JP2006132316A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に信頼性の高い建設機械を提供する。
【解決手段】本発明は、車両2と、マスト要素10と、車両上でマスト要素が横断方向に旋回可能に支持されるヒンジ40を有する旋回装置とを含む建設機械に関する。この建設機械では、ヒンジ40は、マスト要素10上のマスト要素の基部6から間隔を空けた箇所に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両と、マスト要素と、マスト要素が車両の長手方向の面を横切るように車両上に旋回可能に支持されるヒンジを備えた旋回装置とを含む建設機械に関する。
前掲の特許請求の範囲の前段による建設機械は、独国特許第4436264C1号等に記載されている。この文献の建設機械は、マストが垂直の動作位置にくるとロックされる上下2つのマスト要素からなる2部分マストを備える。マストの横断方向の旋回のために、下マスト要素の対地端に管状のブームが設けられる。ブームの外面は、建設機械の車両上に設けられるスリーブ状の収容部の内面とともに、すべり嵌めを形成する。これによりマストは、収容部の中心軸に沿って摺動するように、かつ横断方向の旋回動作ではこの中心軸を中心に回転するように、車両上に支持される。
独国特許第4436264C1号明細書
本発明の目的は、非常に信頼性の高い建設機械を提供することである。
この目的は、本発明の請求項1の特徴をもつ建設機械によって達成される。前掲の特許請求の範囲の各従属項には、本発明の好適な実施形態を記載する。
本発明に従う建設機械は、マスト要素上でマスト要素の基部から間隔を空けた箇所に、ヒンジが配置されることを特徴とする。
本発明の基本的な考え方は、マスト要素の横断方向の旋回のために、ヒンジをマスト基部上に直接設けるのではなく、マスト基部に対してマスト上方にずらして設けることである。従って本発明では、マストはヒンジの下から突き出る。このためマスト上に設けられるパワーロータリーヘッド等の土壌作業具の案内装置を、ヒンジ下方で作業対象の土壌のすぐ近傍に配置することができ、これにより特に旋回自在な、従って信頼性のある建設機械の土壌作業具の動作が可能となる。本発明に従ってマスト基部より上方にヒンジを配置することにより、ヒンジはまた、建設機械の動作中に土壌面のすぐ近傍で頻発する機械的影響および汚染から保護されるため、建設機械の信頼性がさらに向上する。さらに、本発明による建設機械では、特にパワーロータリーヘッド等の案内装置がヒンジ下方に配置される場合は、マストの横断方向の旋回に必要なトルクが非常に低い。
原理上、本発明による建設機械は、一部分からなるマストまたは複数部分からなるマストを備えた設計が可能であり、一部分マストの場合、マスト要素は1つだけ設けられる。さらに、本発明によれば、好適には車両の長手方向の面において旋回してケーブルガイドプーリを旋回させる、少なくとも1つのブームをマスト頂部に設けてもよい。本発明では、車両の長手方向の面とは、より特定的には車両基部の車両後部から前部へ垂直に延びる面を意味する。
本発明によれば、このマスト要素が長手方向の面を横断する方向に能動的に旋回するように、駆動装置が配置されるのが有利である。マスト要素の能動的な横断方向の旋回のため、少なくとも1つのピボットリニアドライブ、特に油圧ピボットシリンダが設けられ、特定的には、これは一方の側でマスト要素の基部の一部にヒンジ留めされ、他方の側では車両にヒンジ留めされる。特にコンパクトな建設機械を実現できる本実施形態では、従ってピボットリニアドライブの一方側は、マスト要素のヒンジ下方に配置される。ピボットシリンダは、有利には左右両方向に動作するシリンダとして設計されるが、例えばスピンドルドライブまたはラックアンドピニオン式ドライブ等として設計してもよい。
原理上、ピボットリニアドライブは、マスト要素に対して任意に選択した整列位置に設けることができる。例えば、特に低い駆動力では、ピボットリニアドライブをマスト要素に直交するように配置してもよい。それ以外の角度の配置も可能であるが、ピボットリニアドライブはマスト要素に対して少なくともほぼ平行に延びるのが特に好適である。これにより、建設機械の外寸をさらに縮小することができる。ピボットリニアドライブとマスト要素とを平行に配置することにより、リニアドライブの駆動方向がマスト要素に平行に延びることが理解できる。ピボットリニアドライブが油圧ピボットシリンダとして設計される場合は、この平行配置は、ピボットシリンダの長手方向の軸がマスト要素に平行に延びると理解できる。マスト要素に対するピボットリニアドライブの配置は、マスト要素の横断方向の旋回に応じて変化しうる。好適には、マスト要素が横断方向に旋回しない、すなわち長手方向の面に沿って延びる場合は、ピボットリニアドライブとマスト要素とは少なくともほぼ平行に配置される。
基本的には、ピボットリニアドライブは、マスト要素のマスト基部に任意に選択した態様で配置できる。しかし、マスト要素の基部上に、マスト要素を横切るように延びるヨークを設け、これにピボットリニアドライブをヒンジ留めするのが特に好適である。この場合、マスト要素は、その基部部分に、ピボットリニアドライブが設けられる幅広部分をもつように設計される。マスト要素の旋回に十分に高いトルクを得ると同時に、非常に簡単な構成をもつようにするため、ヨークの一方の長手側をマスト要素の下側と整列させるのが有利である。好適には、ヨークは外側へ向かってテーパ付け部分を有する金属薄板として設計される。有利には、ヨークはマスト要素の車両に面する長手側に配置される。
基本的には、マスト要素の能動的な横断方向の旋回のためには、特に左右両方向に動作可能な1つのピボットリニアドライブだけを設けてもよい。しかしながら、マスト要素の両側に、少なくともそれぞれ1つのピボットリニアドライブを設けるのが特に好適である。従って本実施形態では、相互作用する少なくとも2つのピボットリニアドライブが設けられる。また、他のピボットリニアドライブを設けることもできる。車両の正面図、すなわち車両の長手方向の図に見られるように、マスト要素の隣に、少なくとも1つのピボットリニアドライブが適切に配置される。有利には、この少なくとも1つのピボットリニアドライブは、マスト要素の車両に面する長手側と車両との間に設けられる。
本発明によれば、ヒンジが2つの同軸面、特にシリンダ面を有するため、特に簡単な設計の建設機械が提供される。2つの面のうち内側の面は車両上に配置され、外側の面はマスト要素上に配置されるのが特に好適である。または、2つの面のうち外側の面を車両上に配置し、内側の面をマスト要素上に配置してもよい。ヒンジは、例えばボルトを備えたスリーブを含みうる。好適には、スリーブは車両上に設けられ、ボルトはマスト上に設置される。また、スリーブをマスト要素上に設け、ボルトを車両上に設けてもよい。スリーブはまた非連続的な設計のものでもよい。
建設機械の信頼性をさらに向上させるため、ヒンジは、マスト要素の横断方向の旋回動作を阻止できるブロック装置を備えてもよい。この目的のため、ブロック装置は例えばギアリングを備え、この中に少なくとも1つのギア要素が挿入されて阻止動作を行う。このようなフォームロッキング式のブロック装置に代えて、またはこれに加えて、フォースロッキング式のブロック装置を設けてもよい。
本発明による建設機械では、ヒンジが、好適にはヒンジ全体が、マスト要素上でマスト要素の車両に面する長手側から後方にずらされた状態で配置されるため、装置のコンパクト性がさらに向上する。従って本実施形態では、ヒンジはマスト要素から離れて配置されるのではなく、マスト要素の長手側で少なくとも部分的にマスト要素に係合する。すなわち、ヒンジの2つの面は、マスト要素上で、マスト要素の車両に面する長手側から後方にずらして配置できる。マスト要素の車両に面する長手側はまた、適切にはパワーロータリーヘッドまたは切削工具の少なくともいずれかと反対側のマスト要素の長手側となる。
非常に信頼性の高いマスト要素の横断方向の旋回を達成するため、2つのネック型のリニアドライブ、特に2つの油圧ネックシリンダが設けられ、各シリンダの一方の側は車両に、他方の側はヒンジ上方でマスト要素にヒンジ留めされる。有利には、ネック型リニアドライブはピボットリニアドライブに加えて設けられ、この場合、横断方向の旋回動作のためのトルクを、マスト要素のピボット接合部の上下両方に加えることができる。少なくとも1つのピボットリニアドライブは、長手方向の面に少なくともほぼ平行に延びる回転軸を中心に、マスト要素または車両の少なくともいずれかに旋回可能にヒンジ留めされるのが有利だが、ネック型のリニアドライブは、好適には、長手方向の面に少なくともほぼ垂直に延びる回転軸を中心に、マスト要素または車両に旋回可能にヒンジ留めされる。ネック型のリニアドライブは、マスト要素に平行に延びないのが適当であり、このため、このネック型リニアドライブによって、長手方向の面におけるマスト要素の能動的な旋回も可能となる。2つのネック型リニアドライブは、マスト要素の両側に配置されるのが適当である。好ましくは、ピボットリニアドライブとネック型リニアドライブとの移動を調整する制御装置が設けられる。
本発明によれば、2つのネック型リニアドライブが互いに少なくともほぼ平行に配置された、非常にコンパクトな構成の装置が提供される。
本発明によれば、非常に用途の広い構成の装置は、ヒンジと車両との間に、マスト要素の長手方向の旋回のために別のヒンジを設けることを特徴とする。長手方向の旋回とは、車両の長手方向の面における旋回動作を意味する。2つのヒンジの回転軸が互いに少なくともほぼ垂直に延びるという利点があり、装置の構成を特にコンパクトにするために、これら回転軸は交差してもよい。
非常に簡単かつコンパクトな設計の建設機械は、別ヒンジのヒンジ軸が車両上に配置され、ピボットリニアドライブがこのヒンジ軸にヒンジ留めされることを特徴とする。有利には、ヒンジ軸は、マスト要素の少なくとも一方側においてヒンジから横方向に突出し、この場合、ピボットリニアドライブはこの突出部分上に設置できる。
マスト要素の横断方向の旋回のため、好適には矩形の構成が設けられ、矩形の対向する長さ調節可能な2辺は、2つのピボットリニアドライブで構成し、固定長の残り2辺は特にヒンジ軸とヨークとで構成する。2つのピボットリニアドライブの長さを変更することにより、車両上に位置するヒンジ軸に対するヨークの角位置、またこれによりヨーク上に配置されたマスト要素の車両に対する角位置が変化する。
本発明によれば、非常にコンパクトで用途の広い建設機械には、変位装置が設けられ、これにより2つのヒンジのうち少なくとも1つのヒンジが、車両上で長手方向に変位可能に支持される。特に、変位装置は、車両上に設けられ長手方向に変位可能に案内されるスライドを備えてもよく、この上に、少なくとも横断方向の旋回または長手方向の旋回用のヒンジが配置されるが、好適には両方のヒンジが配置される。好ましくは、変位装置は、この少なくとも一方のヒンジを能動的に変位させるための動作ドライブを含む。
以下、図面に示す好適な実施形態の概略図を参照して本発明を詳細に説明する。
図1〜図3に、本発明に従う建設機械を示す。建設機械は、クローラーランニングギアとして設計される車両下部71と、車両下部71上に回転可能に支持される車両上部72とから構成される車両2を含む。マスト要素10は、車両2の長手方向の面において旋回可能となるように、車両2の車両上部72にヒンジ留めされる。図1および図2では、マスト要素10はほぼ垂直方向に延びる動作位置にあるが、図3では、マスト要素10は車両2を超えて後方へ延びるように車両上部72の長手方向の面において旋回した輸送位置にある。
マスト要素10を長手方向に旋回させる、すなわち車両上部72の長手方向の面において旋回させるため、マスト要素10の対地側にヒンジ30が設けられる。ヒンジ30は、車両上部72の長手方向の面を横切るように水平に延びるヒンジ軸32と、マスト要素10から長手方向に突出し、ここを通ってヒンジ軸が延びる2枚のヒンジ支持板33とを備える。ヒンジ支持板33は、マスト要素10の基部6の上方に配置される。
ヒンジ30のヒンジ軸32は、車両上部72上で長手方向に変位可能に案内されるスライド50上に配置される。このため、車両上部72には、車両上部72と平行かつ長手方向に延びる2つのガイドレール51,51’が設けられ、これは横方向かつ下方、すなわち対地側から、L字型の断面をもつスライド50の前ガイドスキッド52,52’によってそれぞれ包囲される。スライド50は、2つの前ガイドスキッド52,52’の上方に、これら2つのガイドスキッド52,52’を接続する横断方向に延びるヨーク53を有する。このヨーク53は、ガイドレール51,51’の上側に位置する。2つの前ガイドスキッド52,52’に加えて、かつこれらから間隔を空けて、スライド50は、同様のL字型断面をもちガイドレール51,51’を包囲する2つの後ガイドスキッド55を有する。ここで「前」および「後」とは、ヒンジ30に対する用語であり、すなわち前ガイドスキッド52,52’は、後ガイドスキッド55よりもヒンジ30の近くに配置される。後ガイドスキッド55も、前ガイドスキッドと同じく横断方向に延びるヨークによって互いに接続される。ガイドスキッド52,52’,55と、これらスキッド間を接続するヨークとによって、スライド50は、回転が固定された状態で車両2上を案内されると同時に、ガイドレール51,51’の長手方向に沿ってガイドレールと平行に単独で変位できる。
スライド50の前方には、2枚の垂直に延びる保持板57が設けられ、この保持板を通ってヒンジ軸32が特に回転するように延びる。スライド50を能動的に変位するため、車両上部72上に配置されるスライドの後ろに、油圧動作シリンダ59が配置される。図3では、動作シリンダ59のピストンロッドがスライド50からはずされた状態を示す。
スライド50によって、ヒンジ30、およびマスト要素10の下部を、車両2の車両上部72に対して水平方向に変位させることができる。特定的には、図3に示すように、建設機械の輸送のため、スライド50はヒンジ30とともに車両上部72上を前方へ変位できる。この結果、マスト要素10の最大旋回角度、すなわち鉛直方向に対するマスト要素10の最大角度を広げることができる。この最大旋回角度は、車両上部72の後部に位置し、マスト要素10の旋回動作経路を制限するケーブルウインチ74等の障害物によって特に規定できる。スライド50によるヒンジ30の前方変位により、ヒンジ30とこの障害物との距離が広がり、これにより最大旋回可能角度が大きくなる。
しかしながら、図1に見られるように、スライド50は建設装置の動作中は格納されており、マスト要素10の重心は、傾斜に対する抵抗を増大させるように、車両2の重心近くへ配置される。
図1に示すように、本発明に従う建設機械は、本例ではオーガとして設計される土壌作業具66の動作に用いることができる。この土壌作業具66は、入れ子式のドリルロッド60の地面に対する側に設置され、これはパワーロータリーヘッド65によってマスト要素10上を長手方向に案内され、かつマスト要素上で回転可能に駆動できる。動作時には、ドリルロッド60は、その上面でケーブル67に懸架され、ケーブル67は、マスト要素10の頂部に配置される2つのガイドプーリ68,68’と、マスト要素10上で長手方向に配置されるガイドプーリ69とを介して、車両上部72の後部に位置するケーブルウインチ74へ案内される。マスト頂部に位置する2つのガイドプーリのうち、後ガイドプーリ68’はマスト要素10の頂部に静止状態で支持され、一方、前ガイドプーリ68は、ブーム76によってマスト要素10上に旋回可能に支持される。ブーム76を前ガイドプーリ68とともに能動的に旋回させるため、リニアドライブ77が設けられる。
図1に示す動作条件では、前ガイドプーリ68は、ドリルロッド60と整列した位置にくるように前方へ旋回する。これに対して、図3に示す輸送位置では、リニアドライブ77の引きこみによって後方へ旋回し、これにより建設機械の垂直方向のクリアランスが減じられる。
さらに、図3に示すように、輸送位置において建設機械の垂直方向のクリアランスをさらに減じるために、ドリルロッド60は長手方向に案内するパワーロータリーヘッド65から取り外され、ケーブル67から離され、マスト要素10の上部に設けられたサポート61上に配置できる。
図2に示すように、車両上部72の中心部には、車両上部72の長手方向に延びる凹部20が設けられ、輸送位置ではこの中へマスト要素10が配置される。凹部20の両面には、油圧を発生させるための油圧パワーパック21,21’がそれぞれ設けられる。さらに、右側のパワーパック21の前には、パワーパック21’に横方向に隣接して、車両上部72上にオペレータ室24が設けられる。
マスト要素10の能動的な長手方向の旋回のため、特にその動作位置と輸送位置との間の旋回のため、2つの平行に延びるネックシリンダ11,11’が設けられ、これはそれぞれ一方の側でマスト要素10にヒンジ留めされ、他方の側でスライド50にヒンジ留めされる。または、ネックシリンダ11,11’は、車両上部72の静止部分にヒンジ留めしてもよい。ただし、ネックシリンダ11,11’はスライド50にヒンジ留めされるので、マスト要素10の長手方向の旋回は、車両上部72上のスライド50の位置に依存する。
図2からさらにわかるように、マスト要素10は、ヒンジ30によって長手方向に旋回可能に支持されることに加えて、車両上部72上で横断方向に旋回可能に設けられる。ここで横断方向の旋回とは、車両上部72の長手方向の面を横切る方向の旋回動作を意味する。マスト要素10を車両上部72上で横断方向に旋回可能に支持するため、ヒンジ30のヒンジ支持板33上に別のヒンジ40が設けられ、この長手方向の回転軸は、ヒンジ30の回転軸に垂直に配置される。このヒンジ40は、ヒンジ支持板33上に形成されるボルトで構成され、これがマスト要素10上に位置するスリーブ中に係合する。または、スリーブをヒンジ支持板33上に形成し、ボルトをマスト要素10上に形成してもよい。ヒンジ30と同様に、ヒンジ30のすぐ隣に位置するヒンジ40も、マスト要素10の基部6から間隔をあけた位置にある。非常にコンパクトな構造のため、ヒンジ40は、マスト要素10の車両に面する長手側46から、マスト要素10の内側へ向かって後方にずらされた状態で配置されうる。
図2にさらに示すように、マスト要素10がヒンジ40を中心に能動的に横断旋回するため、マスト要素10の両側に、油圧ピボットシリンダ43,43’として設計されるピボットリニアドライブがそれぞれ設けられる。図2に示すピボットシリンダ43は、異なる旋回状態である。2つのピボットシリンダ43,43’は、より特定的には、それぞれその一方の側がヒンジ30のヒンジ軸32にヒンジ留めされ、他方の側は、マスト要素10の基部に位置しマスト要素10に対して横断する方向に延びるヨーク44に接続される。これらシリンダの回転軸は、ヒンジ40の回転軸に少なくともほぼ平行に走る。2つのピボットシリンダ43,43’を対向方向に動作させることにより、ヨーク44およびヨーク44に接続されたマスト要素10が、ヒンジ支持板33および車両上部72を横断する方向に旋回する。
2つのピボットシリンダ43,43と同様、2つのネックシリンダ11,11’もまた互いに平行に配置され、この結果、ネックシリンダ11,11’の2つのヒンジ点がマスト要素10上に存在する。マスト要素10の能動的な横断旋回を促進するため、2つのネックシリンダ11,11’は、2つのピボットシリンダ43,43’の対向方向の動作と同期するように、同様に対向方向に変位する。
本発明に従う建設機械の側面図であり、マスト要素が略垂直の動作位置にある様子を示す図である。 図1の建設機械において、切削工具、ドリルロッド、またはパワーロータリーヘッドを省略し、マスト要素が動作位置にある様子を示す正面図であり、傾斜状態で切削を行うため、マスト要素は長手方向の面を横切るように旋回し、機械上部を点線で示す図である。 図1の建設機械の輸送状態における側面図であり、マスト要素は輸送位置に旋回された状態を示す図である。
符号の説明
2 車両、6 マスト要素基部、10 マスト要素、11,11’ ネックシリンダ、30、40 ヒンジ、43,43’ ピボットシリンダ、50 スライド、51,51’ ガイドレール、52,52’ 前ガイドスキッド、44,53 ヨーク、59 油圧動作シリンダ、71 車両下部 72 車両上部、77 リニアドライブ。

Claims (11)

  1. 建設機械であって、
    車両と、
    マスト要素と、
    前記マスト要素が、前記車両の長手方向の面を横断する方向に前記車両上に旋回可能に支持されるヒンジを有する旋回装置とを含み、
    前記ヒンジは、前記マスト要素上で前記マスト要素の基部から間隔を空けた箇所に配置される建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記マスト要素を能動的に横断方向に旋回させるために、少なくとも1つのピボットリニアドライブ、特定的には油圧ピボットシリンダが設けられ、この一方側は前記マスト要素の基部の一部にヒンジ留めされ、他方側は前記車両にヒンジ留めされる建設機械。
  3. 請求項2に記載の建設機械において、
    前記ピボットリニアドライブは、前記マスト要素に少なくともほぼ平行に延びる建設機械。
  4. 請求項2に記載の建設機械において、
    前記マスト要素の基部上には前記マスト要素を横切るヨークが設けられ、ここに前記ピボットリニアドライブがヒンジ留めされる建設機械。
  5. 請求項2に記載の建設機械において、
    前記マスト要素の両側には、それぞれ少なくとも1つのピボットリニアドライブが設けられる建設機械。
  6. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記ヒンジは、好適には前記ヒンジ全体は、前記マスト要素上で、前記マスト要素の前記車両に面する長手側から後方にずらされた状態で配置される建設機械。
  7. 請求項1に記載の建設機械において、
    2つのネック型リニアドライブ、特定的には2つの油圧ネックシリンダが設けられ、この一方側は前記車両にヒンジ留めされ、他方側は前記ヒンジ上方で前記マスト要素にヒンジ留めされる建設機械。
  8. 請求項7に記載の建設機械において、
    前記2つのネック型リニアドライブは、互いに少なくともほぼ平行に配置される建設機械。
  9. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記ヒンジと前記車両との間に、前記マスト要素の長手方向の旋回用の他のヒンジが設けられる建設機械。
  10. 請求項9に記載の建設機械において、
    前記他のヒンジは、前記車両上に配置されるヒンジ軸を有し、前記ピボットリニアドライブは前記ヒンジ軸にヒンジ留めされる建設機械。
  11. 請求項1に記載の建設機械において、
    変位装置が設けられ、これにより前記2つのヒンジのうち少なくとも1つのヒンジが、前記車両上で長手方向に変位可能に支持される建設機械。

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