JP2006131507A - 化粧料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別に強い香りもなくて需要者が馴染みやすく、しかも日本酒成分の皮膚に好ましい作用や保湿性が充分に有り、皮膚に長時間瑞々しさをもたせることのできる化粧水などの化粧料とすることである。
【解決手段】日本酒100体積部に対して蜂蜜7〜30体積部を配合した水溶液を沸点まで加熱し、放冷後に常温で精製水、アスコルビン酸、グリセリンおよびエチルアルコールを混和して製造される化粧水などの化粧料とする。日本酒の成分と蜂蜜の成分が協働して作用するようになり、肌を健康にし、かつ滑らかにする成分を浸透しやすくして、長い時間しっとりした瑞々しい肌を維持するものになる。
【選択図】なし

Description

この発明は、皮膚の保湿性を高めて瑞々しさをもたせる化粧水などの化粧料およびその製造方法に関する。
一般的な化粧料のうち、有効成分の抽出溶媒として日本酒を用いた化粧料や、保湿剤としてハチミツを用いた皮膚外用剤が知られている。
このうち、前者の化粧料としては、日本酒100重量部に対して、金柑の果実10〜25重量部と乾燥させたドクダミ0.3〜1.4重量部を漬け込んで抽出物を得て、これにグリセリン1〜7容量部を添加した化粧水が知られている(特許文献1)。
上記したような日本酒を配合した化粧料では、日本酒に通常5〜6g/100ml含まれているエキス成分のうち、清酒酵母に含まれるビタミン類やアミノ酸が皮膚を健康にし、かつ滑らかにする作用があるものと考えられている。
また、後者の皮膚外用剤は、植物由来の抗酸化成分を含有し、さらに保湿成分としてハチミツを含有するものが知られている(特許文献2)。
特開平11−209224号公報(特許請求の範囲の項を参照) 特開2000−229827(請求項1、請求項14を参照)
しかし、上記した日本酒を配合した従来の化粧料では、塗布されることで皮膚表面に一時的に付着させた化粧料中の水分が、短時間に蒸発してしまいやすく、その後は有効成分が皮膚に充分に浸透し難く、皮膚を健康にする作用や保湿作用がほとんどなくなるから、肌にしっとりした感覚を長時間にわたって維持させることは困難なものであった。
また、化粧料にグリセリンなどを添加して皮膚を柔らかくし、保湿性を比較的長く維持させることは一般的に行なわれるが、グリセリン単独の保湿作用はそれほど長時間持続するものではなかった。
一方、上記した従来の皮膚外用剤に保湿成分として、ハチミツを含有するものでは、ハチミツに特有の香りが化粧料に移行するから、化粧料としてはあまり好ましいことではなく、化粧料の需要者の嗜好に合わない場合もあった。
そこで、この発明の課題は、上記した問題点を解決して、特別な香りがなくて化粧料の全ての需要者が使用しやすく、しかも日本酒成分の皮膚に好ましい作用や保湿性が充分に高められて、皮膚に長時間瑞々しさをもたせることのできる化粧水等の化粧料とすることである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、蜂蜜および日本酒を必須成分として含有する化粧料としたのである。または、蜂蜜、日本酒および油性分を必須成分として含有する化粧料としたのである。
上記したように構成されるこの発明の化粧料は、蜂蜜の成分(主として水溶成分)を含有するが、蜂蜜には主としてフルクトース50%、グルコース40%、ショ糖4〜6%、麦芽糖微量、その他に蟻酸、乳酸、リンゴ酸、ゴム質、ロウ質などが含有されている。
このように蜂蜜は、フルクトースを主成分とし、このフルクトースは非結晶性であって空気中の水分を吸収する性質があるので、この発明において用いる日本酒やその他の清酒酵母に含有されている各種の栄養素、天然ビタミン類、アミノ酸に絶えず水分を供給し、これらの成分を皮膚に馴染みやすくする。
そのため、この発明の化粧料では、日本酒の成分と蜂蜜の成分が協働して作用するようになり、肌を健康にし、かつ滑らかにする成分を浸透しやすくして、長い時間しっとりした瑞々しい肌を維持するものになると考えられる。また、日本酒に含まれる多種類の芳香成分と混ざり合った結果、蜂蜜はその特有の匂いが緩和される。
このような成分からなるこの発明の化粧料の態様としては、化粧水が最も適当であり、例えば蜂蜜、日本酒、アスコルビン酸、グリセリン、エチルアルコールおよび水を必須成分として含有する化粧水を構成することが好ましい。
アスコルビン酸(ビタミンC)は、皮膚に浸透すると、抗酸化力で活性酸素を除去することで老化を抑制し、メラニン生成阻害作用とビタミンE合成促進作用により血行を改善し新陳代謝を高める効果が期待できる成分である。
また、グリセリンには肌を柔らかくし潤いを与えてしっとりさせる作用があると共に、殺菌作用のあるエチルアルコールの刺激を緩和し、さっぱりとした塗布感を与える作用がある。
このような化粧水を製造するには、日本酒100体積部に対して蜂蜜7〜30体積部を配合した水溶液を沸点まで加熱し、放冷後に常温で精製水、アスコルビン酸、グリセリンおよびエチルアルコールを混和することからなる化粧水の製造方法とすることが、各成分の添加効率が良くて好ましい製法である。
この発明は、蜂蜜および日本酒を必須成分として含有する化粧料であり、日本酒に含まれる多種類の芳香成分と混ざり合った蜂蜜はその特有の匂いが緩和され、かつ肌を健康にし、かつ滑らかにする成分が浸透しやすくなって、需要者が馴染みやすく、しかも日本酒成分の皮膚に好ましい作用や保湿性が充分に有り、皮膚に長時間瑞々しさをもたせることのできる化粧水などの化粧料となる利点がある。
また、本願の化粧水の製法に係る発明では、日本酒と蜂蜜を所定割合で配合した水溶液を加熱し、放冷後に精製水、アスコルビン酸、グリセリンおよびエチルアルコールを混和する工程を経ることにより、各成分の添加効率が良くて上記の利点を有する化粧水を効率よく製造できる利点がある。
以下にこの発明の実施形態を説明するが、この発明の化粧料は、必須成分として蜂蜜および日本酒を含有するものである。
この発明に用いる蜂蜜は、花の蜜が蜂の口から分泌されるβ−フルクトフラノシダーゼと混和され、蜂の体内の蜜房で熟成してグルコースとフルクトースに変化したものであり、前述のように主としてフルクトース50%、グルコース40%、ショ糖4〜6%、麦芽糖微量、その他に蟻酸、乳酸、リンゴ酸、ゴム質、ロウ質などが含有されているものである。
このような蜂蜜は、市販の食品として入手できるものを使用できるが、できるだけ花から集められた純粋な蜂蜜であるものが好ましい。
この発明に用いる日本酒は、蒸米を米麹で発酵させて製造された日本酒の市販品を用いることができる。特に銘柄に限定されるものではないが、透明な化粧水の原料としては、濁り酒は好ましくなく、またアルコール添加酒やデンプン糖などを加えた増醸酒では蜂蜜の香りを充分に消し難い場合があって好ましくない。
化粧水を製造する場合には、先ず、日本酒(清酒)100体積部に対して蜂蜜7〜30体積部を配合した水溶液を調製する。
配合量が、日本酒(清酒)100体積部に対して蜂蜜7体積部未満では、製造された化粧水に充分に長い時間しっとりした瑞々しい肌を維持する作用を発揮され難くなって好ましくはない。また、蜂蜜30体積部を超える多量を配合しても、却ってグルコースなどの糖分による作用が強まってべたつく感じが現れる場合があり、しかも蜂蜜の特有の匂いが残ることが多くて好ましくない。
このように配合される混合物は、次いで大気圧下で沸点まで加熱され、その後、加熱を止めて常温まで自然冷却する。そして、この混合物と、別途加熱して沸騰させてから室温まで冷ませた飲料水(湯冷ましの水道水や精製水)の500〜800体積部と混合し、好ましくは、皮膚の健康に有用な添加物として顆粒状ビタミン1〜5g、清涼感を高めて殺菌作用のあるようにエチルアルコール(95%)100〜200体積部、皮膚をより柔らかくして有効成分の浸透性を高めるためにグリセリン100〜200体積部と混合する。このようにすると、透明で皮膚上に広がりやすく、またさっぱりとして使用感の優れた化粧水を製造することができる。
また、実施形態の化粧料として、油性分を含まない化粧水ばかりでなく、油性分や酢を添加混合した乳液、またはクリーム、ゲルなどの化粧料としてもよく、油性分としては、オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、スクワラン、ミネラルオイルなどが挙げられ、酢としては米酢、穀物酢、黒酢、もろみ酢、ワインビネガーその他の食用酢を挙げることができる。特に前記したミネラルオイルの市販品としては、ジョンソンエンドジョンソン社製:ベビーオイル(酢酸トコフェロール配合)が挙げられる。
また、この発明の化粧料と美白化粧料を併用すると、その効果が相乗的に高められて好ましい。そのような美白化粧料の有効成分としては、ジュウヤク(ドクダミの水性エキス)、黒砂糖および茶(煎茶)の水溶性成分を含有するものが好ましいものである。
清酒(一級酒)300mlと蜂蜜40mlを混合すると共に加熱して10分程度沸騰させてから、室温まで自然冷却した。一方、別途湯冷ましの水道水を1800ml用意しておき、前記した清酒と蜂蜜の混合物に混合し、これにビタミンCの顆粒3gと、95%エチルアルコール300mlと、グリセリン300mlとを混合し、2700mlの透明な化粧水を製造した。
得られた化粧水をパネラーの成人女性15人に朝夕二回/日の頻度で2週間顔面に塗布して使用させたところ、蜂蜜の香りはなく皮膚の保湿性が充分に得られ、皮膚に長時間瑞々しさをもたせられるものであるとの評価がほぼ全員から得られた。
清酒(一級酒)300mlと蜂蜜40mlを混合すると共に加熱して10分程度沸騰させてから、室温まで自然冷却した。一方、別途湯冷ましの水道水を1800ml用意しておき、前記した清酒と蜂蜜の混合物に混合し、これにビタミンCの顆粒3gと、95%エチルアルコール300mlと、グリセリン300mlとを混合し、2700mlの透明な化粧水を製造した。
上記のようにして製造された化粧水を6:4(体積%)の割合で配合して油性分を含む化粧料水を調製した。
得られた油性分を含む化粧料を、蓋つき容器内に入れ、パネラーの成人女性15人に、使用時には油性分が化粧水中に分散するように振り混ぜて使用させるようにして、夜就寝前に1回/日の頻度で2週間顔面に塗布させたところ、日中でも保湿性が充分に保たれるようになり、皮膚に長時間瑞々しさをもたせられ、蜂蜜の香りはないものであるとの評価がほぼ全員から得られた。
グリセリンモノステアレートとステアリン酸を等体積ずつ配合した混合物を10体積部に対して、ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート2体積部とベヘニルアルコール0.5体積部、スクワラン15.0体積部、イソオクタンセチル5.0体積部を70℃に加熱して混合物Aとした。
一方、日本酒(清酒)100体積部に対して蜂蜜15体積部を配合した水溶液を調製し、大気圧下で沸点まで加熱し、その後、加熱を止めて70℃まで冷却したものを混合物Bとした。
次に混合物AとBを均一に混合して乳化させ、化粧料の乳液が得られた。
得られた乳液をパネラーの成人女性15人に朝夕二回/日の頻度で2週間顔面および手足に塗擦して使用させたところ、蜂蜜の香りはなく保湿性が充分に有り、皮膚に長時間瑞々しさをもたせられたとの評価がほぼ全員から得られた。

Claims (4)

  1. 蜂蜜および日本酒を必須成分として含有する化粧料。
  2. 蜂蜜、日本酒および油性分を必須成分として含有する化粧料。
  3. 蜂蜜、日本酒、アスコルビン酸、グリセリン、エチルアルコールおよび水を必須成分として含有する化粧水。
  4. 日本酒100体積部に対して蜂蜜7〜30体積部を配合した水溶液を沸点まで加熱し、放冷後に常温で精製水、アスコルビン酸、グリセリンおよびエチルアルコールを混和することからなる化粧水の製造方法。
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