JP2006085803A - 光ディスク装置 - Google Patents

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浩旨 越田
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正徳 春井
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康夫 中田
Yoshimitsu Saka
坂  善光
Koujiyu Konno
耕寿 金野
Masayasu Katada
真三康 片田
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    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0948Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for detection and avoidance or compensation of imperfections on the carrier, e.g. dust, scratches, dropouts

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Abstract

【課題】 光ディスクの製造段階での不良など、ディフェクト部分が記録面に存在する場合にも、トラッキング制御の乱れを小さく制限する。
【解決手段】 出力端子2は、光ピックアップ1に接続されて、メインビームに先行する先行サブビームの戻り光を電気信号に変換した先行サブビーム戻り光信号を出力する。ディフェクト期間検出回路5は、前記出力端子2からの先行サブビーム戻り光信号に基づいて、光ディスク8のディフェクト部分をビームが通過中であるディフェクト期間を検出する。サーボホールド回路7は、前記検出されたディフェクト期間中は、トラッキングサーボをホールドする。従って、ディフェクト期間中にRF信号の振幅が急峻に減衰しても、その減衰の早期の段階でディフェクト期間が検出されて、トラッキングエラー信号の振幅の変化を小さく抑制できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録された情報を再生し出力する3ビーム方式の光ディスク装置に関するものである。
一般に、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクを再生する光ディスク装置では、光ディスク上のピット列を有するトラックに光ピックアップからのビームによる読み取りスポットを追従させるためのトラッキング制御(トラッキングサーボ)が不可欠である。このトラッキングサーボは、光ピックアップでの検出される光ディスクからの戻り光(反射光)に基づく信号によりトラッキングエラー信号を生成し、そのトラッキングエラー信号に基づいて行われている。
しかし、光ディスク面に傷があったり、異物が付着していたり、又は記録されているピットが損傷している場合(このような場合をディフェクトと称する)には、ビームがディフェクト部分に突入する際に、ディフェクトによりトラッキングエラー信号に乱れが生じて、ビームのトラッキングが変更され、ディフェクト部分からビームが脱出した際にトラッキングが乱れたり、外れたりする。
そこで、例えば、特許文献1に記載されるように、ディフェクト期間(つまり、ディフェクト部分上をビームが通過する期間)を検出し、そのディフェクト期間中は、トラッキングエラー信号をミュート(適当な中間レベルの信号に固定)したり、ディフェクト期間の直前のレベルに固定することにより、ディフェクト期間におけるトラッキングエラー信号の乱れを抑えることが可能となる。これにより、ディフェクトに起因するトラッキングのずれの発生を減少させることができる。
以下、従来の光ディスク装置について、図14を用いて説明する。
図14は、光ディスクに記録された情報を再生し出力する従来の3ビーム方式の光ディスク装置の構成を示す。
同図において、1は光ピックアップであって、メインビームの戻り光(反射光)を検出するための4分割されたメインビームセンサと、トラッキングサーボのためにメインビームセンサの前後で且つピットの走査方向に対して左右両側に配置されて2つのサブビームの戻り光を検出するサブビームセンサを備える。ここで、メインビームセンサにより電気信号に変換された4つの電気信号をA〜D信号とし、メインビームに対して先行するサブビームを先行サブビーム、メインビームに対して後続するサブビームを後続サブビームとし、更に、先行サブビームの戻り光を検出するサブビームセンサをE、後続サブビームの戻り光を検出するサブビームセンサをFとし、サブビームセンサEで検出された信号をE信号、サブビームセンサFで検出された信号をF信号とする。
図14において、2及び3は光ピックアップ1に接続された第1及び第2の出力端子であり、第1の出力端子2にはE信号、第2の出力端子3にはF信号が出力される。
また、4は前記第1及び第2の出力端子に接続され、前記E信号とF信号とから、E信号の値−F信号の値の演算を行って、トラッキングエラー信号(以下、TE信号という)を生成するトラッキングエラー信号生成回路、6はTE信号を用いてトラッキングサーボを行うトラッキング制御回路である。
9は、光ピックアップ1に接続された第3の出力端子であり、メインビームセンサからの4つのA〜D信号を加算した信号(RF信号(デジタル変調信号))を出力する。10は、前記第3の出力端子9に接続されて前記RF信号を一定振幅に正規化するAGC回路、11は前記第3の出力端子9からのRF信号に基づいてフォーカシング誤差信号を生成してフォーカスサーボを行うフォーカス制御回路である。
前記トラッキング制御回路6は、前記トラッキングエラー信号生成回路4からのTE信号に基づいて前記光ピックアップ1のトラッキングアクチュエータのドライバアンプ(図示せず)を制御する。これにより、トラッキングサーボが行われながら光ディスク8に記録された情報からRF信号が生成されると共に、フォーカス制御回路11でフォーカスサーボが行われながら、前記AGC回路10からの正規化されたRF信号に基づいて、光ディスク8に記録された情報が再生される。
更に、図14において、40は前記AGC回路10からの正規化されたRF信号を元にディフェクト期間を検出してディフェクト期間信号を出力するディフェクト期間検出回路、7は前記トラッキング制御回路6に含まれたサーボホールド回路であって、前記ディフェクト期間検出回路40で検出されたディフェクト期間信号に基づいてTE信号をディフェクト期間直前の値(レベル)にホールドする。また、39は前記ディフェクト期間検出回路40からのディフェクト期間信号をうけるAGCホールド回路であって、ディフェクト期間ではAGC回路10のゲインを固定値にホールドする。
図15は、光ディスクの表面上におけるメインビーム、サブビーム、及びディフェクト部分の位置関係を示している。同図では、光ディスクの回転方向に対して、先行サブビーム45、メインビーム44、後続サブビーム46の順番に並んでいる。ここに、ディフェクト部分47が存在する場合に、図14に示した光ディスク装置では、ディフェクト期間の検出は光ピックアップ1から第3の出力端子9を介してAGC回路10で正規化されたRF信号のレベルに基づいてディフェクト期間検出回路40が行うため、先行サブビームがディフェクト部分に突入した時点からRF信号のレベルが低下してディフェクト期間であることが検出されるまでに多少のタイムラグがあるが、光ディスク面の傷や表面に付着した異物などが光ディスク表面に存在するディフェクトでは、図16に示すように、ディフェクト部分への突入時のRF信号の振幅は、E信号の変化開始とF信号の変化開始との時間差に比べて十分長い時間をかけて減衰するため、サーボがホールドされる際のTE信号の振幅aは小さく、またサーボのホールドが解除された瞬間のTE信号の変動幅bが小さいため、ディフェクトによるトラッキングの乱れは小さく、問題にはならない。
特開昭61−96529号公報
しかしながら、本発明者等が検討したところ、光ディスクの製造段階での不良など、ディフェクトが記録面に存在する場合には、図17に示すように、ディフェクト突入時のRF信号の振幅は、E信号の変化開始とF信号の変化開始との時間差と同等の短さで急峻に減衰するため、従来の光ディスク装置では、RF信号のレベルに基づいてディフェクト期間検出回路40がディフェクト期間の検出を行うと、トラッキングサーボがホールドされる際のTE信号の振幅Aが大きくなり、また、トラッキングサーボのホールドが解除された瞬間のTE信号の変動幅Bが大きくなり、このため、ディフェクトに起因するトラッキング制御の乱れが大きくなり、この乱れが大き過ぎると、サーボが外れてしまうことが判った。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであり、その目的は、光ディスクの記録面に存在するディフェクトに対しても、TE信号が乱れることを極力抑えて、ディフェクトに起因するトラッキング制御の乱れが発生するのを有効に抑制できる光ディスク装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明では、光ディスクの記録面に存在するディフェクト部分をビームが突入した際に、RF信号の振幅が急峻に減衰しても、その減衰の早期の段階でディフェクト期間を検出することとして、この検出を、メインビームの戻り光によるRF信号に基づいて行うのではなく、メインビームに先行する先行サブビームの戻り光によるE信号に基づいて行う。
具体的に、請求項1記載の発明の光ディスク装置は、メインビーム並びに前記メインビームに先行及び後続する先行サブビーム及び後続サブビームを光ディスクに出力する光ピックアップを備え、前記光ディスクに記録された情報を再生するために、デジタル変調信号及びフォーカシング誤差信号の検出を前記光ピックアップのメインビームによる読み取りスポットに基づいて行い、トラッキング誤差信号の検出を前記光ピックアップの先行及び後続サブビームによる読み取りスポットに基づいて行う光ディスク装置において、前記光ピックアップと、前記光ピックアップの先行サブビームの戻り光を電気信号に変換した先行サブビーム戻り光信号が得られる第1の出力端子、及び前記光ピックアップの後続サブビームの戻り光を電気信号に変換した後続サブビーム戻り光信号が得られる第2の出力端子に接続され、この2つの出力端子からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、前記トラッキングエラー信号生成手段の前記トラッキングエラー信号を受け、前記トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、前記第1の出力端子からの先行サブビーム戻り光信号又は前記第1及び第2の出力端子の双方からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいて、前記光ディスクのディフェクト期間を検出してディフェクト期間信号を出力するディフェクト期間検出手段と、前記ディフェクト期間検出手段の前記ディフェクト期間信号を受け、前記ディフェクト期間信号に基づいて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制御をホールドするホールド手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1に記載の光ディスク装置において、前記ディフェクト期間検出手段は、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを基準に2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、前記第1のパルス生成手段により生成された第1のパルスの後ろエッヂを所定時間引き延ばしてディフェクト期間検出信号を生成する単安定回路とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2に記載の光ディスク装置において、前記ディフェクト期間検出手段は、前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を前記第1のパルス生成手段に入力する経路に配置されて、前記先行サブビーム戻り光信号のボトムをホールドするボトムホールド手段を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項に2記載の光ディスク装置において、前記ディフェクト期間検出手段は、前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を前記第1のパルス生成手段に入力する経路、及び前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを前記第1のパルス生成手段に入力する経路のうち少なくとも一方に配置されて、前記先行サブビーム戻り光信号及び前記第3の基準レベルの一方又は双方を調整する正規化レベル調整手段を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1に記載の光ディスク装置において、前記ディフェクト期間検出手段は、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを基準に2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第4の基準レベルを生成する第4の基準レベル生成手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第5の基準レベルを生成する第5の基準レベル生成手段と、前記第4及び第5の基準レベル生成手段で生成された前記第4及び第5の基準レベルの間の値を持つ第6の基準レベルを生成する第6の基準レベル生成手段と、前記第2の出力端子から後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルを基準に2値化して第2のパルスを生成する第2のパルス生成手段と、前記第1及び第2のパルス生成手段からの第1及び第2のパルスを受け、この第1のパルスと第2のパルスとの論理和をとる第1のOR回路とを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1に記載の光ディスク装置において、前記ディフェクト期間検出手段は、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第4の基準レベルを生成する第4の基準レベル生成手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第5の基準レベルを生成する第5の基準レベル生成手段と、前記第4及び第5の基準レベル生成手段で生成された前記第4及び第5の基準レベルの間の値を持つ第6の基準レベルを生成する第6の基準レベル生成手段と、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号の下側のエンベロープを出力する第1のボトムホールド手段と、前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号の上側のエンベロープを出力する第1のピークホールド手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号の下側のエンベロープを出力する第2のボトムホールド手段と、前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号の上側のエンベロープを出力する第2のピークホールド手段と、前記第1のボトムホールド手段の出力信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルに基づいて2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、前記第2のボトムホールド手段の出力信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルに基づいて2値化して第2のパルスを生成する第2のパルス生成手段と、前記第1のピークホールド手段の出力信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルに基づいて2値化して第3のパルスを生成する第3のパルス生成手段と、前記第2のピークホールド手段の出力信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルに基づいて2値化して第4のパルスを生成する第4のパルス生成手段と、前記第1のピークホールド手段のドループレートを、前記第1のパルス生成手段の第1のパルスの立ち上がりによって速くする一方、前記第3のパルス生成手段の第3のパルスの立ち下がりによって遅くする第1のドループレート可変手段と、前記第2のピークホールド手段のドループレートを、前記第2のパルス生成手段の第2のパルスの立ち上がりによって速くする一方、前記第4のパルス生成手段の第4のパルスの立ち下がりによって遅くする第2のドループレート可変手段と、前記第1及び第3のパルス生成手段からの第1及び第3のパルスを受け、この第1のパルスと第3のパルスとの論理和をとる第1のOR回路とを備えた前記第2及び第4のパルス生成手段からの第2及び第4のパルスを受け、この第2のパルスと第4のパルスとの論理和をとる第2のOR回路と、前記第1のOR回路の出力信号の立ち上がりによってディフェクト期間の開始を示すパルスを生成し、前記第2のOR回路の出力信号の立ち下がりによって前記ディフェクト期間からの復帰を示すパルスを生成する第5のパルス生成手段とを備えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1に記載の光ディスク装置において、前記光ピックアップのメインビームの戻り光を電気信号に変換したメインビームの戻り光信号が得られる第3の出力端子に接続され、前記メインビーム戻り光信号の振幅を一定値に正規化したRF信号を生成するAGC手段と、前記ディフェクト期間検出手段が生成するディフェクト期間信号に比べて、ディフェクト期間の突入の検出が遅い一方、ディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト検出期間を示す第2のディフェクト期間信号を生成する第2のディフェクト期間検出手段と、前記第2のディフェクト期間検出手段の第2のディフェクト期間信号が示す第2のディフェクト検出期間の間、前記AGC手段のゲインを一定値に固定するAGCホールド手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項7に記載の光ディスク装置において、前記第2のディフェクト期間検出手段は、前記AGC手段からのRF信号を受け、このRF信号に基づいて前記第2のディフェクト期間信号を生成することを特徴とする。
請求項9記載の発明の光ディスク装置は、メインビーム並びに前記メインビームに先行及び後続する先行サブビーム及び後続サブビームを光ディスクに出力する光ピックアップを備え、前記光ディスクに記録された情報を再生するために、デジタル変調信号及びフォーカシング誤差信号の検出を前記光ピックアップのメインビームによる読み取りスポットに基づいて行い、トラッキング誤差信号の検出を前記光ピックアップの先行及び後続サブビームによる読み取りスポットに基づいて行う光ディスク装置において、前記光ピックアップと、前記光ピックアップの先行サブビームの戻り光を電気信号に変換した先行サブビーム戻り光信号が得られる第1の出力端子、及び前記光ピックアップの後続サブビームの戻り光を電気信号に変換した後続サブビーム戻り光信号が得られる第2の出力端子に接続され、この2つの出力端子からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、前記トラッキングエラー信号生成手段の前記トラッキングエラー信号を受け、前記トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、前記第1の出力端子からの先行サブビーム戻り光信号又は前記第1及び第2の出力端子の双方からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいて、前記光ディスクのディフェクト期間を検出して第1のディフェクト期間信号と、前記第1のディフェクト期間信号に比べてディフェクト期間の突入の検出が遅い一方でディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト検出期間を示す第2のディフェクト期間信号を生成するディフェクト期間検出手段と、前記ディフェクト期間検出手段の前記第1のディフェクト期間信号を受け、前記第1のディフェクト期間信号に基づいて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制御をホールドするホールド手段と、前記光ピックアップのメインビームの戻り光を電気信号に変換したメインビーム戻り光信号が得られる第3の出力端子に接続され、前記メインビーム戻り光信号の振幅を一定に正規化したRF信号を生成するAGC手段と、前記ディフェクト期間検出手段の第2のディフェクト期間信号が示す第2のディフェクト検出期間の間、前記AGC手段のゲインを一定値に固定するAGCホールド手段とを備えたことを特徴とする。
以上により、請求項1〜9に記載の光ディスク装置では、先行サブビーム戻り光信号を用いてディフェクト期間の検出を行うので、従来のようにメインビーム戻り光信号を用いて検出する場合に比して、メインビームと先行サブビームとの時間差分だけ速くディフェクト期間を検出できる。従って、サーボがホールドされる際のTE信号の振幅を小さく抑えることができ、トラッキング制御の乱れが少ない。
また、請求項2記載の光ディスク装置では、ディフェクト期間検出手段により、先行サブビームがディフェクト部分に突入して先行サブビーム戻り光信号が第3の基準レベル以下になった時点から、先行サブビーム戻り光信号が前記第3の基準レベルを越えて所定時間(例えば、先行サブビーム戻り光信号と後続サブビーム戻り光信号との変化開始の時間差)が経過した期間をディフェクト期間として検出することができる。
更に、請求項3記載の光ディスク装置では、ディフェクト期間検出手段において、先行サブビーム戻り光信号を2値化する前の段階で、この先行サブビーム戻り光信号をボトムホールド回路でボトムホールドするので、先行サブビーム戻り光信号を2値化する際のチャタリングが防止される。
加えて、請求項4記載の光ディスク装置では、ディフェクト期間検出手段において、先行サブビーム戻り光信号を2値化するに際し、その先行サブビーム戻り光信号及び第3の基準レベルの一方又は両方を正規化レベル調整手段でレベル調整するので、先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルが大きく変動する光ディスクであっても、ディフェクト期間の誤検出が少なくなるようにディフェクト期間の検出感度を調整でき、安定してディフェクト期間を検出することができる。
また、請求項5記載の光ディスク装置では、先行サブビーム及び後続サブビームの何れか一方がディフェクト部分に突入して時点から、先行サブビーム及び後続サブビームの双方がディフェクト部分から復帰するまでの期間を、ディフェクト期間として検出するので、ディフェクト部分の境界が光ディスクの半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分であっても、ディフェクト期間を正確に検出できる。
更に、請求項6記載の光ディスク装置では、前記請求項5記載の光ディスク装置の構成に加えて、更に、先行サブビーム戻り光信号及び後続サブビーム戻り光信号を2値化する前の段階で、この先行及び後続サブビーム戻り光信号を第1及び第2のボトムホールド回路でボトムホールドするので、請求項5記載の光ディスク装置の作用に加えて、先行及び後続サブビーム戻り光信号を各々2値化する際のチャタリングが防止される。
加えて、請求項7記載の光ディスク装置では、ディフェクト期間検出手段の検出するディフェクト期間に対して、 第2のディフェクト期間検出手段の検出する第2のディフェクト期間は、その期間への突入が遅く、且つその期間からの復帰が早い。従って、AGC手段では、この短い第2のディフェクト期間だけ、RF信号の振幅の正規化がホールドされるに留まるので、データの取りこぼしが少ない。
また、請求項8記載の光ディスク装置では、第2のディフェクト期間手段が、AGC手段からのRF信号に基づいて第2のディフェクト期間信号を生成するので、トラッキング制御の乱れが少なく、同時にAGC手段でRF信号の振幅を正規化できる限界までAGC手段のゲインのホールドを遅らせることができて、データの取りこぼしが少ない。
更に、請求項9記載の光ディスク装置では、1つのディフェクト期間検出手段が、先行サブビーム戻り光信号に基づいて、感度の異なる第1及び第2のディフェクト期間信号を生成するので、請求項8記載の光ディスク装置と比べて、回路構成が簡易且つ低コストになる。
以上説明したように、請求項1〜9記載の発明の光ディスク装置によれば、先行サブビーム戻り光信号に基づいてディフェクト期間の検出を行って、従来よりも早くディフェクト期間を検出できるので、記録面に存在するディフェクト部分に対しても、トラッキングサーボがホールドされる際のトラッキングエラー信号の振幅を小さく抑えることができ、トラッキング制御の乱れを少なくできる効果を奏する。
特に、請求項3記載の発明の光ディスク装置によれば、先行サブビーム戻り光信号を2値化する際のチャタリングを防止できる。
また、請求項4記載の発明の光ディスク装置によれば、ディフェクト期間を検出する検出感度を調整できるようにしたので、先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルが変動した場合であっても、安定してディフェクト期間を検出できる。
更に、請求項5記載の発明の光ディスク装置によれば、ディフェクト部分の境界が光ディスクの半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分であっても、ディフェクト期間を正確に検出できる。
更に、請求項6記載の発明の光ディスク装置によれば、先行及び後続サブビーム戻り光信号を各々2値化する際のチャタリングを有効に防止しながら、ディフェクト部分の境界が光ディスクの半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分であっても、ディフェクト期間を正確に検出できる。
加えて、請求項7記載の発明の光ディスク装置によれば、光ディスクのディフェクト部分に起因するトラッキング制御の乱れを少なくできると同時に、RF信号の振幅の正規化をホールドする期間を短期間に制限して、データの取りこぼしを少なくできる。
また、請求項8記載の発明の光ディスク装置によれば、AGC手段からのRF信号に基づいて生成した第2のディフェクト期間信号の期間だけ、AGC手段のゲインを固定値にホールドしたので、そのホールド期間を、AGC手段でRF信号の振幅を正規化できる限界まで遅らせることができて、データの取りこぼしが少ない効果を奏する。
更に、請求項9記載の発明の光ディスク装置によれば、1つのディフェクト期間検出手段を用いて、感度の異なる第1及び第2のディフェクト期間信号を先行サブビーム戻り光信号に基づいて生成したので、回路構成を簡易にし且つ低コストでもって、前記請求項8記載の発明の光ディスク装置と同一の効果を得ることができる。
以下、本発明を添付図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における光ディスク装置を示す。
同図に示した光ディスク装置において、1は光ピックアップ、8は光ディスク、2は先行サブビーム戻り光が得られる第1の出力端子、3は後続サブビーム戻り光が得られる第2の出力端子、9はメインビーム戻り光が得られる第3の出力端子、4はTE信号生成回路(トラッキングエラー信号生成手段)、6はトラッキング制御回路(トラッキング制御手段)、7はサーボホールド回路(ホールド手段)、10はAGC回路(AGC手段)、11はフォーカス制御回路(フォーカス制御手段)、39はAGCホールド回路(AGCホールド手段)である。以上の構成は、既述した図14の光ディスク装置と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
本発明が図14に示した従来例と相違する点は、請求項1に示すように、ディフェクト期間検出回路(ディフェクト期間検出手段)5を、AGC回路10の出力ではなく、E信号が出力される第1の出力端子2に接続した点である。これにより、メインビームより早くディフェクト期間に突入するE信号を用いてディフェクト期間を検出することができ、トラッキングサーボがホールドされる際のTE信号の振幅を小さく抑えることができるので、トラッキング制御の乱れが少ない光ディスク装置を提供することができる。
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態の光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路の構成(請求項2)を説明する。
前記第1の出力端子2には、第1の基準レベル生成回路(第1の基準レベル生成手段)12が接続されており、基準レベル生成回路12は、E信号の暗レベルから第1の基準レベルを生成する。また、第1の出力端子2に接続された第2の基準レベル生成回路(第2の基準レベル生成手段)14は、E信号をボトムホールドすることにより、E信号のRF成分の下側レベルから第2の基準レベルを生成する。
尚、本実施形態では、第2の基準レベルの生成方法としてボトムホールドを用いたが、このボトムホールドを用いる代わりに、E信号の平均レベルとE信号のRF成分の振幅の1/2とから、E信号のRF成分の下側レベルを求めても良いことは言うまでもない。また、E信号をピークホールドしたレベルとE信号のRF成分の振幅とから、E信号のRF成分の下側レベルを求めても良いことは言うまでもない。
次に、前記第1の基準レベル生成回路12の出力と、前記第2の基準レベル生成回路14の出力とに接続された第3の基準レベル生成回路(第3の基準レベル生成手段)16は、前記第1の基準レベルと前記第2の基準レベルの間の固定値の第3の基準レベルを生成する。前記第1の出力端子2と前記第3の基準レベル生成回路16の出力に接続された第1のパルス生成回路17は、前記第3の基準レベルを用いてE信号を2値化する。これにより、E信号のディフェクト期間突入からディフェクト期間からの復帰までを示す第1のパルスが生成される。
尚、本実施形態では、第1の出力端子2と第1のパルス生成回路17との間にボトムホールド回路を設けても良い(請求項3)。これにより、E信号を2値化する際の生じる場合があるチャタリングを有効に抑制でき、安定したディフェクト期間の検出が可能になる。また、第1のパルス生成回路17をヒステリシス付きのパルス生成回路としても良いことは言うまでもない。
更に、本実施形態では、第3の基準レベルを固定値としたため、第3の基準レベルをE信号のRF成分の下側レベルに近い固定値に設定すると、E信号のRF成分の下側レベルが大きく変動する光ディスクでは、前記第3の基準レベルを決定した後にE信号のRF成分の下側レベルが変動した際に誤検出が発生する場合がある。これを防止するために、第1のパルス生成回路17の入力側に正規化レベル調整回路を設け(請求項4)、これによりE信号又は前記第3の基準レベルの一方又は双方を調整するようにしても良い。この構成によれば、ディフェクト期間を検出する検出感度を調整することができて、E信号のRF成分の下側レベルが変動した時に誤検出が起きないように検出感度を調整することが可能であるので、安定してディフェクト期間を検出することができる。
次に、図2において、前記第1のパルス生成回路17の出力側に接続されたモノマルチ(monostable multivibrator、単安定回路)18によって、前記第1のパルス生成回路17の第1のパルスの後ろエッヂを、((光ディスク上の先行サブビームと後続サブビームのスポット間距離)/ディスクの回転速度)以上の時間だけ引き延ばす。これにより、ディフェクト期間を示すディフェクト期間検出信号が生成される。
以上のように構成されたディフェクト期間検出回路5において、光ディスク8の記録面に存在するディフェクトをビームが通過する際の要部の波形を図3を用いて説明する。
図3は、上から、先行サブビームによるE信号、メインビームによるA〜D信号、後続サブビームによるF信号、TE信号、本実施形態のディフェクト期間信号、従来例のディフェクト期間信号、及びサンプリング周期を示している。尚、TE信号については、点線はホールドをしなかった場合の波形、実線はホールドした場合の波形を示す。
先行サブビームが光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分に突入すると、始めにE信号が減衰し始める。このようにE信号が減衰し始めると、TE信号の振幅が増大し始めるが、E信号のレベルが第3の基準レベルを下回った時点でディフェクト期間が検出され、TE信号が1つ前のサンプリング時間での値に前値ホールドされる。従って、例えば、先行サブビームとメインビームとの時間差がサンプリング周期の2倍の場合には、本実施形態では、従来のメインビームによるディフェクト期間の検出に比べて、2サンプリング分早くディフェクト期間を検出できるので、TE信号がホールドされた際の振幅Cが小さく、ディフェクト期間中にトラッキングサーボが異常動作に至ることが抑制される。
また、ホールドされないTE信号は、後続サブビームがディフェクト部分から復帰するまで安定しないので、E信号のみでディフェクト期間を検出すると、E信号とF信号との時間差の分だけTE信号のホールドの復帰が早過ぎることになるが、本実施形態のディフェクト期間検出回路5では、E信号のみで検出したディフェクト期間信号の後ろエッヂが更に所定期間、例えばE信号とF信号との時間差分だけ引き延ばされるので、F信号がディフェクト期間から復帰するまでの間だけ遅くTE信号をホールドすることができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態における光ディスク装置を示す。図1と同一部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の光ディスクが図1に示した第1の実施形態と相違する点は、ディフェクト期間の検出について、E信号が出力される第1の出力端子2だけでなく、F信号が出力される第2の出力端子3にもディフェクト期間検出回路5を接続した点である。これにより、メインビームよりも早くディフェクト期間に突入するE信号と、メインビームよりも遅くディフェクト期間から復帰するF信号とを用いてディフェクト期間を検出することができ、トラッキングサーボがホールドされる際のTE信号の振幅を小さく抑えると同時に、ディフェクト期間からの復帰を正確に検出することができるので、第1の実施形態よりもトラッキング制御の乱れが少ない光ディスク装置を提供することができる。
次に、図5を用いて、本実施形態の光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路5の構成(請求項5)を説明する。尚、図2と同一部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。第1の出力端子2には、第1の基準レベル生成回路(第1の基準レベル生成手段)12が接続されており、この第1の基準レベル生成回路12は、E信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する。また、第2の出力端子3には、第4の基準レベル生成回路(第4の基準レベル生成手段)19が接続されており、この第4の基準レベル生成回路19は、F信号の暗レベルに基づいて第4の基準レベルを生成する。更に、前記第1の出力端子2に接続された第2の基準レベル生成回路(第2の基準レベル生成手段)14は、E信号をボトムホールドすることにより、E信号のRF成分の下側レベルに基づいて第2の基準レベルを生成する。また、前記第2の出力端子3に接続された第5の基準レベル生成回路(第5の基準レベル生成手段)21は、F信号をボトムホールドすることにより、F信号のRF成分の下側レベルから第5の基準レベルを生成する。
尚、本実施形態では、第2及び第5の基準レベルの生成方法として、ボトムホールドを用いたが、ボトムホールドを用いる代わりに、各々E信号及びF信号の平均レベルと、E信号及びF信号のRF成分の振幅の1/2とに基づいて、各々E信号及びF信号のRF成分の下側レベルを求めても良いことは言うまでもない。また、各々E信号及びF信号をピークホールドしたレベルと、E信号及びF信号のRF成分の振幅とに基づいて各々E信号及びF信号のRF成分の下側レベルを求めても良いことは言うまでもない。
次に、前記第1の基準レベル生成回路12の出力と前記第2の基準レベル生成回路14の出力とに接続された第3の基準レベル生成回路(第3の基準レベル生成手段)16は、前記第1の基準レベルと第2の基準レベルとの間の固定値である第3の基準レベルを生成する。そして、前記第1の出力端子2と第3の基準レベル生成回路16の出力側に接続された第1のパルス生成回路17は、第3の基準レベルを用いてE信号を2値化する。これにより、E信号のディフェクト期間への突入からディフェクト期間からの復帰までを示す第1のパルスが生成される。
同様に、第4の基準レベル生成回路19の出力と第5の基準レベル生成回路21の出力とに接続された第6の基準レベル生成回路(第6の基準レベル生成手段)23は、第4の基準レベルと第5の基準レベルとの間の固定値である第6の基準レベルを生成する。そして、前記第2の出力端子3と前記第6の基準レベル生成回路23の出力とに接続された第2のパルス生成回路25は、第6の基準レベルを用いてF信号を2値化する。これにより、F信号のディフェクト期間への突入からディフェクト期間からの復帰までを示す第2のパルスが生成される。
尚、本実施形態ではE信号及びF信号を直接2値化するため、チャタリングが発生するおそれがあるので、第1の実施形態で示したと同様に、第1の出力端子2と第1のパルス生成回路17の間及び第2の出力端子3と第2のパルス生成回路25の間にボトムホールド回路を設けても良いことは言うまでもない。また、第1のパルス生成回路17及び第2のパルス生成回路25をヒステリシス付きのパルス生成回路としても良いことは言うまでもない。
尚、本実施形態では、第3及び第6の基準レベルを固定値としたために、第3の基準レベルをE信号のRF成分の下側レベルに近い固定値に設定したり、第6の基準レベルをF信号のRF成分の下側レベルに近い固定値に設定すると、E信号又はF信号のRF成分の下側レベルが大きく変動する光ディスクでは、前記第3及び第6の基準レベルを決定した後にE信号又はF信号のRF成分の下側レベルが変動した際に誤検出が発生する。従って、これに対処するように、第1の実施形態に示したと同様に、第1のパルス生成回路17の入力側に第1の正規化レベル調整回路(図示せず)を設けて、E信号又は前記第3の基準レベルの一方又は双方を調整するようにしたり、第2のパルス生成回路25の入力側に第2の正規化レベル調整回路(図示せず)を設けて、F信号又は前記第6の基準レベルの一方又は双方を調整するようにしても良いことは言うまでもない。
尚、本実施形態では、E信号に対する2値化の基準レベルとF信号に対する2値化の基準レベルとを別々に設定したが、第3の基準レベル又は第6の基準レベルの何れか一方をE信号とF信号の2値化の基準として共通に用いても良いことは言うまでもない。
更に、図5において、前記第1のパルス生成回路17の出力と前記第2のパルス生成回路25の出力とは第1のOR回路27に入力される。このOR回路27は、E信号のディフェクト期間への突入からディフェクト期間からの復帰までを示す第1のパルスと、F信号のディフェクト期間への突入からディフェクト期間からの復帰までを示す第2のパルスとの論理和をとる。従って、このOR回路27の出力により、ディフェクト期間の境界が光ディスク8の半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分に対しても、先行サブビームと後続サブビームと何れかの一方がディフェクト部分に突入して時点から、先行サブビームと後続サブビームとの双方がディフェクト部分から復帰するまでの期間をディフェクト期間として正確に検出することができる。
但し、本実施形態において、第1の出力端子2と第1のパルス生成回路17との間、並びに第2の出力端子3と第2のパルス生成回路25との間に、各々、ボトムホールド回路(図示せず)を設けた場合のみ、ディフェクト部分からの復帰が実際よりも遅れて検出されることになる。
以上のように構成されたディフェクト期間検出回路5において、光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分通過時の要部の波形を、図6を用いて説明する。
図6は、上から順に、先行サブビームによるE信号、メインビームによるA〜D信号、後続サブビームによるF信号、TE信号、第1のパルス生成回路17からの第1のパルス、第2のパルス生成回路25からの第2のパルス、ディフェクト期間信号、及びサンプリング周期を示している。尚、TE信号については、点線はホールドをしなかった場合の波形を示し、実線はホールドした場合の波形を示す。
先行サブビームが光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分に突入すると、始めにE信号が減衰し始める。このようにE信号が減衰し始めると、TE信号の振幅が増大し始めるが、E信号のレベルが第3の基準レベルを下回った時点で、このE信号の変化に基づいてディフェクト期間が検出されて、TE信号が1つ前のサンプリング時間での値に前値ホールドされる。例えば、先行サブビームとメインビームとの時間差がサンプリング周期の2倍の場合には、従来のメインビームによるディフェクト期間の検出に比べて2サンプリング分早くディフェクト期間の検出が行われるので、TE信号がホールドされた時の振幅Eが小さくて、ディフェクト期間中にトラッキングサーボが異常動作に至ることが抑制される。
次に、ディフェクト期間から復帰する際は、先にE信号がディフェクト部分から復帰するが、F信号によるディフェクト期間の検出の結果により、F信号がディフェクト部分から復帰するまではTE信号のホールドは解除されない。E信号とF信号とが共にディフェクト部分から復帰すると、TE信号のホールドが解除される。従って、本実施形態のディフェクト期間検出回路5では、E信号がディフェクト部分に突入した時点から、F信号がディフェクト期間から復帰するまでの期間でTE信号をホールドすることができる。
尚、図6では、E信号のディフェクト期間の突入及び復帰がF信号よりも先行した場合を例示して説明したが、本実施形態のディフェクト期間検出回路5は、ディフェクト部分の境界が光ディスク8の半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分のように、E信号とF信号とに基づいて検出された各ディフェクト期間の長さが異なったり、F信号のディフェクト期間の突入及び復帰がE信号の場合よりも先行している例に対しても、先行サブビームと後続サブビームとの何れか一方がディフェクト部分に突入した時点から、先行サブビームと後続サブビームとの双方がディフェクト部分から復帰するまでの期間を、ディフェクト期間として正確に検出することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の光ディスク装置を説明する。本実施形態は、ディフェクト期間検出回路の更なる実施形態を示す。
図7は、本実施形態のディフェクト期間検出回路の構成(請求項6)を示す。図5と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図5と相違する点は、E信号及びF信号と2値化回路(パルス生成回路)との間にピークホールド回路とボトムホールド回路とを接続したことと、前記ピークホールド回路と2値化回路の出力との間にドループレート可変回路を接続したことである。
以下に、詳細な構成を説明する。但し、第3及び第6の基準レベルの生成に関する構成は、図5と全く同一であるので省略する。
第1のパルス生成回路(第1のパルス生成手段)17は、第3の基準レベルを用いて、第1の出力端子2に接続された第1のボトムホールド回路(第1のボトムホールド手段)28でボトムホールドされたE信号を2値化することにより、立ち上がりがE信号のディフェクト期間への突入を示す第1のパルスを生成する。
同様に、第3のパルス生成回路(第3のパルス生成手段)30は、第3の基準レベルを用いて、第1の出力端子2に接続された第1のピークホールド回路(第1のピークホールド手段)29でピークホールドされたE信号を2値化することにより、立ち下がりがE信号のディフェクト期間からの復帰を示す第3のパルスを生成する。この際、第1のドループレート可変回路32は、第1のパルス生成回路17からの第1のパルスの立ち上がりを用いて、第1の出力端子2に接続された第1のピークホールド回路29のドループレート(droop rate)を速くする。
従って、E信号のディフェクト期間への突入後に、速やかに第3のパルスが立ち上がるので、ディフェクト期間が短い場合にも、第3のパルスが確実に立つことになる。第1のドループレート可変回路32は、第3のパルス生成回路30からの第3のパルスの立ち上がりを用いて、前記第1のピークホールド回路29のドループレートを速やかに元の速さに戻す。これにより、ディフェクト期間からの復帰後のピークホールド波形を安定にすることができる。
同様に、第2のパルス生成回路(第2のパルス生成手段)25は、第6の基準レベルを用いて、第2の出力端子3に接続された第2のボトムホールド回路(第2のボトムホールド手段)33でボトムホールドされたF信号を2値化することにより、立ち上がりがF信号のディフェクト期間への突入を示す第2のパルスを生成する。
同時に、第4のパルス生成回路(第4のパルス生成手段)35は、第6の基準レベルを用いて、第2の出力端子3に接続された第2のピークホールド回路(第2のピークホールド手段)34でピークホールドされたF信号を2値化することにより、立ち下がりがF信号のディフェクト期間からの復帰を示す第4のパルスを生成する。この際、第2のドループレート可変回路37は、第2のパルス生成回路25からの第2のパルスの立ち上がりを用いて、第2の出力端子3に接続された第2のピークホールド回路33のドループレートを速くする。
従って、F信号のディフェクト期間への突入後、速やかに第4のパルスが立ち上がることにより、ディフェクト期間が短い場合にも、第4のパルスが確実に立つことになる。第2のドループレート可変回路37は、前記第4のパルス生成回路35の第4のパルスの立ち上がりを用いて、第2のピークホールド回路33のドループレートを速やかに元の速さに戻す。これにより、ディフェクト期間からの復帰後のピークホールド波形を安定にすることができる。
更に、図7において、第1のOR回路27は、前記第1のパルス生成回路17の出力信号と前記第2のパルス生成回路25の出力信号との論理和をとることにより、立ち上がりがE信号又はF信号のディフェクト期間への突入を示す第5のパルスを生成する。
同様に、第2のOR回路37は、前記第3のパルス生成回路30の出力信号と前記第4のパルス生成回路35の出力信号との論理和をとることにより、立ち下がりがE信号とF信号のディフェクト期間からの復帰を示す第6のパルスを生成する。
最後に、前記第1のOR回路27の出力と第2のOR回路37の出力とに接続された第5のパルス生成回路(第5のパルス生成手段)38は、第5のパルスの立ち上がりと第6のパルスの立ち下がりを用いて、E信号又はF信号のディフェクト期間への突入時点から、E信号とF信号とのディフェクト期間からの復帰を示す検出パルス(ディフェクト期間信号)を生成する。
従って、ピークホールドとボトムホールドとにより、チャタリングを防止できると共に、光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分の境界が半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分を通過する場合のように、E信号とF信号とのディフェクト期間の長さが相互に異なったり、F信号のディフェクト期間の突入及び復帰がE信号の場合よりも先行している例に対しても、先行サブビームと後続サブビームとの何れか一方がディフェクト期間に突入した時点から、先行サブビームと後続サブビームとの双方がディフェクト期間から復帰するまでの期間を、ディフェクト期間として正確に検出することができる。
以上のように構成されたディフェクト期間検出回路において、光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分の通過時の要部の波形を、図8を用いて説明する。
図8(a)は、上から順に、先行サブビームによるE信号、第1のパルス生成回路17からの第1のパルス、第3のパルス生成回路30からの第3のパルスを示す。同図(b)は、後続サブビームによるF信号、第2のパルス生成回路25からの第2のパルス、第4のパルス生成回路35からの第4のパルスを示す。また、同図(c)は、上から順に、前記第1のパルス、第2のパルス、第1のOR回路27の出力信号、前記第3のパルス、第4のパルス、第2のOR回路37の出力信号、及び、第5のパルス生成回路38の出力信号であるディフェクト期間信号を示す。
次に、本実施形態の動作を説明する。先行サブビームが光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分に突入すると、始めにE信号をボトムホールドした信号とピークホールドした信号とが減衰し始める。このピークホールドした信号に比べて、ボトムホールドした信号の方が立ち下がりが早いので、E信号をボトムホールドした信号のレベルが先に第3の基準レベルを下回った時点で、第1のパルス生成回路17の第1のパルスが立つ。同時に、第1のピークホールド回路29のドループレートが速くなることにより、E信号をピークホールドした信号も速やかに立ち下がって、第3のパルス生成回路30の第3のパルスが立つ。この際、第1のパルスの立ち上がりはE信号のディフェクト期間への突入を正確に示し、第3のパルスはそれより少し遅れて立ち上がる。
次に、E信号がディフェクト部分から復帰する時には、ボトムホールドした信号に比べてピークホールドした信号の方が立ち上がりが早いので、E信号をピークホールドした信号のレベルが先に第3の基準レベルを上まわった時点で、第3のパルス生成回路30の第3のパルスが立ち下がる。同時に、ディフェクト復帰後のピークホールド波形を安定化するために、第1のピークホールド回路29のドループレートが遅くなる。この際、第3のパルスの立ち下がりはE信号のディフェクト期間からの復帰を正確に示し、第1のパルスはそれより少し遅れて立ち下がる。
同様に、後続サブビームが光ディスク8の記録面に存在するディフェクト部分に突入すると、始めにF信号をボトムホールドした信号とピークホールドした信号とが減衰し始める。このピークホールドした信号に比べ、ボトムホールドした信号の方が立ち下がりが早いので、F信号をボトムホールドした信号のレベルが先に第6の基準レベルを下回った時点で、第2のパルス生成回路25の第2のパルスが立つ。同時に、第2のピークホールドのドループレートが速くなることにより、F信号をピークホールドした信号も速やかに立ち下がり、第4のパルス生成回路35の第4のパルスが立つ。この際、第2のパルスの立ち上がりはF信号のディフェクト期間への突入を正確に示し、第4のパルスはそれより少し遅れて立ち上がる。
F信号がディフェクト部分から復帰する時には、ボトムホールドした信号に比べてピークホールドした信号の方が立ち上がりが早いので、F信号をピークホールドした信号のレベルが先に第6の基準レベルを上回った時点で、第4のパルス生成回路35の第4のパルスが立ち下がる。同時に、ディフェクト復帰後のピークホールド波形を安定化するために、第2のピークホールド回路34のドループレートが遅くなる。この際、第4のパルスの立ち下がりはF信号のディフェクト期間からの復帰を正確に示し、第2のパルスはそれより少し遅れて立ち下がる。
従って、第1のOR回路27の出力は、立ち上がりがディフェクト期間への突入を正確に示し、第2のOR回路37の出力は、立ち下がりがディフェクト期間からの復帰を正確に示すことになる。従って、第1のOR回路27の出力パルスの立ち上がりと、第2のOR回路37の出力パルスの立ち下がりとをとることにより、ディフェクト期間を正確に示すディフェクト期間信号が生成される。
尚、図8では、E信号のディフェクト期間の突入及び復帰がF信号よりも先行している場合を例示して説明したが、本実施形態のディフェクト期間検出回路は、ディフェクト部分の境界が光ディスク8の半径方向に対して斜めであるような形のディフェクト部分を通過する場合のように、E信号とF信号とに基づく各ディフェクト期間の長さが異なったり、F信号のディフェクト期間の突入及び復帰がE信号の場合よりも先行している例に対しても、先行サブビームと後続サブビームとの何れか一方がディフェクト部分に突入した時点から、先行サブビームと後続サブビームとの双方がディフェクト部分から復帰するまでの期間を、ディフェクト期間として正確に検出することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態における光ディスク装置を図9に基づいて説明する。尚、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の光ディスク装置が図1に示した第1の実施形態と相違する点は、AGCホールド回路(AGCホールド手段)39の入力側に、E信号を用いたディフェクト期間検出回路5ではなく、請求項8に示す第2のディフェクト期間検出回路40を接続した点である。
前記第2のディフェクト期間検出回路(第2のディフェクト期間検出手段)40は、AGC回路10の出力側に接続されて、RF信号のレベルによりディフェクト期間を検出する。例えば、この第2のディフェクト期間検出回路40は、A〜D信号のレベルが、AGC回路10の正規化振幅をAGC回路10の最大ゲインで割った基準レベルを下回われば、ディフェクト期間への突入であると検出する。
尚、本実施形態では、第1のディフェクト期間検出回路5として、E信号のみを用いているが、第2の実施形態に示したように、E信号とF信号との双方を用いたディフェクト期間検出回路を用いても良いことは言うまでもない。
以上のように構成されたディフェクト期間検出回路において、光ディスク8に傷があったり異物が付着している等の通常のディフェクト部分を通過する際の要部の波形を、図10を用いて説明する。
図10は、上から順に、先行サブビームによるE信号、メインビームによるA〜D信号、後続サブビームによるF信号、第1のディフェクト期間検出回路5によるディフェクト期間信号、第2のディフェクト期間検出回路40によるディフェクト期間信号、及びサンプリング周期を示している。
先行サブビームが光ディスク8のディフェクト部分に突入すると、始めにE信号が減衰し始める。このE信号のレベルが第3の基準レベルを下回った時点で、第1のディフェクト期間検出回路5が前記E信号に基づいてディフェクト期間の突入を検出する。次に、A〜D信号が減衰して、A〜D信号のレベルが、例えばAGC回路10の正規化振幅をAGC回路10の最大ゲインで割った基準レベルを下回った時点で、第2のディフェクト期間検出回40がA〜D信号に基づいてディフェクト期間への突入を検出する。このとき、第1のディフェクト期間検出回路5は、トラッキングサーボを安定してホールドさせる目的から、ディフェクト期間への突入をできるだけ早く検出し、且つできるだけ遅くまで復帰を検出しないように構成され、一方、第2のディフェクト期間検出回路40は、AGC回路10において正規化できる最小のA〜D信号の振幅になるまでディフェクト期間への突入を検出せず、A〜D信号がAGC回路10により正規化できる振幅になった時点で始めて復帰を検出するように構成される。従って、第1のディフェクト期間検出回路5を用いてAGC回路10のゲインをホールドした場合に比べて、AGC回路10のゲインのホールド期間を必要以上に長くする必要が無く、データの取りこぼしが少なくなる。
よって、本実施形態では、ディフェクト期間でのAGC回路10のゲインのホールド期間を必要最小限にすることができ、トラッキング制御の乱れを少なくできると共に、データの取りこぼしを最小限に抑えることが可能である。
(第5の実施形態)
続けて、図11を用いて、本発明の第5の実施形態における光ディスク装置を説明する。尚、図1と同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態が図1に示した第1の実施形態と相違する点は、第3のディフェクト期間検出回路5’(請求項9)を備え、この第3のディフェクト期間検出回路5’により、第1のディフェクト期間信号と、前記第1のディフェクト期間を示す信号よりもディフェクト期間への突入の検出が遅く且つディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト期間信号との双方を発生させたことである。
尚、本実施形態では、第3のディフェクト期間検出回路5’として、E信号のみを用いているが、第2の実施形態に示したように、E信号とF信号との双方を用いても良いことは言うまでもない。
次に、図12を用いて、本発明の第5の実施形態の光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路5’の構成を説明する。
本実施形態のディフェクト期間検出回路5’が図2に示した第1の実施形態と相違する点は、第7の基準レベル生成回路41と、第6のパルス生成回路42とを備えたことである。前記第7の基準レベル生成回路41は、第1の基準レベル生成回路12の第1の基準レベルと、第2の基準レベル生成回路14の第2の基準レベルとに基づいて、第3の基準レベル生成回路16の第3の基準レベルよりも所定レベル低いレベルの第7の基準レベルを生成する。また、前記第6のパルス生成回路42は、前記第7の基準レベル生成回路41の出力と、第1の出力端子2とに接続されて、第7の基準レベルを用いてE信号を2値化する。尚、ディフェクト期間検出回路5’において、トラッキングサーボをホールドするための第1のディフェクト期間信号の生成については、図2のディフェクト期間検出回路5と同一であるので、その説明を省略する。
本実施形態では、第3のディフェクト期間検出回路5’が、第3の基準レベルとは異なる第7の基準レベルを用いてE信号を2値化して、第1のディフェクト期間信号よりもディフェクト期間突入の検出が遅く且つディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト検出期間信号をも生成するので、第4の実施形態のようにディフェクト期間検出回路5、40を2つ用意することなく、第4の実施形態と同様の光ディスク装置を実現できる。
以上のように構成されたディフェクト期間検出回路5’において、通常のディフェクト部分を通過する際の要部の波形を、図13を用いて説明する。
図13は、上から順に、先行サブビームによるE信号、メインビームによるA〜D信号、後続サブビームによるF信号、第1のディフェクト期間信号、第2のディフェクト期間信号、サンプリング周期を示している。
先行サブビームが光ディスク8のディフェクト部分に突入すると、始めにE信号が減衰し始める。このE信号のレベルが第3の基準レベルを下回った時点で、第1のディフェクト期間検出回路5’が前記E信号に基づいて第1のディフェクト期間信号を出力する。次に、前記E信号のレベルが第7の基準レベルを下回った時点で、ディフェクト期間検出回路5’がE信号に基づいて第2のディフェクト期間信号を出力する。
その際、第1のディフェクト期間信号は、トラッキングサーボを安定してホールドさせる目的から、できるだけ早く突入を検出され、且つできるだけ遅くまで復帰しないようになっており、一方、第2のディフェクト期間信号は、前記第1のディフェクト期間信号に比べて遅く検出され、且つ早く復帰するようになっている。従って、第1のディフェクト期間信号を用いてAGC回路10のゲインをホールドした場合に比べて、AGC回路10のゲインのホールド期間を短くすることができ、データの取りこぼしを少なくできる。
以上説明したように、本発明は、先行サブビーム戻り光信号に基づいてディフェクト期間の検出を行って、従来よりも早くディフェクト期間を検出できるので、記録面に存在するディフェクト部分に対してもトラッキング制御の乱れが少ない光ディスク装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態の光ディスク装置を示す図である。 同光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路を示す図である。 同ディフェクト期間検出回路において、光ディスクの記録面に存在するディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 本発明の第2の実施形態の光ディスク装置を示す図である。 同光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路を示す図である。 同ディフェクト期間検出回路において、光ディスクの記録面に存在するディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 本発明の第3の実施形態の光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路を示す図である。 同ディフェクト期間検出回路において、光ディスクの記録面に存在するディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 本発明の第4の実施形態の光ディスク装置を示す図である。 同光ディスク装置において、通常のディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 本発明の第5の実施形態の光ディスク装置を示す図である。 同光ディスク装置におけるディフェクト期間検出回路を示す図である。 同ディフェクト期間検出回路において、通常のディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 従来の光ディスク装置を示す図である。 光ディスク面上におけるメインビーム、サブビーム、ディフェクト部分の位置関係を示す図である。 従来の光ディスク装置において、通常のディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。 従来の光ディスク装置において、光ディスクの記録面に存在するディフェクト部分の通過時の要部の波形を示す図である。
符号の説明
1 光ピックアップ
2 第1の出力端子
3 第2の出力端子
4 TE信号生成回路(トラッキングエラー信号生成手段)
5、5’ ディフェクト期間生成回路(ディフェクト期間生成手段)
6 トラッキング制御回路(トラッキング制御手段)
7 サーボホールド回路(サーボホールド手段)
8 光ディスク
9 第3の出力端子
10 AGC回路(AGC)
11 フォーカス制御回路(フォーカス制御手段)
12 第1の基準レベル生成回路(第1の基準レベル生成手段)
14 第2の基準レベル生成回路(第2の基準レベル生成手段)
16 第3の基準レベル生成回路(第3の基準レベル生成手段)
17 第1のパルス生成回路(第1のパルス生成手段)
18 第1のモノマルチ(単安定回路)
19 第4の基準レベル生成回路(第4の基準レベル生成手段)
21 第5の基準レベル生成回路(第5の基準レベル生成手段)
23 第6の基準レベル生成回路(第6の基準レベル生成手段)
25 第2のパルス生成回路(第2のパルス生成手段)
27 第1のOR回路
28 第1のボトムホールド回路(第1のボトムホールド手段)
29 第1のピークホールド回路(第1のピークホールド手段)
30 第3のパルス生成回路(第3のパルス生成手段)
32 第1のドループレート可変回路
(第1のドループレート可変手段)
33 第2のボトムホールド回路(第2のボトムホールド手段)
34 第2のピークホールド回路(第2のピークホールド手段)
35 第4のパルス生成回路(第4のパルス生成手段)
37 第2のOR回路
38 第5のパルス生成回路(第5のパルス生成手段)
39 AGCホールド回路(AGCホールド手段)
40 第2のディフェクト期間検出回路
(第2のディフェクト期間検出手段)
41 第7の基準レベル生成回路(第7の基準レベル生成手段)
42 第6のパルス生成回路(第6のパルス生成手段)
43 第2のモノマルチ(単安定回路)
44 メインビーム
45 先行サブビーム
46 後続サブビーム
47 ディフェクト部分
48 ピット

Claims (9)

  1. メインビーム並びに前記メインビームに先行及び後続する先行サブビーム及び後続サブビームを光ディスクに出力する光ピックアップを備え、
    前記光ディスクに記録された情報を再生するために、デジタル変調信号及びフォーカシング誤差信号の検出を前記光ピックアップのメインビームによる読み取りスポットに基づいて行い、トラッキング誤差信号の検出を前記光ピックアップの先行及び後続サブビームによる読み取りスポットに基づいて行う光ディスク装置において、
    前記光ピックアップと、
    前記光ピックアップの先行サブビームの戻り光を電気信号に変換した先行サブビーム戻り光信号が得られる第1の出力端子、及び前記光ピックアップの後続サブビームの戻り光を電気信号に変換した後続サブビーム戻り光信号が得られる第2の出力端子に接続され、この2つの出力端子からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段の前記トラッキングエラー信号を受け、前記トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、
    前記第1の出力端子からの先行サブビーム戻り光信号又は前記第1及び第2の出力端子の双方からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいて、前記光ディスクのディフェクト期間を検出してディフェクト期間信号を出力するディフェクト期間検出手段と、
    前記ディフェクト期間検出手段の前記ディフェクト期間信号を受け、前記ディフェクト期間信号に基づいて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制御をホールドするホールド手段とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記ディフェクト期間検出手段は、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、
    前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを基準に2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、
    前記第1のパルス生成手段により生成された第1のパルスの後ろエッヂを所定時間引き延ばしてディフェクト期間検出信号を生成する単安定回路とを備える
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記請求項2に記載の光ディスク装置において、
    前記ディフェクト期間検出手段は、
    前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を前記第1のパルス生成手段に入力する経路に配置されて、前記先行サブビーム戻り光信号のボトムをホールドするボトムホールド手段を備える
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 前記請求項に2記載の光ディスク装置において、
    前記ディフェクト期間検出手段は、
    前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を前記第1のパルス生成手段に入力する経路、及び前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを前記第1のパルス生成手段に入力する経路のうち少なくとも一方に配置されて、前記先行サブビーム戻り光信号及び前記第3の基準レベルの一方又は双方を調整する正規化レベル調整手段を備える
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 前記請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記ディフェクト期間検出手段は、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、
    前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子から先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルを基準に2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第4の基準レベルを生成する第4の基準レベル生成手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第5の基準レベルを生成する第5の基準レベル生成手段と、
    前記第4及び第5の基準レベル生成手段で生成された前記第4及び第5の基準レベルの間の値を持つ第6の基準レベルを生成する第6の基準レベル生成手段と、
    前記第2の出力端子から後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルを基準に2値化して第2のパルスを生成する第2のパルス生成手段と、
    前記第1及び第2のパルス生成手段からの第1及び第2のパルスを受け、この第1のパルスと第2のパルスとの論理和をとる第1のOR回路とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記ディフェクト期間検出手段は、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第1の基準レベルを生成する第1の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号を受け、この先行サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第2の基準レベルを生成する第2の基準レベル生成手段と、
    前記第1及び第2の基準レベル生成手段で生成された前記第1及び第2の基準レベルの間の値を持つ第3の基準レベルを生成する第3の基準レベル生成手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号の暗レベルに基づいて第4の基準レベルを生成する第4の基準レベル生成手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号を受け、この後続サブビーム戻り光信号のRF成分の下側レベルを用いて第5の基準レベルを生成する第5の基準レベル生成手段と、
    前記第4及び第5の基準レベル生成手段で生成された前記第4及び第5の基準レベルの間の値を持つ第6の基準レベルを生成する第6の基準レベル生成手段と、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号の下側のエンベロープを出力する第1のボトムホールド手段と、
    前記第1の出力端子の先行サブビーム戻り光信号の上側のエンベロープを出力する第1のピークホールド手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号の下側のエンベロープを出力する第2のボトムホールド手段と、
    前記第2の出力端子の後続サブビーム戻り光信号の上側のエンベロープを出力する第2のピークホールド手段と、
    前記第1のボトムホールド手段の出力信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルに基づいて2値化して第1のパルスを生成する第1のパルス生成手段と、
    前記第2のボトムホールド手段の出力信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルに基づいて2値化して第2のパルスを生成する第2のパルス生成手段と、
    前記第1のピークホールド手段の出力信号を前記第3の基準レベル生成手段の第3の基準レベルに基づいて2値化して第3のパルスを生成する第3のパルス生成手段と、
    前記第2のピークホールド手段の出力信号を前記第6の基準レベル生成手段の第6の基準レベルに基づいて2値化して第4のパルスを生成する第4のパルス生成手段と、
    前記第1のピークホールド手段のドループレートを、前記第1のパルス生成手段の第1のパルスの立ち上がりによって速くする一方、前記第3のパルス生成手段の第3のパルスの立ち下がりによって遅くする第1のドループレート可変手段と、
    前記第2のピークホールド手段のドループレートを、前記第2のパルス生成手段の第2のパルスの立ち上がりによって速くする一方、前記第4のパルス生成手段の第4のパルスの立ち下がりによって遅くする第2のドループレート可変手段と、
    前記第1及び第3のパルス生成手段からの第1及び第3のパルスを受け、この第1のパルスと第3のパルスとの論理和をとる第1のOR回路とを備えた
    前記第2及び第4のパルス生成手段からの第2及び第4のパルスを受け、この第2のパルスと第4のパルスとの論理和をとる第2のOR回路と、
    前記第1のOR回路の出力信号の立ち上がりによってディフェクト期間の開始を示すパルスを生成し、前記第2のOR回路の出力信号の立ち下がりによって前記ディフェクト期間からの復帰を示すパルスを生成する第5のパルス生成手段とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記光ピックアップのメインビームの戻り光を電気信号に変換したメインビームの戻り光信号が得られる第3の出力端子に接続され、前記メインビーム戻り光信号の振幅を一定値に正規化したRF信号を生成するAGC手段と、
    前記ディフェクト期間検出手段が生成するディフェクト期間信号に比べて、ディフェクト期間の突入の検出が遅い一方、ディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト検出期間を示す第2のディフェクト期間信号を生成する第2のディフェクト期間検出手段と、
    前記第2のディフェクト期間検出手段の第2のディフェクト期間信号が示す第2のディフェクト検出期間の間、前記AGC手段のゲインを一定値に固定するAGCホールド手段とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 前記請求項7に記載の光ディスク装置において、
    前記第2のディフェクト期間検出手段は、
    前記AGC手段からのRF信号を受け、このRF信号に基づいて前記第2のディフェクト期間信号を生成する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. メインビーム並びに前記メインビームに先行及び後続する先行サブビーム及び後続サブビームを光ディスクに出力する光ピックアップを備え、
    前記光ディスクに記録された情報を再生するために、デジタル変調信号及びフォーカシング誤差信号の検出を前記光ピックアップのメインビームによる読み取りスポットに基づいて行い、トラッキング誤差信号の検出を前記光ピックアップの先行及び後続サブビームによる読み取りスポットに基づいて行う光ディスク装置において、
    前記光ピックアップと、
    前記光ピックアップの先行サブビームの戻り光を電気信号に変換した先行サブビーム戻り光信号が得られる第1の出力端子、及び前記光ピックアップの後続サブビームの戻り光を電気信号に変換した後続サブビーム戻り光信号が得られる第2の出力端子に接続され、この2つの出力端子からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段の前記トラッキングエラー信号を受け、前記トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、
    前記第1の出力端子からの先行サブビーム戻り光信号又は前記第1及び第2の出力端子の双方からの先行及び後続サブビーム戻り光信号に基づいて、前記光ディスクのディフェクト期間を検出して第1のディフェクト期間信号と、前記第1のディフェクト期間信号に比べてディフェクト期間の突入の検出が遅い一方でディフェクト期間からの復帰の検出が早い第2のディフェクト検出期間を示す第2のディフェクト期間信号を生成するディフェクト期間検出手段と、
    前記ディフェクト期間検出手段の前記第1のディフェクト期間信号を受け、前記第1のディフェクト期間信号に基づいて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制御をホールドするホールド手段と、
    前記光ピックアップのメインビームの戻り光を電気信号に変換したメインビーム戻り光信号が得られる第3の出力端子に接続され、前記メインビーム戻り光信号の振幅を一定に正規化したRF信号を生成するAGC手段と、
    前記ディフェクト期間検出手段の第2のディフェクト期間信号が示す第2のディフェクト検出期間の間、前記AGC手段のゲインを一定値に固定するAGCホールド手段とを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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