JP2006135219A - 半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法 - Google Patents

半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006135219A
JP2006135219A JP2004324763A JP2004324763A JP2006135219A JP 2006135219 A JP2006135219 A JP 2006135219A JP 2004324763 A JP2004324763 A JP 2004324763A JP 2004324763 A JP2004324763 A JP 2004324763A JP 2006135219 A JP2006135219 A JP 2006135219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyelet
semiconductor package
stem
iron
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004324763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4649172B2 (ja
JP2006135219A5 (ja
Inventor
Takuya Kurosawa
卓也 黒澤
Yasuyuki Kimura
康之 木村
Yoshihiko Nakamura
吉彦 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP2004324763A priority Critical patent/JP4649172B2/ja
Publication of JP2006135219A publication Critical patent/JP2006135219A/ja
Publication of JP2006135219A5 publication Critical patent/JP2006135219A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649172B2 publication Critical patent/JP4649172B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】 熱放散性に優れ、抵抗溶接によってキャップを接合する等の組み立て作業が用にでき、加工上における問題によって放熱体の形状、配置等に制約が受けることがない半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 アイレット本体21に、アイレット本体21とは別体に形成された放熱体25が接合されてなる半導体パッケージ用ステム20であって、前記アイレット本体21が、一対の鉄層22、24で銅層23を挟んだ層構造からなるクラッド材によって形成されるとともに、前記放熱体23が接合される接合領域に、前記クラッド材の銅層23が露出して形成され、前記放熱体25が前記銅層23の露出面23aの領域内に接合されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザ素子を搭載する半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法並びに半導体パッケージ用ステムにレーザ素子を搭載した光半導体装置に関する。
レーザ素子を搭載する半導体パッケージ用ステムには、いくつかの異なる構造の製品が提供されている。図5は、レーザ素子を搭載する半導体パッケージ用ステム10の基本的な構造を示している。半導体パッケージ用ステム10は、アイレット本体12と、アイレット本体12に設けられた放熱体14と、アイレット本体12に封着されたリード15とを備える。
この半導体パッケージ用ステム10は、放熱体14の側面にレーザ素子16を接合し、レーザ素子16とリード15とをワイヤボンディングによって接続し、光透過窓17を備えたキャップ18をアイレット本体12に溶接することにより、光半導体装置として組み立てられる。
半導体パッケージ用ステム10のアイレット本体12は通常、鉄系材料によって形成される。鉄系材料がリード15のガラス封着に好適であること、キャップ18を抵抗溶接によってアイレット本体12に接合するため、アイレット本体12にある程度の電気抵抗が必要だからである。しかしながら、最近の光半導体装置では発熱量の大きなレーザ素子が搭載されるようになってきたことから、より大きな熱放散性を備えた半導体パッケージ用ステム10が求められるようになってきた。
図6は、鉄と銅との2層構造からなるクラッド材を用いて形成した半導体パッケージ用ステム11を示す(特許文献1参照)。この半導体パッケージ用ステム11は、クラッド材をプレス加工し、プレス加工によって銅材部から放熱体14aを立ち上げ形状に形成したもので、アイレット本体12が鉄材部12aと銅材部12bからなる。
図6に示す半導体パッケージ用ステム11は放熱体14aを銅材によって形成したこと、アイレット本体12の一部に銅材が用いられていることから、熱放散性の点で優れているという利点がある。しかしながら、キャップが接合されるアイレット本体12の上部が銅からなるために、抵抗溶接によってキャップを接合しにくいという問題があり、鉄と銅との2層構造からなるクラッド材にかえて、一対の鉄層で銅層を両面から挟んだ、鉄−銅−鉄の3層構造からなるクラッド材を用いて半導体パッケージ用ステムを形成することが考えられた(特許文献2参照)。この3層構造のクラッド材を用いて形成した半導体パッケージ用ステムは、クラッド材に銅材を使用したことで、熱放散性に優れるとともに、アイレット本体12の上面が鉄材からなることから、キャップを確実に抵抗溶接できるという利点を有している。
特開平6−291224号公報 特開平11−186649号公報
上述したように、鉄−銅−鉄の3層構造からなる材料(クラッド材)を用いて形成した半導体パッケージ用ステムは、熱放散性に優れ、抵抗溶接によるキャップの取り付けが確実にできるという利点があるが、プレス加工によってアイレットと一体に放熱体を形成するために、放熱体の配置位置や放熱体の形状が制約を受けるという問題がある。
すなわち、アイレットと一体に放熱体を形成する場合は、加工工程上、被加工材に対してプレス加工を施した後に、リードをガラス封着するための透孔を孔あけ加工する。この透孔は、実際の製品では、放熱体の外面にきわめて接近して設けられることが多く、加工時に孔位置がわずかにずれただけで放熱体に接触してばりが生じてしまったり、所要の孔形状に加工できなかったりして不良発生の原因となる。
このため、放熱体と封着孔の孔位置の位置関係によっては加工が難しく、不良率が高くなり、設計通りの加工が困難になるという問題が生じる。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、熱放散性に優れるとともに、抵抗溶接によってキャップを接合する等の組み立て作業を支障なく行うことができ、加工上における問題によって放熱体の形状、配置等に制約が受けることがない半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、アイレット本体に、アイレット本体とは別体に形成された放熱体が接合されてなる半導体パッケージ用ステムであって、前記アイレット本体が、一対の鉄層で銅層を挟んだ3層構造からなるクラッド材によって形成されるとともに、前記放熱体が接合される接合領域に、前記クラッド材の銅層が露出して形成され、前記放熱体が前記銅層の露出面の領域内に接合されていることを特徴とする。
また、前記アイレット本体の放熱体が接合される表面が、前記銅層の露出面を含めて平坦面に形成されていることにより、放熱体の接合が容易で信頼性の高い半導体パッケージ用ステムとして提供される。
また、前記放熱体が銅からなることにより、熱放散性の良好な半導体パッケージ用ステムとして提供できる。
また、半導体パッケージ用ステムの製造方法として、一対の鉄層で銅層を挟んだ3層構造からなるクラッド材をプレス金型を用いて押圧し、当該クラッド材の片面に形成された鉄層の放熱体を接合する領域部分を、クラッド材の表面から当該領域部分の鉄層部が段差状に突出するようにプレス加工する工程と、前記クラッド材の表面から段差状に突出した鉄層部を除去してクラッド材の表面を平坦面に形成するとともに、前記鉄層部の下層の銅層を露出させる平坦化加工によってアイレット本体を形成し、当該アイレット本体とは別工程により形成した放熱体を、前記アイレット本体の前記銅層の露出面にろう付けする工程とを含むことを特徴とする。
また、前記平坦化加工が、クラッド材の表面から段差状に突出した鉄層部を機械的に除去することを施すことを特徴とする。
また、前記平坦化加工を施した後、アイレット本体にリードを挿通する透孔を形成する孔あけ加工を施すとともに、アイレット本体の外形抜き加工を施して個片のアイレット本体に形成することを特徴とする。
また、前記半導体パッケージ用ステムの放熱体にレーザ素子を搭載して構成された光半導体装置は、熱放散性にすぐれ、信頼性の高い光半導体装置として提供される。
本発明に係る半導体パッケージ用ステムおよびその製造方法によれば、アイレット本体が銅層を備えたクラッド材からなり、放熱体が熱伝導性に優れた銅層に直に接合されていることにより、熱放散性の優れた半導体パッケージ用ステムとして提供することができ、発熱量の大きなレーザ素子を搭載する半導体パッケージ用ステムとして好適に使用することができる。また、アイレット本体と放熱体とを別体としたことで、放熱体の形状や配置位置について加工上の制約を受けることがなくなり、種々の製品に対応することが可能になる。
図1は、本発明に係る半導体パッケージ用ステムの一実施形態の構成を示す断面図である。本実施形態の半導体パッケージ用ステム20は、アイレット本体21を一対の鉄層で銅層を挟んだ鉄−銅−鉄の3層構造からなるクラッド材を用いて形成し、アイレット本体21とは別体に形成した銅からなる放熱体25をアイレット本体21にろう付けして形成したものである。
アイレット本体21は、放熱体25が接合される面とは反対側の面から順に、第1の鉄層22と、銅層23と、第2の鉄層24とが積層された3層構造に形成され、アイレット本体21の上下両面が鉄材によって被覆された構造となっている。
また、アイレット本体21の上面で、放熱体25がろう付けされている接合領域については、第2の鉄層24が除去され、銅層23がアイレット本体21の上面に露出し、この銅層23の露出面23aに放熱体25が接合されている。
アイレット本体21は、鉄−銅−鉄の3層構造からなるクラッド材にプレス加工やシェービング加工を施して、第2の鉄層24の表面と銅層23の露出面23aとが同一高さ面の平坦面になるように形成されている。放熱体25はこの露出面23aにろう付けされている。
なお、アイレット本体21の上面には、放熱体25の基部近傍に発光をモニターするための素子(モニター用の素子)を搭載する傾斜凹部26が形成されている。この傾斜凹部26は上記3層構造からなるクラッド材にプレス加工を施す際に形成される。
また、リード15をアイレット本体21にガラス封着する透孔を形成し、この透孔にリード15がガラス封着される。図1において、リード15aはアース用のリードであり、アイレット本体21の下面に抵抗溶接によって接合されている。
本実施形態の半導体パッケージ用ステム20は、アイレット本体21が第1の鉄層22と銅層23と第2の鉄層24が積層された3層構造となっていることから、アイレット本体21にキャップ18を抵抗溶接する際に、所要の電気抵抗が得られて確実にキャップ18を溶接することができる。また、放熱体25が銅材からなることにより放熱体25の熱放散性が良好であり、放熱体25がアイレット本体21の銅層23にろう付けされていることにより、ステム全体としての熱放散性が良好になり、アイレットの銅材をプレス加工して放熱体とアイレットとを一体成形した製品と同等の熱放散性を得ることが可能になる。
また、本実施形態の半導体パッケージ用ステム20は、アイレット本体21とは別体に放熱体25を形成する構成としたから、アイレット本体21にリード15を封着するための透孔を加工する工程で、放熱体25の形状や配置位置に影響されることなく孔あけ加工を施すことができ、したがってアイレット本体21に確実にかつ正確に透孔を形成することが可能になる。また、放熱体25は孔加工後にろう付けしてアイレット本体21に接合するから、放熱体25の形状が孔加工(孔位置)の加工によって制約を受けることがなく、放熱体25として、より自由度の大きな設計が可能となり、種々用途の製品に対応することが可能になる。
図2〜4は、上述した半導体パッケージ用ステム10の製造工程で特徴的なアイレット本体21の加工工程を示す。
図2(a)は、アイレット本体21を形成する鉄−銅−鉄の3層構造からなるクラッド材30に対して、アイレット本体21の外径よりも大径に粗抜き加工した状態を示す。クラッド材30は第1の鉄層22と、銅層23と、第2の鉄層24を積層して形成されたものである。本実施形態で使用したクラッド材30は、第1の鉄層22の厚さが0.75mm、銅層23の厚さが0.7mm、第2の鉄層24の厚さが0.15mmのものである。実際には、クラッド材30は長尺な帯状体として提供され、所要のプレス加工を施す加工ステージ間を順送りされて加工される。
図2(b)、(c)は、粗抜き加工したクラッド材30に、放熱体25をろう付けする領域に合わせて銅層23を露出させるプレス加工を施す工程を示す。
図2(b)は、銅層23を露出させる部位に合わせた凹部42を形成したプレス金型40を、粗抜き加工したクラッド材30に位置合わせして型押しする工程を示す。凹部42は平面形状が円形で、内底面(天井面)が平坦面に形成されている。凹部42の深さは第2の鉄層24の下層の銅層23も若干入り込む程度の深さに設定する。凹部42以外のプレス金型40の型押し面44は平坦面に形成されている。
図2(c)は、プレス金型40をクラッド材30に型押ししている状態を示す。クラッド材30の下面は支持金型によって支持されており、クラッド材30はプレス金型40と支持金型によって挟圧される。プレス金型40を第2の鉄層24の厚さと略同一の深さまで押し込むことにより、凹部42に第2の鉄層24と銅層23が入り込み、凹部42に対応するクラッド材の部位では第2の鉄層24の下層の銅層23が盛り上がり形状となる。
図2(d)は、プレス金型40を用いてクラッド材30をプレス加工した後の状態を示す。クラッド材30の上面では、前記凹部42に対応した部位の鉄層部24a(下層の銅層を一部含む)が第2の鉄層24の厚さ分以上にクラッド材30の上面から段差状に突出する。この鉄層部24aを支持する銅層23の部位は台形状に盛り上がった形状となる。
図3は、次に、クラッド材30の上面で段差状に突出する鉄層部24aをシェービング加工によって除去し、クラッド材30の上面を平坦化する平坦化加工の工程を示す。
図3(a)は、鉄層部24aの側面下部、すなわち第2の鉄層24の表面に切刃50の切削位置を位置合わせした状態で、図3(b)は、切刃50を第2の鉄層24の表面に沿って突き出すように動かして鉄層部24aをクラッド材30から切削する状態を示す。
図3(c)は、鉄層部24aを切削して除去したクラッド材30を示す。切刃50を第2の鉄層24の表面に沿って動かすことにより、鉄層部24aが銅層23から切削されて除去されるとともに、銅層23の表面が第2の鉄層24の表面と同一高さ面に形成されて銅層23が露出した露出面23aが形成される。
なお、本実施形態では、切刃50を用いたシェービング加工によって鉄層部24aを除去したが、シェービング加工によらずに、ドリル加工等の他の機械加工によって鉄層部24aを露出させることも可能である。また、機械加工によらずに化学的エッチングを利用して鉄層部24aのみを除去することも可能である。
鉄層部24aを除去する工程は、鉄層部24aの下層の銅層23を露出させる目的と、放熱体25を精度よくろう付けできるようにするために、銅層23の露出面23aが平坦面となるように露出させる目的がある。したがって、化学的エッチングに比べてシェービング加工等の機械的な加工手段を利用する方が加工時間等を含めて有利である。
図3(c)に示すように、放熱体25を接合する部位について銅層23を露出させた後、クラッド材にプレス加工を施してリード15を挿通して封着するための透孔を形成し、受光用の素子を搭載する傾斜凹部を形成した後、クラッド材30をアイレット本体21の外形形状に合わせて外形抜きする。この外径抜き加工によってアイレット本体21はクラッド材30の帯状体から分離して個片となる。
図4は、クラッド材30を粗抜きし、プレス加工とシェービング加工を施して銅層23を露出させた状態を示す。本実施形態ではクラッド材30の表面に直径が約3.0mmの円形に銅層23の露出面23aを露出させた。また、2点鎖線Aでアイレット本体21の外形抜き位置を示す。放熱体25は、銅層23の露出面23aの領域内に接合される。なお、銅層23を露出させる範囲は、図4に示すような円形形状に限られるものではないが、キャップ18が確実に溶接できるように、少なくともアイレット本体21に取り付けるキャップ18の溶接領域(アイレット本体の外周縁)が第2の鉄層24によって被覆されるように設定する。
クラッド材30を外形抜きして個片に形成した後、必要に応じて、アイレット本体21の腐食を防止するニッケルめっき等のめっきを施す。
次いで、アイレット本体21にリード15をガラス封着した後、アイレット本体21に放熱体25をろう付けする。放熱体25はクラッド材30を用いてアイレット本体21を形成する工程とは別工程であらかじめ所定の個片に形成されている。
図3(d)は、アイレット本体21に形成した銅層の露出面23aに放熱体25をろう付けした状態を示す。ろう付け用の治具にアイレット本体21と銅からなる放熱体25とろう材とを配置し、加熱炉中でろう材を溶融してろう付けする。本実施形態では銀ろう付けによって放熱体25をアイレット本体21に接合した。25aが接合層である。
ろう付け用の治具にアイレット本体21と放熱体25とを配置することによって、アイレット本体21と放熱体25との相互位置が位置決めされるが、放熱体25をろう付けした後、放熱体25のレーザ素子取り付け面(放熱体の側面)を平押しして、レーザ素子取り付け面を正確に位置出しするようにしてもよい。
本実施形態の半導体パッケージ用ステムは、放熱体25をアイレット本体21にろう付けした後、アイレット本体21、放熱体25およびリード15、15aの外面にニッケルめっきおよび金めっきによる仕上げめっきが施される。
光半導体装置は、この半導体パッケージ用ステムの放熱体25の側面にレーザ素子を接合し、レーザ素子とリード15とをワイヤボンディングし、傾斜凹部26にレーザ素子の発光をモニターするモニター用の素子を搭載した後、アイレット本体21の外周縁にキャップ18を溶接して取り付けることによって組み立てられる。
なお、上記実施形態においては、鉄−銅−鉄の3層構造からなるクラッド材30を使用してアイレット本体21を形成したが、クラッド材として銅−鉄の2層構造からなる材料を使用して半導体パッケージ用ステムを形成することも可能である。この銅−鉄の2層構造からなるクラッド材を使用する場合も、上述した方法と同様に、銅層の上面を被覆する鉄層側からプレス加工を施して放熱体を接合する領域の鉄層部をクラッド材の表面から突出させ、鉄層部を切除することによって銅層を露出させ、銅層の露出面に放熱体を接合することによって、放熱性にすぐれ、キャップの溶接も可能な半導体パッケージ用ステムとして提供することができる。
半導体パッケージ用ステムの実施形態の構成を示す断面図である。 半導体パッケージ用ステムの加工工程を示す説明図である。 半導体パッケージ用ステムの加工工程を示す説明図である。 銅層を露出した状態のクラッド材の平面図である。 従来の半導体パッケージ用ステムの構成を示す断面図である。 従来の半導体パッケージ用ステムの他の構成を示す断面図である。
符号の説明
10、11、20 半導体パッケージ用ステム
12、21 アイレット本体
12a 鉄材部
12b 銅材部
16 レーザ素子
18 キャップ
22 第1の鉄層
23 銅層
23a 露出面
24 第2の鉄層
24a 鉄層部
25 放熱体
26 傾斜凹部
30 クラッド材
40 プレス金型
42 凹部
50 切刃

Claims (7)

  1. アイレット本体に、アイレット本体とは別体に形成された放熱体が接合されてなる半導体パッケージ用ステムであって、
    前記アイレット本体が、一対の鉄層で銅層を挟んだ3層構造からなるクラッド材によって形成されるとともに、前記放熱体が接合される接合領域に、前記クラッド材の銅層が露出して形成され、
    前記放熱体が前記銅層の露出面の領域内に接合されていることを特徴とする半導体パッケージ用ステム。
  2. 前記アイレット本体の放熱体が接合される表面が、前記銅層の露出面を含めて平坦面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体パッケージ用ステム。
  3. 前記放熱体が銅からなることを特徴とする請求項1または2記載の半導体パッケージ用ステム。
  4. 一対の鉄層で銅層を挟んだ3層構造からなるクラッド材をプレス金型を用いて押圧し、当該クラッド材の片面に形成された鉄層の放熱体を接合する領域部分を、クラッド材の表面から当該領域部分の鉄層部が段差状に突出するようにプレス加工する工程と、
    前記クラッド材の表面から段差状に突出した鉄層部を除去してクラッド材の表面を平坦面に形成するとともに、前記鉄層部の下層の銅層を露出させる平坦化加工によってアイレット本体を形成し、
    当該アイレット本体とは別工程により形成した放熱体を、前記アイレット本体の前記銅層の露出面にろう付けする工程とを含むことを特徴とする半導体パッケージ用ステムの製造方法。
  5. 前記平坦化加工が、クラッド材の表面から段差状に突出した鉄層部を機械的に除去することを施すことを特徴とする請求項4記載の半導体パッケージ用ステムの製造方法。
  6. 前記平坦化加工を施した後、アイレット本体にリードを挿通する透孔を形成する孔あけ加工を施すとともに、アイレット本体の外形抜き加工を施して個片のアイレット本体に形成することを特徴とする請求項4または5記載の半導体パッケージ用ステムの製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体パッケージ用ステムの放熱体にレーザ素子が搭載されていることを特徴とする光半導体装置。
JP2004324763A 2004-11-09 2004-11-09 半導体パッケージ用ステムの製造方法 Expired - Fee Related JP4649172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324763A JP4649172B2 (ja) 2004-11-09 2004-11-09 半導体パッケージ用ステムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324763A JP4649172B2 (ja) 2004-11-09 2004-11-09 半導体パッケージ用ステムの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006135219A true JP2006135219A (ja) 2006-05-25
JP2006135219A5 JP2006135219A5 (ja) 2007-10-04
JP4649172B2 JP4649172B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=36728473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004324763A Expired - Fee Related JP4649172B2 (ja) 2004-11-09 2004-11-09 半導体パッケージ用ステムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4649172B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012028657A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステムおよび半導体パッケージ用ステムの製造方法
DE102012102306A1 (de) * 2012-03-19 2013-09-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserdiodenvorrichtung
DE102012102305A1 (de) * 2012-03-19 2013-09-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserdiodenvorrichtung
US8737445B2 (en) 2012-04-04 2014-05-27 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode assembly
US8867582B2 (en) 2012-04-04 2014-10-21 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode assembly
CN104247172A (zh) * 2012-04-12 2014-12-24 欧司朗光电半导体有限公司 激光二极管设备
US9008138B2 (en) 2012-04-12 2015-04-14 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode device
US10680405B2 (en) 2018-03-06 2020-06-09 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor light-emitting device

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06291224A (ja) * 1993-02-05 1994-10-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステムの製造方法
JPH11186649A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Sharp Corp 半導体レーザユニットおよびその製造方法
JP2001135745A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステム、半導体パッケージ用アイレット、及び半導体パッケージ用アイレットの製造方法
JP2003332666A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Shinko Electric Ind Co Ltd 光半導体装置
JP2004006824A (ja) * 2002-04-17 2004-01-08 Nichia Chem Ind Ltd 光半導体用パッケージ及びその製造方法
JP2004127963A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Shinko Electric Ind Co Ltd ガラス端子
JP2005019973A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Shinko Electric Ind Co Ltd 光半導体素子用ステムの製造方法
JP2005322798A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Goto Seiko Kk 半導体パッケージ用アイレット,その製造方法及びこれに用いるプレス金型

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06291224A (ja) * 1993-02-05 1994-10-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステムの製造方法
JPH11186649A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Sharp Corp 半導体レーザユニットおよびその製造方法
JP2001135745A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステム、半導体パッケージ用アイレット、及び半導体パッケージ用アイレットの製造方法
JP2004006824A (ja) * 2002-04-17 2004-01-08 Nichia Chem Ind Ltd 光半導体用パッケージ及びその製造方法
JP2003332666A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Shinko Electric Ind Co Ltd 光半導体装置
JP2004127963A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Shinko Electric Ind Co Ltd ガラス端子
JP2005019973A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Shinko Electric Ind Co Ltd 光半導体素子用ステムの製造方法
JP2005322798A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Goto Seiko Kk 半導体パッケージ用アイレット,その製造方法及びこれに用いるプレス金型

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012028657A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体パッケージ用ステムおよび半導体パッケージ用ステムの製造方法
US9356423B2 (en) 2012-03-19 2016-05-31 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode assembly
DE102012102306A1 (de) * 2012-03-19 2013-09-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserdiodenvorrichtung
DE102012102305A1 (de) * 2012-03-19 2013-09-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserdiodenvorrichtung
CN103326233A (zh) * 2012-03-19 2013-09-25 欧司朗光电半导体有限公司 激光二极管装置
DE102012102306B4 (de) * 2012-03-19 2021-05-12 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Laserdiodenvorrichtung
US8737445B2 (en) 2012-04-04 2014-05-27 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode assembly
US8867582B2 (en) 2012-04-04 2014-10-21 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode assembly
CN104247172A (zh) * 2012-04-12 2014-12-24 欧司朗光电半导体有限公司 激光二极管设备
US9331453B2 (en) 2012-04-12 2016-05-03 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode device
JP2015513229A (ja) * 2012-04-12 2015-04-30 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH レーザーダイオード装置
US9008138B2 (en) 2012-04-12 2015-04-14 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser diode device
US10680405B2 (en) 2018-03-06 2020-06-09 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor light-emitting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4649172B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102452097B1 (ko) 리드 프레임 및 반도체 장치
US20070226996A1 (en) Hybrid integrated circuit device and method of manufacturing the same
JP4649172B2 (ja) 半導体パッケージ用ステムの製造方法
WO2011062148A1 (ja) 半導体用パッケージ及び放熱形リードフレーム
JP2010097963A (ja) 回路基板及びその製造方法、電子部品モジュール
US20220181239A1 (en) Semiconductor package having side wall plating
JP2012505537A (ja) 電子部品用リードフレーム
JP2005019973A (ja) 光半導体素子用ステムの製造方法
JP4725412B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
US20190027891A1 (en) Light-emitting-element mounting package
JP2009016794A (ja) キャップレスパッケージ及びその製造方法
JP6330640B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006135219A5 (ja)
JP2005005511A (ja) 半導体レーザ装置
JP2006140401A (ja) 半導体集積回路装置
JP5540412B2 (ja) 半導体パッケージ用ステムおよび半導体パッケージ用ステムの製造方法
JP5266081B2 (ja) ヒューズ装置及びその製造方法
JP4882284B2 (ja) Led装置およびその製造方法
JP4926458B2 (ja) 光半導体素子用ステムの製造方法
JP4728032B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2006179740A (ja) パッケージの封止方法
JP3513295B2 (ja) 気密端子用ステム
JP2880048B2 (ja) 半導体パッケージ用ステムの製造方法
JP4500940B2 (ja) ヒートシンクの製造方法
JP2008053515A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4649172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees