JP2006132113A - 管路入れ替え方法及び新管路更新装置 - Google Patents

管路入れ替え方法及び新管路更新装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006132113A
JP2006132113A JP2004319837A JP2004319837A JP2006132113A JP 2006132113 A JP2006132113 A JP 2006132113A JP 2004319837 A JP2004319837 A JP 2004319837A JP 2004319837 A JP2004319837 A JP 2004319837A JP 2006132113 A JP2006132113 A JP 2006132113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
new
unit
existing
leading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004319837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4482423B2 (ja
Inventor
Shinkichi Ooka
伸吉 大岡
Mitsuyoshi Cho
満良 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Grout Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toa Grout Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Grout Kogyo Co Ltd filed Critical Toa Grout Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004319837A priority Critical patent/JP4482423B2/ja
Publication of JP2006132113A publication Critical patent/JP2006132113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4482423B2 publication Critical patent/JP4482423B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 非開作で既設管を同口径または大口径の新管路に入れ替え敷設することが可能であると共に、既設管に段差、不陸、蛇行などがあっても、それに左右されることなく新管路を直進的に敷設できるようにすること。
【解決手段】
入替えを要する既設管の一方の口部から既設管内に先頭体10を導入し、先頭体を拡径させてその周囲の既設管20部分を破砕し、先頭体を縮径させると共に既設管破砕範囲に亙って前進させ、先頭体後部に結合したガイド管50内に新管路単位体60aを挿入し、その後、ガイド管と新管路単位体との嵌合状態を維持しつつ、先頭体とガイド管との合体ユニットを更に既設管の未非破砕部内に導入する工程、及び先頭体を拡径することによってその周囲の既設管部分を破砕し、前記新管路単位体の後方に1つの新たな新管路単位体を接続する工程を繰り返す。
【選択図】 図9

Description

本発明は、陶管或いはヒューム管より成る既設下水管を新規の陶管或いはヒューム管に入れ替え、下水管路を更新する方法及びこの方法を実施するための装置に係る。
現在、陶管或いはヒューム管より成る下水管路の再生補修技術は数多くあり、その殆どは老朽化した既設管の内面に樹脂など化学物質を材料とする更生管を設けて管更生を行うのが一般的である。
前記更生管の強度設計は、既設管が或る程度残存強度を有している場合には、更生管と既設管とが一体となって形成される複合管が下水管としての強度をもたらすように行われ、既設管が残存強度を有していない場合には、更生管自体が下水管としての強度を有する自立管であるように行われる。
上記のようにして複合管又は自立管を形成する場合、もたらされる下水管の増強は可能であるが、更生管を既設管の内面に設ける関係上、下水管の口径は更生前よりも小さくなる。更生管が自立管として設計される場合には、更生管のみにより下水管としての強度を持たせなければならないので更生管を厚くする必要があり、口径は更に小さくなる。
また、上記のような従来の管更生法においては、既設管に段差、不陸(水平でなく凹凸のある状態)、蛇行などがある場合、既設管内の更生管もこれに倣った形になり、管更生後においてもそれら段差、不陸、蛇行はそのまま残るので、下水管としての機能的な不備を完全に排除することはできない。
また、人工増加や人口密集などが予測以上に進んだ場合には、計画設計を変更し、より大径の下水管に入れ替えなければならないが、電気、ガス、水道などのライフラインの整備が殆ど出来上がっている都市部などでは、開削によって下水管を入れ替える余地はなく、非開削による入れ替え技術が求められている。
非開削による技術としては、従来、推進工法が提案されていが、この工法は新たに新管路を敷設する場合に有効であるものの、既に下水管があるところに新管路を入れ替え敷設する場合には無力である。
また、下記特許文献1には、開削によらないで新管路を入れ替え敷設する技術が示されているが、既設管に段差、不陸、蛇行などがある場合には、入れ替え作業時にそれらに左右され、新管路を不陸、蛇行がないように敷設することについては十分な考慮が払われていない。
特開2001−271966号公報
従って、本発明の目的は、非開作で既設管を同口径または大口径の新管路に入れ替え敷設することが可能であると共に、既設管に段差、不陸、蛇行などがあっても、それに左右されることなく新管路を直進的に敷設できるようにすることである。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、軸線に関して拡径と縮径を行う先頭体と、この先頭体の後部に同軸的に結合され、新管路単位体の少なくとも一部が嵌入可能のガイド管と、前記先頭体の牽引装置とを有する新管路更新装置を使用し、
(a)前記新管路更新装置を、入替えを要する既設管の一方の口部から既設管内に導入し、
(b)前記先頭体を拡径させてその周囲の既設管部分を破砕し、
(c)前記先頭体の縮径を伴った状態で前記先頭体を前記牽引装置によって既設管の前記破砕範囲に亙って前進させ、
(d)前記ガイド管内に第1の新管路単位体を挿入し、
(e)前記ガイド管と第1新管路単位体との嵌合状態を維持しつつ、縮径した前記先頭体とガイド管との合体ユニットを前記牽引装置によって前記破砕範囲に続く既設管の未破砕部内に導入し、
(f)前記先頭体を拡径することによりその周囲の既設管部分を破砕し、
(g)前記第1新管路単位体の後方に1つの新たな新管路単位体を接続し、
(h)前記ガイド管と第1新管路単位体との嵌合状態を維持し且つ第1新管路単位体と後続の新管路単位体との接続を維持しつつ、前記先頭体の縮径を伴った状態で、前記合体ユニットを前記(e)工程における破砕範囲に亙って前記牽引装置によって前進させ、
(i)前記(e)〜(h)の工程を繰り返すことにより新管路単位体を次々に後続接続し、既設管を新管路と入れ替えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、上記(e)、(h)および(i)工程において、前記先頭体が牽引装置により前進せしめられる際、前記ガイド管が常に少なくとも第1新管路単位体と嵌合し、ガイド管周囲においては破砕された状態の既設管によって拘束されている状態にあるので、結果として先頭体は第1新管路単位体及び後続する新管路単位体および破砕状態の既設管に進行方向を規制されることになり、従って先頭体の直進性がもたらされ、たとえ既設管の途中に上記のような段差、不陸、蛇行などがあっても、それを矯正した状態で既設管内に真直ぐに新管路を敷設することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ガイド管の軸線方向長さが前記先頭体の軸線方向長さの半分以上であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、先頭体進行時のガイド管による先頭体の方向的拘束が十分にもたらされ、ガイド管による先頭体の直進作用がより高められる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記先頭体の先端部に接続されている前記牽引装置の牽引体の上下左右位置が調整可能になされていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、事前に既設管内をテレビカメラなどにより調査し、段差のある箇所を予め把握しておくことにより、当該箇所で先頭体を牽引するときに、その段差の程度に応じて前記牽引体の高さ位置を調整すれば、既設管の軸心が先頭体の軸心から外れていても、先頭体を直進的に前進させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記牽引体がチェーン材にて構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、チェーンの引張り方向がローラにより変換できるので、チェーンの牽引装置をマンホールの外部に置いて先頭体の牽引を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記牽引体が接続可能な短い棒状材の接続によって形成された長尺棒状材であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、先頭体と、マンホール内に設置したジャッキ掴み引張り式、或いは螺旋回転式の牽引装置との間の距離に見合った長さの棒状材により先頭体の牽引を行うことができる。また、棒状材によれば、チェーンに比較して優れた直進的牽引作用を先頭体にもたらす。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1つに記載の発明において、前記先頭体の先端部と前記牽引装置の牽引体との結合位置が、前記先頭体の軸線位置と、該軸線位置から半径方向に離間した位置との間で位置調節可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、既設管に生じた段差に対応した高さ位置に前記牽引体を移動させて先頭体を牽引することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1つに記載の発明において、前記(c)〜(d)および(g)〜(h)の工程における先頭体の縮径と前進が同時に行われることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、破砕された既設管の破片が大幅に崩れ落ちる前に先頭体を前進させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1つに記載の発明において、導入側と到達側の2つの隣り合うマンホール間で既設管を新管路と入れ替える場合に、先頭体の牽引を到達側マンホールの一つ先のマンホールで行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、先頭体を到達側のマンホール内に引き出す際の牽引力を先頭体にもたらすことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1つに記載の発明において、前記新管路更新装置による新管路入れ替え作業に先立って、既設管内の不陸凹部に硬化性材料を充填し硬化させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、既設管内での不陸の状態がなくなるので、先頭体は不陸発生前の既設管本来の軸線に沿って前進することができ、新管路を既設管本来の軸線と同軸的に敷設することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1つに記載の発明において、ガイド管内に折り畳まれた筒体を収納し、この筒体の外方端を導入側マンホールの既設管との結合部に係留し、先頭体の前進に従って前記筒体を引き出し、引き出した筒体を先頭体の後方に形成される新管路に被装し、筒体とそれに被装された新管路との間に硬化性流動性材料を注入することを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、新管路単位体で構成される新管路の押動推進が流動性材料の作用により低摩擦の状態で少ない押動力にて円滑に行うことができる。また、流動性材料は、その圧力が新管路の外周面に作用し、新管路に浮力を与えるように作用するので、新管路に偏在が生じているような場合には、その偏在を解消し、新管路を真直ぐな状態に修正する作用を果たす。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10に記載の方法に直接使用する新管路更新装置の発明であって、この装置は、軸線に関して拡径と縮径を行う先頭体と、この先頭体の後部に同軸的に結合され、新管路単位体の少なくとも一部が嵌入可能のガイド管と、前記先頭体の牽引装置とを有することを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、新管路の直進的な入替を可能にする。
本発明によれば、非開削により既設管を新管路に入れ替えることができ、更に、既設管に段差、不陸、蛇行などがあっても、入れ替えられる新管路は直進的に敷設することが可能である。
図1は、本発明において用いられる先頭体の例を示すものであって、図示の鋼鉄製先頭体10は、複数の前方セグメント11と複数の後方セグメンント12を有しており、前方セグメント11は周方向に配列されると共に推進頭部13の後部にヒンジ結合され、後方セグメンント12は周方向に配列されると共に後端部材14の前部にヒンジ結合されている。前方と後方のセグメント11、12は、前後に隣接する各1つのセグメント同士がヒンジ結合されている。環状に配列されるセグメント11、12の内側には油圧作動装置(図示せず)が設けてあり、この油圧作動装置によって、セグメント11、12は、図1に示すように先頭体10を縮径させた位置と、図2に示すように先頭体10を拡径させた位置との間を運動可能である。縮径時の先頭体10は推進頭部13の先端を頂点とする略円錐体形状を有していることが好ましい。推進頭部13の先端には連結環15が設けてあり、この連結環15は後述のように牽引チェーン或いは牽引棒に連結される。
次に、図3〜図9により、上記先頭体10を用いて既設管を新管路に入れ替える本発明による方法の実施形態を説明する。
マンホール31とマンホール32の間の地中に、開削工法或いは推進工法により埋設され、数十年来に亘って使用された古い既設管20は、連接したヒューム管単位体或いは陶管単位体20a〜20hから成っており、単位体間には図3に示すように、段差や不陸が生じている。以下の実施形態の説明は、このような既設管20を新管路に入れ替える場合を想定したものである。新管路は既設管より大径であっても、小径であっても対応可能である。
先ず、発進側のマンホール31内に上記先頭体10が搬入され、この先頭体の連結環15が牽引装置40の牽引体であるチェーン41に連結される。チェーン41は、予め、到達側マンホール32の外部に定置された牽引装置40の巻上げドラム42から巻き放たれ、到達側マンホール32内の方向変換ロール43を経由し、既設管20内を通して発進側マンホール31内へ導かれている。
ついで、先頭体10はその推進頭部13側から既設管20内に差し込まれる。この場合明らかなように、先頭体10は、縮径時に少なくともセグメント11より前方の部分が既設管20の内径より小径になり、拡径時にはセグメント11、12の部分において既設管20の内径より大径になるような大きさのものが選定されている。
図3に示すように、縮径状態の先頭体10のセグメント11、12の一部が最初のヒューム管単位体20aの内周面に接触し、先頭体10が牽引装置40により牽引力を与えられた状態にした後(工程a)、先頭体10内の油圧作動装置に油圧が給送される。油圧の供給はマンホール31の外部から行うことが好ましいが、マンホール内に油圧給送装置を設置して先頭体10に圧力油を供給するようにしてもよい。
油圧の供給により先頭体10が拡径され、この拡径によってヒューム管単位体20aは強い力で押し広げられ、図4に示すように破砕された状態になる(工程b)。
ついで、前記油圧作動装置から油圧を排出することによって先頭体10は図5に示すように縮径され、更に牽引装置40により前記の破砕範囲に亙って前進せしめられる(工程c)。先頭体10の前進は、その縮径が完全に行われた後に行ってもよいが、縮径の動作中に行ってもよい。後者の場合には、ヒューム管破砕片の崩落を押し留めながら先頭体10の前進が行われるので、ヒューム管破砕片を先頭体10の周辺に満遍なく残置した状態にしておくことができる。
工程cでの牽引を行った後、図5に示すように、マンホール内に持ち込まれた鋼製のガイド管50が、先頭体10の後端部材14にボルトなどの適当な取付け用具(図示せず)により先頭体10と同軸的に取り付けられる。場合によっては、マンホール外で先頭体10とガイド管50とを結合し、その上でマンホール内に持ち込むようにしてもよい。
前記ガイド管50には新管路単位体が遊嵌的に差込可能である。また、ガイド管50の軸線方向長さは先頭体10の軸線方向長さの少なくとも半分以上になされている。これによりガイド管による先頭体の直進案内作用がより効果的にもたらされる。
ガイド管50の設置後、必要に応じて上記(a)〜(c)と同様の工程を1〜2度繰り返した上で、前記ガイド管50内に第1の新管路単位体60aが挿入される(工程d)。次いで、前記ガイド管50と第1新管路単位体60aとの遊嵌状態を維持したまま、前記先頭体10が、縮径した状態でまたは縮径中の状態で、ガイド管50との合体ユニットの形で前記牽引装置40によって前進せしめられ、直前の破砕範囲に続く既設管の未破砕部内に導入される(工程e)。先頭体10とガイド管50との合体ユニットを前進させる際、導入側マンホール31内に配置した油圧押動装置70により最後尾の新管路単位体を後方から押動するようにする。油圧押動装置70は、先頭体10の前進に合わせて新管路単位体を推進させる作用を果たすと共に、牽引装置40による前記合体ユニットの前進を助勢するように作用する。図6は、ガイド管50内に挿入された第1新管路単位体60aの後部に第2新管路単位体60bを結合した状態で前記合体ユニットを牽引すると共に、第2新管路単位体60bを後方から油圧押動装置70により押動し、先頭体10を既設管の未破砕部内へ導入しつつある状態を示している。
次いで、未破砕部内へ導入された先頭体10を前記油圧作動装置により拡径し、その周囲の既設管部分を破砕する(工程f)。それと共に油圧押動装置70を後退させ、最後部に接続されている新管路単位体の後方に新たに新管路単位体を後置し、油圧押動装置70を作動させて直前の新管路単位体と接続させる(工程g)。図7は、工程fと工程gの両方を示しており、新管路の最後尾には第3新管路単位体60cが接続されている。
図8は、図7の状態から、上記合体ユニット並びに連接新管路単位体を、上記牽引装置40と油圧押動装置70とにより、先頭体10を縮径しつつ、直前の破砕範囲に亙って前進させている状態を示している(工程h)。この工程hが進行する過程で、連接新管路単位体60a〜60cはガイド管50の周囲の既設管破砕片21と共にガイド管50の直進を促すようにガイド管50を拘束する。従って、既設管に段差、不陸、蛇行などがあっても、ガイド管50の後方には、新管路が真直ぐな状態で形成される。ガイド管50の軸線方向長さが先頭体10の軸線方向長さの半分以上である場合には、ガイド管50の直進を促す上記の拘束がより効果的にもたらされる。
図9は、工程hが終了した後、新管路単位体60dが単位体60cの後部に接続され、前記合体ユニット(10,50)と連接新管路単位体60a〜60dとの一連体が前進されつつある状態、即ち工程eと同様の状態を示しており、このe工程に引き続いて上記f〜hと同様の工程が順次実施され、このように上記e〜hの工程が繰り返され、既設管20全体が新管路に入れ替えられる。
上記牽引体はチェーン41以外に図10に示すように、短い鋼製棒状材44aを連結して形成した長尺棒状材44であってもよい。
上記牽引体(41、44)の高さ位置は調整可能になされている。チェーン41の高さ調整は、到達側マンホール32内に配置された方向変換ロール43の高さ位置を変更することにより行われ、長尺棒状材44の高さ位置は、同じく到達側マンホール32内に配置された棒状材用牽引装置45における棒状材44の支持高さ位置を変更することによって行われる。
牽引体の高さ位置調整は、前進する先頭体10とその前方の未破砕既設管部分との間に軸線的にずれや段差がある場合に行われる。例えば図9に示すように、未破砕既設管単位体20eの軸線が先頭体10の軸線より下がっている場合に、単位体20eへの先頭体10の導入の際、或いは導入後に、方向変換ロール43を連結環15が位置する水準よりも上方へ変位せしめ、チェーン41の牽引方向を斜め上向きにする。その結果、単位体20e内で先頭体10を拡径し破砕する際、先頭体10が上方の破砕片を押し上げ、破砕された単位体20e内を先頭体10が進行するとき、既に敷設された一連の新設管の軸線と略同じ軸線上を辿ることができる。
上記の既設管単位体における段差やずれは、新管路入れ替え作業を行う前に既設管を通してテレビカメラなど走行させ、発生場所や状況と共に事前に把握しておくことができ、そのデータを基に上記の方向変換ロール43或いは棒状材44の支持位置が調節される。
既設管単位体における上下方向の段差やずれに対する対応について上述したが、左右方向のずれに対しても、同様の技術を適用することができる。即ち、左右方向のずれに対しては、方向変換ロール43或いは棒状材44の支持位置が横方向に調節される。必要に応じて斜め方向への調節も可能である。
チェーン41や棒状材44の高さ位置調整を上記のように方向変換ロール43或いは棒状材44の支持位置の調節によって行う代わりに、図11に示すように、先頭体10の推進頭部13に設けた連結環15を上下に電動的に移動可能に構成することによっても達成可能である。また、連結環15の位置調整と方向変換ロール43或いは棒状材44の支持位置調整とを組み合わせて行ってもよい。
先頭体10が到達側マンホール32に到達した際には、牽引装置40、45による牽引はできなくなり、先頭体10と敷設新管路の押動を油圧押動装置70のみに依存することになるが、その場合最後尾の新管路単位体は高軸力に耐えられず座屈する虞があるため、到達側マンホール32内に配置した牽引装置を撤収し、一つ先のマンホールに牽引装置を設置し、この一つ先のマンホールからチェーンまたは棒状材により先頭体10を牽引するようにすれば有利である。最初から到達側マンホール32に牽引装置を設置する代わりに、それより一つ先のマンホールに初めから牽引装置を設置し、そこから先頭体10の牽引を行うようにしてもよい。その場合、到達側マンホール32内にはチェーンまたは棒状材の高さ調節装置のみを設けておくと有利である。
図12は本発明の他の有利な実施形態を示している。この実施形態によれば、図示のように既設管20に一部沈下がある場合、新管路の入れ替え作業に先立って下記のような前処理を行う。このような沈下は、マンホールが地中に堅固に設置された構造物であるのに対し、既設管が支持基盤の比較的弱い土中に設置されていることに起因する。従って、沈下の程度はマンホール間の中央部付近が最も大きくなりやすい。沈下の状態は前述と同様に、事前にテレビカメラにより把握可能である。
前処理の一方法として、このような沈下部分に硬化性材料を流し込み、硬化させて、既設管内部下面を平坦な状態にする。硬化性材料としては、早強セメントミルク、モルタル等無機質材料、樹脂などの有機系材料が利用可能である。これら硬化性材料は短時間内、例えば1時間以内に硬化可能である。
流し込んだ硬化性材料が既設管内から漏れ出して地中に浸透する恐れのある場合には、不織布などを縫製して製造した安価で軽量な袋体90が使用される。この袋体はプラスチックフィルムを円筒状に形成したものであってもよい。また、この袋体の周長Lは、既設管の直径をDとした場合、D<L<2Dであることが好ましい。
この袋体を使用する場合の前処理法は、先ず注入口91を有する袋体90を、図12に示すように、ロープ等を利用して既設管内に引き込み、事前に把握してある沈下部分に配置する。次いで、マンホール内に位置させた注入口91から袋体90内に上記硬化性材料80を注入する。袋体を使用する場合の他の前処理法は、予め所定量の硬化性材料80を注入してある袋体90を既設管内に引き込み、沈下部分に配置する。何れの前処理法の場合も、袋体内の硬化性材料は硬化後に既設管内部下面に平坦な先頭体案内面をもたらす。
上記のように前処理した既設管の横断面が図13(イ)に示されている。既設管の中心は沈下のため本来の位置より下がっているが、既設管内部下面は、前処理によってもたらされた硬化材料80による沈下矯正作用により平坦になっており、従って先頭体10は新管路入れ替え作業の際に既設管本来の軸線aと同軸的に案内されるので、入れ替え後の新管路60も、図13(ロ)に示すように、既設管本来の軸線aと同軸的に配置されることになる。
図14は、本発明において新管路の推進を円滑に行うための方法を示している。図示のように、ガイド管50は先頭体の後端部材14に隣接する箇所に環状の収納室51を有しており、この収納室内には織布、不織布などから成る筒体52が折り畳まれた状態にて収納されている。上記筒体は柔軟性、展性、延性のよい合成樹脂でもよく、なかでも経済性の点から塩ビ系のものが好ましい。また、上記筒体は、円筒形の新管路の外周を被覆するものであるから、円筒状に成形または加工したものであることが好ましく、その大きさは新管路の外径より大きくなればよく、またその厚さは発生する摩擦の大きさや地盤の状況を考慮して決定される。何れにしても、筒体は下記流動材料が漏洩することなく、薄くて丈夫であることが好ましい。
上記筒体52の外方端部52aは予めガイド管50の開放端まで引き出されており、ガイド管50の後端が、既設管へ続くマンホール開口を通過した後、密栓110によってマンホール開口に挟着される。
先頭体10が牽引により前進せしめられ、それと共に新管路単位体(図示の場合、60a〜60c)が押し進められるに従って、前記筒体52が徐々に引き出され、新管路単位体に被装される。次いで、流動性材料100が、ガイド管50内部の新管路単位体60aの先端部が当接する位置に設けた注入口53から、筒体52とそれを被装された新管路(60a〜60c)との間の環状空隙内に注入される。注入口53への流動性材料の給送は、マンホール31の外に配置された流動性材料供給装置から、マンホールおよび新管路内を延びる給送管を介して行われる。注入された流動性材料100は筒体52と共に新管路単位体と破砕既設管との間にもたらされる。流動性材料100はセメントミルク、水性硬化材などであって、新管路入れ替え作業後には硬化する。この流動性材料100は新管路単位体の押動の際には破砕既設管との間の滑材として作用する。また、流動性材料は、その圧力が新管路の外周面に作用し、新管路に浮力を与えるように作用するので、新管路に偏在が生じているような場合には、その偏在を解消し、新管路を真直ぐな状態に修正する作用を果たす。流動性材料の硬化後においては新管路を補強し、止水作用を高める。図15は上記の流動性材料100を注入した場合の、新管路60と破砕既設管20との状態を横断面にて示している。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、もしマンホールが先頭体およびガイド管の持ち込みに必要な十分な空間を有していない場合には、このマンホールを破壊し、その箇所に必要な大きさの立坑を設け、この立坑に前記先頭体およびガイド管を個別に、あるいは合体して持ち込み、管路入れ替え作業に備えるようにしてもよい。
本発明において用いられる先頭体の縮径時の斜視図である。 図1に示す先頭体の拡径時の斜視図である。 本発明による管路入れ替え工法の初期の工程を説明する、2つのマンホールとその間に敷設された既設管の軸線方向縦断面図である。 次工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 図4の工程以降の更なる工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 図5の工程以降の更なる工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 図6の工程以降の更なる工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 図7の工程以降の更なる工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 図8の工程以降の更なる工程を示す、図3と同様の縦断面図である。 牽引材として棒状材を使用する場合を示す、図3と同様の縦断面図である。 先頭体の他の例を縮径時の状態で示す側面図である。 本発明方法の好ましい実施形態を示す、図3と同様の軸線方向縦断面図である。 図12に示す実施形態における既設管の横断面図(イ)、および入れ替え後の新管路並びに既設管の横断面図(ロ)である。 本発明方法の好ましい実施形態を示す、図3と同様の軸線方向縦断面図である。 図14中のXV−XVに沿う拡大尺断面図である。
符号の説明
10 先頭体
11、12 セグメント
13 推進頭部
14 後端部材
15 連結環
20 既設管
20a〜20h ヒューム管または陶管単位体
21 既設管破砕片
31、32 マンホール
40 牽引装置
41 チェーン
42 巻上げドラム
43 方向変換ロール
44 棒状材
45 棒状材用牽引装置
50 ガイド管
60a 第1新管路単位体
70 油圧押動装置
80 硬化性材料
90 袋体

Claims (11)

  1. 軸線に関して拡径と縮径を行う先頭体と、この先頭体の後部に同軸的に結合され、新管路単位体の少なくとも一部が嵌入可能のガイド管と、前記先頭体の牽引装置とを有する新管路更新装置を使用し、
    (a)前記新管路更新装置を、入替えを要する既設管の一方の口部から既設管内に導入し、
    (b)前記先頭体を拡径させてその周囲の既設管部分を破砕し、
    (c)前記先頭体の縮径を伴った状態で前記先頭体を前記牽引装置によって既設管の前記破砕範囲に亙って前進させ、
    (d)前記ガイド管内に第1の新管路単位体を挿入し、
    (e)前記ガイド管と第1新管路単位体との嵌合状態を維持しつつ、縮径した前記先頭体とガイド管との合体ユニットを前記牽引装置によって前記破砕範囲に続く既設管の未非破砕部内に導入し、
    (f)前記先頭体を拡径することによりその周囲の既設管部分を破砕し、
    (g)前記第1新管路単位体の後方に1つの新たな新管路単位体を接続し、
    (h)前記ガイド管と第1新管路単位体との嵌合状態を維持し且つ第1新管路単位体と後続の新管路単位体との接続を維持しつつ、前記先頭体の縮径を伴った状態で、前記合体ユニットを前記(e)工程における破砕範囲に亙って前記牽引装置によって前進させ、
    (i)前記(e)〜(h)の工程を繰り返すことにより新管路単位体を次々に後続接続し、既設管を新管路と入れ替えること、
    を特徴とする管路入れ替え方法。
  2. 前記ガイド管の軸線方向長さが前記先頭体の軸線方向長さの半分以上であることを特徴とする請求項1に記載の管路入れ替え方法。
  3. 前記先頭体の先端部に接続されている前記牽引装置の牽引体の上下左右位置が調整可能になされていることを特徴とする請求項1または2に記載の管路入れ替え方法。
  4. 前記牽引体がチェーン材にて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の管路入れ替え方法。
  5. 前記牽引体が接続可能な短い棒状材の接続によって形成された長尺棒状材であることを特徴とする請求項3に記載の管路入れ替え方法。
  6. 前記先頭体の先端部と前記牽引装置の牽引体との結合位置が、前記先頭体の軸線位置と、該軸線位置から半径方向に離間した位置との間で位置調節可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の管路入れ替え方法。
  7. 前記(c)〜(d)および(g)〜(h)の工程において、先頭体の縮径と前進が同時に行われることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の管路入れ替え方法。
  8. 導入側と到達側の2つの隣り合うマンホール間で既設管を新管路と入れ替える場合に、先頭体の牽引を到達側マンホールの一つ先のマンホールで行うことを特徴とする請求項1〜7の何れか1つに記載の管路入れ替え方法。
  9. 前記新管路更新装置による新管路入れ替え作業に先立って、既設管内の不陸凹部に硬化性材料を充填し硬化させることを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載の方法。
  10. ガイド管内に折り畳まれた筒体を収納し、この筒体の外方端を導入側マンホールの既設管との結合部に係留し、先頭体の前進に従って前記筒体を引き出し、引き出した筒体を先頭体の後方に形成される新管路に被装し、筒体とそれに被装された新管路との間に硬化性流動性材料を注入することを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載の方法。
  11. 軸線に関して拡径と縮径を行う先頭体と、この先頭体の後部に同軸的に結合され、新管路単位体の少なくとも一部が嵌入可能のガイド管と、前記先頭体の牽引装置とを有する新管路更新装置。
JP2004319837A 2004-11-02 2004-11-02 管路入れ替え方法及び新管路更新装置 Expired - Fee Related JP4482423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319837A JP4482423B2 (ja) 2004-11-02 2004-11-02 管路入れ替え方法及び新管路更新装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319837A JP4482423B2 (ja) 2004-11-02 2004-11-02 管路入れ替え方法及び新管路更新装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006132113A true JP2006132113A (ja) 2006-05-25
JP4482423B2 JP4482423B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=36725911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004319837A Expired - Fee Related JP4482423B2 (ja) 2004-11-02 2004-11-02 管路入れ替え方法及び新管路更新装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4482423B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196123A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Iseki Poly-Tech Inc 地中管取替え装置
JP2009014128A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hokuriku Suishin Kogyo Kk 既設管更新方法と装置
KR101186482B1 (ko) 2012-06-26 2012-09-27 (합)장흥건설 지하 매설관 비굴착 교체방법
KR101316027B1 (ko) 2012-03-05 2013-10-10 (주)엔코텍 비굴착공법용 보수튜브의 견인장치
JP2014040903A (ja) * 2012-07-24 2014-03-06 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の置換方法
KR102342335B1 (ko) * 2021-03-30 2021-12-23 주식회사 천지수자원개발 상수관 교체 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196123A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Iseki Poly-Tech Inc 地中管取替え装置
JP4592026B2 (ja) * 2007-02-08 2010-12-01 株式会社イセキ開発工機 地中管取替え装置
JP2009014128A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hokuriku Suishin Kogyo Kk 既設管更新方法と装置
JP4499766B2 (ja) * 2007-07-06 2010-07-07 北陸推進工業株式会社 既設管更新装置
KR101316027B1 (ko) 2012-03-05 2013-10-10 (주)엔코텍 비굴착공법용 보수튜브의 견인장치
KR101186482B1 (ko) 2012-06-26 2012-09-27 (합)장흥건설 지하 매설관 비굴착 교체방법
JP2014040903A (ja) * 2012-07-24 2014-03-06 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の置換方法
KR102342335B1 (ko) * 2021-03-30 2021-12-23 주식회사 천지수자원개발 상수관 교체 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4482423B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9175798B1 (en) Trenchless refurbishment of underground pipes
KR101359448B1 (ko) 관로 비굴착 전체 보수공법
US7914233B2 (en) Method and apparatus for installing an underground pipe
KR101415106B1 (ko) 터널의 공동 채움 시공 장치
JP4482423B2 (ja) 管路入れ替え方法及び新管路更新装置
US20080075538A1 (en) Method and apparatus for repairing underground pipes
JP4813348B2 (ja) 埋設管体の背面充填方法
JP2007303535A (ja) 管路の更生方法
KR100751969B1 (ko) 현장제관 관로 설치공법
Ishmuratov et al. The spiral wound pipeline rehabilitation technique for pipe networks: an application and experience in Moscow city
JP4214082B2 (ja) 推進工法用掘進装置および推進工法
RU2630629C2 (ru) Способ ремонта тоннельных коллекторов и подземных трубопроводов
JP3401177B2 (ja) 管渠更新シールド掘削機
JP2000129671A (ja) 節付き鋼管杭とその製造方法ならびに節付き鋼管杭の埋め込み杭工法
JP2006063526A (ja) 摩擦杭を用いた拡大根固め方法
JP2003343763A (ja) 埋設管の布設方法
JP2003301690A (ja) 既設管きょの更生管の敷設工法および敷設装置
JPH1054495A (ja) 管路補修更生工法
WO2005075792A1 (en) Apparatus for supporting injected wet concrete during the formation of a concrete tunnel
KR100910320B1 (ko) 하수도관 갱생장치 및 이를 이용한 하수도관 갱생 방법
JPH0641717B2 (ja) 既設管路の置き換え方法及び地中掘進装置
KR100610368B1 (ko) 비개착식 관거 확경 장치
KR200211197Y1 (ko) 지중관체 보수장치
KR20160053765A (ko) 단면 분할 시공형 중·대구경 관로 비굴착 내면 보수공법
JP6230284B2 (ja) 既設管更新工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4482423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees