
また、この第2の実施の形態にかかる露光装置においては、リターンダクト温度センサ17a〜17dの検出結果に基づいてリターンダクト12a〜12dの開口面積を変更しているが、温度センサ14a〜14dの検出結果に基づいてリターンダクト12a〜12dの開口面積を変更してもよい。
次に、図面を参照して、この発明の第3の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図3は、この実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。この第3の実施の形態にかかる露光装置の構成は、第1の実施の形態にかかる露光装置を構成するリターンダクト12a〜12dに代えて、リターンダクト22a〜22dを備えている。なお、第3の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態にかかる露光装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略し、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の構成については同一の符号を用いて説明を行う。
この露光装置は、4つのダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dに対応して4つのリターンダクト22a〜22dを備えている。即ち、リターンダクト22aは、ダクト8aが配置される位置に対応した位置に配置されている。同様に、リターンダクト22b〜22dは、ダクト8b〜8dが配置される位置に対応した位置に配置されている。また、この露光装置は、リターンダクト22aの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更機構(開口面積変更手段)24aを備えている。同様に、リターンダクト22b〜22dのそれぞれの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更機構(開口面積変更手段)24b〜24dを備えている。リターンダクト22aの開口面積は、図示しない駆動部により開口面積変更機構24aを駆動することにより変更される。同様に、リターンダクト22b〜22dの開口面積は、図示しない駆動部により開口面積変更機構24b〜24dのそれぞれを駆動することにより変更される。
制御部16は、温度センサ14a〜14dにより検出された検出信号に基づいて、温度センサ14a〜14dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量が吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量となるように空調機7a〜7dに制御信号を出力する。空調機7a〜7dは、制御部16からの制御信号に基づいて送風する空気の流量を変更する。
また、制御部16は、温度センサ14a〜14dにより検出された検出信号に基づいて、温度センサ14a〜14dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、リターンダクト22a〜22dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求め、求めた空気の流量に基づいてリターンダクト22a〜22dのそれぞれの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト22a〜22dのそれぞれの開口面積に基づいて図示しない駆動部に制御信号を出力し、駆動部を介してリターンダクト開口面積変更機構24a〜24dを駆動することによりリターンダクト22a〜22dのそれぞれの開口面積を変更する。
この第3の実施の形態にかかる露光装置によれば、環境チャンバ内(露光装置内)に温度制御された空気を送り込む複数(4つ)のダクトのそれぞれの吹出し口が露光装置内の異なる位置に配置され、4つのダクトが配置される位置にそれぞれ対応してリターンダクトが配置されている。従って、環境チャンバ内の高温となる位置や環境チャンバ内の空気の流通方向に沿って上流、中流及び下流にダクトの吹出し口及びリターンダクトの吸込み口を配置することにより、環境チャンバ内の部分的な温度差の発生を抑えることができ、環境チャンバ内の温度の不均一性を効率良く改善することができる。
また、4つのダクトが配置される位置にそれぞれ対応してリターンダクトが配置されているため、環境チャンバ内の局所的な位置の温度制御をその局所的な位置毎に行うことができ、高精度に環境チャンバ内の温度制御を行うことができる。従って、環境チャンバ内の温度の不均一性を精度良く改善することができるため、温度変化により生じる照明光学系、投影光学系、干渉計等の光学特性の変化を低減することができ、高解像度で露光を行うことができる。
なお、上述の第1及び第3の実施の形態にかかる露光装置においては、温度センサ14a〜14dの検出結果に基づいて空調機7a〜7dから送風される空気の流量を調整することによりダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を制御しているが、空調機7a〜7dから送風される空気の温度を調整することによりダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の温度を制御するようにしてもよい(温度制御手段)。この場合においても、環境チャンバ6内の温度の不均一性を効率良く改善することができる。
次に、図面を参照して、この発明の第4の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図4は、この実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。この第4の実施の形態にかかる露光装置の構成は、第1の実施の形態にかかる露光装置を構成するものに加えて、温度センサ14a〜14dが配置されている位置の時間経過に伴う温度変化に関する情報を記憶する記憶部26を備えている。なお、第4の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態にかかる露光装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略し、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の構成については同一の符号を用いて説明を行う。
この露光装置は、図4に示すように、温度センサ14a〜14dが配置されている位置の時間経過に伴う温度変化に関する情報が記憶されている記憶部(記憶手段)24を備えている。制御部16は、温度センサ14a〜14dにより検出された検出信号及び記憶部26に記憶されている情報に基づいて、温度センサ14a〜14dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量が吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量となるように空調機7a〜7dに制御信号を出力する。空調機7a〜7dは、制御部16からの制御信号に基づいて送風する空気の流量を調整する。
この第4の実施の形態にかかる露光装置によれば、環境チャンバ内(露光装置内)に温度制御された空気を送り込む複数(4つ)のダクトのそれぞれの吹出し口が露光装置内の異なる位置に配置されている。従って、環境チャンバ内の高温となる位置や環境チャンバ内の空気の流通方向に沿って上流、中流及び下流にダクトの吹出し口を配置することにより、環境チャンバ内の部分的な温度差を低減することができる。また、4つの温度センサの検出結果及び記憶部に記憶されている情報に基づいて4つのダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御するため、露光装置の稼動時間(稼動開始からの経過時間)に伴う露光装置内の部分的な温度の不均一性の発生を抑えることができ、環境チャンバ内(露光装置内)の温度の不均一性を効率良く改善することができる。従って、温度変化により生じる照明光学系、投影光学系、干渉計等の光学特性の変化を防止することができるため、高解像度で露光を行うことができる。
また、1つの温度センサの検出結果に基づいてダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御するのではなく、4つの温度センサの検出結果及び4つの温度センサが配置されている位置の時間経過に伴う温度変化に関する情報に基づいてダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御する。即ち、4つの温度センサのそれぞれの検出結果を組み合わせてダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御することもできるため、環境チャンバ内の温度の不均一性を高精度に効率良く改善することができる。
なお、この第4の実施の形態にかかる露光装置においては、リターンダクト12a〜12dの吸込み口の開口面積が一定であるが、例えば第2の実施の形態にかかる露光装置を構成するリターンダクト開口面積変更機構18a〜18d及びリターンダクト開口面積変更機構18a〜18dを駆動する駆動部20a〜20dを備え、リターンダクト12a〜12dの吸込み口の開口面積を変更できるようにしてもよい。この場合には、制御部16は、温度センサ14a〜14dにより検出された検出信号及び記憶部26に記憶されている情報に基づいて、温度センサ14a〜14dのそれぞれが位置する部分的な場所の温度を最適なものとするために、リターンダクト12a〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求め、求めた空気の流量に基づいてリターンダクト12a〜12dのそれぞれの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト12a〜12dのそれぞれの開口面積に基づいて、駆動部20a〜20dに制御信号を出力する。駆動部20a〜20dは、制御部16からの制御信号に基づいて、リターンダクト開口面積変更機構18a〜18dを駆動し、リターンダクト12a〜12dのそれぞれの開口面積を変更する。
また、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量または温度に基づいてリターンダクト12a〜12dの開口面積を変更するようにしてもよい。この場合においては、制御部16は、空調機7a〜7dにより送風される空気の流量または温度を検出し、検出結果に基づいてリターンダクト12a〜12dの吸込み口またはその近傍の温度を最適なものとするために、リターンダクト12a〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量を求める。そして、制御部16は、求めた空気の流量がリターンダクト12a〜12dの吸込み口から吸い込まれる空気の流量となるように、リターンダクト12a〜12dの開口面積を求める。そして、制御部16は、求めたリターンダクト12a〜12dの開口面積に基づいて、駆動部20a〜20dに制御信号を出力する。駆動部20a〜20dは、制御部16からの制御信号に基づいて、リターンダクト開口面積変更機構18a〜18dを駆動し、リターンダクト12a〜12dの開口面積を変更する。
また、この第4の実施の形態にかかる露光装置においては、温度センサ14a〜14dの検出結果及び記憶部26に記憶されている情報に基づいてダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の流量を制御しているが、温度センサ14a〜14dの検出結果及び記憶部26に記憶されている情報に基づいてダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の温度を制御してもよい。即ち、空調機7a〜7dから送風される空気の温度を調整することにより、ダクト8a〜8dのそれぞれの吹出し口10a〜10dから吹き出される空気の温度を制御するようにしてもよい。この場合においても、環境チャンバ6内の温度の不均一性を効率良く解消することができる。
また、上述の各実施の形態にかかる露光装置においては、4つのダクト及びリターンダクトを備えているが、3つ以下のダクト及びリターンダクトを備えるようにしてもよく、5つ以上のダクト及びリターンダクトを備えるようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態にかかる露光装置においては、4つのダクト及びリターンダクトを備えているが、リターンダクトのみを備えるようにしてもよい。この場合、1つのリターンダクトを備えるようにしてもよく、複数のリターンダクトを備えるようにしてもよい。また、リターンダクトの吸込み口の開口部を熱源の近傍に設けるとよく、この開口部の大きさを変更可能とすることによりリターンダクトの吸込み口から吸込まれる空気の流量を調整するとよい。
また、上述の各実施の形態においては、4つの空調機のそれぞれがクーラーとヒーターとに接続されており、クーラーとヒーターとが環境チャンバ内に送り込まれる空気の温度制御を行っているが、リターンダクトにより環境チャンバから排気された空気が空調機(ダクト)に到達するまでの間の流路の何処かに温度制御部を備え、この温度制御部がリターンダクトから排気された空気の温度制御を行うようにしてもよい。
このように、プレート(感光性基板)の大型化に伴い、プレートステージが大型化し、重量もますます増大している。また、プレートステージの大型化に伴い、露光装置自体も大型化し、露光装置本体を収納する環境チャンバ(空調チャンバ)も大きくなっているため、環境チャンバ内の温度分布の均一性を保つことが困難となっている。また、プレートステージの大型化に伴うプレートステージ駆動部の大型化もそのプレートステージ駆動部における熱の発生を増大させており、プレートステージ駆動部における熱の発生も環境チャンバ内の温度分布を発生させる要因となっている。また、露光装置のスループットを向上させるためには投影光学系や照明光学系を通過する光エネルギを大きくする必要があり、光エネルギの増大は投影光学系で発生する熱、照明光学系で発生する熱を増大させる要因となっている。従って、この発明は、大型プレート、特に外径が500mmを超えるプレートを露光する露光装置に対して有効である。
上述の各実施の形態にかかる露光装置では、照明光学系によってレチクル(マスク)を照明し、投影光学系を用いてマスクに形成された転写用のパターンを感光性基板(プレート)に露光する(露光工程)ことにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、上述の各実施の形態にかかる露光装置の何れか1つを用いて感光性基板としてのプレート等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図5のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図5のステップS301において、1ロットのプレート上に金属膜が蒸着される。次のステップS302において、その1ロットのプレート上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップS303において、上述の各実施の形態にかかる露光装置の何れか1つを用いて、マスク上のパターンの像がその投影光学系を介して、その1ロットのプレート上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップS304において、その1ロットのプレート上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップS305において、その1ロットのプレート上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスク上のパターンに対応する回路パターンが、各プレート上の各ショット領域に形成される。
その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述のマイクロデバイス製造方法によれば、上述の各実施の形態にかかる露光装置の何れか1つを用いて露光を行うため、極めて微細な回路パターンを有するマイクロデバイスを精度良く得ることができる。なお、ステップS301〜ステップS305では、プレート上に金属を蒸着し、その金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチングの各工程を行っているが、これらの工程に先立って、プレート上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもない。
また、上述の各実施の形態にかかる露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図6のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図6において、パターン形成工程S401では、上述の各実施の形態にかかる露光装置の何れか1つを用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程S402へ移行する。
次に、カラーフィルタ形成工程S402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルタを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程S402の後に、セル組み立て工程S403が実行される。セル組み立て工程S403では、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルタ形成工程S402にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程S403では、例えば、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルタ形成工程S402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
その後、モジュール組み立て工程S404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、上述の各実施の形態にかかる露光装置の何れか1つを用いて露光を行うため、極めて微細な回路パターンを有する半導体デバイスを精度良く得ることができる。
第1の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。 第2の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。 第3の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。 第4の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
2…架台、4…コラム、6…環境チャンバ、7a〜7d…空調機、8a〜8d…ダクト、10a〜10d…吹出し口、12a〜12d,22a〜22d…リターンダクト、14a〜14d…温度センサ、16…制御部、17a〜17d…リターンダクト温度センサ、18a〜18d,24a〜24d…開口面積変更機構、20a〜20d…駆動部、22a〜22d…リターンダクト、26…記憶部、IL…照明光学系、PL…投影光学系、M…マスク、P…プレート、PT…プレートテーブル、PST…プレートステージ。

Claims (15)

  1. マスクに形成されたパターンを外径が500mmより大きい感光性基板上に露光する露光装置において、
    前記露光装置内に温度制御された空気を送り込む複数のダクトを備え、
    前記複数のダクトの吹出し口は、前記露光装置内の異なる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数のダクトの吹出し口は、前記感光性基板を載置する基板ステージの近傍であって、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の流通方向に沿って上流、中流及び下流にそれぞれ少なくとも1つ配置されることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の吹き付け箇所またはその近傍の少なくとも1箇所に温度センサを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の露光装置。
  4. 前記温度センサは、前記複数のダクトに対応するように複数設けられ、
    前記複数の温度センサの検出結果に基づいて、前記複数のダクトの吹出し口からそれぞれ吹き出される空気の流量を制御する流量制御手段を備えることを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 前記温度センサの検出結果に基づいて、前記複数のダクトの吹出し口からそれぞれ吹き出される空気の温度を制御する温度制御手段を備えることを特徴とする請求項3または請求項4記載の露光装置。
  6. 前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気を吸い込む少なくとも1つのリターンダクトと、
    前記リターンダクトの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更手段と、
    を備え、
    前記温度センサの検出結果に基づいて、前記開口面積変更手段により前記リターンダクトの吸込み口の開口面積の大きさを変更することを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載の露光装置。
  7. 前記少なくとも1つのリターンダクトは、前記複数のダクトが配置される位置にそれぞれ対応して配置されることを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 前記少なくとも1つのリターンダクトの吸込み口または該吸込み口の近傍にリターンダクト温度センサを配置することを特徴とする請求項6または請求項7記載の露光装置。
  9. 前記リターンダクト温度センサの検出結果に基づいて、前記開口面積変更手段により前記リターンダクトの吸込み口の開口面積を変更することを特徴とする請求項8記載の露光装置。
  10. 前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量に基づいて、前記開口面積変更手段により前記リターンダクトの吸込み口の開口面積を変更することを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか一項に記載の露光装置。
  11. 前記複数のダクトの吹出し口から吹出される空気の温度に基づいて、前記開口面積変更手段により前記リターンダクトの吸込み口の開口面積を変更することを特徴とする請求項6乃至請求項10の何れか一項に記載の露光装置。
  12. マスクに形成されたパターンを外径が500mmより大きい感光性基板上に露光する露光装置において、
    前記露光装置内に温度制御された空気を送り込む複数のダクトと、
    前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の吹き付け箇所またはその近傍の少なくとも1箇所に配置された温度センサと、
    前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気を吸い込む少なくとも1つのリターンダクトと、
    前記温度センサが配置されている位置の時間経過に伴う温度変化に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記温度センサの検出結果及び前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の流量を制御する流量制御手段と、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  13. 前記温度センサの検出結果及び前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数のダクトの吹出し口から吹き出される空気の温度を制御する温度制御手段を更に備えることを特徴とする請求項12記載の露光装置。
  14. 前記リターンダクトの吸込み口の開口面積を変更する開口面積変更手段を備え、
    前記温度センサの検出結果及び前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記開口面積変更手段により前記リターンダクトの吸込み口の開口面積の大きさを変更することを特徴とする請求項12または請求項13記載の露光装置。
  15. 請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
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