JP2006147524A - 放電ランプ管、その製造方法及び誘電体バリア放電ランプ - Google Patents

放電ランプ管、その製造方法及び誘電体バリア放電ランプ Download PDF

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貴好 栗田
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善久 池田
Shiro Ochi
志郎 越智
Katsunori Kuma
勝則 熊
Tatsuya Takubo
竜也 田窪
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Abstract

【課題】 放電ガラス管の製造コストが低減でき、しかも強度向上が図れる放電ランプ管の製造方法を提供する。
【解決手段】 ガラス管の一端をビーズ材を介さずに熱封着し、ガラス管の封止端部とは反対側の開放端部から耐熱細棒を当該ガラス管における封止端部から目的のランプ長だけ離れた部分に達するまで挿入し、耐熱細棒が挿入されている状態で、ガラス管における目的のランプ長だけ離れた部分を加熱して当該部分のガラス管を溶融させ、その表面張力によって肉溜り部を形成させ、耐熱細棒をガラス管の開放側端部から抜き取り、ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、ガラス管の内部に放電媒体を注入し、ガラス管における肉溜り部よりも開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、ガラス管の肉溜り部を熱封着して放電ランプ管を製造する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電ランプ管、その製造方法及び誘電体バリア放電ランプに関する。
管状ガラスランプ容器の外表面に電極を備える、いわゆる誘電体バリア放電型低圧放電ランプとして、例えば実開昭61−126559号公報に記載されたものが知られている。図24は、このような公報記載の技術を参考にし、本願発明者らが試作した誘電体バリア放電型低圧放電ランプの構造を示している。図24において、303は低圧放電ランプ、310は管状ガラスランプ容器であり、この管状ガラスランプ容器310の内部には水銀と希ガスの混合ガスによる充填剤360が封入してある。管状ガラスランプ容器310の内壁面には、必要に応じて蛍光体層370を形成している。管状ガラスランプ容器310の両端部外表面には、電流導体層331、336で構成される外部電極321、326が配設してある。この外部電極321、326の電流導体層331、336は超音波半田槽に端部をディップすることによって形成したものである。
図24に示す低圧放電ランプ303において、313及び316は管状ガラスランプ容器310の両端部の封着部である。製造工程において、一方のビーズレス封着部316はガラスランプ容器310が真空排気される前に熱封着し、他方の従来型封止部313は管状ガラスランプ容器310を真空排気し、充填剤360を導入した後に熱封着する。この従来型封止部313の封着工程では、ガラスランプ容器310の内部気圧は大気圧よりも低いため、封着時に高温で柔軟になった状態のガラス材が外気圧に押されてガラスランプ容器310の放電空間内に吸い込まれた形となる。このため、封着部313のガラスの肉厚が非常に薄くなり、この部分でガラスが破損し易いという問題点があった。
この問題点を解決するために、本願発明者らは図25に示す構造の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ304を試作した。この誘電体バリア放電型低圧放電ランプ304は、製造工程において、一方のランプ端のビーズレス封着部316はガラスランプ容器310が真空排気される前に熱封着し、他方のランプ端のビーズ封着部314については、ブレット型ビーズ344を管状ガラスランプ容器310のビーズ封着部314の位置まで挿入し、この状態でガラスランプ容器310の内部を真空排気し、充填剤360を導入した後に、ビーズ344を覆うように管状ガラスランプ容器310の端部を熱封着することで得たものである。
この構造の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ304では、ブレット型ビーズ344を介在させたことによって、このビーズ封着部314のガラスが放電空間内に吸い込まれることがなく、図25に示す構造、つまり外に凸形状となる構造に製造できる。しかしながら、後者の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ304では、ビーズ封着部314を必要とし、製造における用品点数が増加するために製品コストが高くなる問題点があり、放電ランプ管の製造では本来的にガラス管だけを用い、そのガラス管そのものによって両端とも封着したビーズレス封着構造にすることが望ましいのである。
実開昭61−126559号公報 特開2004−146351号公報
本発明はこのような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、ランプ管の両端共にビーズレス封着構造にして製品コストを下げることが可能で、しかも封着部のガラスの肉厚を厚くしてその部分で破損しにくい強固な構造の放電ランプ管、その放電ランプ管の製造方法、及びそのような放電ランプ管を用いた誘電体バリア放電型低圧放電ランプを提供することを目的とする。
請求項1の発明の放電ランプ管は、ガラス管の両端それぞれを、当該ガラス管そのものの材料により、かつ当該ガラス管の肉厚よりも厚い肉厚の熱封着部を外に凸になる形状に形成して封止したことを特徴とするものである。
請求項2の発明の放電ランプ管は、ガラス管の一端を、当該ガラス管そのものの材料による熱封着部を形成して封止し、当該ガラス管の他端を、当該ガラス管そのものの材料によるもので、かつ、当該ガラス管の端部から外方に凸となる凸形状の肉溜り部を形成して封止したことを特徴とするものである。
請求項3の発明の放電ランプ管の製造方法は、ガラス管の一端を、ビーズ材を介さずに熱封着し、前記ガラス管の前記熱封着端から目的のランプ長だけ離れた部位の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで、内部に連通孔の明いた肉溜り部を形成し、前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とするものである。
請求項4の発明の放電ランプ管の製造方法は、目的の放電ランプ管の全長よりも十分長いガラス管における肉溜り部の形成予定位置の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで、内部に連通孔の明いた肉溜り部を形成し、前記ガラス管における前記目的の放電ランプ管の他端となる位置を、ビーズ材を介さずに熱封着し、前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とするものである。
請求項5の発明の放電ランプ管の製造方法は、ガラス管の一端を、ビーズ材を介さずに熱封着し、前記ガラス管の封止端部とは反対側の開放端部から耐熱細棒を、当該ガラス管における前記封止端部から目的のランプ長だけ離れた部分に達するまで挿入し、前記耐熱細棒が挿入されている状態で、前記ガラス管における前記目的のランプ長だけ離れた部位の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで肉溜り部を形成し、前記耐熱細棒を前記ガラス管の開放側端部から抜き取り、前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とするものである。
請求項6の発明の放電ランプ管の製造方法は、目的の放電ランプ管の全長よりも十分長いガラス管の開放端部から耐熱細棒を、当該ガラス管における目的の放電ランプ管の一端となる肉溜り部の形成予定位置に達するまで挿入し、前記耐熱細棒が挿入されている状態で、前記ガラス管における前記肉溜り部の形成予定位置の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで肉溜り部を形成し、前記ガラス管における前記目的の放電ランプ管の他端となる位置を、ビーズ材を介さずに熱封着し、前記耐熱細棒を前記ガラス管の開放側端部から抜き取り、前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項5又は6の放電ランプ管の製造方法において、前記耐熱細棒として、前記ガラス管における肉溜り部形成予定部位に対応する先端部分だけをφ0.6〜0.8mmの細径にしたものを用いることを特徴とするものである。
請求項8の発明は、外面に外部電極として電流導体層が形成されたガラス管の内部に放電媒体を封入した誘電体バリア放電ランプにおいて、前記電流導体層は円筒状金属及びハンダ層で成り、前記ハンダ層はそれ自身が電流導体層として作用し、かつ、前記円筒状金属を前記ガラス管に固定していることを特徴とするものである。
請求項9の発明の誘電体バリア放電ランプは、両管端が封止され、管内部に放電媒体が封入されたガラス管と、前記ガラス管の両端部外周面に形成された高融点ハンダ層と、前記高融点ハンダ層各々の外側に被着され、前記高融点ハンダ層よりも低融点の低融点ハンダ層にて固定された円筒形状金属とを備えたものである。
請求項10の発明は、請求項8又は9の誘電体バリア放電ランプにおいて、前記ガラス管の両管端は、ビーズガラスを用いずに封着されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明の放電ランプ管によれば、管の両端が共にビーズレス封着構造であるので、ビーズ材を使用して封着する場合に比べて製造過程における用品点数が削減し、製品コストの低減が可能であり、しかもガラス管そのものによる熱封着であるので気密性の高い放電ランプ管を提供することができる。
請求項2の発明の放電ランプ管によれば、その製造には、ガラス管の一端を、ビーズ材を介さずに熱封着し、ガラス管における封止端部から所定のランプ長だけ離れた部分を加熱しながら管軸に沿う方向に圧縮することで内部に細い連通孔の明いた肉溜り部を形成し、他端には一端の封止されたガラス管の他端から内部を真空排気し、ガラス管の内部に放電媒体を注入し、ガラス管における肉溜り部よりも管軸方向の直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、ガラス管の肉溜り部分を熱封着する製造方法を採用することができ、この製造方法によって両端が共にビーズレス封着構造の放電ランプとすることができ、ビーズ材を使用する場合に比べて製造過程における用品点数が削減し、製品コストの低減が可能であり、しかもガラス管そのものによる熱封着であるので気密性の高い放電ランプ管を提供することができる。
請求項3及び4の発明の放電ランプ管の製造方法によれば、両端が共にビーズレス封着構造の放電ランプを製造することができ、ビーズ材を使用する場合に比べて製造過程における用品点数が削減し、製品コストの低減が可能であり、しかもガラス管そのものによる熱封着であるので気密性の高い放電ランプ管を製造することができる。
請求項5〜7の発明の放電ランプ管の製造方法によれば、肉溜り部を形成する際に耐熱細棒によってその部分を内側から保形すると共に細い連通孔を確実に確保することができ、両端が共にビーズレス封着構造の放電ランプを精度良く、また効率良く製造することができる。
請求項8及び9の発明の誘電体バリア放電ランプによれば、外部電極としての電流導体層を円筒状金属及びハンダ層で構成し、ハンダ層はそれ自身が電流導体層として作用し、かつ円筒状金属をガラス管に固定する構造とすることで、比較的柔らかい金属のハンダ層を介して円筒状金属をガラス管の外周に接着することができ、両者間の線膨張度の違いによるずれをハンダ層によって吸収してガラス管の割れを防止することができ、長期的に安定した点灯性能が得られる。
請求項10の発明の誘電体バリア放電ランプによれば、ランプ管自体を低コストでかつ構造的に強固なものであり、全体として低コストで強固な構造で、高性能な誘電体バリア放電ランプを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の放電ランプ管の製造方法を示している。
工程A:少なくとも目的の放電ランプ管となる部分の内面には蛍光体層が塗布形成された、目的とする放電ランプ管の全長に対して十分長いガラス管101を用意し、その一端をバーナー103にて加熱してガラスを溶融させ、圧着させる熱封着工程によってガラス管101の一端を封止し、封止端部105を形成する。
工程B、C:ガラス管101における肉溜り部を形成する予定部位107をバーナー111にて加熱して当該部位107のガラス材を溶融させ、長さ方向に圧縮力を付与することで溶融部分を収縮させ、肉溜り部113を形成する。肉溜り部113の内部には細い連通孔115を残しておく。図2は、この工程後のガラス管101の拡大断面図を示している。6は蛍光体膜である。
工程D:ガラス管101の肉溜り部113から開放端部寄りの直近部分にバーナー117を当て、この部分にくびれ部119を形成する。
工程E:ガラス管101の開放端部から水銀蒸気源となる水銀Hgとゲッターとなるジルコン、アルミナ等との合金の筒体121をガラス管101に挿入してくびれ部119にて受持させる。
工程F:ガラス管101の開放端部から真空引きして内部の空気を排気し、その後、放電媒体となる1又は複数の希ガスを所定量だけ注入し、当該開放端部を熱封着する。
工程G:合金筒体121の挿入部分をコイル123で高周波加熱することによって合金筒体121中の水銀を蒸気化させ、水銀蒸気を連通孔115を通じて目的の放電ランプ管の放電空間125内に拡散させる。
工程H:ガラス管101における肉溜り部113の直近のくびれ部119の部分をバーナー127によって加熱して熱封着し、この部分にてガラス管101の余剰部129を目的の放電ランプ管131から切り離す。合金筒体121はこの加熱加工中に発生する不純ガスを吸着し、放電ランプ管131の放電空間125内に不純ガスを残さないように作用する。
放電ランプ管131の放電空間125は高真空状態であるため、この切り離しの工程において外気が連通孔115から放電空間125内に入り込もうとして高圧がかかることになるが、連通孔115を十分に小さな径にしておくことで、肉溜り部113が存在することで熱融着時に放電空間125側にガラス肉が凹み込むことがなく、図示のように外側に凸となる凸形状となる封止端部133が形成できる。
工程I:得られた放電ランプ管131に対してその両端の外周面に外部電極135を形成し、誘電体バリア放電ランプ137が完成する。
本実施の形態の放電ランプ管の製造方法によれば、製造される放電ランプ管131の両封止端部105、133をビーズレス構造でありながらも共に外側に凸となる凸形状にすることができ、十分な強度を持つ放電ランプ管が安価に製造できるのである。
図3は、この完成した放電ランプ137の拡大断面図を示している。6は蛍光体膜、7は放電媒体を示している。図3に示すように、肉溜り部113の効果により、ビードレス封着部133は放電ランプ管131の外側に膨らんだ形に製造することが可能である。また、ビードレス封着部133の長さaがガラス管肉厚tよりも厚いため、ガラス管端の強度も増し放電ランプ管131が割れにくくなる。
図4は、本実施の形態において、ビードレス封着部133の焼成時間を延ばして封着をより確実とした放電ランプ管131Aを用いて作成した誘電体バリア放電ランプ137Aの断面図であり、図5は逆に焼成時間を減らして製造した放電ランプ管131Bを用いて作成した誘電体バリア放電ランプ137Bの断面図である。図4では、ビードレス封着部133の内部放電空間に対する面が凸型となっており、図5では凹型となっている。
なお、図1に示した第1の実施の形態の放電ランプ管の製造方法では最初の工程Aにて封止端部105を形成し、続く工程B〜工程Dにおいて肉溜り部113を形成し、連通孔115を形成し、くびれ部119を形成したが、これらの工程は入れ替えることができ、図6に示した第2の実施の形態の放電ランプ管の製造方法のように、最初に工程B〜工程Dを実施し、その後に工程Aを実施することも可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態の放電ランプ管の製造方法を示している。本実施の形態の特徴は、肉溜り部の形成のための圧縮に角度付きローラーを用い、その回転によってガラス管の開放端部側(排気管側)をランプ管側に押しつける力を加える点にあり、製品毎に均一な圧縮力が付与でき、製品特性を均一化できる利点がある。
以下、図7〜図9を用いて第3の実施の形態を説明する。図8、図9は、本実施の形態の製造方法に用いる製造装置を示しており、ガラス管101の放電ランプ管131を作成する側(図中右側)にはゴムローラー201を設けてガラス管101を固定する。他方、後述する工程B、Cにおいて肉溜り形成予定部に圧縮力を加える角度付きゴムローラー202、203を排気管側(図中左側)に備えている。この角度付きゴムローラー202、203は傾き角度が逆であり、同じ回転によって角度付きゴムローラー202は図中右方向に圧縮力を付与し、逆に角度付きゴムローラー203は図中左方向に引張力を付与する作用をする。
工程A:少なくとも目的の放電ランプ管となる部分の内面には蛍光体層が塗布形成された、目的とする放電ランプ管の全長に対して十分長いガラス管101を上述の製造装置上に用意し、その一端をバーナー103にて加熱してガラスを溶融させ、圧着させる熱封着工程によってガラス管101の一端を封止し、封止端部105を形成する。
工程B、C:図8に示すように、ガラス管101における肉溜り部を形成する予定部位107をバーナー111にて加熱して当該部位107のガラス材を溶融させ、角度付きゴムローラー202の回転により長さ方向に圧縮力を付与することで溶融部分を収縮させ、肉溜り部113を形成する。肉溜り部113の内部には細い連通孔115を残しておく。この工程後のガラス管101は、上述した図2の拡大図のようになる。ただし、肉溜り部113はより厚肉に形成できる。
工程D:図9に示すように、ガラス管101の肉溜り部113から開放端部寄り(図中左寄り)の直近部分にバーナー117を当て、角度付きゴムローラー203を回転させることでこの部分に引張力を付与し、くびれ部119を形成する。
工程E:ガラス管101の開放端部から水銀蒸気源となる水銀Hgとゲッターとなるジルコン、アルミナ等との合金の筒体121をガラス管101に挿入してくびれ部119にて受持させる。
工程F:ガラス管101の開放端部から真空引きして内部の空気を排気し、その後、放電媒体となる1又は複数の希ガスを所定量だけ注入し、当該開放端部を熱封着する。
工程G:合金筒体121の挿入部分をコイル123で高周波加熱することによって合金筒体121中の水銀を蒸気化させ、水銀蒸気を連通孔115を通じて目的の放電ランプ管の放電空間125内に拡散させる。
工程H:ガラス管101における肉溜り部113の直近のくびれ部119の部分をバーナー127によって加熱して熱封着し、この部分にてガラス管101の余剰部129を目的の放電ランプ管131から切り離す。合金筒体121はこの加熱加工中に発生する不純ガスを吸着し、放電ランプ管131の放電空間125内に不純ガスを残さないように作用する。
放電ランプ管131の放電空間125は高真空状態であるため、この切り離しの工程において外気が連通孔115から放電空間125内に入り込もうとして高圧がかかることになるが、連通孔115を十分に小さな径にしておくことで、肉溜り部113が存在することで熱融着時に放電空間125側にガラス肉が凹み込むことがなく、図示のように外側に凸となる凸形状となる封止端部133が形成できる。
工程I:得られた放電ランプ管131に対してその両端の外周面に外部電極135を形成し、誘電体バリア放電ランプ137が完成する。
本実施の形態の放電ランプ管の製造方法によれば、製造される放電ランプ管131の両封止端部105、133をビーズレス構造でありながらも共に外側に凸となる凸形状にすることができ、十分な強度を持つ放電ランプ管が安価に製造できるのである。加えて、製造装置により、肉溜り部113の形成時、またくびれ部119の形成時に角度付きゴムローラー202、203にて圧縮力、引張力それぞれを付与することで製品ごとに均一な力の付与が可能であり、製品としての性能の均一化が図れる。
なお、本実施の形態にあっても、最初の工程Aにて封止端部105を形成し、続く工程B〜工程Dにおいて肉溜り部113を形成し、連通孔115を形成し、くびれ部119を形成したが、これらの工程は入れ替えて、工程B〜工程Dを先に実施し、その後に工程Aを実施する方法を採用することも可能である(第4の実施の形態の放電ランプ管の製造方法)。
次に、本発明の第5の実施の形態の放電ランプ管の製造方法について説明する。本実施の形態の特徴は、肉溜り部の形成と細い連通孔の確実な形成、確保のためにガラス管内に耐熱細棒を挿入しておき、かつ、肉溜り部の形成に角度付きローラーを用い、その回転によってガラス管の開放端部側(排気管側)をランプ管側に押しつける力を加える点にあり、製品毎に均一な圧縮力が付与でき、かつ、排気・放電媒体の注入の工程が確実に実施でき、製品の均質化がより高まる利点がある。
以下、図10〜図13を用いて第5の実施の形態を説明する。図11、図13は、本実施の形態の製造方法に用いる製造装置を示しており、ガラス管101の放電ランプ管131を作成する側(図中右側)にはゴムローラー201を設けてガラス管101を固定する。他方、後述する工程B、Cにおいて肉溜り形成予定部に圧縮力を加える角度付きゴムローラー202、203を排気管側(図中左側)に備えている。この角度付きゴムローラー202、203は傾き角度が逆であり、同じ回転によって角度付きゴムローラー202は図中右方向に圧縮力を付与し、逆に角度付きゴムローラー203は図中左方向に引張力を付与する作用をする。また、ガラス管101内にはその排気管開放端側から図12に示すようなタングステン製細棒を耐熱細棒109として挿入している。図12に示すように、この耐熱細棒109は、太径部109aはφ1.6mm、細径部109bはφ0.6〜0.8mmである。そして細径部109bはガラス管101における肉溜り部の形成予定部107に位置するように挿入させている。
工程A:少なくとも目的の放電ランプ管となる部分の内面には蛍光体層が塗布形成された、目的とする放電ランプ管の全長に対して十分長いガラス管101を上述の製造装置上に用意する。そして排気管開放端側から図12に示した耐熱細棒109を所定の位置まで挿入する。そして、そのランプ管側の端部をバーナー103にて加熱してガラスを溶融させ、圧着させる熱封着工程によってガラス管101の一端を封止し、封止端部105を形成する。
工程B、C:図11に示すように、ガラス管101における肉溜り部を形成する予定部位107をバーナー111にて加熱して当該部位107のガラス材を溶融させ、角度付きゴムローラー202の回転により長さ方向に圧縮力を付与することで溶融部分を収縮させ、肉溜り部113を形成する。この際には、内部に挿入されている耐熱細棒109の細径部109bが肉溜り部113の内側に位置して肉溜り部113を整形し、また細い連通孔115を残す働きをする。この工程後のガラス管101は、上述した図2の拡大図のようになる。ただし、肉溜り部113はより形が整ったものとなり、連通孔の115の形状も整ったものとなる。
工程D:図13に示すように、ガラス管101の肉溜り部113から開放端部寄り(図中左寄り)の直近部分にバーナー117を当て、角度付きゴムローラー203を回転させることでこの部分に引張力を付与し、くびれ部119を形成する。このくびれ部119を形成した後、耐熱細棒109は排気管開放端部から引き抜く。
工程E:ガラス管101の開放端部から水銀蒸気源となる水銀Hgとゲッターとなるジルコン、アルミナ等との合金の筒体121をガラス管101に挿入してくびれ部119にて受持させる。
工程F:ガラス管101の開放端部から真空引きして内部の空気を排気し、その後、放電媒体となる1又は複数の希ガスを所定量だけ注入し、当該開放端部を熱封着する。
工程G:合金筒体121の挿入部分をコイル123で高周波加熱することによって合金筒体121中の水銀を蒸気化させ、水銀蒸気を連通孔115を通じて目的の放電ランプ管の放電空間125内に拡散させる。
工程H:ガラス管101における肉溜り部113の直近のくびれ部119の部分をバーナー127によって加熱して熱封着し、この部分にてガラス管101の余剰部129を目的の放電ランプ管131から切り離す。合金筒体121はこの加熱加工中に発生する不純ガスを吸着し、放電ランプ管131の放電空間125内に不純ガスを残さないように作用する。
放電ランプ管131の放電空間125は高真空状態であるため、この切り離しの工程において外気が連通孔115から放電空間125内に入り込もうとして高圧がかかることになるが、連通孔115を十分に小さな径にしておくことで、肉溜り部113が存在することで熱融着時に放電空間125側にガラス肉が凹み込むことがなく、図示のように外側に凸となる凸形状となる封止端部133が形成できる。
工程I:得られた放電ランプ管131に対してその両端の外周面に外部電極135を形成し、誘電体バリア放電ランプ137が完成する。
本実施の形態の放電ランプ管の製造方法によれば、製造される放電ランプ管131の両封止端部105、133をビーズレス構造でありながらも共に外側に凸となる凸形状にすることができ、十分な強度を持つ放電ランプ管が安価に製造できるのである。加えて、製造装置を用い、さらにガラス管101内に耐熱細棒109を挿入して肉溜り部113を整形するようにしたことにより、肉溜り部113の形成時、またくびれ部119の形成時に角度付きゴムローラー202、203にて圧縮力、引張力それぞれを付与することで製品ごとに均一な力の付与と整形が可能であり、製品としての性能のいっそうの均一化が図れる。
なお、本実施の形態にあっても、最初の工程Aにて封止端部105を形成し、続く工程B〜工程Dにおいて肉溜り部113を形成し、連通孔115を形成し、くびれ部119を形成したが、これらの工程は入れ替えて、工程B〜工程Dを先に実施し、その後に工程Aを実施する方法を採用することも可能である(第6の実施の形態の放電ランプ管の製造方法)。
外径φ4.0mm、内径3.0mmで、全長710mmの素材となるガラス管の内面に蛍光体膜を形成したものを回転ディスクローラー上で回転させ、一端を熱封着した。この一端を熱封着したガラス管を回転させながら、その肉溜り部形成予定部位にガス、エアー、酸素を混合したバーナーで約2〜3秒加熱した。そしてギャザリングローラーによって排気管側をランプ管側に押しつけることによって該当部位を収縮させ、加熱部分に肉溜り部を形成した。このとき、連通孔を確保するために、φ1.6mmのタングステン細棒の先端部分をφ0.6〜0.8mmに細く円柱状に加工したものを肉溜り形成予定部位まで挿入しておいた。この後、ガラス管を固定し、肉溜り部が形成されているランプ管側にはクーラーを当ててガラス材の軟化を防ぎつつ、排気管側をガスバーナーで加熱し、チュービングローラーにてガラス管を引張り、排気後のチッピングが容易になるようにくびれ部を形成した。その後、水銀を挿入し、真空引きし、水銀を高周波加熱する工程を経て、水銀注入後に肉溜り部を熱封着し、600mm長の放電ランプ管を作製した。この放電ランプ管に対して、両端部外周それぞれに、端から20mmまでハンダディッピングして外部電極を形成して誘電体バリア放電ランプを得た。これを実施例1とする。
比較例1として、同様のガラス管を用いて従来のビーズ封着構造の放電ランプ管を作製し、これに実施例1と同様の外部電極を形成して放電ランプを得た。
この実施例1の放電ランプと比較例1の放電ランプの5本ずつに対して、ハンダ耐熱試験を実施した結果は、図14に示す表1の通りであった。これにより、本発明の実施例による放電ランプは熱ストレスに対する耐性が向上していることが確認できた。
外径φ8.0mm、内径7.2mmの全長710mmの素材となるガラス管の内面に蛍光体膜を形成し、一端を熱封着した後に反対端に外径φ2.0mm、内径1.2mmの排気ガラス管を熱融着させた。この熱融着の際にはφ1.0mmのタングステン細棒を排気ガラス管の中に入れて連通孔を確保し、ガラス材が溶融接続される際に金属の型を押しつけてピンチシールを行った。その後、水銀を挿入し、真空引きし、水銀を高周波加熱する工程を経て、水銀注入後に熱封着し、約600mm長の放電ランプ管を作製した。この放電ランプ管に対して、両端部外周それぞれに、端から20mmまでハンダディッピングして外部電極を形成して誘電体バリア放電ランプを得た。これを実施例2とする。
比較例2として、同様のガラス管を用いて従来のビーズ封着構造の放電ランプ管を作製し、これに実施例2と同様の外部電極を形成して放電ランプを得た。
この実施例2の放電ランプと比較例2の放電ランプの5本ずつに対して、ハンダ耐熱試験を実施した結果は、図15に示す表2の通りである。本発明の実施例2による放電ランプは300℃でも耐熱性を示したのに対して、従来の比較例2による放電ランプには300℃まで耐熱性を示すものがなかった。これにより、本発明の実施例2による放電ランプは熱ストレスに対する耐性が向上していることが確認できた。
次に、本発明の第7の実施の形態の誘電体バリア放電ランプについて説明する。図26は、従来のランプ容器の外部に電極を備える誘電体バリア放電ランプとして、特許文献1に記載された誘電体バリア放電ランプ1100を示している。この従来の誘電体バリア放電ランプ1100では、ガラス管1101の内部には水銀等の金属蒸気が封入され、ガラス管1101の両端部外周には円筒状の金属導体1102、1103が外部電極として装着された構成である。このような誘電体バリア放電ランプでは、外部電極1102、1103間に高周波電源回路1104によって高周波に変換された高周波電圧を印加することにより、外部電極1102、1103の内側のガラス部分を静電容量成分(以下、「C成分」と称する。)とし、このC成分を介してガラス管1101内に高周波電力が供給され、ランプ容器1101内で放電が生じて発光する。このような誘電体バリア放電ランプ1100では、ランプ自身にC成分を有するため、1台の高周波電源回路にて多数のランプを並列点灯させることができる利点がある。しかしながら、この従来の誘電体バリア放電ランプでは、ニッケル等の円筒状の金属導体1102、1103とガラス管1101との線膨張係数が異なるために、ガラス管1101の表面に直接に金属導体を取り付けるのが難しく、例えば、ガラスを溶着させてガラス管と金属導体とを密着させた場合、ヒートサイクル試験を実施するとガラス管が割れて不点灯になる不具合が生じる問題点があった。
このような技術的な問題点を解決したものが、本発明の第7の実施の形態の誘電体バリア放電ランプであり、外部電極とガラス管との密着性が良く、長期安定した性能を維持できる誘電体バリア放電ランプを提供することができる。
図16は本発明の第7の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1の構成を示している。本実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1は、両端が封止されたガラス管2の両端外周それぞれに円筒状金属3を被せ、この円筒状金属3の外表面と付近のガラス管2の外表面を覆うようにハンダ層4を被せている。この円筒状金属3とハンダ層4によって電流導体層を形成し、この電流導体層を外部電極5としている。ガラス管2の内周面には蛍光体層6が形成してあり、またガラス管2の内部空間には希ガス又は希ガスと水銀との放電媒体7が封入してある。
円筒状金属3にはバネ弾性を有する金属円筒体、金属バンドあるいは金属スプリングコイルを用いる。特に金属バンド又は金属スプリングコイルを用いる場合には、ガラス管2の表面と円筒状金属3との密着度が良くなり、それだけガラス管表面との接触抵抗が小さくなるため、ランプとしての電気特性が良くなる。円筒状金属3の素材としては、リン青銅、銅、ニッケル又はステンレスを選ぶことができる。またリン青銅又は銅にスズメッキを施したものを用いることができる。特に、ハンダ層4との密着性が良いリン青銅、銅あるいはそれらにスズメッキを施したものが好ましい。
上記構成の第7の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1では、外部電極5としての電流導体層を、ガラス管2の両端外周それぞれに円筒状金属3を被せ、その円筒状金属3の外表面と付近のガラス管2の外表面を覆うようにハンダ層4を被せて構成しているので、比較的柔らかい金属のハンダ層4を介して円筒状金属3をガラス管2の外周に密着させることができ、両者間の線膨張度の違いによるずれをハンダ層4によって吸収してガラス管2の割れを防止することができ、長期的に安定したランプ性能が得られる。
次に、本発明の第8の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Aについて、図17及び図18を用いて説明する。第8の実施の形態の特徴は、図16に示した第7の実施の形態に対して、図18に示したように端部にストッパー部8を設けた円筒状金属3を用いた点にある。本実施の形態の場合、図17に示すように、この円筒状金属3をガラス管1の端部に被着するときにストッパー部8をガラス管1の端面に当接させることで位置決めし、ハンダ層4で接着する。なお、図17において、本実施の形態の他の構成要素については、図16に示す第7の実施の形態と共通するものに同一の符号を付して示してある。
第8の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Aでは、ガラス管1の端部に円筒状金属3を被着するときにストッパー部8によってガラス管1の端部の適切な位置に円筒状金属3を位置決めでき、量産安定性の向上が図れる。
次に、本発明の第9の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Bについて、図19を用いて説明する。第9の実施の形態の特徴は、外部電極5としての電流導体層を形成するのに、ガラス管1の両端部それぞれを超音波ハンダディッピングによりガラス管1の端部外周面にハンダ層4を形成しておき、その上に円筒状金属3を被着し、さらにハンダにより円筒状金属3をガラス管1の端部に固定した点にある。なお、図19において、本実施の形態の他の構成要素については、図16に示す第7の実施の形態と共通するものに同一の符号を付して示してある。
製造過程において、円筒状金属3とガラス管1の外周面との間には若干の隙間があるが、そのような隙間があると円筒状金属3とガラス管1の表面との間の接触抵抗が高く、また抵抗値にムラが出て、ランプとしての電気特性に製品によるばらつきが発生しやすい。ところが本実施の形態のように、ガラス管1の端部に超音波ハンダディッピングによって薄いハンダ層4を形成し、その上に円筒状金属3を被着し、さらにその上からハンダ付けすれば、円筒状金属3とガラス管1の表面との間にハンダ層4が充填されていて円筒状金属3とガラス管1との間の電気的な接触が良くなり、ランプの電気特性のばらつきが改善できる。なお、本実施の形態においても、第8の実施の形態のようにストッパー部8の付いた円筒状金属3を用いることができる。
次に、本発明の第10の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Cについて、図20を用いて説明する。第10の実施の形態の特徴は、図16に示した第7の実施の形態に対して、円筒状金属3Aとして多数の貫通穴の明けられたものを採用し、ハンダ層4によってガラス管1の両端部それぞれにハンダ付けした点にある。なお、図20において、本実施の形態の他の構成要素については、図16に示す第7の実施の形態と共通するものに同一の符号を付して示してある。
本実施の形態によれば、多数の貫通穴の明けられている円筒状金属3Aをガラス管1の端部に被着しているので、これをハンダ層4にてハンダ付けする際には多数の貫通穴によって溶融しているハンダが円筒状金属3Aの内面とガラス管1の表面との隙間にまで深く流れ込んで接着することができ、ハンダ層4を介して円筒状金属3Aとガラス管1との電気的な接触が良くなり、ランプの電気特性のばらつきが改善できる。なお、本実施の形態においても、第8の実施の形態のようにストッパー部付きの円筒状金属を用いることができる。
次に、本発明の第11の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Dについて、図21を用いて説明する。両端をビードレス封着されたガラス管2(ホウ珪酸ガラス製)の両端に高融点ハンダ層15(例えばSn−Zn系鉛フリーハンダ[融点約200℃])を形成し、その上にバネ性を有する円筒形状金属16(例えばコバール製の金属バンド)を被せて外部電極5を構成している。この円筒形状金属16は、線膨張係数がガラス管2と同じになるように調整されている。さらにこの外部電極5全体を低融点ハンダ槽(例えばSn−In系鉛フリーハンダ[融点約150℃])に漬け込み、円筒形状金属16を低融点ハンダ層17に密着させて固定する。円筒形状金属16の固定には、高融点ハンダ層15よりも融点の低い低融点ハンダを用いているので、高融点ハンダ層15が溶けることなくてガラス管2の表面に密着させることができ、円筒形状金属16も低融点ハンダ層17によって高融点ハンダ層15に密着して固定することができ、点灯性能の良い放電ランプとすることができる。また、ビードレス封着を用いているので封着部は応力に対して強く、熱履歴によりガラスにかかる応力で割れることが防止され、長期の使用が可能となる。
次に、本発明の第12の実施の形態の誘電体バリア放電ランプ1Eについて、図22、図23を用いて説明する。第12の実施の形態の特徴は、外部電極5としての電流導体層を形成するのに、内周面に導電性接着剤x1を塗りつけた、バネ性を有するバンド状の円筒状金属3を被着した点にある。なお、図22、図23において、本実施の形態の他の構成要素については、図16に示す第7の実施の形態と共通するものに同一の符号を付して示してある。
製造過程において、円筒状金属3とガラス管1の外周面との間には若干の隙間があるが、そのような隙間があると円筒状金属3とガラス管1の表面との間の接触抵抗が高く、また抵抗値にムラが出て、ランプとしての電気特性に製品によるばらつきが発生しやすい。ところが本実施の形態のように、円筒状金属3をバネ性を有するものとして、かつ導電性接着剤x1にてガラス管1の端部の外周に被着することによって、円筒状金属3とガラス管1の表面との間に導電性接着剤x1が介在して円筒状金属3とガラス管1との間の電気的な接触が良くなり、ランプの電気特性のばらつきが改善できる。ここで、導電性接着剤x1には、導電粒子として鉄、ニッケル、銀、カーボンの中から選ばれた1つ又は複数種の導電粒子を採用する。なお、本実施の形態においても、第5の実施の形態のようにストッパー部8の付いた円筒状金属3を用いることができる。
なお、第1〜第6の実施の形態により製造した放電ランプ管に対して上記第7〜第12の実施の形態のように外部電極5を形成することで、熱応力に強く、品質の安定した誘電体バリア放電ランプを提供できる。
以下の構成の実施例3の誘電体バリア放電ランプと比較例3の誘電体バリア放電ランプとを作成し、ヒートサイクル試験を実施した。
[実施例3]
<ガラス管>
材質:ホウ珪酸ガラス、寸法:外径4mm、内径3mm、全長700mm
<円筒状金属>
材質:銅(スズメッキ)製、長さ:19mm
<ハンダ層>
スズ−亜鉛系鉛フリーハンダ
<蛍光体層>
材質:3波長蛍光体、厚み:20μm
<放電媒体>
ネオンとアルゴン(10%)との混合ガス(60トール)、及び水銀
以上の構成要素を採用し、ガラス管の両端外周に円筒状金属を被着し、ハンダ層を形成することで実施例3の誘電体バリア放電ランプを作製した。
[比較例3]
実施例3と同様のガラス管に、実施例3と同様に蛍光体層を形成し、また放電媒体を封入した。そしてガラス管1の両端部には銅製の円筒状金属を被着し、ガラス管の端部に直接に溶着することで、比較例3の誘電体バリア放電ランプを作製した。
以上の実施例3と比較例3とに対して、−20℃/80℃の各環境下に1時間ずつ置くことを1サイクルとするヒートサイクル試験を実施したところ、従来例では10サイクル経過時にガラス管が破損したが、実施例1では1000サイクル経過後もガラス管の破損やハンダの剥がれが発生せず、円筒状金属の外れも発生しなかった。
以下の構成の実施例4の誘電体バリア放電ランプと比較例4の誘電体バリア放電ランプとを作成した場合の効果について比較した。
[実施例4]
<ガラス管容器>
材質:ホウ珪酸ガラス
寸法:外径4mm、内径3mm、全長700mm
<円筒形状金属>
材質:コバール
長さ:19mm
<高融点ハンダ>
スズ−亜鉛系鉛フリーハンダ
<低融点ハンダ>
スズ−インジウム系鉛フリーハンダ
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体
厚み:20μm
<放電ガス>
封入ガス:ネオン+アルゴン(10%)[計60トール]および水銀
<封着方法>
第1の実施の形態によるビードレス封着
以上を実施例4とする。
[比較例4]
<ガラス管容器>
材質:ホウ珪酸ガラス
寸法:外径4mm、内径3mm、全長700mm
<円筒形状金属>
材質:ニッケル
長さ:19mm
<ハンダ>
スズ−亜鉛系鉛フリーハンダ
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体
厚み:20μm
<充填材>
封入ガス:ネオン+アルゴン(10%)[計60トール]および水銀
<封着方法>
従来例のビード封着
以上を比較例4とする。
以上の実施例4と比較例4にてランプを100本ずつ試作したところ、実施例4では封着部にクラックが入ったり、高融点ハンダが溶けて流れたりしたものはなかったが、比較例4では封着部にクラックが入ってランプがリークしたり、円筒形状金属とガラスの隙間のハンダ層が流れて円筒形状金属とガラス管表面の間の密着が悪くなり、電流バラツキが大きくなるものが生じた。
以下の構成の実施例5の誘電体バリア放電ランプと比較例5の誘電体バリア放電ランプとを作成した場合の効果について比較した。
[実施例5]
<ガラス管容器>
材質:ホウ珪酸ガラス
寸法:外径4.0mm、全長700mm
<外部電極>
電流導体層:金属層
外部電極長さ:25mm
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体
厚み:20μm
<充填材>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス
(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)
封入圧:50トール
水銀:封入量3mg
以上の構成で第1の実施の形態に示した方法にて放電ランプを100本作製した。
[比較例5]
電流導体層:金属層
外部電極長さ:25mm
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体
厚み:120μm
<充填材>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス
(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)
封入圧:50トール
水銀:封入量3mg
以上の構成で、肉溜り部を作ることなく溶着する方法で放電ランプを100本作製した。
本発明の実施例5と比較例5をそれぞれ100本ずつ試作したところ、実施例5ではビードレス封着部の封着不良による不良品は発生しなかったが、比較例5では、60本のランプで当該部分に封着不良による不良品が発生した。
以下の構成の実施例6の誘電体バリア放電ランプと比較例6の誘電体バリア放電ランプとを作成し、被着強度を測定した。
[実施例6]
<ガラス管>
材質:ホウ珪酸ガラス、寸法:外径4mm、内径3mm、全長700mm
<円筒状金属>
材質:銅(スズメッキ)製、長さ:19mm、バンド状
<導電性接着剤>
シリコーン系接着剤+銀フィラー
<蛍光体層>
材質:3波長蛍光体、厚み:20μm
<放電媒体>
ネオンとアルゴン(10%)との混合ガス(60トール)、及び水銀
以上の構成要素を採用し、ガラス管の両端外周に円筒状金属を被着し、ハンダ層を形成することで実施例6の誘電体バリア放電ランプを作製した。
[比較例6]
実施例6と同様のガラス管に、実施例6と同様に蛍光体層を形成し、また放電媒体を封入した。そしてガラス管1の両端部にはバンド状ではない銅製の円筒状金属をその内部に実施例6と同様の導電性接着剤を塗りつけたものを被着し、比較例6の誘電体バリア放電ランプを作製した。
以上の実施例6と比較例6とを20本ずつ作製し、外部電極となる円筒状金属に外力を加えて被着強度を検査したところ、実施例6のランプでは円筒状金属はずれなかったのに対して、比較例6のランプでは20本中10本についてその円筒状金属がずれるのが観測された。
本発明の第1の実施の形態の放電ランプ管の製造方法の工程図。 本発明の第1の実施の形態における工程C完了時のガラス管の拡大断面図。 本発明の第1の実施の形態により作製した放電ランプ管に外面電極を形成することで完成した誘電体バリア放電ランプの拡大断面図。 本発明の第1の実施の形態により作製した放電ランプ管に外面電極を形成することで完成した誘電体バリア放電ランプの別例の拡大断面図。 本発明の第1の実施の形態により作製した放電ランプ管に外面電極を形成することで完成した誘電体バリア放電ランプのさらに別例の拡大断面図。 本発明の第2の実施の形態の放電ランプ管の製造方法の工程図。 本発明の第3の実施の形態の放電ランプ管の製造方法の工程図。 本発明の第3の実施の形態に用いる放電ランプ管の製造装置による肉溜り部の形成工程の説明図。 本発明の第3の実施の形態に用いる放電ランプ管の製造装置によるくびれ部の形成工程の説明図。 本発明の第5の実施の形態の放電ランプ管の製造方法の工程図。 本発明の第5の実施の形態に用いる放電ランプ管の製造装置による肉溜り部の形成工程の説明図。 本発明の第5の実施の形態に用いる耐熱細棒の正面図。 本発明の第5の実施の形態に用いる放電ランプ管の製造装置によるくびれ部の形成工程の説明図。 本発明の第5の実施の形態により作製した実施例1の放電ランプ管と比較例1の放電ランプ管との半田耐熱性試験の結果を示す表1。 本発明の第5の実施の形態により作製した実施例2の放電ランプ管と比較例2の放電ランプ管との半田耐熱性試験の結果を示す表2。 本発明の第7の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 本発明の第8の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 本発明の第9の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 上記実施の形態で使用する円筒状金属の側面図。 本発明の第10の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 本発明の第11の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 本発明の第12の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの正面図。 本発明の第13の実施の形態の誘電体バリア放電ランプの断面図。 従来例の誘電体バリア放電ランプの断面図。 他の従来例の誘電体バリア放電ランプの断面図。 さらに他の従来例の誘電体バリア放電ランプの正面図。
符号の説明
1、1A〜1E 誘電体バリア放電ランプ
2 ガラス管
3 円筒状金属
4 ハンダ層
5 外部電極
6 蛍光体層
7 放電媒体
8 ストッパー部
15 高融点ハンダ層
16 円筒状金属
17 低融点ハンダ層
101 ガラス管
105 熱封着部
109 耐熱細棒
113 肉溜り部
115 連通孔
131 放電ガラス管
133 ビーズレス封着部
135 外面電極
137、137A、137B 低圧放電ランプ

Claims (10)

  1. ガラス管の両端それぞれを、当該ガラス管そのものの肉材により、かつ当該ガラス管の肉厚よりも厚い肉厚の熱封着部を外に凸になる形状に形成して封止したことを特徴とする放電ランプ管。
  2. ガラス管の一端を、当該ガラス管そのものの肉材による熱封着部を形成して封止し、当該ガラス管の他端を、当該ガラス管そのものの肉材によるもので、かつ、当該ガラス管の端部から外方に凸となる凸形状の肉溜り部を形成して封止したことを特徴とする放電ランプ管。
  3. ガラス管の一端を、ビーズ材を介さずに熱封着し、
    前記ガラス管の前記熱封着端から目的のランプ長だけ離れた部位の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで、内部に連通孔の明いた肉溜り部を形成し、
    前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、
    前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、
    前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、
    前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とする放電ランプ管の製造方法。
  4. 目的の放電ランプ管の全長よりも十分長いガラス管における肉溜り部の形成予定位置の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで、内部に連通孔の明いた肉溜り部を形成し、
    前記ガラス管における前記目的の放電ランプ管の他端となる位置を、ビーズ材を介さずに熱封着し、
    前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、
    前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、
    前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、
    前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とする放電ランプ管の製造方法。
  5. ガラス管の一端を、ビーズ材を介さずに熱封着し、
    前記ガラス管の封止端部とは反対側の開放端部から耐熱細棒を、当該ガラス管における前記封止端部から目的のランプ長だけ離れた部分に達するまで挿入し、
    前記耐熱細棒が挿入されている状態で、前記ガラス管における前記目的のランプ長だけ離れた部位の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで肉溜り部を形成し、
    前記耐熱細棒を前記ガラス管の開放側端部から抜き取り、
    前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、
    前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、
    前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、
    前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とする放電ランプ管の製造方法。
  6. 目的の放電ランプ管の全長よりも十分長いガラス管の開放端部から耐熱細棒を、当該ガラス管における目的の放電ランプ管の一端となる肉溜り部の形成予定位置に達するまで挿入し、
    前記耐熱細棒が挿入されている状態で、前記ガラス管における前記肉溜り部の形成予定位置の周囲を加熱しながら長さ方向に圧縮することで肉溜り部を形成し、
    前記ガラス管における前記目的の放電ランプ管の他端となる位置を、ビーズ材を介さずに熱封着し、
    前記耐熱細棒を前記ガラス管の開放側端部から抜き取り、
    前記ガラス管の開放側端部から内部の空気を真空排気し、
    前記ガラス管の内部に放電媒体を注入し、
    前記ガラス管における前記肉溜り部よりも前記開放端部寄りの直外側の部位を加熱して当該肉溜り部を残す形でガラス管の余剰部を切り離し、
    前記ガラス管の肉溜り部を熱封着することを特徴とする放電ランプ管の製造方法。
  7. 前記耐熱細棒として、前記ガラス管における肉溜り部形成予定部位に対応する先端部分だけをφ0.6〜0.8mmの細径にしたものを用いることを特徴とする請求項5又は6に記載の放電ランプ管の製造方法。
  8. 外面に外部電極として電流導体層が形成されたガラス管の内部に放電媒体を封入した誘電体バリア放電ランプにおいて、
    前記電流導体層は円筒状金属及びハンダ層で成り、
    前記ハンダ層はそれ自身が電流導体層として作用し、かつ、前記円筒状金属を前記ガラス管に固定していることを特徴とする誘電体バリア放電ランプ。
  9. 両管端が封止され、管内部に放電媒体が封入されたガラス管と、
    前記ガラス管の両端部外周面に形成された高融点ハンダ層と、
    前記高融点ハンダ層各々の外側に被着され、前記高融点ハンダ層よりも低融点の低融点ハンダ層にて固定された円筒形状金属とを備えた誘電体バリア放電ランプ。
  10. 前記ガラス管の両管端は、ビーズガラスを用いずに封着されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の誘電体バリア放電ランプ。
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