JP6817139B2 - 試料ホルダーユニット及び試料観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イオンミリング装置に用いられる試料を保持する試料ホルダーユニット及びこの試料ホルダーユニットを備えた試料観察装置に関する。
一般的に、電子顕微鏡によって観察される試料は、イオンミリング装置によってイオンビームを照射してエッチングを行い、観察に適した形状に加工される。イオンミリング装置で加工を行う前に、試料は、試料ホルダーに保持された状態で、イオンビームを遮蔽する遮蔽板との位置合わせが行われる。
特許文献1には、加工を行う試料と遮蔽板との位置合わせを行うための技術が記載されている。この特許文献1には、試料を保持する試料マスクユニットと、この試料マスクユニットが設置される固定台を備えた技術が記載されている。そして、固定台には、試料を観察する光学顕微鏡の光軸に対して傾斜した状態で試料マスクマスクユニットが設置できる。
特開2007−14996号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、固定台の傾斜角度は、特定の角度に設定されており、観察部の一例を示す光学顕微鏡の光軸に対して特定の傾斜角度でしか試料を観察することができなかった。そのため、観察部の光軸に対して任意の傾斜角度で試料の観察を行うことができない、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、任意の傾斜角度で試料を観察することができる試料ホルダーユニット及び試料観察装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の試料ホルダーユニットは、試料保持部と、遮蔽板と、回動機構と、を備えている。試料保持部は、試料を保持する。遮蔽板は、試料保持部の一側に配置されて、試料の加工面の一部を覆う。回動機構は、試料保持部に保持された試料及び遮蔽板を回動可能に支持する。試料保持部は、試料の一部を遮蔽板から突出させて保持する。回動機構は、その回動動作の軸方向が、試料保持部に保持された試料の加工面と平行をなし、かつ試料における遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置されている。また、回動機構の回動動作の回動中心は、試料保持部に保持された試料の加工面上に位置する。
また、本発明の試料観察装置は、試料を保持する試料ホルダーユニットと、試料ホルダーユニットが着脱可能に装着される装着ステージと、装着ステージと対向して配置され、試料ホルダーユニットの保持された試料を観察する観察部と、を備えている。
試料ホルダーユニットは、試料保持部と、遮蔽板と、回動機構と、を備えている。試料保持部は、試料を保持する。遮蔽板は、試料保持部よりも観察部側に配置されて、試料の加工面の一部を覆う。回動機構は、試料保持部に保持された試料及び遮蔽板を回動可能に支持する。試料保持部は、試料の一部を遮蔽板から突出させて保持する。回動機構は、その回動動作の軸方向が、観察部の光軸の方向と直交し、かつ試料における遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置されている。また、回動機構の回動動作の回動中心は、試料保持部に保持された試料の加工面上に位置する。
本発明の試料ホルダーユニット及び試料観察装置によれば、任意の傾斜角度で試料を観察することができる。
本発明の第1の実施の形態例にかかる試料観察装置を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる試料観察装置の観察部で試料を撮影した画像を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる試料観察装置の観察部で試料を観察した状態を示す模式図である。 試料と遮蔽板との位置関係を示す模式図である。 図2に示す試料ホルダーユニットの状態における試料を撮影した画像である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットの試料及び遮蔽板を任意の角度に回動させた状態を示す斜視図である。 図7に示す試料ホルダーユニットの状態における試料を撮影した画像を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットの試料及び遮蔽板を90度回動させた状態を示す斜視図である。 図9に示す試料ホルダーユニットの状態における加工後の試料を撮影した画像を示す図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットを試料及び遮蔽板を任意の角度に回動させた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットを試料及び遮蔽板を90度回動させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の試料ホルダーユニット及び試料観察装置の実施の形態例について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.試料観察装置の構成
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる試料観察装置について図1を参照して説明する。
図1は、本例の試料観察装置を示す概略構成図である。
図1に示す装置は、例えば、イオンミリング装置により加工を行う試料と遮蔽板との位置合わせや、加工後の試料の状態を観察する際に用いられる試料観察装置である。また、試料観察装置は、接眼レンズと対物レンズを有するいわゆる光学顕微鏡である。
図1に示すように、試料観察装置1は、筐体2と、支持部3と、載置台4と、観察部5と、装着ステージ6と、試料ホルダーユニット10と、を備えている。支持部3は、筐体2の一端部に設けられている。支持部3には、観察部5が取り付けられている。観察部5は、接眼レンズと対物レンズとを有している。また、観察部5は、観察対象を撮影するカメラを有している。
載置台4は、筐体2の他端部に設けられ、支持部3に支持された観察部5と対向する。載置台4における観察部5と対向する一面には、装着ステージ6が設けられている。装着ステージ6には、試料ホルダーユニット10が着脱可能に装着される。装着ステージ6は、観察部5の対物レンズの光軸L1と直交する第1の方向Xと第2の方向Yに、試料ホルダーユニット10を移動可能に支持する。以下、光軸L1と平行をなし、第1の方向X及び第2の方向Yと直交する方向を第3の方向Zとする。
1−2.試料ホルダーユニットの構成例
次に、試料ホルダーユニット10の詳細な構成例について図1〜図5を参照して説明する。
図2は、試料ホルダーユニット10を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、試料ホルダーユニット10は、ホルダースタンド11と、試料ホルダー12とを有している。試料ホルダー12は、ホルダースタンド11に着脱可能に装着される。また、試料ホルダー12には、試料14が着脱可能に保持される。そして、試料ホルダー12には、遮蔽板13を有している。試料14は、試料ホルダー12に設けられた遮蔽板13よりも観察部5や、イオンミリング装置のイオンビームの光軸L1から離反する方向、すなわち第3の方向Zの他側に配置されている。
ここで、図3〜図5を参照して遮蔽板13と試料14との位置関係について説明する。
図3は、観察部5のカメラで試料14を撮影した画像を示す図、図4は、その模式図である。図5は、試料14と遮蔽板13との位置関係を示す模式図である。
図3〜図5に示すように、試料14は、略平板状に形成されている。図3及び図4に示すように、試料14は、観察部5の光軸L1やイオンミリング装置のイオンビームと対向する加工面14aと、この加工面14aの一端部から略垂直に連続する側面部14bとを有している。側面部14bは、第3の方向Zと略平行に配置される。
試料ホルダー12に保持された際、試料14は、その一部が遮蔽板13から光軸L1、すなわち第3の方向Zと直交する方向に所定の長さで突出して配置される。以下、光軸L1及び第3の方向Zと直交し、かつ試料14が遮蔽板13から突出する方向を第2の方向Yとする。さらに、加工面14aと平行をなす方向、すなわち光軸L1及び第3の方向Zと直交し、かつ第2の方向Yと直交する方向を第1の方向Xとする。
また、試料14における遮蔽板13の一面から第2の方向Yに突出する長さを突出量K1とする。このとき、試料14の第3の方向Zの一面である加工面14aが、観察部5の光軸L1と対向し、イオンミリング装置においてイオンビームが照射される。そして、使用者は、突出量K1と、試料14の加工面14aにおける加工が行われる加工位置Q1(図3参照)を調整する。
図5に示すように、イオンミリング装置において、試料14の加工面14aには、イオンビームが照射される。このとき、試料14よりも第3の方向Zの一側に配置された遮蔽板13は、イオンビームを遮蔽する。そのため、遮蔽板13よりも第3の方向Zの他側に配置された試料14の加工面14aにおける遮蔽板13によって覆われた箇所は、イオンビームによりエッチングされずに残る。また、試料14の加工面14aにおける遮蔽板13から突出量K1の領域がイオンビームによりエッチングが行われる。その結果、試料14の加工面14a及びこの加工面14aと略垂直に連続する側面部14bには、加工断面T1が形成される。
[ホルダースタンド]
次に、試料ホルダーユニット10のホルダースタンド11の構成について説明する。
図2に示すように、ホルダースタンド11は、支持部材21と、回動部材22と、装着部23と、傾斜角度調整部材24と、を有している。
支持部材21は、略コの字状に形成されている。支持部材21は、接続面部21aと、第1支持面部21bと、第2支持面部21cとを有している。また、接続面部21a、第1支持面部21b及び第2支持面部21cは、それぞれ略平板状に形成されている。
接続面部21aにおける第1の方向Xの一端部には、第1支持面部21bが設けられている。また、接続面部21aにおける第1の方向Xの他端部には、第2支持面部21cが設けられている。第1支持面部21b及び第2支持面部21cは、接続面部21aの端部から第2の方向Yの一側に向けて略垂直に設けられている。そして、第1支持面部21bと第2支持面部21cは、第1の方向Xに沿って対向している。
第1支持面部21bと第2支持面部21cには、それぞれ回動軸26と、固定片30が設けられている。固定片30は、第1支持面部21b及び第2支持面部21cにおける接続面部21aとは反対側の第2の方向Yの一端部における第3の方向Zの他端部に設けられている。固定片30には、固定部材31が挿入される。この固定部材31は、装着ステージ6に締結固定される。
これにより、支持部材21が装着ステージ6に着脱可能に装着される。このとき、接続面部21a、第1支持面部21b及び第2支持面部21cは、装着ステージ6の一面から第3の方向Zに沿って立設される。また、第1支持面部21bと第2支持面部21cの間を観察部5の光軸L1が通る。
また、第1支持面部21bには、傾斜ガイド部25と、開口部28が設けられている。傾斜ガイド部25は、回動軸26を中心に略円弧状に開口した溝部である。傾斜ガイド部25には、後述する傾斜角度調整部材24が摺動可能に挿通する。
開口部28は、後述する回動部材22の不図示の開口部と連通している。この開口部28を介してホルダースタンド11に装着された試料ホルダー12に設けられた不図示の加工位置調整機構を操作することができる。そのため、使用者は、開口部28を介して、試料ホルダー12に保持された試料14の突出量K1(図4及び図5参照)を調整することができる。
第1支持面部21b及び第2支持面部21cに設けた回動軸26には、回動部材22が回動可能に支持される。
回動部材22は、略コの字状に形成されている。回動部材22は、支持部材21における第1支持面部21bと第2支持面部21cの間に配置される。回動部材22は、装着面部22aと、第1回動アーム22bと、第2回動アーム22cとを有している。装着面部22a、第1回動アーム22b及び第2回動アーム22cは、それぞれ略平板状に形成されている。
装着面部22aにおける第1の方向Xの長さは、支持部材21における第1支持面部21b及び第2支持面部21cの間隔よりも若干短く設定されている。装着面部22aは、支持部材21の接続面部21aと第2の方向Yで対向する。また、装着面部22aにおける接続面部21aと対向する面とは反対側の面には、装着部23が設けられている。
この装着部23には、後述する試料ホルダー12が着脱可能に装着される。装着部23に装着された試料ホルダー12の第3の方向Zの他側である上下方向の下端部には、固定片35が配置される。固定片35は、装着部23に沿って移動可能に配置されている。この固定片35には、装着部23に装着された試料ホルダー12が載置される。これにより、試料ホルダー12におけるホルダースタンド11での第3の方向Zの位置合わせを行うことができる。
装着面部22aにおける第1の方向Xの一端部には、第1回動アーム22bが設けられている。また、装着面部22aにおける第1の方向Xの他端部には、第2回動アーム22cが設けられている。
第1回動アーム22b及び第2回動アーム22cは、装着面部22aの端部から第2の方向Yの一側に向けて略垂直に設けられている。そして、第1回動アーム22bと第2回動アーム22cは、第1の方向Xに対向している。回動部材22が支持部材21に取り付けられた際に、第1回動アーム22bと第2回動アーム22cの間を観察部5の光軸L1が通る。
また、第1回動アーム22bは、支持部材21の第1支持面部21bと対向している。第2回動アーム22cは、支持部材21の第2支持面部21cと対向している。第1回動アーム22bは、回動軸26を介して第1支持面部21bに回動可能に支持されている。また、第2回動アーム22cは、回動軸26を介して第2支持面部21cに回動可能に支持されている。これにより、回動部材22は、回動軸26、26を介して支持部材21に回動可能に支持される。
ここで、回動部材22の回動動作の軸方向は、光軸L1と平行をなす第3の方向Zと直交している。すなわち、回動部材22の回動動作の軸方向は、後述する試料ホルダー12に保持された試料14の加工面14aと平行に配置される。また、回動部材22の回動動作の軸方向は、試料14が遮蔽板13から突出する方向と平行をなす第2の方向Yとも直交している。そのため、回動部材22の回動動作の軸方向は、第1の方向Xと平行に配置される。
さらに、回動部材22の回動動作の回動中心R1は、試料ホルダー12に保持された試料14の加工面14a上に配置される。さらに詳細には、回動中心R1は、後述する試料ホルダー12に設けた遮蔽板13と試料14の加工面14aの境界線上に配置される。
また、第1回動アーム22bには、傾斜角度調整部材24が設けられている。傾斜角度調整部材24は、第1支持面部21bの傾斜ガイド部25を挿通する。そして、傾斜角度調整部材24は、傾斜ガイド部25に摺動可能に支持される。
傾斜角度調整部材24には、第1回動アーム22bに締結される雄ねじ部が形成されている。そして、第1支持面部21bを介して傾斜角度調整部材24を第1回動アーム22bに締結することで。第1支持面部21bが傾斜角度調整部材24と第1回動アーム22bに挟持される。これにより、回動部材22を傾斜角度調整部材24及び支持部材21によって光軸L1に対して任意の傾斜角度で保持することができる。
さらに、第1回動アーム22bには、把持部27が設けられている。把持部27は、第1回動アーム22bにおける第2の方向Yの一端部において第1の方向Xの一側に向けて突出している。把持部27は、使用者によって把持される。これにより、使用者は、傾斜角度調整部材24の締結を緩め、把持部27を操作することで、回動部材22の回動動作を操作することができる。
上述した回動部材22と、回動軸26、26により後述する試料14及び遮蔽板13を回動させる回動機構を構成する。
なお、本例では、回動部材22の第1回動アーム22b及び第2回動アーム22cを平板状に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。第1回動アーム22b及び第2回動アーム22cとしては、円柱や角柱をなす棒状部材や、装着面部22aよりも第3の方向Zの長さが短い舌片状の部材等その他各種の形状に形成してもよい。
[試料ホルダー]
次に、試料ホルダー12について説明する。
試料ホルダー12は、遮蔽板13と、ホルダー本体41と、ホルダー側装着部42と、試料載置台43と、試料保持部45と、を有している。ホルダー側装着部42は、ホルダースタンド11の装着部23に着脱可能に装着される。これにより、試料ホルダー12は、ホルダースタンド11における第1回動アーム22bと第2回動アーム22cの間に配置される。さらに、ホルダー側装着部42における装着部23と対向する一面とは反対側の他面にはホルダー本体41が設けられている。
ホルダー本体41は、ホルダー側装着部42から第2の方向Yの一側に向けて突出している。ホルダー本体41における第2の方向Yの一端部には、遮蔽板13が固定されている。遮蔽板13は、試料14よりもイオンビームに対する強度が高い材質で形成されている。そして、遮蔽板13は、イオンミリング装置において照射されるイオンビームを遮蔽する。
ホルダー本体41における遮蔽板13よりも第3の方向Zの他側、すなわち観察部5の光軸L1の下流、やイオンミリング装置におけるイオンビームの下流側には、試料載置台43と、試料保持部45が設けられている。試料載置台43には、試料14が載置される。この試料載置台43における試料14が載置される一面は、第1の方向Xと平行に配置される。
試料14は、遮蔽板13と試料載置台43により挟持される。また、試料14は、試料載置台43により遮蔽板13に向けて押圧される。これにより、試料14と遮蔽板13が密着する。その結果、試料14と遮蔽板13との間の隙間を無くし、イオンミリング装置での加工時に加工不良が発生することを防ぐことができる。
また、試料載置台43に載置された試料14の第1の方向Xの両側には、試料保持部45が配置されている。試料保持部45は、試料14を第1の方向Xの両側から保持する。これにより、試料14は、試料載置台43と試料保持部45により、加工面14aが第1の方向Xと平行に配置される。
また、ホルダー本体41には、試料保持部45を第1の方向X及び第2の方向Yに移動させる不図示の加工位置調整機構が設けられている。そして、試料保持部45は、試料14を保持した状態で第1の方向X及び第2の方向に移動する。その結果、試料14における遮蔽板13からの突出量K1(図4及び図5)を調整することができる。
なお、本例の試料ホルダー12では、試料14を第1の方向X及び第2の方向Yに移動できる例を説明したが、これに限定されるものではない。試料ホルダー12としては突出量K1を調整するために、試料14を第2の方向Yにのみ移動可能な構成であってもよい。
1−3.試料ホルダーユニットの動作例
次に、上述した構成を有する試料ホルダーユニット10の動作例について図2、図6〜図10を参照して説明する。
図6は、図2に示す試料ホルダーユニット10の状態において、試料14を撮影した画像を示す図である。図7は、試料ホルダーユニット10の回動部材22を任意の角度に回動させた状態を示す斜視図である。図8は、図7に示す試料ホルダーユニット10の状態における加工後の試料14を撮影した画像を示す図である。
図2に示す状態では、試料14の加工面14aは、光軸L1に対して直交し、傾斜していない状態を示している。この状態では、試料14は、その加工面14aが第2の方向Yと平行に試料ホルダー12から突出する。この状態で撮影した画像は、図3及び図6に示すように、試料14における遮蔽板13からの突出量K1を確認することができる。
次に、使用者は、傾斜角度調整部材24を緩める。これにより、回動部材22を、支持部材21に対して回動軸26、26を中心に任意の角度に回動させることができる。そして、使用者は、把持部27を把持して回動部材22を所望する角度まで回動させる。傾斜角度調整部材24が、支持部材21の傾斜ガイド部25に摺動可能に挿入されている。そのため、回動部材22を支持部材21に対してがたつきなく回動させることができる。このとき、試料ホルダー12及びこの試料ホルダー12に保持された試料14や遮蔽板13も、回動部材22と共に回動する。
そして、使用者が所望する角度位置において傾斜角度調整部材24を回動部材22に締結させる。これにより、図7に示すように、第1支持面部21bが傾斜角度調整部材24と第1回動アーム22bに挟持され、回動部材22が光軸L1に対して任意の傾斜角度で保持される。
また、上述したように、回動部材22の回動動作の回動中心R1は、試料ホルダー12に保持された試料14の加工面14a上に配置されている。そのため、回動部材22を任意の角度に回動させても、観察部5から試料14までの第3の方向Zの間隔や、試料14における光軸L1に対する第1の方向X及び第2の方向Yの位置は、変化しない。これにより、回動部材22と共に試料14を回動させても、試料14は、観察部5の焦点位置から移動しない。その結果、試料14を回動させても観察部5の焦点を調整する必要がなく、試料14の観察作業を容易に行うことができる。
図8に示すように、試料14を光軸L1に対して傾斜させることで、試料14の加工面14aだけではなく、試料14の側面部14bの状態も観察することができる。
また、図2に示すように、試料14の加工面14aが観察部5と対向する場合、試料14の加工面14aや遮蔽板13が観察部5の照明により乱反射するおそれがある。その結果、照明の乱反射により試料14の加工面14aの状態が見えにくくなるおそれがある。
これに対して、図7に示すように、試料14を光軸L1に対して傾斜させることで、観察部5の照明における加工面14aでの乱反射を軽減させることができる。これにより、加工面14aや側面部14bの状態を明瞭に観察することができる。
試料14を斜めから観察することで、試料14と遮蔽板13との密着具合や、試料14における加工面14aと側面部14bの状態を同時に観察することができる。
図9は、回動部材22を90度回動させた状態を示す斜視図、図10は図9に示す試料ホルダーユニット10の状態における加工後の試料14を撮影した画像である。
図9に示すように、傾斜角度調整部材24を緩めて把持部27により、回動部材22をさらに回動させることで、回動部材22を光軸L1に対して図2に示す状態から90度回動させることができる。この場合でも、回動部材22の回動動作の回動中心R1は、試料ホルダー12に保持された試料14の加工面14a上を通るため、観察部5の焦点を再び調整する必要がない。
図10に示すように、試料14に設けられた加工断面T1の状態を観察することができるだけではなく、試料14と遮蔽板13との密着具合を確認することもできる。
このように、本例の試料観察装置1及び試料ホルダーユニット10によれば、回動部材22と回動軸26、26からなる回動機構により、光軸L1に対して任意の傾斜角度で試料14を観察することができる。
2.第2の実施の形態例
次に、図11〜図13を参照して第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットについて説明する。
図11〜図13は、第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットを示す斜視図である。
この第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニットが、第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と異なる点は、試料ホルダーに回動機構を設けた点である。そのため、ここでは第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図11に示すように、試料ホルダーユニット60は、ホルダースタンド61と、遮蔽板13が設けられた試料ホルダー62とを有している。また、試料ホルダー62には、試料14が着脱可能に保持されている。
[ホルダースタンド]
ホルダースタンド61は、支持部材71と、装着部73と、固定部材74、74と、固定片75とを有している。支持部材71は、略L字状に形成されている。支持部材71は、第1支持面部71aと、第2支持面部71bとを有している。第1支持面部71a及び第2支持面部71bは、それぞれ略平板状に形成されている。
第2支持面部71bは、第1支持面部71aの第3の方向Zの他端部から第2の方向Yの一側に向けて略垂直に連続している。第1支持面部71aには、後述する試料ホルダー62が着脱可能に装着される装着部73が設けられている。また、装着部73における第3の方向Zの他端部には、固定片75が設けられている。
また、第1支持面部71aには、固定孔76が設けられている。同様に、第2支持面部71bには、固定孔77(図13参照)が設けられている。なお、試料14を光軸L1に対して傾斜させない場合、第2支持面部71bが装着ステージ6に載置され、固定孔77に固定部材74が締結固定される。これにより、支持部材71が装着ステージ6に着脱可能に装着される。
なお、試料14を光軸L1に対して90度傾斜させる場合では、図13に示すように、第1支持面部71aが装着ステージ6に載置され、固定孔76に固定部材74が締結固定される。
[試料ホルダー]
次に、試料ホルダー62について説明する。
試料ホルダー62は、遮蔽板13と、ホルダー本体81と、ホルダー支持部82と、試料載置台83と、試料保持部85と、加工位置調整機構87と、回動機構90とを有している。
回動機構90は、回動支持体91と、スライド部材92と、傾斜角度調整部材93とを有している。回動支持体91は、装着部73に着脱可能に装着される。回動支持体91における装着部73と対向する一面とは反対側の他面には、スライド支持面91aが設けられている。スライド支持面91aは、第2の方向Yの他側に向けて円弧状に凹んだ湾曲面である。このスライド支持面91aには、スライド部材92が移動可能に支持される。
スライド部材92におけるスライド支持面91aと対向するスライド面92aは、第2の方向Yの他側に向けて円弧状に突出する湾曲面である。そして、回動支持体91のスライド支持面91aの曲率半径と、スライド部材92におけるスライド面92aの曲率半径は、同じ長さに設定されている。
さらに、スライド支持面91aの曲率の中心及びスライド面92aの曲率の中心は、試料保持部85に保持された試料14の加工面14a上に位置している。そして、スライド部材92は、スライド支持面91a上を移動することで、回動する。
なお、スライド部材92の回動動作の軸方向は、光軸L1と平行をなす第3の方向Zと直交している。また、スライド部材92の回動動作の軸方向は、試料14が遮蔽板13から突出する方向と平行をなす第2の方向Yとも直交している。そのため、スライド部材92の回動動作の軸方向は、第1の方向Xと平行に配置される。さらに、スライド部材92の回動動作の回動中心R1は、試料ホルダー62に保持された試料14の加工面14a上に配置される。さらに詳細には、回動中心R1は、遮蔽板13と試料14の加工面14aの境界線上に配置される。
また、回動支持体91には、傾斜角度調整部材93が設けられている。傾斜角度調整部材93は、使用者に操作されることで、スライド部材92をスライド支持面91aに沿って移動させる。これにより、スライド部材92における光軸L1に対する傾斜角度を調整することができる。
また、スライド部材92におけるスライド支持面91aと反対側の他面には、ホルダー支持部82が固定されている。また、ホルダー支持部82におけるスライド部材92とは反対側の他面、すなわち第2の方向Yの一側には、ホルダー本体81が設けられている。
ホルダー本体81は、ホルダー支持部82から第2の方向Yの一側に向けて突出している。ホルダー本体81には、第1の実施の形態例にかかるホルダー本体41と同様に、遮蔽板13と、試料載置台83と、試料保持部85が設けられている。なお、試料載置台83、試料保持部85の構成は、第1の実施の形態例にかかる試料載置台43と試料保持部45と同様であるため、その説明は省略する。
また、ホルダー本体81には、加工位置調整機構87が設けられている。加工位置調整機構87は、使用者に操作されることで、試料保持部85及びこの試料保持部85に保持された試料14を第1の方向X及び第2の方向Yに移動させる。これにより、試料14における遮蔽板13からの突出量K1(図4及び図5)を調整することができる。
次に、上述した構成を有する第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット60の動作例について説明する。
図11に示すように、スライド部材92を回動支持体91から移動させない場合、試料14の加工面14aは、第2の方向Yと平行に試料ホルダー62から突出する。そのため、試料14の加工面14aは、光軸L1に対して直交し、傾斜していない。
これにより、第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット60においても、第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と同様に、図6に示すような画像を観察部5で撮影し、観察することができる。
次に、使用者は、傾斜角度調整部材93を操作して、スライド部材92を回動支持体91のスライド支持面91aに沿って移動させる。これにより、スライド部材92、ホルダー本体81、遮蔽板13及び試料14が回動中心R1を中心に回動する。これにより、図12に示すように、スライド部材92、ホルダー本体81、遮蔽板13及び試料14を光軸L1に対して任意の傾斜角度に傾斜させることができる。
また、上述したように、回動中心R1は、回動中心R1は、試料ホルダー62に保持された試料14の加工面14a上に配置されている。そのため、スライド部材92を任意の角度に回動させても、観察部5から試料14までの第3の方向Zの間隔や、試料14における光軸L1に対する第1の方向X及び第2の方向Yの位置は、変化しない。その結果、試料14を回動させても観察部5の焦点を調整する必要がなく、試料14の観察作業を容易に行うことができる。
図12に示す試料ホルダーユニット60の状態においても、第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と同様に、図8に示すような画像を観察部5で撮影し、観察することができる。
次に、試料14の加工面14aを光軸L1に対して90度回動させた例について図13を参照して説明する。
まず、使用者は、傾斜角度調整部材93を操作し、スライド部材92を図12に示す状態から図11に示す状態に戻す。そして、図13に示すように、ホルダースタンド61における支持部材71の第1支持面部71aを装着ステージ6の一面に載置させる。そして、第1支持面部71aに設けた固定孔76に固定部材74を挿入させて、固定部材74を装着ステージ6に締結固定する。これにより、試料ホルダー62に保持された試料14の加工面14aは、光軸L1に対して90度回動する。
なお、図13に示す状態においても試料14の回動中心R1の第3の方向Zの高さは、図11に示す試料14の回動中心R1の第3の方向Zの高さと同じに設定されている。その結果、観察部5から試料14までの第3の方向Zの間隔が変化しないため、観察部5の焦点を再び調整する必要がない。
また、図13に示す試料ホルダーユニット60の状態においても、第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と同様に、図10に示すような画像を観察部5で撮影し、観察することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する試料ホルダーユニット60によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット10と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第2の実施の形態例にかかる試料ホルダーユニット60では、試料ホルダー62に回動機構90を設けている。そのため、ホルダースタンド61を設けずに、イオンミリング装置に試料ホルダー62を装着した状態で、試料14及び遮蔽板13をイオンミリング装置のイオンビームに対して傾斜させることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、試料観察装置として、光学顕微鏡を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。試料観察装置としては、試料を観察する観察部と、試料にイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、を備えたイオンミリング装置やその他各種の装置を適用してもよい。
また、上述した実施の形態例では、試料及び遮蔽板の回動動作を使用者の手によって行う例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の実施の形態例にかかる回動軸26や、第2の実施の形態例にかかる回動機構90にモータからの駆動力を伝達する伝達機構を設け、モータにより試料及び遮蔽板の回動動作を行ってもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…試料観察装置、 2…筐体、 4…載置台、 5…観察部、 6…装着ステージ、 10、60…試料ホルダーユニット、 11、61…ホルダースタンド、 12、62…試料ホルダー、 13…遮蔽板、 14…試料、 14a…加工面、 14b…側面部、 21、72…支持部材、 21a…接続面部、 21b…第1支持面部、 21c…第2支持面部、 22…回動部材(回動機構)、 22a…装着面部、 22b…第1回動アーム、 22c…第2回動アーム、 23、73…装着部、 24、93…傾斜角度調整部材、 25…傾斜ガイド部、 26…回動軸(回動機構)、 27…把持部、 41、81…ホルダー本体、 42…ホルダー側装着部、 43、83…試料載置台、 45、85…試料保持部、 71a…第1支持面部、 71b…第2支持面部、 82・・・ホルダー支持部、 87…加工位置調整機構、 90…回動機構、 91…回動支持体、 91a…スライド支持面、 92…スライド部材、 92a…スライド面、 K1…突出量、 L1…光軸、 Q1…加工位置、 R1…回動中心、 T1…加工断面、 X…第1の方向、 Y…第2の方向、 Z…第3の方向

Claims (4)

  1. 試料を保持する試料保持部と、
    前記試料保持部の一側に配置されて、前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料保持部に保持された前記試料及び前記遮蔽板を回動可能に支持する回動機構と、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板を有する試料ホルダーと、
    前記試料ホルダーが着脱可能に装着されるホルダースタンドと、を備え、
    前記回動機構は、前記ホルダースタンドに設けられ、
    前記ホルダースタンドは、
    前記試料ホルダーが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部が設けられた回動部材と、
    前記回動部材を回動可能に支持する支持部材と、を有し、
    前記試料保持部は、前記試料の一部を前記遮蔽板から突出させて保持し、
    前記回動機構は、その回動動作の軸方向が、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面と平行をなし、かつ前記試料における前記遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置され、
    前記回動機構の回動動作の回動中心は、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面上に位置し、
    前記支持部材には、前記回動機構の円弧状に開口した溝部からなる傾斜ガイド部が形成され、
    前記回動部材には、前記傾斜ガイド部に摺動可能に支持され、前記試料及び前記遮蔽板を任意の傾斜角度で保持する傾斜角度調整部材が設けられる
    試料ホルダーユニット。
  2. 試料を保持する試料保持部と、
    前記試料保持部の一側に配置されて、前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料保持部に保持された前記試料及び前記遮蔽板を回動可能に支持する回動機構と、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板を有する試料ホルダーと、を備え、
    前記回動機構は、前記試料ホルダーに設けられ、
    前記試料保持部は、前記試料の一部を前記遮蔽板から突出させて保持し、
    前記回動機構は、その回動動作の軸方向が、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面と平行をなし、かつ前記試料における前記遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置され、
    前記回動機構の回動動作の回動中心は、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面上に位置し、
    前記回動機構は、
    円弧状に形成されたスライド支持面を有する回動支持体と、
    前記回動支持体の前記スライド支持面に移動可能に支持されるスライド部材と、を有し、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板は、前記スライド部材に設けられる
    試料ホルダーユニット。
  3. 試料を保持する試料ホルダーユニットと、
    前記試料ホルダーユニットが着脱可能に装着される装着ステージと、
    前記装着ステージと対向して配置され、前記試料ホルダーユニットの保持された試料を観察する観察部と、を備え、
    前記試料ホルダーユニットは、
    前記試料を保持する試料保持部と、
    前記試料保持部よりも前記観察部側に配置されて、前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料保持部に保持された前記試料及び前記遮蔽板を回動可能に支持する回動機構と、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板を有する試料ホルダーと、
    前記試料ホルダーが着脱可能に装着されるホルダースタンドと、を備え、
    前記回動機構は、前記ホルダースタンドに設けられ、
    前記ホルダースタンドは、
    前記試料ホルダーが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部が設けられた回動部材と、
    前記回動部材を回動可能に支持する支持部材と、を有し、
    前記試料保持部は、前記試料の一部を前記遮蔽板から突出させて保持し、
    前記回動機構は、その回動動作の軸方向が、前記観察部の光軸の方向と直交し、かつ前記試料における前記遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置され、
    前記回動機構の回動動作の回動中心は、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面上に位置し、
    前記支持部材には、前記回動機構の円弧状に開口した溝部からなる傾斜ガイド部が形成され、
    前記回動部材には、前記傾斜ガイド部に摺動可能に支持され、前記試料及び前記遮蔽板を任意の傾斜角度で保持する傾斜角度調整部材が設けられる
    試料観察装置。
  4. 試料を保持する試料ホルダーユニットと、
    前記試料ホルダーユニットが着脱可能に装着される装着ステージと、
    前記装着ステージと対向して配置され、前記試料ホルダーユニットの保持された試料を観察する観察部と、を備え、
    前記試料ホルダーユニットは、
    前記試料を保持する試料保持部と、
    前記試料保持部よりも前記観察部側に配置されて、前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料保持部に保持された前記試料及び前記遮蔽板を回動可能に支持する回動機構と、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板を有する試料ホルダーと、を備え、
    前記回動機構は、前記試料ホルダーに設けられ、
    前記試料保持部は、前記試料の一部を前記遮蔽板から突出させて保持し、
    前記回動機構は、その回動動作の軸方向が、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面と平行をなし、かつ前記試料における前記遮蔽板から突出する方向とも直交する方向と平行に配置され、
    前記回動機構の回動動作の回動中心は、前記試料保持部に保持された前記試料の前記加工面上に位置し、
    前記回動機構は、
    円弧状に形成されたスライド支持面を有する回動支持体と、
    前記回動支持体の前記スライド支持面に移動可能に支持されるスライド部材と、を有し、
    前記試料保持部及び前記遮蔽板は、前記スライド部材に設けられる
    試料観察装置。
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