JP4292440B2 - 写真処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力手段から入力された画像情報の色補正処理と、ディスプレイへの表示とが可能で、かつ、画像情報をプリント手段に転送してプリントを行わせ得る処理手段を備えた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)は高性能化、低価格化が進み、銀塩フィルムを用いるカメラのような現像処理が不要であるため使用の機会が増している。又、DP店ではデジタルカメラで撮影された画像を、同時プリントのように夫々のコマの画像情報を単純にプリントする形態での処理を行うことや、デジタルカメラで撮影された画像情報を、選択したサイズとなるよう処理を行って証明写真を作成することも行われ始めている。又、デジタルカメラでは撮影された画像情報をメモリカード等の記憶媒体に保存し、この記憶媒体の画像情報をメディアリーダで読出し、コンピュータ等を介してディスプレイに表示し、表示に基づいてプリントすべきものの選択や、必要な場合には色調や明るさ等の補正を行った後にプリンターでプリントを行う手順の作業となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、画像情報をコンピュータを用いて補正を行う際の操作形態を考えるに、現在市販されている画像処理用のソフトウエアで、色補正を行う点だけを考えると、ディスプレイにプレビュー画面を表示した状態で、赤(R)・緑(G)・青(B)の3原色、あるいは、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の3原色夫々の調節を行うスライド操作型の設定器をディスプレイに表示するものが存在し、このソフトウエアを用いて、例えば、カラーバランスの補正を行う場合には、設定器をマウス等で選択した状態でスライド操作する操作形態となるため、設定器のスライド量の調節によって微妙な調節が可能で、このように調節されたカラーバランスをプレビュー画面で確認できるものとなっている。しかし、スライド操作型の設定器を操作する形態のものでは、処理に不慣れなオペレータにとって操作量の把握が困難であり、操作形態の面で改善の余地がある。
【0004】
又、画像データについて考えるに、デジタルカメラで撮影されたものであっても、スタジオで撮影された画像のように良好な照明条件で撮影された画像の色補正を行う場合には補正の程度が比較的小さいものである反面、屋外や屋内で撮影されたコマが混在するものの色補正を行う場合には補正の程度が大きいものとなり、処理に不慣れなオペレータにとっては操作感覚が異なり過ぎるものとなり改善の余地がある。
【0005】
本発明の目的は、良好な操作感覚で補正を行い得る写真処理装置を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴(請求項1)は、入力手段から入力された画像情報の色補正処理と、ディスプレイへの表示とが可能で、かつ、画像情報をプリント手段に転送してプリントを行わせ得る処理手段を備えた写真処理装置において、前記画像情報に含まれる被写体の種別情報を指示入力する被写体情報入力手段が設けられ、前記処理手段は、補正値を設定量ずつ段階的に増減することで前記色補正処理を行う色補正処理手段と、前記設定量を、前記被写体情報入力手段から入力された前記被写体の種別に応じて変更する変更手段とを備えて構成され、前記被写体情報入力手段は、前記画像情報が証明写真の画像情報であることを示す証明写真モードの指示と、証明写真以外の画像情報であることを示す標準処理モードの指示とを選択的に入力可能に構成され、前記変更手段は、前記証明写真モードが指示された場合の前記設定量を、前記標準処理モードが指示された場合の前記設定量よりも小さくするように構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項1において、前記色補正処理手段が、少なくとも画像情報の3原色夫々の濃度を増減操作する3つのスイッチ手段を前記ディスプレイに表示する処理を行うと共に、このスイッチ手段を指定する操作毎に前記設定量ずつ補正値の増減を行うよう処理形態が設定されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項1又は2において、前記色補正処理手段が、該色補正処理手段により補正された画像情報を前記ディスプレイに表示するよう処理形態が設定されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0010】
〔作用〕
上記第1の特徴によると、記憶媒体に保存した画像情報を入力手段から入力した後には、色補正処理手段による処理で補正値を設定量ずつ段階的に増減して画像情報の補正を行えるので操作が簡単となり、又、この設定量を被写体の種別に応じて変更手段で変更できるので、同じ操作で粗く補正量を増減して補正を行う処理形態と、細やかに補正値を増減して補正を行う処理形態との切換が可能であるばかりか、被写体の撮影状態に基づく最適な状態での補正処理を行うことも可能となる。また、証明写真は屋内において背景も照明も略一定の撮影環境がほとんど変わらない状態で撮影されたと考えられるので、補正を粗く行う必要がなく、証明写真モードが選択された場合には、標準処理モードが選択された場合と比較して設定量を小さくするよう変更手段が設定を行うことにより、細やかに補正値を増減して最適な補正を迅速に行えるものとなる。又、証明写真以外の画像の処理を行う場合には粗く補正値を増減することにより、屋外や屋内で撮影された画像でも幅広く対応して迅速に適正な補正状態に設定できるものとなる。
【0011】
上記第2の特徴によると、ディスプレイに表示されたスイッチ手段を指定する操作毎に設定量ずつの補正が行われるので、例えば、マウスの操作や、タッチパネルに接触する如き単純で楽な操作で、3原色の補正を行えるものとなる。
【0012】
上記第3の特徴によると、ディスプレイに表示される画像情報に基づいて補正情報を容易に確認できるものとなる。
【0014】
〔発明の効果〕
従って、撮影の状態に対応して良好な操作感覚で能率良く補正を行い得る写真処理装置が合理的に構成されたのである。又、ディスプレイの表示に基づいて簡便に補正処理を行え、ディスプレイに表示される画像で補正状態を確認でき、画像処理のモードの設定だけで人為設定を行わずとも最適な形態で良好に補正を行えるものとなったのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、プリント部Aと、このプリント部Aに情報を転送する入力部Bを備えて写真処理装置が構成されている。前記プリント部Aは、露光処理部eと現像処理部dと仕分け搬送部sとを備えて構成され、露光処理部eはハロゲンランプ等の発光体を収めた光源1、写真フィルムがセットされるフィルムキャリア2、プレスキャンした写真フィルムの画像情報等が表示されるモニター3、作業用のテーブル4、このテーブル4に嵌めこみ配置された操作卓5夫々を上部に備え、図示しないがロール状の印画紙を収めた印画紙マガジンからの銀塩印画紙(以下、印画紙と略称する)をプリントサイズに切断して露光位置にセットする搬送系と、この印画紙に対して前記フィルムキャリア2にセットされたフィルムのコマ画像を印画紙に投影露光する光学系と、デジタル信号化された画像情報の露光を行うための露光ヘッドとを内部に備えて構成され、現像処理部dは、図示しないが露光部eで露光された印画紙を複数の現像処理槽に送って現像処理を行い、かつ、この現像処理後の印画紙をヒータやブロアーを備えた乾燥部で乾燥した後に排出口6から送り出すよう構成され、仕分け搬送部sは排出口6から送り出された印画紙Pを受け止めて水平方向に搬送するゴムベルト式の搬送コンベア7と、この搬送コンベア7からの印画紙を1オーダーに達するまで積み重ね状態で受け止め、前記テーブル4の方向に搬送するゴムベルト式の仕分けコンベア8とを備えて備えて構成されている。
【0016】
前記入力部Bは、表示面にタッチパネル10を備えたディスプレイ11を一体的に備えた汎用コンピュータMで構成され、この汎用コンピュータMにはデジタルカメラC(デジタルスチルカメラ)で撮影した人物画像情報が保存された記憶媒体R(コンパクトフラッシュやPCカードやスマートメディア等)の情報を読出す読出し装置12(入力手段の一例)と、CD−RやCD−ROMからの情報を読取るCD−ROMドライブ13と、フロッピーディスクFDの情報を読取るFDドライブ14とを備えている。以下の説明では記憶媒体Rに記憶された画像情報に基づくプリント処理を説明してあるが、CD−ROMドライブ13はCD−RやCD−ROMに保存された画像情報を読取ってプリント処理を行う際に用いられ、FDドライブ14は証明写真のように一部の画像データをフロッピーディスクに保存する際や、フロッピーディスクFDに保存された画像情報を読取ってプリント処理する際に用いられる。
【0017】
図3にブロック回路図が示され、この回路図では汎用コンピュータMに内装したマイクロプロセッサ(CPU)に対して前記読出し装置12、CD−ROMドライブ13、FDドライブ14、汎用コンピュータMに内蔵されたハードディスクドライブ15に対するデータの入出力系が形成されると共に、このCPUに対して予めデータがセットされたROM16、制御プログラムの保存や作業領域として使用されるメインメモリ17、画像データが保存されるフレームメモリ18、フレームメモリ18の画像処理を行う画像処理部19夫々に対するデータのアクセス系が形成され、又、表示すべきデータがアクセスされるビデオメモリ20と、このビデオメモリ20を制御するビデオコントローラ21を介してディスプレイ11に対する出力系が形成され、タッチパネル10からの信号をポインティング制御部22を介し位置情報に変換してCPUに入力する系、プリント制御部23を介してプリント部Aに信号を出力する系が形成されている。
【0018】
この写真処理装置では、プリント部Aにおいて写真フィルムのコマ画像を印画紙Pに投影露光してプリントを行う通常のプリント処理のほかに、入力部Bから入力した画像情報をプリント部Aに転送し、このプリント部Aに内蔵した露光ヘッドを用いて印画紙Pに露光するデジタルプリント処理を行えるよう構成されており、記憶メディアRからの画像情報に基づいてプリントを行う際には、オペレータが行うべき処理を容易に選択できるようディスプレイ11に対して「照明写真」「デジタルカメラ受付」「デジタルカメラプリント」の3つの処理モードを示すアイコンが初期画面に表示されるものとなっている。そして、この写真処理装置では、この初期画面から「証明写真」の処理モードが選択された際の補正時の処理形態と、「デジタルカメラプリント」の処理モードが選択された際の補正時の処理形態が異なる点に特徴を有するものとなっている。すなわち、読出し装置12から入力された画像情報の色補正時の処理形態が、「証明写真」の処理モードが指示されて、被写体の種別情報として無背景の人物写真であることが指示入力されたときと、「デジタルカメラプリント」の処理モードが指示されて、被写体の種別情報として被写体を特定できない種々雑多な画像が撮影されていることを指示入力されたときとで異なるようにしているのである。
【0019】
このように処理モードが選択される際の制御の流れの概要を図12のフローチャートに示すように表すことが可能であり、この処理では、初期画面の表示を行い(#101ステップ)、「証明写真」のアイコンに指を接触させて処理モードが選択された場合には証明写真モードへ移行すると共に、補正係数Sを設定し (#102〜#104ステップ)、「デジタルカメラ受付」のアイコンに指を接触させて処理モードが選択された場合には記憶媒体の全てのコマ画像を読み込んでハードディスクドライブ15に保存する処理を行い(#105、#106ステップ)、又、「デジタルカメラプリント」のアイコンに指を接触させて処理モードが選択された場合にはデジタルプリントモードへ移行すると共に、補正係数Nを設定するものとなり(#107〜#109ステップ)、この処理をリセットされるまで繰り返すものとなっている(#110ステップ)。又、補正係数Sは補正係数Nより小さい値に設定され、後述するように画像を補正する際の補正の程度を決めるものとなっている。従って、タッチパネル10は、画像情報に含まれる被写体の種別情報を指示入力する被写体情報入力手段として機能する。
【0020】
具体的に説明すると、人物(肖像)を撮影した記憶媒体Rを読出し装置12にセットした状態で、前記初期画面から「証明写真」を選択することで証明写真モードへ移行する。尚、記憶媒体Rがセットされない状態で「証明写真」が選択された場合には「メモリカード」をセットして下さい等のメッセージがディスプレイDに表示され、記憶媒体Rをセットした後に証明写真モードへの移行が可能となる。
【0021】
この証明写真モードでは、ディスプレイ11に対して図4に示す選択画面に3つのコマウインドウSWの表示を行うと共に、夫々のコマウインドウSWに対して記憶媒体Rの夫々のコマの画像情報を表示するものとなっており、そして、複数のオーダーが存在する場合には「矢印スイッチ」26に指を接触させる操作を行うことで、異なるコマの画像情報を夫々のコマウインドウSWに表示できるものとなっている。この表示状態でコマウインドウSWに表示された画像に対する指の接触で画像情報の選択を行った場合には選択されたコマウインドウSWの周囲に選択状態にあることを示す表示が行われる。このように選択された画像を証明写真に用いる場合には、選択画面に表示されたセットスイッチ27に指を接触させることで選択が終了し、その画像情報をフレームメモリ18に転送する処理が行われる。尚、以下の説明で画面に表示されたスイッチに指を接触させる操作を単に「操作」と記しており、この選択画面においても以下に説明する画面においても「戻るスイッチ」28に指を接触させる操作が行われた場合には直前の処理に戻る処理を行うものとなっている。
【0022】
この処理の次には、ディスプレイ11に対して図5に示す位置決め画面を表示すると共に、この位置決め画面の位置決めウインドウTWに選択された画像を表示する。この位置決めウインドウTWには、頭頂位置を求めるトップカーソルTCと、顎の下端位置を求めるアンダーカーソルUCと、顔の左右方向での中央位置を求めるセンターカーソルCCとがこの順序で表示され、この位置決め画面に表示される矢印スイッチ26(同図ではセンターカーソルCCを移動させる矢印スイッチの表示状態が示されている)の操作で、トップカーソルTCを頭頂の位置に合わせてセットスイッチ27を操作し、アンダーカーソルUCを顎下位置に合わせてセットスイッチ27を操作し、センターカーソルCCを顔の左右方向での中央位置にセットスイッチ27を操作することで顔の大きさのデータと左右方向での中央位置のデータが求められるものとなっている。尚、同図は顔の左右方向での中央位置を求める画面を示している。
【0023】
この処理の次には、ディスプレイ11に対して図6に示す出力種類設定画面を表示するものとなっている。具体的には「運転免許証」「履歴書」「パスポート」「ビザ」「一般試験」「その他」の6つの「サイズ選択スイッチ」31と、任意のサイズをセットするための「サイズ入力スイッチ」32と、補正を行うための「補正スイッチ」33と、モノクロームのプリントを行うために「白黒スイッチ」34と、画像情報をフロッピーディスクに保存するためにの「FDスイッチ」35と、焼き増し処理を行うために「リピート券スイッチ」36と、プリントを実行する「プリントスイッチ」37とが表示されるものとなっており、「サイズ選択スイッチ」31の何れかを選択して操作した場合には、夫々のサイズに対応した大きさの人物画像データを形成してプリント可能な状態に移行し、又、 「サイズ入力スイッチ」32を操作した場合には、任意のサイズを設定するためのダイアログボックス(図示せず)が表示され、この表示に従って数値を入力することにより、このサイズに対応した大きさの人物画像データを形成してプリント可能な状態に移行するものとなっている。
【0024】
このようにサイズを設定した後でもサイズを設定する以前においても、「補正スイッチ」33を操作した場合にはディスプレイ11に対して図7に示す色補正のための補正画面が表示される。この補正画面には人物画像を表示するプレビューウインドウPWと、「Y濃度」、「M濃度」「C濃度」、「明るさ」、「コントラスト」、「鮮やかさ」、「シャープ」夫々の増減調節を行うためのスイッチ手段として「+スイッチ」38、「−スイッチ」39が表示されると共に、「数値ウインドウ」40が表示され、例えば、「Y濃度」の「+スイッチ」38を1度操作した場合には「Y濃度」に対応した「数値ウインドウ」40の値が前記補正係数Sに対応する値だけ増大すると共に、フレームメモリ18の画像情報の補正を行ってプレビューウインドウPWの画像のY濃度を増大した状態の表示を行う。これと同様に「M濃度」の「−スイッチ」39を1度操作した場合には「M濃度」に対応した「数値ウインドウ」40の値が前記補正係数Sに対応する値だけ減少すると共に、フレームメモリ18の画像情報の補正を行ってプレビューウインドウPWの画像のM濃度を低減した状態の表示を行うものとなる。更に、 「明るさ」、「コントラスト」、「鮮やかさ」、「シャープ」の「+スイッチ」38、あるいは、「−スイッチ」39を操作した場合にも補正係数Sに対応する値だけ補正が行われるものであるが、その増減量は夫々のデータのビット数に対応する値となる。そして、補正処理を終えた場合には「セットスイッチ」27を操作することで補正処理は終了し、出力種類設定画面を表示する状態に復帰する。
【0025】
尚、「白黒スイッチ」34を操作した場合には画像情報をモノクロームデータに変換し、「FDスイッチ」35を操作した場合には画像情報をフロッピーディスクFDに保存する処理を行い、「リピート券スイッチ」36を操作した場合には、画像情報を特定するために撮影日とオーダー番号とを証明写真と同じペーパにプリントする(図示せず)モードに移行するものとなっている。
【0026】
この後に「プリントスイッチ」37を操作した場合には、ディスプレイ11に対して図8に示すプリント処理画面の表示を行うと共に、フレームメモリ18に保存されたデータをプリント部Aに転送してプリントを開始すると共に、プリントが終了すると、ディスプレイ11にプリントが終了したことを認識させるメッセージを表示するものとなっている。そして、このようにプリントが行われると、予め設定された大きさのペーパに対して、出力種類設定ルーチンで設定されたサイズの証明写真が予め設定された枚数だけプリントされ、「終了スイッチ」41を操作することで初期画面に戻るものとなる。
【0027】
次に、前記初期画面から「デジタルカメラプリント」のアイコンを操作した場合の標準処理モードでの処理形態を説明する。この「デジタルカメラプリント」を選択した場合には前述のように「デジタルカメラ受付」を選択して前記ハードディスクドライブ15に対して保存された各オーダーのコマの画像情報をトリミングせずに、所謂、EサイズやLサイズにプリントする標準処理モードへ移行するものとなっている。つまり、「デジタルカメラプリント」のアイコンが操作された場合には、ディスプレイ11に対して図9に示すオーダー指定画面が表示されると共に、複数のデータウインドウDWに対してハードディスクドライブ15に保存されている各オーダーの情報の詳細(オーダーを特定する状態や、受付日時や、プリントサイズや、プリント枚数)を表示するものとなっている。尚、特別な操作を行わない場合にはデータウインドウDWには各オーダーにおける各コマのプリントサイズとプリント枚数の初期値が自動的にセットされるものとなっており、何れかのデータウインドウDWを選択した(データウインドウDWに指を接触した)状態で、「枚数変更スイッチ」45を操作することで、枚数変更画面(図示せず)が現れ、その画面中でプリント枚数の変更や再設定を行えるものとなっており、又、何れかのデータウインドウDWを選択した状態で、「設定変更スイッチ」46を操作することで、設定変更画面(図示せず)が現れ、その画面中でプリントサイズの設定やインデックスプリント等の選択を行えるものとなっており、「全選択スイッチ」47を操作することで全てのオーダーをプリント対象に選択できるものとなっている。
【0028】
又、何れかのデータウインドウDWを選択した状態で「補正スイッチ」48を操作することでディスプレイ11に対して図10に示す色補正のための補正画面が表示される。この補正画面には夫々のコマ画像を表示する複数のプレビューウインドウPWと、「Y濃度」、「M濃度」「C濃度」、「明るさ」、「コントラスト」、「鮮やかさ」、「シャープ」夫々の増減調節を行うための「+スイッチ」38、「−スイッチ」39、「数値ウインドウ」40が表示され、例えば、プレビューウインドウPWの1つを選択して(指で接触する操作)「Y濃度」の 「+スイッチ」38を1度操作した場合には「Y濃度」に対応した「数値ウインドウ」40の値が前記補正係数Nに対応する値だけ増大すると共に、フレームメモリ18の画像情報の補正を行ってプレビューウインドウPWの画像のY濃度を増大した状態の表示を行う。これと同様に「M濃度」の「−スイッチ」39を1度操作した場合には「M濃度」に対応した「数値ウインドウ」40の値が前記補正係数Nに対応する値だけ減少すると共に、フレームメモリ18の画像情報の補正を行ってプレビューウインドウPWの画像のM濃度を低減した状態の表示を行うものとなる。更に、「明るさ」、「コントラスト」、「鮮やかさ」、「シャープ」の「+スイッチ」38、あるいは、「−スイッチ」39を操作した場合にも補正係数Nに対応する値だけ補正が行われるものであるが、その増減量は夫々のデータのビット数に対応する値となる。そして、補正処理を終えた場合には「セットスイッチ」27を操作することで補正処理は終了し、図9のオーダー指定画面を表示する状態に復帰する。尚、補正画面中の「矢印スイッチ」26を操作した場合には、プレビューウインドウPWに表示されないコマ画像の表示が可能となる。
【0029】
この後に「プリントスイッチ」37を操作した場合には、ディスプレイ11に対して図11に示すプリント処理画面の表示を行うと共に、デジタルカメラプリント中の表示と、残りオーダー数と(残り枚数)とプリントに要する時間とを表示して、選択されたオーダーのデータをプリント部Aに転送して、オーダー毎のプリントを開始するものとなっている。「中止スイッチ」49を操作することでプリントを中止して初期画面に戻るものとなる。
【0030】
このように本発明では、処理手段としての汎用コンピュータMに対してセットされたプログラムで画像情報の色補正を行う色補正処理手段と、補正値を段階的に増減操作する際の設定値を変更する変更手段とが構成されており、画像の色補正処理を行う場合にはディスプレイ11に表示されたスイッチ手段としての、スイッチ38、39に指を接触させる操作を行うと云う簡単な操作だけで、段階的に設定値ずつ補正値の増減を行えると共に、補正の状態をディスプレイ11に形成されるプレビューウインドウPWを介して確認できるものとなっている。しかも、照明条件や背景の条件が整ったスタジオで撮影されることの多い証明写真の補正を行う場合には補正値を大きく調節する必要がないので、この証明写真を処理するモードでは、このモード(被写体情報入力手段からの情報)に基づいて変更手段がスイッチ38、39を1度操作した際の補正の程度(設定量)を小さく設定して微妙な調節を行えるものとしており、又、屋外での風景や記念撮影、屋内での撮影のように撮影条件が大きく異なる環境で撮影された画像は補正値を比較的大きく調節する必要があるので、この証明写真以外を処理するモードでは、このモード(被写体情報入力手段からの情報)に基づいて変更手段がスイッチ38、39を1度操作した際の補正の程度(設定量)を大きく設定することで迅速に補正を行えるものにしている。
【0031】
〔別実施の形態〕
本発明は上記実施の形態以外に、例えば、スイッチ手段の1度の操作によって増減する補正値の程度(設定値)を任意に変更できるよう構成することが可能であり、このように変更するための手段として、補正の程度を数値やパーセンテージで入力する設定系を備えて実施することが可能である。特に、このように補正の程度(設定値)を任意に変更できるよう構成する場合に、画像情報の色情報のビット数と明るさ情報やコントラストの情報とのビット数が異なる場合には、ビット数に比例する連係状態で補正の程度を変更するよう処理形態を設定することも可能である。又、本発明は上記実施の形態以外に、昇華型のプリンターで画像のプリントを行うものに適用することや、操作卓5の特定のキーを操作することで補正値の増減を行うよう処理形態を設定するよう実施形態を設定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の斜視図
【図2】入力部の斜視図
【図3】写真処理装置のブロック回路図
【図4】選択画面を示す図
【図5】位置決め画面を示す図
【図6】出力種類設定画面を示す図
【図7】補正画面を示す図
【図8】プリント処理画面を示す図
【図9】オーダー指定画面を示す図
【図10】補正画面を示す図
【図11】プリント処理画面を示す図
【図12】制御の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11 ディスプレイ
12 入力手段
38,39 スイッチ手段
M 処理手段・色補正処理手段・変更手段
R 記憶媒体
Claims (3)
- 入力手段から入力された画像情報の色補正処理と、ディスプレイへの表示とが可能で、かつ、画像情報をプリント手段に転送してプリントを行わせ得る処理手段を備えた写真処理装置であって、
前記画像情報に含まれる被写体の種別情報を指示入力する被写体情報入力手段が設けられ、前記処理手段は、補正値を設定量ずつ段階的に増減することで前記色補正処理を行う色補正処理手段と、前記設定量を、前記被写体情報入力手段から入力された前記被写体の種別に応じて変更する変更手段とを備えて構成され、
前記被写体情報入力手段は、前記画像情報が証明写真の画像情報であることを示す証明写真モードの指示と、証明写真以外の画像情報であることを示す標準処理モードの指示とを選択的に入力可能に構成され、前記変更手段は、前記証明写真モードが指示された場合の前記設定量を、前記標準処理モードが指示された場合の前記設定量よりも小さくするように構成されている写真処理装置。 - 前記色補正処理手段が、少なくとも画像情報の3原色夫々の濃度を増減操作する3つのスイッチ手段を前記ディスプレイに表示する処理を行うと共に、このスイッチ手段を指定する操作毎に前記設定量ずつ補正値の増減を行うよう処理形態が設定されている請求項1記載の写真処理装置。
- 前記色補正処理手段が、該色補正処理手段により補正された画像情報を前記ディスプレイに表示するよう処理形態が設定されている請求項1又は2に記載の写真処理装置。
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