JP2006139019A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電気光学装置および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006139019A
JP2006139019A JP2004327958A JP2004327958A JP2006139019A JP 2006139019 A JP2006139019 A JP 2006139019A JP 2004327958 A JP2004327958 A JP 2004327958A JP 2004327958 A JP2004327958 A JP 2004327958A JP 2006139019 A JP2006139019 A JP 2006139019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
light
electro
liquid crystal
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004327958A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sakurai
慎二 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004327958A priority Critical patent/JP2006139019A/ja
Publication of JP2006139019A publication Critical patent/JP2006139019A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 マトリクス状に配列された複数の表示ドットと、複数のプリズムの列を備えた導光体とを用いて表示を行う際に、表示される像に干渉縞が発生することを防止できる電気光学装置を提供する。
【解決手段】 液晶パネル2と導光体8とを有する液晶表示装置1である。液晶パネル2は、マトリクス状に配置された複数の表示ドットDを用いて表示面21に表示を行う。導光体8は、光を出射する光出射面8bを備え、光出射面8bの反対側の面に複数のプリズム9を有し、液晶パネル2の表示面21に対向して配置され、光出射面8bから液晶パネル2へ光を供給する。表示の視認方向Eに沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとの成す角度θを15度≦θ≦70度に設定すれば、液晶パネル2に表示される像に干渉縞が発生することを防止できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液晶表示装置等といった電気光学装置に関する。また、本発明は、その電気光学装置を用いて構成される電子機器に関する。
現在、携帯電話機、携帯情報端末機等といった各種の電子機器では、当該電子機器に関する各種の情報を視覚的に表示するための表示部として、例えば、液晶表示装置等といった電気光学装置が用いられている。
上記の液晶表示装置は電気光学パネルとしての液晶パネルを有し、この液晶パネルは、例えば、それぞれが電極を備えた一対の基板の間に液晶層を介在させた構造を有する。この液晶表示装置では、例えば照明装置等によって液晶層に光を供給すると共に、該液晶層に印加される電圧を画素ごとに制御することにより、液晶層内の液晶分子の配向を画素ごとに制御する。液晶層へ供給された光は、液晶分子の配向状態に従って画素ごと変調され、この変調された光を偏光板の液晶側表面に供給することにより、その偏光板の観察側表面に文字、数字、図形等といった像が表示される。
上記の液晶表示装置としてフロントライト方式の照明装置を用いるものが知られている。このフロントライト方式の照明装置は光源および導光体を有し、その導光体を液晶パネルの観察側の表面に対向して配置する。このようなフロントライト方式の照明装置で用いられる導光体において、従来、液晶パネルに対向する光出射面と反対側の面、すなわち観察側の面に複数のプリズムを設け、導光体の内部に導入した光をこれらのプリズムによって光出射面へ向けるようにした構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−98545号公報(第6頁、図23)
しかしながら、特許文献1に開示された液晶表示装置において、複数のプリズムは導光体の光入射面に対して平行なパターンに形成されていた。そのため、液晶パネル内に設けられた複数の表示ドットが形成する列から出る光と鋸歯状のプリズムから出る光が干渉して、干渉縞、いわゆるモアレが発生するおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、マトリクス状に配列された複数の表示ドットと、複数のプリズムの列を備えた導光体とを用いて表示を行う際に、表示される像に干渉縞が発生するのを防止することを目的とする。
本発明に係る第1の電気光学装置は、マトリクス状に配置された複数の表示ドットを用いて表示面に表示を行う電気光学パネルと、光を出射する光出射面を備え、前記電気光学パネルの表示面に対向して配置され、前記光出射面から前記電気光学パネルへ光を供給する導光体とを有する。この電気光学装置において、前記導光体は前記光出射面の反対側の面に複数のプリズムを有し、前記表示ドットの視認方向に沿った列と前記プリズムの稜線との成す角度をθとするとき、
15度≦θ≦70度
であることを特徴とする。
上記の電気光学装置によれば、プリズムの稜線と、電気光学パネルの表示を視認する方向に沿った表示ドットの列とがなす角度を15度≦θ≦70度の範囲とした。これにより、電気光学パネル内に設けられた複数の表示ドットが形成する列から出る光とプリズムから出る光が干渉することを防止できる。その結果、電気光学パネルの表示面における表示に干渉縞が発生することを防止できる。
次に、本発明に係る第2の電気光学装置は、マトリクス状に配置された複数の表示ドットを用いて表示面に表示を行う電気光学パネルと、光を出射する光出射面を備え、前記電気光学パネルの表示面に対向して配置され、前記光出射面から前記電気光学パネルへ光を供給する導光体と、前記電気光学パネルと前記導光体との間に設けられた偏光層と、該偏光層を挟んで前記電気光学パネルの反対側に設けられた光拡散層とを有する。この電気光学装置において、前記導光体は前記光出射面の反対側の面に複数のプリズムを有し、前記表示ドットの視認方向に沿った列と前記プリズムの稜線との成す角度をθとするとき、
70度≦θ≦90度
であることを特徴とする。
上記第1の電気光学装置では、プリズムの稜線と表示ドットの視認方向の列とが成す角度を15度≦θ≦70度の範囲に形成することにより干渉縞の発生を防止している。この第1の電気光学装置において、70度<θ≦90度の範囲内では干渉縞の発生を完全には防止できないかもしれない。これに対し、上記第2の電気光学装置では70度≦θ≦90度の範囲内にプリズムを形成しても干渉縞の発生を防止できる構成にした。具体的には、電気光学パネルの表示面上に偏光層を設け、さらにその偏光層と導光体との間に光拡散層を設けた。
ここで言う偏光層は、ある一方向を向く直線偏光を透過させると共にそれ以外の偏光を吸収、分散等によって透過させないという機能を有する。また、光拡散層は、すなわちアンチグレア層であり、鏡面反射を低減させる機能を有する。この光拡散層は、例えば、偏光層を保護する保護フィルムであるTAC(トリアセチルセルロース:Triacetylcellulose)の表面に、直径3μm程度の球形の粒子を含有した樹脂を塗布することにより偏光層と一体に形成できる。また、光拡散層は、例えば光を通過させることのできる任意の層の表面に凹凸を設けることによって形成できる。
上記構成の第2の電気光学装置によれば、偏光層と導光体との間に光拡散層を設けたので、電気光学パネルの表示に供される光が拡散される。これにより、プリズムの稜線と電気光学パネルの表示を視認する方向に沿った表示ドットの列とがなす角度θが70度≦θ≦90度の範囲であっても、プリズムから出る光と電気光学パネル内に設けられた複数の表示ドットが形成する列から出る光とが干渉することを防止できる。その結果、電気光学パネルの表示面に干渉縞が発生することを防止できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記電気光学パネルは、第1表示面と、該第1表示面の反対側に第2表示面とを有し、前記照明装置は前記第1表示面に対向して配置されることが望ましい。そして、前記第1表示面では反射モードの表示を行い、前記第2表示面では透過モードの表示を行うことが望ましい。ここで、反射モードの表示とは、電気光学パネルの表示面側からの光を変調して反射することによって行われる表示である。一方、透過モードの表示とは、電気光学パネルの表示面の背面からの光を変調することで行われる表示である。
この電気光学パネルにおいて、導光体から電気光学パネル内に入射した光は、電気光学パネル内を透過し、複数の画素のうちの選択された画素によって画素ごとに変調され第2表示面に透過モードの画像を生成することができる。これと共に、導光体から電気光学パネルに入射した光は、電気光学パネル内で反射し、複数の画素ごとに変調され第1表示面に反射モードの画像を生成することができる。こうして、上記電気光学装置は1枚の電気光学パネルの表裏両面の重なる領域で画像を表示すること、いわゆる両面表示を行うことができる。
1枚の電気光学パネルで両面表示を行う上記の電気光学装置において、導光体は、反射モードの表示を行う第1表示面に対してフロントライトとして機能できる。この場合には、導光体に形成されたプリズムから出る光と電気光学パネル内に設けられた複数の表示ドットが形成する列から出る光が干渉して干渉縞が発生するおそれがある。他方、導光体は、透過モードの表示を行う第2表示面に対してバックライトとして機能できる。この場合においても、電気光学パネルと導光体とが平面的に重なることから、第1表示面と同じく、導光体に形成されたプリズムから出る光と電気光学パネル内に設けられた複数の表示ドットが形成する列から出る光が干渉して干渉縞が発生するおそれがある。
しかしながら、上記第1の電気光学装置および第2の電気光学装置は、電気光学パネルに設けられた表示ドットの視認方向の列に対してプリズムの稜線を、それぞれ上記した所定の角度θだけ傾けて形成した。これにより、複数の表示ドットが形成する列から出る光とプリズムから出る光とが干渉することを防止できる。その結果、電気光学パネルの第1表示面および第2表示面における表示に、干渉縞が発生することを防止できる。
次に、本発明に係る第2の電気光学装置において、前記偏光層と前記光拡散層とによって形成される光学要素のヘイズ値αは、
0%≦α≦50%
であることが望ましい。ヘイズ値は、光学的な特性としての光の拡散機能を示す物性値の1つである。光拡散層を備えた光学要素においては、このヘイズ値が大きいほど拡散機能が強くなる。拡散機能を強めれば、電気光学パネルの表示に干渉縞が発生することを防止できるが、拡散機能が強すぎると電気光学パネルの表示にぼけが生じることがある。
導光体と偏光層との間に光拡散層を設けた第2の電気光学装置において、偏光層と光拡散層から成る光学要素のヘイズ値を0%≦α≦50%にすれば、電気光学パネルの表示にぼけが生じることがなくなる。そしてさらに、電気光学パネルの表示に干渉縞が発生することを確実に防止できる。
次に、本発明に係る電子機器は、以上に記載した構成の電気光学装置を有することを特徴とする。本発明に係る電気光学装置は、電気光学パネルに設けられた複数の表示ドットの視認方向の列に対して導光体のプリズムを傾斜させて形成することにより、電気光学パネルの表示に干渉縞が発生することを防止できる。従って、本発明に係る電子機器においてもその表示に干渉縞が発生することを防止できるので、鮮明な表示を行うことができる。
(電気光学装置の第1実施形態)
以下、本発明を電気光学装置の一例である液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、これ以降に説明する実施形態は本発明の一例であって、本発明を限定するものではない。また、これからの説明では必要に応じて図面を参照するが、この図面では、複数の構成要素から成る構造のうち重要な構成要素をわかり易く示すため、各要素を実際とは異なった相対的な寸法で示している。
図1は、本発明に係る電気光学装置の一実施形態である液晶表示装置を分解状態で示している。また、図2は、図1のC−C線に従った液晶表示装置の断面構造を示している。また、図3は、図2における1つの表示ドット近傍を拡大して示している。また、図4は、図3の液晶パネル2を矢印A方向から見た場合であって、その液晶パネル2の表示ドットの構成を平面的に示している。
ここに挙げられた液晶表示装置は、2端子型のスイッチング素子であるTFD(Thin Film Diode)素子を用いたアクティブマトリクス方式であって、半透過反射型の液晶表示装置である。この液晶表示装置に関しては、矢印Aが描かれた側が第1の観察側であり、矢印Bが描かれた側が第2の観察側である。
図1において、本実施形態の液晶表示装置1は、電気光学パネルとしての液晶パネル2と、この液晶パネル2に実装された駆動用IC3と、照明装置4とを有する。照明装置4は、矢印Aが描かれている第1観察側に配置されて第1観察側に関してフロントライトとして機能する。
図2において、照明装置4は、LED(Light Emitting Diode)等といった点状光源や、冷陰極管等といった線状光源等によって構成された光源6と、光源6に対する反射板7と、透光性の樹脂によって形成された導光体8とを有する。導光体8の光入射面8aは図2の紙面垂直方向に延びており、光源6から発生した光はこの光入射面8aを通して導光体8の内部へ導入され、そして光出射面8bから導光体8の外部へ出射される。
反射板7は、例えば、ステンレスやアルミニウムを用いて光源6の周りを囲む形状に形成されている。この反射板7は、光源6から出射した光のうち光源6の後方に漏れた光を導光体8へ向けて反射できる。これにより、光源6から出射した光を導光体8の内部へ効率良く導入できる。また、この反射板7には、光源6で発生した熱を逃がす放熱板としての機能を持たせることもできる。
図1において、液晶パネル2は、素子基板11とカラーフィルタ基板12とを正方形又は長方形で枠状のシール材13で貼り合わせることによって形成されている。素子基板11とカラーフィルタ基板12との間には、図3に示すように、間隙、いわゆるセルギャップGが形成され、そのセルギャップG内に液晶が封入されて液晶層14が形成されている。液晶としては、例えばTN(Twisted Nematic)液晶を用いることができる。また、セルギャップGは球状のスペーサ20によって一定の間隔に維持されている。また、液晶パネル2に関しては、図2において、素子基板11の外側表面が第1表示面21であり、カラーフィルタ基板12の外側表面が第2表示面22である。
素子基板11は第1の透光性の基板11aを有する。この第1透光性基板11aは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成されており、その1辺がカラーフィルタ基板12の外側へ張り出して張出し部17を形成している。上記の駆動用IC3はACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)5を用いてこの張出し部17上に実装される。
第1透光性基板11aの外側表面には、第1偏光層16aが貼着等によって装着される。他方、第1透光性基板11aの内側表面には、図3に示すように、ライン配線18が形成される。このライン配線18は図3の左右方向に延びている。そして、スイッチング素子として機能する非線形抵抗素子である複数のTFD素子19が、そのライン配線18に接続して形成される。そしてさらに、それらのTFD素子19に接続されて複数の島状の画素電極28aが形成される。画素電極28aは、例えばITO等といった金属酸化物によって形成される。
画素電極28aの上には配向膜29aが形成される。この配向膜29aは、例えばポリイミド等によって形成される。配向膜29aには配向処理、例えばラビング処理が施され、これにより、素子基板11の近傍における液晶分子の初期配向が決められる。
図2において、素子基板11に対向するカラーフィルタ基板12は、矢印Aで示す第1観察側から見て長方形又は正方形の第2の透光性の基板12aを有する。この第2透光性基板12aは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成される。また、この第2透光性基板12aの外側表面には、第2偏光層16bが、貼着等によって装着される。
図3において、第2透光性基板12aの内側表面には、樹脂層23が形成され、その上に反射層24が形成され、その上に複数の着色要素25およびそれらを取り囲む遮光部材26が形成され、その上にオーバーコート層27が形成され、その上に紙面垂直方向へ直線的に延びる複数の帯状電極28bが形成され、さらにその上に配向膜29bが形成される。配向膜29bには配向処理、例えばラビング処理が施され、これにより、カラーフィルタ基板12の近傍における液晶分子の初期配向が決められる。
上記の樹脂層23の表面には凹凸形状が形成されている。このため、その樹脂層23上に積層された反射層24は同じ凹凸形状を有する。この凹凸形状により、反射層24で反射する光は拡散する。この反射層24は、例えば、Al(アルミニウム)、Al合金等によって形成される。なお、樹脂層23の表面に形成する凹凸形状を滑らかにしたい場合には、樹脂層23を第1層及び第2層の2層構造によって形成し、第1層の表面に粗い凹凸形状を形成し、そしてその上に第2層を積層して凹凸形状を滑らかにするという方法を用いることもできる。
着色要素25は、例えば、1つ1つが図3の矢印A方向から見て長方形のドット状に形成され、1つの着色要素25は、B(青)、G(緑)、R(赤)の3原色のいずれか1つの光を通す材料によって形成されている。これら各色の着色要素25は、図4に示すように、平面的に見てストライプ配列に並べられている。これらの着色要素25は、ストライプ配列以外に、デルタ配列、モザイク配列、その他適宜の配列で並べることもできる。なお、着色要素25は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3原色によって形成することもできる。
図3の遮光部材26は、例えばCr(クロム)等といった遮光性の材料によって、複数の着色要素25の間を埋める状態に形成される。この遮光部材26は、ブラックマスクとして機能して着色要素25を透過した光によって表示される像のコントラストを向上させる。なお、遮光部材26は、Cr等といった特定の材料によって形成されることに限られず、例えば、着色要素25を構成するB,G,Rの各着色要素を重ねること、すなわち積層することによっても形成することができる。
オーバーコート層27は、例えば、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等といった感光性の樹脂によって形成される。図3の紙面垂直方向に帯状に延びる複数の電極28bは、例えばITO等といった金属酸化物によって形成される。また、その上に形成された配向膜29bは、例えばポリイミド等によって形成される。
素子基板11に設けられる複数の直線状のライン配線18は、図4に示すように、全体としてストライプ状に設けられている。また、複数のTFD素子19は個々のライン配線18に適宜の間隔をおいて接続され、それらのTFD素子19に画素電極28aが接続されている。
図3において素子基板11に対向するカラーフィルタ基板12に設けられる複数の帯状電極28bは、図4に示すように、全体としてストライプ状に形成されている。これらの帯状電極28bは、図2のようにカラーフィルタ基板12と素子基板11とをシール材13によって貼り合わせたとき、ライン配線18に対して直角の方向に延び、さらに、横列を成す複数の画素電極28aに平面的に重なり合う。このように、帯状電極28bと画素電極28aとが重なり合う領域が、表示の最小単位である表示ドットを構成する。この表示ドットは図2、図3および図4において符号Dで示す領域である。複数の表示ドットDが縦方向及び横方向に複数個、マトリクス状に並べられて表示領域を形成し、この表示領域に文字、数字、図形等といった像が表示される。
図4において、矢印Eで示す方向、すなわち複数の表示ドットDが縦に並んだ方向が視認方向である。液晶表示装置1の表示を観察する観察者は、矢印Eが描かれている側から表示面の表示を観察する。
図3において、反射層24には個々の表示ドットDに対応して開口38が設けられる。これらの開口38は、図4に示すように、平面的に見て長方形状に形成されている。図3において、個々の表示ドットDの中で反射層24が設けられた部分Rが反射部であり、開口38が形成された部分Tが透過部である。矢印Aで示す第1観察側から入射した光、すなわち図2の照明装置4の導光体8から出射した光のうち符号Loで示すものは、反射部Rで反射する。同じく、図2の照明装置4の導光体8から出射した光のうち符号Lsで示すものは、透過部Tを透過する。
また、本実施形態のように、B,G,Rの3色から成る着色要素25を用いてカラー表示を行う場合は、B,G,Rの3色に対応する3つの着色要素25に対応する3つの表示ドットDによって1つの画素が形成される。他方、白黒又は任意の1色でモノカラー表示を行う場合は、1つの表示ドットDによって1つの画素が形成される。
図2において、素子基板11を構成する第1透光性基板11aの張出し部17上に実装される駆動用IC3は、走査信号を出力する駆動用IC3と、データ信号を出力する駆動用IC3とによって構成されている。第1透光性基板11aの第1辺11cすなわち入力側の辺には外部接続用端子39が形成され、これらの端子39は駆動用IC3の入力用端子につながる。
外部接続用端子39には、図示しない配線基板、例えば可撓性配線基板が、ハンダ付け、ACF、ヒートシール等といった導電接続手法によって接続される。この配線基板を介して、電子機器、例えば携帯電話機、携帯情報端末機から液晶表示装置1へ信号、電力等が供給される。
図1に戻って、照明装置4を挟んで液晶パネル2の第1表示面21の反対側には第1遮光枠31が配置される。この第1遮光枠31には矩形の開口31aが設けられ、この開口31aによって図2の第1表示領域V1が規定される。この第1表示領域V1の範囲内において、第1表示面21の表示を視認できる。他方、図1の液晶パネル2の第2表示面22側には第2遮光枠32が配置される。この第2遮光材32には、開口31aと比較して面積が小さい矩形の開口32aが設けられる。この開口32aによって図2の第2表示領域V2が規定される。この第2表示領域V2の範囲内において、第2表示面22の表示が視認できる。
以上のように構成された液晶表示装置1によれば、矢印Aが描かれている側の第1表示面21で表示を行う場合は、照明装置4からの光を用いて反射型の表示が行われる。一方、液晶表示装置1の矢印Bが描かれている側の第2表示面22で表示を行う場合は、照明装置4をバックライトとして用いて透過型の表示が行われる。
第1表示面21において反射モードの表示を行う場合には、照明装置4の光源6が点灯し、光源6からの光が、導光体8の光入射面8aから導光体8へ導入され、さらに、光出射面8bから面状の光として出射される。この出射光は、図3の符号Loで示すように、液晶層14を通過してカラーフィルタ基板12内へ入った後、反射部Rにおいて反射層24で反射して再び液晶層14へ供給される。
このようにして液晶層14へ光が供給される間、素子基板11側の画素電極28aとカラーフィルタ基板12側の帯状電極28bとの間には、走査信号およびデータ信号によって特定される所定の電圧が印加され、これにより、液晶層14内の液晶分子の配向がTN構造と垂直配向との間で表示用ドット領域Dごとに制御される。この結果、液晶層14に供給された光が表示用ドット領域Dごとに変調される。この変調された光が、素子基板11側の偏光層16a(図2参照)を通過するとき、その偏光層16aの偏光特性に従って表示用ドット領域Dごとに通過を許容または通過を阻止される。これにより、素子基板11の表面に文字、数字、図形等といった像が表示され、これが、矢印A方向から視認される。
他方、第2表示面22において透過モードの表示を行う場合、照明装置4からの出射光は、図3の符号Lsで示すように、素子基板11側から入射して液晶層14に供給される。このようにして液晶層14へ供給された光は、上記の反射モードの表示と同じく表示用ドット領域Dごとに変調される。この変調された光が、カラーフィルタ基板12側の偏光層16b(図2参照)を通過するとき、その偏光層16bの偏光特性に従って表示用ドット領域Dごとに通過を許容または通過を阻止され、これにより、カラーフィルタ基板12の表面に文字、数字、図形等といった像が表示され、これが、矢印B方向から視認される。
以下、本実施形態における液晶表示装置に用いられる導光体について詳しく説明する。図2に示すように、導光体8の光出射面8bの反対面には複数のプリズム9が形成される。これらのプリズム9は、例えばその断面が鋸歯形状に形成される。図5は、図2の液晶表示装置1を矢印A方向から平面的に示している。プリズム9は、図5に示すように、導光体8の光入射面8aに対して傾斜したパターンに形成されている。
これらのプリズム9が傾斜する角度は、図2の第1表示面21の視認方向である矢印E方向に沿って表示ドットDが並ぶ列とプリズム9の稜線9aとが成す角度θによって規定される。本実施形態において、角度θは、表示ドットDが並ぶ列に平行なときを0度とし、光入射面8aに平行なときを90度とする。このようなプリズム9のパターンは、導光体8を成形する際に同時に形成できる。
ところで、上記のようなプリズム9を有した導光体8をフロントライトとして液晶表示装置1に用いた場合には、液晶パネル2内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光と、プリズム9から出る光とが干渉する場合がある。この場合には、液晶パネル2の表示面21,22に表示される像に干渉縞が発生するおそれがあった。
このことに関し、本実施形態では、図5に示すように、表示の視認方向である矢印E方向に沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとのなす角度θを15度≦θ≦70度の範囲とした。これは、図5においてθ1で示す角度範囲である。これにより、液晶パネル2内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光とプリズム9から出る光が干渉することを防止できる。その結果、液晶パネル2の第1表示面21および第2表示面22における表示に干渉縞が発生することを防止できる。
なお、本実施形態では、図2に示すように、1つの半透過反射型の液晶パネル2を用いて、両面表示を行う構造を有している。導光体8は、反射モードの表示を行う第1表示面21に対してフロントライトとして機能できる。この場合には、導光体に形成されたプリズム9から出る光と液晶パネル2内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光が干渉して干渉縞が発生するおそれがある。他方、導光体8は、透過モードの表示を行う第2表示面22に対してバックライトとして機能できる。この場合においても、液晶パネル2と導光体8とが平面的に重なることから、第1表示面21と同じく、導光体8に形成されたプリズム9から出る光と液晶パネル2内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光が干渉して干渉縞が発生するおそれがある。
上記の場合においても、図5に示すように、表示ドットDの視認方向である矢印Eに沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとの成す角度θを15度≦θ≦70度の範囲としたので、複数の表示ドットDが形成する列から出る光とプリズム9から出る光とが干渉することを防止できる。その結果、液晶パネル2の第1表示面21および第2表示面22の両面で行われる表示に干渉縞が発生することを防止できる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、プリズム9が傾斜する方向が、表示の視認方向である矢印E方向から見て右肩上がりである場合を例示した。しかしながら、プリズム9が傾斜する方向は、矢印E方向からみて左肩上がりであっても良い。すなわち、液晶パネル2の表示を視認する方向である矢印Eに沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとがなす角度θが、図5のθ1’(但し、105度≦θ1’≦160度)の範囲であっても良い。この場合においても、液晶パネル2内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光とプリズム9から出る光が干渉することを防止できる。その結果、液晶パネル2の第1表示面21および第2表示面22における表示に干渉縞が発生することを防止できる。
(電気光学装置の第2実施形態)
図6は、本発明に係る電気光学装置の他の実施形態である液晶表示装置51を示している。ここに示す液晶表示装置51が図2に示した先の実施形態と異なる点は、図6の液晶パネル52において、第1表示面21側の第1偏光層16aと照明装置4との間に光拡散層としてのアンチグレア層41aを設け、第2表示面22側の第2偏光層16bの外側表面、すなわち照明装置4と反対側の面に光拡散層としてのアンチグレア層41bを設けたことである。また、本実施形態では、アンチグレア層41a,41bを設けたことに関連して、導光体8の表面に設けるプリズム9の配列に後述のような改変を加えている。なお、図6に示す実施形態において、図2に示した実施形態の場合と同じ要素は同じ符号を付して示すことにして、詳しい説明は省略することにする。
図7は、図6の第1偏光層16aおよび第2偏光層16bの断面構造を示している。本実施形態において、第1偏光層16aおよび第2偏光層16bは、図7に示すように、光を偏光する偏光子43と、その偏光子43の両面にそれぞれ設けられる保護フィルム42aおよび42bとを有する。これらの保護フィルム42a,42bは、例えば、TAC(トリアセチルセルロース:Triacetylcellulose)によって形成できる。
基板11a,12aに近く配置される側の保護フィルム42bの外側表面には粘着層44が設けられる。この粘着層44が図の液晶パネル52の表面に貼り付けられる。また、他方の保護フィルム42aの外側表面には、光拡散層としてのアンチグレア層41a,41bが設けられる。このアンチグレア層41a,41bは、例えば、保護フィルム42aの表面に、直径3μm程度の球形の粒子45を複数含有した樹脂を塗布することにより形成できる。
以上ように形成された第1偏光層16aおよび第2偏光層16bは、ある一方向を向く直線偏光を透過させると共にそれ以外の偏光を吸収、分散等によって透過させないという機能を有する。そして、第1偏光層16aおよび第2偏光層16bの表面に設けられるアンチグレア層41a,41bは、複数の粒子45を含有することにより表面に微細な凹凸形状が形成される。この凹凸形状により、アンチグレア層41a,41bを通過した光は適宜に拡散される。なお、アンチグレア層41a,41bは、例えば光を通過させることのできる任意の層の表面に凹凸を設けることによって形成することもできる。
上記構成の液晶表示装置51によれば、図6の第1偏光層16aを挟んで液晶パネル52の反対側にアンチグレア層41aを設けた。また同じく第2偏光層16bを挟んで液晶パネル2の反対側にアンチグレア層41bを設けた。そしてさらに、図5に示すように、表示の視認方向である矢印E方向に沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとの成す角度θを70度≦θ≦90度の範囲とした。これは、図5においてθ2で示す角度範囲である。これにより、液晶パネル52内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光とプリズム9から出る光が干渉することを防止できる。その結果、図2の液晶パネル52の第1表示面21および第2表示面22における表示に干渉縞が発生することを防止できる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、プリズム9が傾斜する方向が、表示の視認方向である矢印E方向から見て右肩上がりである場合を例示した。しかしながら、プリズム9が傾斜する方向は、矢印E方向からみて左肩上がりであっても良い。すなわち、液晶パネル52の表示を視認する方向である矢印Eに沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとのなす角度θが、図5のθ2’(但し、90度≦θ2’≦105度)の範囲であっても良い。この場合においても、液晶パネル52内に設けられた複数の表示ドットDが形成する列から出る光とプリズム9から出る光が干渉することを防止できる。その結果、液晶パネル52の第1表示面21および第2表示面22における表示に干渉縞が発生することを防止できる。
また、図7において、第1偏光層16aとアンチグレア層41aから成る光学要素および第2偏光層16bとアンチグレア層41bから成る光学要素は、そのヘイズ値αを0%≦α≦50%とした。このヘイズ値αは、光学的な特性としての光の拡散機能を示す物性値の1つである。上記の光学要素においては、このヘイズ値αが大きいほど拡散機能が強くなる。拡散機能を強めれば、液晶パネル2の表示に干渉縞が発生することを防止できるが、拡散機能が強すぎると液晶パネル2の表示にぼけが生じることがある。第1偏光層16aとアンチグレア層41aから成る光学要素および第2偏光層16bとアンチグレア層41bから成る光学要素のヘイズ値を0%≦α≦50%にすれば、液晶パネル2の表示にぼけが生じることがなくなる。そしてさらに、液晶パネル2の表示に干渉縞が発生することを確実に防止できる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
上記実施形態では、スイッチング素子として2端子型素子であるTFD(Thin Film Diode)素子を用いたが、その他の2端子型素子を用いることもできる。また、スイッチング素子は3端子型素子を用いることができる。この3端子型素子としては、例えば、アモルファスシリコンTFT、低温ポリシリコンTFT、高温ポリシリコンTFTを用いることができる。
(電子機器の実施形態)
以下、本発明に係る電子機器を実施形態を挙げて説明する。なお、この実施形態は本発明の一例を示すものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図8は、本発明に係る電子機器の一実施形態をブロック図で示している。また、図9は、図8のブロック図で示す電子機器の一例である折り畳み式携帯電話機を示している。ここに示す電子機器は、液晶表示装置61と、これを制御する制御回路60とを有する。制御回路60は、表示情報出力源68、表示情報処理回路65、電源回路66及びタイミングジェネレータ67によって構成される。そして、液晶表示装置61は液晶パネル62及び駆動回路63を有する。
表示情報出力源68は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等といったメモリや、各種ディスク等といったストレージユニットや、ディジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備え、タイミングジェネレータ67により生成される各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等といった表示情報を表示情報処理回路65に供給する。
次に、表示情報処理回路65は、増幅・反転回路や、ローテーション回路や、ガンマ補正回路や、クランプ回路等といった周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路63へ供給する。ここで、駆動回路63は、走査線駆動回路やデータ線駆動回路と共に、検査回路等を総称したものである。また、電源回路66は、上記の各構成要素に所定の電源電圧を供給する。
図8のブロック図に示した電子機器は、例えば、図9(a)および(b)に示した折り畳み式の携帯電話機80として構成される。この携帯電話機80では、液晶パネル62を備えた表示体83がヒンジ部85を介して操作本体84に開閉可能に連結されている。また、液晶パネル62は、表示体83を開いたときに表示を行うメイン表示部86を、表示体83の内側に備える一方、表示体83を操作本体84に折り重ねたときに表示を行うサブ表示部87を、表示体83の外側に備えている。つまり、液晶パネル62は、それ1つによってメイン表示部86とサブ表示部87との両面の表示を行う。
ここで、メイン表示部86およびサブ表示部87のいずれで表示を行うかは、携帯電話機80の折り畳み操作で切替えられる。このため、図8に示すように、この電子機器には、携帯電話機80の折り畳み操作を検出する開閉検出回路72が含まれる。この開閉検出回路72はその検出結果を液晶表示装置61に出力するようになっている。
また、図8の照明装置64は、この照明装置64から出射される光の光量を調整する調光装置71を備えている。この調光装置71は、例えば、調光コントローラIC等を用いて構成できる。図9に示す携帯電話機80において、図8の調光装置71を設ければ、携帯電話機80の開閉動作に連動して図8の照明装置64から出射する光の光量を調整することができる。
また、表示情報処理回路65は、液晶パネル62に表示する画像を反転するための鏡像反転回路73を備えている。図9に示す携帯電話機80において、図8の鏡像反転回路73を設ければ、メイン表示部86に表示される像とサブ表示部87に表示される像とが鏡像反転の関係になることを防止できる。
図8の液晶表示装置61は、例えば、図1に示した液晶表示装置1を用いて構成できる。液晶表示装置1においては、図5に示すように、液晶パネル2に設けられた複数の表示ドットD(図5参照)の視認方向Eの列に対して導光体8のプリズム9を傾斜させて形成することにより、液晶パネル2によって行われる表示に干渉縞が発生することを防止できる。従って、この液晶表示装置1を用いた図9の携帯電話機80においても、その表示に干渉縞が発生することを防止できるので、鮮明な表示を行うことができる。
(変形例)
なお、電子機器としては、以上に説明した携帯電話機等の他にも、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末器等が挙げられる。
次に、本発明者は、図2に示す本発明の液晶表示装置1に関して、図5に示す表示の視認方向である矢印E方向に沿った表示ドットDの列とプリズム9の稜線9aとのなす角度θが、(a)15度以下、(b)15度〜20度、(c)20度〜70度、(d)70度〜90度である4種類の導光体8を用意した。また、本発明者は、図6に示す本発明の液晶表示装置51に関して、図5に示す角度θが(e)70度〜90度である導光体8を用意した。
上記(a)〜(e)の5種類の導光体を用いた液晶表示装置を作動させて表示を行い、各表示を目視によって観察し、それぞれの表示における干渉縞の有無に関する評価を行った。この評価の結果、表1に示す結果が得られた。表1中の記号については、「◎」は干渉縞が全く無い場合であり、「○」は干渉縞がほとんど無く実用的に問題のない場合であり、「×」は干渉縞が有り実用的に使用不可能な場合である。
Figure 2006139019
表1の結果から明らかな通り、プリズムの傾斜角度θが20度〜70度の範囲である場合、干渉縞が全く発生せず良好な表示が得られることが分かった。角度θをこれより小さくすると干渉縞が発生するが、角度θが15度〜20度の範囲であれば実用的に問題のない表示が得られた。さらに角度θが15度以下では、干渉縞によって実用的な表示が得られなかった。また、干渉縞は、角度θが70度〜90度の場合においても発生した。しかしながら、角度θが70度〜90度の場合、アンチグレア層を設けることにより実用上、支障の無い表示を得ることができた。
本発明に係る電気光学装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1のC−C線に従った電気光学装置の断面図である。 図2に示す電気光学装置の要部を示す断面図である。 図3の矢印Aに従って液晶表示装置の画素構成を示す平面図である。 図2の矢印Aに従ってプリズムと表示ドットの関係を示す平面図である。 本発明に係る電気光学装置の他の実施形態を示す断面図である。 図6に示す偏光層の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態を示すブロック図である。 図8に示す電子機器の外観を示す図であって、(a)電子機器が閉じた状態、(b)は電子機器が開いた状態を示している。
符号の説明
1,51.液晶表示装置(電気光学装置)、
2,52.液晶パネル(電気光学パネル)、 3.駆動用IC、 4.照明装置、
5.ACF、 6.光源、 7.反射板、 8.導光体、 8a.光入射面、
8b.光出射面、 9.プリズム、 11.素子基板、 11a.第1透光性基板、
12.カラーフィルタ基板、 12a.第2透光性基板、 14.液晶層、
16a,16b.偏光層、 17.張出し部、 18.ライン配線、
19.TFD素子、 23.樹脂層、 24.反射層、 25.着色要素、
26.遮光部材、 27.オーバーコート層、 28a.画素電極、
28b.帯状電極、 31.第1遮光枠、 32.第2遮光枠、 38.開口、
39.外部接続用端子、 41a,41b.アンチグレア層(光拡散層)、
42a,42b.保護フィルム、 43.偏光子、 44.粘着層、45.粒子、
60.制御回路、 61.液晶表示装置、 62.液晶パネル、 63.駆動回路、
80.携帯電話機(電子機器)、 83.表示体、 84、操作本体、
85.ヒンジ部、 86.メイン表示部、 87.サブ表示部、 L0.外部光、
Ls.透過光、 R.反射部、 T.透過部

Claims (6)

  1. マトリクス状に配置された複数の表示ドットを用いて表示面に表示を行う電気光学パネルと、
    光を出射する光出射面を備え、前記電気光学パネルの表示面に対向して配置され、前記光出射面から前記電気光学パネルへ光を供給する導光体と
    を有し、
    前記導光体は前記光出射面の反対側の面に複数のプリズムを有し、
    前記表示ドットの視認方向に沿った列と前記プリズムの稜線との成す角度をθとするとき、
    15度≦θ≦70度
    であることを特徴とする電気光学装置。
  2. マトリクス状に配置された複数の表示ドットを用いて表示面に表示を行う電気光学パネルと、
    光を出射する光出射面を備え、前記電気光学パネルの表示面に対向して配置され、前記光出射面から前記電気光学パネルへ光を供給する導光体と、
    前記電気光学パネルと前記導光体との間に設けられた偏光層と、
    該偏光層を挟んで前記電気光学パネルの反対側に設けられた光拡散層と
    を有し、
    前記導光体は前記光出射面の反対側の面に複数のプリズムを有し、
    前記表示ドットの視認方向に沿った列と前記プリズムの稜線との成す角度をθとするとき、
    70度≦θ≦90度
    であることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の電気光学装置において、前記電気光学パネルは、第1表示面と、該第1表示面の反対側に第2表示面とを有し、前記照明装置は前記第1表示面に対向して配置されることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項3記載の電気光学装置において、前記第1表示面では反射モードの表示を行い、前記第2表示面では透過モードの表示を行うことを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記偏光層と前記光拡散層とによって形成される光学要素のヘイズ値αは、
    0%≦α≦50%
    であることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。

JP2004327958A 2004-11-11 2004-11-11 電気光学装置および電子機器 Withdrawn JP2006139019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004327958A JP2006139019A (ja) 2004-11-11 2004-11-11 電気光学装置および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004327958A JP2006139019A (ja) 2004-11-11 2004-11-11 電気光学装置および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006139019A true JP2006139019A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36619900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004327958A Withdrawn JP2006139019A (ja) 2004-11-11 2004-11-11 電気光学装置および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006139019A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108303764A (zh) * 2017-01-13 2018-07-20 三星显示有限公司 显示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108303764A (zh) * 2017-01-13 2018-07-20 三星显示有限公司 显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7391484B2 (en) Electro-optical method of manufacturing spacer light-shielding film simultaneously with switching unit element using same materials and process
JP4111180B2 (ja) 液晶表示装置、及び電子機器
JP3719436B2 (ja) 電気光学装置、および電子機器
KR100679773B1 (ko) 액정 장치, 전자 기기, 및 액정 장치의 제조 방법
KR100659904B1 (ko) 액정 장치, 전자기기 및 액정 장치의 제조 방법
JP4923921B2 (ja) 液晶装置及び電子機器
US7480016B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus with reflective polarizer
US20090153787A1 (en) Electro-optical device, method of manufacturing the same, and electronic apparatus
JP3534097B2 (ja) 液晶装置及び該液晶装置を備えた電子機器
US7446832B2 (en) Electro-optical device with light shield made of small to larger width colored layers between adjacent dot regions on colored filter substrate
JP4165165B2 (ja) 液晶表示パネルおよび電子機器
JP2003255345A (ja) 電気光学装置、および電子機器
JP4600036B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2006267782A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2006140078A (ja) 照明装置、電気光学装置及び電子機器
JP2006139019A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2006162922A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2007086410A (ja) 液晶表示装置及び電子機器
JP2005019417A (ja) 照明装置、液晶装置及び電子機器
JP4114451B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP3885829B2 (ja) 液晶表示装置ならびに電子機器
JP4645327B2 (ja) 液晶表示装置及び電子機器
JP2007114337A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2003255346A (ja) 電気光学装置、および電子機器
JP2006030829A (ja) 電気光学装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205