JP2006141690A - 乗物座席用アームレスト操作盤 - Google Patents

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Hiroshige Asada
博重 浅田
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Makoto Morita
真 森田
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Abstract

【課題】 ユーザが乗降する場合の利便性を高める。
【解決手段】 ユーザが乗車する場合に、ユーザが着席を完了するまでは、操作ボールを退避位置に保持させる。ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら着席する場合であっても、ユーザが誤って操作ボールに触れてしまうことはなく、アームレストの近くに配設されている操作ボールが破損してしまうことを未然に回避でき、また、仮に車両制御装置への電源供給が行われている場合であっても、操作ボールの誤操作に連動して車両制御装置が誤作動してしまうことはなく、安全を適切に確保できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザが着席した状態で肘や手首を置くことが可能なアームレストと、ユーザが着席して肘や手首を前記アームレストに置いた状態で操作することが可能な操作手段とを備えた乗物座席用アームレスト操作盤に関する。
例えば車両の車室内において、ユーザがオーディオ機器やナビゲーション装置やライトなどを手元で操作可能となるように、それらのスイッチをアームレストの近くに配設するようにしたものがある(例えば特許文献1,2参照)。
特開平7−246130号公報 特開平7−195962号公報
さて、近年では小型車両の一つとして、電動車椅子と類似形状の一人乗り小型車両が開発されている。この種の小型車両は、ユーザが前方から進行方向へ顔を向けて乗降する、つまり、座席に背を向けながら着席して乗車すると共に離席して降車する態様であることから、例えば普通車両のようにハンドルや方向指示レバーなどの操作機器を前方に配設する構造が困難である。そのため、上記した特許文献1,2に記載されているものと同様にして、ハンドルに代わってステアリングを操作するためのスイッチや方向指示レバーに代わってウインカ灯の点滅及び消灯を指示するためのスイッチなどをアームレストの近くに配設する構造が想定される。
ところで、ユーザが乗降する場合には、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら着席したり離席したりする態様が想定される。しかしながら、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら着席したり離席したりする態様を想定すると、上記したように各種のスイッチがアームレストの近くに配設されている構造ではユーザが誤ってスイッチに触れてしまう虞があり、ユーザの自重による負荷がスイッチにかかると、スイッチが破損してしまうという問題がある。また、仮に例えばアクセル制御などの車両制御を行う車両制御装置への電源供給が行われていると、スイッチの誤操作に連動して車両制御装置が誤作動してしまう虞もあり、安全を適切に確保することができないという問題もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが乗降する場合に、アームレストの近くに配設されている操作手段が破損してしまうことを未然に回避することができ、また、スイッチの誤操作に連動して車両制御装置が誤作動する可能性を排除することにより、安全を適切に確保することができる乗物座席用アームレスト操作盤を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、ユーザが着席した状態で肘や手首を置くことが可能なアームレストと、ユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作手段とを備えたものであって、制御手段は、ユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置とユーザが車外から着席するのに支障の無い退避位置との間で操作手段を往復移動機構を介して往復移動させる。この場合、制御手段は、ユーザが着席を完了するまでは、操作手段を退避位置に保持させ、ユーザが着席を完了した旨を着席完了検出手段が検出した後では、操作手段を退避位置から操作位置へ往復移動機構を介して移動させる。
したがって、ユーザが乗車する場合には、ユーザが着席を完了するまでは、ユーザが車外から着席するのに支障の無い退避位置に操作手段が保持されているので、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら着席する場合であっても、ユーザが誤って操作手段に触れてしまうことはなく、アームレストの近くに配設されている操作手段が破損してしまうことを未然に回避することができる。また、仮に車両制御装置への電源供給が行われている場合であっても、操作手段の誤操作に連動して車両制御装置が誤作動してしまうことはなく、安全を適切に確保することができる。また、ユーザが着席を完了した後では、退避位置からユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置へ操作手段が移動されるので、ユーザが肘や手首をアームレストに置いた状態で操作手段を容易に操作することができる。
請求項2に記載した発明によれば、ユーザが着席した状態で肘や手首を置くことが可能なアームレストと、ユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作手段とを備えたものであって、制御手段は、ユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置とユーザが車外へ離席するのに支障の無い退避位置との間で操作手段を往復移動機構を介して往復移動させる。この場合、制御手段は、ユーザが降車意思を表示するまでは、操作手段を操作位置に保持させ、ユーザが降車意思を表示した旨を降車意思表示検出手段が検出した後では、操作手段を操作位置から退避位置へ往復移動機構を介して移動させる。
したがって、ユーザが降車する場合には、ユーザが降車意思を表示するまでは、ユーザが着席して肘や手首をアームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置に操作手段が保持されているので、ユーザが肘や手首をアームレストに置いた状態で操作手段を容易に操作することができる。また、ユーザが降車意思を表示した後では、操作位置からユーザが車外へ離席するのに支障の無い退避位置へ操作手段が移動されるので、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら離席する場合であっても、ユーザが誤って操作手段に触れてしまうことはなく、アームレストの近くに配設されている操作手段が破損してしまうことを未然に回避することができる。また、仮に車両制御装置への電源供給が行われている場合であっても、操作手段の誤操作に連動して車両制御装置が誤作動してしまうことはなく、安全を適切に確保することができる。
請求項3に記載した発明によれば、制御手段は、ユーザ毎の操作手段の操作位置を記憶し、着席したユーザを識別することにより、操作手段を退避位置から当該識別されたユーザに対応する操作位置へ往復移動機構を介して移動させる。これにより、操作手段を退避位置から操作位置へ移動させる場合に、着席したユーザに対応する操作位置へ操作手段を移動させることができ、ユーザの体格(肩幅や腕の長さなど)に応じた最適な操作位置を記憶しておくことにより、ユーザの体格に応じた最適な操作位置へ操作手段を移動させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、制御手段は、アームレストの下方を退避位置として操作手段を往復移動機構を介して移動させる。これにより、ユーザから見てアームレストの陰となる空間に操作手段を退避させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、操作手段は、退避位置に保持されている状態で点灯または点滅するように構成されている。これにより、操作手段が操作位置から退避位置へ移動された後であっても、退避位置へ移動された操作手段の位置をユーザに容易に認識させることができ、退避位置へ移動された操作手段の存在をユーザに意識させることができる。特に、夜間や地下駐車場などの周囲が暗い場合に効果が大きい。
請求項6に記載した発明によれば、往復移動機構は、回動軸を回動中心として回動するアーム部材を主体として構成されている。これにより、往復移動機構を簡易な構造により実現することができる。
以下、本発明を、電動車椅子と類似形状の一人乗り小型車両のアームレスト操作盤に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図3は、一人乗り小型車両
(以下、車両と称する)の形状を概略的に示している。車両1は、座席2の下側に4本の駆動輪(図3では右前輪3a、左前輪3b及び右後輪3cの3本の駆動輪3a〜3cを示す)が取付けられていると共に、座席2の上側にキャノピ4が回動軸(図示せず)を回動中心として矢印B1,B2方向へ往復可動可能に取付けられて構成されている。
キャノピ4は、フロントウィンドウとして機能するように一部が透明な部材から構成されており、ユーザが乗降可能な開放位置と車両1が走行状態にあるときにユーザの視界を確保しつつもユーザの顔を保護する閉塞位置とを往復可動するようになっている。尚、図2は、キャノピ4が開放位置に保持されている場合を示している。また、本実施形態ではキャノピ4がユーザの顔を保護するサイズのものである場合を説明しているが、キャノピ4がユーザの身体全体を保護するサイズのものであっても良い。そして、座席2の左側には左側アームレスト操作盤5が配設されていると共に、座席2の右側には右側アームレスト操作盤7が配設されている。
次に、左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7の具体的な構成について、図1及び図2を参照して説明する。尚、これら左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7は、互いに左右対称な関係に構成されているので、ここでは、左側アームレスト操作盤5を代表して説明する。
左側アームレスト操作盤5は、本体51と、ユーザが座席2に着席した状態で肘や手首を置くことが可能な長尺形状の左側アームレスト52と、ユーザが操作する左側操作ボール53(本発明でいう操作手段)と、左側操作ボール53が回転可能に内蔵されている左側操作ボールケース54と、その先端部に左側操作ボールケース54が連結されている左側操作アーム55(本発明でいう往復移動機構)と、複数のスイッチ56a〜56eがボデー56fに配列されてなるスイッチポート56とを備えて構成されている。
この場合、左側操作アームは、図2に示すように、本体51に設けられた回動軸57を回動中心として矢印A1,A2方向へ回動可能に構成されており、左側操作ボール53を左側アームレスト52に対して略同一の高さに位置させる操作位置((b)参照)と左側アームレスト52の下方に位置させる退避位置((a)参照)との間で往復移動させるように構成されている。つまり、ユーザは、左側操作ボール53が操作位置に位置されている場合には、肘や手首を左側アームレスト52に置いた状態で左側操作ボール53を容易に操作することが可能となり、左側操作ボール53が退避位置に位置されている場合には、肘や手首を左側アームレスト52に置いた状態で左側操作ボール53を操作することが不可能となる。
左側操作ボール53は、その一部が左側操作ボールケース54に形成されている開口部54aから露出されている構造であり、ユーザは、左側操作ボール53にあって露出されている部分をなぞるように回転させることにより、左側操作ボール53を操作することが可能となっている。また、左側操作ボール53は、LEDを内蔵しており、ユーザの操作を待受可能な場合には例えば黄色で点滅し、ユーザの操作が正常である場合には例えば緑色で点滅し、ユーザの操作が異常である場合には例えば赤色で点滅するように構成されている。つまり、ユーザは、左側操作ボール53が操作可能な状態であるか否かの判断や操作が正常であるか異常であるかの判断を視覚的に確認することが可能となっている。
スイッチポート56に配列されている複数のスイッチ56a〜56eは、図4に示すように、ユーザの誤操作を回避することを目的として通常はユーザが操作不可能なようにボデー56fの上面から埋もれており、つまり、ボデー56fの上面から下側に位置しており((b)参照)、ユーザがスイッチ操作を必要とする場合に限ってユーザが操作可能なようにボデー56fの上面から突出する、つまり、ボデー56fの上面から上側に位置する((a)参照)ように構成されている。尚、図4では、左側アームレスト52や左側操作アーム55などは省略している。また、左側アームレスト52は、その前後左右の位置が機械的な調節機構(図示せず)により調節可能に構成されており、ユーザの体格(肩幅や腕の長さなど)の相違に対応可能となっている。
図5は、上記した左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7を含めた車両1全体の電気的な構成を機能ブロック図として示している。車両1は、電気的な構成としては、コントローラ8(本発明でいう制御手段、着座完了検出手段、降車意思表示検出手段)、通信機9、車速センサ10、着座センサ11、キャノピ位置センサ12、キャノピ駆動モータ13、左側操作ボール回転センサ58、左側操作ボールLED59、左側スイッチ操作センサ60、左側操作ボール位置センサ61、左側操作アーム駆動モータ62、右側操作ボール回転センサ78、右側操作ボールLED79、右側スイッチ操作センサ80、右側操作ボール位置センサ81、右側操作アーム駆動モータ82及び車両制御装置14を備えて構成されている。
コントローラ8は、CPU、RAM、ROM及びI/Oバスなどから構成され、キャノピ4の往復可動動作や左側操作アーム55及び右側操作アームの往復移動動作などを含めた車両1の動作全般を制御する。通信機9は、ユーザが携帯可能な操作リモコン15と通信する。車速センサ10は、車速を検出し、その検出された車速を表す車速検出信号をコントローラ8へ出力する。着座センサ11は、例えば座席2の下に配設されており、負荷を検出することにより、ユーザが車外から着席したか否かを検出すると共に車外へ離席したか否かを検出し、その検出結果を表す検出信号をコントローラ8へ出力する。
キャノピ位置センサ12は、キャノピ4の位置を検出し、その検出されたキャノピの位置を表す位置検出信号をコントローラ8へ出力する。キャノピ駆動モータ13は、コントローラ8から駆動指令信号が入力されると、キャノピ4を開放位置と閉塞位置との間で往復可動させる。
左側操作ボール回転センサ58は、左側操作ボールケース54内にあって左側操作ボール53の回転を検出し、その検出された左側操作ボール53の回転を表す回転検出信号をコントローラ8へ出力する。左側操作ボールLED59は、コントローラ8から制御信号が入力されると、その入力された制御信号に基づいて点灯、点滅及び消灯する。左側スイッチ操作センサ60は、左側スイッチポート56の複数のスイッチ56a〜56eの操作を検出し、その検出された操作を表す操作検出信号をコントローラ8へ出力する。左側操作ボール位置センサ61は、例えば左側操作アーム55の回動角度を判定して左側操作ボール53の位置が操作位置または退避位置であるか否かを検出し、その検出された左側操作ボール53の位置を表す位置検出信号をコントローラ8へ出力する。左側操作アーム駆動モータ62は、コントローラ8から駆動指令信号が入力されると、左側操作アーム55に駆動力を伝達して左側操作ボール53を操作位置と退避位置との間で往復移動させる。
これと同様にして、右側操作ボール回転センサ78は、右側操作ボールケース内にあって右側操作ボールの回転を検出し、その検出された右側操作ボールの回転を表す回転検出信号をコントローラ8へ出力する。右側操作ボールLED79は、コントローラ8から制御信号が入力されると、その入力された制御信号に基づいて点灯、点滅及び消灯する。右側スイッチ操作センサ80は、右側スイッチポートの複数のスイッチの操作を検出し、その検出された操作を表す操作検出信号をコントローラ8へ出力する。右側操作ボール位置センサ81は、例えば右側操作アームの回動角度を判定して右側操作ボールの位置が操作位置または退避位置であるか否かを検出し、その検出された右側操作ボールの位置を表す位置検出信号をコントローラ8へ出力する。右側操作アーム駆動モータ82は、コントローラ8から駆動指令信号が入力されると、右側操作アームに駆動力を伝達して右側操作ボールを操作位置と退避位置との間で往復移動させる。
上記した構成ではコントローラ8は、左側操作ボール回転センサ58及び右側操作ボール回転センサ78から入力された回転検出信号や左側スイッチ操作センサ60及び右側スイッチ操作センサ80から入力された操作検出信号を解析してユーザの操作内容を識別し、その識別結果に基づいて制御指令信号を車両制御装置14へ出力し、アクセル制御やブレーキ制御やステアリング制御などの車両制御を行わせる。つまり、ユーザは、基本的には、肘や手首を左側アームレスト52や右側アームレストに置いた状態で左側操作ボール53や右側操作ボールを操作したり、必要に応じて左側スイッチポート56に配列されている複数のスイッチ56a〜56eや右側スイッチポートに配列されている複数のスイッチを操作したりすることにより、車両制御を行うことができるようになっている。
尚、この場合、操作ボールの操作により可能な制御とスイッチポートに配列されているスイッチの操作により可能な制御との区別は、例えばアクセル制御やブレーキ制御やステアリング制御などの車両走行に直接的に関係する制御については操作ボールの操作により可能とし、一方、例えば経路案内や空調設定や音響設定などの車両走行に直接的に関係しない制御についてはスイッチポートに配列されているスイッチの操作により可能とする構成であっても良い。
また、上記した構成において、コントローラ8、通信機9、左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7の電源は、車両1に搭載されているバッテリから供給されるようになっている。また、左側操作アーム駆動モータ62は、左側アームレスト操作盤5に内蔵されており、右側操作アーム駆動モータ82は、右側アームレスト操作盤7に内蔵されている。
次に、上記した構成の作用について、図6及び図7を参照して説明する。ここでは、
(1)ユーザが乗車する場合にコントローラ8が行う制御
(2)ユーザが降車する場合にコントローラ8が行う制御
について、順次説明する。
(1)ユーザが乗車する場合にコントローラ8が行う制御
最初に、「ユーザが乗車する場合にコントローラ8が行う制御」について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。尚、本実施形態では、ユーザが操作リモコン15を操作して電波信号を送信させることにより、キャノピ4が自動的に開放されることを前提として説明する。
ユーザは、乗車意思がある場合には、操作リモコン15を操作して電波信号を送信させる。コントローラ8は、車両1本体の電源オフ状態(イグニッションオフに相当する状態)では低消費電力動作を行うことにより、操作リモコン15から電波信号が通信機9に受信されたか否かを判定しており(ステップS1)、操作リモコン15から電波信号が通信機9に受信された旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、バッテリから左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7への電源供給を開始させ(ステップS2)、左側操作ボール位置センサ61及び右側操作ボール位置センサ81から入力された位置検出信号を解析し、左側操作ボール53及び右側操作ボールが退避位置に位置しているか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、コントローラ8は、左側操作ボール53及び右側操作ボールが退避位置に位置している旨を検出すると(ステップS3にて「YES」)、制御信号を左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79へ出力し、左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79を点灯させることにより、左側操作ボール53及び右側操作ボールを点灯させ(ステップS4)、駆動指令信号をキャノピ駆動モータ13へ出力し、キャノピ4を閉塞位置から開放位置へ可動させる(ステップS5)。
これに対して、コントローラ8は、左側操作ボール53及び右側操作ボールが退避位置に位置していない旨を検出すると(ステップS3にて「NO」)、駆動指令信号を左側操作アーム駆動モータ62及び右側操作アーム駆動モータ82へ出力し、左側操作ボール53及び右側操作ボールを退避位置へ移動させた後に(ステップS6)、駆動指令信号を左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79へ出力し、左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79を点灯させることにより、左側操作ボール53及び右側操作ボールを点灯させ(ステップS4)、駆動指令信号をキャノピ駆動モータ13へ出力し、キャノピ4を閉塞位置から開放位置へ可動させる(ステップS5)。
次いで、コントローラ8は、着座センサ11から検出信号が入力されたか否かを判定し、ユーザが車外からの着席を完了したか否かを判定する(ステップS7)。ここで、コントローラ8は、着座センサ11から検出信号が入力された旨を検出し、ユーザが車外からの着席を完了した旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、駆動指令信号を左側操作アーム駆動モータ62及び右側操作アーム駆動モータ82へ出力し、左側操作ボール53及び右側操作ボールを退避位置から操作位置へ移動させ(ステップS8)、制御信号を左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79へ出力し、左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79を黄色で点滅させ(ステップS9)、左側操作ボール53及び右側操作ボールがユーザの操作を待受可能な状態にある旨をユーザに知らせる。そして、コントローラ8は、駆動指令信号をキャノピ駆動モータ13へ出力し、キャノピ4を開放位置から閉塞位置へ可動させ(ステップS10)、一連の処理を終了する。
以上に説明した処理により、ユーザは、左側操作ボール53及び右側操作ボールが退避位置へ移動された状態で車両1に乗車することが可能となる。また、ユーザは、着席を完了するまでは、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールが点灯していることから、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールの位置を容易に認識することが可能となり、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールの存在を意識することが可能となる。
(2)ユーザが降車する場合にコントローラ8が行う制御
次に、「ユーザが降車する場合にコントローラ8が行う制御」について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザは、降車意思がある場合には、左側操作ボール53や右側操作ボールにより降車意思を表示するための所定操作を行う。コントローラ8は、ユーザによる降車するための所定操作が行われたか否かを判定しており(ステップS11)、ユーザによる降車するための所定操作が行われた旨を検出すると(ステップS11にて「YES」)、ユーザデータを保存する(ステップS12)。ここで、ユーザデータとは、例えばユーザが乗車してから降車するまでの各種のデータであり、ユーザが左側アームレスト52及び右側アームレストの位置を調節した場合の調節位置、ユーザによる操作ボールやスイッチの操作履歴及び車両1の走行履歴などである。
次いで、コントローラ8は、駆動指令信号を左側操作アーム駆動モータ62及び右側操作アーム駆動モータ82へ出力し、左側操作ボール53及び右側操作ボールを操作位置から退避位置へ移動させ(ステップS13)、駆動指令信号をキャノピ駆動モータ13へ出力し、キャノピ4を閉塞位置から開放位置へ可動させる(ステップS14)。
次いで、コントローラ8は、着座センサ11から検出信号が入力されたか否かを判定し、ユーザが車外への離席を完了したか否かを判定する(ステップS15)。ここで、コントローラ8は、着座センサ11から検出信号が入力された旨を検出し、ユーザが車外への離席を完了した旨を検出すると(ステップS15にて「YES」)、制御信号を左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79へ出力し、左側操作ボールLED59及び右側操作ボールLED79を消灯させることにより、左側操作ボール53及び右側操作ボールを消灯させる(ステップS16)。そして、コントローラ8は、駆動指令信号をキャノピ駆動モータ13へ出力し、キャノピ4を開放位置から閉塞位置へ可動させ(ステップS17)、バッテリから左側アームレスト操作盤5及び右側アームレスト操作盤7への電源供給を終了させ(ステップS18)、一連の処理を終了する。
以上に説明した処理により、ユーザは、左側操作ボール53及び右側操作ボールが退避位置へ移動された状態で車両1から降車することが可能となる。また、ユーザは、離席を完了するまでは、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールが点灯または点滅している(消灯していない)ことから、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールの位置を容易に認識することが可能となり、退避位置へ移動された左側操作ボール53及び右側操作ボールの存在を意識することが可能となる。
ところで、上記した構成において、ユーザが乗車する場合及び降車する場合に、例えば「操作ボールがアームレストの下にあります 注意して下さい」などの操作ボールに対する注意を喚起する乗車案内や降車案内を音声ガイダンスとして出力する構成であっても良い。また、ユーザが乗車する場合に、着席したユーザを識別することにより、退避位置から当該識別されたユーザに対応する操作位置へ操作ボールを移動させる構成であっても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、ユーザが乗車する場合に、ユーザが着席を完了するまでは、操作ボールを退避位置に保持させるように構成したので、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら着席する場合であっても、ユーザが誤って操作ボールに触れてしまうことはなく、アームレストの近くに配設されている操作ボールが破損してしまうことを未然に回避することができ、また、仮に車両制御装置14への電源供給が行われている場合であっても、操作ボールの誤操作に連動して車両制御装置14が誤作動してしまうことはなく、安全を適切に確保することができる。また、ユーザが着席を完了した後では、操作ボールを退避位置から操作位置へ移動させるように構成したので、ユーザが肘や手首をアームレストに置いた状態で操作ボールを容易に操作することができる。
また、ユーザが降車する場合に、ユーザが降車意思を表示するまでは、操作ボールを操作位置に保持させるように構成したので、ユーザが肘や手首をアームレストに置いた状態で操作ボールを容易に操作することができる。また、ユーザが降車意思を表示した後では、操作ボールを操作位置から退作位置へ移動させるように構成したので、ユーザが手をアームレストに置いて自重を支えながら離席する場合であっても、ユーザが誤って操作ボールに触れてしまうことはなく、アームレストの近くに配設されている操作ボールが破損してしまうことを未然に回避することができ、また、仮に車両制御装置14への電源供給が行われている場合であっても、操作ボールの誤操作に連動して車両制御装置14が誤作動してしまうことはなく、安全を適切に確保することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
一人乗り小型車両のアームレスト操作盤に適用する構成に限らず、例えば航空機などの他の乗物のアームレスト操作盤に適用する構成であっても良い。
操作手段は、操作アームによる構造でなく、例えばタッチパネルなどの他の構造であっても良い。往復移動機構は、操作アームによる構造でなく、他の構造であっても良い。
操作ボールの退避位置は、アームレストの下方に限らず、例えば本体の下方などの他の位置であっても良い。
操作ボールの往復移動は、右側と左側との双方で同時に行う構成に限らず、例えばユーザが習慣としていずれか一方の手のみをアームレストに置いて自重を支えながら着席したり離席したりする旨を学習機能により学習した場合には、その学習結果に基づいて右側及び左側のうちいずれか一方を行う構成であっても良い。
操作ボールの位置を検出するための操作ボール位置センサは、操作アームの回動角度を判定して操作ボールの位置が操作位置または退避位置であるか否かを検出する構成に限らず、例えば投光素子及び受光素子による光の受光状態を判定して操作ボールの位置が操作位置または退避位置であるか否かを検出する構成であっても良い。
本発明の一実施形態を示すものであって、操作ボールが操作位置及び退避位置に位置している態様を概略的に示す斜視図 操作ボールが操作位置及び退避位置に位置している態様を概略的に示す側面図 一人乗り小型車両の外観を概略的に示す図 スイッチポートの構成を概略的に示す斜視図 電気的な構成を示す機能ブロック図 フローチャート 図6相当図
符号の説明
図面中、1は一人乗り小型車両(乗物)、2は座席、5は左側アームレスト操作盤(アームレスト操作盤)、7は右側アームレスト操作盤(アームレスト操作盤)、8はコントローラ(制御手段、着座完了検出手段、降車意思表示検出手段)、53は左側操作ボール(操作手段)、55は左側操作アーム(往復移動機構)である。

Claims (6)

  1. ユーザが着席した状態で肘や手首を置くことが可能なアームレストと、
    ユーザが着席して肘や手首を前記アームレストに置いた状態で操作することが可能な操作手段とを備えた乗物座席用アームレスト操作盤であって、
    ユーザが着席を完了したか否かを検出する着席完了検出手段と、
    ユーザが着席して肘や手首を前記アームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置とユーザが車外から着席するのに支障の無い退避位置との間で前記操作手段を往復移動機構を介して往復移動させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、ユーザが着席を完了するまでは、前記操作手段を退避位置に保持させ、ユーザが着席を完了した旨を前記着席完了検出手段が検出した後では、前記操作手段を退避位置から操作位置へ前記往復移動機構を介して移動させることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。
  2. ユーザが着席した状態で肘や手首を置くことが可能なアームレストと、
    ユーザが着席して肘や手首を前記アームレストに置いた状態で操作することが可能な操作手段とを備えた乗物座席用アームレスト操作盤であって、
    ユーザが降車意思を表示したか否かを検出する降車意思表示検出手段と、
    ユーザが着席して肘や手首を前記アームレストに置いた状態で操作することが可能な操作位置とユーザが車外へ離席するのに支障の無い退避位置との間で前記操作手段を往復移動機構を介して往復移動させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、ユーザが降車意思を表示するまでは、前記操作手段を操作位置に保持させ、ユーザが降車意思を表示した旨を前記降車意思表示検出手段が検出した後では、前記操作手段を操作位置から退避位置へ前記往復移動機構を介して移動させることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。
  3. 請求項1に記載した乗物座席用アームレスト操作盤において、
    前記制御手段は、ユーザ毎の前記操作手段の操作位置を記憶し、着席したユーザを識別することにより、前記操作手段を退避位置から当該識別されたユーザに対応する操作位置へ前記往復移動機構を介して移動させることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した乗物座席用アームレスト操作盤において、
    前記制御手段は、前記アームレストの下方を退避位置として前記操作手段を前記往復移動機構を介して移動させることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した乗物座席用アームレスト操作盤において、
    前記操作手段は、退避位置に保持されている状態で点灯または点滅するように構成されていることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した乗物座席用アームレスト操作盤において、
    前記往復移動機構は、回動軸を回動中心として回動するアーム部材を主体として構成されていることを特徴とする乗物座席用アームレスト操作盤。

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