JP6943641B2 - 試料ホルダーシステム及び試料観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イオンミリング装置に用いられる試料を保持する試料ホルダーにおいて試料と遮蔽板との位置合わせを行う試料ホルダーシステム及びこの試料ホルダーシステムを備えた試料観察装置に関する。
一般的に、電子顕微鏡によって観察される試料は、イオンミリング装置によってイオンビームを照射してエッチングを行い、観察に適した形状に加工される。イオンミリング装置で加工を行う前に、試料は、試料ホルダーに保持された状態で、イオンビームを遮蔽する遮蔽板との位置合わせが行われる。
特許文献1には、加工を行う試料と遮蔽板との位置合わせを行うための技術が記載されている。この特許文献1には、試料ホルダーとその回転機構、及び試料の一部を遮蔽するマスクとそのマスクの位置を微調整する微調整機構とが一体に構成された試料マスクユニット本体を設けることが記載されている。
特開2006−269342号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、試料マスクユニットに微調整機構と試料ホルダーが一体に設けられているため、試料マスクユニットの部品点数が増加し、構造が複雑になる、という問題を有していた。
また、特許文献1に記載された技術では、イオンビームを試料に照射すると、微調整機構も加熱され、微調整機構が熱膨張し、試料と遮蔽板との位置がずれるおそれがあった。さらに、特許文献1に記載された技術では、試料マスクユニットに放熱機構を設ける必要があり、試料マスクユニットの構造がさらに複雑になる、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、試料を保持する試料ホルダーの構成の簡略化を図ることができる試料ホルダーシステム及び試料観察装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の試料ホルダーシステムは、試料を保持する試料ホルダーと、試料ホルダーに着脱可能に接続され、試料の位置合わせを行う試料調整ユニットと、を備えている。
試料ホルダーは、遮蔽板と、ホルダー本体と、保持部と、固定機構と、を備えている。遮蔽板は、試料の加工面の一部を覆う。ホルダー本体は、試料及び遮蔽板のうちどちらか一方を保持する。保持部は、試料及び遮蔽板のうち残りの他方を保持し、ホルダー本体に回動可能に支持される。固定機構は、保持部をホルダー本体に固定すると共に保持部をホルダー本体に固定した際に、保持部の回動を規制する。
試料調整ユニットは、位置調整治具と、回動機構と、を備えている。位置調整機構は、保持部に接触する。回動機構は、位置調整治具を回動可能に支持する。
また、本発明の試料観察装置は、試料ホルダーシステムと、試料ホルダーが着脱可能に装着される装着ステージと、試料ホルダーに保持された試料を観察する観察部と、を備えている。試料ホルダーシステムとしては、上述した試料ホルダーシステムが用いられる。
本発明の試料ホルダーシステム及び試料観察装置によれば、試料を保持する試料ホルダーの構成の簡略化を図ることができる。
本発明の実施の形態例にかかる試料観察装置を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料ホルダーシステムを示す斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料観察装置の観察部で試料を撮影した画像を示す図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料観察装置の観察部で試料を観察した状態を示す模式図である。 試料と遮蔽板との位置関係を示す模式図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料ホルダーシステムを示すもので、試料調整ユニットを透明化して示す斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料ホルダーシステムにおける試料ホルダーと試料調整ユニットを接続した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料ホルダーシステムにおける試料の位置合わせ動作を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態例にかかる試料ホルダーシステムにおける試料にイオンビームを照射する状態を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の試料ホルダーシステム及び試料観察装置の実施の形態例について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.試料観察装置の構成
まず、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる試料観察装置について図1を参照して説明する。
図1は、本例の試料観察装置を示す概略構成図である。
図1に示す装置は、例えば、イオンミリング装置により加工を行う試料と遮蔽板との位置合わせや、加工後の試料の状態を観察する際に用いられる試料観察装置である。また、試料観察装置は、接眼レンズと対物レンズを有するいわゆる光学顕微鏡である。
図1に示すように、試料観察装置1は、筐体2と、支持部3と、載置台4と、観察部5と、装着ステージ6と、ホルダースタンド8と、試料ホルダーシステム10と、を備えている。支持部3は、筐体2の一端部に設けられている。支持部3には、観察部5が取り付けられている。観察部5は、接眼レンズと対物レンズとを有している。また、観察部5は、観察対象を撮影するカメラを有している。
載置台4は、筐体2の他端部に設けられ、支持部3に支持された観察部5と対向する。載置台4における観察部5と対向する一面には、装着ステージ6が設けられている。装着ステージ6は、観察部5の対物レンズの光軸L1と直交する第1の方向Xと第2の方向Yに、試料ホルダーシステム10を移動可能に支持する。以下、光軸L1と平行をなし、第1の方向X及び第2の方向Yと直交する方向、すなわち光軸L1と平行をなす方向を第3の方向Zとする。
この装着ステージ6には、ホルダースタンド8が着脱可能に装着される。また、ホルダースタンド8は、装着ステージ6の一面から第3の方向Zに沿って立設している。ホルダースタンド8の一面には、後述する試料ホルダーシステム10を構成する試料ホルダー12が着脱可能に装着される。
2.試料ホルダーシステム
2−1.試料ホルダーシステムの構成例
次に、試料ホルダーシステム10の構成例について図1〜図6を参照して説明する。
図2は、試料ホルダーシステム10を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、試料ホルダーシステム10は、試料ホルダー12と、試料調整ユニット40と、を備えている。試料調整ユニット40は、試料ホルダー12に着脱可能に接続される。そして、試料調整ユニット40は、試料ホルダー12に保持された試料14における遮蔽板13に対する位置合わせを行う。また、試料ホルダー12は、ホルダースタンド8に着脱可能に装着される。
試料ホルダー12は、試料14を着脱可能に保持する。また、試料ホルダー12は、遮蔽板13を有している。試料14は、試料ホルダー12に設けられた遮蔽板13よりも観察部5や、イオンミリング装置のイオンビームの光軸L1から離反する方向、すなわち第3の方向Zの他側に配置されている。
ここで、図3〜図5を参照して遮蔽板13と試料14との位置関係について説明する。
図3は、観察部5のカメラで試料14を撮影した画像を示す図、図4は、その模式図である。図5は、試料14と遮蔽板13との位置関係を示す模式図である。
図3〜図5に示すように、試料14は、略平板状に形成されている。図3及び図4に示すように、試料14は、観察部5の光軸L1やイオンミリング装置のイオンビームと対向する加工面14aと、この加工面14aの一端部から略垂直に連続する側面部14bとを有している。側面部14bは、第3の方向Zと略平行に配置される。
試料ホルダー12に保持された際、試料14は、その一部が遮蔽板13から光軸L1、すなわち第3の方向Zと直交する方向に所定の長さで突出して配置される。以下、光軸L1及び第3の方向Zと直交し、かつ試料14が遮蔽板13から突出する方向を第2の方向Yとする。さらに、加工面14aと平行をなす方向、すなわち光軸L1及び第3の方向Zと直交し、かつ第2の方向Yと直交する方向を第1の方向Xとする。
また、試料14における遮蔽板13の一面から第2の方向Yに突出する長さを突出量K1とする。このとき、試料14の第3の方向Zの一面である加工面14aが、観察部5の光軸L1と対向し、イオンミリング装置においてイオンビームが照射される。
使用者は、観察部5によって試料14と遮蔽板13を視認し、試料ホルダーシステム10を用いて、突出量K1と、試料14の加工面14aにおける加工が行われる加工位置Q1(図3参照)を調整する。また、使用者は、試料ホルダーシステム10を用いて、試料14の側面部14bにおける第1の方向Xに対する傾斜角度を調整する。
図5に示すように、イオンミリング装置において、試料14の加工面14aには、イオンビームが照射される。このとき、試料14よりも第3の方向Zの一側に配置された遮蔽板13は、イオンビームを遮蔽する。そのため、遮蔽板13よりも第3の方向Zの他側に配置された試料14の加工面14aにおける遮蔽板13によって覆われた箇所は、イオンビームによりエッチングされずに残る。また、試料14の加工面14aにおける遮蔽板13から突出量K1の領域がイオンビームによりエッチングが行われる。その結果、試料14の加工面14a及びこの加工面14aと略垂直に連続する側面部14bには、加工断面T1が形成される。
次に、試料ホルダーシステム10の詳細な構成について、図2及び図6を参照して説明する。
図6は、試料ホルダーシステム10における試料調整ユニット40を透明化して示す斜視図である。
[試料ホルダー]
まず、試料ホルダー12について説明する。
図2及び図6に示すように、試料ホルダー12は、遮蔽板13と、ホルダー本体21と、ホルダー側装着部22と、保持部の一例を示す試料保持部26と、固定ねじ31を備えている。ホルダー側装着部22は、ホルダースタンド8(図1参照)に着脱可能に装着される。ホルダー側装着部22には、ホルダー本体21が一体に設けられている。
ホルダー本体21は、ホルダー側装着部22から第2の方向Yの一側に向けて突出している。ホルダー本体21は、略L字状に形成されている。ホルダー本体21は、第1支持部23と、第2支持部24とを有している。
第1支持部23は、ホルダー側装着部22から第2の方向Yに沿って突出している。第1支持部23の第2の方向Yの一端部には、固定片23cが設けられている。固定片23cには、遮蔽板13が固定される。遮蔽板13は、試料14よりもイオンビームに対する強度が高い材質で形成されている。そして、遮蔽板13は、イオンミリング装置において照射されるイオンビームを遮蔽する。
第1支持部23の第2の方向Yの一端部における第1の方向Xの両端部には、2つの第1ホルダー側接続面部23a、23aが設けられている。2つの第1ホルダー側接続面部23a、23aは、固定片23cに固定された遮蔽板13における第1の方向Xの両側に配置される。第1ホルダー側接続面部23aには、磁石又は金属片等の磁性体が設けられている。そして、第1ホルダー側接続面部23aには、後述する試料調整ユニット40の第1ユニット側接続面部45aが接続される。
第1支持部23には、2つの固定孔23b、23bが設けられている。2つの固定孔23b、23bは、第1支持部23における第1の方向Xの両端部に形成されている。2つの固定孔23b、23bは、第1支持部23を第3の方向Zに貫通している。2つの固定孔23b、23bは、第1の方向Xの長さよりも第2の方向Yの長さが長く開口した長孔である。
固定孔23bには、固定機構を示す固定ねじ31のねじ部が挿通する。なお、固定ねじ31のねじ部の間には、第1の方向Xと第2の方向Yに隙間が形成されている。そのため、固定ねじ31を緩めた状態では、固定ねじ31は、固定孔23b内で第2の方向Yに移動可能に支持される。
また、第1支持部23における第2の方向Yの他端部には、第2支持部24が略垂直に連続して設けられている。第2支持部24は、第1支持部23の第2の方向Yの他端部から第3の方向Zの他側に向けて突出している。
第2支持部24の第3の方向Zの他端部における第1の方向Xの両端部には、2つの第2ホルダー側接続面部24a、24aが設けられている。第2ホルダー側接続面部24aには、磁石又は金属片等の磁性体が設けられている。そして、第2ホルダー側接続面部24aには、後述する試料調整ユニット40の第2ユニット側接続面部46aが接続される。
ホルダー本体21における第1支持部23の第3の方向Zの他側には、試料14を保持する試料保持部26が配置される。試料保持部26は、2つの固定ねじ31、31により、ホルダー本体21の第1支持部23に締結固定される。なお、試料保持部26をホルダー本体21に固定する固定機構としては、固定ねじ31、31に限定されるものではなく、固定ピンや固定爪等その他各種の固定機構を用いてもよい。
試料保持部26は、2つのハンドル部27と、試料載置台28と、保持ねじ32と、を有している。2つのハンドル部27、27は、第1の方向Xの両側に間隔を空けて配置される。2つのハンドル部27、27の間には、試料14が配置される。そして、試料14は、2つのハンドル部27、27によって挟持される。
ハンドル部27における第2の方向Yの一端部には、被押圧面27aが設けられている。被押圧面27aは、第3の方向Zと平行に配置されている。被押圧面27aは、後述する試料調整ユニット40の押圧部47の押圧面47aが接触する。ハンドル部27には、固定孔23bを挿通した固定ねじ31が螺合される。そのため、試料保持部26は、固定ねじ31を締め込むことでホルダー本体21に締結固定される。
2つのハンドル部27、27の第3の方向Zの他側には、試料載置台28が設けられている。試料載置台28は、2つのハンドル部27、27の第3の方向Zの他側において、2つのハンドル部27、27を接続するように配置される。そして、試料保持部26をホルダー本体21に固定した際、試料載置台28は、第1支持部23及び遮蔽板13と第3の方向Zに沿って対向する。
試料載置台28には、試料14が載置される。また、試料載置台28には、第3の方向Zの他側から保持ねじ32螺合している。保持ねじ32を締め込むことで、試料14は、保持ねじ32とホルダー本体21の第1支持部23によって挟持される。また、試料14を保持ねじ32により第3の方向Zの一側に向けて押圧することで、試料14は、遮蔽板13に密着する。その結果、試料14と遮蔽板13との間の隙間を無くすることができ、イオンミリング装置での加工時に加工不良が発生することが防ぐことができる。
固定ねじ31を緩めた状態では、試料保持部26は、ホルダー本体21に第2の方向Yに移動可能に支持される。また、固定ねじ31のねじ部と固定孔23bとの間には、第1の方向Xに若干の隙間が形成されている。そのため、試料保持部26は、ホルダー本体21に、第1の方向Xと第2の方向Yで形成される平面上において回動可能に支持される。なお、固定ねじ31を締め込むと、試料保持部26は、ホルダー本体21に締結固定され、移動及び回動動作が規制される。
[試料調整ユニット]
次に、試料調整ユニット40について説明する。
図2及び図6に示すように、試料調整ユニット40は、ユニット本体41と、位置調整治具42と、回動機構51と、移動機構55とを有している。ユニット本体41は、中空の略直方体状に形成されている。ユニット本体41における第2の方向Yの他端部が開口している。また、ユニット本体41における試料ホルダー12と対向する端部、すなわち第2の方向Yの他端部には、2つの第1ユニット側接続部45、45と、2つの第2ユニット側接続部46、46が設けられている。
また、2つの第1ユニット側接続部45、45は、ユニット本体41の第1の方向Xの両端部に設けられている。同様に、2つの第2ユニット側接続部46、46は、ユニット本体41の第1の方向Xの両端部に設けられている。2つの第1ユニット側接続部45、45は、ユニット本体41の第3の方向Zの一端部に設けられ、2つの第2ユニット側接続部46、46は、ユニット本体41の第3の方向Zの他端部に設けられている。2つの第1ユニット側接続部45、45及び2の第2ユニット側接続部46、46は、第2の方向Yの他端部から第2の方向Yに沿って、第2の方向Yの他側に向けて突出している。
第1ユニット側接続部45の先端面である第1ユニット側接続面部45aは、第1ホルダー側接続面部23aに接触する。第1ユニット側接続部45の先端部には、磁石45bが収容されている。そして、第1ユニット側接続部45は、第1ホルダー側接続面部23aに接続される(図7参照)。
第2ユニット側接続部46の先端面である第2ユニット側接続面部46aは、第2ホルダー側接続面部24aに接触する。第2ユニット側接続部46の先端部には、磁石46bが収容されている。そして、第2ユニット側接続部46は、第2ホルダー側接続面部24aに接続される(図7参照)。
また、ユニット本体41の第2の方向Yの他端部には、2つの第1ユニット側接続部45、45によって開口凹部41aが形成されている。開口凹部41aは、2つの第1ユニット側接続部45、45の間に形成される。
さらに、ユニット本体41の第1の方向Xの両端部には、第1ユニット側接続部45と第2ユニット側接続部46により、スリット部41bが形成されている。スリット部41bは、第1ユニット側接続部45と第2ユニット側接続部46の間に形成される。
また、ユニット本体41内の第1の方向Xの両端部には、移動レール41cが設けられている。移動レール41cは、ユニット本体41内において第2の方向Yに沿って延在している。また、移動レール41cにおける第2の方向Yの他端部には、スリット部41bが連続する。
ユニット本体41における第3の方向Zの中間部には、位置調整治具42が配置されている。位置調整治具42は、回動部材43と、移動部材44とを有している。
移動部材44は、略平板状に形成されている。移動部材44の第1の方向Xの両端部には、スライド部44aが設けられている。スライド部44aは、ユニット本体41内に設けた移動レール41cに摺動可能に係合する。これにより、移動部材44は、ユニット本体41に第2の方向Yに移動可能に支持される。
また、移動部材44には、移動機構55が接続されている。移動機構55は、突出量調整ツマミ56と、不図示の送りねじ軸等を有している。送りねじ軸は、ユニット本体41内において第2の方向Yに沿って回転可能に設けられている。また、送りねじ軸は、移動部材44と螺合する。送りねじ軸の端部には、突出量調整ツマミ56が接続されている。突出量調整ツマミ56は、ユニット本体41に回転可能に支持されている。
突出量調整ツマミ56を回転させることで、送りねじ軸も回転する。これにより、送りねじ軸と移動部材44との螺合により、送りねじ軸の回転が移動部材44における第2の方向Yへの移動力に変換される。これにより、突出量調整ツマミ56を回転させる方向に応じて、移動部材44が第2の方向Yの一側又は他側に移動する。
なお、移動機構55としては、上述した機構に限定されるものではなく、複数のギアを用いた機構やスライダーを用いた機構等その他各種の機構を適用できるものである。
移動部材44における試料ホルダー12側、すなわち第2の方向Yの他端部は、第2の方向Yの一側に向けて略円弧状に凹んでいる。また、移動部材44の第2の方向Yの他端部には、後述する回動機構51の回動支持ローラ53が設けられている。そして、移動部材44の他端部には、回動支持ローラ53を介して回動部材43が回動可能に接続されている。そして、回動部材43は、移動部材44と共に第2の方向Yに沿って移動する。
回動部材43は、略平板状に形成されている。回動部材43は、後述する回動機構51とユニット本体41によって、第1の方向Xと第2の方向Yで形成される平面上において回動可能に支持されている。回動部材43は、2つの押圧部47、47と、凹部48と、軸受け面部49とを有している。
2つの押圧部47、47は、回動部材43の第2の方向Yの他端部に設けられている。2つの押圧部47、47は、回動部材43の第1の方向Yの両端部に設けられている。そして、2つの押圧部47、47の一部は、ユニット本体41のスリット部41bに突出している。
押圧部47における第2の方向Yの他端には、押圧面47aが形成されている。押圧面47aは、第3の方向Zと平行に配置されている。押圧面47aは、試料ホルダー12におけるハンドル部27の被押圧面27aと対向又は接触する(図7参照)。
2つの押圧部47、47の間には、凹部48が形成されている。凹部48は、回動部材43における第2の方向Yの一側に向けて凹んでいる。押圧部47がハンドル部27の被押圧面27aに接触した際、凹部48は、試料ホルダー12に保持された試料14と間隔を空けて対向する。また、凹部48は、ユニット本体41の開口凹部41aを介して第3の方向Zから視認可能な位置に配置される。
軸受け面部49は、回動部材43における第2の方向Yの一端部に形成されている。軸受け面部49は、回動部材43の一端部から第2の方向Yの他側に向けて略円弧状に突出している。なお、軸受け面部49の円弧の中心は、試料調整ユニット40を試料ホルダー12に接続した際、遮蔽板13上に位置する。軸受け面部49は、回動機構51の2つの回動支持ローラ53、53に当接している。そして、軸受け面部49は、2つの回動支持ローラ53、53により回動可能に支持されている。
回動機構51は、回動ツマミ52と、2つの回動支持ローラ53、53と、不図示の伝達部と、を有している。回動ツマミ52は、ユニット本体41に回転可能に支持されている。また、2つの回動支持ローラ53、53は、移動部材44に回転可能に支持されている。回動ツマミ52には、不図示の伝達部が接続されている。伝達部は、回動ツマミ52の回転力を回動部材43に伝達する。そのため、回動ツマミ52を操作することで、回動部材43が回動する。回動部材43の回動範囲は、例えば、第1の方向Xに対して±5度程度に設定されている。
また、回動部材43における2つの2つの押圧部47、47の一部は、ユニット本体41のスリット部41bに配置されている。そのため、回動部材43が回動する際に、2つの押圧部47、47がユニット本体41の内壁面に干渉し、回動部材43の回動動作が妨げられることを防止することができる。
なお、回動機構51については、上述した機構に限定されるものではなく、円盤状の回動テーブルを用いた機構や、複数のギアやカムを用いた機構等その他各種の回動機構を適用できるものである。
本例の試料ホルダーシステム10によれば、試料の位置を調整する回動機構51や移動機構55は、試料ホルダー12ではなく試料調整ユニット40に設けられている。そのため、試料ホルダー12の部品点数を削減することができ、構成の簡略化を図ることができる。
3.試料の位置合わせ動作
次に、上述した構成を有する試料ホルダーシステム10を用いた試料14の位置合わせ動作について図7〜図8を参照して説明する。
なお、図7は、試料ホルダー12と試料調整ユニット40を接続した状態を示す斜視図、図8は、試料ホルダーシステム10における試料14の位置合わせ動作を模式的に示す説明図である。
まず、図2及び図6に示すように、固定ねじ31及び保持ねじ32を緩め、試料保持部26を第2の方向Yの一側に移動させる。これにより、試料保持部26に保持された試料14も試料保持部26と共に第2の方向Yの一側に移動する。
次に、図7及び図8に示すように、試料ホルダー12に試料調整ユニット40を接続する。具体的には、第1ユニット側接続部45の第1ユニット側接続面部45aを第1ホルダー側接続面部23aに接触させ、第2ユニット側接続部46の第2ユニット側接続面部46aを第2ホルダー側接続面部24aに接触させる。
上述したように、第1ユニット側接続部45及び第2ユニット側接続部46の先端部には、磁石45b、46bが設けられている。また、第1ホルダー側接続面部23a及び第2ホルダー側接続面部24aには、磁石又は磁性体が設けられている。そのため、磁石45b、46bの磁気吸着力により、第1ホルダー側接続面部23aと第1ユニット側接続面部45aが接続され、第2ホルダー側接続面部24aと第2ユニット側接続面部46aが接続される。これにより、試料ホルダー12に試料調整ユニット40が接続される。
なお、第1ホルダー側接続面部23a及び第2ホルダー側接続面部24aに磁石を設け、第1ユニット側接続部45及び第2ユニット側接続部46に磁性体を設けてもよい。または、第1ホルダー側接続面部23a及び第2ホルダー側接続面部24aと、第1ユニット側接続部45及び第2ユニット側接続部46の両方に、磁石を設けてもよい。
なお、本例では、試料ホルダー12に試料調整ユニット40の接続方法として、磁石45b、46bを用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。試料ホルダー12に試料調整ユニット40の接続方法としては、ねじによる締結や、係合爪と係合受け部による係合等その他各種の接続方法を適用できるものである。しかしながら、本例の磁石45b、46bを用いた接続方法であれば、接続及び取り外し作業を容易に行うことができる。
試料ホルダー12に試料調整ユニット40が接続されると、ハンドル部27の被押圧面27aに押圧部47の押圧面47aが対向又は接触する。そして、凹部48が試料14と対向する。なお、被押圧面27aと押圧面47aが間隔を空けて対向している場合では、試料調整ユニット40の突出量調整ツマミ56を操作して、押圧面47aが被押圧面27aに接触するまで位置調整治具42を第2の方向Yの他側に向けて移動させる。
次に、観察部5によって試料14と遮蔽板13を視認し、試料調整ユニット40の回動ツマミ52や突出量調整ツマミ56を操作する。試料調整ユニット40のユニット本体41には、開口凹部41aが設けられている。そのため、試料14及び遮蔽板13における第3の方向Zの一側が開放されており、観察部5によって試料14と遮蔽板13の状態を視認することができる。
突出量調整ツマミ56を操作すると、位置調整治具42が第2の方向Yに沿って移動する。そのため、ハンドル部27は、位置調整治具42の押圧部47によって第2の方向Yに沿って押圧される。これにより、試料保持部26及び試料14が第2の方向Yに沿って移動し、試料14における遮蔽板13からの突出量K1を調整することができる。
また、回動ツマミ52を操作すると、位置調整治具42における回動部材43が第1の方向Xと第2の方向Yで形成される平面上で回動する。そのため、2つのハンドル部27、27におけるどちらか一方のハンドル部27が、位置調整治具42の押圧部47によって押圧される。そして、試料保持部26及び試料14が第1の方向Xと第2の方向Yで形成される平面上で回動する。その結果、試料14における側面部14b(図5参照)を第1の方向Xと平行に調整したり、側面部14b(図5参照)を第1の方向Xから任意の傾斜角度に調整したりすることができる。
なお、ハンドル部27と押圧部47のどちらか一方に磁石を設け、残りの他方に磁性体を設けてもよい。または、ハンドル部27と押圧部47の両方に磁石を設けてもよい。これにより、ハンドル部27の被押圧面27aに押圧部47の押圧面47aを確実に接触させることができ、調整の誤差を軽減することができる。
試料14の位置合わせが完了すると、固定ねじ31及び保持ねじ32を締め付ける。これにより、試料保持部26がホルダー本体21に締結固定される。また、試料14が保持ねじ32と第1支持部23に挟持される。その結果、試料保持部26及び試料14の移動及び回動動作が規制される。
次に、試料調整ユニット40を試料ホルダー12から取り外す。これにより、試料ホルダーシステム10を用いた試料14の位置合わせ動作が完了する。
なお、試料14の位置合わせ動作は、上述した工程に限定されるものではない。例えば、試料調整ユニット40を試料ホルダー12に接続する前に、突出量調整ツマミ56や回動ツマミ52を操作して、予め位置調整治具42における第2の方向Yの位置及び回動部材43における回動角度を所定の位置及び角度に調整する。
次に、調整が完了した試料調整ユニット40を試料ホルダー12に接続する。そして、固定ねじ31を緩め、2つのハンドル部27、27の被押圧面27aが、それぞれ2つの押圧部47の押圧面47aに接触するまで試料保持部26を移動及び回動させる。2つのハンドル部27、27の被押圧面27aが、それぞれ2つの押圧部47の押圧面47aに接触すると、試料保持部26の移動を停止し、固定ねじ31を締め込む。そして、試料ホルダー12から試料調整ユニット40を取り外す。このような工程によっても試料14の位置合わせを行うことができる。
図9は、試料ホルダーシステム10における試料14にイオンビームB1を照射する状態を模式的に示す説明図である。
図9に示すように、試料14にイオンビームB1を照射してエッチングを行う際には、回動機構51や移動機構55を有する試料調整ユニット40は、試料ホルダー12から取り外される。そのため、試料調整ユニット40がイオンビームB1によって加熱されることがないため、試料調整ユニット40が熱膨張することで、試料14と遮蔽板13との位置がずれることがない。その結果、試料ホルダーシステム10に試料調整ユニット40を冷却させる放熱機構を設ける必要がなくなり、部品点数の削減を図ることができ、試料ホルダーシステム10の構造の簡略化を図ることもできる。
また、試料ホルダー12は、部品点数が削減され、構造が簡略化している。さらに、試料14を保持する試料保持部26は、固定ねじ31によってホルダー本体21に締結固定されている。そのため、試料保持部26の移動及び回動が規制されている。その結果、試料14にイオンビームB1を照射してエッチングを行う際に、試料14の位置がずれることを抑制することができる。
上述した実施の形態例では、試料観察装置として、光学顕微鏡を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。試料観察装置としては、試料を観察する観察部と、試料にイオンビームを照射するイオンビーム照射部と、を備えたイオンミリング装置やその他各種の装置を適用してもよい。
また、上述した実施の形態例では、試料調整ユニット40の位置調整治具42の移動及び回動操作を使用者の手によって行う例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、試料調整ユニット40の回動機構51や移動機構55に駆動モータを設け、駆動モータの駆動力によって位置調整治具42を移動及び回動させてもよい。
さらに、上述した実施の形態例では、試料調整ユニット40に位置調整治具42を移動させる移動機構55を設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、試料調整ユニットには、位置調整治具を回動させる回動機構だけを設け、試料の突出量の調整は試料ホルダー側で行ってもよい。
また、上述した実施の形態例では、試料14を保持する試料保持部26を試料調整ユニット40で移動及び回動させることで、試料14の位置合わせを行った例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、試料ホルダーに試料を保持する試料保持部を固定し、遮蔽板を保持する遮蔽板保持部を試料保持部に対して回動及び移動可能に支持してもよい。そして、試料調整ユニットは、遮蔽板保持部を回動及び移動させることで、試料と遮蔽板の位置を調整してもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…試料観察装置、 2…筐体、 4…載置台、 5…観察部、 6…装着ステージ、 8…ホルダースタンド、 10…試料ホルダーシステム、 12…試料ホルダー、 13…遮蔽板、 14…試料、 14a…加工面、 14b…側面部、 21…ホルダー本体、 22…ホルダー側装着部、 23…第1支持部、 23a…第1ホルダー側接続面部、 23b…固定孔、 23c…固定片、 24…第2支持部、 24a…第2ホルダー側接続面部、 26…試料保持部(保持部)、 27…ハンドル部、 27a…被押圧面、 28…試料載置台、 31…固定ねじ(固定機構)、 32…保持ねじ 40…試料調整ユニット、 41…ユニット本体、 41a…開口凹部、 41b…スリット部、 41c…移動レール、 42…位置調整治具、 43…回動部材、 44…移動部材、 44a…スライド部、 45…第1ユニット側接続部、 45a…第1ユニット側接続面部、 45b、46b…磁石、 46…第2ユニット側接続部、 46a…第2ユニット側接続面部、 47…押圧部、 47a…押圧面、 48…凹部、 49…軸受け面部、 51…回動機構、 52…回動ツマミ、 53…回動支持ローラ、 55…移動機構、 56…突出量調整ツマミ、 K1…突出量、 L1…光軸、 Q1…加工位置、 T1…加工断面、 X…第1の方向、 Y…第2の方向、 Z…第3の方向

Claims (6)

  1. 試料を保持する試料ホルダーと、
    前記試料ホルダーに着脱可能に接続され、前記試料の位置合わせを行う試料調整ユニットと、を備え、
    前記試料ホルダーは、
    前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料及び前記遮蔽板のうちどちらか一方を保持するホルダー本体と、
    前記試料及び前記遮蔽板のうち残りの他方を保持し、前記ホルダー本体に回動可能に支持される保持部と、
    前記保持部を前記ホルダー本体に固定すると共に前記保持部を前記ホルダー本体に固定した際に、前記保持部の回動を規制する固定機構と、を備え、
    前記試料調整ユニットは、
    前記保持部に接触する位置調整治具と、
    前記位置調整治具を回動可能に支持する回動機構と、を備え
    前記位置調整治具は、前記保持部に接触し、前記回動機構により前記保持部と共に回動する
    試料ホルダーシステム。
  2. 前記保持部は、前記ホルダー本体に前記試料が前記遮蔽板から突出する突出方向に移動可能に支持され、
    前記固定機構は、前記保持部を前記ホルダーに固定した際に、前記保持部の移動を規制し、
    前記試料調整ユニットは、
    前記位置調整治具を移動可能に支持する移動機構を備え
    前記位置調整治具は、前記保持部に接触し、前記移動機構により前記保持部と共に移動する
    請求項1に記載の試料ホルダーシステム。
  3. 前記ホルダー本体には、前記遮蔽板が固定され、
    前記保持部は、前記試料を保持する試料保持部であり、
    前記試料調整ユニットは、
    前記位置調整治具を支持するユニット本体を有し、
    前記ユニット本体は、前記ホルダー本体に着脱可能に接続される接続部を有する
    請求項1又は2に記載の試料ホルダーシステム。
  4. 前記試料保持部は、前記試料における前記遮蔽板から突出する方向と直交し、前記試料の前記加工面と平行をなす方向の両側に、前記試料を挟持する2つのハンドル部を有し、
    前記位置調整治具は、前記2つのハンドル部に接触する2つの押圧部を有する
    請求項3に記載の試料ホルダーシステム。
  5. 前記接続部及び前記ホルダー本体のうち少なくとも一方には、磁石が設けられ、
    前記接続部及び前記ホルダー本体のうち残りの他方には、前記磁石が吸着する磁性体又は磁石が設けられる
    請求項3に記載の試料ホルダーシステム。
  6. 試料を保持する試料ホルダーと、前記試料ホルダーに着脱可能に接続され、前記試料の位置合わせを行う試料調整ユニットと、を有する試料ホルダーシステムと、
    前記試料ホルダーが着脱可能に装着される装着ステージと、
    前記試料ホルダーに保持された試料を観察する観察部と、を備え、
    前記試料ホルダーシステムは、
    前記試料ホルダーは、
    前記試料の加工面の一部を覆う遮蔽板と、
    前記試料及び前記遮蔽板のうちどちらか一方を保持するホルダー本体と、
    前記試料及び前記遮蔽板のうち残りの他方を保持し、前記ホルダー本体に回動可能に支持される保持部と、
    前記保持部を前記ホルダー本体に固定すると共に前記保持部を前記ホルダー本体に固定した際に、前記保持部の回動を規制する固定機構と、を備え、
    前記試料調整ユニットは、
    前記保持部に接触する位置調整治具と、
    前記位置調整治具を回動可能に支持する回動機構と、を備え
    前記位置調整治具は、前記保持部に接触し、前記回動機構により前記保持部と共に回動する
    試料観察装置。
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