JP2006139862A - ホワイトドットアウト検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク上のホワイトドットアウトの偽検出信号の発生を抑制し、ホワイトドットアウトの検出精度を向上する。
【解決手段】光ディスクからの情報信号ASを録再制御信号WGに応じたゲインで増幅して出力する可変ゲインアンプ11と、可変ゲインアンプの出力のエンベロープを求めて出力する高速エンベロープ検波回路12と、高速エンベロープ検波回路からのエンベロープ信号EMを積分して出力する積分回路14と、積分回路の出力を基準にしてその基準より高レベル側にスライスレベルSDを設定するスライスレベル設定回路15と、エンベロープ信号をスライスレベルを基準として判定しホワイトドットアウト検出信号DDを生成出力するコンパレータ17と、録再制御信号が変化したときにコンパレータに対して入力するスライスレベルSDを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるレベルシフト手段18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク装置等において用いられ、光ディスク上の欠陥(書き込みや読み出しが正常にできない部分)のために、反射光量が増幅して明側の電位が一時的に飛び抜ける現象“ホワイトドットアウト(White Dot Out。White Drop Outともいう。)”を検出するホワイトドットアウト検出装置に関する。
近年、コンピュータシステムにおける情報データの記録再生装置としては、情報量の大幅な増加に伴って、大容量で高速且つランダムアクセスが可能な光ディスク装置が広く使用されるようになってきている。光ディスク装置は、例えばCD−R、CD−RW、DVD−R/RW、DVD−RAM、BLU−RAY等の光ディスクを記録媒体として用いる。
光ディスク装置に搭載されるホワイトドットアウト検出装置は、一般的に、光ディスクに光ビームを収束照射して、光ディスクから反射された反射光の強さに応じた情報信号のエンベロープ変化を検出することによって光ディスク上のホワイトドットアウトを検出し、ホワイトドットアウトの有無を示すホワイトドットアウト検出信号を出力する。このホワイトドットアウト検出信号は、光ディスクに対するトラッキングサーボおよびフォーカスサーボを制御するサーボ回路によって前値ホールド用の信号として利用される。また、光ディスク装置に各種制御用として組み込まれたCPUを用いて、光ディスクの記録不可領域を判断する抽出信号を得るために利用される。
図11は従来のホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。図11において、WGは光ディスクへの記録時または光ディスクからの再生時であることを示す録再制御信号、11は光ディスクから反射された光の強さに応じた情報信号ASを録再制御信号WGに応じたゲインで増幅して所定の振幅にする可変ゲインアンプ、12は可変ゲインアンプ11からのアンプ出力信号APのエンベロープを検出する高速エンベロープ検波回路、13は高速エンベロープ検波回路12からのエンベロープ信号EMを所定のリミット電圧に抑える第1のリミット回路、14は抵抗R1と容量C1からなり、高速エンベロープ検波回路12から出力されるエンベロープ信号EMを積分する積分回路、15は積分回路14からの積分信号ISに基づいてスライスレベルSDを生成するスライスレベル設定回路、16はスライスレベル設定回路15からのスライスレベルSDを所定のリミット電圧に抑える第2のリミット回路、17は第1のリミット回路13の第1のリミット出力信号LM1と第2のリミット回路16の第2のリミット出力信号LM2を比較し、前者が後者より大きいときにホワイトドットアウト検出信号DDを有効にして出力するコンパレータである。
次に、上記のように構成された従来のホワイトドットアウト検出装置の動作を図12の波形図を用いて説明する。
光ディスクに光ビームが収束照射され、光ディスクから反射された光の強さに応じた情報信号ASが可変ゲインアンプ11に入力される。可変ゲインアンプ11は、録再制御信号WGに応じたゲインで情報信号ASを増幅して所定の振幅にし、高速エンベロープ検波回路12に出力する。可変ゲインアンプ11を用いると、記録時、再生時のいずれであるかによって変化する光ディスクの反射光のレベル差を減殺し、エンベロープの変化として検出しないようにすることができる。このとき、反射光量の明レベルがリミット電圧となっている。
次に、高速エンベロープ検波回路12は、入力されたアンプ出力信号APのエンベロープを検出し、得られたエンベロープ信号EMを第1のリミット回路13および積分回路14に出力する。反射光量が増幅し明側の電位が一時的に飛び抜ける現象ホワイトドットアウトが発生すると、エンベロープ信号EMにホワイトドットアウト(WDO)成分が含まれることになる。第1のリミット回路13は、エンベロープ信号EMに含まれるホワイトドットアウト成分が大きく、明側レベルに突き抜けるときに、リミット電圧に抑え、コンパレータ17の入力ダイナミックレンジを超えないようにする。積分回路14は、高速エンベロープ検波回路12からのエンベロープ信号EMを積分し、積分信号ISをスライスレベル設定回路15に出力する。スライスレベル設定回路15は積分信号ISをレベル変換してスライスレベルSDを生成する。第2のリミット回路16はスライスレベルSDのレベルが大きく、明側レベルに突き抜けるときに、リミット電圧に抑え、コンパレータ17の入力ダイナミックレンジを超えないようにする。コンパレータ17は、第2のリミット回路16からの第2のリミット出力信号LM2を基準として第1のリミット回路13からの第1のリミット出力信号LM1を二値化することにより、ホワイトドットアウト検出信号DDを生成出力する。
図12において、例えば期間T2に示すように、光ディスクにホワイトドットアウト(WDO)が存在することに起因して情報信号ASのエンベロープが急激に変化しているとする。高速エンベロープ検波回路12はその時定数が小さく、エンベロープ信号EMを第1のリミット回路13に通した第1のリミット出力信号LM1は、エンベロープの急激な変化に対応した波形となる。一方、エンベロープ信号EMを積分回路14に通した積分信号ISは、情報信号ASの急激な変化に追従せず、緩やかに変化する波形となる(P1参照)。第2のリミット回路16からの第2のリミット出力信号LM2も同様に緩やかに変化する波形となる。その結果として、コンパレータ17からはTS1のように有効なホワイトドットアウト検出信号DDが出力される(P2→P3参照)。
特開2003−196853号公報
しかしながら、図11のホワイトドットアウト検出装置によると、可変ゲインアンプ11のゲインの設定にバラツキがあること等が要因となり、記録時と再生時とで反射光のレベル差を完全に無くすのは不可能である。このため、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ移行した際に、可変ゲインアンプ11のアンプ出力信号APにレベル差を生じてしまう。
特に、光ディスクに対する動作が再生から記録に切り替わったときに、エンベロープ信号EMは情報信号ASの変化に追従するが、積分信号ISは追従に時間を要する(P31参照)。このため、第2のリミット出力信号LM2が第1のリミット出力信号LM1を下回る期間が長くかかり、FS1のように誤ったホワイトドットアウト検出信号DDが長時間にわたって出力されてしまう(P32→P33参照)。そのため、安定性の高い再生を行うことができなくなる。また、光ディスクに対する動作が記録から再生に切り替わったときには、誤ったホワイトドットアウト検出信号DDは出力されないが、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開が遅いものとなり、ホワイトドットアウト検出の安定性が劣化することになる(P34参照。TF3の期間)。
本発明は上記の問題点を解決するもので、安定性の高い記録および再生を行うために、光ディスク上のホワイトドットアウトをより正確に検出することを目的とする。
本発明によるホワイトドットアウト検出装置は、
光ディスクからの情報信号を録再制御信号に応じたゲインで増幅して出力する可変ゲインアンプと、
前記可変ゲインアンプの出力のエンベロープを求めて出力するエンベロープ検波手段と、
前記エンベロープ検波手段からのエンベロープ信号を積分して出力する積分手段と、
前記積分手段の出力を基準にしてその基準より高レベル側にスライスレベルを設定するスライスレベル設定手段と、
前記エンベロープ検波手段からの前記エンベロープ信号を、前記スライスレベル設定手段による前記スライスレベルを基準として判定し、ホワイトドットアウト検出信号を生成出力する比較手段と、
前記録再制御信号が変化したときに前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるレベルシフト手段とを備えた構成とされている。
この構成によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることを、録再制御信号の変化を通じてレベルシフト手段が検出し、その検出結果に基づいて、比較手段に対して入力する基準側のスライスレベルを、直接的または間接的に、所定時間にわたって高レベル側にシフトさせることにより、エンベロープ信号に対するスライスレベルの下回り量を低減して、ホワイトドットアウトの偽検出信号の発生を抑制する。これにより、ホワイトドットアウトの検出精度を向上することができる。なお、ここで、前記下回り量の低減については、通常の意味での減少(ゼロの場合を含む)のほか、スライスレベルの方がエンベロープ信号を上回る場合も含み得るものとする。そして、偽検出信号の抑制については、偽検出信号の時間幅を減少させることのほか、偽検出信号がまったく発生しない場合も含み得るものとする。
上記構成において、好ましい展開の態様として、前記エンベロープ検波手段と前記比較手段との間および前記スライスレベル設定手段と前記比較手段との間にそれぞれ、前記比較手段の各入力のダイナミックレンジを超える入力レベルを制限するリミット手段が介挿されている構成がある。
これによれば、情報信号の大きなレベル変化にかかわらず、ホワイトドットアウトの検出を正確に行うことができる。
上記の構成において、前記積分手段と前記レベルシフト手段については、次のような好ましいいくつかの態様がある。
1つ目の好ましい態様は、
前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の抵抗と、短絡用スイッチを備え、
前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を小さくすることで、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるものである。
この構成においては、レベルシフト手段が録再制御信号の変化を検出して積分手段における抵抗に並列接続の抵抗に接続された短絡用スイッチをオンにして並列に接続された抵抗を短絡することにより、前記抵抗が並列接続され小さくなることで、所定時間にわたって積分時定数を低減しエンベロープ信号に対する積分信号の応答性を速め、その結果として、ホワイトドットアウトの偽検出信号の発生を抑制するとともに、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早めるものである。
また、上記の構成において、さらに、前記録再制御信号が変化したときに前記スライスレベル設定手段によるスライスレベルを可変するスライスレベル切り替え手段を備えた構成が好ましい。
2つ目の好ましい態様は、
前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の短絡用スイッチを備え、
前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を低減することを通じて、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるものである。
この構成においては、レベルシフト手段が録再制御信号の変化を検出して積分手段における抵抗に並列接続の短絡用スイッチをオンにして、前記抵抗を短絡することにより、所定時間にわたって積分時定数を低減しエンベロープ信号に対する積分信号の応答性をさらに速め、その結果として、ホワイトドットアウトの偽検出信号の発生をさらに抑制するとともに、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開をさらに早めるものである。
また、上記の構成において、さらに、前記録再制御信号が変化したときに前記スライスレベル設定手段によるスライスレベルを可変するスライスレベル切り替え手段を備えた構成が好ましい。
この構成によれば、スライスレベル切り替え手段は録再制御信号の変化に基づいてスライスレベル設定手段のスライスレベルを持ち上げることにより、ホワイトドットアウトの偽検出信号発生を確実に防止することができる。
3つ目の好ましい態様は、
前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記容量をリミット電圧に接続する初期化用スイッチを備え、
前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記初期化用スイッチをオンにして前記積分手段の前記容量の電位を前記リミット電圧に初期化することを通じて、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるものである。
この構成においては、レベルシフト手段が録再制御信号の変化を検出して積分手段における容量に接続のスイッチをオンにして、前記容量をリミット電圧に初期化して持ち上げることにより、ホワイトドットアウトの偽検出信号発生を確実に防止することができる。
さらに別の好ましい態様は、
前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の短絡用スイッチと、前記容量をリミット電圧に接続する初期化用スイッチとを備え、
前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに、まず前記初期化用スイッチをオンにして前記積分手段の前記容量の電位を前記リミット電圧に初期化し、次いで前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を低減するものである。
この構成においては、レベルシフト手段が録再制御信号の変化を検出して積分手段における容量に接続の初期化用スイッチをオンにして、前記容量をリミット電圧に初期化して持ち上げることにより、ホワイトドットアウトの偽検出信号発生を確実に防止するとともに、引き続いて、抵抗に並列接続の短絡用スイッチをオンにして、前記抵抗を短絡することにより、積分時定数を低減しエンベロープ信号に対する積分信号の応答性を速め、その結果として、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早めるものである。
以上のように本発明によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることを、録再制御信号の変化を通じて検出し、その検出に基づいて、比較手段に対して入力する基準側のスライスレベルを、直接的または間接的に、所定時間にわたって高レベル側にシフトさせることにより、ホワイトドットアウトの偽検出信号の発生を抑制し、ホワイトドットアウトの検出精度を向上することができる。その結果として、光ディスク装置において、安定性の高い記録および再生を実現できる。
以下、本発明にかかわるホワイトドットアウト検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。図1において、11は可変ゲインアンプとしての可変ゲインアンプ、12はエンベロープ検波手段としての高速エンベロープ検波回路、13は第1のリミット回路、14は積分手段としての積分回路、15は積分回路14の出力を基準とし前記基準より高レベル側にスライスレベルを設定するスライスレベル設定回路、16は第2のリミット回路、17は比較手段としてのコンパレータであり、以上の構成要素は図9に示す従来技術の場合と同様である。新たな構成要素としての18は録再制御信号WGが変化したときに積分回路14の時定数を所定時間t1にわたって低減することを通じて、コンパレータ17に対して入力する基準側のスライスレベルSDを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるレベルシフト手段である。このレベルシフト手段18は、録再制御信号WGの信号レベルの変化を検出してパルスを出力するエッジ検出回路19と、エッジ検出回路19からパルスを受け取ると、所定の長さの時間t1にわたって“H”となるパルス状のワンショット信号MM1を生成出力するモノマルチ(単安定マルチバイブレータ)回路20を備えている。
エンベロープ信号EMを積分して得た積分信号ISをスライスレベル設定回路15に出力する積分回路14は、抵抗R1と、容量C1と、抵抗R1に並列接続の抵抗R2と、短絡用スイッチS1とを備えている。容量C1の一端は接地され、抵抗R1と容量C1の接続点がスライスレベル設定回路15の入力端子に接続されている。短絡用スイッチS1は、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1が“L”のときにオフで、積分回路14の時定数は従来技術と同様に比較的に大きく、ワンショット信号MM1が“H”になると短絡用スイッチS1がオンされ、抵抗R1と抵抗R2とが並列接続されるため、積分時定数が小さく設定される。
次に、上記のように構成された本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置の動作を図2の波形図を用いて説明する。
<一般的動作説明>
光ディスクに光ビームが収束照射され、光ビームはこの光ディスクによって反射される。複数の受光素子(図示せず)が反射された光を受け取り、その強さに応じた電気信号に変換して出力する。これらの複数の受光素子の出力は加算され、得られた全加算信号が情報信号ASとして可変ゲインアンプ11に入力される。可変ゲインアンプ11には、光ディスクに対して記録、再生のうち、いずれかを行うべきであるかを示す録再制御信号WGが入力されている。録再制御信号WGは、例えば、光ディスクへの記録時には“H”となり、光ディスクの再生時には“L”となる(“H”および“L”は、それぞれ高論理状態および低論理状態を示す)。
記録時には、光ディスクに照射される光ビームは、例えば最大15mWから最小0.5mWまでパワーが変化するように変調される。また、再生時には、光ビームは比較的小さな一定のパワーで照射される。光ビームのパワーが大きく、明るいほど、情報信号ASのレベルが大きくなる。したがって、再生時の情報信号ASのレベルと記録時の情報信号ASの平均レベルとの間に大きな差が生じる。可変ゲインアンプ11は、この差を小さくするように、録再制御信号WGに応じてゲイン変更をする。すなわち、可変ゲインアンプ11は、記録時にはゲインを小さく、再生時には大きくして、情報信号ASを増幅し、得られたアンプ出力信号APを高速エンベロープ検波回路12に出力する。
高速エンベロープ検波回路12は一般的な検波回路であって、アンプ出力信号APの上側(明側)のエンベロープを求めて出力する。求められたエンベロープ信号EMは、第1のリミット回路13と積分回路14に出力される。第1のリミット回路13からの第1のリミット出力信号LM1はコンパレータ17の非反転入力端子(+)に出力される。積分回路14は、エンベロープ信号EMを積分して得た積分信号ISをスライスレベル設定回路15に出力する。
エッジ検出回路19は、録再制御信号WGの信号レベルが変化すると、パルスをモノマルチ回路20に出力する。モノマルチ回路20は、エッジ検出回路19からパルスを受け取ると、所定の長さの時間t1において“H”となるワンショット信号MM1を生成して出力する。ワンショット信号MM1が“L”のときは、短絡用スイッチS1がオフで積分回路14の時定数は大きく、ワンショット信号MM1が“H”であるときは、短絡用スイッチS1がオンして抵抗R1と抵抗R2とが並列接続されることで積分時定数を小さくし、エンベロープ信号EMに対する積分信号ISの応答性を速める。
スライスレベル設定回路15は、積分回路14からの積分信号ISを与えられ、それを基準にその基準より高レベル側にスライスレベルSDを設定する。第2のリミット回路16は、スライスレベルSDについてコンパレータ17の入力ダイナミックレンジを超えて入力されるのを抑え、コンパレータ17の反転入力端子(−)に出力する。
<ホワイトドットアウト検出時>
次に、ホワイトドットアウト検出時における動作を説明する(図2における期間T2参照)。
いま、例として再生時について説明するが、記録時についても同様である。再生を開始してからしばらく経過しているとすると、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1は“L”であり、積分回路14の短絡用スイッチS1はオフとなっている。
光ディスク上にホワイトドットアウトが存在し、反射された光が強くなると、通常は情報信号ASおよびアンプ出力信号APのレベルが上昇する。高速エンベロープ検波回路12は、ホワイトドットアウトによりレベルが上昇するアンプ出力信号APに追従し、この信号とほぼ同じレベルのエンベロープ信号EMを出力する。一方、積分回路14は、その時定数が高速エンベロープ検波回路12に比べて大きいので、ホワイトドットアウトによるエンベロープ信号EMのレベル上昇に追従しない(P1参照)。すなわち、積分回路14からの積分信号IS、スライスレベル設定回路15からのスライスレベルSDは、ホワイトドットアウトに起因してエンベロープ信号EMのレベルが上昇する期間において、ほとんどレベルが変化しない。
したがって、ホワイトドットアウトに起因してエンベロープ信号EMが上昇してスライスレベルSDを上回り、第1のリミット出力信号LM1が第2のリミット出力信号LM2を上回ったとき(P2参照)、コンパレータ17は、ホワイトドットアウトを検出したことを示すパルスTS1をホワイトドットアウト検出信号DDとして出力する(P3参照)。第1のリミット出力信号LM1と第2のリミット出力信号LM2はそれぞれ、第1のリミット回路13と第2のリミット回路16により、コンパレータ17の入力ダイナミックレンジを超えて入力されることが回避される。仮に、その入力ダイナミックレンジを超えて入力された場合でも、リミット電圧以上になることなく、リミット電圧にリミットされる。
<記録再生切り替え時>
次に、記録から再生へ、または再生から記録へ切り替える際におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を説明する(図2の期間T1参照)。
可変ゲインアンプ11のゲイン設定にバラツキ等があってゲインが適切でない場合には、図示のように、記録時と再生時とでアンプ出力信号APのエンベロープ(上側のエンベロープ)のレベルに差が生じることがある。
光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わる際に、アンプ出力信号APの上側エンベロープのレベルが上昇すると、従来技術の場合には、ホワイトドットアウト検出時と同様の状態となるので、コンパレータ17は、ホワイトドットアウト検出信号DDとして時間幅の大きなパルスの偽検出信号FS1を出力してしまう(図12のP33参照)。
そこで、エッジ検出回路19は録再制御信号WGの信号レベルの変化を監視し、一定以上の変化を検出したときは、パルスを発生し、モノマルチ回路20は時間t1の間、ワンショット信号MM1を“H”にして、積分回路14の短絡用スイッチS1をオンする。これにより、抵抗R1と抵抗R2とが並列接続されることで、積分回路14の時定数を小さくして応答性を速くする。その結果、積分回路14からの積分信号ISをエンベロープ信号EMに速く追従させることができる(P4参照)。スライスレベル設定回路15で積分信号ISからスライスレベルSDを生成し、第2のリミット回路16による第2のリミット出力信号LM2を基準に、第1のリミット出力信号LM1をコンパレータ17で比較すると、偽検出信号FS1を短いものにすることができる(P5→P6参照)。
このように、本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることの検出(ワンショット信号)を通じて、積分時定数を小さくすることにより、偽検出信号FS1が発生する時間を短くできるとともに、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早めることができる(P7参照)。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のホワイトドットアウト装置は、図1の構成において、積分回路14の抵抗R2を省いたものに相当する。すなわち、ライスレベル設定回路15に出力する積分回路14は、抵抗R1と、容量C1と、抵抗R1に並列接続の短絡用スイッチS1とを備えている。容量C1の一端は接地され、抵抗R1と容量C1の接続点がスライスレベル設定回路15の入力端子に接続されている。録再制御信号WGのエッジ検出により積分時定数を制御するものである。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置の動作を図4の波形図を用いて説明する。
<ホワイトドットアウト検出時>
期間T2においては、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1が“L”であり、短絡用スイッチS1がオフであるので、スライスレベル設定回路15は通常レベルにおいてスライスレベルSDを生成出力する。したがって、期間T2での動作は実施の形態1の場合と同様となる。
<記録再生切り替え時>
光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わると、エッジ検出回路19は、録再制御信号WGの信号レベルが変化し、パルスをモノマルチ回路20に出力する。モノマルチ回路20は、エッジ検出回路19からパルスを受け取ると、所定の長さの時間t1において“H”となるワンショット信号MM1を生成して出力する。ワンショット信号MM1が“L”のときは、短絡用スイッチS1がオフで積分回路14の時定数は大きく、ワンショット信号MM1が“H”であるときは、短絡用スイッチS1がオンして抵抗R1をショートして積分時定数を小さくし、エンベロープ信号EMに対する積分信号ISの応答性を速める(P8参照)。スライスレベル設定回路15で積分信号ISからスライスレベルSDを生成し、第2のリミット回路16による第2のリミット出力信号LM2を基準に、第1のリミット出力信号LM1をコンパレータ17で比較すると、偽検出信号FS1を短いものにすることができる(P9→P10参照)。
このように、本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることの検出(ワンショット信号)を通じて、積分時定数を小さくすることにより、偽検出信号FS1が発生する時間を短くできるとともに、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早めることができる(P11参照)。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のホワイトドットアウト装置は、図1の構成において、レベルシフト手段18にスライスレベル切り替え回路21を追加したものに相当する。すなわち、録再制御信号WGのエッジ検出により積分時定数とスライスレベルを同時に制御するものである。スライスレベル切り替え回路21は、モノマルチ回路20からのワンショット信号MM1を入力し、ワンショット信号MM1が“L”のときは、スライスレベル設定回路15に対してそのスライスレベルSDを通常レベルにするように制御し、ワンショット信号MM1が“H”になったときは、スライスレベル設定回路15に対してスライスレベルSDを通常レベルよりもリミット電圧側へシフトするように構成されている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置の動作を図6の波形図を用いて説明する。
<ホワイトドットアウト検出時>
期間T2においては、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1が“L”であり、短絡用スイッチS1がオフであるので、スライスレベル設定回路15は通常レベルにおいてスライスレベルSDを生成出力する。したがって、期間T2での動作は実施の形態1の場合と同様となる。
<記録再生切り替え時>
光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わると、エッジ検出回路19が録再制御信号WGのレベル変化を検出し、モノマルチ回路20がワンショット信号MM1を“H”にする。すると、積分回路14の短絡用スイッチS1がオンになって、その時定数が小さくなり、高速応答状態になるとともに(P8参照)、スライスレベル切り替え回路21がスライスレベル設定回路15を制御して、そのスライスレベルを通常レベルよりも上昇させた状態に設定する(P12参照)。その結果、時間t1の間の応答が速くなると同時にスライスレベルSDをリミット電圧側に近づけ、偽検出信号の発生を無くすことができる(P12→P13参照)。
このように、本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることの検出(ワンショット信号)を通じて、積分時定数を小さくし、且つスライスレベルを通常レベルよりも上昇させることによって、偽検出信号の発生を防止し、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早め(P12,P14参照)、ホワイトドットアウト検出の安定性を高めることができる。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置は、図1の構成において、積分回路14に代えて積分回路14aを備えているものに相当する。積分回路14aは、抵抗R1と、容量C1と、初期化用スイッチS2を備え、抵抗R1と容量C1との接続点が初期化用スイッチS2を介してリミット電圧VLに接続されている。初期化用スイッチS2は、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1が“H”のときにオンになり、そのとき容量C1がリミット電圧VLにショートされるようになっている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置の動作を図8の波形図を用いて説明する。
<ホワイトドットアウト検出時>
期間T2においては、モノマルチ回路20のワンショット信号MM1が“L”であり、初期化用スイッチS2がオフであるので、実施の形態1の場合と同様の動作となる。
<記録再生切り替え時>
光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わると、エッジ検出回路19が録再制御信号WGのレベル変化を検出し、モノマルチ回路20がワンショット信号MM1を“H”にする。すると、積分回路14aの初期化用スイッチS2がオンになって、容量C1の電圧がリミット電圧VLに初期化される。その結果、積分回路14aによる積分信号ISは、時間t1の間、リミット電圧VLに固定される(P15参照)。
このように、本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置によれば、光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わることの検出(ワンショット信号)を通じて、積分信号ISをリミット電圧VLに初期化をすることにより、偽検出信号の発生を防止できる(P16→P17)。したがって、誤検出の無いホワイトドットアウト検出を行うことができる。
(実施の形態5)
ところで、上記の実施の形態4においては、期間TF1で積分信号ISの立ち下がりが遅いことから(P18,P19参照)、ホワイトドットアウトの検出精度が低いという課題が残る。この点にも対応するのが本発明の実施の形態5である。
図9は本発明の実施の形態5におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置は、図1の構成において、そのモノマルチ回路20を第1のモノマルチ回路20aとし、さらに第2のモノマルチ回路20bを備え、積分回路14に代えて積分回路14bを備えている。
第1のモノマルチ回路20aは、そのワンショット信号MM1を第2のモノマルチ回路20bおよび積分回路14bの初期化用スイッチS2の制御に出力する。第2のモノマルチ回路20bは、そのワンショット信号MM2を積分回路14bの短絡用スイッチS1の制御に出力する。第2のモノマルチ回路20bは、ワンショット信号MM1のレベルが“H”から“L”に変化すると、所定の長さt2において“H”となるワンショット信号MM2を生成出力する。積分回路14bは、抵抗R1と、容量C1と、短絡用スイッチS1と、初期化用スイッチS2を備えている。短絡用スイッチS1は抵抗R1に並列接続されている。抵抗R1と容量C1との接続点が初期化用スイッチS2を介してリミット電圧VLに接続されている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のホワイトドットアウト検出装置の動作を図10の波形図を用いて説明する。
<ホワイトドットアウト検出時>
期間T2においては、第1のモノマルチ回路20aのワンショット信号MM1が“L”で初期化用スイッチS2がオフであり、第2のモノマルチ回路20bのワンショット信号MM2も“L”で短絡用スイッチS1がオフであるので、実施の形態1の場合と同様の動作となる。
<記録再生切り替え時>
光ディスクに対する動作が記録から再生へ、または再生から記録へ切り替わると、エッジ検出回路19が録再制御信号WGのレベル変化を検出し、第1のモノマルチ回路20aがワンショット信号MM1を“H”にする。すると、積分回路14bの初期化用スイッチS2がオンになって(短絡用スイッチS1はオフのまま)、容量C1の電圧がリミット電圧VLに初期化される。その結果、積分回路14bによる積分信号ISは、時間t1の間、リミット電圧VLに固定される(P20参照)。
第1のモノマルチ回路20aからのワンショット信号MM1のパルスが終了すると、第2のモノマルチ回路20bは、ワンショット信号MM2を時間t2の間、“H”にする。すると、積分回路14bの短絡用スイッチS1がオンとなり、積分回路14bの時定数が小さくなる。その結果、積分信号ISは急速にエンベロープ信号EMに近づく(P21参照)。そうすることで、偽検出信号の発生を防止し(P22→P23)、記録・再生切り替え直後のホワイトドットアウト検出の再開を早め(P24,P25参照)、ホワイトドットアウト検出の安定性を高めることができる。
以上説明したように、本発明におけるホワイトドットアウト検出装置は、光ディスク上のホワイトドットアウトをより正確に検出することができ、光ディスク装置等において用いられるホワイトドットアウト検出装置等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図 本発明の実施の形態2におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図 本発明の実施の形態3におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図 本発明の実施の形態4におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図 本発明の実施の形態5におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図 従来の技術におけるホワイトドットアウト検出装置の構成を示すブロック図 従来の技術におけるホワイトドットアウト検出装置の動作を示す波形図
符号の説明
11 可変ゲインアンプ
12 高速エンベロープ検波回路(エンベロープ検波手段)
13 第1のリミット回路
14、14a、14b 積分回路(積分手段)
15 スライスレベル設定回路(スライスレベル設定手段)
16 第2のリミット回路
17 コンパレータ(比較手段)
18 レベルシフト手段
19 エッジ検出回路
20 モノマルチ回路
20a 第1のモノマルチ回路
20b 第2のモノマルチ回路
21 スライスレベル切り替え回路
AS 情報信号
AP アンプ出力信号
C1 容量
DD ホワイトドットアウト検出信号
EM エンベロープ信号
IS 積分信号
LM1 第1のリミット出力信号
LM2 第2のリミット出力信号
MM1,MM2 ワンショット信号
R1 抵抗
R2 抵抗R1に並列接続の抵抗
S1 短絡用スイッチ
S2 初期化用スイッチ
SD スライスレベル
WG 録再制御信号

Claims (7)

  1. 光ディスクからの情報信号を録再制御信号に応じたゲインで増幅して出力する可変ゲインアンプと、
    前記可変ゲインアンプの出力のエンベロープを求めて出力するエンベロープ検波手段と、
    前記エンベロープ検波手段からのエンベロープ信号を積分して出力する積分手段と、
    前記積分手段の出力を基準にしてその基準より高レベル側にスライスレベルを設定するスライスレベル設定手段と、
    前記エンベロープ検波手段からの前記エンベロープ信号を、前記スライスレベル設定手段による前記スライスレベルを基準として判定し、ホワイトドットアウト検出信号を生成出力する比較手段と、
    前記録再制御信号が変化したときに前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせるレベルシフト手段と
    を備えたホワイトドットアウト検出装置。
  2. 前記エンベロープ検波手段と前記比較手段との間および前記スライスレベル設定手段と前記比較手段との間にそれぞれ、前記比較手段の各入力のダイナミックレンジを超える入力レベルを制限するリミット手段が介挿されている請求項1に記載のホワイトドットアウト検出装置。
  3. 前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の抵抗と、短絡用スイッチを備え、
    前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を小さくすることで、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせる請求項1または請求項2に記載のホワイトドットアウト検出装置。
  4. 前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の短絡用スイッチを備え、
    前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を低減することを通じて、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせる請求項1または請求項2に記載のホワイトドットアウト検出装置。
  5. さらに、前記録再制御信号が変化したときに前記スライスレベル設定手段によるスライスレベルを可変するスライスレベル切り替え手段を備えた請求項4に記載のホワイトドットアウト検出装置。
  6. 前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記容量をリミット電圧に接続する初期化用スイッチを備え、
    前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに前記積分手段の前記初期化用スイッチをオンにして前記積分手段の前記容量の電位を前記リミット電圧に初期化することを通じて、前記比較手段に対して入力する基準側の前記スライスレベルを所定時間にわたって高レベル側にシフトさせる請求項1または請求項2に記載のホワイトドットアウト検出装置。
  7. 前記積分手段は、信号ライン中の抵抗と、出力端子・接地間の容量とを備えるとともに、前記抵抗に並列接続の短絡用スイッチと、前記容量をリミット電圧に接続する初期化用スイッチとを備え、
    前記レベルシフト手段は、前記録再制御信号が変化したときに、まず前記初期化用スイッチをオンにして前記積分手段の前記容量の電位を前記リミット電圧に初期化し、次いで前記短絡用スイッチをオンにして前記積分手段の時定数を低減する請求項1または請求項2に記載のホワイトドットアウト検出装置。


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