JPH1195093A - カメラの焦点検出装置 - Google Patents

カメラの焦点検出装置

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JPH1195093A
JPH1195093A JP26033297A JP26033297A JPH1195093A JP H1195093 A JPH1195093 A JP H1195093A JP 26033297 A JP26033297 A JP 26033297A JP 26033297 A JP26033297 A JP 26033297A JP H1195093 A JPH1195093 A JP H1195093A
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JP
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light
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JP26033297A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Toru Kubota
徹 久保田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補助光として用いられる投光手段の負荷を軽減
するとともに、遠距離でも正確な焦点検出ができるカメ
ラの焦点検出装置を提供する。 【解決手段】補助光として被写体に光を投光することが
可能な複数の投光手段と、焦点検出動作の際に補助光が
必要か否かを判定する補助光判定部4と、少なくとも投
光手段が駆動された際に、焦点検出動作が可能であるか
否かを判定する焦点検出判定手段と、補助光が必要であ
ると判定された際に、非駆動の投光手段が残るように投
光手段を選択的に駆動し、それによる焦点検出動作が不
可能であると判定された場合には、すでに駆動している
投光手段に加えて、非駆動の投光手段の内の少なくとも
1つを駆動する補助光制御部3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの焦点検出装
置に関し、特に補助光を被写体に照射して焦点検出を行
う焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受動方式のカメラの自動焦点検出(以
下、AF)の技術の中で、低輝度時に発光体を焦点検出
の補助光として用いる技術は従来から知られており、そ
の中でもストロボを補助光として用いる技術は数多く提
案されている。
【0003】例えば、米国特許5448331号は、ス
トロボを補助光として用い、測距センサの積分中に、こ
れを間欠的に複数回発光させて自動焦点検出を行う技術
を開示している。
【0004】また、特開平8−160503号公報は、
ストロボ単独を補助光として用い、焦点検出時にこのス
トロボの発光強度を徐々に上げていって焦点検出を行う
技術を開示している。
【0005】また、大多数のカメラはその前面にセルフ
タイマー動作中であることを撮影者に報知するセルフタ
イマー用のLEDを設けていることが多く、更に、一部
のカメラではその前面にストロボ撮影による赤目現象を
軽減するためのランプを設けているものがあるが、これ
らのLEDやランプをAF用の補助光として使用する技
術も開示されている。
【0006】例えば、特開昭63−44639号公報や
実開平2−45535号公報は、セルフタイマー用LE
Dを補助光として兼用する技術を開示している。また、
特開平4−366826号公報は、赤目軽減用のランプ
を補助光として兼用する技術を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低輝度
時に発光体をAFの補助光として用いる技術には次のよ
うな問題点があった。第1に、米国特許5448331
号や、特開平8−160503号公報では、ストロボを
単独で補助光として用いているので、焦点検出時にスト
ロボが駆動される機会が多くなってストロボの負荷が大
きくなってしまうという問題があった。
【0008】第2に、特開昭63−44639号公報や
実開平2−45535号公報、あるいは特開平4−36
6826号公報のように、LEDやランプを補助光とし
て用いる場合には、所定の距離よりも遠距離にある被写
体まで光が到達せず、正確な焦点検出ができないという
問題があった。
【0009】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、補助光として
用いられる投光手段の負荷を軽減するとともに、遠距離
でも正確な焦点検出ができるカメラの焦点検出装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るカメラの焦点検出装置は、補助
光として被写体に光を投光することが可能な複数の投光
手段と、焦点検出動作の際に上記補助光が必要か否かを
判定する補助光判定手段と、少なくとも投光手段が駆動
された際に、上記焦点検出動作が可能であるか否かを判
定する焦点検出判定手段と、補助光が必要であると判定
された際に、非駆動の投光手段が残るように該投光手段
を選択的に駆動し、それによる焦点検出動作が不可能で
あると判定された場合には、すでに駆動している投光手
段に加えて、上記非駆動の投光手段の内の少なくとも1
つを駆動する投光制御手段とを具備する。
【0011】また、第2の発明に係るカメラの焦点検出
装置は、補助光として被写体に光を投光することが可能
な複数の投光手段と、焦点検出動作の際に上記補助光が
必要か否かを判定する補助光判定手段と、少なくとも投
光手段が駆動された際に、上記焦点検出動作が可能であ
るか否かを判定する焦点検出判定手段と、補助光が必要
であると判定された際に、上記複数の投光手段を同時に
駆動し、それによる焦点検出動作が不可能であると判定
された場合には、上記投光手段の光量が増加するように
駆動する投光制御手段とを具備する。
【0012】また、第3の発明に係るカメラの焦点検出
装置は、第1又は第2の発明に係るカメラの焦点検出装
置において、上記複数の投光手段は、少なくとも2つの
互いに異なる投光手段である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係るカメラの焦点検出装置の概念図である。同図に示
されるように、後述するAFIC等を含むAFユニット
からなる焦点検出部1が配設されており、当該焦点検出
部1には、焦点検出のための演算を行う相関演算回路を
備えた焦点演算部2が接続されている。
【0014】更に、焦点検出部1と焦点演算部2には補
助光の制御を司る補助光制御部3が接続されている。こ
の補助光制御部3には、被写体に焦点検出のための補助
光を投光する第1補助光部8と第2補助光部9とを含む
少なくとも2つの補助光部が接続されている前記した補
助光制御部3は、補助光が必要であるか否かを判定する
補助光判定部4と、前記した第1補助光部8と第2補助
光部9とを含む少なくとも2つの補助光部から、投光す
る補助光を選択する補助光選択部5と、選択された補助
光を投光駆動する補助光駆動部6、及び選択された補助
光の発光強度や発光時間を制御する補助光発光強度制御
部7とを具備している。
【0015】図2は本実施形態に係る焦点検出装置が適
用されるカメラシステムの制御系を詳細に示すブロック
構成図である。同図に示されるように、本実施形態の焦
点検出装置が適用されるカメラシステムは、CPU20
1、インターフェースIC202、電源ユニット20
3、ストロボユニット204、ミラーシャッタユニット
205、巻き上げユニット206、レンズユニット20
7、ファインダユニット208、表示ユニット209、
AFユニット210の各ユニット等で構成されている。
【0016】上記CPU201は、カメラシステム全て
の制御を行うものであり、シリアル通信ライン211を
介して、インターフェースIC202、LCDIC23
5、AFIC240、EEPROM237とデータの送
受信を行う。このCPU201とインターフェースIC
202との間には、別の通信ラインがあり、各種アナロ
グ信号の入力、PIの波形整形後の信号入力等を行う。
アナログ信号は、CPU201のA/D変換入力端子に
入力されてデジタル変換される。この他、CPU201
は、各種のデータ記憶部や演算部、時間の計測部等を有
している。
【0017】そして、上記インターフェースIC202
は、デジタル・アナログ回路混在のBi−CMOSIC
であって、モータやマグネットの駆動、測光、バッテリ
チェック、バックライトLED、補助光LEDの点灯回
路、フォトインタラプタの波形整形回路等のアナログ処
理部と、スイッチ(SW)の入力シリアル通信データ変
換等のデジタル処理部で構成されている。
【0018】上記電源ユニット203は、2系統の電源
を供給するものである。この電源ユニット203におい
て、1つはモータやマグネット等のパワーを必要とする
ドライバに使われる電源であり、常時、電池212の電
圧が供給される。他の1つは、DC/DCコンバータ2
13によって安定化される小信号用の電源であり、CP
U201よりインターフェース202を通して制御され
る。
【0019】上記ストロボユニット204は、ストロボ
充電回路214、メインコンデンサ215、ストロボ発
光回路216、ストロボ発光管217等から成る。そし
て、低輝度又は逆光状態のためにストロボの発光が必要
な時は、CPU201の制御信号によりインターフェー
スIC202を介して、ストロボ充電回路214が電池
電圧を昇圧してメインコンデンサ215に充電を行う。
同時に、ストロボ充電回路214から分圧された充電電
圧が、CPU201のA/D変換入力端子に入力され
る。これにより、CPU201は充電電圧の制御を行
う。
【0020】そして、充電電圧が所定レベルに達したな
らば、CPU201からインターフェースIC202を
介してストロボ充電回路214に充電停止信号が通信さ
れて、メインコンデンサ215の充電が停止する。CP
U201は、フィルム露光時に、所定のタイミングでス
トロボ発光回路216を介してストロボ発光管217の
発光開始、発光停止の制御を行う。
【0021】上記ミラーシャッタユニット205は、ミ
ラーシャッタモータ218と、先幕及び後幕の走行を制
御する2つのシャッタマグネット219と、シーケンス
スイッチ群244に含まれる先幕走行完了スイッチ等で
構成されている。このミラーシャッターモータ218
は、CPU201よりインターフェースIC202、モ
ータドライバ241を介して制御され、その正回転によ
りメインミラーのアップダウン、撮影絞りの絞り込み
と、開放シャッタのチャージ(先幕を閉じて後幕を開け
る)を行うものである。
【0022】上記シャッタマグネット219は、インタ
ーフェースIC202を介してCPU201により制御
される。露光開始時には、先ず開始直前にミラーシャッ
タモータ218により、メインミラーの退避と、撮影絞
り込みが行われる。次いで、シャッタマグネット219
に通電を行い、マグネットを吸着する。露光開始と同時
に先幕のシャッタマグネット219の吸着が解除される
ことにより、先幕が開かれる。先幕先行完了スイッチの
入力から、所望の露光時間経過後に後幕のシャッタマグ
ネット219の吸着が解除されることにより、後幕が閉
じられる。こうして、先幕の開と後幕の閉の間に、フィ
ルムに露光される。次に、ミラーシャッタモータ218
の正転によりミラーがダウンし、撮影絞りが開放状態に
なる。同時にシャッタのチャージを行う。尚、ミラーシ
ャッタモータ218は、逆転することによりフィルムの
巻き戻しを行うものである。
【0023】上記巻き上げユニット206は、巻き上げ
モータ220とフィルム検出フォトインタラプタ(P
I)221等で構成される。この巻き上げモータ220
は、インターフェースIC202、モータドライバ24
1を介して、CPU201で制御されるものである。フ
ィルム検出PI221の出力はインターフェースIC2
02で波形整形され、CPU201に伝達されて、巻き
上げ量フィードバックパルスを生成する。CPU201
は、このパルス数をカウントすることによってフィルム
の1駒分の巻き上げ量を制御する。
【0024】上記レンズユニット207は、撮影レンズ
222、ズームモータ223、ズームギア列224、A
Fモータ225、AFギア列226、AFPI227、
ズームエンコーダ228、絞りPI229、絞りマグネ
ット230等で構成されている。前記したズームモータ
223、AFモータ225は、インターフェースIC2
02、モータドライバ241を介して、CPU201に
より制御される。
【0025】ズームモータ223の回転は、ズームギア
列224により減速され、これにより撮影レンズ222
のズーム系が駆動される。また、ズームエンコーダ22
8は、撮影レンズ222を支持する鏡枠の周囲に設置さ
れた6本のスイッチからなるエンコーダであり、6本の
スイッチのON、OFFデータがCPU201に入力さ
れてズームレンズの絶対位置が検出されるようになって
いる。
【0026】上記CPU201はズームレンズの絶対位
置から焦点距離を求めて、焦点距離記憶部248に記憶
する。AFモータ225の回転は、AFギア列226に
より減速され、これによって撮影レンズ222のフォー
カス系レンズが駆動される。一方、AFギア列226の
中間から、AFPI227の出力が取り出される。AF
PI227の出力は、インターフェースIC202で波
形整形されてCPU210に伝達され、AFレンズ駆動
量フィードバックパルスを生成する。CPU201は、
パルス数をカウントすることによってAFレンズの駆動
量を制御する。上記AFレンズのメカストッパ又は無限
基準位置からの駆出し量は、AFPI227のパルス量
として、CPU201内のレンズ駆出し量記憶部247
に記憶される。
【0027】上記絞りマグネット230は、インタフェ
ースIC202を介してCPU201で制御され、ミラ
ーアップ開始と同時に、電流が通電されてマグネットが
吸着される。撮影絞りは、上述したミラーシャッタユニ
ット205のミラーシャッタモータ218のミラーアッ
プ動作と同時に、ばねにより機械的に絞り込みが解除さ
れる。そして、所望の絞り値に達した時に絞りマグネッ
ト230の吸着が解除されて、絞り込み動作が停止され
ることにより設定されるものである。絞りPI229の
出力は、インターフェースIC202で波形整形され、
CPU201に伝達されて絞り込み量フィードバックパ
ルスを生成する。CPU201は、パルス数をカウント
することによって撮影絞り込み量を制御する。
【0028】上記ファインダユニット208は、ファイ
ンダ内LCDパネル231と、バックライトLED23
2と、測光用8分割フォトダイオード素子(測光素子)
233等から成っている。
【0029】上記ファインダ内LCDパネル231は透
過形液晶で構成され、CPU201から後述するLCD
IC235に送られる表示内容に従い、LCDIC23
5によって表示制御される。そして、バックライトLE
D232はCPU201によってインターフェースIC
202を介して点灯制御され、ファインダ内LCDパネ
ル231を照明する。
【0030】上記測光素子233は、インターフェース
IC202を介してCPU201で制御される。測光素
子233で発生した光電流は、8素子毎にインターフェ
ースIC202に送られ、その内部で電流/電圧変換さ
れる。そして、CPU201で指定された素子の出力の
みがインターフェースIC202からCPU201のA
/D入力変換端子に送られ、デジタル変換されて測光演
算に用いられる。
【0031】上記表示ユニット209は、外部LCDパ
ネル234、LCDIC235、キースイッチ(SW)
群(1)236等から成る。そして、LCDパネル23
4は反射型液晶であり、CPU201からLCDIC2
35に送出される表示内容に従い、LCDIC235に
よって表示制御される。キースイッチ群(1)236
は、主にカメラのモードを設定するためのもので、AF
モード選択スイッチ、カメラ露出モード選択スイッチ、
ストロボモード選択スイッチ、AF/PF切換スイッ
チ、マクロモードスイッチ等のスイッチが含まれる。こ
れらの各スイッチの状態は、LCDIC235を介して
CPU201に読込まれ、これによりそれぞれのモード
が設定される。
【0032】AFユニット210は、EEPROM23
7、コンデンサレンズ238、セパレータレンズ23
9、AFIC240等で構成される。被写体光像の一部
は、コンデンサレンズ238、セパレータレンズ239
によって2つの像に分割され、AFIC240上の2つ
の光電変換素子列に受光される。AFIC240は、各
素子毎に光強度に応じたアナログ出力を発生するもの
で、これがCPU201のA/D変換入力端子に送出さ
れてデジタル信号に変換され、CPU201内の素子出
力記憶部246に記憶される。
【0033】CPU201は、記憶された素子出力に基
づいて、分割された2像の像間隔、或いは所定時間後の
各像の移動量を、内部の相関演算回路249で計算す
る。更に、CPU201はAFIC240の光電変換動
作を制御する。EEPROM237には、後述する光電
変換素子出力の不均一補正データや、合焦時の2像間隔
等の様々な調整データが、例えば工場出荷時に書込ま
れ、カメラ動作中は、フィルム駒数等の、電源OFF状
態になっても記憶しておく必要のあるデータが書込まれ
るようになっている。
【0034】またCPU201は、後述するアルゴリズ
ムに従って補助光制御回路(図1の補助光制御部3に対
応)250においてAF用の補助光を制御する。モータ
ドライバ241は、上述したミラーシャッタモータ21
8、巻き上げモータ220、ズームモータ223、AF
モータ225等の大電流を制御するためのドライバであ
る。
【0035】LED群242は、セルフタイマ用のLE
Dや、低輝度時に被写体を照明するために補助光として
用いられるLED等を含むLED群である。補助光用L
EDは、AFIC240が所定時間内に光電変換を終了
せず、2つの像の像間隔が検出できない時に点灯して、
照明光による被写体像をAFIC240が光電変換でき
るようにするためのものである。
【0036】ランプ群251は、赤目軽減用のランプ
や、低輝度時に被写体を照明するために補助光として用
いられるランプ等を含むランプ群である。キースイッチ
(SW)群(2)243は、カメラの動作を制御するス
イッチ群である。これには、レリーズスイッチの第1ス
トローク信号(1R)、第2ストローク信号(2R)、
ズームレンズを長焦点側に駆動するスイッチ、短焦点側
に駆動するスイッチ、スポット測光値を記憶するための
スイッチ等が含まれる。これらのスイッチの状態は、イ
ンターフェースIC202を介してCPU201に読込
まれて、カメラ動作の制御が行われる。
【0037】シーケンススイッチ(SW)群244は、
カメラの状態を検出するものである。これには、ミラー
の上昇位置を検出するスイッチ、シャッタチャージ完了
を検出するスイッチ、シャッタ先幕走行完了を検出する
スイッチ、電源スイッチ、ストロボポップアップ状態を
検出するスイッチ等が含まれる。また、ブザー245
は、AF合焦時、非合焦時、電源投入時、手振れ警告時
等に発音表示する。
【0038】図3は図2において補助光制御に関する構
成のみを抽出したものである。図2で説明したように、
CPU201とインターフェースIC202には、スト
ロボユニット204とLED群242及びランプ群25
1が図3のように接続されており、CPU201中の補
助光制御回路250で選択された補助光がインターフェ
ースIC202の制御を介して発光するようになってい
る。
【0039】まず、LED群242について説明する。
LED群242は2つのLEDからなり、1つ目のLE
Dはセルフタイマ用LED264であり、集光レンズ2
65を介して投光される。これは、カメラの前面に配設
され、撮影者にセルフタイマ中であることを報知するた
めのLEDである。2つ目のLEDはAFの補助光専用
LED266であり、集光レンズ267を介して投光さ
れる。これは、カメラの前面に配設され、AFの補助光
専用に設計されたLEDである。
【0040】このようにAFの補助光用のLEDを別個
に設ける場合は、AFの補助光専用に設計されたLED
であるので、セルフタイマ用LED264よりも補助光
発生用として適しているが、セルフタイマ機能を持つカ
メラの殆どに配設されるLED264よりもコストとス
ペースがかかるという欠点がある。
【0041】そこで、コストとスペースの縮小を重視す
る場合は、図4に示すように、セルフタイマ用LED2
64のみを配置し、これを補助光用として兼用するよう
にしてもよい。
【0042】次に、ランプ群251について説明する。
ランプ群251は2つのランプからなり、1つ目のラン
プは赤目軽減用ランプ260であり、集光レンズ261
を介して投光される。これは、カメラの前面に配設さ
れ、ストロボ撮影時の赤目現象を軽減するためのランプ
である。2つ目のランプはAFの補助光専用ランプ26
2であり、集光レンズ263を介して投光される。これ
は、カメラの前面に配設され、AFの補助光専用に設計
されたランプである。
【0043】このようにAFの補助光用のランプを別個
に設ける場合は、AFの補助光専用に設計されたランプ
であるので、赤目軽減用ランプ260よりは補助光発生
用として適しているが、コストとスペースがかかるとい
う欠点がある。
【0044】そこで、コストとスペースの縮小を重視す
る場合は、図4に示すように、赤目軽減用ランプ260
のみを配置し、これを補助光用として兼用するようにし
てもよい。
【0045】ストロボユニット204の構成は図2と同
じであるのでここでは簡単に説明するが、ストロボ発光
管217をAFIC240の積分中に発光させることに
よって補助光として機能させる。
【0046】図5は本発明の第1実施形態に係わるAF
のサブルーチンである。本実施形態のカメラのレリーズ
ボタンは2段階になっており、半押しの第1ストローク
で測光とAFを行い、全押しの第2ストロークで露光に
至るようになっている。サブルーチン“AF”は第1ス
トロークを押圧することによって動作する。
【0047】AF以外のカメラのシーケンスについては
公知であり、本実施形態と直接関係がないので説明を省
略する。まず、AFIC240の電荷蓄積動作(積分)
を開始し(ステップS1)、CPU201内の積分時間
を計測するタイマをスタートさせる(ステップS2)。
【0048】次に、今回の積分に補助光が必要であるか
否かを判断する(ステップS3)。これは、前回の積分
動作において積分時間が所定時間よりも長い場合に補助
光が必要であると判断しても良いし、測光素子233の
出力に基づいて判断しても良い。補助光が必要でないと
判断された場合にはステップS5に移行するが、必要な
場合には第1の補助光の発光を開始して(ステップS
4)、ステップS5に移行する。
【0049】そして、積分時間が第1所定時間以上にな
ったか否かを判断する(ステップS5)。この第1所定
時間は、この値を越えても積分が終了していない場合に
はAF不能であると判断できる長さの値であり、例えば
200msぐらいが望ましい。積分時間が第1所定時間
を越えない場合には、積分が終了しているか否かを判断
する(ステップS6)。これは、AFIC240の積分
が所定量に達しているか否かの判断であり、詳しくは図
6で後述する。積分終了したならばステップS11に移
行するが、終了していない場合にはステップS5に戻
り、ステップS5とS6を繰り返し実行しながら、積分
終了か積分時間が第1所定時間に達するのを待つ。
【0050】一方、ステップS5で積分時間が第1所定
時間以上経過した場合には、AF不能であると判断して
第2の補助光の発光を開始する(ステップS7)。上記
第1と第2の補助光の組み合わせについては後述する。
この時点において、第1と第2の補助光は同時に発光し
ており、積分も第1所定時間を越えて継続していること
になる。
【0051】続いて、積分時間が第2所定時間以上にな
ったか否かを判断する(ステップS8)。この第2所定
時間は、カメラ全体のシーケンスの関係で第1所定時間
を越えても積分できる限界の値であり、例えば400m
sぐらいが望ましい。積分時間が第2所定時間を越えな
い場合には、積分が終了しているか否かを判断する(ス
テップS9)。積分終了したならばステップS10に移
行するが、終了していない場合にはステップS8に戻
り、ステップS8とS9を繰り返し実行しながら、積分
終了か、積分時間が第2所定時間に達するのを待つ。積
分が終了したならば第2の補助光の発光を停止し(ステ
ップS10)、ステップS12に移行する。ステップS
8で第2所定時間以上経過した場合には、AF不能であ
るので積分を停止し(ステップS22)、ステップS2
3に移行する。
【0052】一方、ステップS6で第1所定時間以内に
積分が終了した場合には、補助光が発光されていたか否
かを判断し(ステップS11)、発光されていない場合
にはステップS13に移行するが、発光された場合には
第1の補助光の発光を停止して(ステップS12)、ス
テップS13に移行する。
【0053】ステップS13では、積分が終了したので
AFIC240の画素の出力を読み出す。AFIC24
0の出力はアナログ値であり、一画素読出す毎にCPU
201内のA/Dコンバータによってデジタル信号に変
換し、所定の記憶領域に記憶する。
【0054】次に、得られた被写体像信号に対して不均
一補正を行う(ステップS14)。これは製造上で起こ
る画素毎の微妙な感度のばらつきや、AFユニット21
0内の再結像光学系の照度不均一を補正するためのもの
である。全画素中で最も感度の小さい画素に他の画素の
出力を合わせるように補正する。補正係数は製品毎に調
整されて、EEPROM237に記憶される。
【0055】次に、得られた2つの被写体像の相関演算
を行って2像間隔を演算する(ステップS15)。これ
はAF光学系238,239によって2つに分割された
第1の被写体像と第2の被写体像の間で相関演算を行
い、2つの像の間隔を演算するものである。
【0056】次に、演算した2像間隔の信頼性が高く、
焦点検出可能かを判断する(ステップS16)、ここ
で、検出不能であると判断された場合には、検出不能フ
ラグをセットして(ステップS23)、リターンする。
以後、不図示のレンズ駆動のサブルーチン中において、
検出可能なレンズ位置を探すレンズスキャンに移行す
る。レンズ駆動については、本実施形態の主旨と直接関
係がないので説明を省略する。
【0057】一方、ステップS16において検出可能で
あると判断された場合には、検出不能フラグをクリアし
て(ステップS17)、演算された2像間隔から撮影レ
ンズ222のデフォーカス量を演算する(ステップS1
8)。以上のステップS14、ステップS15及びステ
ップS18については、本実施形態の主旨と直接関係が
ないので説明を省略するが、詳細は特開平5−9385
0号公報に記されている。
【0058】続いて、演算したデフォーカス量が許容錯
乱円から求められた許容デフォーカス量以内であるか否
かを判断する(ステップS19)。ステップS19では
許容デフォーカス量以内であればレンズ駆動しなくても
合焦であると判断して合焦フラグをセットするが、許容
デフォーカス量以上であれば非合焦であると判断して合
焦フラグをクリアする。
【0059】最後に、合焦フラグを判断して(ステップ
S20)、合焦していればリターンするが、非合焦であ
れば撮影レンズ駆動量を演算して(ステップS21)、
リターンする。このステップS21は、合焦までのAF
PI227のパルス数を演算するものである。
【0060】図6は上記した第1実施形態の補助光制御
の概略を示す図である。図5で説明した第1の補助光に
LEDあるいはランプを用い、第2の補助光にストロボ
を用いた例である。
【0061】図6(d)に示すように信号の立ち下がり
でAFIC240の積分を開始すると、図6(a)のよ
うにまず第1の補助光(ランプまたはLED)を点灯す
る。すると、図6(c)のように電荷蓄積量は次第に増
えていくが、図5で説明した第1所定時間以内に蓄積量
が点線で示した積分終了レベルに至らない場合には、A
FIC240と第1の補助光はそのまま発光させた状態
で第2の補助光も発光させる。ここでは、第2の補助光
としてストロボを用いているので図6(b)のように間
欠的に一定間隔でオンオフを繰り返す発光を行わせる。
間欠的に発光させる理由はまぶしさを軽減するためであ
る。そして、第2所定時間以内に上記積分終了レベルに
至った場合には、AFIC240の積分動作を停止し、
第1と第2の補助光の発光を停止する。また、第2所定
時間以内に終了レベルに至らない場合にはAF不能と判
断する。
【0062】図7は上記した第1実施形態の変形例に係
わるAFのサブルーチンである。図5と同一の処理を行
うステップには同一の番号を付し、説明を省略する。こ
の変形例では、ステップS5で積分時間が第1所定時間
以上になったと判断された場合には、とりあえず第1の
補助光の発光を停止する(ステップS24)。そして、
ステップS13〜ステップS16とまったく同様の処理
を行って(ステップS25〜ステップS28)、ステッ
プS28で2像間隔が演算できると判断された場合には
ステップS17に移行する。即ち、上記積分終了レベル
に達していなくても2像間隔が演算可能であれば積分を
終了するようにしている。
【0063】一方、ステップS28で2像間隔が演算で
きない場合には、第1の補助光と第2の補助光の2つを
同時に点灯する(ステップS29、S7)。以下、図5
のステップS8以降と同様の処理を行う。
【0064】図8に上記第1の補助光と第2の補助光の
組合せ例を示す。同図中には5つの補助光の中から2つ
を組合せた20通りの組合せを示しており、5つの補助
光とはストロボ、赤目軽減用ランプ、セルフタイマ用L
ED、AF補助光用LED及びAF補助光用ランプであ
る。後者の2つは補助光用として設計されたものである
ので補助光に最適であるが、前者の3つは本来AFとは
無関係であるがコストとスペースの縮小を重視する場合
は補助光としても使用可能なものである。
【0065】まず、組合せ1と3は第1補助光に専用の
補助光を用いているので近距離から比較的遠距離までA
Fでき、遠距離ではストロボも投光することによって補
助光の到達距離を伸ばすことができる。
【0066】次に、組合せ2と4は第1補助光に専用で
はない補助光を用いているが、AFIC240の性能如
何では近距離においてこれだけでAF可能である。遠距
離においてはストロボも投光することによって補助光の
到達距離を伸ばすことができる。また、補助光のための
コストアップは零というメリットのある組合せである。
比較的遠距離までAFでき、遠距離ではストロボも投光
することによって補助光の到達距離を伸ばすことができ
る。
【0067】次に、組合せ5〜8は第1補助光にストロ
ボを用いているのでストロボの光量をかなり微小にしな
いとストロボによるまぶしさの問題が発生する。特に、
組合せ6と8は第2補助光に専用ではない補助光を用い
ているので、遠距離においてストロボの光量をアップし
ないと補助光の到達距離を伸ばすことは難しい。したが
って、組合せ5〜8よりは組合せ1〜4の方が優れてい
る。
【0068】以下の組合せはストロボを用いない組合せ
例である。まず、組合せ9〜11は第2補助光にAF補
助光用ランプを用いている。これは専用の補助光である
ので遠距離において第1補助光と同時に投光することに
よって到達距離を伸ばすことが可能であり、近距離にお
いては他の第1補助光を投光する程度でAF可能であ
る。しかし、この中でも組合せ10は第1補助光にも専
用の補助光用LEDを用いている。これはコスト面でも
かなり無駄な組合せであり、避けた方が懸命である。
【0069】次に、組合せ12〜14は第2補助光に赤
目軽減用ランプを用いている。これは専用の補助光でな
いので遠距離において第1補助光と同時に投光すること
によって到達距離を伸ばすことが組合せ9〜11よりも
難しい。しかし、組合せ12と13のように第1補助光
に専用の補助光を用いることによってこれを可能にでき
るが、第2補助光が専用のものではないために、第2補
助光が専用のものである組合せよりは到達距離を伸ばす
ことが難しい。その意味では、組合せ14は避けたほう
が懸命である。
【0070】次に、組合せ15〜17は第2補助光にA
F補助光用LEDを用いている。これは専用の補助光で
あるので遠距離において第1補助光と同時に投光するこ
とによって到達距離を伸ばすことが可能であり、近距離
においては他の第1補助光を投光する程度でAF可能で
ある。しかし、この中でも組合せ15は第1補助光にも
専用の補助光用ランプを用いている。これはコスト面で
もかなり無駄な組合せであり、避けた方が懸命である。
【0071】次に、組合せ18〜20は第2補助光にセ
ルフタイマ用LEDを用いている。これは専用の補助光
でないので遠距離において第1補助光と同時に投光する
ことによって到達距離を伸ばすことが組合せ9〜11よ
りも難しい。しかし、組合せ18と20のように第1補
助光に専用の補助光を用いることによってこれを可能に
できるが、第2補助光が専用のものではないために、第
2補助光が専用のものである組合せよりは到達距離を伸
ばすことが難しい。その意味では、組合せ19は避けた
ほうが懸命である。
【0072】したがって、以上の組合せの中で、少なく
とも1つはストロボもしくは専用の補助光を用いること
が望ましい。特に第2補助光にこれらの補助光を用いる
ことが効果的である。
【0073】以上のように、第1実施形態では、補助光
として用いられる複数の投光手段から2つの投光手段を
選択して駆動するようにしたので個々の投光手段の負荷
を軽減することができ、第2補助光にストロボもしくは
専用の補助光を用いることによって遠距離でも正確な焦
点検出ができるようになる。
【0074】また、近距離では第1の補助光のみでAF
可能であるので、ストロボが大きい光量で発光する場合
と比べて被写体が人物である場合にまぶしさが軽減でき
る。また、遠距離では第1と第2の補助光を同時に投光
することによって、1つ当たりの光量を小さくできると
ともに、被写体は既に第1の補助光の投光によって眼の
瞳孔が収縮しているので、第1と第2の補助光を同時に
投光してもまぶしさが軽減できる。
【0075】図9は本発明の第2実施形態に係わるAF
のサブルーチンである。図5と同一の処理を行うステッ
プには同一の番号を付し、説明を省略する。また、第2
実施形態の構成は第1実施形態の構成と同様である。
【0076】第2実施形態では、ステップS3で補助光
が必要であると判断された場合に、第1と第2の補助光
を同時に投光する(ステップS4、S7)点が前記した
第1実施形態と異なっている。そして、ステップS5で
第1所定時間以内に積分が終了しない場合には第1と第
2の補助光の光量をアップする(ステップS30)よう
に制御する点も第1実施形態と異なっている。
【0077】図10は本発明の第2実施形態の補助光制
御の概略を示す図である。図5の第1の実施の形態の補
助光制御と同様に第1の補助光にLEDあるいはランプ
を用い、第2の補助光にストロボを用いた例である。
【0078】図10(d)に示す信号の立ち下がりでA
FIC240の積分を開始すると、図10(a)のよう
にまず第1と第2の補助光を小さい光量で同時に点灯す
る。すると、図10(c)のように電荷蓄積量は次第に
増えていくが、図9で説明した第1所定時間以内に蓄積
量が点線で示した終了レベルに至らない場合には、積分
中のAFIC240はそのままで、投光している第1と
第2の補助光の光量を増加する。そして、第2所定時間
以内に終了レベルに至った場合には、AFIC240の
積分動作を停止し、第1と第2の補助光の発光を停止す
る。また、第2所定時間以内に終了レベルに至らない場
合にはAF不能と判断する。
【0079】以上のように、第2実施形態では、補助光
として用いられる2つの投光手段を同時に駆動するよう
にしたので個々の投光手段の負荷を軽減することができ
る。また、焦点検出が不可能である場合には光量を増加
することにより遠距離でも正確な焦点検出ができるよう
になる。
【0080】また、近距離では小さい光量でAF可能で
あるので、大きい光量で発光する場合と比べて被写体が
人物である場合にまぶしさが軽減できる。また、遠距離
では第1と第2の補助光の光量を増加して同時に投光す
ることによって、1つ当たりの光量を小さくできるとと
もに、被写体は既に眼の瞳孔が収縮しているので、光量
を増加してもまぶしさが軽減できる。
【0081】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の主旨を逸脱することなしに種々の変形が
可能であることは勿論である。例えば、第1の補助光と
第2の補助光はそれぞれ一種類の例を示しているが、第
1の補助光にセルフタイマー用LEDと赤目軽減用ラン
プを同時に使用し、第2の補助光にストロボと使用する
といったように、一度に複数の補助光を投光してもよ
い。
【0082】なお、上記した具体的実施形態には、以下
のような構成を有する発明が含まれている。 付記1 第1の投光光量で被写体に光を投光することが可能な第
1の補助光投光手段と、上記第1の投光光量よりも大き
い投光光量で、被写体に光を投光することが可能な第2
の補助光投光手段と、焦点検出動作の際に上記補助光が
必要か否かを判定する補助光判定手段と、投光された光
を電荷に変換して蓄積する蓄積型光電変換手段と、上記
蓄積型光電変換手段の積分動作が所定時間内に終了した
か否かに基づいて、上記焦点検出動作が可能であるかを
判定する焦点検出判定手段と、上記蓄積型光電変換手段
からの出力を相関演算して該出力の信頼性を判定する信
頼性判定手段と、補助光が必要であると判定された際に
上記第1の補助光投光手段を駆動し、それによる焦点検
出不能であると判定された場合には該第1の補助光投光
手段の駆動を停止して上記蓄積型光電変換手段からの出
力の信頼性を判定し、信頼性が低い場合には上記第1及
び第2の補助光投光手段を駆動する投光制御手段と、を
具備したことを特徴とするカメラの焦点検出装置。
【0083】付記2 上記焦点検出判定手段による焦点検出不能であるとの判
定は、上記焦点蓄積型光電変換手段の積分動作が所定時
間内に終了しない場合に行われることを特徴とする付記
1記載のカメラの焦点検出装置。
【0084】付記3 上記第1の投光手段はLEDまたはランプの少なくとも
一方であり、上記第2の投光手段はストロボ装置である
ことを特徴とする付記1記載のカメラの焦点検出装置。
【0085】付記4 上記LEDはセルフタイマ用のLEDであり、上記ラン
プは赤目低減用のランプであることを特徴とする付記3
記載のカメラの焦点検出装置。
【0086】付記5 被写体に光を投光することが可能な第1の補助光投光手
段と、上記第1の投光光量よりも大きい投光光量で、被
写体に光を投光することが可能な第2の補助光投光手段
と、焦点検出動作の際に上記補助光が必要か否かを判定
する補助光判定手段と、少なくとも上記補助光投光手段
が駆動された際に、上記焦点検出動作が可能であるか否
かを判定する焦点状態判定手段と、補助光が必要である
と判定された際に先ず第1の補助光投光手段を駆動さ
せ、それによる焦点検出動作が不可能であると判定され
た場合には上記第1及び第2の補助光投光手段を駆動さ
せる投光制御手段と、を具備したことを特徴とするカメ
ラの焦点検出装置。
【0087】付記6 上記焦点状態判定手段は、投光された光を電荷に変換し
て蓄積する蓄積型光電変換手段と、上記蓄積型光電変換
手段の積分動作が所定時間内に終了したか否かに基づい
て、上記焦点検出動作が可能であるかを判定する焦点検
出判定手段と、上記蓄積型光電変換手段からの出力を相
関演算して該出力の信頼性を判定する信頼性判定手段
と、からなることを特徴とする付記5記載のカメラの焦
点検出装置。
【0088】付記7 上記投光制御手段は、上記第1の補助光投光手段を駆動
させた後に焦点検出動作が不可能であると判定された場
合には該第1の補助光投光手段の駆動を停止させ、さら
に上記信頼性判定手段によって信頼性がないと判定され
た際には、上記第1及び第2の補助光投光手段を略同時
に駆動させることを特徴とする付記6記載のカメラの焦
点検出装置。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、補助光として用いられ
る投光手段の負荷を軽減し、かつ、遠距離でも正確な焦
点検出ができるカメラの焦点検出装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカメラの焦点検出
装置の概念図である。
【図2】第1実施形態に係る焦点検出装置が適用される
カメラシステムの制御系を詳細に示すブロック構成図で
ある。
【図3】図2において補助光制御に関する構成のみを抽
出した図である。
【図4】図3に示す構成の変形例を示す図である。
【図5】第1実施形態に係わるAFのサブルーチンであ
る。
【図6】第1実施形態の補助光制御の概略を示す図であ
る。
【図7】第1実施形態の変形例に係わるAFのサブルー
チンである。
【図8】第1の補助光と第2の補助光の組合せ例を示す
図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係わるAFのサブルー
チンである。
【図10】本発明の第2実施形態の補助光制御の概略を
示す図である。
【符号の説明】
1…焦点検出部、 2…焦点演算部、 3…補助光制御部、 4…補助光判定部、 5…補助光選択部、 6…補助光駆動部、 7…補助光発光強度制御部、 8…第1補助光部、 9…第2補助光部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助光として被写体に光を投光すること
    が可能な複数の投光手段と、 焦点検出動作の際に上記補助光が必要か否かを判定する
    補助光判定手段と、 少なくとも投光手段が駆動された際に、上記焦点検出動
    作が可能であるか否かを判定する焦点検出判定手段と、 補助光が必要であると判定された際に、非駆動の投光手
    段が残るように該投光手段を選択的に駆動し、それによ
    る焦点検出動作が不可能であると判定された場合には、
    すでに駆動している投光手段に加えて、上記非駆動の投
    光手段の内の少なくとも1つを駆動する投光制御手段
    と、を具備したことを特徴とするカメラの焦点検出装
    置。
  2. 【請求項2】 補助光として被写体に光を投光すること
    が可能な複数の投光手段と、 焦点検出動作の際に上記補助光が必要か否かを判定する
    補助光判定手段と、 少なくとも投光手段が駆動された際に、上記焦点検出動
    作が可能であるか否かを判定する焦点検出判定手段と、 補助光が必要であると判定された際に、上記複数の投光
    手段を同時に駆動し、それによる焦点検出動作が不可能
    であると判定された場合には、上記投光手段の光量が増
    加するように駆動する投光制御手段と、を具備したこと
    を特徴とするカメラの焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の投光手段は、少なくとも2つ
    の互いに異なる投光手段であることを特徴とする請求項
    1又は2記載のカメラの焦点検出装置。
JP26033297A 1997-09-25 1997-09-25 カメラの焦点検出装置 Withdrawn JPH1195093A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139016A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Fuji Photo Film Co Ltd Af制御方法及び撮像装置
JP2007251320A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Pentax Corp デジタルカメラ

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