JP2006141080A - モータコアの製造方法及びモータコア - Google Patents

モータコアの製造方法及びモータコア Download PDF

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大輔 谷藤
Mitsuhiro Nikaido
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Abstract

【課題】 リニアモータを構成するモータコアの歯と歯の間の凹部に予備メッキを施してから歯と歯の間の凹部に埋込部材を充填するようにして、埋込部材の熱膨張の差による隙間が生じても歯に直接空気が触れないようにして歯に発生する錆を抑制或は防止できるモータコアの製造方法を提供する。
【解決手段】 モータコアの製造方法は、一定ピッチで形成された歯と歯の間の凹部に非磁性体の埋込部材が形成され、その歯と埋込部材で形成された複合面にメッキを施して形成されたモータコアであって、歯と歯の間の凹部を含めて予備メッキを施す工程、前記予備メッキを施す工程により、前記歯と凹部にメッキが施されたところに、前記凹部に埋込部材を充填する工程、前記埋込部材を充填する工程により凹部に埋込部材が充填された後に、歯の部分が露出するように歯及び埋込部材を研削する研削工程、前記研削工程により歯と埋込部材からなる複合面が研削された後に、その表面を仕上げるためのメッキを施す仕上げメッキ工程、からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータコアの製造方法及びモータコアに関し、詳しくはモータコアを形成する歯と歯の間の凹部に充填する埋込部材と歯との間に熱膨張による空隙が生じたときでも歯の部分に錆が発生しないようにしたモータコアの製造方法及びモータコアに関する。
従来技術におけるモータコアを備えた位置決め装置は、位置決め対象物を搭載するスライダ部を格子プラテンに対して移動させて、この位置決め対象物の二次元位置を位置決めする装置であり、例えば、プローバなどの半導体製造装置に用いられるXYステージが対象となる。
XYステージは、図3、図4及び図5に示すように、格子プラテン11がX軸方向及びY軸方向に沿って一定ピッチで溝が形成されている。図においては簡略化のため一部の歯だけを示している。
このような格子プラテン11は、平坦面に格子状に溝を切ることによって形成される。この格子プラテン11は磁性体で構成されている。スライダ部12は位置決めの対象物が載せられる。
浮揚手段13は、スライダ部12を格子プラテン11上に浮揚させる。スライダ部12の格子プラテン11と対向する面にはノズル14(図4参照)が設けられていて、このノズル14から浮揚手段13が圧縮空気を噴出させることによって、浮上力を得ている。スライダ部12と格子プラテン11の間をノズル14から噴出した空気が流れることによって、エアベアリングを構成している。
Y軸モータ15は、スライダ部12に搭載され、コアの格子プラテン11と対向する面にはY軸方向に一定ピッチで歯16が形成されている。このY軸モータ15は、歯16と格子プラテン11の歯との間には磁気吸引力を生じさせてスライダ部12をY軸方向に移動させる。コイル17はモータコア18に巻かれている。
X軸モータ19A、19Bは、スライダ部12の中心に対して対称な位置にそれぞれ搭載されている。このX軸モータ19A、19Bは、コアの格子プラテン11と対向する面にはX軸方向に一定ピッチで歯21が形成されている。X軸モータ19A、19Bは歯16と歯16との間に磁気吸引力を生じさせてスライダ部12をX軸方向に移動させる。コイル17はモータコア18に巻かれている。
連結部材21は、Y軸モータ15とX軸モータ19A、19Bを連結する。
X軸モータ19A、19B及びY軸モータ15の格子プラテン11に対向する面に形成されている一定ピッチで形成されている歯16は、図4及び図5に示すように、格子プラテン11と対向する面に溝22が形成され、ノズル14が溝22の中に形成されていて浮揚手段13(図3参照)から供給された圧縮空気を噴出する。樹脂で形成された埋込部材23は歯16と歯16の間の凹部24に埋め込まれている。埋込部材23は非磁性体の材料で構成されており、対向面にコーテイングを施すことによって歯16と歯16の凹部24に埋込部材23を形成する。
ノズル14から噴出した圧縮空気は溝22に沿って流れ、圧縮空気の圧力によりモータコア18を浮揚させる。埋込部材23は歯16の凹部24に充填されていることで圧縮空気が外に漏れるのを防いでいる。
さて、この格子プラテン11に対向する面に形成された歯16と埋込部材23であるが、図6及び図7に示すように、一定ピッチで形成されている歯16に対して、その歯16と歯16の間の凹部24に樹脂である埋込部材23を形成すると共に、モータコアの防塵を施すために、金属の歯16と樹脂の埋込部材23とからなる複合面にニッケルメッキ25を施すことによりモータコア18の防塵を施す構成になっている。
特開2000−65970号公報(第4頁 第3図)
しかし、従来技術で説明した、X軸モータ及びY軸モータの格子プラテンに対向する面においては、図8に示すように、モータコア18に樹脂を流し込み硬化させるとモータコア18の歯16と埋込部材23の樹脂の間に熱膨張の違いによる隙間26が発生する。この隙間26はニッケルメッキ25が着かないため、この隙間26から直接歯16の部分が空気に触れることになり、空気の触れた部分に錆27が発生するという問題がある。
従って、格子プラテンと対向する面に形成されている一定ピッチの歯を備えるモータコアにおいて、歯と歯の間の凹部に充填する埋込部材と歯との熱膨張の違いがあっても、歯が直接空気に触れないように保護することで歯に発生する錆を防ぐ手法に解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明のモータコアの製造方法及びモータコアは、次に示す構成にしたことである。
(1)モータコアの製造方法は、一定ピッチで形成された歯と歯の間の凹部に非磁性体の埋込部材が形成され、その歯と埋込部材で形成された複合面にメッキを施して形成されたモータコアであって、歯と歯の間の凹部を含めて予備メッキを施す工程、前記予備メッキを施す工程により、前記歯と凹部にメッキが施されたところに、前記凹部に埋込部材を充填する工程、前記埋込部材を充填する工程により凹部に埋込部材が充填された後に、歯の部分が露出するように歯及び埋込部材を研削する研削工程、前記研削工程により歯と埋込部材からなる複合面が研削された後に、その表面を仕上げるためのメッキを施す仕上げメッキ工程、からなる。
(2)前記埋込部材は樹脂であることを特徴とする(1)に記載のモータコアの製造方法。
(3)モータコアは、一定ピッチで形成された歯と歯の間の凹部に非磁性体の埋込部材を充填した後に、前記歯と埋込部材からなる複合面上にメッキを施して形成されたモータコアであって、前記埋込部材を充填する前に、前記歯と歯の間の凹部に予備メッキを施したことである。
(4)前記埋込部材は樹脂であることを特徴とする(3)に記載のモータコア。
本提案によれば、モータコアの歯と歯の間の凹部に樹脂の埋込部材を充填する際に、歯と凹部を含めて予備のメッキを施すことで、例え埋込部材の熱膨張の違いによる隙間が歯と埋込部材との間に発生しても歯自体は予備のメッキが施されているため、空気に直接ふれることがないため錆の発生を抑制或は防止することができる。
次に、本願発明に係るモータコアの製造方法及びモータコアの実施形態について、図面を参照して以下説明ずる。
本願発明のモータコアの製造方法を具現化するための装置は、図3を参照した従来技術で説明したものと同様であり、磁性体で形成され、格子状に作成した平坦面の格子プラテン上を移動するスライダ部におけるX軸モータ及びY軸モータに形成されているモータコアに改良を加えたものである。
この格子プラテンに対向する面に形成された歯と埋込部材は、図1に示すように、歯16と埋込部材23との熱膨張による隙間26が発生することを前提としてモータコア18の歯16の部分に発生する錆を防止するために、防塵用のニッケルメッキ(本メッキ)25とは別に、埋込部材23を形成する前に歯16と歯16の間の凹部24も含めて予備のメッキ28をして歯16全体にメッキ28を施してから、埋込部材23を充填した後に金属の歯16と樹脂の埋込部材23の複合面にニッケルメッキ(本メッキ)25を施すようにして形成されている。
このようにすると、埋込部材23と歯16との間が熱膨張の違いにより隙間26が生じても、歯16の側壁面には予備のメッキ28が施されているから、空気に触れることなく錆の発生を防止できるのである。
このようなモータコアの製造について、図2を参照して以下説明する。
(1)先ず、図2(A)に示すように、一定ピッチで形成された歯16と歯16の間の凹部24も含めて予備のメッキ28を施す。
(2)次に、図2(B)に示すように、歯16と凹部24に予備のメッキ28が施されたところに、凹部24に非磁性体で樹脂である埋込部材23を充填して硬化させる。
(3)そして、図2(C)に示すように、凹部24に埋込部材23が充填され、硬化した後に、歯16の部分が露出するように歯16及び埋込部材23を研削する。
(4)次に、図2(D)に示すように、歯16と埋込部材23からなる複合面が研削された後に、その表面を仕上げるためのメッキ(本メッキでニッケルメッキ25)を施す。
このようにして、最後に防塵用のニッケルメッキ25を施して完成するが、樹脂の埋込部材23が硬化すると熱膨張の差により、歯16と埋込部材23との間には隙間26が生じることになる。しかし、例え、隙間26が生じても歯16には予備のメッキ28が施されているからその隙間26から空気が直接歯に触れない構造となり、結果として歯16に発生する錆を抑制或は防止することができるのである。
モータコアの歯と歯の間の凹部に予備メッキを施してから歯と歯の間の凹部に埋込部材を充填するようにして、埋込部材の熱膨張の差による隙間が生じても歯に直接空気が触れないようにして歯に発生する錆を抑制或は防止できるモータコアの製造方法及びモータコアを提供する。
本願発明のモータコアの製造方法で作成されたモータコアの部分拡大図である。 同、モータコアの製造方法を順次説明した説明図である。 モータコアを搭載したXYステージを示した説明図である。 従来技術におけるモータコアの歯の部分拡大図である。 同、図4におけるモータコアの歯の部分のA-A’線断面図である。 従来技術におけるモータコアの歯の部分にメッキを施した様子を示す説明図である。 同、図6におけるモータコアの歯の部分の断面図である。 同、図6におけるモータコアの歯の部分の断面図である。
符号の説明
11 格子プラテン
12 スライダ部
13 浮揚手段
14 ノズル
15 Y軸モータ
16 歯
17 コイル
18 モータコア
19A X軸モータ
19B Y軸モータ
21 連結部材
22 溝
23 埋込部材
24 凹部
25 ニッケルメッキ(本メッキ)
26 隙間
27 錆
28 メッキ(予備のメッキ)。

Claims (4)

  1. 一定ピッチで形成された歯と歯の間の凹部に非磁性体の埋込部材が形成され、その歯と埋込部材で形成された複合面にメッキを施して形成されたモータコアであって、
    歯と歯の間の凹部を含めて予備メッキを施す工程、
    前記予備メッキを施す工程により、前記歯と凹部にメッキが施されたところに、前記凹部に埋込部材を充填する工程、
    前記埋込部材を充填する工程により凹部に埋込部材が充填された後に、歯の部分が露出するように歯及び埋込部材を研削する研削工程、
    前記研削工程により歯と埋込部材からなる複合面が研削された後に、その表面を仕上げるためのメッキを施す仕上げメッキ工程、からなるモータコアの製造方法。
  2. 前記埋込部材は樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のモータコアの製造方法。
  3. 一定ピッチで形成された歯と歯の間の凹部に非磁性体の埋込部材を充填した後に、前記歯と埋込部材からなる複合面上にメッキを施して形成されたモータコアであって、
    前記埋込部材を充填する前に、前記歯と歯の間の凹部に予備メッキを施したことを特徴とするモータコア。
  4. 前記埋込部材は樹脂であることを特徴とする請求項3に記載のモータコア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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