JP2006138736A - 非破壊型ロールオーバー試験機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 供試体による模擬的な自動車転覆試験で行えるようにする非破壊型ロールオーバー試験機を提供する。
【解決手段】 供試体を載置して固定するロール定盤と、ロール定盤の下方に位置しロール定盤の左右一方の側辺のうち供試体を横転させる側の側辺をロール用ヒンジによりロール回転動作可能に支持するロール箱と、ロール箱の下方に位置しロール箱をピッチ用ヒンジにより前後ピッチング動作可能に支持するピッチ定盤とを有し、ロール定盤とロール箱との間をロール用油圧シリンダで連結し、ロール箱とピッチ定盤との間をピッチ用油圧シリンダで連結し、ロール用油圧シリンダとピッチ用油圧シリンダとを独立して制御し駆動する油圧装置を備えてなるように非破壊型ロールオーバー試験機を構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 供試体を載置して固定するロール定盤と、ロール定盤の下方に位置しロール定盤の左右一方の側辺のうち供試体を横転させる側の側辺をロール用ヒンジによりロール回転動作可能に支持するロール箱と、ロール箱の下方に位置しロール箱をピッチ用ヒンジにより前後ピッチング動作可能に支持するピッチ定盤とを有し、ロール定盤とロール箱との間をロール用油圧シリンダで連結し、ロール箱とピッチ定盤との間をピッチ用油圧シリンダで連結し、ロール用油圧シリンダとピッチ用油圧シリンダとを独立して制御し駆動する油圧装置を備えてなるように非破壊型ロールオーバー試験機を構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の転覆時のロールオーバー現象を再現するための非破壊型ロールオーバー試験機に関する。
一般に、自動車の衝突試験は、クラッシュ量や残存空間量を評価するための実車衝突試験と、エアバッグシステムやシートベルトに代表される乗員保護具等安全装置を評価するための非破壊衝突加速度シミュレーションがある。後者においては、ダミー(人形)、エアバッグ等を設置したホワイトボディー、模擬車体等(以下、「供試体」という)を台車上に取り付け、台車をバリヤに衝突させて実車衝突時の状態に近い状態を供試体に与える自動車衝突模擬試験が行われる。したがって、実車を衝突させるコストを要さず、繰り返し諸条件の試験を行うことができる。
一方、自動車の横転転覆(ロールオーバー)時のエアバッグシステムやシートベルトに代表される乗員保護具等安全装置を評価するための試験は、模擬的な試験が困難なため従来は適当な非破壊型の自動車転覆模擬試験装置がなく、破壊型の実車転覆試験が行われていた。
例えば非特許文献1(JASO 7106)にも説明されるように、図3に示す傾斜台方式のものがあり、図示しないワイヤ等の牽引装置で自動車1を所定の速度Vで走行させ(i)、片輪を傾斜台2上に乗り上げさせて(ii)、横転させる(iii)。
また、非特許文献2(FMVSS 208)にも説明されるように、図4に示す傾斜台車方式のものでは、傾斜台車3の傾斜面3aに傾斜方向と直角に自動車1を向けて載置し、図示しないワイヤ等の牽引装置で傾斜台車3を傾斜面3aの方向に所定の速度Vで走行させ(i)、所定の位置で傾斜台車に急ブレーキをかけて停止させて(ii)、自動車1を傾斜台車3から横投げするようにして横転させる(iii)。
また、溝等に転落するような場合を試験するためには、例えば非特許文献3(“Testing Technology International”, 2003年11月号)にも説明されるように、図5に示す溝転落方式があり、図示しないワイヤ等の牽引装置で自動車1を所定の勾配の溝4の上縁4a上を所定の速度Vで走行させ、しかる後に走行させつつ溝内に転落させて横転させる。
しかし、いずれの方式も実車を用いて実際に横転させてみる必要があり、転覆によるクラッシュ量や残存空間量を評価するための試験だけでなく、エアバッグシステムやシートベルトに代表される乗員保護具等安全装置を評価するための試験を実車転覆試験で行うのは、実験時間を多く要し、多数の実車の損耗を伴うため膨大なコストを要する問題があり、また、実車転覆試験のために広い試験場を要するというスペース上の問題、初期投資の増大等の問題もあった。
社団法人自動車技術協会、自動車規格「乗用車の転覆試験方法」(JASO 7106)
米国、Federal Motor Vehicle Safety Standard (連邦自動車安全基準)「FMSS 208」(S8.3 Rollover test conditions)
英国、UK & International Press 社発行、"Testing Technology International"、2003年11月号(第34、35頁)
本発明は、従来、実車転覆試験によって行われていた自動車のロールオーバー試験を、供試体(ダミー、エアバッグ等を設置したホワイトボディー、模擬車体等、または実車)による模擬的な自動車転覆試験で行えるようにする非破壊型ロールオーバー試験機を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされ、下記の(1)から(3)の手段を提供するものであり、以下、特許請求の範囲に記載の順に説明する。
(1)その第1の手段として、供試体を載置して固定するロール定盤と、同ロール定盤の下方に位置し同ロール定盤の左右一方の側辺のうち供試体を横転させる側の側辺をロール用ヒンジによりロール回転動作可能に支持するロール箱と、同ロール箱の下方に位置し同ロール箱をピッチ用ヒンジにより前後ピッチング動作可能に支持するピッチ定盤とを有し、前記ロール定盤とロール箱との間をロール用油圧シリンダで連結し、ロール箱とピッチ定盤との間をピッチ用油圧シリンダで連結し、同ロール用油圧シリンダとピッチ用油圧シリンダとを独立して制御し駆動する油圧装置を備えてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機を提供する。
(2)第2の手段としては、第1の手段の非破壊型ロールオーバー試験機において、前記油圧装置は、実車転覆試験で得られた実車のロール回転動作のデータを予め記憶し同データに基づき前記実車のロール回転動作を前記供試体に再現するロール用油圧シリンダの時間経過に従うストロークの変化を計算し、同ストロークの変化を与えるように制御して作動油をロール用油圧シリンダへ供給するように構成されてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機を提供する。
(3)また、第3の手段として、第2の手段の非破壊型ロールオーバー試験機において、前記油圧装置は、実車転覆試験で得られた実車のピッチング動作のデータを予め記憶し同データに基づき前記実車のピッチング動作を前記供試体に再現するピッチ用油圧シリンダの時間経過に従うストロークの変化を計算し、同ストロークの変化を与えるように制御して作動油をピッチ用油圧シリンダへ供給するように構成されてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機を提供する。
(1)特許請求の範囲に記載の請求項1の発明によれば、非破壊型ロールオーバー試験機を上記第1の手段のように構成したので、従来、非破壊型では実施困難だった自動車転覆試験(ロールオーバー試験)が非破壊型で模擬的に実施可能となり、実際に実車を転覆させる破壊型の転覆試験の必要が無く、供試体により繰り返し試験が行えるので、実車の損耗が大幅に減少し、自動車転覆模擬試験の実施が短時間に容易、且つ低コストになる。
また、非破壊型ロールオーバー試験機はコンパクトな構成で、走行する部分を有しないから、従来方式の実車転覆試験に比べスペースが大幅に減少し、設備の全体コスト、初期投資が低減する。
したがって、従来実施困難だった自動車転覆試験が自動車メーカーのみならず部品メーカーにおいても容易に実施可能となり、エアバッグ、シートベルト、サイドカーテンエアバッグ、ロールバー等の展開挙動、ダミーの挙動等のデータが得易くなるので、乗員保護具等安全装置の開発が容易となり、自動車の安全性向上のために大きく寄与するものとなる。
(2)請求項2の発明によれば、非破壊型ロールオーバー試験機を上記第2の手段のように構成したので、請求項1の発明の効果に加えて、車種、転覆条件ごとに実車転覆試験に基づくロール回転動作データを用意することで、自動車転覆模擬試験において実際の車種、転覆条件に即した転覆動作の忠実な再現ができ、高精度の転覆動作の模擬試験が繰り返し可能となる。
すなわち、模擬する車種、転覆条件の異なるロール回転動作データ等を用意するだけで、実際に特定の実車を転覆させる破壊型の転覆試験の必要が無く、供試体により繰り返し試験が行えるので、特定の実車の損耗が大幅に減少し、目的とする車種、転覆条件の自動車転覆模擬試験の実施が短時間に容易、且つ低コストになる。
(3)請求項3の発明によれば、非破壊型ロールオーバー試験機を上記第3の手段のように構成したので、請求項2の発明の効果に加えて、車種、転覆条件ごとに実車転覆試験に基づくピッチング動作データを用意することで、自動車転覆模擬試験において実際の目的とする車種、転覆条件に即したピッチング動作も加えた転覆動作の忠実な再現ができ、さらに高精度の転覆動作の模擬試験が繰り返し可能となる。
本発明を実施するための最良の形態として、以下に一実施例を説明する。
図1、図2に基づいて、本発明の一実施例に係る非破壊型ロールオーバー試験機を説明する。図1は本実施例の非破壊型ロールオーバー試験機の斜視図であり、図2は図1に示す非破壊型ロールオーバー試験機におけるピッチング動作を行わないロールオーバー操作時の状態の説明図である。
図1、図2に示すように、本実施例の非破壊型ロールオーバー試験機10は、供試体11を載置して図示しないラッシング金物で固定するロール定盤12と、ロール定盤12の下方に重なるように位置し、供試体11を横転させる側のロール定盤12の左右の一方の側辺をロール用ヒンジ13により支持するロール箱14と、ロール箱14の下方に重なるように位置し、ロール箱14を前方でピッチ用ヒンジ15により支持するピッチ定盤16とを有しており、ピッチ定盤16は、適切な床面ないし基礎上に設置される。なお、本明細書において「前」「後」「左」「右」は、本試験機10の供試体11の向き(すなわち供試体11が模擬する自動車の向き)に基づき、図1中、矢印X方向が「前」、矢印Yが「左」「右」方向を表す。
また、ロール定盤12の裏面とロール箱14との間には、ロール用油圧シリンダ17が設けられピン継ぎ手で互いを連結しており、ロール箱14とピッチ定盤16との間にはピッチ用油圧シリンダ18が設けられピン継ぎ手で互いを連結している。
したがって、ロール定盤12は、ロール用油圧シリンダ17とロール用ヒンジ13によってロール用ヒンジ13を通るロール回転中心軸Xr回りに、ロール箱14に対して横方向に(本実施例においては左方向に)ロール回転(横転)動作を行う。
また、ロール箱14は、ピッチ用油圧シリンダ18とピッチ用ヒンジ15によってピッチ用ヒンジ15を通るピッチ回転中心軸Yp回りに、ピッチ定盤16に対して前後方向にピッチング動作を行う。ピッチ用油圧シリンダ18とピッチ用ヒンジ15の前後位置はピッチング動作を行えればよく、限定されないが、自動車転覆模擬試験においては溝への転落の模擬等、前方が下がる動作を同時に行うことが求められるケースが多く、従ってロール箱14の後方を上昇させるケースが多いので、試験機10をコンパクトに構成するためには、図示のようにピッチ用ヒンジ15を前方に、ピッチ用シリンダ18を後方に設けるのが好ましい。
図1においては、左方にロール角θrのロール回転動作、前方にピッチ角θpのピッチング動作を、供試体11に与えている状態を示し、図2においては左方にロール角θrのロール回転動作、ピッチング動作はない状態を示している。
ロール用油圧シリンダ17とロール用ヒンジ13の組の数、ピッチ用油圧シリンダ18とピッチ用ヒンジ15の組の数は限定されないが、支持及びロール回転、ピッチング動作の安定と、試験機10をコンパクトに構成することのために、ロール用油圧シリンダ17とロール用ヒンジ13の組は前後2箇所、ピッチ用油圧シリンダ18とピッチ用ヒンジ15の組は左右2箇所が好ましい。
図1中、21は記憶・制御装置、22はロール用油圧源装置、23はロール用油圧制御器、a、bはロール用油圧配管であり、ロール用油圧シリンダ17と接続し、また、24はピッチ用油圧源装置、25はピッチ用油圧制御器、c、dはピッチ用油圧配管であり、ピッチ用油圧シリンダ18と接続しており、本実施例における油圧装置20を構成する。なお、ロール用油圧源装置22とピッチ用油圧源装置24は共通のものにまとめてもよい。
上記のような、本実施例の非破壊型ロールオーバー試験機10においては、ロール回転動作を与えるロール用油圧シリンダ17、ピッチング動作を与えるピッチ用油圧シリンダ18を、実車転覆試験で得られた自動車転覆動作データに基づいて操作することができる。
すなわち、模擬しようとする車種、転覆条件の実車転覆試験で得られたロール回転動作データ、ピッチング動作データ(例えば、時間経過に従うロール角θr、ピッチ角θpの変化データ)の一方または両方を、予め記憶・制御装置21に記憶させて、記憶・制御装置21はそれに基づき実車のロール回転動作またはピッチング動作を供試体11に再現するロール用油圧シリンダ17、ピッチ用油圧シリンダ18の時間経過に従うストロークの変化を計算し、そのストローク変化を与える作動油の供給がなされるように記憶・制御装置21がロール用油圧制御器23、ピッチ用油圧制御器25に制御指令を出し、ロール用油圧源装置22、ピッチ用油圧源装置24からロール用油圧シリンダ17、ピッチ用油圧シリンダ18へ制御された作動油を供給し、ロール定盤12が所定のロール回転動作、ロール箱14が所定のピッチング動作を行うように駆動する。
なお、通常はロール回転動作にピッチング動作が加わる状態を模擬する場合が多いが、ロール角θr、ピッチ角θpは独立して制御できるので、図2に示すようにロール回転動作のみを与える試験、あるいは逆にピッチング動作のみを与える試験も可能なのは勿論である。
従って、従来、非破壊型では実施困難だった自動車転覆試験(ロールオーバー試験)が非破壊型で模擬的に実施可能となり、さらに特定の車種、転覆条件ごとに実車転覆試験に基づくロール回転動作データ、ピッチング動作データを用意することで、特定の実車をみだりに損耗せず、自動車転覆模擬試験において目的とする実際の特定の車種、転覆条件に即した転覆動作の忠実な再現ができ、高精度の転覆動作の模擬試験が繰り返し可能となる。
もっとも、予め転覆における典型的な数種のパターンのロール回転動作データ、ピッチング動作データを用意しておき、そのいずれかを選択して用いることで、一般的で近似的なロール回転動作、ピッチング動作の試験を行うことも可能である。
いずれにしても、模擬するロール回転動作データ、ピッチング動作データ等を用意するだけで、実際に実車を転覆させる破壊型の転覆試験の必要が無く、供試体11により繰り返し試験が行えるので、実車の損耗が大幅に減少し、自動車転覆模擬試験の実施が短時間に容易、且つ低コストになる。
また、本実施例の非破壊型ロールオーバー試験機10はコンパクトな構成で、走行する部分を有しないから、従来方式の実車転覆試験に比べスペースが大幅に減少し、設備の全体コスト、初期投資が低減する。
したがって、本実施例の非破壊型ロールオーバー試験機10によって従来実施困難だった自動車転覆試験が自動車メーカーのみならず部品メーカーにおいても容易に可能となり、エアバッグ、シートベルト、サイドカーテンエアバッグ、ロールバー等の展開挙動、ダミーの挙動等のデータが得易くなるので、乗員保護具等安全装置の開発が容易となり、自動車の安全性向上のために大きく寄与するものとなる。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、上記実施例は、ロール定盤12の左の側辺をロール用ヒンジ13によりロール箱14で支持し、ロール箱14に対して左方向にロール回転(横転)動作を行うが、その逆に、右方向にロール回転(横転)動作を行わせる場合は、ロール定盤12の右の側辺をロール用ヒンジ13によりロール箱14で支持する構造のものを用いても、ロール用ヒンジ13とロール用油圧シリンダ17を右側に付け替えられる構造としておいても良く、または、図1に示す試験機10において図中のX方向に供試体11の後部を向けて供試体11をロール定盤12に固定し、ピッチング動作を前後逆に加えるようにピッチ用油圧シリンダを制御して駆動し、実質的に右方向にロール回転(横転)動作を行わせてもよい。
10 非破壊型ロールオーバー試験機
11 供試体
12 ロール定盤
13 ロール用ヒンジ
14 ロール箱
15 ピッチ用ヒンジ
16 ピッチ定盤
17 ロール用油圧シリンダ
18 ピッチ用油圧シリンダ
20 油圧装置
21 記憶・制御装置
22 ロール用油圧源装置
23 ロール用油圧制御器
24 ピッチ用油圧源装置
25 ピッチ用油圧制御器
Xr ロール回転中心軸
Yp ピッチ回転中心軸
θr ロール角度
θp ピッチ角度
11 供試体
12 ロール定盤
13 ロール用ヒンジ
14 ロール箱
15 ピッチ用ヒンジ
16 ピッチ定盤
17 ロール用油圧シリンダ
18 ピッチ用油圧シリンダ
20 油圧装置
21 記憶・制御装置
22 ロール用油圧源装置
23 ロール用油圧制御器
24 ピッチ用油圧源装置
25 ピッチ用油圧制御器
Xr ロール回転中心軸
Yp ピッチ回転中心軸
θr ロール角度
θp ピッチ角度
Claims (3)
- 供試体を載置して固定するロール定盤と、同ロール定盤の下方に位置し同ロール定盤の左右一方の側辺のうち供試体を横転させる側の側辺をロール用ヒンジによりロール回転動作可能に支持するロール箱と、同ロール箱の下方に位置し同ロール箱をピッチ用ヒンジにより前後ピッチング動作可能に支持するピッチ定盤とを有し、前記ロール定盤とロール箱との間をロール用油圧シリンダで連結し、ロール箱とピッチ定盤との間をピッチ用油圧シリンダで連結し、同ロール用油圧シリンダとピッチ用油圧シリンダとを独立して制御し駆動する油圧装置を備えてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機。
- 請求項1に記載の非破壊型ロールオーバー試験機において、前記油圧装置は、実車転覆試験で得られた実車のロール回転動作のデータを予め記憶し同データに基づき前記実車のロール回転動作を前記供試体に再現するロール用油圧シリンダの時間経過に従うストロークの変化を計算し、同ストロークの変化を与えるように制御して作動油をロール用油圧シリンダへ供給するように構成されてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機。
- 請求項2に記載の非破壊型ロールオーバー試験機において、前記油圧装置は、実車転覆試験で得られた実車のピッチング動作のデータを予め記憶し同データに基づき前記実車のピッチング動作を前記供試体に再現するピッチ用油圧シリンダの時間経過に従うストロークの変化を計算し、同ストロークの変化を与えるように制御して作動油をピッチ用油圧シリンダへ供給するように構成されてなることを特徴とする非破壊型ロールオーバー試験機。
Priority Applications (1)
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JP2004328537A JP2006138736A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 非破壊型ロールオーバー試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004328537A JP2006138736A (ja) | 2004-11-12 | 2004-11-12 | 非破壊型ロールオーバー試験機 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006138736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008175777A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 慣性モーメント同定機能付車両衝突シミュレーション装置及び方法 |
US8943871B2 (en) | 2011-09-13 | 2015-02-03 | Seattle Safety Llc | Crash test method and apparatus including pitch simulation |
CN108535027A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-09-14 | 西华大学 | 一种拖拉机静侧翻稳定性试验台及控制方法 |
-
2004
- 2004-11-12 JP JP2004328537A patent/JP2006138736A/ja not_active Withdrawn
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