JP2006145620A - ホルダ用調心装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホルダの胴部の下部をもって回転させてホルダの調心を行いながら当て板、位置ガイド板をX、Y軸方向に移動位置決めして第1吸引穴、当て板の第2吸引穴と位置ガイド板の装着穴とを合わせて、装着穴にレンズまたはフィルタをエア吸引で容易かつ簡単にセットする。
【解決手段】 ベッド81上にホルダ用コラム83を立設せしめると共にホルダ用コラムの上部にレンズ9をホールドするホルダ59の胴部を回転可能に把持する第1クランプ87を設け、ホルダ用コラムに対向して上下方向へ移動可能なZ軸ブロック111を備え、Z軸ブロック上にX、Y軸方向へ移動可能なX、Y軸ブロック119、129を設け、X、Y軸ブロックの上部に、ホルダの先端部の上面に当て板65または位置ガイド板71を載置せしめてX、Y軸方向の移動位置決めする際の当て板または位置ガイド板を把持する第2クランプ137を設けてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバとレンズまたはフィルタ付レンズとを融着接続する際にレンズまたはフィルタをホールドするのに使用されるホルダを調心するホルダ用調心装置に関する。
従来、光機能素子の端面に光ファイバ端面をレーザ光により融着接続させる方法としては、例えば図12に示されているように、径の異なる2つの光ファイバとしての例えば0.4mmφからなる太径裸光ファイバ(以下、レンズという)201と例えば0.125mmφからなる細径裸光ファイバ203とを接続する際に、このレンズ201と細径裸光ファイバ203の外周面に段差が生じないように端面同士を突合わせて配置することを条件とし、この突合せ部分に対して平行にレーザ光205を集光レンズ207を介して照射することで両者の外周面を同時に融着接続するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平5−346517号公報
ところで、上述した従来のレンズ201と細径裸光ファイバ203をそれぞれ位置合わせして融着接続する場合には、従来から知られている細径裸光ファイバ203の光ファイバ素線を下ホルダと上ホルダからなるホルダ装置でホールドすることは可能であるが、レンズ201は長さが短いので、従来の下クランプと上クランプからなるクランプ装置でクランプすることは難しい。
そこで、従来のホルダまたはクランプを使わずに、レンズ201をクランプするのに、レンズホルダの先端に備えられた装着穴にエアの力で吸引することが考えられるが、単にレンズホルダの先端部に設けられた装着穴にレンズ201を装着してエア吸引でホールドした場合には、装着穴に装着されたレンズ201の中心とエア吸引の穴の中心とが必ず合っているとは限らず、ずれることがある。すなわち、心合わせが難しく、融着接続するのに種々なトラブルの原因となる問題が予想される。
例えば偏心により、レーザ光の当たる位置が変化するため、その結果、融着結果に影響することが懸念される。もし、偏心を残したままであると、レーザ光の当たる位置もそれに準じて動かす必要が発生する可能性があり、その駆動と制御を成立させることは、レーザ光が不可視であることもあり、非常に困難を極めるという問題がある。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
上記発明が解決しようとする課題を達成するためにこの発明のホルダ用調心装置は、ベッド上にホルダ用コラムを立設せしめると共にこのホルダ用コラムの上部にレンズまたはフィルタをホールドするホルダの胴部を回転可能に把持する第1クランプを設け、前記ベッド上に前記ホルダ用コラムに対向して上下方向へ移動可能なZ軸ブロックを備えると共にこのZ軸ブロック上にX、Y軸方向へ移動可能なX、Y軸ブロックを設け、このX、Y軸ブロックの上部に、前記ホルダの先端部の上面に当て板または位置ガイド板を載置せしめてX、Y軸方向の移動位置決めする際の当て板または位置ガイド板を把持する第2クランプを設けてなることを特徴とするものである。
この発明のホルダ用調心装置は、前記ホルダ用調心装置において、前記ホルダ用コラムの上部に、第1クランプでホルダの胴部を回転可能に把持すべく上下方向へV溝が形成されているVブロックを設けてなることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段の説明から理解されるように、この発明によれば、ベッド上に立設されたホルダ用コラムの上部にレンズまたはフィルタをホールドするホルダの胴部が回転可能に把持する第1クランプが設けられているから、ホルダの胴部が第1クランプによりホルダ用コラムの上部にクランプされる。この状態で、ホルダの上面に当て板を重ねるように載置し、Z軸ブロックを上下方向に移動せしめて第2クランプで前記当て板をクランプする。そして、この状態でホルダの胴部の下部をもって回転させてホルダの調心を行いながらホルダに対して当て板をX、Y軸方向に移動位置決めしてホルダの第1吸引穴と当て板の第2吸引穴とを合わせて、当て板をホルダに固定する。
ついで、当て板の上面に位置ガイド板を重ねるように載置し、Z軸ブロックを上方向に移動せしめて第2クランプで前記位置ガイド板をクランプする。そして、この状態でホルダの胴部の下部をもって回転させてホルダの調心を行いながら当て板に対して位置ガイド板をX、Y軸方向に移動位置決めして当て板の第2吸引穴と位置ガイド板の装着穴とを合わせて、位置ガイド板を当て板を介してホルダに固定する。
その結果、位置ガイド板の装着穴にレンズまたはフィルタをエア吸引で容易かつ簡単にセットすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9を参照するに、異径光ファイバの融着接続装置1は、複数例えば2本の0.25mmの径からなる細径光ファイバ素線3の外周に被覆された被覆材を除去した例えば125μmの径からなる細径裸光ファイバ5を位置決めセットする細径裸光ファイバ用位置決めセット装置7と例えば400μmの径からなる太径裸光ファイバ9(以下、レンズという)を位置決めセットするレンズ用位置決めセット装置11を備えている。また、前記細径光ファイバ素線3の外周に被覆された被覆材を除去した細径裸光ファイバ5の端面と前記レンズ9の端面とを融着接続させるためにCOレ−ザ光を出力するCOレ−ザ光発振器13が図9において例えば右上方の位置に備えられている。
そして、このCOレ−ザ光発振器13から出力されたCOレ−ザ光はスプリッタ(ハーフミラー)15で反射された後、レーザ加工ヘッド17を構成している全反射ミラー19で反射されると共に集光レンズ21を経て1本の細径裸光ファイバ5の端面と前記レンズ9の端面とが融着接続される。また、COレ−ザ光はスプリッタ(ハーフミラー)15で透過された後、全反射ミラー23で反射され、さらに、レーザ加工ヘッド25を構成している全反射ミラー27で反射されると共に集光レンズ29を経て他の1本の細径裸光ファイバ5の端面と前記レンズ9の端面とが融着接続されることになる。なお、図示省略しているが、細径裸光ファイバ5の端面と前記レンズ9の端面との上下の下方位置には融着接続状態を観察するための例えばCCDカメラからなる撮像手段が設けられている。
前記細径裸光ファイバ用位置決めセット装置7およびレンズ用位置決めセット装置11について図10を用いてさらに詳細に説明する。図10において、ベッド31上には前記細径裸光ファイバ用位置決めセット装置7およびレンズ用位置決めセット装置11が相対向して設けられている。前記細径裸光ファイバ用位置決めセット装置7としてはベッド31上にZ軸方向(図10において左右方向)へ移動自在な第1Z軸スライド台33が設けられている。この第1Z軸スライド台33はすでに公知の図示省略の駆動手段によりZ軸方向(図10において左右方向)へ移動される。この第1Z軸スライド台33上には前記2本の細径光ファイバ素線3をホ−ルドする細径光ファイバ素線用ホルダ35が設けられている。また、前記第1Z軸スライド台33上における前部(図10において右部)には細径裸光ファイバ用調心機構部37が設けられており、この細径裸光ファイバ用調心機構部37上には前記細径光ファイバ素線3の外周に被覆された被覆材を除去した細径裸光ファイバ5をクランプするための細径裸光ファイバ用クランプ手段のうちのクランプ台39が設けられている。
このクランプ台39上には各細径裸光ファイバ5同士の間隔を一定に保持するガイド部材としての2本のガイドピン41が設けられていると共に各細径裸光ファイバ5をクランプするクランパ43が開閉自在に設けられている。前記細径裸光ファイバ用調心機構部37はすでに公知であるが、Z軸方向に対して左斜めに45度傾いたY軸方向へ図示省略の駆動手段により移動自在に設けられている。
前記レンズ用位置決めセット装置11としては前記ベッド31上にZ軸方向(図10において左右方向)へ移動自在な第2Z軸スライド台45が設けられている。この第2Z軸スライド台45はすでに公知の図示省略の駆動手段によりZ軸方向(図10において左右方向)へ移動される。第2Z軸スライド台45上における前部(図10において左部)にはレンズ用調心機構部47が設けられており、このレンズ用調心機構部47上には保護装置としての例えばレンズ保持装置49をクランプするためのホルダ用クランプ手段のうちのクランプ台51が設けられている。そして、レンズ保持装置49をクランプするレンズ用クランパ53が開閉自在に設けられている。前記レンズ用調心機構部47はすでに公知であるが、Z軸方向に対して右斜めに45度傾いたX軸方向へ図示省略の駆動手段により移動自在に設けられている。
上記構成により、第1Z軸スライド台33と第2Z軸スライド台45とが互いにZ軸方向へ移動されると共に細径裸光ファイバ用調心機構部37がY軸方向へ移動され、また、レンズ用調心機構部47がX軸方向へ移動されることによって、2本の細径裸光ファイバ5の端面とレンズ9の端面とが自動調心される。そして、2本の細径裸光ファイバ5の端面とレンズ9の端面とが自動調心された状態で、前記COレ−ザ光発振器13から出力されたCOレ−ザ光がそれぞれスプリッタ15、全反射ミラー19を経て集光レンズ21およびスプリッタ15、全反射ミラー23、全反射ミラー27を経て集光レンズ29から照射されることで、2本の細径裸光ファイバ5の端面とレンズ9の端面との融着接続を均一でかつ容易に行うことができる。
前記細径裸光ファイバ5の端面とレンズ9の端面とをCOレ−ザ光発振器13を用いて融着接続する例で説明しているが、アーク放電による融着接続であっても構わない。
前記レンズ9を保持するレンズ保持装置49としては、図11に示されているように、例えば外径が3mmφからなると共に中心部にレンズ9を吸引するための第1吸引用穴55を備えた例えば非磁性のステンレスからなるホルダとしての例えばレンズホルダ57が図11において左右方向へ延伸されて設けられている。このレンズホルダ57の後端部には例えば外径が4.5mmφからなるジョイント59が螺合されていると共にこのジョイント59の後端部には例えば外径が4.0mmφからなる配管61の一端が接続されている。
前記レンズ57の先端部57Sは、図5に示されているように、例えば外径d3が8mmφからなっていると共に先端部57Sの外周上には適宜な間隔例えば90度間隔で複数例えば相対応した位置にそれぞれ4個のタップ63が設けられている。
前記レンズホルダ57の先端部57Sの先端には図5も併せて参照するに、例えば外径d2が8.4mmφからなっている当て板としての例えばレンズ当て板65が設けられている。このレンズ光当て板65には前記4個のタップ63に対応した位置に第1穴67が設けられている。しかも、レンズ当て板65の中心部には前記第1吸引用穴55に連通する例えば0.32mmφからなる第2吸引用穴69が設けられている。すなわち、第2吸引用穴69の穴径はレンズホルダ57の先端部57Sの第1吸引用穴55の穴径に対して80%程度小さくなっていることが必要である。これは、レンズ9の光が通る部分になるべくダメージを与えないようにするためである。特に、レンズ9の先端に例えば反射防止膜(無反射コーティング、ARコート(AntiReflectionCoating))などのコーティングを施すことで、この第2吸引用穴69の穴径をコントロールしている。
前記レンズ当て板65の先端には図5も併せて参照するに、例えば外径d1が8.6mmφからなっている位置ガイド板としての例えばレンズ位置ガイド板71が設けられている。このレンズ位置ガイド板71には前記第1穴67に対応した位置に第2穴73が設けられていると共に前記第1穴67に対応した位置に調整用の溝としての切り欠き溝75が設けられている。この切り欠き溝75の代わりに大きなバカ穴であっても構わない。しかも、レンズ位置ガイド板71の中心部には前記第2吸引用穴69に連通する例えば0.41mmφからなり、前記レンズ9を装着する装着用穴77が設けられている。
図1、図2、図3および図4を参照するに、ホルダ用調心装置としての例えばレンズホルダ用調心装置79は、例えば矩形形状のベッド81を備えており、このベッド81上の図1、図2および図3の右側にはホルダ用コラムとしての例えばレンズホルダ用コラム83が立設されていて複数のボルト85で前記ベッド81に固定されている。
このレンズホルダ用コラム83の上部には図6(A)、(B)を併せて参照するに、レンズホルダ57の胴部57D(図5参照)を回転可能に把持する第1クランプ87が設けられている。すなわち、レンズホルダ用コラム83の上部における図6(A)、(B)において右側の前部にはブロック89が複数のボルト91で取り付けられている。そして、前記ブロック89の前側には左右方向へ貫通して溝93が形成されている。この溝93には左右方向へ延伸されたクランプレバー95が設けられ、このクランプレバー95における左右方向の中央部からやや左側部がピン97により前記ブロック89に回動可能に枢支されている。
前記ブロック89の右側部とクランプレバー95の右側部との間には、スプリング99が介在されており、このスプリング99の付勢力でクランプレバー95が常時ピン97を支点として時計方向回りに回動されるように付勢されている。
前記レンズホルダ用コラム83の上部における図6(A)、(B)において左側の前部にはV溝101を備えたVブロック103が複数のボルト105で取り付けられている。また、前記ブロック89の左側と前記Vブロック103との間にはストッパ用ボルト107が設けられている。
上記構成により、クランプレバー95の右端を押すと、図6(A)に示されているように、スプリング99が圧縮されてクランプレバー95がピン97を支点として反時計方向回りに回動し、Vブロック103とクランプレバー95との間に隙間が生じる。この隙間にレンズホルダ57を入れて胴部57Dを前記Vブロック103のV溝101にあてがい、クランプレバー95の右端を離すと、図6(B)に示されているように、クランプレバー95がピン97を支点としてスプリング99の付勢力で時計方向回りに回動し、レンズホルダ57の胴部57Dが前記Vブロック103のV溝101の2点とクランプレバー95の1点との合計3点で支持されて回動可能にクランプされることになる。前記ストッパ用ボルト107は、レンズホルダ57が前記V溝101とクランプレバー95との間に装着されていないとき、スプリング99によりクランプレバー95がV溝101に接触あるいはガツンと衝撃を加えて壊さないようにストッパの役目を果たしているものである。
再び、図1、図2、図3および図4を参照するに、前記ベッド81上の図1、図2および図3の左側には固定ブロック109が取り付けられている。この固定ブロック109上にはZ軸ブロック111が設けられている。このZ軸ブロック111は前記固定ブロック109に設けられているZ軸調整つまみ113によりZ軸方向(上下方向)へ移動位置決めされるようになっている。また、前記Z軸ブロック111に設けられているZ軸ロックつまみ115によりZ軸ブロック111を移動位置決めした位置で固定せしめることができる。
前記Z軸ブロック111上には複数のY軸ガイドレール117がY軸方向(図1、図3において紙面に対して直交した方向、図2において上下方向)へ敷設されており、このガイドレール117にはガイドを介してY軸ブロック119がY軸方向へ移動位置決めされるように設けられている。
前記Z軸ブロック111には図4において左側にブラケット121が取り付けられており、このブラケット121に設けられたY軸調整つまみ123によりガイドレール117に沿ってY軸方向へ移動位置決めされる。また、Y軸ブロック119が設けられているY軸ロックつまみ125によりY軸ブロック119を移動位置決めした位置で固定せしめることができる。
前記Y軸ブロック119上には複数のX軸ガイドレール127がX軸方向(図1、図2においてにおいて左右方向)へ敷設されており、このX軸ガイドレール127にはガイドを介してX軸ブロック129が設けられている。
前記Y軸ブロック119には図2、図3において左側にブラケット131が取り付けられており、このブラケット131に設けられたX軸調整つまみ133によりX軸ガイドレール127に沿って前記X軸ブロック129がX軸方向へ移動位置決めされる。また、X軸ブロック129に設けられているX軸ロックつまみ135によりX軸ブロック129を移動位置決めした位置で固定せしめることができる。
前記X軸ブロック129上には第2クランプ137が設けられている。すなわち、X軸ブロック129上にはクランププレート139が複数のボルト141で取り付けられている。より詳細には図7、図8に示されているように、クランププレート139の形状としては、図7、図8において右側部が傾斜部143とこの傾斜部143につながった垂直の直線部145とこの垂直の直線部145につながった水平の直線部147とこの水平の直線部147につながった垂直の直線部149とで形成されている。すなわち、直線部145に対して直線部147が直角につながっていて、しかも、直線部145と直線部147とで切り欠き溝151が形成されている。
前記傾斜部143にはこの傾斜方向に沿って傾斜溝153が貫通して形成されている。この傾斜溝153の中央からやや上方部にピン155でクランプレバー157が枢支されている。しかも、前記傾斜溝153の下部とクランプレバー157の下部との間にはスブリング159が介在されており、このスブリング159の付勢力によりクランプレバー157の先端部157Sがピン155を支点として常時反時計方向回りに回動すべく付勢されている。前記ピン155より上方側にはストッパ用ボルト161が設けられている。
上記構成により、前記レンズホルダ57の先端部57Sの上面にレンズ当て板65またはレンズ位置ガイド板71を載置し、位置決めする際に、クランプレバー157の下端を押すと、図7、図8に示されているように、スプリング159が圧縮されてクランプレバー157がピン155を支点として時計方向回りに回動し、クランププレート139の切り欠き溝151とクランプレバー157との間に隙間が生じる。この隙間にレンズ当て板65またはレンズ位置ガイド板71が入り直線部145、直線部147にそれぞれ点接触すべくあてがわれ、クランプレバー157の下端を離すと、クランプレバー157がピン155を支点としてスプリング159の付勢力で反時計方向回りに回動し、レンズ当て板65またはレンズ位置ガイド板71が前記直線部145、直線部147とクランプレバー157との3点で支持されてクランプされることになる。前記ストッパ用ボルト107は、レンズ当て板65またはレンズ位置ガイド板71が前記直線部145、直線部147とクランプレバー157との間に装着されていないとき、スプリング159によりクランプレバー157が前記直線部145、直線部147に接触あるいはガツンと衝撃を加えて壊さないようにストッパの役目を果たしているものである。
つぎに、レンズホルダ調心装置79を用いて、レンズホルダ57の先端57Sにレンズ当て板65、レンズ位置ガイド板71をそれぞれ重ね合わせて取り付ける作用を説明すると、レンズホルダ57における胴部57Dの下方を作業者が片方の手に持つと共に他方の手でクランプレバー95の右端を押すと、図6(A)に示されているように、スプリング99が圧縮されてクランプレバー95がピン97を支点として反時計方向回りに回動し、Vブロック103とクランプレバー95との間に隙間が生じる。この隙間に片方の手で持っているレンズホルダ57を入れて胴部57Dを前記Vブロック103のV溝101にあてがい、クランプレバー95の右端を離すと、図6(B)に示されているように、クランプレバー95がピン97を支点としてスプリング99の付勢力で時計方向回りに回動し、レンズホルダ57の胴部57Dが前記Vブロック103のV溝101とクランプレバー95との3点で支持されて回動可能にクランプされることになる。ついで、レンズホルダ57の胴部57Dがクランプされながら回動される。さらに、レンズホルダ57における胴部57Dを回動させることにより、レンズホルダ57が自動調心されて垂直状態に保持される。
この状態で、レンズホルダ57の先端部57Sの上方位置に、Z軸ブロック111をZ軸調整つまみ113によりZ軸方向(上下方向)の上方向に移動させてクランププレート139とクランプレバー157の高さを位置決めせしめてZ軸ロックつまみ115でロックして固定する。Y軸ブロック119およびX軸ブロック129をそれぞれY軸調整つまみ123、X軸調整つまみ133によりY軸、X軸方向へ移動してクランププレート139の切り欠き溝151がレンズホルダ57の先端部57Sの上方位置に位置決めしてY軸ロックつまみ125、X軸ロックつまみ135でロックされる。
レンズホルダ57の先端部57Sに図5に示した前記光ファイバ当て板67を重ね合わせる。その際、クランプレバー157の下端を押すと、図7に示されているように、スプリング159が圧縮されてクランプレバー157がピン155を支点として時計方向回りに回動し、クランププレート139の切り欠き溝151とクランプレバー157との間に隙間が生じる。この隙間にレンズ当て板65が入り直線部145、直線部147にそれぞれ点接触してあてがわれ、クランプレバー157の下端を離すと、クランプレバー157がピン155を支点としてスプリング159の付勢力で反時計方向回りに回動し、レンズ当て板65が前記直線部145、直線部147とクランプレバー157との3点で支持されて回動可能にクランプされることになる。
この状態で、前記レンズホルダ57をX、Y方向に調整して第1吸引用穴55の中心と第2吸引用穴69の中心を例えば顕微鏡やCCDカメラなどで合わせてた状態にすると共にタップ63と第1穴67とを位置合わせする。この状態で図5および図7に示したように複数のねじ163を第1穴67に通してタップ63に固定するすることでレンズホルダ57の先端部57Sに前記レンズ当て板65が調心されて固定される。
さらに、レンズ当て板65のねじ163に図5に示したレンズ位置ガイド板71の切り欠き溝75が装着されて重ね合わせられる。その際、Z軸ブロック111をZ軸調整つまみ113によりZ軸方向(上下方向)の上方向に移動してクランププレート139とクランプレバー157の高さを位置決めせしめてZ軸ロックつまみ115でロックして固定する。Y軸ブロック119およびX軸ブロック129をそれぞれY軸調整つまみ123、X軸調整つまみ133によりY軸、X軸方向へ移動してクランププレート139の切り欠き溝151がレンズホルダ57の先端部57Sの上方位置に位置決めしてY軸ロックつまみ125、X軸ロックつまみ135でロックされる。
レンズ位置ガイド板71の外周を、上述の要領でクランププレート139とクランプレバー157でクランプし、前記レンズホルダ57を回動させながらレンズ位置ガイド板71をX、Y方向に調整して第2吸引用穴69の中心と装着用穴77の中心を例えば顕微鏡やCCDカメラなどで合わせてた状態にすると共にタップ63と第2穴73とを位置合わせする。この状態で複数のねじ165を第1穴67に通してタップ63に固定するすることでレンズ当て板67に前記レンズ位置ガイド板71が調心されて固定される。
したがって、レンズホルダ57の先端部57Sとレンズ当て板67と前記レンズ位置ガイド板71の3者が正確かつ容易に調心することができる。しかも、レンズホルダ57に対してレンズ当て板67を調心する際、レンズ当て板67の外径d2がレンズホルダ57の外径d3よりやや大きいので、レンズ当て板67を第2クランプ137で容易に保持することができる。同様に、レンズ光当て板67に対してレンズ位置ガイド板71を調心する際、レンズ位置ガイド板73の外径d1がレンズ当て板67の外径d2よりやや大きいので、レンズ位置ガイド板71を第2クランプ137で容易に保持することができる。
その結果、レンズ位置ガイド板71の装着穴77にレンズ9をエア吸引で容易かつ簡単にセットすることができる。
上述した例はレンズ位置ガイド板71の装着穴77にレンズ9をエア吸引するための例で示したが、レンズ9の代わりにフイルタをレンズ位置ガイド板71と同様の位置ガイド板の装着穴77に装着して吸引させることで対応することが可能である。この場合には装着穴77はフイルタの形状に合わせた矩形としての例えば正方形となる。
この発明のレンズホルダ用調心装置の斜視図である。 図1における平面図である。 図1における正面図である。 図1における右側面図である。 レンズホルダ、レンズ当て板、レンズ位置ガイド板およびVブロックの関係を示した斜視図である。 (A)、(B)はレンズホルダ用コラムの上部に設けた第1クランプの平面図で、レンズホルダのクランプ、アンクランプ状態を示した図である。 X軸ブロックの上面に設けた第2クランプの平面図で、レンズ当て板をクランプした状態を示した図である。 X軸ブロックの上面に設けた第2クランプの平面図で、レンズ位置ガイド板をクランプした状態を示した図である。 異径光ファイバの融着接続装置の平面図である。 異径光ファイバの融着接続装置において細径裸光ファイバ用位置決めセット装置における2本の細径光ファイバ素線、細径裸光ファイバと、前記太径裸光ファイバ用位置決めセット装置における太径裸光ファイバとの位置決め状態を示した正面図である。 融着接続装置におけるレンズ保持装置の拡大正面断面図である。 従来の異径光ファイバの融着接続状態を示した図である。
符号の説明
1 融着接続装置
9 レンズ
11 レンズ用位置決めセット装置
57 レンズホルダ(ホルダ)
65 レンズ当て板(当て板)
71 レンズ位置ガイド板(位置ガイド板)
79 レンズホルダ用調心装置(ホルダ用調心装置)
81 ベッド
83 レンズホルダ用コラム(ホルダ用コラム)
87 第1クランプ
89 ブロック
93 溝
95 クランプレバー
97 ピン
99 スプリング
101 V溝
103 Vブロック
107 ストッパ用ボルト
109 固定ブロック
111 Z軸ブロック
113 Z軸調整つまみ
115 Z軸ロックつまみ
119 Y軸ブロック
123 Y軸調整つまみ
125 Y軸ロックつまみ
129 X軸ブロック
133 X軸調整つまみ
135 X軸ロックつまみ
137 第2クランプ
143 傾斜部
145 直線部
147 直線部
151 切り欠き溝
153 傾斜溝
155 ピン
157 グンプレバー
159 スプリング
161 ストッパ用ボルト
163 ねじ
165 ねじ

Claims (2)

  1. ベッド上にホルダ用コラムを立設せしめると共にこのホルダ用コラムの上部にレンズまたはフィルタをホールドするホルダの胴部を回転可能に把持する第1クランプを設け、前記ベッド上に前記ホルダ用コラムに対向して上下方向へ移動可能なZ軸ブロックを備えると共にこのZ軸ブロック上にX、Y軸方向へ移動可能なX、Y軸ブロックを設け、このX、Y軸ブロックの上部に、前記ホルダの先端部の上面に当て板または位置ガイド板を載置せしめてX、Y軸方向の移動位置決めする際の当て板または位置ガイド板を把持する第2クランプを設けてなることを特徴とするホルダ用調心装置。
  2. 前記ホルダ用コラムの上部に、第1クランプでホルダの胴部を回転可能に把持すべく上下方向へV溝が形成されているVブロックを設けてなることを特徴とする請求項1記載のホルダ用調心装置。
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