JP2006139016A - Af制御方法及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を抑え、AF性能を向上させることができるAF制御方法及び撮像装置を提供する。
【解決手段】R、G、B三色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列された撮像素子134からの出力に基づいてAF制御を行うデジタルカメラ10において、補助光を発光させてAF制御を行う際、最初に緑色(G)の補助光を発光させてAF制御を行い、AFエラーの場合、赤色(R)の補助光を発光させてAF制御を行い、AFエラーの場合、青色(B)の補助光を発光させてAF制御を行う。G、R、Bの補助光を単独で発光させてAFエラーの場合、G、R、Bの補助光を同時に発光させてAF制御を行う。
【選択図】 図6
【解決手段】R、G、B三色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列された撮像素子134からの出力に基づいてAF制御を行うデジタルカメラ10において、補助光を発光させてAF制御を行う際、最初に緑色(G)の補助光を発光させてAF制御を行い、AFエラーの場合、赤色(R)の補助光を発光させてAF制御を行い、AFエラーの場合、青色(B)の補助光を発光させてAF制御を行う。G、R、Bの補助光を単独で発光させてAFエラーの場合、G、R、Bの補助光を同時に発光させてAF制御を行う。
【選択図】 図6
Description
本発明はAF制御方法及び撮像装置に係り、特にAF(オートフォーカス)制御時に被写体に向けて補助光を照射するAF制御方法及び撮像装置に関する。
AF機能を備えたカメラには、暗い被写体を撮影する際、被写体に補助光を照射してAF動作を行うものがある。このようなカメラでは、一般に電球やストロボ、LED(発光ダイオード)等を光源として、白色又は単色の補助光を被写体に照射してAF動作を行っている(特許文献1〜6参照)。
特開平10−186459号公報
特開平6−313839号公報
特開2003−287674号公報
特開2003−5023号公報
特開2002−139664号公報
特開2001−27724号公報
ところで、コンパクトタイプのデジタルカメラの場合、通常、AF制御は撮像素子から出力される画像信号に基づいて行われる。この撮像素子にはカラーフィルタが付されているため、撮像素子の出力に基づいてAF制御を行うと、同じ輝度の補助光を発光させても、補助光の光源の色温度の違いにより、撮影シーンや被写体ごとにAF性能が異なるという欠点がある。
また、補助光の発光には大きな電力が必要となるため、電源に負荷がかかるという問題がある。このため、補助光を発光させた途端にシステムがダウンし、撮影できなくなるという問題があった。また、デジタルカメラの場合、小型化などにより、十分な電池容量を確保できないことがあり、このような場合には補助光を搭載することができないといった問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、消費電力を抑え、AF性能を向上させることができるAF制御方法及び撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法を提供する。
本発明は、カラーフィルタと同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で被写体に個別に照射して焦点が合わせられない場合に、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射して前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載のAF制御方法を提供する。
本発明は、カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で被写体に個別に照射して焦点が合わせられない場合に、カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射して撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のAF制御方法を提供する。
本発明は、請求項1又は2に係るAF制御方法において、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、AF制御の安定化を図りつつ、AFの高速化を図ることができる。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出して、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のAF制御方法を提供する。
本発明は、請求項1又は2に係るAF制御方法において、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、AF制御の安定化を図りつつ、AFの高速化を図ることができる。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を被写体に向けて個別に照射可能な補助光照射手段と、前記AF制御時に前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光が所定の順序で個別に照射されるように前記補助光照射手段を制御する補助光照射制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明は、カラーフィルタと同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記補助光照射制御手段は、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して焦点が合わせられない場合に、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で被写体に個別に照射して焦点が合わせられない場合に、カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射して撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、請求項5又は6に係る撮像装置において、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいてAF制御を行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、請求項5又は6に係る撮像装置において、被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、撮影シーンや被写体が変わっても常に安定したAF制御を行うことができる。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、補助光を被写体に照射するとともに、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法を提供する。
本発明は、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、AFの高速化を図ることができる。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、補助光を被写体に照射するとともに、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法を提供する。
本発明は、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいてAF制御を行う。これにより、AFの高速化を図ることができる。
請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、前記AF制御時に補助光を被写体に照射する補助光照射手段と、前記AF制御時に前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明は、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行う。これにより、AFの高速化を図ることができる。
請求項12に係る発明は、前記目的を達成するために、複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、前記AF制御時に補助光を被写体に照射する補助光照射手段と、前記AF制御時に前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明は、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号をカラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいてAF制御を行う。これにより、AFの高速化を図ることができる。
請求項13に係る発明は、前記目的を達成するために、前記補助光照射手段に供給する電力を制御する電力制御手段を有し、該電力制御手段は、前記補助光照射手段をAF制御時以外に発光させる際、前記補助光照射手段に供給する電力をAF制御時よりも小さくすることを特徴とする請求項5、6、7、8、11及び12に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、補助光照射手段をAF制御時以外に発光させる際、補助光照射手段に供給する電力をAF制御時よりも小さくする。これにより、電力消費を抑制することができ、省電荷を図ることができる。
請求項14に係る発明は、前記目的を達成するために、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段と、前記バッテリ残量検出手段で検出されたバッテリの残量が、あらかじめ設定された残量以下になると、警告を発する警告手段と、を有し、前記バッテリ残量検出手段は、前記補助光照射手段から補助光を照射する際、前記バッテリの残量の検出を停止することを特徴とする請求項5、6、7、8、11、12及び13に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、バッテリの残量が少なくなると、警告を発する撮像装置において、補助光を照射する際はバッテリ残量の検出機能が停止される。すなわち、補助光の発光には、大電流を要するため、一時的にバッテリの電圧が規定値以下に低下することがあるが、一時的なものであるため、この場合は警告機能を停止する。
請求項15に係る発明は、前記目的を達成するために、バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段を有し、前記補助光照射制御手段は、前記バッテリ残量検出手段で検出されたバッテリの残量が、あらかじめ設定された残量以下になると、前記補助光照射手段による補助光の照射を停止することを特徴とする請求項5、6、7、8、11、12、13及び14に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、バッテリの残量が、あらかじめ設定された残量以下になると、補助光の照射を停止する。すなわち、補助光の発光には、大電流を要するため、バッテリの残量が少ない状態で発光させると、システムがダウンし、撮影不能に陥るおそれがあるので、これを回避するために、補助光の照射機能を停止する。
請求項16に係る発明は、前記目的を達成するために、前記補助光照射手段による補助光の照射の停止を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置を提供する。
本発明は、請求項15に係る撮像装置において、補助光の照射を停止した場合、その旨を通知する通知手段が備えている。撮影者は、この通知により、補助光を照射できないことを認識することができる。
本発明に係るAF制御方法及び撮像装置によれば、消費電力を抑えつつ、AF性能を向上させることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るAF制御方法及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの正面斜視図と背面斜視図である。
同図に示すように、デジタルカメラ10のカメラボディ12は、横方向に細長く形成された矩形の箱状に形成されており、その正面には撮影レンズ14、ストロボ16、ファインダ窓18、補助光照射装置20、ストロボ調光センサ22、C−AFボタン24等が設けられている。また、カメラボディ12の上面には、シャッターボタン26、電源/モードスイッチ28、モードダイヤル30等が設けられており、背面には、ファインダ接眼部32、液晶モニタ34、ズームボタン36、十字ボタン38、MENU/OKボタン40、DISPボタン42、BACKボタン44等が設けられている。また、カメラボディ12の側面には、電源端子48、USB端子50、AV出力端子52が設けられており、図示しないカメラボディ12の底面には、開閉自在なカバーを介してバッテリーを収納するためのバッテリー収納室と、メモリカードを装填するためのメモリカードスロットとが設けられている。
撮影レンズ14は、沈胴式のズームレンズで構成されており、撮影モードの下、デジタルカメラ10の電源をONにすると、カメラボディ12から繰り出され、OFFにすると、沈胴する。
補助光照射装置20は、低照度下において、被写体に補助光を照射する装置であって、撮影レンズ14の上部に配置されている。この補助光照射装置20は、図3に示すように、赤色(R)の補助光を発光する赤色LED素子60Rと、緑色(G)の補助光を発光する緑色LED素子60Gと、青色の補助光を発光する青色LED素子60Bの三色のLED素子を光源として構成されている。この3つのLED素子60R、60G、60Bは、同じ基板62の上に配置されており、同心円上に等間隔に配置されている。
なお、後述するように、この補助光照射装置20の光源は、撮像素子134に付されたカラーフィルタと同じ色の構成になっている。すなわち、本実施の形態のデジタルカメラ10に用いられる撮像素子134には、RGB三色のカラーフィルタ(原色カラーフィルタ)が付されている。
C−AFボタン24は、主としてコンティニュアスAFを指示するボタンとして機能する。撮影モードの下、このC−AFボタン24が押されると、デジタルカメラ10は、連続的にAF制御を実施し、主要被写体にピントを合わせ続ける。
シャッターボタン26は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ10は、このシャッターボタン26を半押しすることにより、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance :自動ホワイトバランス)が機能し、全押しすることにより撮影が行われる。
電源/モードスイッチ28は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFする電源スイッチとしての機能と、デジタルカメラ10のモードを設定するモードスイッチとしての機能を有しており、「OFF位置」、「再生位置」、「撮影位置」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この電源/モードスイッチ28を「再生位置」又は「撮影位置」に合わせることにより、電源がONになり、「OFF位置」に合わせることにより、電源がOFFになる。そして、電源/モードスイッチ28を「再生位置」に合わせることにより、「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより、「撮影モード」に設定される。
モードダイヤル30は、デジタルカメラ10の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ10の撮影モードが、「オート撮影モード」、「動画撮影モード」、「人物撮影モード」、「スポーツ撮影モード」、「風景撮影モード」、「夜景撮影モード」、「プログラム撮影モード」、「絞り優先撮影モード」、「シャッタースピード優先撮影モード」、「マニュアル撮影モード」に設定される。
液晶モニタ34は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイで構成されている。この液晶モニタ34は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための画像表示パネルとして利用されるとともに、各種設定時にユーザインターフェース表示パネルとして利用される。また、撮影時には必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。
ズームボタン36は、望遠側へのズームを指示するズームテレボタン36Tと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタン36Wとで構成され、このズームボタン36が操作されることにより、撮影画角が変化する。
十字ボタン38は、上下左右4方向に押圧操作することができるようにされており、各方向の指示を入力するボタンとして機能する。
MENU/OKボタン40は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するとともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISPボタン42は、背面表示パネルの表示内容の切り替えを指示するボタンとして機能し、BACKボタン44は、入力操作のキャンセル等を指示するボタンとして機能する。
図4はデジタルカメラ10の電気系の構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、CPU110、操作部(C−AFボタン24、シャッターボタン26、電源/モードスイッチ28、モードダイヤル30、ズームボタン36、十字ボタン38、MENU/OKボタン40、DISPボタン42、BACKボタン44等)112、ROM116、EEPROM118、メモリ(SDRAM)120、VRAM122、タイマ124、光学ユニット126、フォーカスモータドライバ128、ズームモータドライバ130、アイリスモータドライバ132、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ処理回路138、A/D変換器140、画像入力コントローラ142、画像信号処理回路144、圧縮・伸張処理回路146、メディアコントローラ148、記憶メディア(メモリカード)150、LCD/ビデオエンコーダ154、AE/AWB検出回路158、AF検出回路160、ストロボ制御回路162、補助光発光制御回路164、電源回路166、バッテリ電圧検出回路168等で構成されている。
CPU110は、デジタルカメラ10の全体の動作を統括制御する制御部として機能するとともに、各種の演算処理を行う演算手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各回路を制御する。
バス114を介して接続されたROM116には、CPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、EEPROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ10の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)120は、CPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM122は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
タイマ124は現在日時を計時し、計時した現在日時をCPU110に出力する。CPU110は、このタイマ124で計時される現在日時の情報に基づいて撮影日時等の日時情報を取得する。
光学ユニット126は、撮影レンズ14と絞り15とで構成されている。
撮影レンズ14は、図示しないフォーカスモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するフォーカスレンズ14Fと、図示しないズームモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するズームレンズ14Zとを備えている。CPU110は、フォーカスモータドライバ128を介してフォーカスモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ14のフォーカスを制御する。また、ズームモータドライバ130を介してズームモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ14のズームを制御する。
絞り15は、ターレット絞りで構成されており、図示しないアイリスモータに駆動されることにより、絞り径が(絞り値)が変化する。CPU110は、アイリスモータドライバ132を介してアイリスモータの駆動を制御することにより、絞り15の絞り値を制御する。
撮像素子134は、図5に示すように、R、G、B三色のカラーフィルタが所定のパターン(ここでは、ベイヤー配列)に従って配列されたインタートランスファー方式のカラーCCD(IT−CCD)で構成されている。光学ユニット126を介して撮像素子134の受光面に入射した光は、各色フィルタを通してフォトダイオード(PD)に入射し、各PDによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。そして、各PDに蓄積された信号電荷は、CPU110の指示に従って各PDの脇に形成された垂直転送路(図示せず)に読み出され、垂直転送路から水平転送路(図示せず)に至り、一行ごとに点順次に撮像素子から読み出される。
この際、本実施の形態のデジタルカメラ10では、各PDに蓄積された信号電荷を読み出すに際して、フレーム読み出しのインターレーススキャン方式にて信号電荷の読み出すものとする。すなわち、各PDに蓄積された信号電荷を一行(1ライン)おきに二回に分けて読み出しを行う。
タイミングジェネレータ(TG)136は、CPU110からの指令に従い、主として撮像素子134を駆動するためのタイミング信号を生成する。撮像素子134は、このタイミングジェネレータ136から加えられるタイミング信号に従って各PDに蓄積された信号電荷を電圧信号(画像信号)として出力する。
アナログ処理回路138は、撮像素子134から順次出力される画像信号を相関二重サンプリング処理するとともに、増幅する。
A/D変換器140は、アナログ処理回路138から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をそれぞれ12ビットのデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ142は、所定容量のラインバッファを内蔵し、A/D変換器140から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、メモリ120に格納する。
画像信号処理回路144は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU110からの指令に従って入力されたデジタル画像信号に所要の信号処理を施して、画像データを生成する。
圧縮・伸張処理回路146は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに圧縮処理を施し、所定フォーマットの圧縮画像データを生成する。また、入力された圧縮画像データに伸張処理を施し、非圧縮のデジタル画像データを生成する。
メディアコントローラ148は、CPU110からの指令に従い、メディアスロットに装填された記憶メディア(メモリカード)150に対してデータの読み出し及び書き込みを制御する。
LCD/ビデオエンコーダ154は、CPU110からの指令に従い、画像データが示す画像を液晶モニタ34に表示するための信号を生成して、液晶モニタ34に出力する。また、画像データが示す画像をテレビに表示するための信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SECAM信号)を生成して、AV出力端子52に出力する。
AE/AWB検出回路158は、CPU110からの指令に従って、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU110は、このAE/AWB検出回路158から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出して、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出し、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタースピードを決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出回路160は、CPU110からの指令に従って、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、画像のコントラストによりAF制御を行うものとし、AF検出回路160は、入力された画像信号から所定の測距エリアにおける画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU110は、このAF検出回路160で算出される焦点評価値が極大となるように、フォーカスモータドライバ128の駆動を制御し、フォーカスレンズ14Fの移動を制御する(焦点評価値が極大となる位置にフォーカスレンズ14Fを移動させる。)。
ストロボ制御回路162は、CPU110からの指令に従ってストロボ16を制御し、ストロボ光の発光を制御する。
補助光発光制御回路164は、CPU110からの指令に従って補助光照射装置20を制御し、補助光の発光を制御する。
電源回路166は、DC/DCコンバータを含み、CPU110の制御の下、バッテリ170等から供給される電力を所要の電圧に変換して、各回路ブロックに供給する。
次に、前記のごとく構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の撮影モード時の動作について説明する。
上記のようにデジタルカメラ10は、カメラのモードを撮影モードに設定することにより、撮影が可能になり、シャッターボタン26の半押しでAE/AF制御が行われ、全押しで画像記録が行われる。
まず、シャッターボタン26が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力される。CPU110は、このS1ON信号に応動して、AE/AFの処理を実行する。
まず、S1ON信号に応動して撮像素子134から出力された画像信号が、アナログ処理回路138、A/D変換器140を介して画像入力コントローラ142に取り込まれ、メモリ120に格納される。メモリ120に格納された画像信号は、AE/AWB検出回路158並びにAF検出回路160に加えられる。
上記のようにAE/AWB検出回路158は、CPU110の制御の下、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAE/AWB検出回路158からの出力に基づき、絞り値とシャッタースピードを決定するとともに、ホワイトバランス補正値を決定する。
また、AF検出回路160は、CPU110の制御の下、入力された画像信号から所定の測距エリアにおける画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAF検出回路160で算出される焦点評価値が極大となるように、フォーカスモータドライバ128の駆動を制御し、フォーカスレンズ14Fの移動を制御する。
ところで、このようなコントラスト方式によるAF制御は、低照度下での撮影では焦点評価値の山(極大値)を検出することができず、AFエラーとなってしまう。
そこで、1回目のAF制御で焦点評価値の山を検出できなかった場合、CPU110は、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、補助光照射装置20から補助光を発光させて、再度AF制御を実行する。
この際、本実施の形態のデジタルカメラ10は、R、G、B三色あるLED素子60R、60G、60Bを順に発光させて、AF制御を行う。すなわち、まず、はじめに緑色(G)の補助光を発光する緑色LED素子60Gを単独で発光させてAF制御を行う。緑色LED素子60Gを単独で発光させて、AFエラーの場合(主要被写体にピントが合わせられない場合)は、次に、赤色(R)の補助光を発光する赤色LED素子60Rを単独で発光させてAF制御を行う。赤色LED素子60Rを単独で発光させてもAFエラーとなる場合は、次に、青色(B)の補助光を発光する青色LED素子60Bを単独で発光させてAF制御を行う。青色LED素子60Bを単独で発光させてもAFエラーとなる場合は、R、G、B全てのLED素子60R、60G、60Bを同時に発光(白色光を発光)させて、AF制御を行う。
このように、撮像素子134に付されているカラーフィルタ(R、G、B)と同じ色の補助光(R、G、B)を個別に被写体に照射してAF制御を行うことにより、撮影シーンや被写体が変化しても、精度よくピント合わせを行うことができる。すなわち、撮像素子134にカラーフィルタが付されていることから、撮影シーンや被写体によって補助光の色を変えることにより、焦点評価値の山を検出することができる場合があり、本実施の形態のデジタルカメラ10のように、発光させる補助光の色を変えることにより、撮影シーンや被写体が変化しても、精度よくピント合わせを行うことができる。
図6は、本実施の形態のデジタルカメラ10におけるAF制御時の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、シャッターボタン26の半押しの有無を判定し(ステップS10)、半押しされたと判定すると、CPU110は、AEの結果から被写体輝度を取得する(ステップS11)。そして、取得した被写体輝度が、あらかじめ設定された規定値以下か判定する(ステップS12)。すなわち、補助光の発光が必要となる暗さか否か判定する。
この判定の結果、被写体輝度が規定値を超えていると判定すると、CPU110は、補助光の発光が不要と判断して、補助光なしでAF制御を実行する(ステップS13)。そして、そのAF制御の結果、合焦位置の検出ができたか否か判定する(ステップS21)。合焦位置の検出ができた場合は、そのまま処理を終了し、できなかった場合は、エラー警告をして(ステップS22)、処理を終了する。
一方、被写体輝度が規定値以下であると判定すると、CPU110は、補助光の発光が必要と判断し、緑色(G)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS14)。すなわち、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、緑色LED素子60Gを発光させて、AF制御を実行する。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS15)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、赤色(R)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS16)。すなわち、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、赤色LED素子60Rを発光させて、AF制御を実行する。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS17)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、青色(B)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS18)。すなわち、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、青色LED素子60Bを発光させて、AF制御を実行する。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS19)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、白色の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS20)。すなわち、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、全LED素子60R、60G、60Bを発光させて、AF制御を実行する。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定する(ステップS21)。合焦位置の検出ができた場合は、そのまま処理を終了し、できなかった場合は、エラー警告をして(ステップS22)、処理を終了する。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、補助光を発光させて、AF制御を行う場合、R、G、B三色あるLED素子60R、60G、60Bを順に発光させて、AF制御を行う。
なお、AFエラーの警告は、たとえば、液晶モニタ34にエラーメッセージを表示することにより行うものとし、この表示を見て、撮影者はピント合わせができなかったことを確認する。また、ファインダーランプを備えている場合には、そのファインダーランプの点滅等により、AFエラーの警告を行うようにしてもよい。
上記のように必要に応じて補助光を発光させてAF制御を行い、主要被写体にピントが合わせられたところで、ユーザはシャッターボタン26を全押しする。シャッターボタン26が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力され、CPU110は、このS2ON信号に応動して画像の記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた絞り値、シャッタースピードで撮像素子134を露光し、記録用の画像信号の取り込みを行う。
撮像素子134から出力された画像信号は、アナログ処理回路138、A/D変換器140を介して画像入力コントローラ142に取り込まれ、メモリ120に格納される。メモリ120に格納された画像信号は、CPU110の制御の下、画像信号処理回路144に加えられ、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Crデータ、Cbデータ)とからなる画像データ(YCデータ)に変換されて、メモリ120に格納される。メモリ120に格納された画像データは、圧縮・伸張処理回路146に加えられ、所定の圧縮フォーマット(たとえば、JPEG)に従って圧縮されたのち、メモリ120に格納される。
CPU110は、メモリ120に格納された圧縮画像データに対して、撮影日時や絞り値、シャッタースピードなどの付属情報を付加した所定フォーマット(たとえば、Exif)の画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルをメディアコントローラ148を介して記憶メディア(メモリカード)150に格納する。
このようにして、記憶メディア150に格納された画像ファイルは、デジタルカメラ10のモードを再生モードに設定することにより、液晶モニタ34に表示させることができる。次に、この再生モード時におけるデジタルカメラ10の動作について説明する。
電源/モードスイッチ28を再生位置に合わせて、カメラのモードを再生モードに設定すると、CPU110は、メディアコントローラ148にコマンドを出力し、記憶メディア150に最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出させる。
読み出された圧縮画像データは、圧縮・伸張処理回路146に加えられ、圧縮・伸張処理回路146で伸張処理が施されたのち、LCD/ビデオエンコーダ154を介して液晶モニタ34に出力される。これにより、記憶メディア150に最後に記録された画像ファイルの画像が液晶モニタ34に再生表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン38の左右のキー操作で行なわれ、右キーが操作されると、次の画像ファイル(再生中の画像ファイルが最終の画像ファイルの場合は先頭の画像ファイル)が記憶メディア150から読み出され、液晶モニタ34に再生表示される。また、十字ボタン38の左キーが操作されると、一つ前の画像ファイル(再生中の画像ファイルが先頭の画像ファイルの場合は最終の画像ファイル)が記憶メディア150から読み出され、液晶モニタ34に再生表示される。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、補助光を発光させてAF制御を行う際、撮像素子134に付されているカラーフィルタ(R、G、B)と同じ色の補助光(R、G、B)を個別に被写体に照射してAF制御を行うので、撮影シーンや被写体が変化しても、精度よくピント合わせを行うことができる。
また、各LED素子60R、60G、60Bを単独で発光させてAF制御を行い、単独で発光させても合焦位置が検出できない場合に限って全てのLED素子60R、60G、60Bを発光させてAF制御しているので、電力消費も抑えることができる。
なお、本実施の形態では、緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の順で補助光を発光させているが、補助光を発光させる順番は、これに限定されるものではないが、輝度を考慮すると、緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の順で補助光を発光させることが好ましい。
また、本実施の形態では、緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の補助光を発光させるに際して、緑色LED素子60Gと、赤色LED素子60Rと、青色LED素子60Bの3つのLED素子を光源に用いているが、光源の種類は、これに限定されるものではない。撮像素子134に付されているカラーフィルターの構成色と同じ色の補助光を発光できる光源であれば、他の光源を用いてもよい。また、単色のLED素子を単独で発光させるのではなく、組み合わせて発光させるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の補助光を発光させるに際して、緑色LED素子60Gと、赤色LED素子60Rと、青色LED素子60Bの3つのLED素子をそれぞれ単独で発光させているが、各色について複数個のLED素子を用意し、これらを同時に発光させて、各色の補助光を発光させてもよい。
また、本実施の形態では、各LED素子60R、60G、60Bを同心円上に等間隔に配置しているが、各LED素子60R、60G、60Bの配置は、これに限定されるものではない。たとえば、同一直線状に並列又は縦列配置してもよい。
また、本実施の形態では、撮像素子134に使用するカラーフィルタに赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の三色のカラーフィルタ(いわゆる原色カラーフィルタ)を用いているが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、緑(G)の四色のカラーフィルタ(いわゆる補色カラーフィルタ)を用いてもよい。また、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、エメラルド(E)の四色のカラーフィルタを用いてもよい。なお、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、緑(G)の四色のカラーフィルタを用いた場合には、補助光照射装置20からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、緑(G)の四色の補助光を発光できるように構成する。また、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、エメラルド(E)の四色のカラーフィルタを用いた場合には、補助光照射装置20からは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、エメラルド(E)の四色の補助光を発光できるように構成する。
また、本実施の形態では、撮像素子にCCDを用いた場合を例に説明したが、本実施の形態のデジタルカメラに用いる撮像素子は、これに限定されるものではなく、たとえば、CMOS等の撮像素子を用いてもよい。
次に、本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態について説明する。
上述した実施の形態のデジタルカメラでは、補助光を発光させてAF制御する際、撮像素子134に付されているカラーフィルタ(R、G、B)と同じ色の補助光(R、G、B)を所定の順序で個別に発光させてAF制御していた。本実施の形態のデジタルカメラでは、この補助光を個別に発光させてAF制御する際、発光させる補助光と同じ色のカラーフィルタが付された画素(PD)のライン(行)の信号電荷のみを読み出し、読み出した画像信号に基づいてAF制御を行う。
なお、デジタルカメラの構成自体は、上述した実施の形態のデジタルカメラと同じなので、ここでは、AF制御時における処理動作についてのみ説明する。
図7は、本実施の形態のデジタルカメラ10におけるAF制御時の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、シャッターボタン26の半押しの有無を判定し(ステップS30)、半押しされたと判定すると、CPU110は、AEの結果から被写体輝度を取得する(ステップS31)。そして、取得した被写体輝度が、あらかじめ設定された規定値以下か判定する(ステップS32)。すなわち、補助光の発光が必要となる暗さか否か判定する。
この判定の結果、被写体輝度が規定値を超えていると判定すると、CPU110は、補助光の発光が不要と判断して、補助光なしでAF制御を実行する(ステップS33)。この際、CPU110は、撮像素子134の全画素の信号電荷を読み出し、読み出した画像信号(全画素の画像信号)に基づいてAF制御を行う。そして、そのAF制御の結果、合焦位置の検出ができたか否か判定する(ステップS41)。合焦位置の検出ができた場合は、そのまま処理を終了し、できなかった場合は、エラー警告をして(ステップS42)、処理を終了する。
一方、被写体輝度が規定値以下であると判定すると、CPU110は、補助光の発光が必要と判断し、緑色(G)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS34)。この際、CPU110は、緑色(G)のカラーフィルタが付された画素(PD)を含む行の信号電荷を読み出して、AF制御を行う。本実施の形態のデジタルカメラ10の撮像素子134は、図5に示すように、各ライン(行)に緑色のカラーフィルタが付された画素が含まれることから、全画素の信号電荷を読み出し、読み出した画像信号(全画素の画像信号)に基づいてAF制御を行う。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS35)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、赤色(R)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS36)。この際、CPU110は、赤色(R)のカラーフィルタが付された画素を含む行の信号電荷を読み出して、AF制御を行う。したがって、本実施の形態のデジタルカメラ10の場合、CPU110は、図5に示すように、RGラインの画素の信号電荷を読み出し、読み出した画像信号(RGラインの画像信号)に基づいてAF制御を行う。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS37)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、青色(B)の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS38)。この際、CPU110は、青色(B)のカラーフィルタが付された画素を含む行の信号電荷を読み出して、AF制御を行う。したがって、本実施の形態のデジタルカメラ10の場合、CPU110は、図5に示すように、BGラインの画素の信号電荷を読み出し、読み出した画像信号(BGラインの画像信号)に基づいてAF制御を行う。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定し(ステップS39)、合焦位置の検出ができたと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
一方、合焦位置の検出ができないと判定した場合、次に、CPU110は、白色の補助光を発光させて、AF制御を実行する(ステップS40)。すなわち、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、全LED素子60R、60G、60Bを発光させて、AF制御を実行する。この際、CPU110は、全画素の信号電荷を読み出し、読み出した画像信号(全画素の画像信号)に基づいてAF制御を行う。そして、このAF制御により、合焦位置の検出ができたか否か判定する(ステップS41)。合焦位置の検出ができた場合は、そのまま処理を終了し、できなかった場合は、エラー警告をして(ステップS42)、処理を終了する。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、補助光を発光させてAF制御を行う際、発光させた補助光の色と同じ色のカラーフィルタが付された画素を含むラインの信号電荷を読み出してAF制御を行う。これにより、撮像素子134からの読み出し時間の短縮化を図ることができ、AF動作を高速化することができる。
なお、本実施の形態では、緑色(G)の補助光を発光させる際、全画素の信号電荷を読み出して、AF制御するようにしているが、RGラインかBGラインのいずれか一方の信号電荷を読み出して、AF制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、撮像素子134にベイヤー配列の原色カラーフィルタを用いたIT−CCDを用いているが、異なるカラーフィルタ配列の撮像素子を用いる場合には、そのカラーフィルタ配列に応じた読み出しを行う。
また、本実施の形態では、緑色(G)の補助光を発光させる場合は、全画素の信号電荷を読み出し、赤色(R)の補助光を発光させる場合は、RGラインの信号電荷を読み出し、青色(B)の補助光を発光させる場合は、BGラインの信号電荷を読み出しているが、RGラインの信号電荷を読み出す場合は、緑色(G)と赤色(R)の補助光を同時に発光させ、BGラインの信号電荷を読み出す場合は、緑色(G)と青色(B)の補助光を同時に発光させて、AF制御を行うようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、撮像素子134に付されたカラーフィルタと同じ赤(R)、緑(G)、青(G)の三色の補助光を個別に発光可能なデジタルカメラ10に本発明を適用した場合を例に説明したが、赤(R)、緑(G)、青(G)のいずれか一色の補助光を発光するデジタルカメラにも本発明は適用することができ、この場合には、発光させる色と同じ色のカラーフィルタが付された画素を含むラインの信号電荷を読み出して、AF制御を行う。
また、CMOS等の各画素(PD)の信号電荷を個別に読み出すことができる撮像素子を用いた場合には、発光させた補助光と同じカラーフィルタの画素の信号電荷を読み出して、AF制御を行う。すなわち、緑色(G)の補助光を発光させた場合は、緑色(G)のカラーフィルタの画素の信号電荷のみを読み出してAF制御し、赤色(R)の補助光を発光させた場合は、赤色(R)のカラーフィルタの画素の信号電荷のみを読み出してAF制御し、青色(B)の補助光を発光させた場合は、青色(B)のカラーフィルタの画素の信号電荷のみを読み出してAF制御する。
次に、本発明が適用されたデジタルカメラの第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態のデジタルカメラ10は、上述した第1及び第2の実施の形態のデジタルカメラ10において、補助光照射装置20がセルフタイマーランプの機能を兼ねており、セルフタイマーランプとして使用する場合、供給電流がAF制御時よりも小さく設定される。
セルフタイマー機能が設定されると、シャッターボタン26の全押し後、10秒後に撮影が行われる。そして、撮影の5秒前から補助光が点滅発光される。この補助光発光時、CPU110は、補助光発光制御回路164にコマンドを出力し、補助光照射装置20の各LED素子60R、60G、60Bを同時に点滅発光させて、補助光を点滅発光させる。また、CPU110は、電源回路166にコマンドを出力し、AF制御時よりも小さく設定された電流値の電流を補助光照射装置20に供給させる。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10では、補助光照射装置20がAF制御以外の用途にも用いられる場合、AF制御時よりも小さい電流を供給して、補助光を発光させる。これにより、電力消費を抑えることができ、バッテリの寿命を延ばすことができる。
なお、本実施の形態では、補助光をセルフタイマーランプに用いた場合を例に説明したが、補助光はこれ以外の用途に用いてもよい。
また、本実施の形態では、セルフタイマーランプとして使用する際、R、G、B三色の補助光を同時に発光させているが、一色又は二色のみを発光させるようにしてもよい。これにより、更に省電力化を図ることができる。
次に、本発明が適用されたデジタルカメラの第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態のデジタルカメラ10は、上述した第1〜第3の実施の形態のデジタルカメラ10にバッテリのプリエンド検出の機能を付加したものである。
バッテリ170のプリエンド検出は、バッテリ170の電圧がプリエンド電圧(デジタルカメラ10の電源オフのトリガとなるエンド電圧よりも数十ミリボルト〜数百ミリボルト程度上回る電圧値に設定された電圧値)に達したことを検出する処理であり、プリエンド電圧を検出すると、CPU110は、図8に示すように、液晶モニタ34に電池残量低下を表わす警告を表示させる(ここでは、電池切れのマークが画面右上隅で点灯するものとする。)。
バッテリ170の電圧は、バッテリ電圧検出回路168で検出され、検出された電圧値はCPU110に出力される。CPU110は、このバッテリ電圧検出回路168で検出されたバッテリ電圧が、あらかじめ設定されたプリエンド電圧に以下になっているか否か判定して、プリエンド検出を行う。そして、プリエンド電圧を検出すると、CPU110は、液晶モニタ34に電池残量低下を表わす警告を表示させる。
ところで、補助光の発光には大電流を要し、バッテリ電圧がプリエンド電圧付近の状態で補助光を発光させると、一時的にバッテリ電圧がプリエンド電圧を下回る場合がある。このため、バッテリ電圧がプリエンド電圧付近の状態で補助光を発光させると、液晶モニタ34に電池残量低下を表わす警告が表示されてしまい、撮影者に誤解を招くおそれがある。
そこで、本実施の形態のデジタルカメラ10では、補助光照射装置20から補助光を発光させる場合は、プリエンド検出の機能を停止する。これにより、撮影者に誤解を招く警告を排除でき、撮影に専念できる環境を提供することができる。
なお、補助光発光時、プリエンド検出の機能は停止するが、エンド電圧の検出は継続して行う。したがって、補助光発光時であってもエンド電圧を検出した場合はエンド処理を実行する。
次に、本発明が適用されたデジタルカメラの第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態のデジタルカメラ10は、第4の実施の形態のデジタルカメラ10と同様に、第1〜第3の実施の形態のデジタルカメラ10にバッテリ170のプリエンド検出の機能を付加したものである。
上記のように、補助光の発光には大電流を要することから、バッテリ電圧がプリエンド電圧付近の状態で補助光を発光させると、システムがダウンするおそれがある。
そこで、本実施の形態のデジタルカメラ10では、プリエンド電圧以下になると、補助光の発光を禁止する。
すなわち、CPU110は、プリエンド電圧を検出すると、被写体輝度が規定値以下であっても、補助光を発光させずにAF制御を実行する。これにより、バッテリを有効利用して、撮影を行うことができるようになる。
なお、補助光の発光を禁止する場合は、補助光を発光させることができない旨を撮影者に通知することが好ましい。この通知方法としては、たとえば、図9に示すように、ランプと×印からなる警告マークを液晶モニタ34の表示画面中央に点灯又は点滅表示させて、補助光を発光させることができない旨を通知する。この他、「補助光は使えません」等のメッセージを液晶モニタに表示させてもよいし、ファインダーランプにより警告するようにしてもよい。
また、この通知はシャッターボタン26の半押しに応じて行うようにし、シャッターボタン26の半押しが解除された後も、数秒(1〜3秒程度)は通知を継続して行うようにすることが好ましい。
なお、上述した一連の実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明が適用される撮像装置は、これに限定されるものではなく、撮像素子の出力に基づいてAF制御を行う撮像装置全般に適用することができ、たとえば、ビデオカメラや撮影機能を備えた携帯電話やPDA等にも同様に適用することができる。
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ストロボ、18…ファインダ窓、20…補助光照射装置、22…ストロボ調光センサ、24…C−AFボタン、26…シャッターボタン、28…電源/モードスイッチ、30…モードダイヤル、32…ファインダ接眼部、34…液晶モニタ、36…ズームボタン、36T…ズームテレボタン、36W…ズームワイドボタン、38…十字ボタン、40…MENU/OKボタン、42…DISPボタン、44…BACKボタン、48…電源端子、50…USB端子、52…AV出力端子、60R…赤色LED素子、60G…緑色LED素子、60B…青色LED素子、62…基板、110…CPU、112…操作部、114…バス、116…ROM、118…EEPROM、120…メモリ(SDRAM)、122…VRAM、124…タイマ、126…光学ユニット、128…フォーカスモータドライバ、130…ズームモータドライバ、132…アイリスモータドライバ、134…撮像素子、136…タイミングジェネレータ(TG)、138…アナログ処理回路、140…A/D変換器、142…画像入力コントローラ、144…画像信号処理回路、146…圧縮・伸張処理回路、148…メディアコントローラ、150…記憶メディア(メモリカード)、154…LCD/ビデオエンコーダ、158…AE/AWB検出回路、160…AF検出回路、162…ストロボ制御回路、164…補助光発光制御回路、166…電源回路、168…バッテリ電圧検出回路、170…バッテリ
Claims (16)
- 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、
前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法。 - 前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で被写体に個別に照射して焦点が合わせられない場合に、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射して前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載のAF制御方法。
- 被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のAF制御方法。
- 被写体に照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のAF制御方法。
- 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、
前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を被写体に向けて個別に照射可能な補助光照射手段と、
前記AF制御時に前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光が所定の順序で個別に照射されるように前記補助光照射手段を制御する補助光照射制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記補助光照射制御手段は、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を所定の順序で個別に被写体に照射して焦点が合わせられない場合に、前記カラーフィルタの構成色と同じ色の補助光を同時に被写体に照射することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
- 前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
- 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、
補助光を被写体に照射するとともに、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法。 - 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいて撮影レンズの焦点合わせを行うAF制御方法において、
補助光を被写体に照射するとともに、照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号を前記カラー撮像素子から読み出し、読み出した画像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点合わせを行うことを特徴とするAF制御方法。 - 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、
前記AF制御時に補助光を被写体に照射する補助光照射手段と、
前記AF制御時に前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 複数色のカラーフィルタが所定のパターンに従って配列されたカラー撮像素子から出力された画像信号に基づいてAF制御を行う撮像装置において、
前記AF制御時に補助光を被写体に照射する補助光照射手段と、
前記AF制御時に前記補助光照射手段から照射した補助光の色と同じ色のカラーフィルタを含むラインの画素の信号が読み出されるように前記カラー撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記補助光照射手段に供給する電力を制御する電力制御手段を有し、該電力制御手段は、前記補助光照射手段をAF制御時以外に発光させる際、前記補助光照射手段に供給する電力をAF制御時よりも小さくすることを特徴とする請求項5、6、7、8、11及び12に記載の撮像装置。
- 前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段と、
前記バッテリ残量検出手段で検出されたバッテリの残量が、あらかじめ設定された残量以下になると、警告を発する警告手段と、
を有し、前記バッテリ残量検出手段は、前記補助光照射手段から補助光を照射する際、前記バッテリの残量の検出を停止することを特徴とする請求項5、6、7、8、11、12及び13に記載の撮像装置。 - バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出手段を有し、前記補助光照射制御手段は、前記バッテリ残量検出手段で検出されたバッテリの残量が、あらかじめ設定された残量以下になると、前記補助光照射手段による補助光の照射を停止することを特徴とする請求項5、6、7、8、11、12、13及び14に記載の撮像装置。
- 前記補助光照射手段による補助光の照射の停止を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
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