JP2006143110A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1レールとロック爪の先端との干渉を抑制することができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 ロアレール3は、車両フロアに固定され、幅方向両側から立設された側壁部11及び側壁部11から幅方向内側に曲成されて更に側壁部11の基端側に折り返された第1折返し壁部13を有する。アッパレール4は、シートに固定され、第2折返し壁部22を有してロアレール3に対し相対移動する。側壁部11には、長手方向に複数のロック孔11aが並設されている。アッパレール4には、ロック孔11aに対して挿脱可能なロック爪25aを有するロック部材25が回動可能に設けられている。ロアレール3には、所定のロック領域及び非ロック領域が設定されている。第1折返し壁部13は、ロック領域での突出長L1が、非ロック領域での突出長L2よりも短くなるように設定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用シート装置に関するものである。
従来、車両用シート装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シート装置は、車両フロアに固定されるロアレール(3)と、シートに固定され、ロアレールに対し相対移動可能なアッパレール(5)とを備える。そして、ロアレールには、その長手方向に並設された複数のロック孔(6)が形成されている。また、アッパレールには、ロック孔に対して挿脱可能なロック爪(20)を有するロック部材(16)が回動可能に設けられている。
このような構成において、例えばロック部材の回動に伴いロック爪がレールの幅方向外側からロック孔等に挿入されると、ロアレール及びアッパレールの相対移動が規制されるようになっている。
特開平11−286230号公報(第4図)
ところで、この車両用シート装置において、ロアレール及びアッパレールの相対移動を規制すべく、ロック爪がロック孔及び透孔(15a)を介してロアレール内に挿入される際、その挿入深さにばらつきがあると、ロック爪の先端がロアレールとその幅方向内側に曲成されて折り返された壁部(折返し壁部)において干渉することがある。
本発明の目的は、第1レールのロック孔に対して第2レールに設けられたロック部材のロック爪が挿入されることで第1及び第2レールの相対移動が規制される車両用シート装置において、第1レールとロック爪の先端との干渉を抑制することができる車両用シート装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両フロア及びシートのいずれか一方に固定され、幅方向両側から立設された側壁部及び該側壁部から幅方向内側に曲成されて更に該側壁部の基端側に折り返された第1折返し壁部を有する第1レールと、前記車両フロア及び前記シートのいずれか他方に固定され、幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部及び前記第1折返し壁部に包囲されるように折り返された第2折返し壁部を有する、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、前記側壁部の長手方向に並設された複数のロック孔と、前記第2レールに回動可能に設けられ、前記ロック孔に対して挿脱可能なロック爪を有するロック部材とを備え、前記ロック爪が前記ロック孔に対して前記第1折返し壁部側に挿入されることで、前記第1及び第2レールの相対移動が規制される車両用シート装置において、前記第1レールには、所定のロック領域及び非ロック領域が設定されており、前記第1折返し壁部は、前記ロック領域での前記側壁部の基端側への突出長が、前記非ロック領域での該突出長よりも短くなるように設定されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、前記非ロック領域は、少なくとも最後方に配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シート装置において、前記非ロック領域は、前記ロック孔が並設されていない一方の前記側壁部側に設定されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明では、前記第1折返し壁部は、前記ロック領域での前記側壁部の基端側への突出長が、前記非ロック領域での該突出長よりも短くなるように設定されている。従って、前記第1及び第2レールの相対移動を規制すべく、前記ロック孔に対して前記ロック爪が前記第1折返し壁部側に挿入される際、該ロック爪の挿入深さにばらつきがあっても、前記ロック領域では前記第1折返し壁部の前記突出長が低減される分、該ロック爪の先端との干渉を抑制できる。そして、前記第1折返し壁部と前記ロック爪の先端との干渉に伴う異音の発生も抑制できる。
請求項2に記載の発明では、前記非ロック領域は、少なくとも最後方に配置されて、前記第1折返し壁部の前記突出長が、前記ロック領域での該突出長に比べて十分な長さが確保される。一般に、前記第1及び第2レールの相対移動に伴い前後方向に移動可能なシートでは、これが後方に移動・配置されるときに、第1及び第2レールの長手方向での重なりが短くなる。このとき、前記第2レールとの長手方向での重なりを維持する前記第1レールの先端側(最後方)に前記非ロック領域が配置されて、前記突出長が上述の態様で設定されることで、上下方向への荷重に対し該第2レールとの間の保持力を十分に確保することができる。なお、「最後方」とは、シートが後方に移動・配置されるときに、前記第2レールとの長手方向での重なりを維持する前記第1レールの先端側として定義されるもので、第1レール自体の最後方と必ずしも一致するものではない。
請求項3に記載の発明では、前記非ロック領域は、前記ロック孔が並設されていない一方の前記側壁部側に設定される。従って、この側壁部側でこれに連続する前記第1折返し壁部は、全長に亘って前記突出長が十分に確保され、上下方向への荷重に対し該第2レールとの間の保持力を十分に確保することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、例えば自動車などの車両の前席側に搭載されるシート本体1の骨格部を示す側面図であり、図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。なお、図1で示される骨格部は、シート本体1の幅方向(図1において紙面に直交する方向)で対をなして配設されており、ここでは車両の前方に向かって右側に配置された骨格部をシート内側から見た側面図を示している。車両の前方に向かって左側に配置される骨格部については同様の形状であるため、右側の骨格部を代表して以下に説明する。
図1に示されるように、車両フロア(図示略)に一対のブラケット2を介して固定される第1レールとしてのロアレール3は、車両前後方向に延在する。図2に示されるように、このロアレール3は、幅方向両側から立設された一対の側壁部11及びこれら側壁部11を互いに連結する底壁部12を有する断面略U字形状を呈している。そして、各側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に屈曲されて更に側壁部11の基端側に折り返された第1折返し壁部13が連続形成されている。これら第1折返し壁部13の先端部13aは、幅方向に所定距離だけ離隔されて上下方向に突出している。
シートクッション(シート)の骨格をなすフレーム(図示略)に固定される第2レールとしてのアッパレール4も、車両前後方向に延在する。図2に示されるように、このアッパレール4は、前記ロアレール3の両第1折返し壁部13(先端部13a)間で上下方向に伸びる支持壁部21及び支持壁部21の先端(下端)に連続して幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部11及び前記第1折返し壁部13に包囲されるように折り返された第2折返し壁部22を有する断面略逆T字形状を呈している。
上記アッパレール4は、前記ロアレール3の底壁部12との間に介在する略円柱体の複数のローラ5を介して支持されている。また、上記アッパレール4は、前記第2折返し壁部22の先端部において、これに対向する前記第1折返し壁部13とボール6を介して係合する。これにより、アッパレール4は、前記ロアレール3との間で前記ローラ5を転動させつつ同ロアレール3に対し長手方向(車両前後方向)に摺動自在に支持される。これらロアレール3及びアッパレール4は、主として前記第1折返し壁部13及び第2折返し壁部22との係合によって上下方向に抜け止めされている。
なお、前記ロアレール3(底壁部12)の前端部及び後端部には、前記各ブラケット2と締結するための締結部材7の抜止め部7aが突出している。従って、前記ロアレール3に対する前記アッパレール4の相対移動は、前端部及び後端部における各抜止め部7aと対応するローラ5とが係合するまでの範囲に設定されている。そして、アッパレール4に固定されるシートは、ロアレール3が固定される車両フロアに対して前記相対移動範囲で車両前後方向にスライドする。
前記ロアレール3においてシートの幅方向内側に配置される側壁部11には、その長手方向に並設された複数のロック孔11aが所定の間隔をもって形成されている。これらロック孔11aが形成される長手方向の範囲は、前記アッパレール4の相対移動範囲に基づき設定されている。また、前記アッパレール4においてシートの幅方向内側に配置される第2折返し壁部22には、隣り合う複数(例えば2つ)のロック孔11aと合致可能な複数の挿通孔22aが形成されている。さらに、前記アッパレール4の支持壁部21においてシートの幅方向内側面には、隣り合う複数(例えば2つ)のロック孔11aと合致可能な複数の貫通孔23aが形成された補助プレート23が固定されている。
また、前記アッパレール4(第2折返し壁部22)には、上記補助プレート23とともにブラケット24が固定されている。そして、このブラケット24には、ロック部材としてのロックプレート25がピン26により回動自在に支持されている。上記ロックプレート25には、回動に伴い前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対して挿脱可能な複数(例えば2つ)のロック爪25aが形成されている。つまり、これらロック爪25aは、上記ロックプレート25の回動に伴い前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対し順次、挿脱されるように配設されている。そして、これらロック爪25aは、前記貫通孔23a及び挿通孔22aに対する挿脱に合わせて、隣り合う複数(例えば2つ)のロック孔11aに対して挿脱可能となっている。
ちなみに、前述したロアレール3及びアッパレール4の相対移動範囲との関係では、シートが最前方に移動・配置されたときに、これらロック爪25aは、最前方に配置されたロック孔11aを含む複数のロック孔11aに対して挿脱される。一方、シートが最後方に移動・配置されたときに、最後方に配置されたロック孔11aを含む複数のロック孔11aに対して挿脱される。そして、シートが最前方から最後方までの範囲に配置される状態では、これらロック爪25aは、当該位置に対応する複数のロック孔11aに対して挿脱される。
ここで、前記ロックプレート25が一側方向(図2において時計回転方向)に回動し、上記ロック爪25aが前記ロック孔11aに対して前記貫通孔23a及び挿通孔22aとともに前記第1折返し壁部13(先端部13a)側へと挿入されると、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が規制される。このとき、ロック孔11aは、前記ロック爪25aが挿入された前記貫通孔23a及び挿通孔22a間で同ロック爪25aが挿入されることで堅固に係止されている。これにより、アッパレール4は、ロアレール3に対する相対移動範囲における所要位置で保持され、これに支持されるシートも位置決めされる。なお、上記ロックプレート25は、ピン26周りに配設されたスプリング27(図1参照)によりロック爪25aがロック孔11aに挿入される方向(図2において時計回転方向)に常時回動付勢されている。
上記ロックプレート25には、ピン26を挟んでロック爪25aと対向する当接フランジ25b(図2参照)が形成されている。一方、図1に示されるように、前記アッパレール4の支持壁部21においてシートの幅方向内側面には、操作レバー28がその長手方向中央部位でピン28aにより回動自在に支持されている。この操作レバー28の長手方向後端には、当接フランジ28bが形成されている。この当接フランジ28bは、その下面で前記当接フランジ25bと当接可能に対向配置されている。また、上記操作レバー28の長手方向前端には、操作ハンドル(図示略)が嵌合保持される保持部28cが形成されている。上記操作レバー28は、ピン28a周りに配設されたスプリング28dにより当接フランジ28bが当接フランジ25bから離れる方向(図1において反時計回転方向)に常時回動付勢されている。
このような構成において、ロックプレート25のロック爪25aとロアレール3のロック孔11aとの係合により、アッパレール4のロアレール3に対する相対移動が規制されると、シートは車両フロアに対して所定の位置に保持される。また、操作ハンドルを操作して前記操作レバー28をスプリング28dの付勢力に抗して回動させ、当接フランジ25b、28b同士の当接を介してロックプレート25をスプリング27の付勢力に抗して図2における反時計回転方向に回動させると、ロック爪25aとロック孔11aとの係合が解除される。これにより、アッパレール4は、ロアレール3に対して相対移動可能となり、これに支持されるシートは車両フロアに対して車両前方向及び後方向にスライドできるようになる。つまり、シートの車両フロアに対する車両前後方向の位置が調整できるようになる。
なお、本実施形態において、前記ロアレール3には、図示しないストッパが設けられており、ストッパによって、アッパレール4のスライドの可能な領域(ロック領域)とそのスライドの不可能な領域(非ロック領域)とが設定されている。なお、図3に模式的に示したように、前記ロアレール3において前記ロック孔11aが並設された側壁部11側(シートの幅方向内側に配置される側壁部11側)には、最後方に配置されたロック孔11aの後端を境界として、その前方及び後方にそれぞれロック領域及び非ロック領域が設定されている。このロック領域は、最前方に配置されたロック孔11aの前端までの範囲となっていてもよい。つまり、上記ロック領域は、当該側壁部11側において、前記ロック孔11aに対して前記ロック爪25aが挿入可能な長手方向の全範囲を含んでいる。また、前記ロアレール3において前記ロック孔11aが並設されていない側壁部11側(シートの幅方向外側に配置される側壁部11側)には、その長手方向全長に亘って非ロック領域が設定されている(図示略)。そして、前記第1折返し壁部13は、ロック領域での前記側壁部11の基端側への突出長(先端部13aの上下方向への延出長)L1が、非ロック領域での同突出長L2よりも短くなるように設定されている。これは、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動を規制すべく、前記ロック孔11aに対して前記ロック爪25aが前記貫通孔23a及び挿通孔22aとともに前記第1折返し壁部13(先端部13a)側へと挿入される際、同ロック爪25aの挿入深さにばらつきがあっても、先端部13aとロック爪25aの先端との干渉を抑制するためである。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記第1折返し壁部13は、前記ロック領域での突出長L1が、前記非ロック領域での突出長L2よりも短くなるように設定されている。従って、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動を規制すべく、前記ロック孔11aに対して前記ロック爪25aが前記第1折返し壁部13(先端部13a)側に挿入される際、ロック爪25aの挿入深さにばらつきがあっても、前記ロック領域では前記第1折返し壁部13の前記突出長(L1)が低減される分、ロック爪25aの先端との干渉を抑制できる。そして、前記第1折返し壁部13と前記ロック爪25aの先端との干渉に伴う異音の発生も抑制できる。
一方、前記非ロック領域では、前記第1折返し壁部13の突出長L2が、前記ロック領域での突出長L1に比べて十分な長さが確保され、上下方向への荷重に対しアッパレール4との間の保持力を十分に確保することができる。
(2)本実施形態では、前記非ロック領域は、前記ロック孔11aが並設されている前記側壁部11側の最後方に配置されて、前記第1折返し壁部13の突出長L2が、前記ロック領域での突出長L2に比べて十分な長さが確保される。一般に、前記ロアレール3及びアッパレール4の相対移動に伴い前後方向に移動可能なシートでは、これが後方に移動・配置されるときに、ロアレール3及びアッパレール4の長手方向での重なりが短くなる。このとき、アッパレール4との長手方向での重なりを維持するロアレール3の先端側(最後方)に前記非ロック領域が配置されて、前記突出長L2が上述の態様で設定されることで、上下方向への荷重に対しアッパレール4との間の保持力を十分に確保することができる。
(3)本実施形態では、前記非ロック領域は、前記ロック孔11aが並設されていない一方の前記側壁部11側に設定される。従って、この側壁部11側でこれに連続する前記第1折返し壁部13は、全長に亘って前記突出長L2が十分に確保され、上下方向への荷重に対しアッパレール4との間の保持力を十分に確保することができる。
(4)本実施形態では、前記非ロック領域は、前記ロアレール3において前記シートの幅方向外側に配置される側壁部11側に設定される。一般に、車両のシートでは、乗員を保持するシートベルトの装着部がシートの幅方向外側に配置されている。従って、衝撃などに伴いシートが受けるシートベルトからの荷重は、その入力方向が前記シートの幅方向外側から内側に傾斜した斜め上方となる。そして、このシートを支持する前記ロアレール3には、シートの幅方向内側に比べて外側により大きな力のモーメントが生じる。一方、前記ロアレール3のシートの幅方向外側に配置される側壁部11側でこれに連続する前記第1折返し壁部13は、全長に亘って前記突出長L2が十分に確保され、上述のより大きな力のモーメントに耐えて前記アッパレール4を堅固に保持することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ロアレール3及びアッパレール4の上下関係は逆であってもよい。すなわち、アッパレール4を車両フロアに固定し、ロアレール3をシートに固定してもよい。この場合、シートが後方に移動・配置されるときに、アッパレール4との長手方向での重なりを維持するロアレール3の先端側は車両の前方に配置されることになる。従って、ロアレール3の非ロック領域は、少なくとも車両の最前方に配置することが好ましい。
・前記実施形態において、例えば製造工程や部品管理上の観点(例えば製法の簡略化やロアレール3を左右対称に製造する場合など)から、ロック領域以外において、前記第1折返し壁部13の突出長が同様に短くなる領域(従って、非ロック領域でもない)が存在したとしても本発明を何ら逸脱するものではない。換言すれば、非ロック領域は、ロック孔11aに対応したロック領域を基準に第1折返し壁部13の突出長との関係により定義される領域であって、ロアレール3にはロック・非ロック領域のいずれにも含まれない領域があってもよい。
・前記実施形態において、前記ロック孔11aが並設された側壁部11側において、最前方に配置されるとともに実際にロック爪25aを挿入可能なロック孔11aの前端を境界として、その前方に非ロック領域を設定してもよい。ここで、非ロック領域であっても、ロック爪25aの挿入されない孔(ロック孔11aに類似する孔)が設けられていてもよい。
・前記実施形態において、前記ロアレール3に設定されたロック領域の長手方向中間部に、非ロック領域を割り込ませてもよい。
・前記実施形態において、ロック・非ロック領域の設定に係るロック孔11aは、実際にロック爪25aの挿入(ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の規制)に係るものであって、例えば製造工程や部品管理上の観点からこれに準じた透孔が存在したとしても本発明を何ら逸脱するものではない。
・前記実施形態において、ロックプレート25に設けられるロック爪25a及びこれに挿入されるロック孔11aの数は、1つ以上であればよい。
・前記実施形態において、ロック孔11aに挿入されるロック爪25aの軌跡上にアッパレール4の第2折返し壁部22が配置されないのであれば、挿通孔22aを割愛してもよい。また、補助プレート23を割愛してもよい。
・前記実施形態において、ロアレール及びアッパレールの相対移動に伴うシートの移動方向は、例えば車両の幅方向であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項3に記載の車両用シート装置において、
前記非ロック領域は、前記第1レールにおいて前記シートの幅方向外側に配置される前記側壁部側に設定されていることを特徴とする車両用シート装置。この技術的思想によれば、前記非ロック領域は、前記第1レールにおいて前記シートの幅方向外側に配置される側壁部側に設定される。一般に、車両のシートでは、乗員を保持するシートベルトの装着部がシートの幅方向外側に配置されている。従って、衝撃などに伴いシートが受けるシートベルトからの荷重は、その入力方向が前記シートの幅方向外側から内側に傾斜した斜め上方となる。そして、このシートを支持する前記第1レールには、該シートの幅方向内側に比べて外側により大きな力のモーメントが生じる。一方、前記第1レールの前記シートの幅方向外側に配置される側壁部側でこれに連続する前記第1折返し壁部は、全長に亘って前記突出長が十分に確保され、上述のより大きな力のモーメントに耐えて前記第2レールを堅固に保持することができる。
(ロ)車両フロア及びシートのいずれか一方に固定され、幅方向両側から立設された側壁部及び該側壁部から幅方向内側に曲成されて更に該側壁部の基端側に折り返された第1折返し壁部を有する第1レールと、
前記車両フロア及び前記シートのいずれか他方に固定され、幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部及び前記第1折返し壁部に包囲されるように折り返された第2折返し壁部を有する、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、
前記側壁部の長手方向に並設された複数のロック孔と、
前記第2レールに回動可能に設けられ、前記ロック孔に対して挿脱可能なロック爪を有するロック部材とを備え、
前記ロック爪が前記ロック孔に対して前記第1折返し壁部側に挿入されることで、前記第1及び第2レールの相対移動が規制される車両用シート装置において、
前記第1レールには、前記ロック孔に対応して所定のロック領域及び非ロック領域が設定されており、
前記第1折返し壁部は、前記ロック領域での前記側壁部の基端側への突出長よりも、前記非ロック領域での該突出長が長くなるように設定されていることを特徴とする車両用シート装置。この技術的思想によれば、前記非ロック領域では、前記第1折返し壁部の前記突出長が、前記ロック領域での該突出長に比べて十分な長さが確保され、上下方向への荷重に対し該第2レールとの間の保持力を十分に確保することができる。
本発明の一実施形態を示す側面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 ロアレールを示す模式図。
符号の説明
3…第1レールとしてのロアレール、4…第2レールとしてのアッパレール、11…側壁部、11a…ロック孔、13…第1折返し壁部、13a…先端部、22…第2折返し壁部、25…ロック部材としてのロックプレート、25a…ロック爪。

Claims (3)

  1. 車両フロア及びシートのいずれか一方に固定され、幅方向両側から立設された側壁部及び該側壁部から幅方向内側に曲成されて更に該側壁部の基端側に折り返された第1折返し壁部を有する第1レールと、
    前記車両フロア及び前記シートのいずれか他方に固定され、幅方向両外側に曲成されて更に前記側壁部及び前記第1折返し壁部に包囲されるように折り返された第2折返し壁部を有する、前記第1レールに対し相対移動可能な第2レールと、
    前記側壁部の長手方向に並設された複数のロック孔と、
    前記第2レールに回動可能に設けられ、前記ロック孔に対して挿脱可能なロック爪を有するロック部材とを備え、
    前記ロック爪が前記ロック孔に対して前記第1折返し壁部側に挿入されることで、前記第1及び第2レールの相対移動が規制される車両用シート装置において、
    前記第1レールには、所定のロック領域及び非ロック領域が設定されており、
    前記第1折返し壁部は、前記ロック領域での前記側壁部の基端側への突出長が、前記非ロック領域での該突出長よりも短くなるように設定されていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置において、
    前記非ロック領域は、少なくとも最後方に配置されていることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シート装置において、
    前記非ロック領域は、前記ロック孔が並設されていない一方の前記側壁部側に設定されていることを特徴とする車両用シート装置。
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