JP2006136354A - 遊技用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技店の各島の周囲に複数の監視カメラ5a〜5i(ここでは9台)を配置し、非会員の遊技者が連続して複数の遊技機を占領している場合には、中央の遊技台に不正行為を行う場合が多いことから、監視カメラ5gを複数連続して発生している非会員遊技機群2Xa、2Xb、2Xcの中央部に位置する遊技機2Xb周辺を監視するように監視カメラ制御装置13により制御することで、不正な行為の発生を未然に監視し、不正な行為が発生した場合でも速やかに対応を可能にする。
【選択図】 図7
Description
また、従来より、遊技場では、悪意のある遊技者により不正な遊技が行われることがしばしばある。悪意のある遊技者は、遊技場内の特定の遊技機の制御基板を、不正な遊技を行うための制御基板(以下、不正基板と記載する)と交換し、当該不正基板が取り付けられた遊技機で遊技することで、不正に遊技媒体等を獲得している場合もある。さらに、上記のように正常の制御基板から不正基板にすり替える際には、複数人で当該特定の遊技機を取り囲むようにしてすり替える場合がある。
さらに、会員カード等を利用して、自己の身元を明確にして遊技する遊技者は、故意に不正を行うことは稀である。このため、身元の判明が可能な会員の遊技履歴の中には、故意に不正を行った遊技履歴は含まれることはほとんどないと考えられる。
このような従来の情報管理装置としては、例えば以下の特許文献に開示のものがある。
例えば、不正な行為の発生を未然に監視することが困難であったり、不正な行為が発生した場合であっても速やかにホールの係員が対応することが困難であった。
また、団体で不正を行うような場合でも、不正に至る前の怪しい挙動を監視することが困難であった。
遊技店内の各遊技機周辺の状況を監視する監視カメラと、
遊技者が遊技機で遊技しているかどうかを判定する遊技判定手段と、前記遊技機の遊技情報出力手段から出力された遊技情報及び前記遊技用装置の会員情報出力手段から出力された会員情報を収集するための情報収集手段と、を備え、前記遊技情報の管理を行う管理装置と、
を備えた遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記遊技判定手段により、遊技者が遊技機で遊技していると判定されているにも拘わらず、前記情報収集手段により、前記遊技機に対応した前記遊技用装置からの会員情報が収集できない非会員遊技機が複数連続して非会員遊技機群を形成していることを検出する非会員連続状態検出手段と、
前記非会員連続状態検出手段により非会員遊技機群が検出された場合は、前記監視カメラを前記非会員遊技機群の中央部に位置する遊技機周辺を監視するように制御する不正監視手段と、
前記不正監視手段の監視画像を記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする。
前記非会員遊技機群の中央部の位置として、非会員遊技機群の略中央の位置を設定するものであり、
該略中央の位置は、非会員遊技機群が2台の遊技機であるときは、当該2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が3台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が4台の遊技機であるときは、中側の2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が5台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が6台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
以下同様に、非会員遊技機群が奇数台の遊技機であるときは、中央にある1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、非会員遊技機群が偶数台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとして設定することを特徴とする。
前記監視カメラにより撮影された映像を表示する監視モニタの表示制御を行う監視モニタ制御手段を備え、
前記監視モニタ制御手段は、
前記非会員遊技機群の中央部に位置する台の遊技機の台番号及び前記情報収集手段による前記遊技情報等に基づく遊技データ及び遊技者の映像を関連させて監視モニタに表示する制御を行うことを特徴とする。
請求項1乃至3の何れかに従属する請求項4記載の発明は、前記不正監視手段は、
前記非会員遊技機群が、その監視カメラの監視範囲内に複数存在した場合、予め定められた優先順位に基づき優先順位の高い非会員遊技機群の中央部を監視する優先監視手段を備えることを特徴とする。
前記遊技判定手段の判定結果に基づき、前記非会員遊技機群のそれぞれの遊技機の遊技を開始したタイミングを記憶し、該記憶したタイミングを比較して、そのタイミングが所定の範囲内に収まれば、優先的にその非会員遊技機群を監視することを特徴とする。
請求項1乃至5の何れかに従属する請求項6記載の発明は、前記優先監視手段は、
遊技機設置島の中央部に発生した非会員遊技機群を優先的に監視することを特徴とする。
請求項1乃至6の何れかに従属する請求項7記載の発明は、前記優先監視手段は、
前記遊技判定手段の判定結果に基づいて、両端の台の遊技者が遊技を終了した前記非会員遊技機群を優先的に監視することを特徴とする。
特に、非会員の遊技者が連続して遊技機を占領している場合などに、中央の遊技台に不正行為を行う場合が多いという実情に鑑みるとき、上記効果の意義は大きい。
また、非会員遊技機群を俯瞰して監視モニタに表示することで、集団での不正行為を全体的に監視することができる。
さらに、不正に関連する監視画像を記憶することで、他の遊技店と不審な遊技者に関する情報交換の際に利用することができる。
請求項3記載の発明によれば、不正が発生しそうな台の監視をするだけでなく、遊技情報及び会員情報収集手段により収集した遊技情報等に基づく遊技データ(例えば、大当たり回数、それまでの大当たり確率、インとアウトの差球等)を監視モニタに表示し、その差球等に不審な点がないかをすぐさま確認することができる。
請求項4記載の発明によれば、複数箇所で非会員遊技機群が発生した場合でも、1つの監視カメラで効率よく監視可能である。
請求項5記載の発明によれば、非会員遊技機群の各遊技機の遊技者が所定時間内に遊技を開始していれば、それらの遊技機の遊技者が仲間同士である可能性が高いと推定することで、グループとして不正行為を行う可能性が高いと判断することができ、よって、不正監視をより効果的に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、団体で不正行為を行う場合は、両端の遊技客がシャツを開くなどして左右方向からの視界を遮る場合があるため、そのような場合、非会員遊技機群の両端の遊技者は発射を止める傾向にあるが、このような状況下に対して、両端の遊技者が発射を停止した非会員遊技機群を優先的に監視することで、不正監視をより効果的に行うことができる。
A.遊技システムの構成
図1は、本発明を遊技店に適用した場合の遊技用システムの第1の実施の形態の構成図である。
図1において、遊技店には複数の島(遊技機設置島のこと、以下、単に島という)毎に多数の遊技機が設置されている。例えば、島1には、多数の遊技機2a、2b、…………、2n(図示略)が設置され、島3には、多数の遊技機4a、4b、…………、4n(図示略)が設置されている。なお、その他にも複数の島があるが、図示は略している。
なお、島には遊技機(つまりパチンコ遊技機)の他に、例えばアレンジボール機、雀球機、メダルを用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)、球を用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)等を混ぜて、あるいは単独で設置してもよい。
平均的な遊技店(遊技場)においては遊技機を300台程度配置し、大型店ともなると、1000台程度の遊技機を配置し、島を適宜配置することになる。ただし、本実施の形態では、説明の都合上、その中の一部の島を設置した場合についてシステムの構成を説明することにしてある。
球貸ユニットは、会員カード(会員用記録媒体)を受付けて、少なくとも会員カードに記録されている会員識別情報の読み取りを行って外部に出力可能するもので、遊技用装置に相当する(詳細は後述する)。
遊技場には複数の監視カメラ5a〜5i(ここでは9台)が配置(図7参照)されており、図1ではそのうちの2台(監視カメラ5a、5b)のみを示している。なお、説明の都合上、符号5によって監視カメラを代表する。
各遊技機2a、2b、…………、2n及び4a、4b、…………、4nは、店内のケーブル6によって営業管理装置11及び会員管理装置12に接続されている。また、監視カメラ5a、5bは店内のケーブル7によって監視カメラ制御装置13に接続されており、このケーブル7を介して監視カメラ5a、5bの制御が行われるとともに、監視カメラ5a、5bの撮影画像が監視カメラ制御装置13に送信されるようになっている。
また、本来の営業管理のために、例えば売り上げ情報、遊技機の稼働情報等の膨大な営業情報を得ている。また、近時は遊技場の情報が収集する遊技情報が多くなるとともに、情報が複雑化しており、そのため、営業管理装置11とは別に会員管理装置12が設けられている。
会員登録装置21は遊技店において通用する会員を募って、それをカード形式で登録するための装置である。例えば、遊技店が会員用記録媒体としての会員カードを発行し、その会員カードによって会員の登録を行うものであり、会員カードによる会員の登録状況等は会員管理装置12に伝達される。
なお、会員カードには、遊技者を会員として登録する場合に、その遊技者を個々に特定可能な会員識別情報が記録されている。
ここで各手段は、どの装置で実現されるかというと、以下のようになっている。
遊技判定手段、情報収集手段、非会員連続状態検出手段は営業管理装置11に含まれ、記憶手段は会員管理装置12に含まれ、不正監視手段、監視モニタ制御手段、優先監視手段は監視カメラ制御装置22に含まれる構成である。
なお、営業管理装置11は遊技判定手段、情報収集手段を含み、会員管理装置12は非会員連続状態検出手段、記憶手段を含み、監視カメラ制御装置22は不正監視手段、監視モニタ制御手段、優先監視手段を含むようにしても良い。
各手段は、次のような機能を含む。
遊技判定手段は、遊技者が遊技機2で遊技しているかどうかを判定する。
ここでの遊技判定とは、遊技者が遊技機2で遊技を行っているかあるいは行っていないことを判断するもので、その基準は以下の通りである。
(a)遊技機設置島は、遊技機2からの遊技機設置島に排出されるアウト球を検出するアウト球検出手段(後述のアウト球検出装置58)を備え、そのアウト球検出手段からの打ち込み信号の有無に基づいて判断する。
(b)遊技機2は、遊技盤82の遊技領域に発射した球を検出する発射球検出手段を備え、その発射球検出手段からの発射球検出信号の有無に基づいて判断する。なお、発射球検出信号は発射球検出手段から遊技機2の枠用外部出力基板(図示略)を介して球貸ユニット31を経て会員管理装置11へと出力される。
(C)遊技機2は、遊技者が発射ハンドルに触れて操作していることを検出する発射操作検出手段を備え、その発射操作検出手段からの発射操作検出信号の有無に基づいて判断する。発射操作検出信号は発射操作検出手段から遊技機2の枠用外部出力基板を介して球貸ユニット31を経て会員管理装置11へと出力される。
非会員連続状態検出手段は、遊技判定手段により、遊技者が遊技機2で遊技していると判定されているにも拘わらず、情報収集手段により、遊技機2に対応した遊技用装置からの会員情報が収集できない非会員遊技機が複数連続して非会員遊技機群を形成していることを検出する。
不正監視手段は、非会員連続状態検出手段により非会員遊技機群が検出された場合は、監視カメラ5a、5bを非会員遊技機群の中央部に位置する遊技機周辺を監視するように制御する。
なお、非会員連続状態検出手段によって非会員遊技機群が検出される前は、どの台が非会員の遊技台であるかは判明しないが、仮に非会員遊技機群が検出されたとした場合に、その非会員遊技機群の全体を不正監視手段が撮影可能な構成であってもよい。これは、事前にどこかに非会員遊技機群を設定しておいて不正監視手段により非会員遊技機群を撮影可能なようにシステムを調整すれば容易にできることである。
記憶手段は、不正監視手段の監視画像(ここでは動画も含む)を記憶する。
優先監視手段は、非会員遊技機群がその監視カメラ5a、5bの監視範囲内に複数存在した場合、予め定められた優先順位に基づき優先順位の高い非会員遊技機群の中央部を監視するような制御を行う他、遊技判定手段の判定結果に基づき非会員遊技機群のそれぞれの遊技機2の遊技を開始したタイミングを記憶し、該記憶したタイミングを比較して、そのタイミングが所定の範囲内に収まれば、優先的にその非会員遊技機群を監視したり、遊技機設置島の中央部に発生した非会員遊技機群を優先的に監視したり、非会員遊技機群が発生した遊技機機種がより人気機種であることを条件に、優先的に監視したり、遊技判定手段の判定結果に基づいて両端の台の遊技者が遊技を終了した非会員遊技機群を優先的に監視したりする処理を行う。
なお、本願の請求項では優先監視手段が人気機種を条件に優先的に監視を行うことを記載していないが、請求項に記載するとした場合には、その概念は以下のようになる。
すなわち、不正監視手段は優先監視手段を備え、この優先監視手段は非会員遊技機群が発生した遊技機機種がより人気機種であることを条件に、優先的に監視するという構成にしてもよい。そして、その効果としては、人気のある機種は人気のない機種に比べて、市場に多く出回っているため、どうしても不正な部品等が作られやすいという傾向にあるが、人気機種を優先的に監視することで、不正監視をより効果的に行うことができるというものになる。
図2(a)は、球貸ユニット31の外観(特に、正面)図であり、球貸ユニット31は縦に細長い形状に形成され、硬貨投入口32、硬貨返却ボタン33、表示モニタ34、硬貨返却口35、球誘導樋部材36、会員カード挿入口37を有している。
硬貨投入口32は100円及び500円の硬貨を受け入れ可能なもので、硬貨返却ボタン33は投入した硬貨の返却を要求するためのものである。表示モニタ34は遊技に関する遊技関連情報を表示するためのもので、球貸ユニット31の本体に対してヒンジ結合で連結され、遊技者の手前側に自在に向きを変えることができる構造になっている。表示モニタ34は、遊技に関する遊技関連情報を表示するための表示手段に相当する。図2(a)は表示モニタ34を初期位置に戻した状態を示している。
表示モニタ34は、図3に示すように、画面を有する小型の液晶表示装置41を備えており、この画面に遊技に関連する各種の遊技関連情報を表示する。液晶表示装置41の画面上にはタッチパネル42が設けられており、タッチパネル42を操作することで、画面上の各種情報の入力エリアに対してユーザがタッチ入力できるようになっている。
なお、遊技機の他に、例えばメダルを用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)や球を用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)を設置した島にあっては、球貸ユニットとして、そのような遊技機に対応した遊技媒体を貸す出す装置を使用することになる。何れにしても、台毎に会員カードによって遊技者を特定可能なものにする。
また、球貸ユニット31に会員カードが挿入されなくても、遊技機による遊技は可能である。その場合は、会員として特定できないだけで、非会員による遊技となる。
また、その他に球貸ユニット31は硬貨識別装置55、カード読み取り装置56、液晶表示装置41、スクロールスイッチ43、メニュースイッチ44、データスイッチ45、再プレイスイッチ46を備えている。入出力インターフェース54にはスクロールスイッチ43、メニュースイッチ44、データスイッチ45、再プレイスイッチ46及びカード読み取り装置55からの信号が入力され、各入力信号を信号処理して必要な物理情報をCPU51やROM52に転送し、入出力インターフェース54からは液晶表示装置41に信号を出力する。また、入出力インターフェース54は硬貨識別装置55からの信号を入力されているとともに、CPU51からの指令に基づき硬貨識別装置55に制御信号を出力する。硬貨識別装置55は硬貨投入口32から投入された硬貨の真偽を識別し、偽物の場合は投入された硬貨を返却するような制御を行う。カード読み取り装置55は会員カード挿入口37から受け入れた会員カードの情報を読み取るもので、例えば会員の氏名、会員番号、ポンイト、遊技履歴などの情報を読み取る。
遊技機2は遊技状態情報を出力して入出力インターフェース54に入力するようになっており、遊技状態情報としては、例えば大当り中信号、確率変動信号(以下、確変中信号と略すことがある)、始動入賞信号などがある。また、供給球検出装置57は島1から遊技機2の上タンク(供給タンク)に対して球を供給する装置であり、例えば球25個の供給に対して1パルスの信号(供給信号)を出力する。
アウト球検出装置58は遊技機2から島1にアウト球として回収される球を検出するもので、例えば1個のアウト球に対して1パルスの信号(打ち込み信号)を出力するが、25個のアウト球に対して1パルスの信号を出力するものでもよい。なお、アウト球検出装置58は島に配置されている。アウト球を検出することにより、遊技機2への打ち込みがあると判断できるため、アウト球検出信号は打ち込み信号(つまり遊技者が台に球を打ち込んで遊技している状態に対応する信号)としての機能を有している。
ここで、球貸ユニット31は遊技用装置を構成し、表示手段(前述の通り)、読取手段、会員情報出力手段の機能を実現する。各手段は、次のような機能を含む。
読取手段は、会員の遊技者を個々に特定可能な会員識別情報を読み取る。会員情報出力手段は、読取手段により読み取った会員情報を外部に出力可能である。
なお、会員識別情報の読み取りはいろいろな形態がある。例えば、典型的には会員用記録媒体(会員カード)に記録されるようなことが行われ、その場合はカードの記録を読み取ることになるが、このような形態に限るものではない。
会員用記録媒体は、カード型記録媒体である会員カードだけでなく、コイン型の記録媒体でもよい。また、IC、光ホログラフィーを使用した情報媒体でもよい。
更には、会員の遊技者を個々に特定可能な会員識別情報としては、例えば遊技者本人の指紋や静脈を認証する場合も含まれる。遊技者本人の指紋や静脈を認証する構成にする場合は、予め本人の指紋や静脈を登録しておいて、本人の指紋や静脈のデータを会員識別情報として使用するというシステムにする。
コンピュータ61は、CPU65、ROM66、RAM67、入出力インターフェース68、ハードディスク(HDD)69を備えている。ROM66は会員管理の処理に必要なプログラムやデータを記憶しており、RAM67は一時的なデータの記憶に用いられる。ハードディスク69は図4(b)に示すように会員データベース71、遊技履歴データベース72、不審遊技者データベース73を記憶する領域を備える他、会員登録プログラム74、会員抹消プログラム75、ポイント加算プログラム76、ポイント減算プログラム77、遊技履歴管理プログラム78などを格納している。不審遊技者データベース73は不審遊技者の動画データや画像(静止画像)データなどを記憶している。
入出力インターフェース68は、モニタ62、プリンタ63、キーボード64、営業管理装置11、会員管理装置21、監視カメラ制御装置13との間で双方向で信号やデータの転送を行う。モニタ62は例えば液晶装置からなり、会員管理に必要な情報などを画面に表示する。プリンタ63は会員管理に必要な情報などを印刷し、キーボード64はユーザ用の入力装置である。
ガラス枠83の下側には、開閉パネル84が配置され、前面枠81に対して開閉自在に取付けられている。さらに、開閉パネル84の下側には、操作パネル85が前面枠81に対して通常は固定状態に設けられている。
遊技盤82の前面には、球を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定(入賞したか否かの判定)を行う領域(つまり遊技領域)が形成され、入賞口に遊技球が入って有効にセーフとなる場合は、所定数の遊技球が開閉パネル84に設けられた上皿86に排出される(即ち、賞球として排出される)構成となっている。
また、開閉パネル84に設けられた上皿86は、賞球として又は貸球として排出された発射前の遊技球を一時保持し、これら遊技球を前面枠81の裏面下側に設けられた発射装置(図示省略)への球送り装置(図示省略)に順次供給するもので、この上皿86には、上皿86の遊技球を下皿89に移す玉通路開閉用の上皿球抜きレバー90が設けられている。
操作パネル85には、灰皿91と、下皿89と、下皿89に貯留された球を外部下方に抜くための下皿球抜きレバー92と、前記発射装置の操作を行う発射操作ハンドル93とが設けられている。
また、図5において上皿86の前面側に設けられる符号94、ガラス枠83の左右両側に備えられる符号115、116は効果音を出力するスピーカである。
遊技盤82の前面には、略円形領域がガイドレール101で囲まれることにより遊技領域102が形成されている。遊技領域102は識別情報(以下、場合により特図という)を複数の変動表示領域毎に変動表示するための表示画面を有する画像表示装置103(図柄表示装置、図柄可変表示装置、あるいは特図表示装置などとも呼ばれるもの)と、開閉扉により開閉される大入賞口を有する変動入賞装置104と、左右一対の開閉部材を有し特図始動口(特図の変動表示の始動条件となる入賞口)として機能する普通変動入賞装置105と、この場合大入賞口の左側に設けられ普通図柄(以下、場合により普図という)を表示する普図表示器(普通図柄表示器)106と、スルーチャッカー形式の普図始動口(普図の変動表示の始動条件となる入賞口)107a、107bと、一般入賞口108〜111と、風車と呼ばれる打球方向変換部材113、114と、アウト穴(図示略)と、が備えられている。
そして、普通変動入賞装置105内の入賞流路には特図始動センサ121が、普図始動口107a、107b内の通過流路には普図始動センサ122a、122b(図6に示す、以下図5に示されていないものは同様)が、それぞれ設けられている。また、変動入賞装置104の大入賞口内にはカウントセンサ123が設けられている。各一般入賞口108〜112には、それぞれ、入賞口センサ124a〜124d(図5では124c、124dのみ示す)が設けられている。
なお、遊技盤102に一般入賞口がn個ある場合には、入賞口センサはn個配置される。
ここで、画像表示装置103は、カラーで静止画及び動画が表示可能な、例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、CRTであってもよい。
普図表示器106は左右に分れた2つの表示器(例えば、LED)からなり、例えば左側表示器が点灯すると普図大当り、右側表示器が点灯すると普図の外れとなるように変動する。
また、特図始動センサ121は、普通変動入賞装置105に入賞した遊技球を1個ずつ検出し、普図始動センサ122a、122bは普図始動口107a、107bを通過する遊技球をそれぞれ1個ずつ検出し、カウントセンサ123は変動入賞装置104の大入賞口に入った遊技球を1個ずつ検出する。また、入賞口センサ124a〜124dは、各一般入賞口108〜111に入賞した遊技球を1個ずつ検出するものである。
なお、遊技盤82の遊技領域102には、通常天釘やヨロイ釘といった多数の障害釘が設けられるが、ここでは繁雑になるので図示省略している。また、同様に図示省略しているが、遊技盤82には、その他の各種装飾ランプや、LED等が設けられていてもよい。
また本発明では、遊技盤82における遊技領域はどのようなものでもよく、任意の構成を取り得る。パチンコ機以外の遊技機であってもよい。なお、本例ではいわゆる「第1種」に属するパチンコ機に適用した例を説明する。
図6は、遊技機2の制御系を示す図である。この制御系は、大きく分けて、遊技制御装置130と、演出制御装置131や排出制御装置132を初めとするその他の周辺装置等によって構成される。
ここで、遊技制御装置130は、マイクロコンピュータ(以下、場合によりマイコンという)を含む回路で、例えば遊技盤82の裏面に取付けられた役物制御ユニット(図示略)により実現されている。また、排出制御装置132は、例えば遊技機2の枠側に設けられた排出制御ユニット(図示略)によって実現されている。
図6において、遊技制御装置130はパチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイクロコンピュータ140と、水晶の発振周波数を分周して所定のクロックを得るクロック生成回路(CLK)としての発振器141と、各種信号の入力を行う入力インターフェース142と、各種信号の出力を行う出力インターフェース143とを含んで構成される。
ここで、RAM146には、賞球データ(例えば、10個賞球、15個賞球というデータ)を格納するエリアや、電源遮断時の遊技状態を再開するためのバックアップデータ(全レジスタやスタックポインタ等のデータ)を格納するエリアが設けられている。
入力インターフェース142には、前述した特図始動センサ121、普図始動センサ122a、122b、カウントセンサ123、入賞口センサ123a〜123dからの検出信号が入力される。
ここで、遊技盤用外部出力部153は、遊技盤側に設けられた外部情報端子であり、ここから球貸ユニット31に遊技状態情報としての各種信号(例えば、大当り信号等)を出力し、球貸ユニット31を経由して外部の営業管理装置11及び会員管理装置12に遊技状態情報が出力されることになる。
なお、遊技制御装置130及び遊技盤用外部出力部153は、遊技に関連して発生した遊技情報を外部に出力可能な遊技情報出力手段の機能を実現する。
排出制御装置132は遊技盤82に設けられた特図始動センサ121、入賞口センサ123a〜123d、カウントセンサ123により遊技球の入賞が検出されると、入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球データ)が遊技制御装置130から送信されてくるので、この情報に基づき排出装置を制御して賞球データに応じた賞球を排出する制御を行う。
なお、本例の場合、図示省略した電源ユニット(各制御装置やソレノイド等に所定電力を供給する回路基板よりなるユニット)には、遊技制御装置130のRAM146にバックアップ電源を供給するバックアップ電源が備えられており、バックアップ電源は排出制御装置132のRAM(図示省略)にもバックアップ電源を供給している。そして、上記バックアップ電源の働きによって遊技制御装置130のRAM146と排出制御装置132のRAMは、電源遮断時(停電時含む)でも、所定のバックアップ保証期間の間はその全データが記憶保持可能となっている。
なお、遊技機2は遊技盤82の遊技領域に発射した球を検出する発射球検出手段を備えており、その発射球検出手段からの発射球検出信号は遊技機2の枠用外部出力基板(図示略)を介して球貸ユニット31を経て会員管理装置11へと出力しても良い。
また、排出制御装置132が発射制御を行い、遊技者が発射ハンドルに触れて操作していることを検出する発射操作検出手段を備えており、その発射操作検出手段からの発射操作検出信号は発射操作検出手段から遊技機2の枠用外部出力基板を介して球貸ユニット31を経て会員管理装置11へと出力しても良い。
各島の周囲には前述した複数の監視カメラ5a〜5i(ここでは9台)が配置されており、図7ではその全ての配置を示している。なお、監視カメラ5iは景品カウンタ203の方に向けられ、景品の交換の様子を含めて監視するようになっている。
遊技店200には3つの両替機204〜206及び3つのジェットカウンタ207〜209が設けられている。両替機204〜206は1万円、5千円、千円の各紙幣を硬貨(500円硬貨、100円硬貨)に両替したり、あるいは高額紙幣を千円札に両替したりする。ジェットカウンタ207〜209はパチンコ球やコインあるいはメダルを計数する装置である。
遊技店200での遊技は会員でなくても可能であり、球貸ユニット31から球を購入すれば遊技はできる。
ただし、近時は会員を募って各種の情報を提供したり、貯留玉での遊技を会員カードで可能にしたりなど特典のある会員カードが増えている。
会員になるには、まず、遊技者は、自己の住所、氏名等を記入した申込用紙を遊技店に提出すると共に、自らの身分を証明する運転免許証、学生証を見せる、遊技店の店員はそれらの身分証明書と申込用紙に記載された内容の確認を行い、正しければ、会員登録装置21にそれらのデータを入力し、それらのデータに基づき、会員カードを発行する。これにより、会員カードには遊技者を個々に特定可能な会員識別情報が記録される。会員カードには、この他に各種の遊技情報や貯留玉のポイントなどが記録されるようになっている。そして、会員カードを使用して遊技をすると、遊技終了時に端数の獲得球を貯留することもできるようになる。
ガイドレール101を介して遊技領域102中に打込まれた遊技球が、特図の始動口(チャッカー)である普通変動入賞装置口105に入賞すると(即ち、始動入賞があると)、画像表示装置103の表示画面の複数の変動表示領域において多数の特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。
また、上記特図の変動表示ゲーム中に、普通変動入賞装置口105にさらに遊技球が入賞したときには、上限数(4個)を限度として始動記憶が行われるとともに特図始動記憶表示器117に始動記憶数に応じて点灯し、変動表示ゲームが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
そして、この変動表示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定の結果態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。また、いわゆる確率変動の制御によって大当りの確率が高確率に設定されていると、通常よりも大当りとなる確率が増加する。
この普図当りになると、普通変動入賞装置105の一対の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、普通変動入賞装置105に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動口107a、107bにさらに遊技球が入賞したときには、普図始動記憶表示器118が点灯してこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
また、遊技者は球貸ユニット31から球を購入して遊技を開始する。このとき、遊技機2からは遊技状態情報が出力されて管理装置24に送信され、管理装置24では球貸ユニット31及び遊技機2からの情報に基づき遊技をしているのは会員か非会員かを判断し、非会員遊技機が複数連続して非会員遊技機群を形成していることを検出したら、監視カメラ5を非会員遊技機群の中央部に位置する遊技機周辺を監視するように制御するとともに、この監視画像を記憶する。そして、監視モニタ23で監視している店員が、この監視画像を見て不正行為を防止する処置をしたり、不正行為が起きた場合には速やかな対応をとるようになる。
(A)連続非会員チェック処理
図8(a)は営業管理装置11で行われる連続非会員チェック処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、まずステップS1で打ち込み信号と会員/非会員信号を全台について確認する処理を行う。打ち込み信号としては、遊技機2への打ち込みがあると判断可能なアウト球検出信号を使用する。また、会員/非会員信号としては、球貸ユニット31のカード読み取り装置55で読み取った会員カードの情報に基づいて生成されるものを使用する。これらの各信号を各台全てについて読み取れば、遊技者が各台で実際に遊技をしているか否か、及び会員であるか非会員であるかを判断することができる。
なお、ここで非会員が複数台連続して遊技している場合に、それぞれの遊技機の遊技を開始したタイミングを記憶しておき、該記憶したタイミングを比較して、そのタイミングが所定の範囲内(例えば、30秒以内)に収まれば、優先的にその非会員遊技機群を監視するような制御にする。
ステップS3では、対応する監視カメラ5は他の連続非会員グループを監視中であるか否かを判別する。監視カメラ5が既に他の連続非会員グループを監視中であれば、ステップS4に進んで優先順位を比較して、今回発生した連続非会員グループの方が優先順位が上か否かを判別する。
優先順位1:島の中央部
島の中央部は不正が最も行われやすいからである。
すなわち、非会員遊技機群が、その監視カメラ5の監視範囲内に複数存在した場合、予め定められた優先順位に基づき優先順位1である非会員遊技機群の中央部を監視する。遊技機設置島の中央部は遊技店の店員の監視の目が行き届き難いため、不正監視の死角となりやすいが、本実施の形態のように、優先順位1を付けて不正監視を優先的にすることで、死角を無くして不正監視をより効果的に行うことができる。
人気機種は台数も多く、かつ人気もあって遊技者が群がりやすく、不正を行いやすいからである。
すなわち、人気のある機種は人気のない機種に比べて、市場に多く出回っているため、どうしても不正な部品等が作られやすいという傾向にあるが、このように人気機種に対応して優先順位を付けて人気機種を優先的に監視することにより、不正監視に関してより効果的である。
優先順位3:連続非会員グループの打ち込み信号の入力開始がほぼ同時
非会員のグループが各個人がほぼ同時に遊技を開始したかどうかは打ち込み信号を監視しておけば判断でき、そうすると、これらの各個人は連続非会員グループとしてつながりがあると思われ、不正も行われやすいからである。
なお、この優先順位は設定の一例であり、図8(b)の設定に限るものではない。
このように非会員遊技機群が、その監視カメラ5の監視範囲内に複数存在した場合、予め定められた優先順位に基づき優先順位の高い非会員遊技機群の中央部を監視することにより、複数箇所で非会員遊技機群が発生した場合であっても、1つの監視カメラで効率よく監視することが可能になる。
例えば、図7はある島1について連続非会員グループが検出され、その連続非会員グループの方が優先順位が上であった場合を示しており、それは3台につき連続非会員グループが遊技をしているものである。図7では、その連続非会員グループの3台をハッチング付きの遊技機2Xa、2Xb、2Xcとして表している。この3台について、即座に最も近い監視カメラ5gが向けられて、監視が行われている。ステップS5を経ると、リターンする。
また、ステップS4でNOのときは、ステップS5を経ずにリターンする。したがって、ステップS4の場合には複数の連続非会員グループが検出されても、今回発生した連続非会員グループの方が優先順位が下であるから、監視カメラ5の制御は行われず、それまでの監視(例えば、通常監視、あるいは優先順位の低い方の連続非会員グループへの監視が継続)が継続される。通常監視とは、未だ連続非会員グループの検出が無く、通常の監視を行う場合であり、そのときは例えば島の遊技機群の全体をスキャンしないがら監視撮影していく。
このように、監視カメラ5は非会員遊技機群の全体を撮影可能であり、非会員遊技機群を俯瞰して監視モニタ23に表示することで、集団での不正行為を全体的に監視することができる。
略中央とは、例えば非会員遊技機群が3台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置とする。
然るに、3台以外の場合は中央部の位置が略中央の位置であるといっても分かりにくいので、それは具体的には以下の状態を指す。
該略中央の位置は、非会員遊技機群が2台の遊技機であるときは、当該2台の遊技機を略中央の位置にあるする。
非会員遊技機群が4台の遊技機であるときは、中側の2台の遊技機を略中央の位置にあるものとする。
非会員遊技機群が5台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置にあるものとする。
非会員遊技機群が6台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとする。
以下同様に、非会員遊技機群が奇数台の遊技機であるときは、中央にある1台の遊技機を略中央の位置にあるものとする。
非会員遊技機群が偶数台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとする。
図9は監視カメラ制御装置13で行われる連続非会員監視処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、ステップS11で会員管理装置12から監視データを受信したか否かを判別する。会員管理装置12は遊技者が非会員であるか会員があるかを知らせる信号を出力している。したがって、会員/非会員の監視データを受信していれば、ステップS12に進む。
一方、会員管理装置12から監視データを受信していなければ、リターンする。
ステップS12では、受信した監視データに基づく遊技機に監視カメラ5を移動する。これは、監視カメラ5を監視データに基づく遊技機の方に向けるということである。なお、他の実施の形態として後述の図14に示すように監視カメラ5が可動式の場合には、レール上に沿って監視カメラ5を移動させることになる。
次いで、ステップS13で監視している遊技機の遊技データを営業管理装置11の遊技履歴データを参照し、監視画像と合成して表示するように監視モニタ23を制御する。次いで、ステップS14で監視している遊技機の遊技データ及び監視画像データ、遊技履歴データ等を会員管理装置12に送信する。これにより、会員管理装置12では監視している遊技機の遊技データ、監視画像データ、遊技履歴データ等を会員番号に関連付けて記憶する。また、遊技者が非会員の場合は、非会員である旨を付して不審遊技者データとして記憶する。ステップS14を経るとリターンする。
図9に示すフローが実行されて非会員という監視データを受信した場合には、図10(a)に示すように監視モニタ23に監視している遊技機の遊技データとして、台番号、大当り回数、確率変動(以下、確変)回数、大当り確率を含む情報が表示される。また、このとき遊技をしている遊技者の画像が監視モニタ23に表示される。
図10(a)の例では、3人の遊技者画像が表示されており、台番号=235番台、大当り回数=10回、確変7回、大当り確率=1/36という情報が表示されている。そして、この3人の遊技者は非会員として監視されている。
このような超緊迫状態であることは、例えば真ん中の1人の他にも、左右の2人の遊技者の台につき、アウト球数の排出(つまり打込み信号)の検出が同時に少なくとも10秒間程度(あるいは、これ以上)は無くなるので、この条件によって容易に判断できる(後述の図11のフロー参照)。
図11(a)は営業管理装置11で行われる監視中処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、ステップS21で連続非会員グループの少なくとも両端の遊技機の打ち込み信号の検出が止ったか否かを判別する。止っていなければリターンする。
止っていれば、不自然であり、これは3人の連続非会員グループのうちの真ん中の遊技者が不正行為を開始するために、それを遮蔽する挙動であろうと予想する。そして、ステップS22に進み、両端の台の遊技が停止したという停止データを監視カメラ制御装置13に送信する。これにより、監視カメラ制御装置13では前述した図10(b)に示すような超緊迫映像を監視モニタ23に表示させるような制御(メッセージや音の制御も含む)を行うことになる(後述の図12のフロー参照)。ステップS22を経るとリターンする。
すなわち、団体で不正行為を行う場合には、図10(b)に示すように、両端の遊技客がシャツを開くなどして左右方向からの視界を遮ることが多い。そのような場合に、非会員遊技機群の両端の遊技者は発射を止める傾向にあり、このような状況下に対して、両端の遊技者が発射を停止した非会員遊技機群を優先的に監視すれば、不正監視をより効果的に行うことができる。
図11(b)は監視カメラ制御装置13で行われるモニタ優先切換処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、ステップS31で連続非会員グループの両端の遊技機の打ち込み信号が止ったことを検出する停止データ(両端停止データという)を営業管理装置11から受信したか否かを判別する。受信していなければ、リターンする。
一方、両端停止データを営業管理装置11から受信したならば、ステップS32に進んで監視モニタ23の画面につき、当該連続非会員グループを監視している監視カメラの画面を優先して写し出す(以下、画面優先という)ようにするか、あるいは拡大表示する。拡大表示とは、全ての監視カメラ5a〜5iの画像を当該連続非会員グループを監視している監視カメラの5gの画面を監視モニタ23に単独の画面として拡大表示する処理である(図12(b)参照)。ステップS32を経るとリターンする。
いま、図11(a)、(b)に示すフローが実行されて、連続非会員グループの両端の遊技機の打ち込み信号が止ったことを検出する両端停止データが営業管理装置11から送信されて監視カメラ制御装置13で受信されると、モニタ優先切換処理が行われて、監視モニタ23で拡大表示が行われる。すなわち、連続非会員グループの遊技中に両端の遊技機の打ち込み信号がほぼ同時に途絶えた場合には、図12(b)に示すように、監視モニタ23の画面には監視カメラ5gの単独画面が拡大して表示される(図12(b)ではgで画面の符号を付けている)。
この拡大画面による超緊迫映像を見ると、監視モニタ23を監視している係員は直ちに店員に指示を出して、不正行為に対応した必要な処置を取らせることができる。
図13は、球貸ユニット31で行われる会員/非会員判定処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、ステップS41でアウト球があるか否かを判別する。アウト球は島に配置されたアウト球検出装置58により検出されるもので、1個のアウト球に対して1パルスの信号が出力される。このようなアウト球の有無を検出することにより、遊技者が当該台で遊技を継続(遊技者が台に球を打ち込んで遊技している状態)しているかどうかを判断できる。しかも、以降の処理で遊技をしているのは会員か非会員かを判断することになる。
ステップS41でアウト球がなければ、リターンする。
なお、このときは、当該台で遊技が全く行われていないか、あるいは急に遊技を停止したかという2つのケースがある。当該台で遊技が全く行われていない場合には、監視の必要がない。一方、急に遊技を停止したという場合には、不正行為のためなのか、あるいは単に遊技を止めただけなのかの状態がある。ここではそこまでの判断はできないが、次のステップ以降で会員又は非会員であるかどうかを判断することにより、遊技をしているのは会員か非会員かを判断し、不正行為か否かは前述した図11(a)の処理を実行することにより判断する。
このように、球貸ユニット31に会員カードが挿入されているか否かを判別することで、会員/非会員を区別して遊技データを出力することが行われる。
特に、非会員の遊技者が連続して遊技機群を占領している場合などに、中央の遊技台に不正行為を行う場合が多いという実情があるので、上記効果は大きい。
また、非会員遊技機群を俯瞰して監視モニタ23に表示することで、集団での不正行為を全体的に監視することができる。
さらに、不正に関連する監視画像を監視カメラ制御装置13が記憶しておくことで、他の遊技店と不審な遊技者に関する情報交換の際に利用することができる。
(第2の実施の形態)
図14は第2の実施の形態を示す図であり、特に、監視カメラ220が図14に示すように可動式でレール221上に沿って移動する構成である。この遊技店に配置された2つの島231、232の間の通路上にはレール221が配置されている。また、2つの島231、232の端にはジェットカウンタ233、234がそれぞれ設けられている。
監視カメラ220は、通常は待機位置220tにて2つの島231、232の間の通路を挟んで両側の多数の遊技機を監視しているが、例えば図10(b)に示すように3人の非会員遊技者のうちの真ん中の1人が立上がったような場合には、待機位置220tから矢印で示すように直ちにレール221上を移動して、怪しい3台の遊技機241a〜241cを真上方向から監視するような位置に至る。図14のケースでは、監視カメラ220が真ん中の遊技機241bの所で停止した例である。なお、このような制御は監視カメラ制御装置によって行う。
図15(a)はレール221上を移動した監視カメラ220による頭上からのアングルを示す画面である。怪しい3台の遊技機241a〜241cのうち、真ん中の遊技機242bを遊技していた遊技者が立上がって台に何等かの行為をしようとする直前の様子が頭上から明確に写し出されている。
このとき、監視モニタ242には第1実施の形態と同様に当該台の台番号や遊技データも同様に表示されている。
次いで、真ん中の遊技機242bを遊技していた遊技者が台に不正行為をするために、前面枠を開放した場合には、その様子は図15(b)に示すように、頭上の位置にある監視カメラ220により監視されて監視モニタ242に表示される。
このように、監視カメラ220がレール221上を移動し、頭上からのアングルで監視する。したがって、頭上からであると、遊技機241bの前面枠やガラス枠の開放状態を認識しやすいという利点があり、より一層不正行為を正確に把握することが可能になる。
図16は第3の実施の形態を示す図である。この実施の形態は、怪しい店員呼び出しがあったような場合の例である。
図16において、この遊技店では2つの島251〜253が配置され、各島251〜253をそれらの通路方向から監視するような位置に、監視カメラ254〜257がそれぞれ配置されている。また、各島251〜253の端にはジェットカウンタ258〜260がそれぞれ設けられている。
いま、大当りが発生したわけでもなく、あるいは出玉交換でもないのに、島253のほぼ中央に位置する遊技機261の呼び出しスイッチが押されて、当該台の呼び出しランプに加えて島端部にある呼び出しランプ(図示略)が点灯した場合、監視カメラ制御装置は他の島251及び252を挟む通路方向の島部分を優先監視島262(ハッチング部分)として監視カメラ254、監視カメラ256によって優先的に監視するような制御を行う。これは、優先順位の変形例である。
(a)複数の監視カメラの映像を複数の監視モニタに表示している場合には、複数の監視モニタに1つの監視カメラからの映像を映すようにしてもよい。そのようにすると、怪しい台の状況をより一層見やすく監視することができる。
(b)各島の列(つまり島の片側列)毎に、連続非会員の検出を行い、その判定結果を管理装置で処理するようにしてもよい。このようにすると、島の列単位で緻密に怪しい行為を判定することができる。
(c)会員の中でも、不正行為をした場合には履歴に残すようにして、次回は重点的な監視を行うようにしてもよい。
5a〜5i 監視カメラ
11 営業管理装置
12 会員管理装置
13 監視カメラ制御装置
24 管理装置(遊技判定手段、情報収集手段、非会員連続状態検出手段、不正監視手段、記憶手段、監視モニタ制御手段、優先監視手段)
31 球貸ユニット(遊技用装置、読取手段、会員情報出力手段)
34 表示モニタ(表示手段)
130 遊技制御装置(遊技情報出力手段)
153 遊技盤用外部出力部(遊技情報出力手段)
Claims (7)
- 遊技に関連して発生した遊技情報を外部に出力可能な遊技情報出力手段を備える遊技機に対応して設けられ、遊技に関する遊技関連情報を表示モニタに表示するための表示手段と、会員の遊技者を個々に特定可能な会員識別情報を読み取り可能な読取手段と、該読取手段により読み取った会員情報を外部に出力可能な会員情報出力手段と、を少なくとも備える遊技用装置と、
遊技店内の各遊技機周辺の状況を監視する監視カメラと、
遊技者が遊技機で遊技しているかどうかを判定する遊技判定手段と、前記遊技機の遊技情報出力手段から出力された遊技情報及び前記遊技用装置の会員情報出力手段から出力された会員情報を収集するための情報収集手段と、を備え、前記遊技情報の管理を行う管理装置と、
を備えた遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記遊技判定手段により、遊技者が遊技機で遊技していると判定されているにも拘わらず、前記情報収集手段により、前記遊技機に対応した前記遊技用装置からの会員情報が収集できない非会員遊技機が複数連続して非会員遊技機群を形成していることを検出する非会員連続状態検出手段と、
前記非会員連続状態検出手段により非会員遊技機群が検出された場合は、前記監視カメラを前記非会員遊技機群の中央部に位置する遊技機周辺を監視するように制御する不正監視手段と、
前記不正監視手段の監視画像を記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする遊技用システム。 - 前記不正監視手段は、
前記非会員遊技機群の中央部の位置として、非会員遊技機群の略中央の位置を設定するものであり、
該略中央の位置は、非会員遊技機群が2台の遊技機であるときは、当該2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が3台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が4台の遊技機であるときは、中側の2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が5台の遊技機であるときは、真ん中の1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
非会員遊技機群が6台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、
以下同様に、非会員遊技機群が奇数台の遊技機であるときは、中央にある1台の遊技機を略中央の位置にあるものとし、非会員遊技機群が偶数台の遊技機であるときは、中央付近にある2台の遊技機を略中央の位置にあるものとして設定することを特徴とする請求項1記載のる遊技用システム。 - 前記管理装置は、
前記監視カメラにより撮影された映像を表示する監視モニタの表示制御を行う監視モニタ制御手段を備え、
前記監視モニタ制御手段は、
前記非会員遊技機群の中央部に位置する台の遊技機の台番号及び前記情報収集手段による前記遊技情報等に基づく遊技データ及び遊技者の映像を関連させて監視モニタに表示する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技用システム。 - 前記不正監視手段は、
前記非会員遊技機群が、その監視カメラの監視範囲内に複数存在した場合、予め定められた優先順位に基づき優先順位の高い非会員遊技機群の中央部を監視する優先監視手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技用システム。 - 前記優先監視手段は、
前記遊技判定手段の判定結果に基づき、前記非会員遊技機群のそれぞれの遊技機の遊技を開始したタイミングを記憶し、該記憶したタイミングを比較して、そのタイミングが所定の範囲内に収まれば、優先的にその非会員遊技機群を監視することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技用システム。 - 前記優先監視手段は、
遊技機設置島の中央部に発生した非会員遊技機群を優先的に監視することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技用システム。 - 前記優先監視手段は、
前記遊技判定手段の判定結果に基づいて、両端の台の遊技者が遊技を終了した前記非会員遊技機群を優先的に監視することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の遊技用システム。
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