JP2006132356A - 燃焼室圧力検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関におけるエンジンブロックからの振動によるノイズを低減して精度よく圧力測定を行うことができる燃焼室圧力検出装置を提供すること。
【解決手段】燃焼室200の圧力を計測するための燃焼室圧力検出装置1。燃焼室200を覆うエンジンブロック210に固定されるよう構成されたハウジング10と、ハウジング10内に内蔵されていると共に、ハウジング10から突出して燃焼室200内に露出するよう構成された圧力伝達体5と、圧力伝達体5に当接した圧力検出素子4とを有してなる。ハウジング10には、ハウジング10に伝達されるエンジンブロック210からの振動を減衰させるダンパー部材15が配設されている。ダンパー部材15は、ハウジング10の外周面又は内周面に配設されていることが好ましい。ダンパー部材15は、ハウジング10よりも粘性係数が大きく弾性係数が小さい粘弾性材料よりなることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関における燃焼室内の圧力を計測するための燃焼室圧力検出装置に関する。
内燃機関は、その燃焼室内の圧力を計測することによって、例えばノッキングの検知などが可能となり、より細かな運転制御を行うことができる。そのため、内燃機関には、圧力のみを計測する圧力検出装置、あるいは他の内燃機関に必須の部品に一体化させた圧力検出装置が備えられる。
例えば、他の部品と一体化させた圧力検出装置(他機能一体型圧力検出装置という)としては、点火コイルと点火プラグとを一体化し、さらに圧力検出機能を一体化させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の燃焼室圧力検出装置(他機能一体型圧力検出装置も含む)においては、次のような問題がある。
すなわち、内燃機関は、その運転時に振動するが、その振動がエンジンブロックを介して上記圧力検出装置にノイズとして伝わり、圧力の検出精度が低下する。
特開2000−277232号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、内燃機関におけるエンジンブロックからの振動によるノイズを低減して精度よく圧力測定を行うことができる燃焼室圧力検出装置を提供しようとするものである。
本発明は、内燃機関の燃焼室の圧力を計測するための燃焼室圧力検出装置であって、
上記燃焼室を覆うエンジンブロックに固定されるよう構成された筒状のハウジングと、
該ハウジング内に内蔵されていると共に、該ハウジングから突出して上記燃焼室内に露出するよう構成された圧力伝達体と、
上記圧力伝達体に当接した圧力検出素子とを有してなり、
上記ハウジングには、該ハウジングに伝達される上記エンジンブロックからの振動を減衰させるダンパー部材が配設されていることを特徴とする燃焼室圧力検出装置にある(請求項1)。
本発明の燃焼室圧力検出装置は、上記ハウジングに、上記ダンパー部材を備えている。これにより、上記エンジンブロックから上記ハウジングに伝えられる振動が上記ダンパー部材によって減衰され、ハウジングに内蔵された圧力伝達体や圧力検出素子に伝わるノイズを低減することができる。
一方、上記ダンパー部材は、上記のごとくハウジングに配されており、圧力伝達体及び圧力検出素子には、直接的には接続されていない。そのため、内燃機関の燃焼室内から圧力伝達体に伝わる圧力及び圧力振動は、減衰することなく圧力検出素子に伝えられる。これにより、精度よく圧力測定を行うことができる。
このように、本発明によれば、内燃機関におけるエンジンブロックからの振動によるノイズを低減して精度よく圧力測定を行うことができる燃焼室圧力検出装置を提供することができる。
本発明において、上記ダンパー部材は、上記ハウジングの外周面又は内周面に配設されていることが好ましい(請求項2)。これにより、ダンパー部材とハウジングとの当接面積を比較的広い面積に設定することができ、ダンパー部材の振動減衰効果を効率よく発揮させることができる。
また、上記ダンパー部材は、上記ハウジングよりも粘性係数が大きく、弾性係数が小さい粘弾性材料よりなることが好ましい(請求項3)。これにより、上記ダンパー部材の振動減衰効果を確実に得ることができる。
また、この場合、上記ダンパー部材の粘性係数は1×102(単位:PaS)以上であり、かつ、弾性係数は3×1010(単位:N/m2)以下であることが好ましい(請求項4)。
粘性係数が1×104PaS未満の場合には、ダンパー部材に十分な振動減衰効果が得られないという問題がある。
また、弾性係数が3×1010N/m2を超える場合には、6kHz以下の低周波の振動減衰効果が得られないという問題がある。
ここで、上記条件を満たす材料のうち好ましいものとしては、次のものがある。
すなわち、上記ダンパー部材は、ポリオレフィン、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、フェノール、エポキシ、アルキッド、ポリエステルのいずれかよりなる樹脂材料、または、シリコンゴムあるいはフッ素ゴムのいずれかよりなるゴム材料により構成されていることが好ましい(請求項5)。こららの材料は、いわゆる粘弾性体の1種であり、弾性と粘性両方の性質を持ち、力を加えると徐々に変形していき、力を加えるのをやめると徐々に元の形に戻るという特質を持ったものである。この特性により、上記ダンパー部材としての作用効果を確実に発揮させることができる。
また、上記ダンパー部材は、ダンパーハウジング部材の内部に粘性の高い液体を封入してなる構造とすることもできる(請求項6)。この場合にも、上記粘性の高い液体によって振動減衰効果を得ることができる。ここで、粘性の高い液体としては、例えば、シリコンオイル等がある。また、粘性としては、1×10-3PaS以上とすることが好ましい。一方、ダンパーハウジング部材内部への充填のしやすさの理由により、4PaS以下の粘性にすることが好ましい。
次に、上記燃焼室圧力検出装置は、1次コイル及び2次コイルを含む点火コイルと、中心電極及び接地電極を含む点火プラグとを一体化してなる点火プラグ一体型圧力検出装置であり、上記2次コイル及び上記中心電極を収容すると共に、上記1次コイルを外挿する円筒形状の碍子を上記圧力伝達体として備え、該碍子に上記圧力検出素子を当接させており、該碍子を内挿するよう構成された上記ハウジングには、上記接地電極を設けてなる構造を取ることができる。
すなわち、この場合は、本発明の基本構成を具備した上で、点火コイル及び点火プラグを一体化した他機能一体型圧力検出装置を構成することができる。そして、この場合にも、上記のごとく精度のよい圧力検出を実現することができる。
また、この場合には、上記ハウジングの後端側の端部の内周に、上記碍子の軸方向の位置を規制する保持部材を固定し、上記圧力検出素子を、上記碍子の後端側の端部と上記保持部材との間に挟持する構造を取ることが好ましい。これにより、圧力検出素子を安定的に固定することができる。また、上記ハウジングの外周側に、上記ダンパー部材を装着することが好ましい。これにより、ハウジングの内側の構成を従来と同様にすることができると共に、ハウジングの小径化を図ることができる。
次に、上記燃焼室圧力検出装置は、ヒータと該ヒータに通電する通電中軸とを連ねてなる中軸部を上記圧力伝達体として上記ハウジング内に内蔵してなるグロープラブ一体型圧力検出装置とすることもできる(請求項8)。
すなわち、この場合は、本発明の基本構成を具備した上で、グロープラグを一体化した他機能一体型圧力検出装置を構成することができる。そして、この場合にも、上記のごとく精度のよい圧力検出を実現することができる。
また、この場合にも、上記と同様な構造、すなわち、上記ハウジングの後端側の端部の内周に、上記中軸部の軸方向の位置を規制する保持部材を固定し、上記圧力検出素子を、上記中軸部の後端側の端部と上記保持部材との間に挟持する構造を取ることが好ましく、上記ハウジングの外周側に、上記ダンパー部材を装着することが好ましい。
(実施例1)
本発明の実施例に係る燃焼室圧力検出装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の燃焼室圧力検出装置1は、図1に示すごとく、点火プラグ一体型圧力検出装置である。そして、燃焼室圧力検出装置1は、燃焼室200を覆うエンジンブロック210に固定されるよう構成された筒状のハウジング10と、ハウジング10内に内蔵されていると共に、ハウジング10から突出して燃焼室200内に露出するよう構成された圧力伝達体5と、圧力伝達体5に当接した圧力検出素子4とを有してなる。そして、ハウジング10には、ハウジング10に伝達されるエンジンブロック210からの振動を減衰させるダンパー部材15が配設されている。
すなわち、同図に示すごとく、燃焼室圧力検出装置1は、1次コイル31及び2次コイル32を含む点火コイル3と、中心電極22及び接地電極23を含む点火プラグ2とを一体化してなる。また、燃焼室圧力検出装置1は、上記2次コイル32及び中心電極22を収容すると共に、1次コイル31を外挿する円筒形状の碍子50を上記圧力伝達体5として備え、碍子50に圧力検出素子4を当接させており、碍子50を内挿するよう構成されたハウジング10には、上記接地電極23を設けてなる。
そして、この燃焼室圧力検出装置1は、その軸方向の先端側を燃焼室200に挿入し、後端側を外部に向けて配設して使用するように構成してある。
また、上記ハウジング10の上記後端側の端部の内周には、碍子50の軸方向の位置を規制する保持部材8を固定してある。そして、上記圧力検出素子4は、碍子50の上記後端側の端部と、保持部材8との間に挟持してある。
また、上記ハウジング10の外周側に、ダンパー部材15を装着している。
以下に、この内容について詳しく説明する。
本例の燃焼室圧力検出装置1は、図1に示すごとく、磁性体で且つ導電性の鉄鋼材料よりなる円筒形状のハウジング10内に、点火プラグ2と点火コイル3とを収納してなる点火装置として機能する。
この燃焼室圧力検出装置1は、点火プラグ2を構成する中心電極22及び接地電極23が内燃機関(図示略)の燃焼室200に露出した状態で、内燃機関のシリンダヘッド210に穿孔されたプラグホール211に装着されるように構成してある。
ハウジング10は、図2に示すごとく、点火コイル3(図1)を収容するコイル収容部130と、該コイル収容部130よりも小径であり、点火プラグ2(図1)を収容するプラグ収容部120とを組み合わせた円柱状の貫通孔を設けてなる円筒形状を呈する部材である。また、ハウジング10における大径のコイル収容部130と小径のプラグ収容部120との間の内周面には、コイル収容部130からプラグ収容部120に向けて縮径するテーパ面123を形成してある。
プラグ収容部120の内周面には、図2に示すごとく、さらに小径を呈する段部121を形成してあり、該段部121におけるコイル収容部130側の表面には、後述する碍子50の当たり面523(図3)と当接する棚状の受け面125を形成してある。
また、ハウジング10におけるコイル収容部130側の端部の内周面には、雌ねじ部134を形成してある。雌ねじ部134には、後述する保持部材8(図6)をねじ結合するように構成してある。
また、ハウジング10は、図2に示すごとく、コイル収容部130の外周に当たる部分の外径を、プラグ収容部120の外周に当たる部分の外径よりも大きく構成してある。また、ハウジング10におけるプラグ収容部120側の端部付近の外周面には、雄ねじ部122を形成してあり、軸方向反対側の端部の外周面には、工具を係合可能なナット部132を形成してある。燃焼室圧力検出装置1は、所定の工具を上記ナット部132に係合して軸芯中心に回転させることにより、上記雄ねじ部122を、プラグホール211の内周面に形成した雌ねじにねじ結合できるよう構成してある。
また、ハウジング10の中央部135は、後述するようにダンパー部材15外挿する部分となる。
さらに、ハウジング1における雄ねじ部122側の先端には、接地電極23を溶融接合してある。この接地電極23は、中心電極22の先端とが所定の間隙を形成した状態で対向するように構成してある。
また、上記ハウジング10には、図1に示すごとく、アルミナ等の電気絶縁材料からなる円筒状の碍子50を内挿収容してある。
この碍子50は、図3に示すごとく、ハウジング10のプラグ収容部120に内挿されて点火プラグ2を構成するプラグ側筒部52と、コイル収容部130に内挿されて点火コイル3を構成するコイル側筒部53とからなる。
上記プラグ側筒部52の外周面には、同図に示すごとく、コイル側筒部53に向けて拡径する段部521を形成してある。そして、該段部521におけるコイル側筒部53と反対側に向かう表面には、上記ハウジング10の受け面125(図2)と当接する当たり面523を形成してある。
また、ハウジング10に対する碍子50の軸方向の挿入位置は、図1に示すごとく、受け面125(図2)と当たり面523(図3)との当接により規制されるように構成してある。
そして、両者を当接させた際、碍子50におけるプラグ側筒部52の先端が、接地電極23と所定の間隙を形成した状態で、ハウジング10の端部から突出するように構成してある。
また、受け面125と当たり面523との当接により、ハウジング1と碍子50との間の気密性を高く保持し得るように構成してある。
さらに、コイル側筒部53の外周面には、図3に示すごとく、1次コイル31(図1)を外挿配置する巻線配設部531を形成してある。図1に示すごとく、この巻線配設部531に配設した一次コイル31の両端には、図示しないターミナルを電気的に接続される。また、1次コイル31は、このターミナル及びこれと電気的に接続したターミナルピン61を介して外部から電力供給できるように構成する。
また、碍子50には、図3に示すごとく、軸方向に貫通する貫通孔を形成してある。この貫通孔は、コイル側筒部53の内周側に配置されるコイル孔部530と、プラグ側筒部52の内周側に配置されると共に、上記コイル孔部530よりも小径のプラグ孔部520とから構成されている。
プラグ孔部520は、点火プラグ2(図1)の一部を収容するように構成してあり、コイル孔部530は、点火コイル3(図1)の一部を収容するように構成してある。
点火プラグ2は、図1、図4に示すごとく、導電性金属よりなるステム21と、導電性金属よりなる中心電極22と、導電性金属よりなる接地電極23とを有している。ステム21及び中心電極22は、碍子50のプラグ孔部520に収容される。プラグ孔部520に配置された中心電極22は、その先端と、接地電極23との間に所定の間隙を形成した状態で、内燃機関の燃焼室200に露出するように構成する。
点火コイル3は、図1に示すごとく、点火電源91と点火用トランジスタ回路92との組み合わせにより電力供給する1次コイル31と、該1次コイル31の内周側に配置した2次コイル32と、該2次コイル32のさらに内周側に配置した円柱状の中心コア33とを組み合わせてなる。
そして、この点火コイル3は、1次コイル31への電力供給に応じた電磁誘導により、2次コイル32の両端に高電圧を発生するように構成される。
2次コイル32の高電圧端は、図1に示すごとく、ステム21を介して、点火プラグ2の中心電極22に電気的に接続される。また、低電圧端は、図示しないターミナルを介してハウジング1に電気的に接続される。
なお、ハウジング10はシリンダヘッド210等を介して、内燃機関を搭載する車両のボデーに接地されている。
1次コイル31は、図1に示すごとく、碍子50における巻線配設部531に配設する巻線である。
本例の1次コイル31は、銅よりなる断面矩形状を呈する絶縁被覆付きの電線を、碍子50の巻線配設部531の外周に巻回してなる1重巻の巻線である。また、本例では、巻回した1次コイル31に、エポキシ樹脂を含浸させて固定してある。
中心コア33は、図1に示すごとく、強磁性材料よりなる円柱状の部材である。この中心コア33は、スプール34の軸方向の一方の端部から穿孔された穴に収容された状態で、2次コイル32の内周側に配置してある。
スプール34は、図5に示すごとく、2次コイル32を巻き付ける巻線用筒部341と、この巻線用筒部341からさらに、燃焼室200と反対側(図1)に向けて延びる突出筒部342とを有している。そして、図1に示すごとく、スプール34の巻線用筒部341の外周に2次コイル32が巻回される。
また、スプール34の軸方向に穿設した中心穴340には、図1及び図5に示すごとく、中心コア33を挿入してある。
この中心穴340は、中心コア33が巻線用筒部341の内周側に対応して配置されるように、中心コア33と比較して軸方向に長く形成してある。本例では、中心コア33の端部が突出筒部342に配置されないように、中心穴340を構成してある。
また、図1に示すごとく、本例では、スプール34の中心穴340に中心コア33を収容したうえ、その開口部をゴムやスポンジ等の弾性材よりなるコア押え蓋35により封止してある。
また、2次コイル32、中心コア33及びコア押さえ蓋35等を上記のごとく組み付けたスプール34は、碍子50のコイル孔部530に充填した電気絶縁性の樹脂中で固定される。このように、本例の燃焼室圧力検出装置1では、2次コイル32、ステム21及び中心電極22を含む高電圧部と、1次コイル31及びハウジング10を含む低電圧部とが、碍子50によって完全に絶縁されている。
そのため、本例の燃焼室圧力検出装置1は、電気的な信頼性が高く、優れた点火性能を有する装置である。
また、図1に示すごとく、碍子50における巻線配設部531側の端部の端面510(図3)には、圧力検出素子4を挟持した状態で、保持部材8の端面810が対面するように構成してある。
保持部材8は、図6に示すごとく、上記リング状の圧力検出素子4の内径と略同一径の貫通穴80を軸方向に有する円筒形状を呈する部材である。貫通穴80は、同図5に示すごとく、後述するコネクタ6を嵌合するように構成してある。
保持部材8の外周面のうち、ハウジング10に収容される部分には、ハウジング10の雌ねじ部134(図2)とネジ結合する雄ねじ部84を形成してある。
また、保持部材8の外周面のうち、ハウジング10に収容されず外部に露出する部分には、断面略6角形状を呈するナット部85を形成してある。そして、スパナ等の工具(図示略)をナット部85に係合して保持部材8を回転させることにより、保持部材8の進退を可能としてある。
また、保持部材8の軸方向における碍子50側の端面には、碍子50の端面510と対面する端面810を形成してある。
そして、図1に示すごとく、保持部材8は、ハウジング10への螺入に伴って、上記端面810から碍子50の端面510に向けて軸方向の荷重を作用し得るように構成してある。
本例では、碍子50に向けて軸方向の荷重を作用した状態で上記保持部材8を配設することにより、碍子50と保持部材8との間に挟持した上記圧力検出素子4に予荷重を作用し得るように構成してある。
圧力検出素子4における碍子50側にある端面には、図示しないリング状のターミナルを当接してある。そして、このリング状のターミナルは、図1に示すごとく、ターミナルピン62と電気的に接続してある。一方、炭素鋼よりなる保持部材8は、導電性を有している。そして、保持部材8は、同様に導電性を有するハウジング10にねじ結合している。そして、本例では、ハウジング10とターミナルピン62との間に圧力計測信号を出力し得るように構成してある。
圧力検出素子4は、チタン酸鉛からなる薄板状の素子であって、負荷される荷重の変化に伴って電気的な内部抵抗の大きさが変化するように構成してある。そして本例の圧力検出素子4は、碍子50の端面510と略同一断面形状を呈するリング状をなすように形成してある。
なお、本例では、圧力検出素子4の内部抵抗の変化を、ハウジング10とターミナルピン62との間の電位差として出力できるように構成してある。
コネクタ6は、図6に示すごとく、保持部材8の貫通穴80に嵌合するように構成してなる樹脂製の部材である。このコネクタ6は、円筒状を呈していると共に、軸方向の1箇所に壁面65を形成してなる。この壁面65の存在により、コネクタ6の軸方向の両端面には、相互に連通しない凹みが形成されている。
コネクタ6における軸方向の外部側に開口する凹みには、イグナイタ等の外部機器から延設されたコネクタソケット(図示略)が収容される。
また、壁面65には、1次コイル31と電気的に接続したターミナルピン61及び、圧力検出素子4と電気的に接続したターミナルピン62を貫通固定する挿通穴を形成してある。
また、本例では、上記ダンパー部材15として、厚さ0.3mmの粘弾性材料であるポリオレフィン樹脂のチューブを用いた。このダンパー部材15は、ハウジング10の上記中央部135の外形よりも若干大きいチューブを、中央部135に被せ、その後、90℃以上に加熱することにより熱収縮させてハウジング10に密着させてある。
次に、本例の燃焼室圧力検出装置1の動作について概説する。この燃焼室圧力検出装置1では、図1に示すごとく、バッテリやコンデンサ等の点火電源91と点火用トランジスタ回路92との組み合わせにより駆動される点火コイル3が高電圧を発生する。
そして、その高電圧は、点火プラグ2に供給されて、その中心電極22と接地電極23との間の放電ギャップ間において放電火花を形成し、燃焼室内の混合ガスを着火する。
一方、燃焼室200内の圧力は、碍子50を介して圧力検出素子4に伝達される。該圧力検出素子4は、燃焼室200の圧力に応じた出力信号を、ターミナルピン62を介して出力する。
圧力検出素子4の出力信号は、図1に示すごとく、アンプ93により増幅したうえでバンドパスフィルタ94に供給され、バンドパスフィルタ94においてノイズ除去される。なお、本例のバンドパスフィルタ94は、6kHz〜8kHzの周波数の信号を通過させ、それ以外の周波数の信号を遮断するように構成してある。
内燃機関でノッキングを生じた際に、圧力検出素子4が出力した信号波形によれば、図7に示すごとく、点火後約0.5msec後に生じる燃焼室200の圧力ピークから減衰する過程(点火後、およそ0.5msec〜2.5msecの区間)において、ノッキング周波数である7kHzの圧力変動が顕在化しているのがわかる。
そして、上記バンドパスフィルタ94によれば、7kHzのノッキング周波数の圧力変動を抽出することができる(図示略)。
なお、図7のグラフでは、横軸に点火後の時間を示し、縦軸に圧力検出素子4が出力する出力信号(電圧値)を示している。なお、出力信号としては、ゼロ点補正後の出力値を示している。
そして、本例においては、上記のごとく、ハウジング10の外周に上記ダンパー部材15を配設してあるので、ノッキング検出のための圧力検出精度を高めることができる。
すなわち、内燃機関の運転中には、常に振動が生じており、その振動はエンジンブロック210からハウジング10に直接伝達される。ここで、ハウジング10の外周面には、上記ダンパー部材15が配設されている。これにより、エンジンブロック210からハウジング10に伝えられる振動がダンパー部材15によって減衰され、ハウジング10に内蔵された圧力伝達体5や圧力検出素子4に伝わるノイズを低減することができる。
一方、上記ダンパー部材15は、図1のごとくハウジング10に配されており、圧力伝達体5及び圧力検出素子4には、直接的には接続されていない。そのため、内燃機関の燃焼室200内から圧力伝達体5に伝わる圧力及び圧力振動は、減衰することなく圧力検出素子4に伝えられる。これにより、精度よく圧力測定を行うことができる。したがって、上記ノッキング検出を精度よく行うことができる。
なお、本例では、ノッキング検出の場合を示したが、例えば、燃焼による圧力を検出する場合等に変更することもできる。この場合には、上記バンドパスフィルタ94(図1)を除いた構成となる。また、この場合にも、上記ダンパー部材15の存在によってエンジンブロックの振動によるノイズが取り除かれるため、 圧力信号の振れ(揺らぎ)が小さくなり、 平均化やスムージングの処理が不要で信号処理が楽になる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、ディーゼルエンジンのグロープラグと一体化した燃焼室圧力検出装置102の例を示す。
すなわち、本例の燃焼室圧力検出装置102は、ヒータ71とヒータ71に通電する通電中軸72とを連ねてなる中軸部70を圧力伝達体5としてハウジング10内に内蔵してなるグロープラブ一体型圧力検出装置である。
ハウジング10の後端側の端部の内周には、中軸部70の軸方向の位置を規制する保持部材8が固定されており、圧力検出素子4は、中軸部70の後端側の端部と保持部材8との間に挟持されている。また、通電中軸72には、ヒータ用銅線732が接続されており、これから供給される電流をヒータ71に供給するよう構成されている。また、圧力検出素子4の出力を取り出す圧力検出用導線731も配設されている。
また、ハウジング10の外周側には、実施例1と同様の構成のダンパー部材15が装着されている。そして、ハウジング10に設けられた雄ネジ部122を図示しないエンジンブロックに固定し、燃焼室内にヒータ71が露出するように配設される。
本例の場合には、燃焼室の圧力はヒータ71に加わり通電中軸72を介して圧力検出素子4に伝えられる。この時、 エンジンブロックの振動はネジ部122からハウジング10に伝わるがダンパー部材15に吸収されるので、圧力検出素子4には十分弱められた状態でしか伝わらない。そのため、本例においても、エンジンブロックの振動によるノイズの影響を受けることなく、 燃焼室の圧力を計測することができる。
(実施例3)
本例は、図9に示すごとく、他機能と一体化させていない専用の燃焼室圧力検出装置103の例である。
本例の燃焼室圧力検出装置103は、エンジンブロック210に固定されるハウジング10の先端から燃焼室に向けて露出するように受圧ダイアフラム74を有している。このダイアフラム74は、その周辺部が溶接によりハウジング10に接合されており(図示略)、圧力伝達体5としての圧力伝達ロッド75の先端に固定されている。圧力伝達ロッド75は圧力検出素子4に当接している。また、圧力検出素子4は、電極プレート761と押さえ部材762を介し、ハウジング10に接合された保持部材83によって押さえられている。
そして、本例においても、実施例1と同様のダンパー部材15がハウジング10の外周に配設されている。
このような構成の燃焼室圧力検出装置103においては、燃焼室の圧力は受圧ダイアフラム74に加わり圧力伝達ロッド75を介して圧力検出素子4に伝えられる。このとき、エンジンブロック210の振動はハウジング10に伝わるがダンパー部材15に吸収されて圧力検出素子4には十分弱められて伝えられる。
このように、本例の燃焼室圧力検出装置103は、エンジンブロック210の振動によるノイズの影響を受けることなく、燃焼室の圧力を計測することができる。
実施例1〜3から知られるように、ダンパー部材15の配設は、実施例1のようにハウジング10の外周のほぼ全面に近い広い範囲に設けることが好ましいが、必ずしもほぼ全面に設ける必要は無く、実施例2、3のように軸方向において部分的に設けても、十分な効果を発揮する場合がある。
また、実施例1〜3においては、ダンパー部材15として、樹脂材料を採用したが、布、ゴム、鉛など粘弾性を有する材料に代えることも可能である。
また、実施例1〜3においては、ダンパー部材15を材料の熱収縮によりハウジング10の外周面に密着させたが、ハウジング10の表面をダンパー部材を構成する材料で塗装する、あるいは粘弾性材料のシート材をハウジング10に巻きつけることによって設けても良い。このとき、図10に示す様にハウジング10の表面109の面粗さを粗くしておくことでハウジング10とダンパー部材15の接触面積が大きくなり、ダンパー部材15による振動減衰効果をさらに高めることができる。なお、ハウジング10の表面109の面粗さは、十点平均粗さで25μm〜100μmの範囲が好ましい。この範囲の場合には、ハウジング10に押し付けられたダンパー部材15がハウジング表面の凹凸にならって変形して両者の接触部分の面積が広くなる。
(実施例4)
実施例1〜3においては、ノイズとなる振動の伝達経路に対してダンパー部材15をハウジング10と並列に設けたが、本例は、ダンパー部材16をハウジング10と圧力検出素子4の間に直列に設けた例である。
まず、本例の燃焼室圧力検出装置104は、図11に示すごとく、実施例1と基本構成が同じ点火プラグ一体型圧力検出装置である。そして、材質ポリフェニレンサルファイドよりなる環板状のダンパー部材16を保持部材8と圧力検出素子4との間に介在させた。なお、ダンパー部材16と圧力検出素子4との間には、環板状の接地電極プレート168を介在させた。接地電極プレート168は、その外周部がハウジング10に接触している。
本例の場合には、エンジン振動はハウジング10→保持部材8→ダンパー部材16→接地電極プレート168を介して圧力検出素子4に伝わるが、ダンパー部材16の粘弾性が高いためそこを通過する時には大きく減衰する。そのため、本例においても、圧力検出素子4による圧力検出精度を高めることができる。
(実施例5)
本例は、図12に示すごとく、ハウジング10の内側にダンパー部材17を配設する例である。
同図に示すごとく、本例の燃焼室圧力検出装置105は、基本構成が実施例1と同様の点火プラグ一体型圧力検出装置であるが、これに内蔵する1次コイル31にダンパー部材17を配設してある。
具体的には、同図に示すごとく、円柱状の空隙950を設けた型95内に1次コイル31を配置し、空隙950内にエポキシ樹脂170を注入し1次コイル31をエポキシ樹脂よりなるダンパー部材17によって覆うポッティング処理を行う。
得られたダンパー部材17(1次コイル31を含む)は、実施例1と同様に、碍子50に外挿されると共に、ハウジング10に内挿され、保持部材8をハウジング10に螺合させることにより固定される。
ここで、上記ポッティング処理により作製したダンパー部材17の外径はハウジング10の内径と同じまたはやや大きくしてあり、ダンパー部材17の内径は碍子50の外径より大きくしてある。これにより、ダンパー部材17は、ハウジング10に強く密着し、碍子50との間は碍子50の動きを妨げない程度のすきまを有している。
したがって、ハウジング10を伝わる振動はダンパー部材17を有する1次コイル31のエポキシ樹脂の粘弾性によって減衰される。
(実施例6)
本例も、図13に示すごとく、点火プラグ一体型圧力検出装置におけるハウジング10の内側にダンパー部材18を配設する例である。
本例では、同図に示すごとく、1次コイル31とハウジング10との間にシート状のポリオレフィン樹脂よりなるダンパー部材18を介在させる。このダンパー部材18の厚さは、1次コイル31とハウジング10とのすきまとほぼ同じかやや厚くしてある。そして、ダンパー部材18を1次コイル31で内側から押さえつけるようにして、ハウジング10に挿入すうる。
これにより、ハウジング10を伝わる振動はダンパー部材18によって減衰される。
なお、ハウジング10の内側にダンパー部材を設ける方法としては、実施例5、6の方法に代えて、ハウジング10の内側に粘弾性材料を吹き付け塗装する方法もある。
また、ハウジング10の内側と外側の両方にダンパー部材を設けることもでき、その方法としては、粘弾性材料の液体中にハウジング10を浸して塗装する方法が考えられる。
(実施例7)
本例は、図14に示すごとく、燃焼室圧力検出装置107のハウジング10とエンジンブロック210に設けられたプラグホール211との間の隙間を密閉する機能を兼ね備えたダンパー部材19を有する例である。
同図に示すごとく、本例のダンパー部材19は、シリコンゴムよりなる円筒形状を有するものであり、その内周面はハウジング10の外周面に強く密着させてある。また、その外周面は、プラグホール211の内周面に密着可能に構成されている。また、ダンパー部材19の上端には、外方に広がったフランジ部191が設けられており、エンジンブロック210の表面に密着するようになっている。また、ダンパー部材19の端部内方には、点火信号や圧力信号の端子のコネクタ199が配設され、その端部を密閉してある。
この場合には、ダンパー部材19が粘弾性を有するゴムからなるため、圧力計測時のノイズとなるハウジング10の振動を減衰させることができる。また、ダンパー部材19はコイル上部を支持することによって細長形状をしたコイルの曲げ振動による折損を防ぐこともできる。さらに、ダンパー部材19は、上記コネクタ199と共にプラグホール211にふたをして水等の異物の浸入を防ぐこともできる。
(実施例8)
本例も、図15に示すごとく、燃焼室圧力検出装置108のハウジング10とエンジンブロック210に設けられたプラグホール211との間の隙間を密閉する機能を兼ね備えたダンパー部材14を有する例である。
本例では、径が徐々に変化している断面楔状の筒型のダンパー部材14を、燃焼室圧力検出装置をエンジンブロック210に固定した後、プラグホール211とハウジング10との間に打ち込んで配設する。
この場合にも、実施例9と同様の作用効果が得られる。
(実施例9)
本例は、図16に示すごとく、ダンパー部材13として、粘性の高い液体を用いた例である。
すなわち、同図に示すごとく、本例の燃焼室圧力検出装置109は、そのハウジング10の外周面に、上下にふたを有する略円筒形状のダンパハウジング130を溶接固定してあり、その中にダンパー部材13としてのオイルが封入されている。オイルは、シリコンオイルである。
この場合には、ハウジング10の振動は、オイルよりなるダンパー部材13により吸収され、減衰させられる。
(実施例10)
ダンパー部材が固体の場合においては、その厚さが厚いほどノイズ伝達抑制の効果が大きい。しかし、ダンパー部材の厚さを厚くしすぎると燃焼室圧力検出装置全体が太くなりエンジンへの搭載性を損なうことになる。
そこで、本例では、実験により、ダンパー部材の厚さとノイズ伝達抑制効果との関係を調べた。
具体的には、ダンパー部材の厚さを変えてハウジング振動の損失係数を比較した。
図17にその結果を示す。同図は、横軸にダンパー部材の厚さ(ダンパ厚さ)をハウジングの厚さで割った比を取り、縦軸に損失係数を取ったものである。ダンパー部材としては、実施例1と同じポリオレフィンを使用した。ここで損失係数とは振動の減衰の度合いを示すもので、大きいほど減衰が大きい。すなわち、ノイズ伝達抑制効果が大きい。
同図から知られるごとく、ダンパ厚さ/ハウジング厚さが0.3より小さいときには損失係数はダンパなしとほぼ同じ、0.3以上で損失係数が増加し、1.2以上で損失係数が増加しなくなった。すなわち、ノイズ抑制効果を得るためにはダンパの肉厚はハウジングの肉厚の0.3倍以上必要であり、1.2倍以上になるとそれ以上の効果が得られない。
したがって、ダンパー部材の厚さは、ハウジングの厚さの0.3〜1.2倍の範囲が最も効率良くノイズ伝達抑制効果が得られることがわかった。
実施例1における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例1における、ハウジングの構造を示す断面図。 実施例1における、碍子の構造を示す断面図。 実施例1における、点火プラグの中心電極及びステムを示す側面図。 実施例1における、スプールの構造を示す断面図。 実施例1における、保持部材と、コネクタとの組み合わせ構造を示す断面図。 実施例1における、圧力検出素子の出力信号の変化を示す説明図。 実施例2における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例3における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例3における、ハウジング表面を面粗しした例を示す説明図。 実施例4における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造の一部を示す断面図。 実施例5における、燃焼室圧力検出装置の部品構成を示す展開説明図。 実施例6における、燃焼室圧力検出装置の部品構成を示す展開説明図。 実施例7における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例8における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例9における、燃焼室圧力検出装置の組み付け構造を示す断面図。 実施例10における、ダンパー部材の厚さと損失係数との関係を示す説明図。
符号の説明
1、102〜109 燃焼室圧力検出装置
10 ケース
13〜19 ウェイト部材
2 点火プラグ
21 ステム
22 中心電極
23 接地電極
200 燃焼室
210 エンジンブロック
211 プラグホール
3 点火コイル
31 1次コイル
32 2次コイル
33 中心コア
34 スプール
4 圧力検出素子
5 圧力伝達体
50 碍子
6 コネクタ
8 保持部材

Claims (8)

  1. 内燃機関の燃焼室の圧力を計測するための燃焼室圧力検出装置であって、
    上記燃焼室を覆うエンジンブロックに固定されるよう構成された筒状のハウジングと、
    該ハウジング内に内蔵されていると共に、該ハウジングから突出して上記燃焼室内に露出するよう構成された圧力伝達体と、
    上記圧力伝達体に当接した圧力検出素子とを有してなり、
    上記ハウジングには、該ハウジングに伝達される上記エンジンブロックからの振動を減衰させるダンパー部材が配設されていることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  2. 請求項1において、上記ダンパー部材は、上記ハウジングの外周面又は内周面に配設されていることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  3. 請求項1又は2において、上記ダンパー部材は、上記ハウジングよりも粘性係数が大きく、弾性係数が小さい粘弾性材料よりなることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  4. 請求項3において、上記ダンパー部材の粘性係数は1×102PaS以上であり、かつ、弾性係数は3×1010N/m2以下であることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  5. 請求項4において、上記ダンパー部材は、ポリオレフィン、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、フェノール、エポキシ、アルキッド、ポリエステルのいずれかよりなる樹脂材料、または、シリコンゴムあるいはフッ素ゴムのいずれかよりなるゴム材料により構成されていることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  6. 請求項1又は2において、上記ダンパー部材は、ダンパーハウジング部材の内部に粘性の高い液体を封入してなることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記燃焼室圧力検出装置は、1次コイル及び2次コイルを含む点火コイルと、中心電極及び接地電極を含む点火プラグとを一体化してなる点火プラグ一体型圧力検出装置であり、
    上記2次コイル及び上記中心電極を収容すると共に、上記1次コイルを外挿する円筒形状の碍子を上記圧力伝達体として備え、該碍子に上記圧力検出素子を当接させており、
    該碍子を内挿するよう構成された上記ハウジングには、上記接地電極を設けてなることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記燃焼室圧力検出装置は、ヒータと該ヒータに通電する通電中軸とを連ねてなる中軸部を上記圧力伝達体として上記ハウジング内に内蔵してなるグロープラブ一体型圧力検出装置であることを特徴とする燃焼室圧力検出装置。
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