JP2006138994A - 音声認識装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声を入力する音声入力手段10と、音声入力手段10によって入力された音声を情報信号に変換する音声認識手段20と、危険を検知する検知手段30と、検知手段30によって危険が検知されたときに音声認識手段20の動作を開始させるスイッチ手段40とを有し、音声入力手段10によって入力された音声を操作信号R100として操作対象機器に送り出すことを特徴とする音声認識装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
(1)車両操作中の機器操作に必要なコマンド(ACC、ウィンカ、空調機、レーンキープ、電話などに関するコマンド)を上位階層にする。
(2)緊急対応のコマンド(ブレーキ(オートマ装置の踏み間違い対応)、ワイパ、車外電子式カメラ切替、クラクション(鳴らし方がわからない場合もある)、機器停止などに関するコマンド)を上位階層にする。
(3)必要の無いコマンド(動作させてはいけないコマンドや目的地設定、経由地設定、メール入力などに関するコマンド)をインセンシティブにする。
(1)センサ手段61が移動体の進行方向に障害物を検知したとき。
(2)センサ手段61が移動体の周囲に物体を検知したとき。
(3)情報手段62が移動体の後進動作を検知したとき。
(4)情報手段62が、移動体を所定に位置に留める動作(移動体が車体の場合は駐車する動作)を検知したとき。
(5)使用者の視線が移動体の進行方向以外の方向に向いたことを視線検知手段63が検知したとき。
S210:システムの初期化、メモリへの読込作業を行う。
S220:PTTスイッチのオン/オフを判断。オンの場合はS225へ進み、オフの場合はS230へ進む。
S225:音声認識手段によって音声認識処理を開始する。
S230:検知手段によって危険を検知する。危険が検知されたらS240へ進み、危険が検知されなければS220へ戻る。
S240:音声認識手段を起動し入力待ち受け状態とする。同時に、タイマtを初期化し時間計測を開始する。
S250:音声入力を検知する。音声入力が検知された場合はS255へ進み、音声入力が検知されない場合はS260へ進む。
S255:タイマtを初期化(再び0からカウント)し、S250へ戻る。
S260:タイマtが予め定められた最大待機時間を超えた場合はS270へ進み、超えていない場合はS250へ戻る。
S270:音声認識手段を停止し、音声入力待ち受け状態を解除する。
S232:使用者による操作情報、システムから使用者に提示される提示情報を取得する。
S233:予め設定された危険の条件を満たしていればS238へ進み、満たしていない場合はS232へ戻る。
S238:「危険」の判断をスイッチ手段40および次発話予測手段140へ送出する。
S245:危険と判断された情報に基づき、時刻n-1の言語辞書1を時刻nの言語辞書1に変更する。ここに、言語辞書1は照合用の言語辞書である。
S275:時刻nの言語辞書1を、時刻n-1の言語辞書1へ戻す。
図11は、ステアリングに関する閾値監視法を説明する図である。図の縦軸は2つあり、その1つはステアリングの操舵角である切角θであり、他の1つは切角θの変化率Δθであり、横軸は時刻である。この場合に、θおよびΔθが閾値監視対象であり、使用者の機器に対する入力操作の情報処理に関する量に該当する。
(1)時刻t21〜t22間は、Δθが閾値Aを超えたとみなして危険と判断する。
(2)時刻t11〜t12間は、Δθが閾値Cを超えたとみなして、他の操作が行われたときには危険と判断する。
(3)時刻t41〜t42間は、切角θの絶対値が閾値Aを超えたとみなして危険と判断する。
(4)時刻t31〜t32間は、切角θの絶対値が閾値Cを超えたとみなして、他の操作が行われたときには危険と判断する。ただし、θに関する閾値A、Cと、Δθ関する閾値A、Cとは、それぞれ相異なるものとする。
(1)時刻t61〜t62間は、ΔSが閾値Aを超えたとみなして危険と判断する。
(2)時刻t51〜t52間は、ΔSが閾値Cを超えたとみなして、他の操作が行われたときには危険と判断する。
(3)時刻t81〜t82間は、Sが閾値Aを超えたとみなして危険と判断する。
(4)時刻t71〜t72間は、Sが閾値Cを超えたとみなして、他の操作が行われたときには危険と判断する。ただし、Sに関する閾値A、Cと、ΔSに関する閾値A、Cとは、それぞれ相異なるものとする。
(1)時刻ta1〜ta2間は、Δbが閾値Aを超えたとみなして危険と判断する。
(2)時刻t91〜t92間は、Δbが閾値Cを超えたとみなして、他の操作が行われたときには危険と判断する。
本実施例においては、使用者の機器に対する入力操作の情報処理に関する量である情報処理量を閾値監視対象とし、その情報処理量を予め作成してある表によって計算し、その情報処理量が閾値を超えたときは、検知手段30または130が危険を検知したと判断する。すなわち、
(1)予め情報処理量(予想される平均値、最大値など)を記憶しておく。
(2)操作に関する情報から情報処理量を下記例のように計算する。
閾値設定:閾値=25とする。
(例1)60km/hで直進している。表1より、
ハンドル操作の情報処理量=5
アクセル操作の情報処理量=5
合計情報処理量 5+5=10<25=閾値となり、危険と判断せず。
(例2)60km/hで直進走行中にカーナビの操作を開始した。表1より、
ハンドル操作の情報処理量=5
アクセル操作の情報処理量=5
カーナビ操作の情報処理量=20
合計情報処理量 (5+5)+20=30>25=閾値となり、危険と判断する。
本実施例においては、操作対象機器数または操作の種類によって危険を判断する。例えば、
(例3)定速走行中、予め定められた長さの時間区間(短く設定する)内で、ワイパー操作ボタンを触ることと、移動に関する操作以外の機器の操作とが検出された。この場合には、操作対象数=2>1とし、検知手段30または130が危険を検知したと判断する。
(例4)ギアレバーがリバースに設定された。この場合には、運転操作のための情報処理量が多く、かつ、視線も進行方向以外を確認する必要があるので、危険と判断する。
本実施例においては、操作対象数と情報提示数とを用いて危険を判断する。すなわち、閾値監視対象を操作対象数と情報提示数との合計とする。例えば、
(例5)走行中にVICS情報(道路交通情報通信システムによる情報)が提示された。この場合には、操作対象数+情報提示数=2>1となり、危険と判断する。
図14は、情報提示量を閾値監視対象とする場合を説明する図である。この場合には、情報提示量として、例えば、機器から使用者に対して提示される情報に関する量を用いる。図の縦軸は2つあり、その1つは情報提示量Iであり、他の1つは情報提示量Iの変化率ΔIであり、横軸は時刻である。情報提示量としては、単位時間当たりの音声情報に含まれるチャンク数または言語情報におけるビット数などを採用することができる。
本実施例は照合用の言語辞書の変更の具体例である。
Claims (18)
- 音声を入力する音声入力手段と、該音声入力手段によって入力された音声を情報信号に変換する音声認識手段とを有し、更に、危険を検知する検知手段と、該検知手段が危険を検知したときに該音声認識手段の動作を開始させるスイッチ手段とを有することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1に記載の音声認識装置において、複数の言語辞書を記憶する記憶手段と、前記検知手段が危険を検知したときに該検知手段から得られる検知信号の内容から使用者の次発話を予測し該複数の言語辞書の中から照合用の言語辞書を選択する次発話予測手段とが具備され、前記音声認識手段は前記音声入力手段によって入力された音声を該次発話予測手段によって選択された照合用の言語辞書と照合して情報信号に変換することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、使用者の機器に対する入力操作の情報処理に関する量が予め定められた閾値を超えた場合に前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、機器から使用者に対して提示される情報に関する量が予め定められた閾値を超えた場合に前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、使用者が操作する機器の個数が予め定められた長さの時間区間内で1を超えたときに前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、使用者によって少なくとも1つの機器の操作が継続的に行われており、更に、情報提示が行われたときに前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、使用者によって継続的に行われている少なくとも1つの機器の操作に関する情報処理量が予め定められた閾値を越えており、更に、上記とは別の機器の操作が行われたときに前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、使用者によって継続的に行われている少なくとも1つの機器の操作に関する情報処理量が予め定められた閾値を越えており、更に、情報提示が行われたときに前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、該音声認識装置は移動体に設置され、該移動体周辺の物体を検知するセンサ手段を有し、該センサ手段が該移動体の進行方向に障害物を検知したとき、前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、該音声認識装置は移動体に設置され、該移動体周辺の物体を検知するセンサ手段を有し、該センサ手段が該移動体の周囲に物体を検知したとき、前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、該音声認識装置は移動体に設置され、該移動体の操作情報を検知する情報手段を有し、該情報手段が該移動体の後進動作を検知しとき、前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、該音声認識装置は移動体に設置され、該移動体の操作情報を検知する情報手段を有し、該情報手段が、該移動体を所定の位置に留める動作を検知したとき、前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1または2に記載の音声認識装置において、該音声認識装置は移動体に設置され、使用者の視線を検知する視線検知手段を有し、使用者の視線が該移動体の進行方向以外の方向に向いたことを該視線検知手段が検知したとき、前記検知手段が危険を検知したと判断することを特徴とする音声認識装置。
- 請求項3に記載の音声認識装置おいて、ステアリングの操舵角、スロットル開度またはブレーキ踏込量が前記使用者の機器に対する入力操作の情報処理に関する量の構成成分となっていることを特徴とする音声認識装置。
- 請求項4に記載の音声認識装置おいて、ガイダンス音の提示量、提示時間または提示内容、もしくは、表示の提示量、提示内容または提示時間が前記機器から使用者に対して提示される情報に関する量の構成成分となっていることを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1に記載の音声認識装置において、時間を計測する時間計測手段が具備され、予め定められた一定時間経過中に音声入力が無い場合は前記スイッチ手段を待機状態にすることを特徴とする音声認識装置。
- 請求項2に記載の音声認識装置において、時間を計測する時間計測手段が具備され、予め定められた一定時間経過中に音声入力が無い場合は前記次発話予測手段によって選択された照合用の言語辞書を一つ前に選択された照合用の言語辞書で置き換えることを特徴とする音声認識装置。
- 請求項1ないし17のいずれかに記載の音声認識装置において、前記スイッチ手段のオン動作およびオフ動作ならびに前記照合用の言語辞書の変更があった場合にガイダンス音を作成して出力する音出力手段が具備されていることを特徴とする音声認識装置。
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