JP2006140147A - プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマディスプレイパネル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】X表示電極とY表示電極が形成されている前面基板と、X表示電極とY表示電極を覆うように前面基板上に塗布される誘電層と、前面基板に対向して組み立てられる背面基板と、背面基板上に形成されているアドレス電極と、アドレス電極を覆うように背面基板の表面に形成されている誘電層と、背面基板上の誘電層上に形成されている隔壁と、キセノンガスが含まれている放電ガスであって、隔壁の間に形成されているセル空間に充填される放電ガスと、隔壁の間に形成されている赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のセル空間に塗布されるR蛍光層、G蛍光層及び異類の蛍光体を二層に積層させて形成されているB蛍光層と、を備えるプラズマディスプレイパネルである。
【選択図】図3
【解決手段】X表示電極とY表示電極が形成されている前面基板と、X表示電極とY表示電極を覆うように前面基板上に塗布される誘電層と、前面基板に対向して組み立てられる背面基板と、背面基板上に形成されているアドレス電極と、アドレス電極を覆うように背面基板の表面に形成されている誘電層と、背面基板上の誘電層上に形成されている隔壁と、キセノンガスが含まれている放電ガスであって、隔壁の間に形成されているセル空間に充填される放電ガスと、隔壁の間に形成されている赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のセル空間に塗布されるR蛍光層、G蛍光層及び異類の蛍光体を二層に積層させて形成されているB蛍光層と、を備えるプラズマディスプレイパネルである。
【選択図】図3
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)及びその製造方法に係り、さらに詳細には青色蛍光体を異なる二種の蛍光体として備えることにより、蛍光体の寿命を延長させると共に、発光効率を極大化させることができるPDP及びその製造方法に関する。
一般的に、PDPは、ガス放電現象を利用して画像を表示するためのものであり、電極に印加される直流または交流電圧によって放電が発生し、電極間のガスからの紫外線の放射によって蛍光体を励起させて発光させる。
図1には、一般的な交流型PDPについての概略的な分解斜視図が示されている。
図面を参照すれば、前面基板11の内表面には、ディスプレイ電極に該当する一対の透明なX表示電極3及びY表示電極4が形成され、背面基板12の内表面には、アドレス電極5が形成される。前記表示電極3,4は、X電極とY電極とが一対をなし、その間から保持放電が発生する。X,Y表示電極3,4とアドレス電極5は、前面基板11及び背面基板12の内表面にそれぞれストリップ状に形成され、基板11,12が相互に組み立てられたとき、互いに直角に交差する。
前面基板11の内表面には、誘電層14と保護層15とが順に積層される。一方、背面基板12には、誘電層14’の上部表面に隔壁17が形成され、隔壁17によりセル19が形成される。セル19内には、キセノン(Xe)、ネオン(Ne)のような不活性ガスが放電ガスとして充填される。また、それぞれのセル19を形成する隔壁17の内側には、所定部位に蛍光体18が塗布される。バス電極6は、X及びY表示電極3,4が長くなるに伴ってライン抵抗が増加する現象を防止するために提供される。
PDPの作動について述べれば、高電圧であるトリガ電圧が印加され、アドレス電極5と1つの表示電極との間で放電を起こす。トリガ電圧により誘電層14に陽イオンが蓄電されれば、放電が発生する。トリガ電圧がスレショルド電圧を超えれば、セル19内に充填された放電ガスは、放電によりプラズマ状態になり、X表示電極3とY表示電極4との間で安定した放電状態が保持される。このような保持放電状態では、紫外線領域の光が蛍光体18に衝突して発光し、それによりセル19毎に形成されたそれぞれの画素は、画像を表示できるようになる。
図2に示されているのは、図1に示されたPDPの背面基板の内部構造を概略的な断面で図示したものである。
図面を参照すれば、背面基板12の上部表面には、アドレス電極5と誘電層14とが形成され、誘電層14の上部に、隔壁17が形成される。隔壁17間には、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のセルが形成され、各セルには、蛍光体18が塗布される。 一般に、R,G,Bの蛍光体のうち、B蛍光体の発光効率及び寿命が、他の蛍光体に比べて劣っていると知られている。B蛍光体として使われる材料には、BaMgAl10O7(以下、BAM)、及びCa2MgSiO6(以下、CMS)が含まれる。また、BAM−B蛍光体とCMS−B蛍光体とを互いに比較すれば、BAM−B蛍光体は、発光効率が相対的に良好であるが、寿命が相対的に短い一方、CMS−B蛍光体は、発光効率が相対的に劣っているものの、寿命が長い。また、CMS−B蛍光体は輝度が低い。従って、CMS−B蛍光体を適用する場合に、蛍光体の寿命は、保証される一方、発光効率が低いという問題点がある。
一方、放電ガスに含まれているXeは、放電時に二種以上の波長の真空紫外線を蛍光体に照射する。例えば、147nmの波長の真空紫外線と172nmの波長の真空紫外線とが照射される。これは、XeガスにXe及びXe2が共に含まれているためである。BAM−B蛍光体は、前記二種の波長の真空紫外線いずれに対しても発光効率が高いという特徴を有するが、CMS−B蛍光体の場合には、147nm波長の真空紫外線に対しては、発光効率が相対的に高い一方(BAM−B蛍光体の発光効率対応で80%ほど)、172nm波長の真空紫外線に対しては、発光効率が相対的に低くなる(BAM−B蛍光体の発光効率対応で約30%以下)。
ところで、放電効率を高めるために、放電ガスに含まれているXeの比率を高めていく現況にあり、それにより172nmの波長の真空紫外線がさらに多く照射される。従って、CMS−B蛍光体を採用して寿命を延長させられないという問題点がある。
以上のような問題点を解決するために、BAM−B蛍光体とCMS−B蛍光体とを混合して使用できる。しかし、このような混合型B蛍光体は、発光効率と寿命特性とが、単にBAM−B蛍光体とCMS−B蛍光体の中間ほどの特性を示すようになるので、実際においてはその効果が否定的である。
本発明は、以上のような問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、改善されたPDP及びその製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、B蛍光体の発光効率と寿命とが改善されたPDP及びその製造方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、BAM−B蛍光体とCMS−B蛍光体とが最適化された状態で利用できるPDP及びその製造方法を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明によれば、X表示電極とY表示電極が形成されている前面基板と、前記X表示電極とY表示電極を覆うように前記前面基板上に塗布される誘電層と、前記前面基板に対向して組み立てられる背面基板と、前記背面基板上に形成されているアドレス電極と、前記アドレス電極を覆うように前記背面基板の表面に形成されている誘電層と、前記背面基板上の誘電層上に形成されている隔壁と、Xeガスが含まれている放電ガスであって、前記隔壁の間に形成されているセル空間に充填される放電ガスと、前記隔壁の間に形成されているR,G及びBのセル空間に塗布されるR蛍光層、G蛍光層、及び異類の蛍光体を二層に積層させて形成されているB蛍光層と、を備えることを特徴とするPDPが提供される。
本発明の他の特徴によれば、前記B蛍光層は、BMAから形成されている第1のB蛍光層、及び前記第1のB蛍光層の上部に配置されている第2のB蛍光層であって、CMSから形成されている第2のB蛍光層を備える。
本発明の他の特徴によれば、前記第2のB蛍光層の厚さは、45nmから1μmである。
本発明の他の特徴によれば、前記Xeガスの分圧は、5%から20%である。
本発明の他の特徴によれば、前記第1のB蛍光層の厚さは、前記第2のB蛍光層の厚さの8倍から10倍である。
また本発明によれば、背面基板の表面にアドレス電極を形成するステップと、前記アドレス電極を覆うように前記背面基板上に誘電層を形成するステップと、前記誘電層の上部に隔壁を形成するステップと、前記隔壁の間に形成されているBのセルにB蛍光層を形成するステップであって、第1B蛍光層を形成した後、前記第1のB蛍光層とは異なる蛍光体材料を有する第2のB蛍光層を前記第1のB蛍光層の上部に形成するステップと、を備えるプラズマディスプレイパネルの製造方法が提供される。
本発明によるPDP及びその製造方法では、Bの蛍光層がCMS−B蛍光体とBAM−B蛍光体とを積層させて備えることにより、発光効率を改善して使用寿命を延長させることができる。また、本発明によるPDPは、Xeガスの分圧の高い放電ガスが充填されたプラズマディスプレイで、さらに向上された効果を発揮できる。
以下、本発明を添付された図面に示された実施例を参照し、さらに詳細に説明する。
本発明によるPDPの全体的な構造は、図1を参照して説明された一般的なPDPの構造と概して類似している。すなわち、図1に示されたように、前面基板11の内表面には、一対の透明なX表示電極3及びY表示電極4が形成され、背面基板12の内表面には、アドレス電極5が形成され、前面基板11の内表面には、誘電層14と保護層15とが順に積層される。一方、背面基板12には、誘電層14’の上部表面に隔壁17が形成され、隔壁17によりセル19が形成される。セル19内には、NeやXeのような不活性ガスが充填される。また、それぞれのセル19を形成する隔壁17の内側には、所定部位に蛍光体18が塗布され、バス電極6がX及びY表示電極3,4上に提供される。本発明では、背面基板12の内部構造を改善することにより、本発明の目的を達成できる。
図3は、本発明によるPDPの背面基板の構造を概略的な断面図に示したものである。
図面を参照すれば、背面基板12上に形成されている隔壁17の間には、R,G,Bで表示されたセルが形成されており、前記セルを形成する隔壁17と誘電層14’の表面には、蛍光体18が塗布される。
本発明の一特徴によれば、Bのセルに塗布された蛍光層は、異なるB蛍光体を二層に形成して備えるが、図面に示された例で、第1のB蛍光層31は、BAM−B蛍光体から形成され、第2のB蛍光層32は、CMS−B蛍光体から形成される。第1のB蛍光層31と第2のB蛍光層32は、前記のような異なる蛍光体をマスクを利用してそれぞれ印刷することにより形成可能である。このように、異類のB蛍光体を使用して蛍光層を形成することにより、放電ガスに含まれているXeガスから発生する異なる2つの波長の真空紫外線に対応し、蛍光体の特性を適切に利用可能である。特に、放電ガスに含まれているXeガスの分圧が高い場合に、異類の二層のB蛍光体で蛍光層を形成すれば、発光効率及び寿命特性を向上させることができる。
図4は、図3に示されたB蛍光層の構造を説明するために図示された概略的な説明図である。
図面を参照すれば、BAM−B蛍光体から形成される第1のB蛍光層31は、D1の厚さに塗布され、CMS−B蛍光体から形成される第2のB蛍光層32は、前記第1のB蛍光体31の上部にD2の厚さに塗布される。第2のB蛍光体32の厚さD2は、45nm以上1μm未満であることが望ましい。
図面で、R1及びR2は、放電ガスに含まれているXeガスから発生する真空紫外線を示す。R1は、172nmの波長を有する第1真空紫外線である一方、R2は、142nmの波長を有する第2真空紫外線を示す。
図面に図示されているように、第2真空紫外線R2は、CMS−B蛍光体から形成されている第2のB蛍光層32に吸収され、第2のB蛍光層32の蛍光物質を励起させることにより、発光がなされる。しかし、第2真空紫外線R2は、第2のB蛍光層32を透過できず、従ってBAM−B蛍光体から形成されている第1のB蛍光層31に達せられない。これは、147nmの波長を有する第2真空紫外線R2の透過深さがほぼ45nmであるから、第2のB蛍光層32を45nm未満に形成しない限り、第2真空紫外線R2が第2のB蛍光層32を透過できないわけである。
一方、172nmの波長を有する第1真空紫外線R1は、第2のB蛍光層32を透過し、BAM−B蛍光体から形成されている第1のB蛍光層31に達せられる。第1真空紫外線R1は、第1のB蛍光層31を励起させて発光させる。172nmの波長を有する第1真空紫外線R1が透過できる厚さは、ほぼ1μmである。従って、CMS−B蛍光体から形成されている第2のB蛍光層32の厚さD2が1μm以上に形成されなければ、第1真空紫外線R1は、第2のB蛍光層32を透過して第1のB蛍光層31に達せられる。
第2のB蛍光層32の厚さD2が45nmから1μmである一方、第1のB蛍光層31の厚さD1は、第2のB蛍光層32の厚さD2の8倍から10倍に設定されることが望ましい。すなわち、D1:D2は、8:1から10:1の割合で形成されることが望ましい。
実際上、B蛍光体の寿命に否定的な影響を及ぼすのは、波長の短い第2真空紫外線R2であり、第1真空紫外線R1は、相対的にB蛍光体の寿命に否定的な影響をそれほど及ぼさない。特に、使用寿命の短いBAM−B蛍光体は、波長が147nmである第2真空紫外線R2によって寿命がさらに短縮される一方、波長が172nmである第1真空紫外線R1によっては、寿命に影響をあまり受けない。一方、使用寿命の長いCMS−B蛍光体は、波長の短い第2真空紫外線R2による寿命短縮の影響をあまり受けない。
本発明は、このようなB蛍光体と真空紫外線の特性を利用し、CMS−B蛍光体から形成されている第2のB蛍光層32で第2真空紫外線R2を吸収して発光すると共に、第2真空紫外線R2がBAM−B蛍光体から形成されている第1のB蛍光層31に達することを防止している。すなわち、CMS蛍光体から形成されている第2のB蛍光層32は、BAM−蛍光体から形成されている第1のB蛍光層31の使用寿命が、波長が短い真空紫外線により短縮されることを防止する役割を果たしている。
本願発明によるB蛍光層を備えたPDPは、特に放電ガスに含まれているXeガスの分圧の高い場合に優秀な効果を発揮する。従って、高効率PDPを提供するために、Xeガスの分圧を高めるという最近の趨勢に一致するという点が分かる。
次の表1及び表2は、本願発明によるB蛍光層を備えたプラズマディスプレイ装置を他の比較例と比較した結果を示している。
表1に図示された実施例1は、本発明により、CMS−B蛍光体とBAM−B蛍光体とからなるB蛍光層を備えるPDPに関わるものである。また、比較例1は、CMS−B蛍光体とBAM−B蛍光体とを9:1の割合で単純混合してB蛍光層を形成した例に該当し、比較例2は、BAM蛍光体を利用して形成したB蛍光層を有する例に該当する。また、前記の実施例と比較例とで放電ガス内に含まれているXeガスの分圧は、7%である。
前記の表で、x色座標はRと関係し、y色座標はGと関係する。すなわち、Rの場合には、x色座標が大きく、y色座標が小さいほど色純度が良好であるということを意味し、Gの場合には、x色座標が小さく、y色座標が大きいほど色純度が良好であり、Bの場合は、いずれも小さいほど色純度が良好となる。ところで、Bにおいて、x色座標の場合は、可視光が表すことができる座標が0.145程度以下に小さくなり難く、従ってBのx色座標は、蛍光体別に大きな差がない。従って、Bの色純度は、普通、y色座標がどれほど低いかを判別できるようになる。
一方、効率というのは、輝度をy色座標で割った値を意味する。Bの効率は、R,G,Bをいずれも発光させて白色を表示したとき、Bが白色に及ぼす影響であると見ることができるためである。Bが白色に及ぼす影響は、明るさ(輝度)が高いほど、そして色純度が良好であるほど大きくなる。従って、このような二種の特性を1つの数字で表すことができるように、輝度をy色座標で割って効率として表示したのである。
また、相対効率というのは、各効率相互間の相対的な比率を百分率で示したものである。すなわち、表1では、比較例2の相対効率を100%と定義し、それに対する実施例1と比較例2の相対的な効率を百分率で示している。表2では、比較例4の相対効率を100%と定義し、それに対する実施例2と比較例3の相対的な効率を百分率で示している。
また、相対効率というのは、各効率相互間の相対的な比率を百分率で示したものである。すなわち、表1では、比較例2の相対効率を100%と定義し、それに対する実施例1と比較例2の相対的な効率を百分率で示している。表2では、比較例4の相対効率を100%と定義し、それに対する実施例2と比較例3の相対的な効率を百分率で示している。
他方、寿命というのは、PDP画素が持続的に放電をするとき、放電時に出てくる真空紫外線やイオンスパッタリング、不純物、熱などのさまざまな要因によって蛍光体の発光効率の保持がどれほど良好になされているかを示す指標である。寿命は、普通保持率として表示をするが、最初の発光効率に比べて特定の放電持続時間後に発光効率が最初の何%を発光しているかを表す。
表1に示された結果から分かるところでは、本願発明による実施例1は、500時間後の寿命が他の比較例に比べて改善されていることが分かる。しかし、効率の側面では、他の比較例に比べて低くなっている。これは、放電ガスに含まれているXeガスの分圧が比較的低い7%である場合に、本願発明による実施例が使用寿命の改善に比べて効率の改善がなされていないということを表す。実際においては、Xeガスの分圧が5%以上である場合にも、使用寿命の延長効果は期待することができる。
表2に図示された実施例2は、本発明により、CMS−B蛍光体とBAM−B蛍光体とからなるB蛍光層を備えるPDPに関わるものである。また、比較例3は、CMS−B蛍光体とBAM−B蛍光体とを9:1の割合で単純混合してB蛍光層を形成した例に該当し、比較例4は、BAM蛍光体だけを利用して形成したB蛍光層を有している例に該当する。また、前記の実施例と比較例とで放電ガス内に含まれているXeガスの分圧は、15%である。
表2に示されている結果から分かるところでは、本願発明による実施例2は、500時間後の寿命だけでなく、効率の側面でも他の比較例に比べて改善されているか、またはほとんど同等であるということが分かる。これは、放電ガスに含まれているXeガスの分圧が比較的高い15%である場合に、本願発明による実施例が適して使用され得ることを示す。実際上、Xeガスの分圧が20%以内であるとき、使用寿命延長及び発光効率改善の効果を期待することができる。
本発明は、添付された図面に図示された実施例を参考に説明されたが、当技術分野で当業者ならば、それらから多様な変形及び均等な他実施例が可能であるという点が理解されるであろう。よって、本発明の真の範囲は、特許請求の範囲によってのみ決まるものである。
本発明は、PDP関連の技術分野に効果的に適用可能である。
3 X表示電極
4 Y表示電極
5 アドレス電極
6 バス電極
11 前面基板
12 背面基板
14,14’ 誘電層
15 保護層
17 隔壁
18 蛍光層
31 第1の青色蛍光層
32 第2の青色蛍光層
B 青色
G 緑色
R 赤色
4 Y表示電極
5 アドレス電極
6 バス電極
11 前面基板
12 背面基板
14,14’ 誘電層
15 保護層
17 隔壁
18 蛍光層
31 第1の青色蛍光層
32 第2の青色蛍光層
B 青色
G 緑色
R 赤色
Claims (9)
- X表示電極とY表示電極が形成されている前面基板と、
前記X表示電極とY表示電極を覆うように前記前面基板上に塗布される誘電層と、
前記前面基板に対向して組み立てられる背面基板と、
前記背面基板上に形成されているアドレス電極と、
前記アドレス電極を覆うように前記背面基板の表面に形成されている誘電層と、
前記背面基板上の誘電層上に形成されている隔壁と、
キセノンガスが含まれている放電ガスであって、前記隔壁の間に形成されているセル空間に充填される放電ガスと、
前記隔壁の間に形成されている赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のセル空間に塗布されるR蛍光層、G蛍光層、及び異類の蛍光体を二層に積層させて形成されているB蛍光層と、を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 前記B蛍光層は、BaMgAl10O7から形成されている第1のB蛍光層、及び、前記第1のB蛍光層の上部に配置されている第2のB蛍光層であって、Ca2MgSiO6から形成されている第2のB蛍光層を備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記第2のB蛍光層の厚さは、45nmから1μmであることを特徴とする請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記キセノンガスの分圧は、5%ないし20%であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記第1のB蛍光層の厚さは、前記第2のB蛍光層の厚さの8倍から10倍であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 背面基板の表面にアドレス電極を形成するステップと、
前記アドレス電極を覆うように前記背面基板上に誘電層を形成するステップと、
前記誘電層の上部に隔壁を形成するステップと、
前記隔壁の間に形成されているBのセルにB蛍光層を形成するステップであって、第1のB蛍光層を形成した後、前記第1のB蛍光層とは異なる蛍光体材料を有する第2のB蛍光層を前記第1のB蛍光層の上部に形成するステップと、を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 前記第1のB蛍光層は、BaMgAl10O7から形成され、前記第2のB蛍光層は、Ca2MgSiO6から形成されていることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
- 前記第2のB蛍光層の厚さは、45nmから1μmであることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
- 前記第1のB蛍光層の厚さは、前記第2のB蛍光層の厚さの8倍から10倍であることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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