JP2006141517A - 炊飯器 - Google Patents

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誠一 高椋
Hideki Morozumi
英樹 両角
Hironori Hamada
浩典 浜田
Goichi Masumoto
悟一 増本
Hiroshi Fukuda
浩史 福田
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Abstract

【課題】炊飯器本体内に着脱自在に収納した鍋を誘導加熱する炊飯器において、高周波インバータの動作周波数を表示することで、使用者が炊飯器から大きな音を発した原因が鍋鳴りかどうかを容易に判断できるようにし、信頼性の高い炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯器本体内に鍋2を着脱自在に収納し、この鍋2を誘導加熱する加熱コイル7に高周波インバータ17を接続し、この高周波インバータ17を構成するスイッチング素子14の導通、遮断を制御手段13により制御する。周波数検知手段15により高周波インバータ17の動作周波数に相当する値を検知し、この周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示手段10に表示するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納した鍋を誘導加熱する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は、高周波インバータを構成するスイッチング素子の導通、遮断を制御手段により制御し、高周波インバータに加熱コイルを接続して、外面に非磁性金属層を持つ鍋を加熱するよう構成し、高周波インバータの動作周波数が鍋の固有振動周波数または高次周波数に合致するのを回避するように、スイッチング素子の導通時間に上限を設けるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の炊飯器を示すものである。
図9に示すように、高周波インバータ31は、スイッチング素子32を有し、このスイッチング素子32の導通、遮断を制御手段33により制御し、高周波インバータ31に接続された加熱コイル34により鍋35を誘導加熱するよう構成している。ここで、スイッチング素子32は、制御手段33によって、導通時間に上限を設けている。
特開2001−333856号公報
このような従来の構成の炊飯器では、スイッチング素子32の導通時間に上限値を設けているが、加熱コイル34を構成するフェライト割れなどの経年変化によって、加熱コイル34と鍋35の磁気結合の度合いが変わるので、高周波インバータ31から見た加熱コイル34と鍋35のインダクタンスが変化し、高周波インバータ31の動作周波数が変動する。
このとき、高周波インバータ31の動作周波数が所定の周波数領域にあると、鍋35が共鳴して大きな音を発し、使用者に不快感を与え、この原因が鍋35の共鳴かどうか判断することができないというものであった。
ここで、鍋35が共鳴することを便宜上、鍋鳴りと呼ぶ。さらに、鍋35が強く共鳴を起こす強共振周波数領域と、鍋35が弱く共鳴を起こす弱共振周波数領域を有することがわかっている。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、高周波インバータの動作周波数を表示することで、使用者が炊飯器から大きな音を発した原因が鍋鳴りかどうかを容易に判断できるようにし、信頼性の高い炊飯器を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、この鍋を誘導加熱する加熱コイルに高周波インバータを接続し、この高周波インバータを構成するスイッチング素子の導通、遮断を制御手段により制御するよう構成し、周波数検知手段により高周波インバータの動作周波数に相当する値を検知し、この周波数検知手段により検知した周波数に相当する値を表示手段に表示するよう構成したものである。
これにより、炊飯器から大きな音を発した場合に、使用者は鍋鳴りにより大きな音を発したかどうか容易に判断することができ、信頼性の高い炊飯器を提供することができる。
本発明の炊飯器は、高周波インバータの動作周波数を表示することで、炊飯器から大きな音が発した場合、使用者は鍋が共鳴する鍋鳴りにより大きな音が発生したのか、その他の原因で大きな音を発したかどうか容易に判断することができるので、信頼性を向上することができる。
第1の発明は、炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納した鍋と、この鍋を誘導加熱する加熱コイルと、この加熱コイルに接続された高周波インバータと、この高周波インバータを構成するスイッチング素子と、このスイッチング素子の導通、遮断を制御する制御手段と、前記高周波インバータの動作周波数に相当する値を検知する周波数検知手段と、表示動作をする表示手段を備え、前記表示手段は、前記周波数検知手段により検知した周波数に相当する値を表示するよう構成したものであり、炊飯器から大きな音を発した場合に、使用者は鍋が共鳴する鍋鳴りにより大きな音が発生したのか、その他の原因で大きな音を発したかどうかを容易に判断することができ、信頼性を向上することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上枠とともに鍋の収納部を構成し底部外面に加熱コイルを配設する保護枠と、前記上枠の上端部に設け前記鍋の上端周縁部を載せて前記鍋を支持する着脱自在の支持部材とを備え、前記支持部材は、上下方向の厚みが異なる複数種類を予め用意し、前記上枠の上端部から前記保護枠の底部までの上下方向の寸法によって、厚みが異なる前記支持部材を選択して取り付ける構成としたものであり、鍋鳴りが発生した場合に鍋支持部材を変更することで、高周波インバータから見た加熱コイルと鍋のインダクタンスを変えることができ、高周波インバータの動作周波数を変えることができるので、鍋鳴りを防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、周波数検知手段で検知した周波数があらかじめ設定した周波数に合致するかどうかを判定する第1の判定手段を備え、表示手段は、前記第1の判定手段の結果を表示するようにしたものであり、高周波インバータの動作周波数が鍋鳴りの周波数領域にある場合に、表示手段は鍋鳴りの周波数領域にあることを使用者に視覚的に知らせることができるので、使用者は鍋鳴りの周波数領域を覚えておく必要がなく、使用者の手間を省くことができる。
第4の発明は、第1〜3の発明のいずれか1つの発明において、周波数検知手段で検知した周波数が少なくとも1つ以上のあらかじめ設定した周波数領域に合致した場合、あらかじめ設定した周波数領域に合致しないように、支持部材の上下方向の厚みを判定する第2の判定手段を備え、表示手段は、前記第2の判定手段の結果を表示するようにしたものであり、高周波インバータの動作周波数が鍋鳴りの周波数領域にある場合に、表示手段には鍋鳴り周波数領域から外れる鍋支持部材の上下方向の厚みを表示するので、使用者は容易に鍋支持部材の上下方向の厚みを選択することができ、利便性の向上を実現することができる。
第5の発明は、第1〜4の発明のいずれか1つの発明において、周波数検知手段は、制御手段で生成されるスイッチング素子へのオン・オフにより、オン時間またはオフ時間を検出するようにしたものであり、導通時間または遮断時間により周波数を推定できるので、周波数を検知する回路等の必要性がなく、部品点数を減らすことができ、基板の実装面積を減らすことができる。
第6の発明は、第1〜4の発明のいずれか1つの発明において、周波数検知手段は、スイッチング素子電圧の周波数を検知するようにしたものであり、周波数検知手段は高周波インバータの周波数をスイッチング素子の電圧により周波数に変換することで検知できるので、インバータの動作周波数を正確に検知できる。
第7の発明は、第1〜4の発明のいずれか1つの発明において、周波数検知手段は、加熱コイルに流れる電流の周波数を検知するようにしたものであり、周波数検知手段は高周波インバータのコイル電流を直接測定し、そのコイル電流により周波数に変換することで検知できるので、インバータの動作周波数を正確に検知できる。
第8の発明は、第1〜7の発明のいずれか1つの発明において、使用者が操作するスイッチを有する操作手段を備え、表示手段は、前記操作手段で所定のスイッチが押された場合に、周波数検知手段により検知した周波数に相当する値を表示するようにしたものであり、使用者が所定のスイッチを押したときに表示手段にはインバータ動作周波数が表示されるので、使用者が周波数の情報を必要なときにのみ得ることができる。
第9の発明は、第1〜8の発明のいずれか1つの発明において、表示手段は、周波数検知手段により検知した周波数の表示と炊飯機能の表示を兼用するようにしたものであり、検知周波数の表示手段と炊飯機能を示す表示手段とを設ける必要がなく、部品点数を減らすことができるので、基板の実装面積を減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の一部ブロック化した回路図を示し、図2は、同炊飯器の断面図を示し、図3は、PWM回路からスイッチング素子14をオン・オフするパルス信号、スイッチング素子14の電圧、加熱コイル7の電流をそれぞれ示し、図4は、同炊飯器の表示および操作部を示す図を示すものである。
図2(a)に示すように、炊飯器本体1は、内部に鍋2の収納部を構成する保護枠3と保護枠側面部4および上枠6とを配設している。鍋2はステンレス、鉄などの磁性体によって形成し、炊飯器本体1内に着脱自在に収納している。また、図2(b)に示すように、鍋2の上端部に形成した上端周縁部を上枠6の上端部に設けた複数個の支持部材5に当接させることにより鍋2を支持している。
加熱コイル7は、鍋2の底面外側に配設し、高周波インバータ基板8から供給される高周波電流により交番磁界を発生し、この交番磁界で鍋2を誘導加熱している。また、複数の銅線を束ねたリッツ線で構成している。フェライト9は、高透磁性の磁性材料で形成し、加熱コイル7の巻線方向に対して、その巻線方向がほぼ直交するように、加熱コイル7の外側近傍に配置している。フェライト9は、加熱コイル7による磁界が炊飯器本体1の外部へ漏れるのを防止するとともに、鍋2への誘導加熱を促進する。
表示手段10と操作手段11は、蓋に配置している(詳細は図4で説明する)。温度センサ12は鍋2の温度を検知するもので、サーミスタで構成し、その抵抗値により温度を検知するものである。
つぎに、図1に示すように、鍋2は鍋の等価回路を示している。制御手段13は、高周波インバータ基板8に搭載したマイクロコンピュータ16で構成している。スイッチング素子14はMOSFETやIGBT等の半導体パワー素子と、この半導体パワー素子に逆接続した逆接続ダイオードで構成し、高周波インバータ17に含まれており、スイッチング素子14のスイッチングにより加熱コイル7へ電力を供給するもので、スイッチング周波数によって供給電力を制御できるよう構成している。
制御手段13は、スイッチング素子14の導通、遮断を制御するもので、スイッチング素子14にオン・オフのパルス信号を出力するPWM回路で構成し、PWM回路は、マイクロコンピュータ16内で設定されたパルス幅を出力する機能を備えている。周波数検知手段15は、高周波インバータ17の動作周波数に相当する値を検知するもので、制御手段13であるPWM回路で生成されるオン時間を検出する。
高周波インバータ17は、コンデンサ21、共振コンデンサ22、スイッチング素子14で構成し、共振コンデンサ22は高周波電流が流れても損失の少ないポリプロピレンコンデンサを使用し、加熱コイル7と並列接続しており、並列共振回路を形成している。
コンデンサ21とダイオードブリッジ19とチョークコイル20は、100V、60Hzの交流電源18を全波整流する。このとき、コンデンサ21の容量は数μFと小さいものを選択し、負荷に電流を供給した場合、大きなリプルを発生し、交流電源18を整流した波形と同一となる。
図4は、炊飯器の表示手段10および操作手段11を示す図であり、操作手段11は、炊飯開始スイッチ23、保温開始スイッチ24、切スイッチ25、周波数表示スイッチ26を配置している。また、炊飯中や保温中およびインバータ動作周波数を表示できる表示手段10であるLCD27を配置している。
ここで、表示手段10は、周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値、すなわち、制御手段13であるPWM回路で生成されるオン時間を表示するよう構成している。
上記構成において動作、作用を説明する。炊飯を行う米とその水量に対応する水を鍋2に入れ、炊飯器本体1内に収納し、炊飯開始スイッチ23を使用者が操作すると、表示手段10であるLCD27に炊飯中の表示をし、炊飯が開始される。
炊飯は鍋2の温度センサ12によって、高周波インバータ基板8上に搭載されたマイクロコンピュータ16にあらかじめ設定されている炊飯シーケンスに基づいて、鍋2を誘導加熱して、鍋2の内部の水と米は、加熱コイル7により鍋2の底から加熱され、お米がふっくら炊ける。
鍋2の加熱を行うときには、加熱コイル7に高周波インバータ17から高周波電流を供給することによって生じる交番磁界により誘導加熱するが、このとき、周波数検知手段15は、図3(A)に示す、制御手段13であるPWM回路で生成されるパルス信号のオン時間(D)を検出し、表示手段10であるLCD27に周波数検知手段15により検出した時間を表示する信号を出力して、LCD27に炊飯中の表示と周波数検知手段15により検出した時間を表示する。なお、図3(B)は、スイッチング素子14の電圧、図3(C)は、加熱コイル7の電流を示している。
以上のように、本実施の形態においては、高周波インバータ17の動作周波数に相当する値を周波数検知手段15により検知し、この周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示手段10に表示するよう構成したので、炊飯器から大きな音を発した場合に、使用者は鍋2が共鳴する鍋鳴りにより大きな音が発生したのか、その他の原因で大きな音を発したかどうか、容易に判断することができ、信頼性を向上することができる。
また、周波数検知手段15は、制御手段13で生成されるスイッチング素子14へのオンにより、オン時間を検出するようにしたから、オン時間により周波数を推定できるので、周波数を検知する回路等の必要性がなく、部品点数を減らすことができ、基板の実装面積を減らすことができる。
また、表示手段10は周波数検知手段による検知周波数の表示と、炊飯機能の表示を兼用するようにしたから、検知周波数の表示手段10と炊飯機能を示す表示手段10とを別に設ける必要がなく、部品点数を減らすことができるので、基板の実装面積を減らすことができる。
また、周波数検知手段15を、制御手段13であるPWM回路で生成されるパルス信号のオン時間を検出することで、高周波インバータ17の周波数を推定することができ、同様な効果が得ることもできる。
さらに、周波数検知手段15を、スイッチング素子14の導通時間または遮断時間を検知することで高周波インバータ17の動作周波数を検知することができる。
(実施の形態2)
図2に示す支持部材5は、図5(ア)〜(オ)に示すように、上下方向の厚みが異なる複数種類の支持部材5a〜5eを予め用意し、上枠6の上端部から保護枠3の底部までの上下方向の寸法によって、厚みが異なる支持部材5a〜5eを選択して取り付ける構成としている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において動作、作用を説明する。図6は、高周波インバータ17の周波数と支持部材5の上下方向の厚みの関係を示す特性図である。この特性図からわかるように、支持部材5の上下方向の厚みを変えると、加熱コイル7と鍋2の磁気結合の度合いが変化し、加熱コイル7から見たインダクタンスが変化するので、支持部材5の上下方向の厚みが厚くなるほど周波数が低くなり、支持部材5の上下方向の厚みが薄くなるほど周波数が高くなる。
また、鍋2の振動周波数も高周波インバータ17の動作周波数と重なると共鳴し、大きな音を発する。さらに、鍋2が強く共鳴を起こす強共振領域(α)と、鍋2が弱く共鳴を起こす弱共振領域(β)とを有することがわかっている。したがって、高周波インバータ17の動作周波数はこの二つの領域に重ならないように設定しなければならない。
ここで、例えば、支持部材5として、図5(イ)に示す支持部材5aを上枠6に取り付け、鍋2が強く共鳴を起こす強共振領域が25.0kHz以上、26.0kHz以下とし、加熱コイル7を構成するフェライト9の割れなどの経年変化がない場合の高周波インバータ17の周波数を27.0kHzとする。
このとき、加熱コイル7を構成するフェライト9の割れなどの経年変化によって、加熱コイル7と鍋2の磁気結合の度合いが変化し、加熱コイル7から見たインダクタンスが増加するため、スイッチング素子14の導通時間が長くなり、高周波インバータ17の動作周波数が低下し、表示手段10であるLCD27には25.5kHzが表示されたとすれば、大きな音が発生した理由が鍋2の共鳴と把握することができる。
さらに、この鍋2の強共振領域(α)から、高周波インバータ17の周波数を外すために、使用者はLCD27の表示を見ながら25.0kHz以上、26.0kHz以下から外れる支持部材5の上下方向の厚みを選択すればよい。
以上のように、本実施の形態においては、鍋2の収納部を保護枠3とともに構成する上枠6の上端部に支持部材5を着脱自在に設け、この支持部材5に鍋2の上端周縁部を載せて鍋2を支持するよう構成し、支持部材5は、上下方向の厚みが異なる複数種類の支持部材5a〜5eを予め用意し、上枠6の上端部から保護枠3の底部までの上下方向の寸法によって、厚みが異なる支持部材5a〜5eを選択して取り付ける構成としたので、鍋鳴りが発生した場合に支持部材5を変更することで、高周波インバータ17から見た加熱コイル7と鍋2のインダクタンスを変えることができ、高周波インバータ17の動作周波数を変えることができるので、鍋鳴りを防止することができる。
(実施の形態3)
図7に示すように、第1の判定手段28は、周波数検知手段15で検知した周波数があらかじめ設定した周波数に合致するかどうかを判定するもので、図2に示す高周波インバータ基板8に搭載されたマイクロコンピュータ16で構成し、周波数があらかじめ設定されている異常条件値の範囲内にあるとき、表示手段10であるLCD27に異常であることの旨を表示する信号を出力する。
周波数検知手段15はオペアンプまたは論理回路等で構成し、スイッチング素子14の電圧(図3(B)参照)を周波数変換し、周波数を検知するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、制御手段13は上記実施の形態1と同様にして加熱制御を行う。周波数検知手段15は、スイッチング素子14の電圧を周波数に変換し周波数を検知する。
そこで、第1の判定手段28は正常状態か異常状態かを判定するための条件値、例えば、図6の鍋2が強く共鳴を起こす強共振領域(α)と、鍋2が弱く共鳴を起こす弱共振領域(β)を異常条件値と設定しておき、この条件値と周波数検知手段15で検知した周波数値の比較を行う。このとき、検知した周波数が異常条件値であれば、加熱コイル7を構成するフェライト9の割れなどの経年変化によって、誘導加熱コイル7と鍋2の磁気結合の度合いが変化し、加熱コイル7から見たインダクタンスが変化し、鍋鳴りであると判定する。第1の判定手段28は表示手段10であるLCD27に鍋鳴りであることの旨を表示する信号を出力する。
以上のように、本実施の形態においては、周波数検知手段15で検知した周波数があらかじめ設定した周波数に合致するかどうかを判定する第1の判定手段28を備え、表示手段10は第1の判定手段28の結果を表示するようにしたので、高周波インバータ17の動作周波数が鍋鳴りの周波数領域にある場合に、表示手段10は鍋鳴りの周波数領域にあることを、使用者に視覚的に知らせることができるので、使用者は鍋鳴りの周波数領域を覚えておく必要がなく、使用者の手間を省くことができる。
また、周波数検知手段15は、スイッチング素子14電圧の周波数を検知するようにしたから、周波数検知手段15は高周波インバータ17の周波数をスイッチング素子14の電圧により周波数に変換することで検知できるので、実施の形態1に比べ、正確に高周波インバータの動作周波数を検知できる。
(実施の形態4)
図8に示すように、第2の判定手段29は、周波数検知手段15で検知した周波数が少なくとも1つ以上のあらかじめ設定した周波数領域に合致した場合、あらかじめ設定した周波数領域に合致しないように、支持部材5の上下方向の厚みを判定するもので、図2に示す高周波インバータ基板8に搭載されたマイクロコンピュータ16で構成し、周波数があらかじめ設定されている異常条件値の範囲内にあるとき、表示手段10であるLCD27に鍋2の支持部材5の上下方向の厚みを表示する信号を出力する。
周波数検知手段15はカレントトランス30、オペアンプまたは論理回路等で構成し、加熱コイル7に流れる電流(図3(C)参照)の周波数を周波数変換し、周波数を検知するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、制御手段13は上記実施の形態1と同様にして加熱制御を行う。周波数検知手段15は、加熱コイル7に流れる電流を周波数に変換し周波数を検知する。
そこで、第2の判定手段29は正常状態か異常状態かを判定するための条件値、例えば、図6の鍋2が強く共鳴を起こす強共振領域(α)と、鍋2が弱く共鳴を起こす弱共振領域(β)を異常条件値と設定しておき、この条件値と周波数検知手段15で検知した周波数値の比較を行う。このとき、検知した周波数が異常条件値であれば、加熱コイル7を構成するフェライト9の割れなどの経年変化によって、誘導加熱コイル7と鍋2の磁気結合の度合いが変化し、加熱コイル7から見たインダクタンスが変化し、鍋鳴りであると判定する。
また、第2の判定手段29は誘導加熱コイル7と鍋2の磁気結合の度合いが変わり、加熱コイル7から見たインダクタンスが変化させ、高周波インバータ17の動作周波数が、強共振領域(α)と、弱共振領域(β)を外れる、鍋2支持部材5の上下方向の厚みを決定する。さらに、第2の判定手段29は表示手段10であるLCD27に鍋2支持部材5の上下方向の厚みを表示する信号を出力する。
以上のように、本実施の形態においては、周波数検知手段15で検知した周波数が、少なくとも1つ以上のあらかじめ設定した周波数領域に合致した場合、あらかじめ設定した周波数に合致しないように、支持部材5の上下方向の厚みを判定する第2の判定手段29を備え、表示手段10は第2の判定手段29の結果を表示するようにしたので、高周波インバータ17の動作周波数が鍋鳴りの周波数領域にある場合に、表示手段10には鍋鳴り周波数領域から外れる支持部材の上下方向の厚みを表示するので、使用者は容易に支持部材の上下方向の厚みを選択することができるので、利便性の向上を実現することができる。
また、周波数検知手段15は、加熱コイル7に流れるコイル電流の周波数を検知するようにしたので、周波数検知手段15は高周波インバータ17のコイル電流を直接測定し、そのコイル電流により周波数に変換することで検知できるので、上記実施の形態1に比べ、正確に高周波インバータの動作周波数を検知できる。
また、本実施の形態では、スイッチング素子14に流れる電流をカレントトランス、オペアンプまたは論理回路等で検知することにより同じ効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図1または図4に示す表示手段10は、使用者の操作により所定のスイッチ、たとえば、周波数表示スイッチ26が押された場合に、LCD27に周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示するようにしている。周波数表示スイッチ26は周波数検知手段15に接続している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において動作、作用を説明する。使用者が炊飯器の動作している高周波インバータ17の動作周波数を知りたいと判断し、周波数表示スイッチ26を押した場合に、LCD27に周波数検知手段15で検知した周波数に相当する値を表示する。
以上のように、本実施の形態においては、表示手段10は操作手段11で所定のスイッチ、すなわち周波数表示スイッチ26が押された場合に、周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示するようにしたので、使用者が所定のスイッチを押したときに表示手段10にはインバータ動作周波数が表示されるので、使用者が周波数の情報を必要なときに得ることができる。
なお、本実施の形態では、周波数表示スイッチ26が押された場合に、周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示するようにしているが、操作手段11に配置してある複数のスイッチを同時押しすることで、周波数検知手段15により検知した周波数に相当する値を表示するようにしてもよく、同様の効果が得ることができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、高周波インバータの動作周波数を表示することで、炊飯器から大きな音が発した場合、使用者は鍋が共鳴する鍋鳴りにより大きな音が発生したのか、その他の原因で大きな音を発したかどうか容易に判断することができ、信頼性を向上することができるので、炊飯器本体内に着脱自在に収納した鍋を誘導加熱する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器の一部ブロック化した回路図 (a)同炊飯器の断面図(b)同炊飯器の要部拡大断面図 同炊飯器の要部電圧、電流波形図 同炊飯器の表示手段および操作手段を示す図 (ア)本発明の実施の形態2における炊飯器の支持部材の断面図(イ)同飯器の支持部材の他の例の断面図(ウ)同飯器の支持部材の他の例の断面図(エ)同飯器の支持部材の他の例の断面図(オ)同飯器の支持部材の他の例の断面図 同炊飯器の高周波インバータの周波数と支持部材の上下方向の厚みの関係を示す特性図 本発明の実施の形態3における炊飯器の一部ブロック化した回路図 本発明の実施の形態4における炊飯器の一部ブロック化した回路図 従来の炊飯器の一部ブロック化した回路図
符号の説明
1 炊飯器本体
2 鍋
7 加熱コイル
10 表示手段
13 制御手段
14 スイッチング素子
15 周波数検知手段
17 高周波インバータ

Claims (9)

  1. 炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納した鍋と、この鍋を誘導加熱する加熱コイルと、この加熱コイルに接続された高周波インバータと、この高周波インバータを構成するスイッチング素子と、このスイッチング素子の導通、遮断を制御する制御手段と、前記高周波インバータの動作周波数に相当する値を検知する周波数検知手段と、表示動作をする表示手段を備え、前記表示手段は、前記周波数検知手段により検知した周波数に相当する値を表示するよう構成した炊飯器。
  2. 上枠とともに鍋の収納部を構成し底部外面に加熱コイルを配設する保護枠と、前記上枠の上端部に設け前記鍋の上端周縁部を載せて前記鍋を支持する着脱自在の支持部材とを備え、前記支持部材は、上下方向の厚みが異なる複数種類を予め用意し、前記上枠の上端部から前記保護枠の底部までの上下方向の寸法によって、厚みが異なる前記支持部材を選択して取り付ける構成とした請求項1記載の炊飯器。
  3. 周波数検知手段で検知した周波数があらかじめ設定した周波数に合致するかどうかを判定する第1の判定手段を備え、表示手段は、前記第1の判定手段の結果を表示するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 周波数検知手段で検知した周波数が少なくとも1つ以上のあらかじめ設定した周波数領域に合致した場合、あらかじめ設定した周波数領域に合致しないように、支持部材の上下方向の厚みを判定する第2の判定手段を備え、表示手段は、前記第2の判定手段の結果を表示するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 周波数検知手段は、制御手段で生成されるスイッチング素子へのオン・オフにより、オン時間またはオフ時間を検出するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 周波数検知手段は、スイッチング素子電圧の周波数を検知するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 周波数検知手段は、加熱コイルに流れる電流の周波数を検知するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  8. 使用者が操作するスイッチを有する操作手段を備え、表示手段は、前記操作手段で所定のスイッチが押された場合に、周波数検知手段により検知した周波数に相当する値を表示するようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の炊飯器。
  9. 表示手段は、周波数検知手段により検知した周波数の表示と炊飯機能の表示を兼用するようにした請求項1〜8のいずれか1項に記載の炊飯器。
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