JP2006137753A - 尿素化合物を含有する化粧品および/または皮膚科学用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒドロキシ尿素化合物の存在下で安定なゲル化した化粧品および/または皮膚科学的組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも1種の以下の式(I)の化合物
Figure 2006137753

[式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体、および、スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有する少なくとも1種のポリマーを、水性媒体中に含有する、化粧品および/または皮膚科学用組成物に関する。化粧品または皮膚科学的組成物の、特に、皮膚や粘膜をケア、トリートメント、クレンジング、またはメイクアップするための組成物の使用に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、局所適用用組成物、特に、水性媒体中にヒドロキシ尿素化合物とスルホン(sulfonic)基を含有する少なくとも1つのモノマーを含有するポリマーとを含有する化粧品および/または皮膚科学用組成物に関する。
本発明はまた、ケラチン物質、特に皮膚および/または粘膜に本発明による化粧品組成物を適用することを含む、ヒトの皮膚のトリートメント方法に関する。
皮膚は、環境要因(汚染、風、寒さ、またはエアーコンディショナーによる空気)、心理的要因(疲れまたはストレス)、またはホルモン要因(更年期)の結果として乾燥する傾向にあることが知られている。しかしながら、皮膚が良好に保湿されること、および、結果として枯れて乾燥した皮膚となる水分損失がないようにすることが重要である。したがって、化粧品組成物に、大気水分をとりこむことによって、および、皮膚中の水分を保持することによって、皮膚に潤いを与える物質を組み入れることが一般的な方法である。
保湿におけるこのような重要性は種々の方法によって達成可能であり、特に、水分を供給する活性剤、たとえばポリオール、特にグリセロールを用いることによって、または、皮膚のヒドロリピドフィルムを保護してバリア効果を呈する活性剤を用いることによって行われる。前記バリア効果によって、皮膚からの水分損失が防止される。
グリセロールは良好な保湿剤であるが、グリセロールの量が多すぎると、グリセロールを含有する組成物に許容されない粘着性を付与するという欠点を有する。この欠点を解消するために、他の保湿剤、たとえば尿素誘導体とグリセロールを組み合わせることが、公知の方法である。特に優位である尿素誘導体は、ヒドロキシ尿素化合物であり、これらは、グリセロールの粘着性を有さない。
これらの活性剤は、局所適用組成物の公知のサポートに組み入れられる。化粧品および/または皮膚科学用に従来使用されている組成物は特に、油中水型(W/O)エマルジョン、水中油型(O/W)エマルジョン、および水性ゲルである。これら組成物を安定化する及び/または増粘するためには、ゲルポリマーを添加することが公知の方法である。しかしながら、出願人は、ヒドロキシ尿素が化粧品または皮膚科学で通常使用されているポリマー、特にカルボマータイプ(CTFA名)のカルボキシビニルポリマーまたは疎水性基を含有するカルボキシビニルポリマー、たとえばNoveon社からPemulenまたはCarbopol 1342(CTFA名:アクリレート/C10−30アルキルアクリレートクロスポリマー)の名称で販売されている製品を含有する組成物を不安定化するという欠点を有することを見出した。
DE−A−2703185
したがって、ヒドロキシ尿素化合物の存在下で安定なゲル化した化粧品および/または皮膚科学的組成物が求められている。
出願人は驚くべきことに、不安定化することなく、および/または粘度喪失を起こすことなく、スルホン官能を有するポリマーで、ヒドロキシ尿素化合物を安定化および/または増粘化可能であることを見出した。
したがって、本発明の1つの主題は、(a)少なくとも1種の以下の式(I)の化合物
Figure 2006137753
[式中、
R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体、および、(b)スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有する少なくとも1種のポリマーを、水性媒体中に含有する、化粧品および/または皮膚科学用組成物である。
本発明の組成物は、べたつかず、同時に、安定である、すなわち、相分離、デカンテーション、粘度の喪失が起こらないという優位点を有する。
「水性媒体」なる用語は、ここでは、水を含有し、1以上の有機溶媒を含有してもよい媒体を意味する。さらに、本発明の組成物が化粧品および/または皮膚科学用組成物であるため、この媒体は、生理学的に許容される媒体である。「生理学的に許容される媒体」なる用語は、ここでは、皮膚、粘膜、および目と適合する媒体を意味する。好ましくは、化粧品として許容される媒体、すなわち、許容される色、臭い、および感触を有し、この組成物を用いることにより消費者が避ける傾向にある許容されない不快さ(さすような痛み、緊張または赤み)を起こさない媒体である。
さらに、この組成物の水性媒体は、組成物の全重量に対して、少なくとも30重量%、たとえば30から99.8重量%、このましくは30から90重量%、さらにこのましくは30から70重量%、特に好ましくは30から60重量%の水の含有量を有する。
優位には、水性媒体のpHは、ケラチン物質、特に皮膚と適合するものである。このpHは、好ましくは3から8.5、さらに好ましくは3.5から7.5、特に好ましくは5から7、さらに特に好ましくは5から6である。
さらに、本出願では、「ポリマー」なる用語は、ホモポリマーまたはコポリマーのいずれも意味する。以下に示すように、架橋または非架橋で、フリーまたは部分的にまたは全体的に中和したポリマーであってもよい。
本発明による組成物で使用されるポリマーは、安定なゲル化した組成物を得ることを可能とし、良好な化粧品特性を有するものである。
したがって、本発明の主題はまた、以下の式(I)の化合物
Figure 2006137753
[式中、
R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体を含有する、化粧品および/または皮膚科学用組成物をゲル化するための、スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有するポリマーの使用である。
ヒドロキシ尿素化合物
本発明による組成物中に存在する尿素化合物は、以下の式(I)の化合物
Figure 2006137753
[式中、
R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体である。
式(I)の化合物としては、
好ましくは、R1はC〜Cヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3およびR4は、それぞれ互いに独立に、水素原子またはC〜Cアルキル基を示し、
好ましくは、R1は、1〜5個のヒドロキシル基、特に1個のヒドロキシル基を含むC〜Cヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3およびR4は水素原子を示し、
より好ましくは、R1は、1個のヒドロキシル基を含むC〜Cヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3およびR4は水素原子を示す。
〜Cアルキル基としては、特に、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルおよびtert−ブチル基を挙げることができる。
〜Cヒドロキシアルキル基の中では、単独のヒドロキシル基、および特にヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチルおよびヒドロキシヘキシル基を含むものが好ましい。
このような化合物の塩の中では、硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸およびホウ酸などの無機酸の塩を挙げることができる。また、1つまたは複数のカルボン酸、スルホン酸またはホスホン酸基を含む有機酸の塩を挙げることができる。これらは、直鎖、分枝、または環式脂肪族酸または芳香族酸であり得る。これらの酸は、たとえばヒドロキシル基の形態のOおよびNから選択される1つまたは複数のヘテロ原子をさらに含むことができる。特に、プロピオン酸、酢酸、テレフタル酸、クエン酸および酒石酸を挙げることができる。
「溶媒和物(solvate)」という用語は、前記式(I)の化合物と、1つまたは複数の水の分子または有機溶媒の分子の化学量論的混合物を意味し、こうした混合物は、式(I)の化合物の合成から生じるものと理解される。
好ましい式(I)の化合物として、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(3−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)尿素;N−(2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル)尿素;N−メチル−N−(1,3,4,5,6−ペンタヒドロキシ−2−ヘキシル)尿素;N−メチル−N'−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)尿素;N−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)尿素;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)尿素;N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]尿素;N−エチル−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N'−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N,N'−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N'−プロピル尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N−(tert−ブチル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)−N'−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N',N'−ジメチル尿素;N,N,N',N'−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N',N'−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N',N'−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;およびこれらの混合物を挙げることができる。
好ましくは、式(I)の化合物は、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素である。
式(I)の化合物は、知られている化合物であり、特に出願DE−A−2703185に開示されている。さらに、これらの中で、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素は、National Starch社から商標名Hydrovance(登録商標)として50重量%の水との混合物の形態で市販されている。
式(I)の化合物は、本発明による組成物の全重量に対して、特に0.1〜50重量%の範囲、好ましくは0.1〜20重量%の範囲、好ましくは0.1〜10重量%の範囲の含量で存在することができる。
スルホン(sulfonic)基を有する少なくとも一つのモノマーを含むポリマー
本発明の組成物で使用されるスルホン基を有する少なくとも1つのモノマーを含有するポリマーは、水溶性又は水分散性または水膨張性である。本発明で使用されるポリマーは、フリーの形態でもよく、部分的又は完全に中和されていてもよい、スルホン基を有する少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーから得られ、ホモポリマー又はコポリマーであってもよい。これらのポリマーは任意に少なくとも一つの疎水性基を含んでもよく、したがって、両親媒性ポリマー(又は疎水変性ポリマー)を成してもよい。
好ましくは、本発明におけるポリマーは、無機塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水)又は有機塩基、たとえばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又は、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパンジオール、N−メチルグルカミン、塩基性アミノ酸、たとえばアルギニン及びリジン、或いはこれらの化合物の混合物によって部分的又は完全に中和されていてもよい。それらは通常は中和されている。「中和」とは、本発明では、完全に又は実際上完全に中和されたポリマーを意味しており、換言すれば、少なくとも90%が中和されていることを意味する。
本発明の組成物で使用されるポリマーは通常は1000乃至20000000g/モル、好ましくは20000乃至5000000、より好ましくは100000乃至1500000g/モルの範囲の数平均分子量を有する。
本発明におけるこれらのポリマーは架橋されていても非架橋でもよい。
本発明の組成物で使用されるポリマーのスルホン基を有するモノマーは、特に、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルアミド(C−C22)アルキルスルホン酸、N−(C−C22)アルキル(メタ)アクリルアミド(C−C22)アルキルスルホン酸、例えば、ウンデシルアクリルアミドメタンスルホン酸、及びこれらの部分又は完全中和形態、並びに、それらの混合物から選択される。
本発明の好ましい形態では、スルホン基を有するモノマーとして、(メタ)アクリルアミド(C−C22)アルキルスルホン酸、例えば、アクリルアミドメタンスルホン酸、アクリルアミドエタンスルホン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ブタンスルホン酸、2−アクリルアミド−2,4,4−トリメチルペンタンスルホン酸、2−メタクリルアミド−ドデシルスルホン酸、2−アクリルアミド−2,6−ジメチル−3−ヘプタンスルホン酸、及び、それらの部分又は完全中和形態、並びに、それらの混合物が使用される。
より好ましくは、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)、及び、その部分又は完全中和形態が使用される。
上記ポリマーが架橋される場合は、架橋剤は、フリーラジカル重合によって得られるポリマーの架橋に広く使用されている、ポリオレフィン性不飽和化合物群から選択することができる。
例えば、架橋剤としては、ジビニルベンゼン、ジアリルエーテル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、ポリグリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ハイドロキノンジアリルエーテル、エチレングリコール又はテトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、トリアリルアミン、トリアリルシアヌレート、ジアリルマレエート、テトラアリルエチレンジアミン、テトラアリルオキシエタン、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、アリル(メタ)アクリレート、糖種のアルコール類のアリルエーテル、多価アルコール類の他のアリル又はビニルエーテル、リン酸及び/又はビニルホスホン酸誘導体のアリルエステル、又はこれらの化合物の混合物を挙げることができる。
本発明の好ましい形態では、架橋剤はメチレンビスアクリルアミド、アリルメタクリレート又はトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)から選択される。架橋の程度は、通常は、ポリマーに対して、0.01乃至10モル%、好ましくは0.2乃至2モル%の範囲である。
使用されるポリマーがホモポリマーの場合、スルホン基を有するモノマーのみを含み、そして、架橋されている場合には、1以上の架橋剤を含む。
これらのホモポリマーは、通常、架橋及び中和されるものであり、下記の:
(a)フリー形態の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のモノマーを、tert−ブタノール、又は、水とtert−ブタノールの溶液中に分散又は溶解させる工程;
(b)(a)で得られたモノマーの溶液又は分散液を、ポリマーのスルホン酸官能基の中和の程度が90乃至100%となるような量の1以上の無機又は有機塩基(好ましくは、水性アンモニアNH)で中和する工程;
(c)(b)で得られた溶液又は分散液に架橋モノマー(類)を添加する工程;
(d)10乃至150℃の範囲の温度で、フリーラジカル開始剤の存在下、従来のフリーラジカル重合を行い、tert−ブタノールをベースとする上記溶液又は分散液からポリマーを析出させる工程
を含む調製方法により得ることができる。
好ましいAMPSホモポリマーは一般的には、ランダムに分散した、
a)90から99.9重量%の下記一般式(II)のユニット:
Figure 2006137753
(式中、Xはプロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン又はアンモニウムイオンであり、カチオンXの10モル%以下はプロトンHであることが可能である);
b)0.01から10重量%の、少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有する少なくとも1つのモノマーから誘導される架橋ユニットを含有することによって特徴付けられる。重量比率は、ポリマーの全重量に対して定められる。
本発明によるホモポリマーは、より好ましくは、98から99.5重量%の式(II)のユニットと、0.2から2重量%の架橋ユニットを含有する。
このタイプのポリマーとして、特に、Hostacerin AMPSの商品名(CFTA名:アンモニウムポリアクリルジメチルタウラミド)でClariant社から市販されている2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の架橋及び中和ホモポリマーを挙げることができる。
ポリマーは、また、WO00/31154に記載されるような、C−C22モノ−n−アルキルアミン又はジ−n−アルキルアミンとの反応で修飾されたAMPSのランダム両親媒性ポリマー類(グラフトホモポリマー類である)から選択される両親媒性ホモポリマー(または疎水変性ホモポリマー)でもよい。
使用されるポリマーがコポリマーである場合、それらは、スルホン基を有するエチレン性不飽和モノマー、並びに、他のエチレン性不飽和モノマー、すなわち、スルホン基を有しないエチレン性不飽和モノマーから得られる。
スルホン基を有するエチレン性不飽和モノマーは上記のものから選択することができる。
スルホン基を有しないエチレン性不飽和モノマーは、エチレン性不飽和親水性モノマー、エチレン性不飽和疎水性モノマー、及びそれらの混合物から選択することができる。ポリマーが疎水性モノマーを含む場合は、それは両親媒性ポリマー(疎水変性ポリマーとしても知られている)を構成する。
エチレン性不飽和親水性モノマーは、例えば、(メタ)アクリル酸、そのβ置換アルキル誘導体、或いは、モノアルコール類、又は、モノ若しくはポリアルキレングリコールとから得られるそのエステル類、(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、ビニルホルムアミド、無水マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸、或いは、これらの化合物の混合物から選択されることができる。
本発明の組成物のポリマーが、スルホン基を有するエチレン性不飽和モノマーと、エチレン性不飽和親水性モノマーから得られるコポリマーである場合には、特に、以下のものが挙げられる。
(1)アクリルアミドまたはメタクリルアミドと、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の架橋アニオン性コポリマー、特に、W/Oエマルジョン形態のもので、たとえば、Sepigel 305の名称でSEPPIC社から販売されているもの(CTFA名:ポリアクリルアミド/C13−14イソパラフィン/ラウレス−7)、Simulgel 600の名称でSEPPIC社から販売されているもの(CTFA名:アクリルアミド/ナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルベート80)、(2)(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリレートと、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のコポリマー、特に、W/Oエマルジョン形態のもので、たとえば、Simulgel NSの名称でSEPPIC社から販売されているもの(スクワランおよびポリソルベート60中の40%インバースエマルジョンとしてのアクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム/アクリル酸ヒドロキシエチルのコポリマー)(CTFA名:ヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマー/スクワラン/ポリソルベート60)、または、Simulgel EGの名称でSEPPIC社から販売されているもの(イソヘキサデカン/水中の45%インバースエマルジョンとしてのアクリル酸/アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(ナトリウム塩形態)のコポリマー)(CTFA名:ナトリウムアクリレート/ナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルベート80)、および、(3)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびビニルピロリドンまたはビニルホルムアミドのコポリマー、たとえば、Clariant社からAristoflex AVCの名称で販売されているものが挙げられる。
スルホン基を有するモノマーが、疎水性鎖(脂肪鎖としても知られる)(C6−C50鎖)を含むエチレン性不飽和疎水性モノマーと共重合している場合は、得られたポリマーは両親媒性、すなわち親水性と疎水性の両方の部分を含む。このようなポリマーはまた、疎水変性ポリマーとしても知られてイル。
これらの疎水変性ポリマーは、更に、(メタ)アクリル酸類、それらのβ置換アルキル誘導体、或いは、モノアルコール類又はモノ若しくはポリアルキレングリコールとから得られるそのエステル類、(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、ビニルホルムアミド、無水マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸又はこれらの化合物の混合物等の、スルホン基も脂肪鎖を有さない1以上のモノマーを含んでもよい。
疎水変性ポリマーとしては、特に、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)と、6乃至50、好ましくは6乃至22、より好ましくは6乃至18、特に好ましくは12乃至18の炭素原子を有する少なくとも一つの基を有する少なくとも一つのエチレン性不飽和疎水性モノマーとから得られるものを挙げることができる。
これらのコポリマー類は、特に、欧州特許出願公開第750899号、米国特許第5089578、WO−A−2004/43689、及び、森島八太郎氏の下記の刊行物:
−「Self−assembling amphiphilic polyelectrolytes and their nanostructures」 Chinese Journal of Polymer Science Vol. 18, No. 40 (2000), 323−336;
−「Micelle formation of random copolymers of sodium 2−(acrylamido)−2−methylpropanesulfonate and a non−ionic surfactant macromonomer in water as studied by fluorescence and dynamic light scattering」Macromolecules 2000, Vol. 33, No. 10, 3694−3704;
−「Solution properties of micelle networks formed by non−ionic moieties covalently bound to a polyelectrolyte: salt effects on rheological behavior」Langmuir 2000, Vol. 16, No. 12, 5324−5332;
−「Stimuli responsive amphiphilic copolymers of sodium 2−(acrylamido)−2−methylpropanesulfonate and associative macromonomers」Polym. Preprint, Div. Polym. Chem. 1999, 40(2), 220−221
に記載されている。
これらの特定のコポリマーの疎水性モノマーは好ましくは、下記式(III):
Figure 2006137753
式中、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、或いは、実質的に直鎖又は分岐のC−Cアルキル基(好ましくはメチル)を示し、YはO又はNHを示し;Rは少なくとも6乃至50、好ましくは6乃至22、より好ましくは6乃至18、特に好ましくは12乃至18の炭化水素系基を示し;Xはアルキレンオキシドのモル数を示し、0乃至100の間で変化する)のアクリレート、アルキルアクリレート、アクリルアミド及びアルキルアクリルアミドから選択される。
は、好ましくは、実質的に直鎖のC−C18アルキル基(例えば、n−ヘキシル、n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル、n−ドデシルまたはラウリル、n−オクタデシルまたはステアリル)或いは分岐又は環式C−C18アルキル基(例えば、シクロドデカン(C12)又はアダマンタン(C10));過フッ化C−C18アルキル基(例えば、式−(CH−(CF−CFの基);コレステリルオキシヘキサノエート基等のコレステリル基(C27)又はコレステロールエステル残基;ナフタレン又はピレン等の多環式芳香族基から選択される。これらの基のうちで、特に、実質的に直鎖のアルキル基が好ましく、特に、n−ドデシル、n−ヘキサデシル又はn−オクタデシル基、並びに、それらの混合物が好ましい。
本発明の特に好ましい形態では、式(III)のモノマーは、少なくとも一つのアルキレンオキシド単位(X=1)、そして、好ましくは、ポリオキシアルキレン鎖を構成する幾つかのアルキレンオキシド単位(X>1)を含む。ポリオキシアルキレン鎖は好ましくはエチレンオキシド単位及び/又はプロピレンオキシド単位のみからなり、より好ましくはエチレンオキシド単位のみからなる。オキシアルキレン単位数(又はアルキレンオキシドのモル数)は、通常、3乃至100、好ましくは3乃至50、より好ましくは7乃至25の範囲で変化する。
これらのポリマーのうち、以下のものが挙げることができる。
− ポリマーに対して15乃至60重量%のAMPS単位及び40乃至85重量%の(C−C16)アルキル(メタ)アクリルアミド単位又は(C−C16)アルキル(メタ)アクリレート単位を含む、架橋又は非架橋の、及び、中和又は非中和のコポリマー(欧州特許出願公開第750899号に記載されるようなもの)、
− ポリマーに対して10乃至90モル%のアクリルアミド単位、0.1乃至10モル%のAMPS単位及び5乃至80モル%のn−(C−C18)アルキルアクリルアミド単位を含む、ターポリマー(US−A−5089578に記載されるようなもの)、
− 部分的にまたは完全に中和されたAMPS及びn−ドデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル=メタクリラートのコポリマー、たとえば上記の森島氏の文献に記載されるようなもの、
− 部分的にまたは完全に中和されたAMPSとn−ドデシルメタクリルアミドの架橋又は非架橋のコポリマー(上記の森島氏の文献に記載されるようなもの)。
疎水変性ポリマーとしては、特に、(i)上記式(II)の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)単位(式中、Xはプロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、またはアンモニウムイオンである)と、(ii)以下の式(IV)の単位からなるコポリマーが挙げられる。
Figure 2006137753
(式中、Xは3乃至100、好ましくは3乃至50、より好ましくは7乃至25の範囲の整数であり;Rは上記式(III)における定義と同一の意味を有し;Rは実質的に直鎖又は分岐状のC−C22、好ましくはC10−C22のアルキルを表す)。
このタイプの特に好ましい疎水変性ポリマーは、X=25、Rがメチル、及び、Rがn−ドデシルを表すものであり、上記の森島氏の文献に記載されているもの、または、X=8又は25、Rがメチル、及びRがn−ヘキサデシル(C16)、n−オクタデシル(C18)又はn−ドデシル(C12)を表すものであり、WO−A−02/43689に記載されているもの、或いはそれらの混合物である。Xがナトリウム又はアンモニウムを表すポリマーが特に好ましい。
本発明の組成物で使用される好ましい疎水変性ポリマーは、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、アゾビスジメチルバレロニトリル、2,2−アゾビス[2−アミジノプロパン]ハイドロクロライド(ABAH);ジラウリルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシド等の有機過酸化物;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム又は過酸化水素等の無機過酸化物、といった開始剤の1以上の存在下において、還元剤を任意に使用して、従来のフリーラジカル重合法によって得ることができる。
これらの疎水変性ポリマーは特にtert−ブタノール媒体中でのフリーラジカル重合によって得ることができ、そこからポリマーが沈殿する。tert−ブタノールからの沈殿による重合を用いて、その用途に特に好ましいポリマー粒子のサイズ分布を得ることができる。
この反応は0乃至150℃、好ましくは10乃至100℃の温度で、そして、常圧又は減圧下で行うことができる。また、不活性雰囲気、好ましくは窒素雰囲気下でも行うことができる。
これらの好ましい疎水変性ポリマーは特に、EP−1069142に記載されたもの、特に、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)或いはそのナトリウム又はアンモニウム塩の一つが、特に、(メタ)アクリル酸エステル及び、
− 8モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC10−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) C−080)
− 8モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC11−オキソアルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) UD−080)
− 7モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC11−オキソアルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) UD−070)
− 7モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC12−C14アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) LA−070)
− 9モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC12−C14アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) LA−090)
− 11モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC12−C14アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) LA−110)
− 8モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) T−080)
− 15モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) T−150)
− 11モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) T−110)
− 20モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) T−200)
− 25モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18アルコール(CLARIANT社のGENAPOL(登録商標) T−250)
− 25モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC18−C22アルコール、及び/又は、25モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC16−C18イソアルコールのエステルと、重合された。
本発明のポリマーにおける式(II)の単位及び式(IV)の単位のモル%濃度は、意図する化粧用途及び求める処方のレオロジー特性に依存して変化する。それは0.1乃至99.9モル%の間で変わる。
好ましくは、最も疎水性のポリマーに対しては、式(II)又は(IV)の単位のモル比は50.1乃至99.9%、好ましくは70乃至95%、より好ましくは80乃至90%の間で変化する。
好ましくは、それほど疎水性ではないポリマーに対しては、式(II)又は(IV)の単位のモル比は0.1乃至50%、好ましくは5乃至25%、より好ましくは10乃至20%の間で変化する。
本発明のポリマー中のモノマーの分布は、例えば、交互、ブロック(マルチブロックを含む)又はランダムであることができる。
このタイプの疎水変性ポリマーとしては、特に、Clariant社からAristoflex LNCの名称で販売されている、AMPSとエトキシ化C12−C14アルキルメタクリレート(AMPSとGenepol LA−070から得られる非架橋コポリマー)(CTFA名:アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/ラウレス−7メタクリレートコポリマー)、および、Clariant社からAristoflex HMSの名称で販売されている、AMPSとエトキシ化(25EO)ステアリルメタクリレート(AMPSとGenepol T−250から得られる、トリメチロールプロパントリアクリレートで架橋したコポリマー)(CTFA名:アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/ステアレス−25メタクリレートクロスポリマー)が挙げられる。
本発明による組成物に使用される、スルホン基を含有する少なくとも1つのモノマーを含有するポリマーは、活性物質量として、組成物の全重量に対して、0.01から20重量%、好ましくは0.1から10重量%、より好ましくは0.1から5重量%、さらによりこのましくは0.5から2重量%の範囲で存在する。
添加剤
本発明の組成物の媒体は、水以外に、親水性有機溶媒、親油性有機溶媒、及び、両親媒性有機溶媒からなる群から選択可能である、1以上の有機溶媒またはそれらの混合物を含むことができる。
親水性有機溶媒としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、イソブタノール等の炭素原子数1乃至8の直鎖又は分岐状の一価のアルコール;6乃至80のエチレンオキシドを有するポリエチレングリコール;プロピレングリコール、イソプレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール、ソルビトール等のポリオール;ジメチルイソソルバイド等のモノ又はジアルキル(アルキル基は1乃至5の炭素原子を有する)イソソルバイド;ジエチレングリコールモノメチル又はモノエチルエーテル等のグリコールエーテル;ジプロピレングリコールメチルエーテル等のプロピレングリコールエーテルが挙げられる。
両親媒性有機溶媒としては、ポリプロピレングリコール(PPG)誘導体、たとえば、ポリプロピレングリコールの脂肪酸エステル、例えばPPG−23オレイルエーテル及びPPG−36オレエート等のPPGの脂肪アルコールのエーテルが挙げられる。
親油性有機溶媒としては、たとえば、脂肪エステル、例えば、ジイソプロピルアジペート、ジオクチルアジペート、アルキルベンゾエートを挙げることができる。
所望の目的に応じて、本発明による組成物は、水性媒体(水および親水性溶媒および添加剤)のみを含有してもよく、または、親油性成分、たとえば、脂肪物質、たとえばオイルおよび親油性添加剤を含有してもよい。
本発明の組成物は、局所適用に従来より使用されるあらゆる形態で提供されることができ、特に、水性ゲルの形態、水性相中に脂肪相(油相としても知られている)を分散することによって(O/W)或いはその逆(W/O)によって、または、多重エマルジョン(たとえばW/O/W、O/W/O、またはO/O/W)の形態であって良い。これらは、多かれ少なかれ流体であることができ、白色又は有色クリーム、軟膏、ミルク、ローション、シーラム(serum)、またはペーストの外観を有することができる。これら組成物は、常法に従って調製される。
本発明のある特定の実施態様によれば、組成物がエマルジョンの場合、少なくとも1つの油相を含有する。水相の比率は、組成物の全重量に対して20から99重量%、好ましくは50から98重量%、さらに好ましくは60から98重量%の範囲であってもよい。
当該エマルジョンの油性相の比率は、組成物の全重量に対して、1乃至80重量%、好ましくは2乃至50重量%、さらに好ましくは2乃至40重量%の範囲であっても良い。油相の脂肪物質、特に、エマルジョンの形態の組成物で使用される油、乳化剤及び共乳化剤は、化粧品または皮膚科学分野で慣用のものから選択することができる。乳化剤及び共乳化剤は、存在する場合には、通常、組成物中に、組成物の全重量に対して、0.1乃至30重量%、好ましくは0.3乃至20重量%、より好ましくは0.5乃至15重量%の範囲の比率で存在する。エマルジョンは、更に、乳化剤及び/または共乳化剤に加えて、または、乳化剤及び/または共乳化剤の代わりに、脂質ベシクルを含んでもよい。
エマルジョンは、一般に、両性、アニオン性、カチオン性又は非イオン性乳化剤から選択される乳化剤を少なくとも一つ含み、それらは、単独で又は混合物の形態で使用される。乳化剤は得られるべきエマルジョン(W/O又はO/W)によって、適切に選択される。エマルジョンが多重である場合には、一般的には、一次エマルジョン中の乳化剤と、一次エマルジョンが導入される外相中の乳化剤とを含有する。
W/Oエマルジョンの調製用には、乳化剤として、例えば、ソルビタン、グリセロール、または糖のアルキルエステルまたはエーテル;Dow Corning社からDC5225CおよびDC3225Cの名称で市販されている、シクロメチコーンとジメチコーンコポリオールの混合物等のジメチコーンコポリオール、並びに、Dow Corning社からDow Corning 5200 Formulation Aidの名称で市販されているラウリルメチコーンコポリオール、及び、Goldschmidt社からABIL EM 90(登録商標)の名称で市販されているセチルジメチコーンコポリオール、又は、Goldschmidt社からABIL WE 09の名称で市販されているポリグリセリル−4 イソステアレート/セチルジメチコーンコポリオール/ヘキシルラウレート混合物等を挙げることができる。これらに1以上の共乳化剤を添加することも可能である。有利には、1以上の共乳化剤を添加可能であり、ポリオールの分岐鎖脂肪酸エステルを含む群から選択されることができ、特に、グリセロール及び/又はソルビタンの分岐鎖脂肪酸エステル、例えば、Goldschmidt社からIsolanGI 34の名称で市販されている製品等のポリグリセロールイソステアレート、ICI社からArlacel 987の名称で市販されている製品等のソルビタンイソステアレート、ICI社からArlacel 986の名称で市販されている製品等のソルビタングリセリルイソステアレート、及びこれらの混合物を挙げることができる。
O/Wエマルジョンの調製に使用可能な乳化剤としては、たとえば、非イオン性乳化剤、たとえば、オキシアルキレン化(より特にはポリオキシエチレン化)ポリオール、たとえばポリエチレングリコールステアレート、たとえば、PEG−100ステアレート、PEG−50ステアレート、およびPEG−40ステアレート;たとえば、20から100EOを有するオキシアルキレン化ソルビタンの脂肪酸エステル、たとえば、Uniqema社からTween 20またはTween 60の名称で販売されているもの;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪アルキルエーテル;アルコキシ化または非アルコキシ化糖エステル、たとえばスクロースステアレート、たとえばPEG−20メチルグルコースセスキステアレート;ソルビタンステアレート、たとえば、Uniqema社からSpan40の名称で販売されているソルビタンパルミテート;脂肪アルコールの二酸エステル、例えばジミリスチルタータレート;これら乳化剤の混合物、たとえばUniqema社からArlacel 165の名称で、および、SEPPIC社からSimulsol 165の名称で販売されているグリセリルステアレートとPEG−100ステアレートの混合物(CTFA名:グリセリルステアレート/PEG−100ステアレート);または、Sasol社からCosmacol PSEの名称で販売されているジミリスチルタータレート、セテアリルアルコール、パレス−7およびPEG−25ラウレス−25の混合物(CTFA名:ジミリスチルタータレート/セテアリルアルコール/12−15パレス7/PPG25ラウレス25)が挙げられる。
共乳化剤、たとえば8から26炭素原子を有する脂肪アルコール、たとえばセチルアルコール、ステアリルアルコール、およびこれらの混合物(セテアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール、またはオレイルアルコール、または脂肪酸が、これら乳化剤に添加されてもよい。
組成物の全重量に対してこれらを0.5重量%よりも少ない量で含有する、または、界面活性剤を乳化することなく、適当な化合物、たとえば、本発明により使用可能なポリマーのような上記両親媒性ポリマーを用いることによって、エマルジョンを調製することが可能である。
本発明の組成物がエマルジョン形態である場合、組成物は、少なくとも1つの油、特に化粧油を含む少なくとも1つの油相を含有する。“油(oil)”なる用語は、室温(25℃)で液体である脂肪物質を意味する。
本発明の組成物で使用されうる油としては、例えば、動物由来の炭化水素油、たとえばペルヒドロスクアレン(またはスクワラン);植物由来の炭化水素油、たとえばStearineries Dubois社から市販の、又は、Dynamit Novel社から市販のカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド、または植物由来の油、たとえばひまわり油、とうもろこし油、大豆油、マロー油、グレープシード油、ごま油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、アララ油、コリアンダー油、ひまし油、アボカド油、ホホバ油、およびシェアバター;合成油;常温で液状又はペースト状の直鎖又は環状のシリコーン鎖を含む揮発性又は不揮発性のポリメチルシロキサン(PDMS)等のシリコーン油;部分的に炭化水素ベース及び/又はシリコーンベースのフッ素化油、例えば、特開平2−295912号公報に記載のもの;エーテル、たとえばジカプリルエーテル(CTFA名:ジカプリルエーテル);C12−C15脂肪アルキルベンゾエート(FinetexからのFinsolv TN);これらの混合物が挙げられる。
油相はまた、例えば、脂肪アルコール(セチルアルコール、ステアリルアルコール、またはセテアリルアルコール)、脂肪酸(ステアリン酸)またはワックス(パラフィン、ポリエチレンワックス、カルナウバワックス、またはビーズワックス)から選択される、1以上の脂肪物質を含有していてもよい。
本発明による組成物は、通常、化粧品または皮膚科学組成物で使用される添加剤、たとえば、保存剤、充填剤、pH調整剤(酸または塩基)、またはサンスクリーン剤を含有してもよい。言うまでもなく、当業者は、本発明による組成物に添加すべき任意の化合物を選択する際、本発明による組成物に本質的に備わっている優位な特性が、予想した添加によって悪影響を及ぼさない、もしくは、実質的に悪影響を及ぼさないように気をつけるであろう。
本発明の組成物に使用される充填剤としては、顔料;シリカパウダー;タルク;ポリアミド粒子、特にAtochem社よりOrgasolの名で市販のもの;ポリエチレンパウダー;天然の有機物質のパウダー、例えば架橋または非架橋の、トウモロコシ、小麦もしくは米デンプン、例えば無水オクテニルケイヒ酸と架橋したデンプンから形成したパウダーでNational Starch社よりDry−Floの名で市販のもの;アクリルコポリマーをベースとするミクロスフェア、例えばエチレングリコールジメタクリラート/ラウリルメタクリラートコポリマーからなるもので、Dow Corning社よりPolytrapの名で市販のもの;ポリメチルメタクリレートパウダー、たとえばMatsumoto社によりMicropearl M 100の名で市販のもの;発泡パウダー、例えば中空のミクロスフェア、特にKemanord Plast社によりExpancelの名で、もしくはMatsumoto社によりMicropearl F 80 EDの名で市販のミクロスフェア;シリコーン樹脂ミクロビーズ、例えばToshiba Silicone社によりTospearlの名で市販のもの;ポリウレタンパウダー、たとえばToshiba Pigment社よりPlastic Powder D−400の名称で販売されているヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトンコポリマーパウダー(CTFA名:HDI/トリメチロールヘキシルラクトンクロスポリマー);およびこれらの混合物を挙げることができる。これらの充填剤が存在する場合には、組成物の全重量に対して、0.001から20重量%、好ましくは0.1から10重量%、さらに好ましくは1から5重量%の量で存在可能である。
本発明による組成物は、スキンケア製品、特に顔、首、目の周り、またはボディ用スキンケア製品;またはスキンメークアップ製品、たとえば顔貌製品(特にファンデーション)、アイシャドウ、メークアップルージュ、アイライナー、コンシーラー製品、またはボディメークアップ製品;または、サンスクリーン剤を組み入れた日焼け防止製品;またはスキンクレンジング製品であってもよい。
組成物は一般的には洗い流さないが、クレンジング製品、特にフォーミング製品の場合には、洗い流すものであってもよい。
本発明の主題はまた、ケラチン物質、たとえば皮膚、まつげ、眉毛、ネール、または粘膜をトリートメントするための美容方法であって、上記定義した組成物をケラチン物質に適用することを特徴とする。
本発明の主題はまた、上記定義した組成物を、ヒトの顔及び/またはボディの治療用ポマードまたは軟膏を調製するための使用に関する。
パッケージング:
他の観点から、本発明はまた、化粧品アセンブリに関し、前記アセンブリは、
i)少なくとも1つのコンパートメントを区切る容器と、
ii)上記定義した組成物とからなり、前記容器は封止部によって封止されるものであり、前記組成物は、前記コンパートメント内に収容されているものである。
前記容器は、適当な形態であってよく、特に、ボトル、チューブ、ジャー、ケース、ボックス、サシャ、またはカートンの形態であってよい。
封止部は、着脱可能なストッパー、ふた、キャップ、引き剥がしストリップ、またはカプセル、特に容器に取り付けられた本体と、前記本体と関節構造関係にあるカバーキャップの形態であってもよい。容器を選択的に封止する部材の形態でもよく、特に、ポンプ、バルブ、またはフラップバルブの形態であってもよい。
容器は、アプリケータと組み合わせても良く、特に、ツイストワイヤーで保持した剛毛が配列したブラシの形態であってもよい。このようなツイストブラシは、特に、米国特許第4887622号に記載されている。または、特に成型によって得られる、複数のアプリケーション部材を有するくしの形態であってもよい。このようなくしは、たとえば、特許文献:FR2796529に記載されている。アプリケータは、たとえば、特許文献:FR2722380に記載されているような、細かいブラシの形態であってもよい。アプリケータは、フォームまたはエラストマーのブロック、フェルト、またはスパチラの形態であってもよい。アプリケータは、たとえば、米国特許第5492426号に記載されているように、封止部材を有するロッドに対して、自由な状態であっても、しっかり閉められるようであってもよい。アプリケータは、たとえば、特許文献:FR2761959に記載されているように、容器にしっかり閉められるようなものであってもよい。
プロダクトは直接、容器に収容されてもよいし、間接的に収容されていてもよい。たとえば、プロダクトは、特に、ワイプまたはパッドの形態の、含浸型サポート上にあってもよく、独立して、または複数で、ボックスまたはサシャに配されていてもよい。このようなプロダクトを含んだサポートは、たとえば、特許出願:WO 01/03538に記載されている。
封止部材はねじ合わせによって容器と結合してもよい。または、封止部材と容器間の結合は、ねじあわせ以外、特に、バイオネットメカニズムを介して、クリック止め、グリッピング、ウエルディング、またはボンディングによって、または磁石によって行われても良い。“クリック止め”なる用語は、特に、部材の、特に封止部材の弾性変形によるビーズまたはコード材のクロッシングを含むシステムを意味する。該システムでは、前記部材の弾性変形によるビーズまたはコード材の遮断後、前記部材を弾性的に拘束されない位置まで戻す。
容器は、少なくとも部分的に熱可塑性材料で形成されていてもよい。熱可塑性材料の例としては、ポリプロピレンまたはポリエチレンが挙げられる。または容器は、非熱可塑性材料、特にガラスまたは金属(または合金)で形成されていてもよい。
容器は、特にチューブやチューブ状ボトルの形態の剛性壁部または変形性壁部を有していても良い。
容器は、組成物を分散する、または分散を促進する手段を含有してもよい。たとえば、容器は、組成物が容器内への加圧に反応して出てくるような変形性壁部を有していても良く、この加圧は容器の壁部を弾性的に(または非弾性的に)圧迫することによって行われる。
容器は、組成物を含有する少なくとも1つのハウジングを区切るベースを有するカートンと、ふた、特に前記ベースと関節係合し、前記ベースを少なくとも部分的にカバーすることが可能なふたとからなるものであっても良い。このようなカートンは、たとえば、特許出願WO 03/018423または特許文献FR2791042に記載されている。
容器には、容器の開口領域に配されたドレイナーが設けられていても良い。このようなドレイナーは、アプリケーターを拭くことができ、ロッドを確実に締めることを可能とする。このようなドレイナーは、たとえば特許文献FR2792618に記載されている。
上記特許または特許出願の内容は、本願に参照して組み入れられる。
本発明の主題はまた、化粧品または皮膚科学的アセンブリに関し、前記アセンブリは、a)少なくとも1つのコンパートメントを区切る容器と、b)前記コンパートメント内に収容された組成物とを含有し、前記容器は、封止部材によって封止され、前記組成物は、上記定義したようなものである。
本発明を、以下の実施例によってより詳細に示すが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。量は、重量%で示される。
Figure 2006137753
方法:
A相とB相の成分をそれぞれ加熱する。A相をB相に注ぎ、エマルジョンが得られるまで混合する。カルボポールを含有するゲル(実施例3および4)では、混合物はC相で中和する。得られた混合物を50℃に冷却し、D相を、充填剤を完全に分散しながら添加する。E相を次いで添加し、組成物が完全に均一になるまで撹拌を続ける。
上記表から、本発明によるO/Wエマルジョンは、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素の含有量が増えても変化しない満足する粘度を有するが、カルボポール980、カルボキシビニルポリマーを含有する比較例は、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素の含有量が増えるにしたがって、直線的に粘度が低下することがわかる。

Claims (13)

  1. (a)少なくとも1種の以下の式(I)の化合物
    Figure 2006137753
    [式中、
    R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体、および、(b)スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有する少なくとも1種のポリマーを、水性媒体中に含有する、化粧品および/または皮膚科学用組成物。
  2. 式(I)の化合物において、R1は1つのヒドロキシル基を含有するC〜Cヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3およびR4は、互いに独立に、水素原子を示すことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 式(I)の化合物が、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(3−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)尿素;N−(2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル)尿素;N−メチル−N−(1,3,4,5,6−ペンタヒドロキシ−2−ヘキシル)尿素;N−メチル−N'−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)尿素;N−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)尿素;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)尿素;N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]尿素;N−エチル−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N'−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N,N'−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N'−プロピル尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N−(tert−ブチル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)−N'−(2−ヒドロキシプロピル)尿素;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)−N'−(2−ヒドロキシエチル)尿素;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N',N'−ジメチル尿素;N,N,N',N'−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)尿素;N',N'−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N',N'−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素;ならびにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 式(I)の化合物が、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 式(I)の化合物が、組成物の全重量に対して0.1から50重量%の範囲の含有量で存在することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. ポリマーが架橋した及び中和した2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ホモポリマーであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有するポリマーが、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と、6から50の炭素原子、好ましくは6から22の炭素原子を含有する少なくとも1種の基を含有する少なくとも1種のエチレン性不飽和疎水性モノマーとから得られてもよい疎水変性ポリマーであることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有するポリマーの量が、組成物の全重量に対して0.01から20重量%、好ましくは0.1から10重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物の全重量に対して、少なくとも30重量%の水を含有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 少なくとも1種の油相も含有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. スキンケア製品、スキンメイクアップ製品、アンチサン製品、またはスキンクレンジング製品であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 化粧品または皮膚科学用アセンブリであって、前記アセンブリは、
    (a)少なくとも1つのコンパートメントを区切る容器と、
    (b)前記コンパートメント内に収容された組成物とを含有し、前記容器は封止部によって封止されるものであり、前記組成物は請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物であることを特徴とする、化粧品または皮膚科学用アセンブリ。
  13. (a)以下の式(I)の化合物
    Figure 2006137753
    [式中、
    R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、互いに独立に、水素原子、C〜Cアルキル基、または1〜5個のヒドロキシル基を含むことができるC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R1からR4基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す]、ならびにこれらの塩、これらの溶媒和物およびこれらの異性体を含有する、化粧品および/または皮膚科学用組成物をゲル化するための、スルホン基を含有する少なくとも1種のモノマーを含有するポリマーの使用。
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