JP2006136629A - 遊技機のリールテープ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のリールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着する際に、所定のリールに間違いなく装着できるようにする。
【解決手段】 絵柄を変動表示する複数のリールR1、R2、R3を並設し、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着してなる遊技機であって、それぞれのリールテープR10,R11,R12の絵柄が表示されている以外の部分に、特定の図形、色彩、模様、符号などを施した。特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部R10b,R11b,R12bとした。特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの側方部R10e,R11e,R12eとした。特定の図形、色彩、模様、符号などを複数組み合わせてリールテープに施す。特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部と、リールテープの絵柄部分の側方部とを組み合わせた。
【選択図】図5

Description

本発明は、主としてスロットマシンのような遊技機に関し、詳しくは遊技機に絵柄を変動表示する複数のリールを並設し、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着する際に、所定のリールに間違いなく装着できるように改良したリールテープに関する。
例えばスロットマシンには、絵柄を変動表示する3つのリールが並設され、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープが装着されている。これら3つの絵柄の異なるリールテープは、一枚の印刷媒体により並列して印刷され、それぞれのリールテープを縦長にカットし、それぞれのリール毎に区分けした後、遊技機組み立て作業員が手作業により各リール毎にリールテープを貼り付けている。しかし、その区分けの際に順序を間違えたり、あるいは作業員が配列を間違えたりして、違うリール用のリールテープが混入してしまって、リールに違うリールテープを貼り付けてしまう事態が発生することがあった。
一方、リールテープの再利用を可能とし、資源の有効利用を図ると共に、リールテープを回転リールに貼り付けたまま図柄の書き換えを行うことにより、リールテープの誤装着を防止するようにした技術が、例えば、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された技術は、回転リールに可逆記録可能な記録媒体で形成されたリールテープを貼り付けた状態で、可逆記録装置により図柄の書き換えを行おうとするものである。
特開2004−113679号公報
しかし、前記各リールにそれぞれ絵柄の異なるリールテープを貼り付ける手段においては、リールに間違ったリールテープを貼り付けてしまう事態を防止するための根本的な解決手段が講じられておらず、その解決手段が望まれていた。また、前記特許文献1に開示された技術においては、可逆記録装置を必要とするばかりでなく、遊技機の使用現場での可逆記録装置によるリールテープへの図柄の書き換えは難しく、また、リールテープへの図柄の書き換えを何度も行うことはできず、リールに対しリールテープを貼り変える作業は必要である、といった問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、絵柄の異なるリールテープの絵柄が表示されている以外の部分に、特定の図形、色彩、模様、符号などを施しておくことで、リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着する際に、所定のリールに間違いなく装着できるようにした遊技機のリールテープを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために本発明は、請求項1〜5(A.〜E.)の構成を有することを特徴とする。
A.絵柄を変動表示する複数のリールを並設し、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着してなる遊技機のリールテープであって、
絵柄の異なるリールテープを所定のリールに間違いなく装着するために、それぞれのリールテープの絵柄が表示されている以外の部分に、特定の図形、色彩、模様、符号などを施した。
B.前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部とした。
C.前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの絵柄部分の側方部とした。
D.前記特定の図形、色彩、模様、符号などを複数組み合わせてリールテープに施す。
E.前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部と、リールテープの絵柄部分の側方部とを組み合わせた。
イ.請求項1に係る発明によれば、絵柄の異なるリールテープを所定のリールに間違いなく装着するために、それぞれのリールテープの絵柄が表示されている以外の部分に、特定の図形、色彩、模様、符号などを施したので、絵柄の異なるリールテープを一枚の印刷媒体により並列して印刷した後、それぞれのリールテープにカットし、それぞれのリール用に区分けするとき、図形、色彩、模様、符号などにより同種のものを容易に識別して集めることができ、作業者は間違えることなく所定のリールに貼り付けることができる。また、同じリールテープを集めたものを他の種類のものが混入していないか検査する時、集合させたリールテープを左右または前後に少しずらせるだけで、図形、色彩、模様、符号などにより他の種類のリールテープが混入しているのを一目で発見することができる。
ロ.請求項2に係る発明によれば、特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部としたので、リールに対してリールテープを、図形、色彩、模様、符号などを確認して貼り付け、接合端部を切断するか、あるいは図形、色彩、模様、符号などを確認してから接合端部を切断して、間違えることなく貼り付けることができる。
ハ.請求項3に係る発明によれば、特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの絵柄部分の側方部としたので、リールに対してリールテープを、図形、色彩、模様、符号などを確認して貼り付け、側方部を切断するか、あるいは図形、色彩、模様、符号などを確認してから側方部を切断して、間違えることなく貼り付けることができる。
ニ.請求項4に係る発明によれば、特定の図形、色彩、模様、符号などを複数組み合わせてリールテープに施すので、図形、色彩、模様、符号などの識別力が増し、リールテープを区分けするとき、同種のものを容易に識別して集めることができる。
ホ.請求項5に係る発明によれば、特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部と、リールテープの絵柄部分の側方部とを組み合わせたので、図形、色彩、模様、符号などの識別がより簡単、容易となる。また、リールに対してリールテープを貼り付けるときは図形、色彩、模様、符号などを確認して貼り付け、接合端部及び側方部を切断するか、あるいは図形、色彩、模様、符号などを確認してから接合端部及び側方部を切断して、間違えることなく確実に貼り付けることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態としてスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1は、スロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2は、筐体2から前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した展開図である。
図1において、スロットマシン1は、ほぼ矩形状の箱体からなる筐体2と、該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に区分けされ、これらは視覚効果を高めるべくデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。また、上部パネル部4と下部パネル部5との間に、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央にはほぼ長方形の透明な表示窓42が形成され、表示窓42を通して筐体2内に設けられており、図3ないし図9にも記載されている,リールユニット100の3個のリールR1、R2、R3が目視される。ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリールR1、R2、R3がそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リールR1、R2、R3の外周面にはその周方向に沿って、複数種類の図柄R10a,R11a,R12aが描かれたそれぞれ異なるリールテープR10,R11,R12を貼り付けている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄R10a,R11a,R12aを目視できるようになっている。
また、パネル面41には、裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで、例えば入賞役への内部当選など遊技状態に関する情報を演出表示する遊技状態表示部43と、複数の発光ダイオードを点灯させてドット画像を演出表示するドットマトリクス表示部44、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数や、入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等の情報を数値表示する数値情報表示部45が、それぞれ表示窓42の周辺に設けられている。上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部47a、47bがそれぞれ配置されている。また、演出用放音部47a、47bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓に面して液晶表示ユニット48が配置されている。なお、液晶表示ユニット48は、ゲームの演出に係る映像を主に表示する。
上部パネル部4の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用照明部49a、49bが設けられている。ゲームの進行に応じて上述した複数の演出用照明部46、49a、49b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。操作卓7の上面右側には、メダルを投入するための投入口を有するメダル投入部71が設けられている。また、操作卓7の上面の左側には、押しボタンスイッチである3個のベットボタン72、73、74が設けられている。このベットボタン72、73、74は、スロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン73が押圧操作されることで2枚のメダルが賭けられ、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
また、操作卓7の前面左側には、リールR1、R2、R3の回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。また、操作卓7の中央には、各リールR1、R2、R3の回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴77が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴77に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また、前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部62がそれぞれ配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。同図において、筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御する後述するCPU(マイコン)201を備え、硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。筐体2内の中央には、リールR1、R2、R3を備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリールR1、R2、R3が対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リールR1、R2、R3は、それぞれに内蔵されたステッピングモータR22によって回転駆動される。また、リールユニット100の上部には、各リールR1、R2、R3を回転駆動する上記ステッピングモータR22へ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールR1、R2、R3の回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、該ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。この主電源装置23の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
前扉3の裏面側上部には、演出用照明部46の光源である高輝度の発光ダイオード31が複数配列されると共に、上述の演出用放音部47a、47bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、図2には示していないが、スピーカ32a、32bの間に、液晶表示ユニット48が取り付けられている(図1参照)。更に、液晶表示ユニット48の裏面側に、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が取り付けられている。なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示ユニット48による演出映像の表示制御、演出用照明部46、49a、49bを使った照明制御、及び演出用放音部47a、47b、62を使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板30の下方には、リールR1、R2、R3を目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75及びストップボタン76a、76b、76c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62に対向するスピーカ38が取り付けられている。
次に、リールR1、R2、R3の構造について、図3ないし図9を参照して更に詳しく説明する。図3(a)は、リールユニット100の斜視図、図3(b)は、回転胴ユニットR20の斜視図、図4は、絵柄の異なる3つのリールテープR10,R11,R12の展開平面図、図5は、一枚の印刷媒体により並列して印刷され絵柄の異なる3つのリールテープに、本発明に係る図形を施した部分平面図、図6は、本発明に係る図形を施す位置を変更した実施例の部分平面図、図7は、本発明に係る図形を、2つのものを組み合わせた状態の部分平面図、図8は、本発明に係る図形を施す位置を、別の位置に変更した実施例の部分平面図、図9は、本発明に係る図形を施す位置を、2つの別の位置のものを組み合わせた実施例の部分平面図である。
図3において、(a)に示すリールユニット100は、(b)に示す回転胴ユニットR20を筐体R23に3組備えている。各回転胴ユニットR20には、それぞれ複数の配線ケーブルR21が接続されていて、配線ケーブルR21からの制御データの指示に従って、リールR1、R2、R3の回転と制御及び停止の制御、並びに演出表示の制御を制御ユニット(図示せず)により行う。回転胴ユニットR20においては、筐体R23側にステッピングモータR22が固定され、このステッピングモータR22の回転軸R24の先端部分にリールR1(R2、R3)が固着されている。
回転胴ユニットR20は、ステッピングモータR22の回転軸R24に固着された基部R25と、基部R25から放射状に延在する複数本のアーム部R26と、アーム部R26の先端部分に回転軸R24を中心として同心円状に形成された円環状のリング部R27,R28と、リング部R27,R28の外周面に捲装されて固着されたリールテープR10(R11,R12)を備えて構成されている。ここで、基部R25とアーム部R26及びリング部R27,R28は、プラスチック成形によって軽量且つ細い骨組み体として一体形成されており、所定間隔で相対向するリング部R27,R28の外周面に、リールテープR10(R11,R12)が接着剤、両面接着テープ等で固着されている。このため、リールR1,R2,R3は、各回胴リールユニットR20に設けられているステッピングモータR22に対して過負荷とはならないように軽量化が図られている。
更に、それぞれのリールテープR10,R11,R12は、図4に示すように、複数個(本実施形態では21個)の絵柄R10a,R11a,R12aが長手方向に沿って印刷される他、リング部R27,R28に捲装された場合に回転軸R24を中心とした周方向の角度が略0°(又は360°)、120°、240°となる3カ所の透明領域R29が、発光ユニット(図示せず)から発せられる光を透過する透明な領域となっている。例えば、リールテープR10の場合、図4に例示するように、ほぼ0°(または360°)の位置に決められた「ベル」と「レモン」との絵柄間と、ほぼ120°の位置に決められた「レモン」と「チェリー」との絵柄間と、ほぼ240°の位置に決められた「西瓜」と数字の「7」との絵柄間が、それぞれ透明領域R29となっている。
複数の絵柄R10a,R11a,R12aが異なるリールテープR10,R11,R12は、図5に示すように、一枚の印刷媒体により並列して印刷され、それぞれのリールテープR10,R11,R12を切断線CLに沿って縦長にカットし、それぞれのリールR1、R2、R3毎に区分けした後、遊技機組み立て作業員が手作業により各リールR1、R2、R3毎にリールテープR10,R11,R12をリング部R27,R28に貼り付ける。なお、リールテープR10,R11,R12を一枚の印刷媒体により並列して印刷するとき、縦の切断線CLの左右両側に一定の余白を設けておくと、絵柄R10a,R11a,R12aの印刷が左右にわずかにずれた場合や、切断線CLから左右にわずかずれてカットされた場合でも、1つのリールテープに複数の色が混入するのを防止できる。
本発明においては、リールテープR10,R11,R12を印刷するとき、それぞれの長さ方向端部を延長して接合端部R10b,R11b,R12bを形成し、これら接合端部R10b,R11b,R12bにそれぞれ図形の異なる縦図形R10c,R11c,R12cを側端部からわずか内側に位置して施している。そして、印刷後、縦の切断線CLに沿ってリールテープR10,R11,R12毎に縦長にカットし、カットしたリールテープR10,R11,R12を上下方向に揃え、縦図形R10c,R11c,R12cを施した側を上下または左右にわずかにずらせて縦図形R10c,R11c,R12cを視認するだけで、リールテープR10,R11,R12毎に識別でき、正確に区分することができる。
このようにして、絵柄R10a,R11a,R12aの異なるリールテープR10,R11,R12を、縦図形R10c,R11c,R12cにより識別してそれぞれリールテープR10,R11,R12毎に区分し、所定のリールR1、R2、R3のリング部R27,R28に貼り付け、接合端部R10b,R11b,R12bを切断線CLから切除する。なお、リールテープR10,R11,R12に縦図形R10c,R11c,R12cを施す位置は、それぞれのリールテープR10,R11,R12の絵柄R10a,R11a,R12aが表示されている以外の部分であれば良く、また、縦図形R10c,R11c,R12cは、図形に限らず特定の色彩、模様、符号などにしてもよい。特に、色彩にした場合には、大量のリールテープR10,R11,R12を識別する際に識別力を発揮する。
図6に示すものは、接合端部R10b,R11b,R12bに対して縦図形R10c,R11c,R12cを施す位置を、側縁に合わせたものである。この場合、印刷されたリールテープR10,R11,R12を縦の切断線CLに沿ってカットするとき、切断線CLより左右にずれてカットされると、縦図形R10c,R11c,R12cがカットされる恐れがある。これを、図5のように縦図形R10c,R11c,R12cを接合端部R10b,R11b,R12bの側端部からわずか内側に施しておくと、縦図形R10c,R11c,R12cがカットされる恐れがない。
図7に示すものは、接合端部R10b,R11b,R12bに対して縦図形R10c,R11c,R12cと横図形R10d,R11d,R12dを組み合わせて施したものである。この場合、切断線CLより左右にずれてカットされて縦図形R10c,R11c,R12cがカットされたとしても、横図形R10d,R11d,R12dが残っているので、識別が容易に行える。
図8に示すものは、特定の図形、色彩、模様、符号などを施す位置を、リールテープR10,R11,R12の絵柄R10a,R11a,R12aの側方部R10e,R11e,R12eとしたもので、この側方部R10e,R11e,R12eに縦図形R10f,R11f,R12fを施したものである。この場合、縦図形R10f,R11f,R12fの面積が広く、識別がより容易である。
図9に示すものは、特定の図形、色彩、模様、符号などを施す位置を、接合端部R10b,R11b,R12bと側方部R10e,R11e,R12eとし、しかも、縦図形R10c,R11c,R12cと縦図形R10f,R11f,R12fとを組み合わせたものである。この場合、広い面積の縦図形R10f,R11f,R12fに加えて縦図形R10c,R11c,R12cが表示されるので、識別が極めて容易となる。
次に、図10のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。主制御基板20は、CPU201の他にROM、RAM等の半導体メモリからなる記憶部203が備えられ、ここに予め記憶されているスロットマシンゲーム用のシステムプログラム204に従ってCPU201が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。主制御基板20には、ベットボタン72、73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a等の検出スイッチ類が配線ケーブルで接続され、これらのスイッチ類からの出力信号によりゲームに係る操作が検出される。
また、主制御基板20には、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板30がそれぞれ配線ケーブルによって接続されている。入賞が確定した際、主制御基板20はホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示ユニット48、演出用照明部46、49a、49b、演出用放音部47a、47b、62を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。なお、主制御基板20には、乱数抽選部202が設けられるとともに、記憶部203に、入賞抽選テーブル205が記憶されている。例えばCPU201は、スタートレバー75が操作された時点で乱数抽選部202を起動して乱数値を取得し、入賞抽選テーブル205を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として当選し、記憶部203の内部抽選フラグ206に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
また、記憶部203には、図柄配列データ207、リール停止位置検索テーブル208、リール停止位置選択テーブル209等の書き換え不可の参照データテーブルが記憶され、更にリール停止コマフラグ210、リール制御フラグ211等の書き換え可能なデータフラグ用のメモリ領域が確保されている。これら参照データテーブル及びデータフラグは、リール101a、101b、101cの回転及び停止制御の際に用いられ、詳細については後述する。更に、主制御基板20には、後述する自動停止制御を起動するまでの時間を計測するタイマ212、及び各リール101a、101b、101cのステッピングモータを制御するパルス信号(回胴駆動パルスデータ)の同期を取るためのタイマ割込生成部213が設けられている。
次に、図11に示すフローチャートに基づいて、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる(ステップS101)。遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し何れかのベットボタン72、73、74を押圧操作することで、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームが準備される(ステップS102:YES)。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると(ステップS103:YES)、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始める(ステップS104)とともに、上述した内部抽選を実行する(ステップS105)。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ206に記憶される。次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作(ストップ操作)されることで、主制御基板20がリール停止の操作を検出すると(ステップS106:YES)、押圧操作されたストップボタンに対応するリールを停止させる制御を行う(ステップS107)。そして、全てのリール101a、101b、101cが停止したことを検知すると(ステップS108:YES)、各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ206に対応する入賞役に係る図柄の組み合せとが一致しているかどうか判定する(ステップS109)。
ステップS109の入賞の判定においては、例えば、ベットボタン74が押圧操作されることで当該ゲームに3枚のメダルが賭けられた場合、表示窓42を通して目視されるリール101a、101b、101cの各上下3個、9個の図柄のうち、上中下段のラインに沿って横3列に並んだ3組の図柄と、右に下る斜めのラインと左に下る斜めのラインに沿って対角線上に3列並んだ2組の図柄を調べ、何れか1つの組の図柄が内部抽選フラグ206に対応する入賞役に係る図柄の組み合せとが一致しているかどうか判定する。また、ベットボタン73が押圧操作され2枚のメダルが賭けられた場合には、入賞役に係る図柄の組み合せが判定される有効ラインは上中下段のラインのみとなる。更に、ベットボタン72が押圧操作され1枚のメダルが当該ゲームに賭けられた場合には、中央(中段)のラインのみを有効ラインとして、入賞図柄の組み合せが判定される。
役への入賞が確定すると(ステップS109:YES)、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルを受皿部6aへ払い出す(ステップS110)。または配当数分のメダルを内部貯留しているクレジット数に加算してもよい。なお、主制御基板20は、ステップS102においてスタートレバー75によるゲーム開始操作を検知するとタイマ212を起動し、タイマ212が例えば40秒の既定時間経過を示した時に何れかのリールが回転中である場合(ステップS111)に、当該リールを自動的に停止させる自動停止制御を行っている(ステップS112)。そして、自動停止されたリール101a、101b、101cについても、ステップS109において、それぞれのリールが表示する図柄に基づく入賞判定が行われる。
なお、この実施例では本発明をスロットマシンに適用して説明したが、本発明は、パチンコ、その他の遊技機にも同様に適用できるものである。
本発明の遊技機のリールテープによれば、絵柄を変動表示する複数のリールを並設した遊技機において、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着する際に、リールテープを確実に識別して所定のリールに間違いなく装着することができる。
実施形態に係るスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 実施形態に係るスロットマシンの内部構造を表した展開図である。 (a)は、実施形態に係るスロットマシンにおけるリールユニットの斜視図、(b)は、同回転胴ユニットの斜視図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける絵柄の異なる3つのリールテープの展開平面図である。 実施形態に係るスロットマシンの、一枚の印刷媒体により並列して印刷され、絵柄の異なる3つのリールテープに本発明に係る図形を施した部分平面図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける本発明に係る図形を施す位置を変更した実施例の部分平面図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける本発明に係る図形を、2つのものを組み合わせた状態の部分平面図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける本発明に係る図形を施す位置を、別の位置に変更した部分平面図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける本発明に係る図形を施す位置を、2つの別の位置のものを組み合わせた部分平面図である。 実施形態に係るスロットマシンにおける制御システムのブロック図である。 実施形態に係るスロットマシンにおけるゲーム動作の概要を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン 2 前扉 3 筐体 4 上部パネル部 5 下部パネル部 6 受皿ユニット 7 操作卓
100 リールユニット R1、R2、R3 リール R20 回転胴ユニット R22 ステッピングモータ R10a,R11a,R12a 絵柄 R10,R11,R12 リールテープ R10b,R11b,R12b 接合端部 R10e,R11e,R12e 側方部 R10c,R11c,R12c 縦図形 R10d,R11d,R12d 横図形
20 主制御基板 30 サブ制御基板
CL 切断線

Claims (5)

  1. 絵柄を変動表示する複数のリールを並設し、各リールの表面にそれぞれ絵柄の異なるリールテープを装着してなる遊技機のリールテープであって、
    絵柄の異なるリールテープを所定のリールに間違いなく装着するために、それぞれのリールテープの絵柄が表示されている以外の部分に、特定の図形、色彩、模様、符号などを施したことを特徴とする遊技機のリールテープ。
  2. 前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機のリールテープ。
  3. 前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの絵柄部分の側方部としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機のリールテープ。
  4. 前記特定の図形、色彩、模様、符号などを複数組み合わせてリールテープに施すことを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機のリールテープ。
  5. 前記特定の図形、色彩、模様、符号などをリールテープに施す位置を、リールテープの接合端部と、リールテープの絵柄部分の側方部とを組み合わせたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遊技機のリールテープ。
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