JP2006133405A - 光源装置、およびプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 視聴者にとって意味のない表示状態においても照明光の減光を行い、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化が図れる光源装置、およびプロジェクタを提供すること。
【解決手段】光源装置26は、入射光束を画像信号に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射するプロジェクタとしてのプロジェクションテレビ1に用いられる。この光源装置26は、光束を射出する光源ランプ261と、光源の輝度を調整可能とするランプ駆動部262と、画像信号に基づく光学像にスノーノイズが含まれるスノーノイズ状態であるか否かを判定し、判定した結果に応じて、ランプ駆動部262に光源ランプ261の輝度を調整させる動作状態制御部264とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源装置、およびプロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光束を画像信号に応じて変調して光学像を形成する光変調装置(液晶パネル)と形成された光学像を拡大投射する投射光学装置(投射レンズ)とを備えたプロジェクタが知られている。なかでも、透過型のスクリーンを用いてこのスクリーンの裏面側に光学像を形成し、スクリーンを透過した画像を観察するプロジェクションテレビが普及しつつある。
このようなプロジェクタでは、光源として放電発光する光源ランプを用いたものが多く、経時変化により、光源ランプの輝度が低下し、長寿命化を図り難い。また、光源から射出された光束が照射される、例えば、液晶パネル等の被照明部材も、光源から射出される光束の照射時間、および光束の輝度により劣化しやすく、前記被照明部材の長寿命化も図り難い。
このため、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化を図れる技術が要望されており、例えば、以下のような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術では、プロジェクタは、入力した画像信号のタイミングを表す同期信号の状態を検出する同期信号検出部と、同期信号の状態に応じて、液晶パネルおよび光源ランプ等の投射表示部の動作状態を制御する動作状態制御部とを備える。そして、動作状態制御部は、同期信号の状態が有入力状態から無入力状態となったときには、液晶パネルの動作状態を無入力表示状態とする。また、動作状態制御部は、無入力表示状態となって、同期信号の無入力状態が所定の期間継続されたときには、光源ランプの照明光を、通常表示状態における照明光に比べて減光する。
このような技術により、例えば、VTR(Video Tape Recorder)やDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等で再生された映像(画像)等の種々の画像を投射する際に、ビデオテープに録画されていない部分が再生されている場合、再生を停止してビデオテープの巻き戻しあるいは早送りを行う場合、あるいは、ビデオテープ・DVDの交換時の場合等、すなわち、同期信号が出力されない場合で光源装置の照明光を減光することで、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化を図っている。
特開2003−330115号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、同期信号の有無で光源の照明光の変更を行っているため、同期信号が有入力状態で視聴者にとって意味のない表示状態(スノーノイズ状態)においても通常表示状態として動作状態の制御を実施しており、光源自体や、光源から射出された光束が照射される被照明部材の長寿命化が適切に図れているとは言えない。
本発明の目的は、視聴者にとって意味のない表示状態においても照明光の減光を行い、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化が図れる光源装置、およびプロジェクタを提供することである。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の光源装置は、入射光束を画像信号に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射するプロジェクタに用いられる光源装置であって、光束を射出する光源と、前記光源の輝度を調整可能とする輝度調整部と、前記画像信号に基づく光学像にスノーノイズが含まれるスノーノイズ状態であるか否かを判定し、判定した結果に応じて、前記輝度調整部に前記光源の輝度を調整させる動作状態制御部とを備えていることを特徴とする。
ここで、光源としては、放電発光により光束を射出する光源ランプの他、発光ダイオード(Light Emitting Diode)や、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種自己発光素子を採用してもよい。
また、輝度調整部としては、光源を駆動し光源の発光光量を変更する構成を採用してもよいし、光源の光束射出側に移動可能に配設され移動することで光源からの光束の少なくとも一部を遮光する光学絞り等の構成を採用してもよい。
本発明によれば、光源装置は、光源、輝度調整部、および動作状態制御部を備えているので、スノーノイズ状態の場合に光源の輝度を調整できる。このため、例えば、輝度調整部として、光源を駆動し光源の発光光量を変更する構成とした場合には、スノーノイズ状態で光源の発光光量を低減することが可能となり、光源の経時変化を抑制し、光源自体の長寿命化が図れる。また、光源の発光光量を低減することで、光源からの光束が照射される被照明部材の劣化も回避でき、被照明部材の長寿命化も図れる。また、例えば、輝度調整部として、光源の光束射出側に移動可能に配設され移動することで光源からの光束の少なくとも一部を遮光する構成とした場合には、スノーノイズ状態で輝度調整部を移動して、光源から射出され輝度調整部を介した光束の輝度を低減することが可能となり、光源からの光束が照射される被照明部材の劣化を回避でき、被照明部材の長寿命化を図れる。
本発明の光源装置では、前記動作状態制御部は、前記スノーノイズ状態の他、音声および映像の出力が停止された音声/映像出力停止状態であるか否かを判定し、判定した結果に応じて、前記輝度調整部に前記光源の輝度を調整させることが好ましい。
ところで、従来、音声および映像の出力を停止するAVミュート状態(音声/映像出力停止状態)の場合には、青色等のべた画像を投影している。このような投影画像は、投影画像を観賞する者にとって意味のない画像である。したがって、このような音声/映像出力停止状態においても、光源の輝度を調整し、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化を図ることが好ましい。
本発明によれば、動作状態制御部は、スノーノイズ状態の判定のみならず、音声/映像出力停止状態であるか否かも判定して輝度調整部に光源の輝度を調整させるので、光源自体や、被照明部材のさらなる長寿命化を図れる。
本発明の光源装置では、前記輝度調整部は、前記光源を駆動し前記光源の発光光量を変更して前記光源の輝度を調整することが好ましい。
本発明によれば、輝度調整部を上述した構成とすることで、上述したように、スノーノイズ状態または音声/映像出力停止状態で光源の発光光量を低減することが可能となり、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化が図れる。
また、スノーノイズ状態または音声/映像出力停止状態で光源の発光光量を低減することで、すなわち、光源への出力電力を低減することで、不要な電力消費を回避して光源装置の省電力化も図れる。
本発明のプロジェクタは、上述した光源装置と、前記光源装置を構成する光源から射出された光束を、入力した画像信号に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、前記光変調装置にて形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクタは、上述した光源装置、光変調装置、および投射光学装置を備えているので、上述した光源装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、光源自体や、プロジェクタを構成する光変調装置等の被照明部材の長寿命化を図れるため、プロジェクタの長寿命化を図れる。
さらに、光変調装置等の被照明部材の劣化を防止できるので、画質を良好に維持できる。
さらにまた、光源からの光束が照射される光変調装置等の被照明部材の温度上昇も抑制でき、該被照明部材を冷却するための冷却構造の簡素化も図れ、プロジェクタの低コスト化も図れる。
本発明のプロジェクタでは、前記画像信号は、輝度に関する輝度信号、および色に関する色信号を含んで構成され、前記入力した画像信号を輝度信号および色信号に分離する信号分離部を備え、前記光源装置を構成する動作状態制御部は、前記信号分離部が前記入力した画像信号を輝度信号および色信号に分離できない場合に、前記スノーノイズ状態であると判定することが好ましい。
ところで、受信状態が悪い場合等に生じる投影画像にスノーノイズが含まれるスノーノイズ状態は、画像信号を輝度信号および色信号に分離できないために生じる。
本発明では、例えば、信号分離部は、画像信号を入力した後、画像信号を輝度信号および色信号に分離できない場合に、その結果を動作状態制御部に供給する。そして、動作状態制御部は、上記結果に応じて、スノーノイズ状態であると判定する。このことにより、簡単な構成で確実にスノーノイズ状態を判定できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクションテレビの主な構成〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクタとしてのプロジェクションテレビの概略構成を示すブロック図である。
プロジェクションテレビ1は、図1に示すように、光学像を生成して投射する画像形成部2と、この画像形成部2から投射された光学像を投影する透過型スクリーン3と、テレビ放送電波を受信するチューナユニット4と、プロジェクションテレビ1の構成部材に電力を供給する電源ユニット5とで大略構成されている。
画像形成部2は、図1に示すように、信号分離部としての信号変換部21と、画像処理部22と、液晶パネル駆動部23と、光変調装置としての液晶パネル24と、投射表示制御部25と、光源装置26と、投射光学装置としての投射光学系27とを備える。
信号変換部21は、外部から供給される画像信号VSを入力し、画像処理部22で処理可能な形式の画像データに変換する。具体的には、チューナユニット4から出力される画像信号VSに含まれる輝度信号および色信号を分離して画像処理部22に出力する。ここで、信号変換部21は、受信状態が悪い場合等で、画像信号VSを輝度信号および色信号に分離できない場合には、投射表示制御部25に所定の信号を出力する。このように画像信号VSを輝度信号および色信号に分離できない場合には、液晶パネル24にて形成される光学像にスノーノイズが含まれる、所謂砂嵐状態(スノーノイズ状態)となる。
なお、上述した画像信号VSとしては、チューナユニット4から出力される画像信号に限らず、パーソナルコンピュータから供給される画像信号であってもよいし、VTRやDVDプレーヤ等の画像再生装置から供給される画像信号であってもよい。
画像処理部22は、信号変換部21を介して入力された画像データに対して、液晶パネル24の解像度に合わせるために、補間処理を行って解像度を変換する。次に、この解像度変換後の画像データに対し、明るさ、色調、シャープネスのレベルを調整する。なお、これら各調整を実施するためのパラメータの値は、投射表示制御部25の図示しないメモリに格納されている。
液晶パネル駆動部23は、画像処理部22において画像処理が施された画像データに基づいて、液晶パネル24を駆動するための駆動信号を生成する。
液晶パネル24は、液晶パネル駆動部23で生成された駆動信号に応じて光源装置26から射出された光束を変調する。液晶パネル24は、透過型の液晶パネルであり、光源装置26から射出された光束を変調するライトバルブ(光変調器)として使用されている。
投射表示制御部25は、図示しないCPUおよびメモリを有するマイクロコンピュータであり、メモリに設定される各種パラメータに従って、信号変換部21や画像処理部22、液晶パネル駆動部23等の各ブロックの動作を制御する。
光源装置26は、図1に示すように、光源ランプ261と、輝度調整部としてのランプ駆動部262と、同期信号検出部263と、動作状態制御部264とを備える。
光源ランプ261は、超高圧水銀ランプにて構成されている。なお、超高圧水銀ランプに限らず、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の他の放電発光型の光源ランプを採用してもよい。さらに、放電発光型の光源ランプに限らず、発光ダイオードや有機EL素子、シリコン発光素子等の各種自己発光素子を採用してもよい。
ランプ駆動部262は、動作状態制御部264による制御の下、所定の駆動周波数に従って駆動信号を生成し、光源ランプ261を駆動する。具体的に、ランプ駆動部262は、動作状態制御部264による制御の下、光源ランプ261への出力電力を変更することが可能であり、光源ランプ261から射出される光束の発光光量を変更することで、光源ランプ261から射出される光束の輝度を変更する。
同期信号検出部263は、外部から供給される画像信号VSに含まれる同期信号を検出して次の判定を実行する。すなわち、同期信号の状態が、同期信号が入力されない無入力状態であるか、同期信号が入力されている有入力状態であるかを判定する。また、同期信号の状態が有入力状態である場合には、入力される画像信号の表示モードを判定するための同期信号の所定の仕様を検出する。同期信号検出部263における検出結果は、投射表示制御部25に供給される。
なお、入力される画像信号VSとして、チューナユニット4から出力される画像信号である場合、すなわち、輝度信号、色信号、および同期信号が複合されたコンポジット信号である場合には、同期信号検出部263にはコンポジット信号が入力されているので、コンポジット信号から同期信号を分離して、分離された同期信号に基づいて同期信号の検出動作が実行される。一方、入力される画像信号VSとして、パーソナルコンピュータ等から出力される画像信号である場合、すなわち、画像を表す信号と同期信号とに分離されているコンポーネント信号である場合には、同期信号検出部263には分離されている同期信号が入力される。
動作状態制御部264は、利用者による図示しないリモートコントローラや、プロジェクションテレビ1に備えられたボタンやキーの操作によって出力される操作信号を認識し、投射表示制御部25を介して、画像処理部22、投射光学系27、ランプ駆動部262、および電源ユニット5を制御する。
例えば、操作信号としては、投影画像の明るさ、色調、シャープネス等を変更する旨の信号があり、動作状態制御部264は、画像処理部22で用いられる各種パラメータ値の設定を変更する。
また、例えば、操作信号としては、投影画像の倍率調整およびフォーカス調整を実施する旨の信号があり、動作状態制御部264は、投射光学系27を駆動制御して投影画像の倍率調整およびフォーカス調整を実施する。
さらに、例えば、操作信号としては、音声および映像の出力を停止する(AVミュート)旨の信号があり、動作状態制御部264は、図示しないスピーカおよび投射表示制御部25を制御して音声/映像出力停止状態とするとともに、ランプ駆動部262の出力電力を変更する。
また、動作状態制御部264は、同期信号検出部263で検出された同期信号の状態に応じて、画像処理部22の処理を制御し、ランプ駆動部262の出力電力を変更し、さらに、電源ユニット5の出力電力を変更する。
さらに、動作状態制御部264は、信号変換部21から投射表示制御部25に出力される信号によりスノーノイズ状態を認識して、画像処理部22の処理を制御し、図示しないスピーカを制御して音声出力停止状態とするとともに、ランプ駆動部262の出力電力を変更する。
投射光学系27は、液晶パネル24にて変調された光束を透過型スクリーン3に向けて拡大投射する。
透過型スクリーン3は、一般的な矩形状の透過型スクリーンであり、図示しない外装筺体の正面側に露出するように設けられ、投射光学系27にて拡大投射された光学像を裏面から正面に投影する。
チューナユニット4は、アンテナANTにより受信されたテレビ放送電波を入力し、該テレビ放送電波をチューニングした後に復調し、輝度信号、色信号(色副搬送波周波数)、および同期信号からなる画像信号VSを信号変換部21および同期信号検出部263に出力する。
電源ユニット5は、外部から供給された電力をプロジェクションテレビ1の各部に供給する。また、電源ユニット5は、動作状態制御部264による制御の下、プロジェクションテレビ1の各部に供給する出力電力を変更する。
なお、図示は省略したが、上述したプロジェクションテレビ1は、RGBの3色に対応する3枚の液晶パネル24を備えている。また、信号変換部21と画像処理部22と液晶パネル駆動部23の各部は、3色分の画像データを処理する機能を有している。また、光源装置26は、光源光を3色の光に分離する色光分離光学系を備えている。さらに、投射光学系27は、3色の画像光を合成してカラー画像を表す画像光を生成する合成光学系と投射レンズとを有している。なお、このようなプロジェクションテレビの光学系の構成については、種々の一般的なプロジェクタの光学系の構成が利用可能である。
〔プロジェクションテレビの動作制御〕
次に、上述した動作状態制御部264が実行する動作状態制御について説明する。
図2および図3は、動作状態制御部264が実行する動作状態制御を説明するためのフローチャートである。具体的に、図2は、無入力状態、スノーノイズ状態を認識した場合での動作状態制御を説明するためのフローチャートである。図3は、音声/映像出力停止状態を認識した場合での動作状態制御を説明するためのフローチャートである。以下では、これら各動作状態制御を順に説明する。
〔無入力状態、スノーノイズ状態での動作状態制御〕
同期信号検出部263は、常時、同期信号の入力の有無を検出し、その結果が投射表示制御部25を介して、動作状態制御部264に供給される。
また、信号変換部21は、画像信号VSを入力し輝度信号および色信号に分離できない場合には、その結果が投射表示制御部25を介して、動作状態制御部264に供給される。
なお、投射表示制御部25を介さずに、同期信号検出部263および信号変換部21から直接、動作状態制御部264に供給されるようにしてもよい。
動作状態制御部264は、同期信号の入力状態が、同期信号の入力されている状態(有入力状態)か、同期信号の入力されていない状態(無入力状態)か、すなわち、画像信号VSが入力されていない無入力状態であるか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、「N」と判定された場合(有入力状態であると判定された場合)には、動作状態制御部264は、画像信号VSを輝度信号および色信号に分離可能か、分離不可能か、すなわち、画像信号VSを輝度信号および色信号に分離不可能で液晶パネル24にて形成される光学像にスノーノイズが含まれるスノーノイズ状態であるか否かを判定する(ステップS2)。
一方、ステップS1において、「Y」と判定された場合(無入力状態であると判定された場合)には、後述するステップS3へ移行する。
ステップS2において、「N」と判定された場合(スノーノイズ状態でないと判定された場合)には、動作状態制御部264は、通常表示状態となるように投射表示制御部25を制御する。そして、再度、ステップS1が実行される。
一方、ステップS2において、「Y」と判定された場合(スノーノイズ状態であると判定された場合)には、動作状態制御部264は、図示しないスピーカに対する音声信号の出力を停止させ、前記スピーカからの音声出力を停止する音声消音処理を実施する(ステップS3)。
ステップS3の後、動作状態制御部264は、ランプ駆動部262の出力電力を低減させて光源ランプ261の照明光を減光するランプ省電力処理を実施する(ステップS4)。
なお、ステップS1において無入力状態であると判定された後にステップS3に移行する際、例えば、タイマ等により無入力状態の継続時間を計時して、無入力状態が所定時間継続した際に、ステップS3に移行するように構成してもよい。そして、無入力状態が所定時間経過する前に、有入力状態となった場合には、ステップS2に移行するように構成してもよい。また、ステップS4に移行した後、無入力状態がさらに継続する場合に、信号変換部21、画像処理部22、液晶パネル駆動部23、および液晶パネル24等への各ブロックへの電力の供給を電源ユニット5に停止させるように構成してもよい。そして、無入力状態から有入力状態になった場合に、再度、前記各ブロックへの電力の供給を電源ユニット5に実行させる。このように電源ユニット5からの電力出力を適宜変更することで、プロジェクションテレビ1の不要な電力消費を回避でき、プロジェクションテレビ1の省電力化が図れる。
〔音声/映像出力停止状態での動作制御〕
動作状態制御部264は、通常表示状態となるように投射表示制御部25を制御している際、利用者による図示しないリモートコントローラ等の操作キーの入力操作により、音声および映像の出力を停止させる旨の設定入力(AVミュート)が実施されたか否かを判定する(ステップS11)。このステップS11は、AVミュート操作が実施されたと判定されるまで繰り返される。
ステップS11において、「Y」と判定された場合(AVミュート操作が実施されたと判定された場合)には、動作状態制御部264は、音声/映像出力停止処理を実施する(ステップS12)。
具体的に、動作状態制御部264は、図示しないスピーカに対する音声信号の出力を停止させ、前記スピーカからの音声出力を停止させる。また、動作状態制御部264は、映像の出力を停止させるように投射表示制御部25を制御する。すなわち、画像処理部22は、予め用意されている所定の画像データを液晶パネル駆動部23に出力する。所定の画像としては、例えば、AVミュート状態である旨のメッセージ画像や青色のべた画像等が考えられるが、これに限定されるものではなく、AVミュート状態における画像として対応付けられた画像であれば、どのような画像であってもよい。なお、所定の画像データは、画像処理部22に予め用意されていてもよいし、投射表示制御部25に予め用意されており、投射表示制御部25から画像処理部22に供給されるようにしてもよい。
なお、上述した無入力状態、スノーノイズ状態での動作状態制御において、無入力状態の場合、あるいは、有入力状態でもスノーノイズ状態である場合には、投影画像は、所謂、砂嵐状態である。このような投影画像の砂嵐状態を回避するために、例えば、上述したステップS3またはステップS4の後に、ステップS12と同様に、予め用意されている所定の画像を透過型スクリーン3上に投影する構成を採用してもよい。
ステップS12の後、動作状態制御部264は、上述したステップS4と同様に、ランプ駆動部262の出力電力を低減させて光源ランプ261の照明光を減光するランプ省電力処理を実施する(ステップS13)。
なお、上述したステップS4およびステップS13のランプ省電力処理における光源ランプ261の照明光の減光の程度としては、特に限定されるものではなく、通常表示状態における照明光に比べて減光されていればどの程度であってもよい。ただし、本実施形態で用いている超高圧水銀ランプでは、アーク放電が安定な状態を維持できる状態は、通常の定格出力の80〜85%以上の電力の場合であり、これ以下の場合にはランプ寿命の劣化やフリッカが発生するのが一般的である。このため、ランプ省電力処理における減光の程度としては、通常の定格出力の80〜85%の電力とすることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態では、光源装置26は、光源ランプ261、ランプ駆動部262、および動作状態制御部264を備えているので、スノーノイズ状態または音声/映像出力停止状態の場合に光源ランプ261の照明光を減光できる。このため、光源ランプ261を不要に駆動することを回避して光源ランプ251の経時変化を抑制し、光源ランプ261の長寿命化が図れる。また、光源ランプ261の照明光を減光することで、光源ランプ261の照明光が照射される液晶パネル24等のプロジェクションテレビ1を構成する被照明部材の劣化も回避でき、液晶パネル24等の被照明部材の長寿命化も図れる。したがって、光源ランプ261、および液晶パネル24等の被照明部材の長寿命化を図ることで、プロジェクションテレビ1の長寿命化を図れる。また、液晶パネル24等の被照明部材の劣化を防止することで、画像形成部2にて形成する光学像の画質を良好に維持できる。
また、スノーノイズ状態または音声/映像出力停止状態で、動作状態制御部264の制御の下、ランプ駆動部262が光源ランプ261への出力電力を低減するので、プロジェクションテレビ1の不要な電力消費を回避でき、プロジェクションテレビ1の省電力化が図れる。
さらに、光源からの光束が照射される液晶パネル24等の被照明部材の温度上昇も抑制でき、液晶パネル24等の被照明部材を冷却するための冷却構造の簡素化が図れ、プロジェクションテレビ1の低コスト化を図れる。
さらにまた、動作状態制御部264は、信号変換部21が画像信号VSを輝度信号および色信号に分離できない場合に、スノーノイズ状態であると判定するので、簡単な構造で確実にスノーノイズ状態を判定できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、輝度調整部として、光源ランプ261への出力電力を変更することで光源ランプ261の発光光量を変更するランプ駆動部262を採用したが、これに限らない。例えば、光源ランプ261と液晶パネル24との間で光源ランプ261からの光束の照明光軸上に移動可能に配設され、移動することで光源ランプ261からの光束の少なくとも一部を遮光する遮光部材等の光学絞りで構成してもよい。この際、動作状態制御部264は、ステップS4およびステップS13において、モータ等の駆動部に所定の信号を出力し、駆動部に前記光学絞りを駆動させ、前記光学絞りに光源ランプ261からの光束の少なくとも一部を遮光させ、光源ランプ261から液晶パネル24に照射される光束の輝度を低減させる。このように構成した場合であっても、スノーノイズ状態または音声/映像出力停止状態において、光源ランプ261からの光束が照射される液晶パネル24等の被照明部材の劣化を回避して該被照明部材の長寿命化を図れ、本発明の目的を十分に達成できる。また、輝度調整部として、ランプ駆動部262と、上述した光学絞りおよび駆動部とを併用する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、信号変換部21により画像信号VSを輝度信号および色信号に分離できない場合に、スノーノイズ状態であると判定していたが、これに限らない。例えば、信号変換部21、画像処理部22、あるいは、液晶パネル駆動部23から出力される信号に含まれるノイズの大きさを検出し、検出した結果に応じて、スノーノイズ状態を判定する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、光源装置26をリアプロジェクタタイプのプロジェクションテレビ1に採用していたが、これに限らず、スクリーンを観察する側から投影するフロントプロジェクタに採用してもよい。すなわち、チューナユニットが内蔵されておらず、外部のチューナユニット、例えば、テレビに内蔵されたチューナユニット、またはビデオデッキに内蔵されたチューナユニットを介して画像信号VSを入力するタイプのプロジェクタに採用してもよい。
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶パネル24を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の光源装置は、視聴者にとって意味のない表示状態においても照明光の減光を行い、光源自体や、光源からの光束が照射される被照明部材の長寿命化が図れるため、入射光束を画像信号に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射するプロジェクタの光源装置として有用である。
本実施形態に係るプロジェクタとしてのプロジェクションテレビの概略構成を示すブロック図。 前記実施形態における動作状態制御部が実行する動作状態制御を説明するためのフローチャート。 前記実施形態における動作状態制御部が実行する動作状態制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1・・・プロジェクションテレビ(プロジェクタ)、2・・・画像形成部、21・・・信号変換部(信号分離部)、24・・・液晶パネル(光変調装置)、26・・・光源装置、27・・・投射光学系(投射光学装置)、261・・・光源ランプ、262・・・ランプ駆動部(輝度調整部)、264・・・動作状態制御部。

Claims (5)

  1. 入射光束を画像信号に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射するプロジェクタに用いられる光源装置であって、
    光束を射出する光源と、
    前記光源の輝度を調整可能とする輝度調整部と、
    前記画像信号に基づく光学像にスノーノイズが含まれるスノーノイズ状態であるか否かを判定し、判定した結果に応じて、前記輝度調整部に前記光源の輝度を調整させる動作状態制御部とを備えていることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記動作状態制御部は、前記スノーノイズ状態の他、音声および映像の出力が停止された音声/映像出力停止状態であるか否かを判定し、判定した結果に応じて、前記輝度調整部に前記光源の輝度を調整させることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光源装置において、
    前記輝度調整部は、前記光源を駆動し前記光源の発光光量を変更して前記光源の輝度を調整することを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光源装置と、
    前記光源装置を構成する光源から射出された光束を、入力した画像信号に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、
    前記光変調装置にて形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記画像信号は、輝度に関する輝度信号、および色に関する色信号を含んで構成され、
    前記入力した画像信号を輝度信号および色信号に分離する信号分離部を備え、
    前記光源装置を構成する動作状態制御部は、前記信号分離部が前記入力した画像信号を輝度信号および色信号に分離できない場合に、前記スノーノイズ状態であると判定することを特徴とするプロジェクタ。
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