JP2006135796A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】額縁に遮蔽されて見えない領域を確認しながら画像のトリミング作業を行うことができる装置及び方法を提供する。
【解決手段】S1では、トリミング範囲操作部43のマニュアル操作(マウスカーソル等による特徴点の指示)によって、画像に記録された被写体の内、額縁に入った状態で見せる部分を含む第1矩形を規定する2点の対角点座標を指定させる。S2では、トリミング範囲操作部43から用紙のサイズ、及び該用紙を額縁に入れると額縁で遮蔽される部分に相当する台紙部分のサイズを指定させる。S3〜S7では、第1矩形の座標、用紙のサイズ、台紙部分のサイズに基づいて可視領域の外縁を示す内枠及びトリミング範囲の外縁を示す外枠の描画座標を算出し、この描画座標に従って外枠及び内枠を画像とともに表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】S1では、トリミング範囲操作部43のマニュアル操作(マウスカーソル等による特徴点の指示)によって、画像に記録された被写体の内、額縁に入った状態で見せる部分を含む第1矩形を規定する2点の対角点座標を指定させる。S2では、トリミング範囲操作部43から用紙のサイズ、及び該用紙を額縁に入れると額縁で遮蔽される部分に相当する台紙部分のサイズを指定させる。S3〜S7では、第1矩形の座標、用紙のサイズ、台紙部分のサイズに基づいて可視領域の外縁を示す内枠及びトリミング範囲の外縁を示す外枠の描画座標を算出し、この描画座標に従って外枠及び内枠を画像とともに表示する。
【選択図】 図2
Description
本発明は画像処理装置及び画像処理方法に係り、特に撮影画像のトリミングに関する。
従来、印刷結果を事前に確認しながら画像のトリミング作業を行うための技術が様々考案されている。例えば特許文献1によると、印刷用紙の印刷可能領域と連動するトリミング枠を表示し、その移動・サイズ調整によって印刷領域を決定する。このときトリミング枠を基礎にしたプレビュー画像や画像解像度及び解像度の不足を適宜表示し印刷結果が意図したものとなるかを正確かつ容易に把握する。またソフトウェア的に印刷可能領域の縦横比率を入れ替えることで印刷機器の給紙を変更することなく印刷方向を変更する。さらにトリミング枠のデータをリスト形式で作成することにより、用途に応じた印刷結果を一括して必要な枚数得ることができる。
特開2004−21973号公報
ところで、規定のサイズの用紙にプリントされた画像を、該規定のサイズに合う額縁に入れると、額縁に遮蔽されて画像の外縁部分に見えない領域が生じる。この領域をトリミング作業中に把握できれば、見せたい部分が額縁に遮蔽されないようにトリミングでき便宜であるが、特許文献1ではかかる問題を解決する手段は何ら具体的に開示されていない。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、額縁に遮蔽されて見えない領域を確認しながら画像のトリミング作業を行うことができる装置及び方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、用紙のサイズを指定させる用紙サイズ指定部と、用紙の台紙部分のサイズを指定させる台紙サイズ指定部と、所望の画像のトリミング範囲の確定基準となる基準点の座標を少なくとも2点指定させる指定部と、基準点に基づいて画像のトリミング範囲、トリミング範囲の外縁を示す外枠の座標及び用紙から台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき画像の領域である可視領域の外縁を示す内枠の表示座標を算出する算出部と、表示座標に従って外枠と内枠と画像とを表示装置に表示する表示部と、を備える。
この発明によると、トリミング範囲の確定基準となる少なくとも2つの基準点、用紙のサイズ、額縁に遮蔽される台紙部分のサイズを指定すれば、トリミング範囲を示す外枠、その用紙から台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき領域を示す内枠が表示装置に表示される。この外枠及び内枠を参照することで、額縁で遮蔽される部分がどこかを認識しながら画像のトリミング範囲を指定することができ、見せたい部分が額縁に遮蔽されないようにトリミングできる。
ここで、算出部が用紙と外枠で囲まれたプリント出力領域とが同一のアスペクト比を有するよう外枠の表示座標を算出するようにすれば、プリント出力領域と用紙のアスペクト比とが一致し好ましい。
また、算出部が用紙のサイズと台紙部分のサイズとに基づき、用紙から台紙部分を除いた領域と可視領域とが同一のアスペクト比となるよう内枠の表示座標を算出するようにすれば、可視領域が額縁の可視部分に丁度おさまり鑑賞上好ましい。
画像処理装置は、画像に記録された被写体の長さを指定させる被写体長さ指定部と、可視領域内における被写体の上下部分に生じる上下の余白の比率を指定させる余白比率指定部と、をさらに備えてもよい。そして、算出部が基準点の距離、用紙のサイズ、台紙部分のサイズ、被写体の長さ、及び上下の余白の比率に基づき、用紙から台紙部分を除いた領域と可視領域とが同一のアスペクト比となるよう内枠の表示座標を算出すれば、可視領域内の被写体の上下に任意の比率の余白部分を設けることができる。
表示部は指定された2点の基準点を結ぶラインを表示してもよく、被写体と基準点の位置関係が視覚的に認識しやすくなる。
外枠及び内枠の水平又は垂直方向の移動の指定を受け付ける移動指定部をさらに備え、算出部は移動の指定に応じて水平又は垂直方向に移動すべき外枠及び内枠の表示座標を算出するようにしてもよい。
移動指定部は外枠及び内枠の垂直方向の移動の指定を制限してもよい。こうすれば、外枠及び内枠の水平位置のみの微調整の際に有効である。
移動指定部は少なくとも内枠の一部が画像の外縁を超えて移動することを制限してもよく、額縁に画像を入れた際に画像が無い部分が見えてしまうことを防げる。
移動指定部は画像の回転の指定を受け付け、表示部は画像の回転が指定された場合、警告表示を行ってもよく、誤って画像が回転されて被写体の向きが不適切な状態で画像がプリントされるのを防げる。
表示部は回転を取り消して画像を回転前の状態に戻してもよい。
用紙サイズ指定部は、プリンタで使用可能な用紙のサイズの一覧から所望の用紙サイズを選択させることで用紙のサイズを指定させるようにしてもよい。
台紙サイズ指定部は指定された用紙のサイズに対応する余白のサイズを台紙部分のサイズに指定してもよい。
画像処理装置は、トリミング範囲内の画像のプリントデータを作成してプリンタに出力するプリントデータ作成部をさらに備える。
プリントデータ作成部はトリミング範囲内の画像の存在しない領域を所定の色で塗りつぶすプリントデータを作成してもよい。
無駄な印画をしないため、所定の色はプリンタの透明色であることが好ましい。
表示部はトリミング範囲内の画像から可視領域を除いた遮蔽領域の色又は明るさを変更して表示してもよく、画像のどの部分が額縁で遮蔽されるのを容易に確認できる。
画像処理装置は外枠及び内枠の表示座標を記憶する記憶部をさらに備えてもよい。
また、上述の課題を解決するため、本発明にかかる画像処理方法は、用紙のサイズを指定させる用紙サイズ指定ステップと、用紙の台紙部分のサイズを指定させる台紙サイズ指定ステップと、所望の画像のトリミング範囲の確定基準となる基準点の座標を少なくとも2点指定させる指定ステップと、基準点に基づいて画像のトリミング範囲、トリミング範囲の外縁を示す外枠の座標及び用紙から台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき画像の領域である可視領域の外縁を示す内枠の表示座標を算出する算出ステップと、表示座標に従って外枠と内枠と画像とを表示装置に表示する表示ステップと、を含む。
この発明によると、トリミング範囲の確定基準となる少なくとも2つの基準点、用紙のサイズ、額縁に遮蔽される台紙部分のサイズを指定すれば、トリミング範囲を示す外枠、その用紙から台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき領域を示す内枠が表示装置に表示される。この外枠及び内枠を参照することで、額縁で遮蔽される部分がどこかを認識しながら画像のトリミング範囲を指定することができ、見せたい部分が額縁に遮蔽されないようにトリミングできる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
[概略構成]
図1は本発明に係る画像処理装置が適用されたプリント処理システムの要部構成図である。
[概略構成]
図1は本発明に係る画像処理装置が適用されたプリント処理システムの要部構成図である。
このプリント処理システムは、主として撮影装置10と、画像データベース20と、処理情報データベース30と、画像処理部40と、実画像処理演算部50と、写真プリンタ60とから構成されている。
撮影装置10は、デジタルカメラ12と、パソコンからなる画像取込部14とからなり、デジタルカメラ12と画像取込部14とはIEEE1394等のインターフェースを介して接続されている。
写真館の撮影者は、デジタルカメラ12を操作し、顧客に対してポーズや衣装等を変えて通常、数十枚分の撮影を行う。このようにしてデジタル撮影されたデジタル画像(オリジナル画像)が記録された画像ファイルは、撮影毎にデジタルカメラ12から画像取込部14に転送される。
画像取込部14は、デジタルカメラ12から取り込んだ画像ファイルを画像データベース20に送る。尚、画像取込部14は、デジタルカメラ12の記録メディアを介してオリジナル画像の画像ファイルを取り込むようにしてもよい。また、オリジナル画像の画像データは、未処理のRAWデータである。
画像データベース20は、画像取込部14から送信されたオリジナル画像を管理し、処理情報データベース30は、オリジナル画像に対する処理情報を管理する。
画像処理部40は、プレゼンテーション等で選択された画像(目的画像)に対してプリント画角を決めるトリミング処理を行なうためのもので、その処理に対応するソウトウエアが組み込まれたパソコン等によって構成されている。この画像処理部40でトリミング操作されたトリミング範囲を示す処理情報は、処理情報データベース30に登録される。
また、処理情報データベース30には、図示しない画像処理部にて画像処理された色階調、シャープネス等の画像処理条件を示す処理情報も登録される。尚、画像処理部40でのトリミング処理を含む絵作りの処理では、画像データベース20に格納されているオリジナル画像自体の処理は行なわずに、その処理情報のみを処理情報データベース30に保存するようにしている。
実画像処理演算部50は、プリント選択された画像のプリント指示入力があると、画像データベース20からプリント指示されたオリジナル画像を読み出すとともに、処理情報データベース30からプリント指示されたオリジナル画像に対応するトリミング範囲を含む絵作りのための画像処理条件を読み出し、前記読み出したオリジナル画像を前記読み出した画像処理条件にしたがって画像処理を行い、プリントデータを作成する。このプリントデータは、写真プリンタ60に出力される。プリントデータでは、画像データの透明色部分とその他の色とが区別されている。実画像処理演算部50は、色情報の3原色要素を1色8ビットで表しているとき、(赤:緑:青)の各3原色要素を透明色は(FF:FF:FF)16進数、白は(FE:FE:FE)16進数のように、透明色部分とその他の色とを区別するデータ表現規定を写真プリンタ本体60と通信することで予めROM60dから取得している。
写真プリンタ60のCPU60aは、実画像処理演算部50から画像データを入力すると、ROM60dに記憶された上記データ表現規定に従い、透明色にする部分とその他の部分とを識別する。この情報を受けとった画処理ASIC60bは透明色部分については印刷を行わず、その他の部分については画像を再現するために必要なYMC信号に変換する。作像部60cは、このYMC信号に基づいて銀塩方式のカラーペーパーにR,G,Bレーザーで走査露光して画像をプリントする。
ROM60dには、写真プリンタ60で使用可能な用紙サイズの一覧が記憶されており、実画像処理演算部50は、写真プリンタ60と通信して、用紙サイズの一覧を取得することができる。ROM60dには、用紙サイズごとに、用紙の上端の余白領域T、下端の余白領域B、左端の余白領域L、右端の余白領域Rをそれぞれ記憶している。これらの余白領域はプリンタ60に設けられた図示しない操作ボタンなどで変更できる。実画像処理演算部50は、写真プリンタ60と通信して、トリミング範囲操作部43から指定された用紙サイズに対応する余白領域T、B、L、Rを取得することもできる。
次に、図1に示した画像処理部40について詳述する。
画像処理部40は、モニタ装置41と、トリミング範囲操作部43とを有している。
モニタ装置41は、写真館の操作者が操作するためのGUI(Graphical User Interface)として使用される操作画面を表示したり、トリミング処理する目的画像やトリミング処理結果、及びガイドライン等を表示する。
いま、モニタ装置41の操作画面を使用してトリミング処理する目的画像が選択指示されると、その目的画像に対応するオリジナル画像が画像データベース20から読み出される。尚、RAWデータからなるオリジナル画像は、プレビュー画像処理部44によりデジタル現像されモニタ装置41でプレビュー画像として表示できるように処理される。また、処理情報データベース30にそのオリジナル画像に対応するトリミング範囲を含む画像処理条件が格納されている場合には、プレビュー模擬処理演算部45は、オリジナル画像に対応する画像処理条件を前記プレビュー画像に適用し、その処理結果をモニタ装置41に表示させる。
ここで、トリミング操作前の目的画像がモニタ装置41に表示され、この目的画像に対するトリミング操作を行なう場合には、まず、現在表示されている目的画像にトリミング枠を設定する。
モニタ装置41に表示されている目的画像は、前記設定されたトリミング枠のアスペクト比の情報に基づいて、同じアスペクト比になるようにトリミングされる。例えば、オリジナル画像の画像サイズが、例えばウルトラXGA(1600×1200ドット) の場合、オリジナル画像のアスペクト比は、4:3である。一方、プリント用紙サイズとしてA4判(297 ×210mm)を選択した場合には、そのアスペクト比は、10:7である。したがって、用紙サイズ(トリミング枠)のアスペクト比が決定されると、そのアスペクト比と一致するように目的画像をトリミングし、そのトリミングした目的画像をモニタ装置41に表示させる。
トリミング範囲操作部43は、マニュアル操作又は自動で目的画像を拡大/縮小及び移動させるもので、マニュアル操作が選択されている場合には、目的画像を拡大/縮小させるズームボタンや目的画像を移動させる十字キー(図示せず)を操作し、図示しないトリミング範囲確定ボタンを押すと、前記マニュアル操作による目的画像の拡縮倍率及び移動に基づいて目的画像のトリミング範囲が決定され、そのトリミング範囲を示す操作(処理)情報が処理情報データベース30に登録される。
更に、この実施の形態では、目的画像のトリミング範囲を操作する際に目的画像を拡大/縮小及び移動させるようにしたが、これに限らず、目的画像は固定した状態で、トリミング枠及びガイドラインを拡大/縮小及び移動させるようにしてもよい。
尚、目的画像上に表示されるトリミング枠等は、表示/非表示が適宜選択できるようにすることが好ましい。これによれば、色階調、シャープネス等の画像処理条件を設定する際にトリミング枠等が邪魔にならないようにすることができる。また、この実施の形態では、目的画像のオリジナル画像と、そのオリジナル画像に適用するトリミング範囲を含む画像処理条件とを分離して管理するようにしているが、画像処理条件が確定すると、その確定した画像処理条件でオリジナル画像を処理し、その処理結果を保存するようにしてもよい。
[処理の流れ]
次に、図2のフローチャートに基づき、プリント処理システムがトリミング処理とともに実行するトリミング枠表示処理の流れを説明する。この処理は、画像プリントが額縁に入れられた際に、額縁で遮蔽される領域(以下遮蔽領域という)をトリミング枠である外枠と該外枠に内包される内枠によって表示することで、トリミングする画像のどの部分が額縁で遮蔽されるのかをトリミング範囲指定の際に認識させることを目的とする。
次に、図2のフローチャートに基づき、プリント処理システムがトリミング処理とともに実行するトリミング枠表示処理の流れを説明する。この処理は、画像プリントが額縁に入れられた際に、額縁で遮蔽される領域(以下遮蔽領域という)をトリミング枠である外枠と該外枠に内包される内枠によって表示することで、トリミングする画像のどの部分が額縁で遮蔽されるのかをトリミング範囲指定の際に認識させることを目的とする。
S1では、図3に示すように、トリミング範囲操作部43のマニュアル操作(マウスカーソル等による特徴点の指示)によって、画像に記録された被写体の内、額縁に入った状態で見せる部分を含む第1矩形を規定する2点の対角点座標(x0,y0), (x1,y1)を指定させる。
S2では、トリミング範囲操作部43から指定された第1矩形のピクセルサイズ(X,Y)を算出する。即ち、X=x1-x0+1、Y=y1-y0+1である。
S3では、トリミング範囲操作部43から用紙のサイズ(A,B)、及び該用紙を額縁に入れると額縁で遮蔽される部分に相当する台紙部分のサイズを指定させる。図3に示すように、用紙サイズ(A,B)及び台紙サイズは、オリジナル画像とともに表示されたGUIで選択させると便利である。選択可能な用紙サイズ(A,B)は、画像処理部40が写真プリンタ60と通信してROM60dから用紙サイズ一覧を取得し、取得した用紙サイズ一覧から所望の用紙サイズを選択させるようにしてもよい。指定された用紙サイズに対応する余白サイズがROM60dから取得されていれば、自動的に余白サイズを台紙サイズに指定してもよい。画像処理部40は、指定された用紙サイズと余白サイズに基づいてトリミング範囲内の画像を額縁に入れても見ることができる可視領域のサイズ(C,D)を算出させる。即ち、C=A-(台紙左余白+台紙右余白)、D=B-(台紙上余白+台紙下余白)である。
S4では、ピクセルサイズ(X,Y)の第1矩形に内接し、かつ縦横比(アスペクト比)が可視領域のアスペクト比C:Dと一致する第2矩形のサイズ(X’,Y’)を算出する。即ち、X/Y<C/D(第1矩形が可視領域より縦長のアスペクト比になっている)であればX’=XかつY’=X×D/Cとし、X/Y≧C/D(第1矩形が可視領域より横長のアスペクト比になっている)であればX’=Y×C/D XかつY’=Yとし、ユーザが任意に指定した第1矩形のアスペクト比を可視領域のアスペクト比と自動的に合わせる修正を行う。
S5では、可視領域の外縁を示す内枠の描画座標(x’0,y’0)- (x’1,y’1)を算出する。例えば、
x’0=x0+(X-X’)/2, y’0=y0+(Y-Y’)/2;
x’1=x’0+X’, y’1=y’0+Y’
とする。
x’0=x0+(X-X’)/2, y’0=y0+(Y-Y’)/2;
x’1=x’0+X’, y’1=y’0+Y’
とする。
S6では、外枠の描画座標(x’’0,y’’0)- (x’’1,y’’1)を算出する。例えば、
x’’0=x’0-台紙左余白×X’/C;
y’’0=y’0-台紙上余白×Y’/D;
x’’1=x’1-台紙右余白×X’/C;
y’’1=y’1-台紙下余白×Y’/D;
とする。内枠及び外枠の描画座標を、処理画像DB30やオリジナル画像を記録する画像ファイルのヘッダ部分やタグ部分などに記憶してもよい。
x’’0=x’0-台紙左余白×X’/C;
y’’0=y’0-台紙上余白×Y’/D;
x’’1=x’1-台紙右余白×X’/C;
y’’1=y’1-台紙下余白×Y’/D;
とする。内枠及び外枠の描画座標を、処理画像DB30やオリジナル画像を記録する画像ファイルのヘッダ部分やタグ部分などに記憶してもよい。
S7では、図3に示すように、内枠の描画座標(x’0,y’0)- (x’1,y’1)、外枠の描画座標(x’’0,y’’0)- (x’’1,y’’1)に従って内枠及び外枠をオリジナル画像とともに表示する。なお、遮蔽領域内のオリジナル画像の輝度値、彩度、色を変更して表示してもよい。こうすれば、遮蔽領域と可視領域の区別がつきやすい。
図3は、用紙サイズはA4縦(210 X 297mm)、台紙上余白、台紙下余白、台紙左余白、台紙右余白はそれぞれ10mm、10mm、10mm、10mmが指定された場合に表示される内枠I及び外枠Eの一例である。この場合、図4に示すようなA4縦(210 X 297mm)の画像プリントが写真プリンタ60から得られる。この画像プリントを、台紙上余白、台紙下余白、台紙左余白、台紙右余白がそれぞれ10mm、10mm、10mm、10mmの額縁に入れると、図5のような状態となる。
即ち、トリミング範囲操作部43によって、額縁の画像遮蔽部分に相当する部分のサイズと被写体の見せたい部分を指定すれば、モニタ41上に額縁で遮蔽される画像上の領域が外枠と内枠によって示され、トリミング範囲の指定の際にどの部分が額縁で遮蔽され、どの部分が可視領域なのかを確認することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態でのトリミング枠表示処理では、第1矩形を規定する対角点の座標を指定させていたが、その代わりに、縦撮りで記録された被写体の上端及び下端を規定する上下2点の特徴点をトリミング範囲操作部43から指定させてもよい。
第1実施形態でのトリミング枠表示処理では、第1矩形を規定する対角点の座標を指定させていたが、その代わりに、縦撮りで記録された被写体の上端及び下端を規定する上下2点の特徴点をトリミング範囲操作部43から指定させてもよい。
図6は第2実施形態に係るトリミング枠表示処理の流れを示すフローチャートである。
S11では、図7に示すように、トリミング範囲操作部43のマニュアル操作(マウスカーソル等による特徴点の指示)によって、被写体の上端の座標P1(x0,y0)及び下端の座標P2(x1,y1)の2点を指定させる。例えば、被写体の頭頂部を示すP1点と、足先を示すP2点とをマウスカーソル等によって指定させる。P1とP2の水平方向の座標は同一であるとする。
S12では、トリミング範囲操作部43から用紙サイズ(A,B)、台紙部分のサイズ、可視領域における上下の余白の比率a:b、及び被写体の長さFを指定させる。図7に示すように、用紙サイズ(A,B)及び台紙部分のサイズは、オリジナル画像とともに表示されたGUIで指定させると便利である。選択可能な用紙サイズ(A,B)は、画像処理部40が写真プリンタ60と通信してその一覧を取得し、取得した一覧から所望の用紙サイズを選択させるようにしてもよい。画像処理部40は、指定された用紙サイズと台紙サイズに基づいて可視領域サイズ(C,D)を算出する。即ち、C=A-(台紙左余白+台紙右余白)、D=B-(台紙上余白+台紙下余白)である。
S13では、被写体の長さFより内枠のサイズを算出する。即ち、
Y’=D×(y1-y0)/F;
X’=Y’×C/D
である。
Y’=D×(y1-y0)/F;
X’=Y’×C/D
である。
S14では、上下の余白の比率a:bから内枠の描画座標(x’0,y’0)- (x’1,y’1)を算出する。内枠の座標は、上端P0から内枠までの距離と、下端P1から内枠までの距離の比が上下の余白の比率a:bとなるように算出される。また、被写体が用紙の中央に位置するようにするため、内枠ないし外枠の中央には、上端及び下端を通過するガイドラインLが位置するようにする。例えば、
y’0=y0-{Y’-(y1-y0)}×a/(a+b);
y’1=y0+Y’;
x’0=x0-X’/2;
x’1=x’0+X’
とする。
y’0=y0-{Y’-(y1-y0)}×a/(a+b);
y’1=y0+Y’;
x’0=x0-X’/2;
x’1=x’0+X’
とする。
S15では、外枠の描画座標(x’’0,y’’0)- (x’’1,y’’1)を算出する。例えば、
x’’0=x’0-台紙左余白×X’/C;
y’’0=y’0-台紙上余白×Y’/D;
x’’1=x’1-台紙右余白×X’/C;
y’’1=y’1-台紙下余白×Y’/D;
とする。
x’’0=x’0-台紙左余白×X’/C;
y’’0=y’0-台紙上余白×Y’/D;
x’’1=x’1-台紙右余白×X’/C;
y’’1=y’1-台紙下余白×Y’/D;
とする。
S16では、図7に示すように、内枠の描画座標(x’0,y’0)-(x’1,y’1)、外枠の描画座標(x’’0,y’’0)- (x’’1,y’’1)に従って内枠及び外枠をオリジナル画像とともに表示する。なお、遮蔽領域内のオリジナル画像の輝度値、彩度、色を変更してもよい。さらに、P1、P2点を始点及び終点とするガイドラインLを表示してもよい。なお、P1、P2点の指定後に、トリミング範囲操作部43により、内枠及び外枠の描画座標のX座標のみの変更を入力させ、内枠及び外枠の描画座標を水平方向(左右方向)のみに移動できるようにしてもよい。ただし、内枠の一部がオリジナル画像の外縁を超えて移動することを制限することが好ましい。また、オリジナル画像を回転させる操作及び内枠及び外枠のサイズを変更する操作が入力された場合、警告を表示し、オリジナル画像の回転をキャンセルして元に戻してもよい。
図7は、用紙サイズはA4縦(210 X 297mm)、被写体の長さは260mm、上下の余白の比率は2:1、台紙上余白、台紙下余白、台紙左余白、台紙右余白はそれぞれ10mm、10mm、10mm、10mmが指定された場合に表示される内枠I及び外枠Eの一例である。この場合、遮蔽領域には、画像の存在しない領域である空白領域Zが含まれている。
画像処理部40は、遮蔽領域内の画像の存在しない空白領域Zを認識し、空白領域Zを所定の色で塗りつぶす領域に設定する処理情報を追加してもよい。所定の色は、写真プリンタ60から取得される透明色と一致させてもよい。例えば、用紙の色が青色であることが写真プリンタ60から取得されれば、画像処理部40は、所定の色を青色に設定する。写真プリンタ60の作像部60cは、透明色で塗りつぶす領域にはレーザー露光しない。
以上のような空白領域Zを有するオリジナル画像をトリミングすると、図8に示すように所定の色で塗りつぶされた空白領域Zの付帯するA4縦(210 X 297mm)の画像プリントが写真プリンタ60から得られる。被写体は用紙の中央に位置している。この画像プリントを、台紙上余白、台紙下余白、台紙左余白、台紙右余白がそれぞれ10mm、10mm、10mm、10mmの額縁に入れると、図9のような状態となる。空白領域Zは、額縁で遮蔽されて見えない。
40:画像処理部、43:トリミング範囲操作部
Claims (18)
- 用紙のサイズを指定させる用紙サイズ指定部と、
前記用紙の台紙部分のサイズを指定させる台紙サイズ指定部と、
所望の画像のトリミング範囲の確定基準となる基準点の座標を少なくとも2点指定させる指定部と、
前記基準点に基づいて前記画像のトリミング範囲、前記トリミング範囲の外縁を示す外枠の座標及び前記用紙から前記台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき前記画像の領域である可視領域の外縁を示す内枠の表示座標を算出する算出部と、
前記表示座標に従って前記外枠と前記内枠と前記画像とを表示装置に表示する表示部と、
を備える画像処理装置。 - 前記算出部は前記用紙と前記外枠で囲まれたプリント出力領域とが同一のアスペクト比を有するよう前記外枠の表示座標を算出する請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記算出部は前記用紙のサイズと前記台紙部分のサイズとに基づき、前記用紙から前記台紙部分を除いた領域と前記可視領域とが同一のアスペクト比となるよう前記内枠の表示座標を算出する請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記画像に記録された被写体の長さを指定させる被写体長さ指定部と、
前記可視領域内における前記被写体の上下部分に生じる上下の余白の比率を指定させる余白比率指定部と、
をさらに備え、
前記算出部は前記基準点の距離、前記用紙のサイズ、前記台紙部分のサイズ、前記被写体の長さ、及び前記上下の余白の比率に基づき、前記用紙から前記台紙部分を除いた領域と前記可視領域とが同一のアスペクト比となるよう前記内枠の表示座標を算出する請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記表示部は指定された2点の基準点を結ぶラインを表示する請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記外枠及び前記内枠の水平又は垂直方向の移動の指定を受け付ける移動指定部をさらに備え、
前記算出部は前記移動の指定に応じて水平又は垂直方向に移動すべき前記外枠及び前記内枠の表示座標を算出する請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記移動指定部は前記外枠及び前記内枠の垂直方向の移動の指定を制限する請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記移動指定部は少なくとも前記内枠の一部が前記画像の外縁を超えて移動することを制限する請求項6又は7に記載の画像処理装置。
- 前記移動指定部は前記画像の回転の指定を受け付け、
前記表示部は前記画像の回転が指定された場合、警告表示を行う請求項6〜8のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記表示部は前記回転を取り消して前記画像を回転前の状態に戻す請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記用紙サイズ指定部は、前記プリンタで使用可能な用紙のサイズの一覧から所望の用紙サイズを選択させることで前記用紙のサイズを指定させる請求項1〜10のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記台紙サイズ指定部は前記指定された用紙のサイズに対応するプリント不可能な余白のサイズを前記台紙部分のサイズに指定する請求項11に記載の画像処理装置。
- 前記トリミング範囲内の画像のプリントデータを作成してプリンタに出力するプリントデータ作成部をさらに備える請求項1〜10のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記プリントデータ作成部は前記トリミング範囲内の画像の存在しない領域を所定の色で塗りつぶすプリントデータを作成する請求項13に記載の画像処理装置。
- 前記所定の色は前記プリンタの透明色である請求項14に記載の画像処理装置。
- 前記表示部は前記トリミング範囲内の画像から前記可視領域を除いた遮蔽領域の色又は明るさを変更して表示する請求項1〜15のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記外枠及び前記内枠の表示座標を記憶する記憶部をさらに備える請求項1〜16のいずれかに記載の画像処理装置。
- 用紙のサイズを指定させる用紙サイズ指定ステップと、
前記用紙の台紙部分のサイズを指定させる台紙サイズ指定ステップと、
所望の画像のトリミング範囲の確定基準となる基準点の座標を少なくとも2点指定させる指定ステップと、
前記基準点に基づいて前記画像のトリミング範囲、前記トリミング範囲の外縁を示す外枠の座標及び前記用紙から前記台紙部分を除いた領域内にプリントされるべき前記画像の領域である可視領域の外縁を示す内枠の表示座標を算出する算出ステップと、
前記表示座標に従って前記外枠と前記内枠と前記画像とを表示装置に表示する表示ステップと、
を備える画像処理方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109658337A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-04-19 | 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 | 一种图像实时电子消旋的fpga实现方法 |
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- 2004-11-08 JP JP2004324097A patent/JP2006135796A/ja active Pending
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