JP2006133829A - チケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置 - Google Patents

チケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来は電子チケットの購入者が購入したチケットの興行開演日時を忘れているか否かに関係なく電子メールが電子チケットの購入者の携帯電話に自動送信されるため、無駄なメール送受信が行われ、メールシステムの負荷が大きい。
【解決手段】 開演通知システム6は、指定時刻を指定距離と対応させて予め記憶しており、携帯電話機3から受信したチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶された指定時刻に一致したかどうか監視し(S4)、一致したときに携帯電話機3から位置データを受信する(S6〜S8)。開演通知システム6は、受信した位置データとチケットデータとから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、指定時刻に対応した指定距離とを比較し(S9)、算出した距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報を携帯電話機3へ送信する(S10)。
【選択図】 図4

Description

本発明はチケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置に係り、特に電子チケットの購入者に対して、購入した電子チケットの管理サービスを提供するチケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置に関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)端末、通信機能を有する携帯型情報機器(PDA:Personal Digital Assistants)、モバイルパーソナルコンピュータなどの携帯通信端末の多機能化及び通信ネットワーク技術の急速な進歩発展に伴い、近年、携帯通信端末を利用して、コンサート、映画、遊園地、各種公共交通機関、その他のチケット発券サービスの提供を通信ネットワークを介して受けることが可能になった。
このチケット発券サービスにより所望の日時のチケットを予約購入する場合、携帯通信端末を利用して、チケットの品目や暗証番号等を発券サーバに送信すると、発券サーバはチケットの記載事項を表わすデータと暗証番号とを含むデジタルチケットにデジタル署名を施し、これを更に2次元バーコードに変換して携帯通信端末に送り、その記憶部に記憶させる電子チケット利用システムが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電子チケット利用システムでは、紙に印刷されたチケットではなく、携帯端末の記憶部に2次元バーコードである電子チケットが記憶されており、電子チケットの利用時には購入した電子チケットの興行の会場に入場する際に、会場に設置された入場管理装置の画像入力部により、携帯通信端末の表示部に表示している2次元バーコードを読み取らせて解読させる構成であり、紙に印刷されたチケットの場合のような、紙(印刷)チケットの発券コストや購入のための手間を低減でき、更にはチケットの紛失や紙資源の消費などを防止することができる。
しかしながら、電子チケットは携帯通信端末の記憶部に記憶されており、それを表示部に表示する操作を行わない限り目に触れないため、携帯通信端末の所有者である電子チケット購入者は通常の携帯通信端末の利用時には電子チケットを見ることはなく、そのため、電子チケット購入者が該当の興行開演日時を忘れてしまい、チケットを無駄にしてしまうことがある。
他方、携帯通信端末が享受し得るサービス利用形態の一つとして、スケジュール管理サポートサービスがあり、このためのスケジュール管理サポートシステムが従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。このスケジュール管理サポートシステムでは、インターネット内に設置したスケジュール管理サポートサービス制御サーバと、ユーザ情報管理サーバと、地図情報管理サーバとが、携帯電話による移動体ネットワークの位置情報管理サーバと連携することで、ユーザが予定時間を間違えないように、予定の直前又は前日にイベント予定をメール連絡したり、あるいは予定を変更する場合には、訪問先相手の変更希望日と最短経路での移動時間などの通知を行うシステムである。
そこで、上記の電子チケット利用システムに、上記の特許文献2記載のスケジュール管理サポートシステムを適用して、電子チケット購入者に対して、電子チケットの興行の開演日時が迫っていることを連絡することで、電子チケット購入者が該当の興行開演日時を忘れてしまい、チケットを無駄にしてしまうことを防止することが考えられる。
特開2001−148037号公報 特開2003−308420号公報
しかしながら、上記の特許文献2記載のスケジュール管理サポートシステムは、携帯電話ユーザがネットワークに事前にスケジュールを登録しておくことにより、ネットワーク側から該当ユーザに対して登録されたイベント予定の前日、あるいは当日の予定時刻の数時間前等に自動的に電子メールで連絡するものであり、電子チケットの購入者が購入したチケットの興行開演日時を忘れているか否かに関係なく電子メールが電子チケットの購入者の携帯電話に自動送信されるため、電子チケット購入者が当日興行会場に行く途中の状態であっても、メールが送信される場合があり、無駄なメール送受信が行われ、メールシステムの負荷が大きく、更にメール受信に費用が発生するシステムを利用している場合には、費用がかかるという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、電子チケット購入者が所有する携帯通信端末の位置及び電子チケットの興行開演日時等に応じて、電子チケット購入者に対して連絡を行うことで、電子チケットの最適なスケジュール管理を行い得るチケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明のチケット管理システムは、携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させ、開演通知サーバ装置により携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理システムであって、
携帯通信端末は、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶したチケットデータの管理を、ネットワークを介して開演通知サーバ装置に依頼する依頼手段と、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段と、開演通知サーバ装置から送信された管理情報又は位置データ要求を、ネットワークを介して受信する第1の受信手段と、位置データ要求を受信したときは位置データ取得手段により取得した位置データを開演通知サーバ装置へ送信する第1の送信手段とを有し、
開演通知サーバ装置は、携帯通信端末からネットワークを介してチケットの管理依頼をチケットデータと共に受信するか、又は位置データを受信する第2の受信手段と、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している第2の記憶手段と、第2の受信手段により受信したチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、第2の記憶手段に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、第2の受信手段により、携帯通信端末からネットワークを介して送信された位置データを受信したときは、受信した位置データと受信したチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、第2の記憶手段に記憶されている位置データ要求手段で一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、距離比較手段により現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、携帯通信端末を用いて発券サーバ装置から購入したチケットの興行開演(なお、本明細書では、購入した電子チケットがコンサートのものである場合に限らず、映画、遊園地、各種公共交通機関、その他の予約購入可能なイベントなどの予約開始時刻、予約搭乗時刻などを、便宜上、総称して「興行開演」というものとする)時刻までの時刻が指定時刻になる毎に、チケットデータを記憶している携帯通信端末とチケットの会場(なお、本明細書では、購入した電子チケットがコンサート、遊園地のものである場合に限らず、映画、各種公共交通機関、その他のイベントなどについて、イベント実行場所を便宜上、総称して「会場」というものとする))までの距離を算出し、その算出した距離と、予め記憶している指定時刻に対応した指定距離(開演までの指定時刻で表わされる時間内で移動可能と推定された移動距離など)とを比較し、算出した距離の方が指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信して、チケット購入者にチケットの興行開演を報知し、それ以外の時には上記の送信を行わないため、無駄な送信を防止できると共に、チケット購入者のチケット購入忘れも防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明のチケット管理システムは、第1の発明の第2の送信手段を、チケットの興行開演を示す管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段に特定したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明のチケット管理システムは、携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させ、開演通知サーバ装置により携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理システムであって、
携帯通信端末は、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶したチケットデータの管理を、管理情報の受信希望時刻情報と共にネットワークを介して開演通知サーバ装置に依頼する依頼手段と、開演通知サーバ装置から送信された管理情報を、ネットワークを介して受信する第1の受信手段とを有し、
開演通知サーバ装置は、携帯通信端末からネットワークを介してチケットの管理依頼を管理情報の受信希望時刻情報と共に受信する第2の受信手段と、第2の受信手段により受信した受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに携帯通信端末へネットワークを介して管理情報を送信する送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、チケットを購入した者が携帯通信端末を利用して管理情報の受信希望時刻を登録することにより、受信希望時刻になると管理情報を携帯通信端末で受信できるようにしているため、チケット購入忘れを防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明のチケット管理システムは、第3の発明における送信手段を、管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段に特定したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明のチケット管理システムは、携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続され、発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続されており、発券サーバ装置、開演通知サーバ装置及び入場管理システムは、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させると共に、そのチケットデータを開演通知サーバ装置により管理させるチケット管理システムであって、
携帯通信端末は、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する第1の記憶手段と、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段と、開演通知サーバ装置から送信された管理情報又は位置データ要求を、ネットワークを介して受信する第1の受信手段と、位置データ要求を受信したときは位置データ取得手段により取得した位置データを開演通知サーバ装置へ送信する第1の送信手段とを有し、
開演通知サーバ装置は、位置データを受信する第2の受信手段と、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している第2の記憶手段と、発券サーバ装置から入力されたチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、第2の記憶手段に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、第2の受信手段により、携帯通信端末からネットワークを介して送信された位置データを受信したときは、受信した位置データとチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、第2の記憶手段に記憶されている位置データ要求手段で一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、距離比較手段により現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第2の送信手段と、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、第2の記憶手段に記憶された指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第3の送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信するという入退場管理をしているため、開演時刻間際になってもまだ会場に入場していない電子チケット購入者の携帯電話機に対して、会場入場を督促することができる。
また、上記の目的を達成するため、第6の発明のチケット管理システムは、第5の発明の第2及び第3の送信手段を、管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段に特定したことを特徴とする。電子メールにより管理情報を送信するため、受信側の携帯通信端末が受信時にビジーであっても、確実に受信させることができる。
また、上記の目的を達成するため、第7の発明のチケット管理方法は、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末が、開演通知サーバ装置及び発券サーバ装置と互いにネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させ、開演通知サーバ装置により携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理方法であって、携帯通信端末が、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する第1のステップと、携帯通信端末が、第1のステップで記憶したチケットデータの管理を、ネットワークを介して開演通知サーバ装置に依頼する第2のステップと、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶部に記憶している開演通知サーバ装置が、携帯通信端末からネットワークを介してチケットの管理依頼をチケットデータと共に受信する第3のステップと、開演通知サーバ装置において、受信したチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶部に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視する第4のステップと、第4のステップの監視により、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、指定時刻に一致したときに携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する第5のステップと、位置データ要求を受信した携帯通信端末が、位置データ取得手段により取得した位置データを開演通知サーバ装置へ送信する第6のステップと、携帯通信端末からの位置データを受信した開演通知サーバ装置が、受信した位置データと受信したチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、記憶部に記憶されている一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する第7のステップと、第7のステップにより現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第8のステップとを含むことを特徴とする。
この発明は第1の発明と同様に、携帯通信端末を用いて発券サーバ装置から購入したチケットの興行開演時刻までの時刻が指定時刻になる毎に、チケットデータを記憶している携帯通信端末とチケットの会場までの距離を算出し、その算出した距離と、予め記憶している指定時刻に対応した指定距離とを比較し、算出した距離の方が指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信して、チケット購入者にチケットの興行開演を報知し、それ以外の時には上記の送信を行わないため、無駄な送信を防止できると共に、チケット購入者のチケット購入忘れも防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第8の発明のチケット管理方法は、第7の発明の第8のステップが、チケットの興行開演を示す管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第9の発明のチケット管理方法は、携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させ、開演通知サーバ装置により携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理方法であって、携帯通信端末が、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する第1のステップと、携帯通信端末が、第1のステップで記憶したチケットデータの管理を、管理情報の受信希望時刻情報と共にネットワークを介して開演通知サーバ装置に依頼する第2のステップと、開演通知サーバ装置が、携帯通信端末からネットワークを介してチケットの管理依頼を管理情報の受信希望時刻情報と共に受信する第3のステップと、第3のステップにより受信した受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに携帯通信端末へネットワークを介して管理情報を送信する第4のステップと、開演通知サーバ装置から送信された管理情報を、ネットワークを介して携帯通信端末が受信する第5のステップとを含むことを特徴とする。
この発明は、第3の発明と同様に、チケットを購入した者が携帯通信端末を利用して管理情報の受信希望時刻を登録することにより、受信希望時刻になると管理情報を携帯通信端末で受信できるようにしているため、チケット購入忘れを防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第10の発明のチケット管理方法は、第9の発明の第4のステップが、管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第11の発明のチケット管理方法は、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末が、開演通知サーバ装置及び発券サーバ装置と互いにネットワークに接続され、発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続され、発券サーバ装置、開演通知サーバ装置及び入場管理システムは、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、携帯通信端末からの購入要求により発券サーバ装置が携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータをネットワークを介して送信して記憶させると共に、そのチケットデータを開演通知サーバ装置により管理させるチケット管理方法であって、携帯通信端末が、ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶する第1のステップと、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶部に記憶している開演通知サーバ装置により、発券サーバ装置から入力されたチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶部に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視する第2のステップと、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶部に記憶された指定時刻に一致したときに、開演通知サーバ装置が携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する第3のステップと、携帯通信端末が位置データ要求を受信することにより、位置データ取得手段により取得した位置データを開演通知サーバ装置へ送信する第4のステップと、開演通知サーバ装置が、位置データを受信したときは、受信した位置データとチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、第2の記憶手段に記憶されている位置データ要求手段で一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する第5のステップと、第5のステップにより現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第6のステップと、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶部に記憶された指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第7のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、第5の発明と同様に、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信するという入退場管理をしているため、開演時刻間際になってもまだ会場に入場していない電子チケット購入者の携帯電話機に対して、会場入場を督促することができる。
また、上記の目的を達成するため、第12の発明のチケット管理方法は、第11の発明における第6及び第7のステップを、それぞれ管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信するようにしたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第13の発明のサーバ装置は、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により、発券サーバ装置が携帯通信端末へネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶した携帯通信端末から、チケットデータの管理の依頼をネットワークを介して受信する第1の受信手段と、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している記憶手段と、第1の受信手段により受信したチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶手段に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、携帯通信端末からネットワークを介して送信された位置データを受信する第2の受信手段と、第2の受信手段により受信した位置データと第1の受信手段で受信したチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、記憶手段に記憶されている位置データ要求手段で一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、距離比較手段により現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、携帯通信端末を用いて発券サーバ装置から購入したチケットの興行開演時刻までの時刻が指定時刻になる毎に、チケットデータを記憶している携帯通信端末とチケットの会場までの距離を算出し、その算出した距離と、予め記憶している指定時刻に対応した指定距離とを比較し、算出した距離の方が指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信して、チケット購入者にチケットの興行開演を報知し、それ以外の時には上記の送信を行わないため、無駄な送信を防止できると共に、チケット購入者のチケット購入忘れも防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第14の発明のサーバ装置は、第13の発明の送信手段を、チケットの興行開演を示す管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段としたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第15の発明のサーバ装置は、携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続されており、携帯通信端末からの購入要求により、発券サーバ装置が携帯通信端末へネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
ネットワークを介して発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを受信して記憶した携帯通信端末から、チケットデータの管理の依頼を、管理情報の受信希望時刻情報と共にネットワークを介して受信する受信手段と、受信手段により受信した受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに携帯通信端末へネットワークを介して管理情報を送信する送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、チケットを購入した者が携帯通信端末を利用して管理情報の受信希望時刻を登録することにより、受信希望時刻になると管理情報を携帯通信端末で受信できるようにしているため、チケット購入忘れを防止できる。
また、上記の目的を達成するため、第16の発明のサーバ装置は、第15の発明の送信手段を、管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段としたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第17の発明のサーバ装置は、自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続され、発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続され、発券サーバ装置及び入場管理システムと共に、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、携帯通信端末からの購入要求により、発券サーバ装置が携帯通信端末へネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
ネットワークを介して発券サーバ装置から携帯通信端末へ送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含むチケットデータを発券サーバ装置から供給される入力手段と、開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している記憶手段と、発券サーバ装置から入力されたチケットデータが示す開演時刻までの時刻が、第2の記憶手段に記憶された指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに携帯通信端末へネットワークを介して携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、携帯通信端末から送信された位置データを受信する受信手段と、受信手段により、携帯通信端末からネットワークを介して送信された位置データを受信したときは、受信した位置データとチケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の携帯通信端末から会場までの距離と、記憶手段に記憶されている位置データ要求手段で一致判定した指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、距離比較手段により現在の携帯通信端末から会場までの距離の方が、指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第1の送信手段と、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶手段に記憶された指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする。
この発明では、チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、指定時刻以内であるときに、発券サーバ装置を介して入場管理システムからチケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、チケットの興行開演間近を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信するという入退場管理をしているため、開演時刻間際になってもまだ会場に入場していない電子チケット購入者の携帯電話機に対して、会場入場を督促することができる。
更に、上記の目的を達成するため、第18の発明のサーバ装置は、第17の発明の第1及び第2の送信手段を、それぞれ管理情報を電子メールでネットワークを介して携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段としたことを特徴とする。
本発明によれば、携帯通信端末を用いて発券サーバ装置から購入したチケットの興行開演時刻までの時刻が指定時刻になる毎に、チケットデータを記憶している携帯通信端末とチケットの会場までの距離を算出し、その算出した距離と、予め記憶している指定時刻に対応した指定距離とを比較し、算出した距離の方が指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、チケットの興行開演を示す管理情報をネットワークを介して携帯通信端末へ送信して、チケット購入者にチケットの興行開演を報知し、それ以外の時には上記の送信を行わず、無駄な送信を防止するようにしたため、上記の送信を電子メールで行う場合は、メールシステムの負荷を軽減できると共に、メール受信に費用が発生するシステムを利用している場合は、費用軽減を図ることができる。また、本発明によれば、チケット購入者のチケット購入忘れによる興行の見忘れも防止できる。
次に、本発明の各実施の形態について図面と共に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明になるチケット管理システムの第1の実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、情報ネットワーク1は、携帯電話回線網2を介して携帯電話機3に接続される一方、発券システム4と開演通知システム6に接続されている。携帯電話回線網2は、携帯電話機3と情報ネットワーク1とを接続し、各種データを通過させる機能を有する。
携帯電話機3は、携帯通信端末の一例であり、電子チケットを受取り、それを保存する機能と、開演通知システム6からの電子メールを受取る機能と、入場管理システム5との電子チケット情報の照合のため、電子チケットのデータを表示部に表示する機能もしくは電子チケットのデータを赤外線にて送信する機能とを有する。
発券システム4は、電子チケットを購入要求者の携帯電話機に送信する機能を有するサーバ装置である。入場管理システム5は、発券システム4にて発行した電子チケットと携帯電話機3に保存された電子チケットとを照合する機能を有する。この照合は、携帯電話機3の表示部に表示されるバーコードの読み込み、赤外線部との通信、その他の方法により行われる。開演通知システム6は、携帯電話機3宛に電子メールを発信する機能を有し、更に各種情報を記憶する記憶部を有するサーバ装置である。
図2は図1中の開演通知システム6の一実施の形態のブロック図を示す。図2に示すように、開演通知システム6は、制御部61、通信部62及び記憶部63を少なくとも含む構成とされている。制御部61は開演通知システム6内の各ブロックをコントロールする機能を有する。通信部62は、情報ネットワーク1と接続し、データを授受する機能を有する。記憶部63は、該当興行の会場データ(興行名、開演時刻、他)631と、チケット購入者データ(購入者の携帯電話機のメールアドレス他)632と、メール発信データ(電子メールの発信予定時刻、他)633と、例文データ(電子チケット購入者の携帯電話宛に発信する電子メールの文面、他)634と、補助データ635とを記憶している。
開演通知システム6の記憶部63が記憶しているメール発信予定の補助データ635は、開演前の時間と、その時間内で移動可能と推定される会場と携帯電話機3との距離とを関連付けている。ここでは、一例として、上記の開演前の時間と、距離とは
・3時間前―――50km
・1時間前―――10km
・30分前―――1km
のように関連付けているものとする。なお、このときの距離は指定距離と称するものとする。また、ここでの補助データの指定時刻(3時間前、1時間前、30分前)は一例である。
図3は図1中の携帯電話機3の一実施の形態のブロック図を示す。図3に示すように、携帯電話機3は制御部31、表示部32、無線部33、記憶部34、赤外線部35、GPS部36、通信部37を少なくとも含む構成とされている。制御部31は、携帯電話機3内の各ブロックを統括的にコントロールする機能を有する。表示部32は、電子チケットのデータがバーコードや各種画像もしくは電子メールによる文書などの場合、それらを表示する機能を有する。また、受取った電子メールの文面を表示する機能を有する。無線部33は携帯電話回線網2内の最寄りの基地局との間で無線通信する機能を有する。
記憶部34は、受取った電子チケットのデータを記憶しておく機能を有する。赤外線部35は、受取った電子チケットを入場管理システムにて照合する場合に電子チケットのデータを赤外線で送信する機能を有する。GPS部36は、周知の全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を構成する複数の人工衛星(所謂GPS衛星)からのGPS信号を受信し、その受信信号から公知の方法で携帯電話機3自身の現在位置を計測する機能を有する。
また、通信部37は、インターネット等の通信ネットワークに接続し、ホームページを閲覧する機能およびホームページ閲覧先から携帯電話機3のメールアドレスの要求があった場合にメールアドレスを開示する機能を有する。更に、制御部31は無線部33を介して電子メールを送受信する機能及び電子メール発信時に自己のメールアドレスを開示する機能を有する。なお、携帯電話機3は上記以外にも一般的な携帯電話機の各部を有するが、その説明を省略する。
次に、第1の実施の形態の動作について、図4のシーケンス図等を参照して説明する。まず、発券システム4が電子チケットを発行処理する(図4のステップS1)。この電子チケットの発行処理の前段階としては、携帯電話機3から購入希望のチケットの興行名、開演時刻を会場を、携帯電話回線網2から情報ネットワーク1を通じて発券システム4に送信されており、発券システム4はその購入希望のチケットが売り切れなどでなく発券可能である場合に限り、上記の発行処理として、購入希望の電子チケットのデータを携帯電話機3に対して送信する。
この電子チケットのデータは、発券システム4から情報ネットワーク1及び携帯電話回線網2を通じて電子メールにて購入者の所有する携帯電話機3のメールアドレス宛に発信される。この電子チケットのデータには、購入した電子チケットの興行名、開演時刻、会場、会場の位置情報、入場予定人数、等の情報を含む。また、チケット購入者を特定するために暗証番号などを含んでもよい。
携帯電話機3は、発券システム4から送信された電子チケットのデータをその無線部33で受信し、制御部31の制御の下で記憶部34へ記憶する(図4のステップS2)。続いて、携帯電話機3は、開演通知システム6宛に、携帯電話機3の機能を利用して開演通知の電子メールの発信依頼を送信する(図4のステップS3)。このとき、同時にメールアドレスと記憶部34に記憶している、購入済みの電子チケットデータも送信する。
開演通知システム6は、電子メールの発信依頼を受信すると、受信した発信依頼中の携帯電話機3のメールアドレスと、電子チケットデータを記憶部63に記憶する(図4のステップS4)。続いて、開演通知システム6は、記憶部63に記憶されている指定時刻を示す補助データ635と、受信した電子チケットデータ中の開演時刻を照会し、まず、電子チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、記憶部63に記憶された最長の指定時刻、すなわち3時間に一致したかどうか監視する(図4のステップS5)。
開演時刻の3時間前になると(開演時刻までの時刻が最長の指定時刻である3時間に一致すると)、開演通知システム6は、携帯電話機3に対し、位置データを要求する信号を発信する(図4のステップS6)。携帯電話機3は、この要求信号を受取ると、図3のGPS部36にてGPS信号を受信して携帯電話機3の現在位置を計測し(図4のステップS7)、計測した現在位置を示す位置データを、制御部31の制御の下で無線部33を通して開演通知システム6に対して発信する(図4のステップS8)。
開演通知システム6は、図2の通信部62で受信した携帯電話機3の位置データと電子チケットデータとして記憶部63に記憶している会場位置データとから、制御部61で携帯電話機3と会場との距離を計算し、これが、補助データ635の指定距離(ここでは50km)以内であるかどうか比較する(図4のステップS9)。計算した距離が指定距離より長い場合は、携帯電話機3に対し電子メールを送信する(図4のステップS10)。
これにより、この電子メールを受信した携帯電話機3の表示部32には、例えば図5に示すような文字が表示される。この電子メール文を携帯電話機3の所有者である電子チケット購入者が見ることにより、開演時刻に間に合うように急ぐなどの適切な対応をとることができる。
なお、開演通知システム6は、図4に示したステップS9において、計算した距離が指定距離以内であると判定した場合は、メール発信しない。電子チケット購入者が、指定距離以内にいる場合には、開演時刻に間に合うので、電子メールを発信して開演時刻までの時間を電子チケット購入者に特に知らせなくてもよいからである。これにより、無駄なメール発信(受信)を避けることができ、メールシステムの負担を軽減できると共に、メール受信に費用が発生するシステムを利用している場合は、費用軽減が図れる。
なお、開演通知システム6は、ステップS4のメールの発信後、開演時刻から補助データ365の最短の指定時刻(ここでは30分)以内になったかどうか判定し(図4のステップS12)、指定時刻以内でないときには、再びステップS5に戻って指定時刻に達したかどうかの判定を行う。このようにして、以後も開演時刻から補助データ365が示す指定時刻(ここでは、1時間、30分)前の時刻に達する毎に、上記のステップS6〜S10の処理により、その時刻のときの携帯電話機3と会場までとの距離が指定距離以内であるか否かに応じてメール送信処理又はメール非送信処理が行われ、開演時刻が最短指定時刻(ここでは30分)以内になると処理を終了する。
電子チケット購入者は、購入した電子チケットのサービスが受けられる会場に開演前に来ると、例えば携帯電話機3の赤外線部35から記憶部34に記憶されている電子チケットのデータを、会場に設置された入場管理システム5に対して赤外線で送信する。入場管理システム5は、赤外線受光部を有しており、携帯電話機3から送信された赤外線を受光して電子チケットデータを受信し、この受信電子チケットデータを、予め記憶している発券システム4にて発行した電子チケットと比較照合し、照合結果が一致したときには入場を許可する。
このように、本実施の形態によれば、指定距離以内にいる場合には電子メールを発信しないので、無駄なメール発信(受信)を避けられるため、メールシステムの負担を軽減できると共に、メール受信に費用が発生するシステムを利用している場合は、費用軽減が図れる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明のチケット管理システムの第2の実施の形態のシステム構成図は図1と同じであるが、携帯電話機3の構成は図3中のGPS部36は不要であり、また、開演通知システム6の記憶部63には補助データ635は記憶されていない。
この第2の実施の形態の動作について、図6のシーケンス図と共に説明するに、まず、発券システム4が電子チケットのデータを携帯電話機3へ送信する電子チケットの発券処理を行う(図6のステップS21)。第1の実施の形態と同様に、電子チケットのデータは、電子メールにて購入者の所有する携帯電話機3のメールアドレス宛に発信される。このデータには、興行名、開演時刻、会場、会場の位置情報、入場予定人数、等の情報を含む。
携帯電話機3は、電子チケットのデータを無線部33を介して受信すると、それを記憶部34へ記憶する(図6のステップS22)。続いて、携帯電話機3は、開演通知システム6宛に、携帯電話機3の機能を利用して開演通知の電子メールの発信を依頼する(図6のステップS23)。この時、電子メールの発信希望時刻を指定する(例えば、興行開演時刻の1時間前)。また、同時に記憶部34に記憶しておいた電子チケットデータも送信する。
開演通知システム6は、上記の依頼通知を通信部62を介して受信すると、電子メール発信希望時刻と、申込を受けた携帯電話機3のメールアドレスと、電子チケットデータを記憶部63に記憶する(図6のステップS24)。続いて、開演通知システム6は、記憶部63に記憶したメール発信データ633中の発信希望時刻になるかどうかチェックし(図6のステップS25)、発信希望時刻に達した時に予め記憶部63に記憶している例文データ634と開演までの時間を合成した電子メールを携帯電話機3宛に発信する(図6のステップS26)。上記の例文データ634は、例えば電子チケットデータから生成した、携帯電話機3の所有者が購入した電子チケットの興行の開演時刻までの時間や会場などを含む、興行の開演時刻が迫っていることを知らせる文面のデータである。更に、上記の電子メールには、会場の周辺の地図などを含めてもよい。
携帯電話機3は、開演通知システム6から上記の電子メールを受取る(図6のステップS27)。これにより、本実施の形態によれば、電子チケット購入者は該当興行の開演前に、開演までの時間や会場などを携帯電話機3の表示部32に表示される電子メール文にて確認でき、開演前に会場へ出かける準備ができ、該当興行を見逃すことを防止できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明になるチケット管理システム、チケット管理方法及びそれに用いるサーバ装置の第3の実施の形態について説明する。図7は本発明になるチケット管理システムの第3の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図7において、発券システム4と入場管理システム5と開演通知システム6は、一つの統合システム7としてまとめて構成される。これは、開演通知を実施する者と電子チケットを販売する者が同一事業者であることを想定している。
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について、図8のシーケンス図を併せ参照して説明する。同図中、図4と同一の処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。図7の統合システム7内の発券システム4は、電子チケットデータを購入元の携帯電話機3のメールアドレス宛に電子メールにて発行処理する(図8のステップS2)と同時に、通知の予定を同じ統合システム7内の開演システム6に対して携帯電話機3のメールアドレスと電子チケットデータを送信する(図8のステップS31)。
開演通知システム6は、発券システム4から通知された携帯電話機3のメールアドレスと、電子チケットデータを通信部62を介して受信して記憶部63に登録する(図8のステップS32)。その後、開演通知システム6は、記憶部63に記憶されている指定時刻を示す補助データ635と、受信した電子チケットデータ中の開演時刻を照会し、開演時刻に対してまず、指定時刻のうち最も長い指定時刻に達しているかどうか判定する(図8のステップS5)。
以下、第1の実施の形態と同様の動作が行われ(図8のステップS6〜S11)、開演前の指定時刻のときの携帯電話機3と会場までとの距離が指定距離以内であるか否かに応じてメール送信処理又はメール非送信処理が行われる。そして、開演時刻前の時刻が最短指定時刻(例えば、30分)以内になったと判定されると(図8のステップS12のYES)、開演通知システム6は、入場管理システム5から送信されたデータに基づき、携帯電話機3が入場管理システム5に対して入場処理を既に行っているかどうか判定する(図8のステップS33)。
上記の入場処理は、前述したように、例えば携帯電話機3の赤外線部35から記憶部34に記憶されている電子チケットのデータを、会場に設置された入場管理システム5に対して赤外線で送信し、それを入場管理システム5が受光して電子チケットデータを受信し、この受信電子チケットデータを、予め記憶している発券システム4にて発行した電子チケットと比較照合することで行われる。上記の照合結果が一致したときには、入場管理システム5は携帯電話機3の所有者である電子チケット購入者が入場したとのデータを、開演通知システム6に伝送する。また、上記の照合結果不一致である場合、あるいはまだ電子チケットデータを携帯電話機3から受信していない場合は、電子チケット購入者がまだ入場していないとのデータを、開演通知システム6に伝送する。これは開演通知システム6が入場管理システム5と同じ統合システム7を構成しているので、簡単に行える。
開演通知システム6は、ステップS33で携帯電話機3の所有者である電子チケット購入者が、会場にまだ入場していないと判定したときには、例えば、もう直ぐ開演されるので、会場に急いで入場するように、というような督促の文面の電子メールを携帯電話機3のメールアドレス宛にメール送信する(図8のステップS34)。これにより、この電子メールを受信した携帯電話機3の表示部32には、受信した電子メールのメール文の文字が表示され、開演時刻に間に合うように急ぐなどの適切な対応をとることができる。なお、ステップS33で入場していると判定した時には、処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、サーバ装置を構成する統合システム7が第1の実施の形態の構成に加えて、入退場管理をしているため、第1の実施の形態と同様の効果を有すると共に、それに加えて開演時刻間際になってもまだ会場に入場していない電子チケット購入者の携帯電話機3に対して、会場入場を督促することができるという効果も有する。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、開演通知システム6が携帯電話機3に対しての通報手段は電子メール以外の手段でも可能である。また、上記の実施の形態では、説明の便宜上、電子チケット購入者は携帯電話機3を所有しているものとして説明したが、PHS端末、通信機能を有する携帯型情報機器(PDA)あるいはモバイルパーソナルコンピュータなどの他の携帯通信端末であってもよい。
また、携帯電話機3の位置検出をGPS部36で行うものとして説明したが、携帯通信端末が無線通信する最寄りの無線基地局からの位置登録情報などに基づいて、携帯通信端末の位置検出を行うことも可能であり、GPSの利用に限定されるものではない。更に、入場管理システム5に携帯電話機3が電子チケットデータを送信する手段は、赤外線部35に限定されるものではなく、ブルーツースなどの近距離無線通信手段、あるいは非接触ICチップを用いた通信手段なども適用可能である。
本発明システムの第1及び第2の実施の形態のシステム構成図である。 本発明システム内の公演通知システムの一実施の形態のブロック図である。 本発明の携帯通信端末の一実施の形態のブロック図である。 本発明システムの第1の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。 携帯電話機が受信した電子メールの表示例を示す図である。 本発明システムの第2の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。 本発明システムの第3の実施の形態のシステム構成図である。 本発明のシステムの第3の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。
符号の説明
1 情報ネットワーク
2 携帯電話回線網
3 携帯電話機
4 発券システム
5 入場管理システム
6 開演通知システム
7 統合システム
31、61 制御部
32 表示部
33 無線部
34、63 記憶部
35 赤外線部
36 GPS部
37、62 通信部







Claims (18)

  1. 携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させ、前記開演通知サーバ装置により前記携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理システムであって、
    前記携帯通信端末は、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶したチケットデータの管理を、前記ネットワークを介して前記開演通知サーバ装置に依頼する依頼手段と、
    自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記開演通知サーバ装置から送信された管理情報又は位置データ要求を、前記ネットワークを介して受信する第1の受信手段と、
    前記位置データ要求を受信したときは前記位置データ取得手段により取得した前記位置データを前記開演通知サーバ装置へ送信する第1の送信手段とを有し、
    前記開演通知サーバ装置は、
    前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して前記チケットの管理依頼を前記チケットデータと共に受信するか、又は前記位置データを受信する第2の受信手段と、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している第2の記憶手段と、
    前記第2の受信手段により受信した前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記第2の記憶手段に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、
    前記第2の受信手段により、前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して送信された前記位置データを受信したときは、受信した位置データと前記受信した前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記位置データ要求手段で一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、
    前記距離比較手段により現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第2の送信手段とを有することを特徴とするチケット管理システム。
  2. 前記第2の送信手段は、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項1記載のチケット管理システム。
  3. 携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させ、前記開演通知サーバ装置により前記携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理システムであって、
    前記携帯通信端末は、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶したチケットデータの管理を、管理情報の受信希望時刻情報と共に前記ネットワークを介して前記開演通知サーバ装置に依頼する依頼手段と、
    前記開演通知サーバ装置から送信された管理情報を、前記ネットワークを介して受信する第1の受信手段とを有し、
    前記開演通知サーバ装置は、
    前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して前記チケットの管理依頼を前記管理情報の受信希望時刻情報と共に受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信した前記受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して前記管理情報を送信する送信手段とを有することを特徴とするチケット管理システム。
  4. 前記送信手段は、前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項3記載のチケット管理システム。
  5. 携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続され、前記発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続されており、前記発券サーバ装置、前記開演通知サーバ装置及び前記入場管理システムは、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させると共に、そのチケットデータを前記開演通知サーバ装置により管理させるチケット管理システムであって、
    前記携帯通信端末は、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する第1の記憶手段と、
    自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記開演通知サーバ装置から送信された管理情報又は位置データ要求を、前記ネットワークを介して受信する第1の受信手段と、
    前記位置データ要求を受信したときは前記位置データ取得手段により取得した前記位置データを前記開演通知サーバ装置へ送信する第1の送信手段とを有し、
    前記開演通知サーバ装置は、
    前記位置データを受信する第2の受信手段と、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している第2の記憶手段と、
    前記発券サーバ装置から入力された前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記第2の記憶手段に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、
    前記第2の受信手段により、前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して送信された前記位置データを受信したときは、受信した位置データと前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記位置データ要求手段で一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、
    前記距離比較手段により現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第2の送信手段と、
    前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記第2の記憶手段に記憶された前記指定時刻以内であるときに、前記発券サーバ装置を介して前記入場管理システムから前記チケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、前記チケットの興行開演間近を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第3の送信手段とを有することを特徴とするチケット管理システム。
  6. 前記第2及び第3の送信手段は、前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項5記載のチケット管理システム。
  7. 自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末が、開演通知サーバ装置及び発券サーバ装置と互いにネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させ、前記開演通知サーバ装置により前記携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理方法であって、
    前記携帯通信端末が、前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する第1のステップと、
    前記携帯通信端末が、前記第1のステップで記憶したチケットデータの管理を、前記ネットワークを介して前記開演通知サーバ装置に依頼する第2のステップと、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶部に記憶している前記開演通知サーバ装置が、前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して前記チケットの管理依頼を前記チケットデータと共に受信する第3のステップと、
    前記開演通知サーバ装置において、受信した前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶部に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視する第4のステップと、
    前記第4のステップの監視により、前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記指定時刻に一致したときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する第5のステップと、
    前記位置データ要求を受信した前記携帯通信端末が、前記位置データ取得手段により取得した前記位置データを前記開演通知サーバ装置へ送信する第6のステップと、
    前記携帯通信端末からの前記位置データを受信した前記開演通知サーバ装置が、受信した位置データと前記受信した前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記記憶部に記憶されている前記一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する第7のステップと、
    前記第7のステップにより現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第8のステップと
    を含むことを特徴とするチケット管理方法。
  8. 前記第8のステップは、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信することを特徴とする請求項7記載のチケット管理方法。
  9. 携帯通信端末と開演通知サーバ装置と発券サーバ装置とが互いにネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させ、前記開演通知サーバ装置により前記携帯通信端末が記憶したチケットのチケットデータを管理するチケット管理方法であって、
    前記携帯通信端末が、前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する第1のステップと、
    前記携帯通信端末が、前記第1のステップで記憶したチケットデータの管理を、管理情報の受信希望時刻情報と共に前記ネットワークを介して前記開演通知サーバ装置に依頼する第2のステップと、
    前記開演通知サーバ装置が、前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して前記チケットの管理依頼を前記管理情報の受信希望時刻情報と共に受信する第3のステップと、
    前記第3のステップにより受信した前記受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して前記管理情報を送信する第4のステップと、
    前記開演通知サーバ装置から送信された管理情報を、前記ネットワークを介して前記携帯通信端末が受信する第5のステップと
    を含むことを特徴とするチケット管理方法。
  10. 前記第4のステップは、前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信することを特徴とする請求項9記載のチケット管理方法。
  11. 自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末が、開演通知サーバ装置及び発券サーバ装置と互いにネットワークに接続され、前記発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続され、前記発券サーバ装置、前記開演通知サーバ装置及び前記入場管理システムは、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、前記携帯通信端末からの購入要求により前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ購入希望するチケットのチケットデータを前記ネットワークを介して送信して記憶させると共に、そのチケットデータを前記開演通知サーバ装置により管理させるチケット管理方法であって、
    前記携帯通信端末が、前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶する第1のステップと、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶部に記憶している前記開演通知サーバ装置により、前記発券サーバ装置から入力された前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶部に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視する第2のステップと、
    前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶部に記憶された前記指定時刻に一致したときに、前記開演通知サーバ装置が前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する第3のステップと、
    前記携帯通信端末が前記位置データ要求を受信することにより、前記位置データ取得手段により取得した前記位置データを前記開演通知サーバ装置へ送信する第4のステップと、
    前記開演通知サーバ装置が、前記位置データを受信したときは、受信した位置データと前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記位置データ要求手段で一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する第5のステップと、
    前記第5のステップにより現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第6のステップと、
    前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶部に記憶された前記指定時刻以内であるときに、前記発券サーバ装置を介して前記入場管理システムから前記チケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、前記チケットの興行開演間近を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第7のステップと
    を含むことを特徴とするチケット管理方法。
  12. 前記第6及び第7のステップは、それぞれ前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信することを特徴とする請求項11記載のチケット管理方法。
  13. 自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により、前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶した前記携帯通信端末から、該チケットデータの管理の依頼を前記ネットワークを介して受信する第1の受信手段と、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している記憶手段と、
    前記第1の受信手段により受信した前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶手段に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、
    前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して送信された前記位置データを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信した前記位置データと前記第1の受信手段で受信した前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記記憶手段に記憶されている前記位置データ要求手段で一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、
    前記距離比較手段により現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
  14. 前記送信手段は、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項13記載のサーバ装置。
  15. 携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続されており、前記携帯通信端末からの購入要求により、前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを受信して記憶した前記携帯通信端末から、該チケットデータの管理の依頼を、管理情報の受信希望時刻情報と共に前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記受信希望時刻情報が示す希望時刻になったときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して前記管理情報を送信する送信手段と
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  16. 前記送信手段は、前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項15記載のサーバ装置。
  17. 自端末の現在位置の位置データを取得する位置データ取得手段を備えた携帯通信端末及び発券サーバ装置と共にネットワークに接続され、前記発券サーバ装置はチケットデータ読み取り部を備えた入場管理システムに接続され、前記発券サーバ装置及び前記入場管理システムと共に、同一事業者により一つの統合システムを構成しており、前記携帯通信端末からの購入要求により、前記発券サーバ装置が前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して送信して記憶させたチケットのチケットデータを管理するサーバ装置であって、
    前記ネットワークを介して前記発券サーバ装置から前記携帯通信端末へ送信された、購入希望のチケットの興行の開演時刻、会場、興行名を少なくとも含む前記チケットデータを前記発券サーバ装置から供給される入力手段と、
    開演時刻前の一又は二以上の指定時刻を、前記携帯通信端末と興行が行われる会場までとの指定距離と対応させて予め記憶している記憶手段と、
    前記発券サーバ装置から入力された前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記第2の記憶手段に記憶された前記指定時刻に一致したかどうか監視し、一致したときに前記携帯通信端末へ前記ネットワークを介して該携帯通信端末の位置データを要求する位置データ要求手段と、
    前記携帯通信端末から送信された前記位置データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により、前記携帯通信端末から前記ネットワークを介して送信された前記位置データを受信したときは、受信した位置データと前記チケットデータが示す会場情報とから求めた、現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離と、前記記憶手段に記憶されている前記位置データ要求手段で一致判定した前記指定時刻に対応した指定距離とを比較する距離比較手段と、
    前記距離比較手段により現在の前記携帯通信端末から前記会場までの距離の方が、前記指定距離より長い比較結果が得られたときにのみ、前記チケットの興行開演を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第1の送信手段と、
    前記チケットデータが示す開演時刻までの時刻が、前記記憶手段に記憶された前記指定時刻以内であるときに、前記発券サーバ装置を介して前記入場管理システムから前記チケットデータの読み取り済みを示す入場有りのデータが入力されていないときには、前記チケットの興行開演間近を示す前記管理情報を前記ネットワークを介して前記携帯通信端末へ送信する第2の送信手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
  18. 前記第1及び第2の送信手段は、それぞれ前記管理情報を電子メールで前記ネットワークを介して前記携帯通信端末のメールアドレス宛へ送信する手段であることを特徴とする請求項17記載のサーバ装置。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015225639A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 東日本旅客鉄道株式会社 予約受付装置
JP2016071544A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ぴあ株式会社 携帯端末、電子チケット処理プログラム、電子チケット処理方法

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