JP2006131610A - アルコール代謝物濃度上昇抑制剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 葛花処理物を有効成分とする、アルコール代謝物濃度上昇抑制剤を提供する。本発明の葛花処理物は、アルコール摂取後に生じる血液中のアセトアルデヒド濃度の上昇を抑制し、かつアセトアルデヒドを代謝して生じる血液中の酢酸濃度も抑制し得るため、アルコール摂取後に起こる顔面紅潮や悪寒、嘔吐といった悪酔いならびに血圧低下を抑制することができる。また、葛花処理物を含有するアルコール飲料においても、これらの効果を有する。これらの効果により、アルコール摂取による様々な体に対する悪影響を抑制し得る。
【選択図】 なし
Description
本発明の葛花処理物を有効成分とするアルコール代謝物濃度上昇抑制剤、もしくはアルコール代謝物濃度上昇抑制剤を有するアルコール飲料(以下、単に「アルコール飲料」ということがある)は、葛花を用いている。まず、葛花について簡単に説明する。
以上のようにして得られた葛花処理物は、アルコール摂取後に生じるアセトアルデヒド濃度の上昇を抑制し得る。よって、葛花処理物を経口投与することで、例えば、血液中のアセトアルデヒド濃度の上昇を抑制し、顔面紅潮や悪酔いを予防することが可能である。
さらに葛花処理物は、アルコール摂取後に生じる血液中の酢酸濃度の上昇も抑制し得る。このため、葛花処理物は、アルコール摂取後の代謝産物である酢酸に起因する嘔吐や血圧低下を抑制し得る。
本発明のアルコール代謝物濃度上昇抑制剤は、葛花処理物を含んでおり、これらの成分を含有することにより、優れたアルコール代謝物濃度上昇抑制効果が得られる。
葛花抽出物(イソフラボン類を10質量%、サポニンを1質量%含有、株式会社太田胃散)を用いて、以下のようにして血中アセトアルデヒド濃度上昇抑制効果について検討を行った。
まず、被験者6名に1日間禁酒とし、禁酒した翌日の朝食を食べずに絶食してもらった。次いで水を50mL摂取してもらい、水を摂取してから90分後に採血を行った後(飲酒後0時間とする)に、飲酒(アルコール度数が25度の焼酎を60mL摂取)してもらった。そして、飲酒してから1時間後および2時間後に再度採血を行い、飲酒後0時間、1時間および2時間にそれぞれ採血した血液を用いて、血漿中のアセトアルデヒド濃度をアセトアルデヒド測定キット(商品名:F−キット アセトアルデヒド、株式会社J.K.インターナショナル)にて測定し、平均値を算出した。
対照試験1とは別の日に、同一の被験者に参加してもらい、水と共に葛花抽出物を100mg摂取してもらったこと以外は同様に行い、血漿中のアセトアルデヒド濃度を測定し、平均値を算出した。
対照試験1と試験1とは別の日に、同一の被験者に参加してもらい、水と共に葛花抽出物を200mg摂取してもらったこと以外は同様に行い、血漿中のアセトアルデヒド濃度を測定し、平均値を算出した。
葛花抽出物(イソフラボン類を10質量%、サポニンを1質量%含有、株式会社太田胃散)を用いて、以下のようにして血中酢酸濃度上昇抑制効果について検討を行った。
まず、被験者6名に1日間禁酒とし、禁酒した翌日の朝食を食べずに絶食してもらった。次いで水を50mL摂取してもらい、水を摂取してから90分後に採血を行った後(飲酒後0時間とする)に、飲酒(アルコール度数が25度の焼酎を60mL摂取)してもらった。そして、飲酒してから1時間後および2時間後に再度採血を行い、飲酒後0時間、1時間および2時間にそれぞれ採血した血液を用いて、血漿中の酢酸測定キット(商品名:F−キット 酢酸、株式会社J.K.インターナショナル)にて測定し、平均値を算出した。
対照試験2とは別の日に、同一の被験者に参加してもらい、水と共に葛花抽出物を100mg摂取してもらったこと以外は同様に行い、血漿中の酢酸濃度を測定し、平均値を算出した。
対照試験2と試験3とは別の日に、同一の被験者に参加してもらい、水と共に葛花抽出物を200mg摂取してもらったこと以外は同様に行い、血漿中の酢酸濃度を測定し、平均値を算出した。
葛花抽出物(イソフラボン類を10質量%、サポニンを1質量%含有、株式会社太田胃散)を用いて、以下のようにして血中アセトアルデヒド濃度上昇抑制効果、ならびに血中酢酸濃度上昇抑制効果について検討を行った。
まず、被験者4名に1日間禁酒とし、禁酒した翌日の朝食を食べずに絶食してもらった。次いでまず採血を行い(飲酒後0時間とする)、飲酒(アルコール度数が25度の焼酎を60mL摂取)してもらった。そして、飲酒してから1時間後に再度採血を行い、飲酒後0時間、および1時間にそれぞれ採血した血液を用いて、血漿中のアセトアルデヒド濃度をアセトアルデヒド測定キット(商品名:F−キット アセトアルデヒド、株式会社J.K.インターナショナル)にて、血漿中の酢酸を酢酸測定キット(商品名:F−キット 酢酸、株式会社J.K.インターナショナル)にて各々測定し、平均値を算出した。
対照試験3とは別の日に、同一の被験者に参加してもらい、葛花抽出物を100mgを含むアルコール度数が25度の焼酎60mLを摂取してもらったこと以外は同様に行い、血漿中のアセトアルデヒド濃度と酢酸濃度を測定し、平均値を算出した。
Claims (4)
- 葛花処理物を有効成分とすることを特徴とする、アルコール代謝物濃度上昇抑制剤。
- 前記アルコール代謝物がアセトアルデヒドである、請求項1に記載のアルコール代謝物濃度上昇抑制剤。
- 前記アルコール代謝物が酢酸である、請求項1または2に記載のアルコール代謝物濃度上昇抑制剤。
- 前記アルコール代謝物濃度上昇抑制剤を含有する、アルコール飲料。
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CN104906409A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-09-16 | 合肥市好旺养殖科技有限公司 | 一种醒酒保健品 |
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JP2000007694A (ja) * | 1998-06-24 | 2000-01-11 | Ota Isan:Kk | 新規イソフラボノイド化合物及びこれを含有する二日酔い防止剤 |
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2005
- 2005-03-15 JP JP2005072354A patent/JP2006131610A/ja active Pending
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