JP2006137590A - 廃棄物収集車 - Google Patents

廃棄物収集車 Download PDF

Info

Publication number
JP2006137590A
JP2006137590A JP2004330583A JP2004330583A JP2006137590A JP 2006137590 A JP2006137590 A JP 2006137590A JP 2004330583 A JP2004330583 A JP 2004330583A JP 2004330583 A JP2004330583 A JP 2004330583A JP 2006137590 A JP2006137590 A JP 2006137590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
malodorous gas
gas
collection vehicle
waste collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004330583A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Ishihara
大治 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd filed Critical Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Priority to JP2004330583A priority Critical patent/JP2006137590A/ja
Publication of JP2006137590A publication Critical patent/JP2006137590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

【課題】 少なくとも廃棄物収集時における悪臭の発生を低減させる。
【解決手段】 悪臭ガスの発生源となる廃棄物を収集する廃棄物収集車であって、上記廃棄物を収容する収容部1と、燃料を燃焼ガスと混合して燃焼させることによって動力を得る燃焼機関3と、少なくとも停車時に、上記収容部1において貯留した上記悪臭ガスを吸引し上記燃焼ガスの少なくとも一部として上記燃焼機関3に供給する悪臭ガス供給手段3,5,8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃棄物収集車に関するものである。
生ゴミ収集車やバキュームカーに代表される廃棄物収集車は、例えば、一般家庭において排出された廃棄物を複数箇所において収集して廃棄物処理場に運搬している。
例えば、生ゴミ収集車においては、町等に設置された複数の生ゴミ集積場において生ゴミ(廃棄物)を収集している。このような生ごみ収集車は、投入口に投入された生ゴミを収容タンク(収容部)に圧縮して押し込むことによって収集している(例えば、特許文献1参照)。
また、バキュームカーにおいては、所定の箇所に設置された排泄物貯蓄容器において排泄物(廃棄物)を収集している。このようなバキュームカーは、吸引ホース(排泄物吸引ホース)によって排泄物貯蓄容器に貯蓄された排泄物を吸引して収容タンク(収容部)に供給することによって収集している(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−137402号公報 特開2003−126644号公報
ところで、周知のように、生ゴミや排泄物等の廃棄物は、悪臭ガスの発生源となる。特に、このような悪臭ガスの発生源となる廃棄物を収容している収容タンクの内部は、悪臭ガスの濃度が非常に高く、この収容タンクの内部に貯留した悪臭ガスが収容タンクの外部に漏れ出した場合には、廃棄物収集車の周囲に悪臭が立ち込めることになる。
このような収容タンクの内部に貯留した悪臭ガスは、廃棄物収集車が廃棄物を収集する際に漏れ出し易い。これは、収容タンクに廃棄物を収集する際に、収容タンクの一部が一時的に開放されるためである。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、少なくとも廃棄物収集時における悪臭の発生を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の廃棄物収集車では、第1の手段として、悪臭ガスの発生源となる廃棄物を収集する廃棄物収集車であって、上記廃棄物を収容する収容部と、燃料を燃焼ガスと混合して燃焼させることによって動力を得る燃焼機関と、少なくとも停車時に、上記収容部において貯留した上記悪臭ガスを吸引し上記燃焼ガスの少なくとも一部として上記燃焼機関に供給する悪臭ガス供給手段とを備えるという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明の廃棄物収集車によれば、少なくとも停車時に、収容部において貯留した悪臭ガスが悪臭ガス供給手段によって吸引され、燃焼機関の燃焼ガスの少なくとも一部として燃焼機関に供給される。
廃棄物から発生する悪臭ガスには、アンモニア系の成分、メタン系の成分及びブタン系の成分が多く含まれており、これらの成分が悪臭の原因となる。このような成分を含む悪臭ガスは燃焼することによって脱臭されることが知られている(例えば、特開2003−148186号公報)。このため、本発明のように、悪臭ガスを燃焼機関の燃焼ガスの少なくとも一部として供給することによって、悪臭ガスを脱臭することができる。すなわち、本発明の廃棄物収集車によれば、悪臭ガスを燃焼ガスの少なくとも一部として用いることによって、悪臭ガスを脱臭し、悪臭ガスの量を減少させることができる。また、本発明の廃棄物収集車においては、悪臭ガスの吸引をすくなくとも停車時に行うため、廃棄物の収集の際における外部への悪臭ガスの漏れを低減させることができる。
したがって、本発明の廃棄物収集車によれば、少なくとも廃棄物収集時における悪臭の発生を低減させることが可能となる。
また、悪臭ガスに多く含まれるメタン系の成分やブタン系の成分は、燃焼性が良いため、悪臭ガスを燃焼ガスの少なくとも一部として用いることによって、燃焼機関の燃費の向上を期待することができる。
第2の手段として、上記第1の手段において、上記廃棄物は、生ゴミであるという構成を採用する。このような構成を採用する場合には、本発明の廃棄物収集車は、例えば、一般的なごみ収集車としての形態を有することになる。
第3の手段として、上記第2の手段において、上記収容部の上部に上記悪臭ガスのみを貯留する悪臭ガス貯留空間を形成するための仕切り部材を上記収容部の内部に有し、上記悪臭ガス供給手段は、上記悪臭ガス貯留空間から上記悪臭ガスを吸引するという構成を採用する。
上述のように、本発明の廃棄物収集車が一般的なごみ収集車としての形態を有する場合には、廃棄物である生ゴミが収容部に圧縮して押し込まれることとなるため、収容部内に貯留した悪臭ガスが吸引し難くなる可能性がある。このため、収容部の内部に仕切り部材を設置し、この仕切り部材によって収容部の上部に悪臭ガスのみが貯留される悪臭ガス貯留空間を形成することで、この悪臭ガス貯留空間から悪臭ガスを容易に吸引することが可能となる。
第4の手段として、上記第2または第3の手段において、上記悪臭ガス供給手段は、上記廃棄物を上記収容部に収容するための投入口から上記悪臭ガスを吸引するという構成を採用する。
本発明の廃棄物収集車が一般的なごみ収集車としての形態を有する場合には、悪臭ガス供給手段によって収容部に貯留する悪臭ガスを吸引した場合であっても、生ゴミを収集する際には、生ゴミを投入する投入口から少量の悪臭ガスが漏れ出す可能性がある。このため、悪臭ガス供給手段が、さらに投入口から悪臭ガスを吸引することによって、より悪臭ガスの漏れ量を減少させることができ、廃棄物収集時における悪臭の発生をより低減させることが可能となる。
第5の手段として、上記第1の手段において、上記廃棄物は、排泄物であるという構成を採用する。このような構成を採用する場合には、本発明の廃棄物収集車は、例えば、一般的なバキュームカーとしての形態を有することになる。

第6の手段として、上記第5の手段において、上記悪臭ガス供給手段は、外部の上記排泄物の貯蓄容器に貯留された上記悪臭ガスを吸引するための悪臭ガス吸引ホースを備えるという構成を採用する。
上述のように、本発明の廃棄物収集車がバキュームカーとしての形態を有する場合には、排泄物を排泄物吸引ホースを用いて外部の排泄物の貯蓄容器から収容部に供給する。このため、排泄物吸引ホースを貯蓄容器から収容部に挿入する場合に貯蓄容器が開放されることとなり、貯蓄容器に貯留した悪臭ガスが漏れ出すこととなる。そこで、本発明のように、悪臭ガス供給手段が、貯蓄容器に貯留された悪臭ガスを吸引するための悪臭ガス吸引ホースを備えることによって、貯蓄容器に貯留した悪臭ガスが収集時に漏れ出す量を減少させることができ、廃棄物収集時における悪臭の発生をより低減させることが可能となる。
第7の手段として、上記第6の手段において、上記悪臭ガス吸引ホースは、上記貯蓄容器から上記排泄物を上記収容部に供給する排泄物吸引ホースと一体形成されているという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、排泄物吸引ホースと悪臭ガス吸引ホースを別体で設ける必要がなくなり、廃棄物収集車の構成を簡素化することが可能となる。また、廃棄物収集時、一本のホースのみを貯蓄容器に挿入すればよくなるため、廃棄物収集時における作業を簡略化することが可能となる。
本発明の廃棄物収集車によれば、少なくとも廃棄物収集時における悪臭の発生を低減させることができる。よって、周辺環境により良い環境を形成することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る廃棄物収集車の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本第1実施形態の廃棄物収集車が収集する廃棄物は生ゴミである。このため、本発明の第1実施形態の廃棄物収集車は、ごみ収集車としての形態を有している。
図1は、本第1実施形態の廃棄物収集車C1の構成を示した概略構成図である。この図に示すように、本第1実施形態の廃棄物収集車C1は、収容タンク1、投入部2、ディーゼルエンジン3(燃焼機関)、外気吸気管4、悪臭吸気管5、三方弁6及び仕切り部材7を備えて構成されている。
収容タンク1は、生ゴミが圧縮された状態で収容する容器であり、車体の後部を構成している。投入部2は、生ゴミを投入するための投入口21と、不図示の圧縮機とを備えており、収容タンク1の後部に接続されている。
ディーゼルエンジン3は、燃料を燃焼ガスと混合して燃焼させることによって、本実施形態の廃棄物収集車C1の動力を得るものであり、車体の前部に配置されている。なお、このディーゼルエンジン3によって得られた動力は、廃棄物収集車C1の推進力に用いられるだけでなく、投入部2の圧縮機等を動かす動力としても用いられる。このディーゼルエンジン3には、燃焼ガスを供給するための燃焼ガス供給配管8の一端が接続されており、この燃焼ガス供給配管8の途中部位には、燃焼ガスに含まれる塵等の異物を除去するためのフィルター9が配置されている。なお、ディーゼルエンジン3には、燃焼ガス供給配管8の他に、燃料(軽油)を供給するための燃料供給配管等(不図示)も接続されている。
燃焼ガス供給配管8の他端には、三方弁6が接続されている。この三方弁6には、燃焼ガス供給配管8の他に外気吸気管4の一端及び悪臭吸気管5の一端が接続されている。外気吸気管4の他端は、外気を外気吸気管4の内部に吸引するための吸引口41として構成されている。そして、この吸引口41が大気中に位置されるように外気吸気管4が延在されている。悪臭吸気管5は、図1に示すように、二股に分かれて延在されており、一方の他端が第1吸引口51として構成されており、他方の他端が第2吸引口52として構成されている。そして、第1吸引口51が収容タンク1内に貯留する悪臭ガスを吸引するように収容タンク1内部の上部に位置されかつ第2吸引口52が投入部2の投入口21の悪臭ガスを吸引するように、悪臭吸気管5が延在されている。
そして、本実施形態の廃棄物収集車においては、三方弁6が切り替えられることによって、外気吸気管4に吸引された外気あるいは悪臭吸気管5に吸引された悪臭ガスが燃焼ガスとしてディーゼルエンジン3に供給される。すなわち、本実施形態の廃棄物収集車C1においては、吸引された悪臭ガスが燃焼ガスの少なくとも一部として用いられている。
また、本実施形態の廃棄物収集車C1においては、収容タンク1の内部に仕切り部材7が配置されている。この仕切り部材7は、収容タンク1の内部において、収容した生ゴミが収容タンク1の上部に入ることを防止しかつ悪臭ガスのみが上部に入るようにするものである。すなわち、この仕切り部材7によって、収容タンク1の上部に悪臭ガスのみを貯留する悪臭ガス貯留空間が形成されている。この仕切り部材7としては、金属製の網状の部材や、金属板に複数の貫通孔を形成した部材等を用いることができる。そして、この悪臭ガス貯留空間に悪臭吸気管5の吸引口51が位置するように悪臭吸気管5が設置されている。
なお、外気吸気管4及び悪臭吸気管5が、間接的にディーゼルエンジン3と接続されているため、ポンプ等を用いて外気あるいは悪臭ガスを強制的に吸引しなくとも、外気及び悪臭ガスを吸引することができる。そして、本実施形態の廃棄物収集車C1において、本発明の悪臭ガス供給手段は、上述のようなディーゼルエンジン3の吸引機能と燃焼ガス供給配管8及び悪臭吸気管5とを備えて構成されている。
次に、このように構成された本実施形態の廃棄物収集車C1の動作について説明する。
まず、廃棄物収集車C1が走行している場合には、外気吸気管4の吸引口41から吸引された外気が三方弁6を介して燃焼ガス供給配管8に流入される。そして、外気は、燃焼ガス供給配管8の途中部位に設置されたフィルター9によって塵等の異物が除去された後、燃焼ガスとしてディーゼルエンジン3に供給される。そして、燃焼ガスとしての外気がディーゼルエンジン3の内部において燃料と混合されて燃焼されることによって、動力が生成される。
この場合には、投入部2の投入口21は閉じられているため、収容タンク1の内部に貯留した悪臭ガスが収容タンク1の外部に漏れ出し、周辺に悪臭ガスが立ち込めることはない。
そして、廃棄物収集車C1が生ゴミを収集する場合、すなわち廃棄物収集車C1が停車している場合には、三方弁6が切り替えられることによって、悪臭吸気管4の第1吸引口51及び第2吸引口52から吸引された悪臭ガスが燃焼ガス供給配管8に流入される。そして、悪臭ガスは、燃焼ガス供給配管8の途中部位に設置されたフィルター9によって塵等の異物が除去された後、燃焼ガスとしてディーゼルエンジン3に供給される。そして、燃焼ガスとしての悪臭ガスがディーゼルエンジン3の内部において燃料と混合されて燃焼されることによって、動力が生成される。
このような本実施形態の廃棄物収集車C1によれば、少なくとも停車時に、収容タンク1において貯留した悪臭ガスが悪臭吸気管5の第1吸引口51を介して吸引され、ディーゼルエンジン3の燃焼ガスの少なくとも一部として供給される。
そして、悪臭ガスがディーゼエンジン3において燃焼されることによって、その中に含む、アンモニア系の成分、メタン系の成分及びブタン系の成分が分解され、これによって悪臭ガスが脱臭される。このため、収容タンク1に貯留される悪臭ガスの量を減少させることができ、生ゴミの収集の際における外部への悪臭ガスの漏れを低減させることができる。
したがって、本実施形態の廃棄物収集車C1によれば、少なくとも生ゴミ収集時における悪臭の発生を低減させることが可能となる。
なお、悪臭ガスに多く含まれるメタン系の成分やブタン系の成分は、燃焼性が良いため、悪臭ガスを燃焼ガスの少なくとも一部として用いることによって、ディーゼルエンジン3の燃費の向上を期待することができる。
また、本実施形態の廃棄物収集車C1によれば、収容タンク1の上部に悪臭ガスのみを貯留する悪臭ガス貯留空間を形成するための仕切り部材7が配置され、悪臭吸気管5の吸引口51が悪臭ガス貯留空間に位置されているため、悪臭ガス貯留空間から悪臭ガスが吸引される。
すなわち、圧縮された生ゴミが充満しない空間が形成され、この空間から悪臭ガスが吸引される。このため、悪臭ガスを容易に吸引することが可能となる。
また、本実施形態の廃棄物収集車C1においては、悪臭吸気管5の第2吸引口52が投入口21の悪臭ガスを吸引するように配置されている。生ゴミの収集時において、より悪臭ガスの漏れ量を減少させることができ、悪臭の発生をより低減させることが可能となる。
なお、本実施形態の廃棄物収集車C1において、三方弁6の切り替えは、作業者が手動で行っても良いし、廃棄物収集車C1の生ゴミ収集時に連動させて自動で切り替わるようにしても良い。例えば、三方弁6の切り替えを投入部2の圧縮機の駆動と連動させて自動で切り替わるようにしても良い。
また、本実施形態の廃棄物収集車C1においては、走行時に外気のみを燃焼ガスとしても用い、停車時に悪臭ガスのみを燃焼ガスとしても用いた。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、走行時に悪臭ガスを燃焼ガスとして用いても良く、また、停車時に燃焼ガスの供給量が不足するようであれば適時外気を燃焼ガスとして用いても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図2及び図3を参照して説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
本第2実施形態の廃棄物収集車が収集する廃棄物は排泄物である。このため、本発明の第2実施形態の廃棄物収集車は、バキュームカーとしての形態を有している。
図2は、本第2実施形態の廃棄物収集車C2の構成を示した概略構成図である。この図に示すように、本第2実施形態の廃棄物収集車C2は、上記第1実施形態の廃棄物収集車C1に備えられた投入部2の代わりに吸引ホース10及びポンプ11が備えられている。
吸引ホース10は、外部の排泄物の貯蓄容器X(図3参照)から排泄物を収容タンク1に供給する排泄物吸引ホース12と、貯蓄容器Xに貯留された悪臭ガスを吸引するための悪臭ガス吸引ホース13とを備えて構成されている。具体的には、図3に示すように、吸引ホース10は、悪臭ガス吸引ホース13の内部に排泄物吸引ホース12が挿通された二重構造を有している。なお、図3に示すように、排泄物吸引ホース12は、悪臭ガス吸引ホース13よりも長く設定されている。そして、排泄物吸引ホース12と悪臭ガス吸引ホース13とは、途中部位において二股に分離され、排泄物吸引ホース12が収容タンク1と接続され、悪臭ガス吸引ホース13は、悪臭吸気管5と接続されている。また、排泄物吸引ホース12の先端部には、フィルター14が配置されており、このフィルター14を介して排泄物が排泄物吸引ホース12の内部に吸引されることによって、排泄物に含まれる固形物等の異物が除去される。なお、排泄物吸引ホース12が排泄物を吸引するための吸引力は、排泄物吸引ホース12の途中部位に設置されたポンプ11によって与えられる。
このような構成を有する本第2実施形態の廃棄物収集車C2においては、停車時に吸引ホース10を貯蓄容器X内に挿入しポンプ11を稼動させることによって、フィルター14を介して排泄物が排泄物吸引ホース12の内部に吸引され、収容タンク1に供給される。そして、これと同時に、排泄物吸引ホース12より短く設定された悪臭ガス吸引ホース13によって貯蓄容器Xに貯留された悪臭ガスが吸引される。なお、悪臭ガス吸引ホース13の吸引力は、ディーゼルエンジン3によって与えられる。
このようにして、悪臭ガス吸引ホース13によって吸引された悪臭ガスと収容タンク1の上部に位置された第1吸引口51によって吸引された悪臭ガスとは、悪臭吸気管5、三方弁6及びフィルター9を介して、燃焼ガスとしてディーゼルエンジン3に供給される。そして、ディーゼルエンジン3に供給された悪臭ガスは燃料とともに燃焼されることによって脱臭される。
このような本第2実施形態の廃棄物収集車C2によれば、少なくとも停車時に、収容タンク1において貯留した悪臭ガスが悪臭吸気管5の第1吸引口51を介して吸引され、ディーゼルエンジン3の燃焼ガスの少なくとも一部として供給される。
そして、悪臭ガスがディーゼエンジン3において燃焼されることによって、その中に含む、アンモニア系の成分、メタン系の成分及びブタン系の成分が分解され、これによって悪臭ガスが脱臭される。このため、収容タンク1に貯留される悪臭ガスの量を減少させることができ、排泄物の収集の際における外部への悪臭ガスの漏れを低減させることができる。
したがって、本実施形態の廃棄物収集車C2によれば、少なくとも排泄物収集時における悪臭の発生を低減させることが可能となる。
また、本第2実施形態の廃棄物収集車C2によれば、悪臭ガス吸引ホース13によって貯蓄容器Xに貯留された悪臭ガスが吸引され、ディーゼルエンジン3の燃焼ガスの少なくとも一部として供給される。
したがって、排泄物の収集時に貯蓄容器Xから悪臭ガスが漏れ出すことを抑止することができ、排泄物の収集の際における外部への悪臭ガスの漏れをより低減させることができる。
また、本第2実施形態の廃棄物収集車C2においては、悪臭ガス吸引ホース13が、排泄物吸引ホース12と一体形成されている。
このため、排泄物吸引ホース12と悪臭ガス吸引ホース13を別体で設ける必要がなくなり、廃棄物収集車C2の構成を簡素化することが可能となる。また、排泄物収集時、一本の吸引ホース10のみを貯蓄容器Xに挿入すればよくなるため、排泄物収集時における作業を簡略化することが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明に係る廃棄物収集車の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の燃焼機関としてディーゼルエンジン3を用いた。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の燃焼機関として、ガソリンエンジンを用いても良い。
本発明の第1実施形態における廃棄物収集車の概略構成図である。 本発明の第2実施形態における廃棄物収集車の概略構成図である。 本発明の第2実施形態における廃棄物収集車の部分拡大図である。
符号の説明
1……収容タンク(収容部)
2……投入部
21……投入口
3……ディーゼルエンジン(燃焼機関)
4……外気吸気管
41……吸引口
5……悪臭吸気管
51……第1吸引口
52……第2吸引口
6……三方弁
7……仕切り部材
8……燃焼ガス供給配管
9……フィルター
10……吸引ホース
11……ポンプ
12……排泄物吸引ホース
13……悪臭ガス吸引ホース
14……フィルター
C1,C2……廃棄物収集車
X……貯蓄容器



Claims (7)

  1. 悪臭ガスの発生源となる廃棄物を収集する廃棄物収集車であって、
    前記廃棄物を収容する収容部と、
    燃料を燃焼ガスと混合して燃焼させることによって動力を得る燃焼機関と、
    少なくとも停車時に、前記収容部において貯留した前記悪臭ガスを吸引し前記燃焼ガスの少なくとも一部として前記燃焼機関に供給する悪臭ガス供給手段と
    を備えることを特徴とする廃棄物収集車。
  2. 前記廃棄物は、生ゴミであることを特徴とする請求項1記載の廃棄物収集車。
  3. 前記収容部の上部に前記悪臭ガスのみを貯留する悪臭ガス貯留空間を形成するための仕切り部材を前記収容部の内部に有し、前記悪臭ガス供給手段は、前記悪臭ガス貯留空間から前記悪臭ガスを吸引することを特徴とする請求項2記載の廃棄物収集車。
  4. 前記悪臭ガス供給手段は、前記廃棄物を前記収容部に収容するための投入口から前記悪臭ガスを吸引することを特徴とする請求項2または3記載の廃棄物収集車。
  5. 前記廃棄物は、排泄物であることを特徴とする請求項1記載の廃棄物収集車。
  6. 前記悪臭ガス供給手段は、外部の前記排泄物の貯蓄容器に貯留された前記悪臭ガスを吸引するための悪臭ガス吸引ホースを備えることを特徴とする請求項5記載の廃棄物収集車。
  7. 前記悪臭ガス吸引ホースは、前記貯蓄容器から前記排泄物を前記収容部に供給する排泄物吸引ホースと一体形成されていることを特徴とする請求項6記載の廃棄物収集車。


JP2004330583A 2004-11-15 2004-11-15 廃棄物収集車 Pending JP2006137590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330583A JP2006137590A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 廃棄物収集車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330583A JP2006137590A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 廃棄物収集車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006137590A true JP2006137590A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36618646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004330583A Pending JP2006137590A (ja) 2004-11-15 2004-11-15 廃棄物収集車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006137590A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127809A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Shozo Mukoyama 衛生車の発生ガス燃焼装置
JPH0460907U (ja) * 1990-09-28 1992-05-26
JP2000289805A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Atsushi Izumihara 生ごみリサイクル車
JP2003205218A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電子線照射による上下水汚泥由来の臭気ガスの脱臭方法及び脱臭装置を備えた上下水汚泥の処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127809A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Shozo Mukoyama 衛生車の発生ガス燃焼装置
JPH0460907U (ja) * 1990-09-28 1992-05-26
JP2000289805A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Atsushi Izumihara 生ごみリサイクル車
JP2003205218A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電子線照射による上下水汚泥由来の臭気ガスの脱臭方法及び脱臭装置を備えた上下水汚泥の処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101770686B1 (ko) 자동차의 dpf 세척장치
EP1118505A3 (en) Toilet for recreational vehicle with vent for the holding tank
JP3816941B1 (ja) 生ゴミ処理システムおよび生ゴミ収集車両
JP2006137590A (ja) 廃棄物収集車
AR045534A1 (es) Deposito y sistema de emisiones por evaporacion
US6883500B2 (en) Fuel pump module with improved vapor vent manifold
KR200415807Y1 (ko) 자동차용 서랍식 에어필터를 갖는 에어클리너
CN101225676A (zh) 真空清污车
JP2010227803A (ja) 吸引装置およびそれを備えた吸引車
JP2007092445A (ja) バキュームカー
KR100227289B1 (ko) 음식물 쓰레기 전용 수거 차량
JP3344998B1 (ja) 屎尿収集車
JP3076952U (ja) 生ゴミ収集車用電磁駆動間欠ピストンポンプ式消臭剤吐出装置
JP2002128203A (ja) ゴミ収集車における消臭装置
JPH0673779A (ja) 糞尿・ゴミ等の汚物運搬自動車より放出する悪臭の消臭方法
JPH042229Y2 (ja)
JP3090640U (ja) バキューム車
JP2007037817A (ja) 電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機
KR200166553Y1 (ko) 쓰레기 수거용 차량에 장착되는 소독 장치
CN205876436U (zh) 曲轴箱通风装置
CN214467905U (zh) 一种用于城镇天然气的加臭装置
JP4729430B2 (ja) 生ゴミの処理システム、及びそれに使用する生ゴミ収集車両、該システムによる生ゴミの処理方法
JPS5916524A (ja) 脱臭装置
JPH07171333A (ja) バキューム車等による収集処理作業排気悪臭の低減
JPH0742824U (ja) 車両用脱臭装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100323