JP2006130683A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を記録されて機外へ排出されるロール紙を均一に乾燥することができ、それによって画像濃度ムラの発生を抑制することができる画像記録装置を提供する。
【解決手段】給紙されるロール紙Prにインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置において、排出されたロール紙を巻取るための巻取り機構5と、ロール紙の画像を乾燥定着させるための乾燥機構90とを備え、巻取り機構の巻取り動作の基準信号に基づいて乾燥機構の乾燥動作を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置に関する。
画像情報に基づいて記録媒体に画像を記録するプリンタ機能を備えた画像記録装置、あるいは該プリンタ機能の他にファクシミリ機能、原稿読み取り機能あるいは撮像機能などの他の機能を付加した複合装置、さらには、前記画像記録装置をコンピュータ等のホスト機に接続して構成される複合装置が使用されている。これらの装置で使用される画像記録装置の一つの形態として、ロール状の記録紙やフィルムなどの記録媒体にインクを付着させて画像を記録するインクジェット記録方式の画像記録装置がある。
本願はロール状の記録紙や記録フィルム等の記録媒体に画像を記録する画像記録装置に係るものであり、本願の特許請求の範囲、明細書及び図面においては、このロール状の記録紙や記録フィルム等の記録媒体(ロール状の記録媒体)の総称として「ロール紙」の用語を使用する。図10は、給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録する画像記録装置の従来例を示す模式的縦断面図である。
図10において、画像記録装置は、ロール紙Prを回転可能に保持しつつ給紙するためのロール紙給紙機構100、ロール紙を画像記録機構まで搬送するためのロール紙搬送機構110、ロール紙搬送機構110から送り出されたロール紙を保持しながらその表面にインクを付着させて画像記録を行う画像記録機構130、画像記録後のロール紙を機外に排出するための排紙機構140、カットシート状記録媒体を画像記録機構130まで給紙搬送するための手差し搬送機構120、並びに、機外に排出されるロール紙を巻取るための巻取り機構200を備えている。
ロール紙給紙機構100の内部にはスプール101を介してロール紙Prが回転自在に支持され、該ロール紙はその先端部Aを給紙ローラ対103で挟まれた状態でセットされている。画像記録動作は、まずロール紙の給紙動作から開始される。給紙ローラ103が回転することでロール紙が給紙機構100から繰り出される。その後、ロール紙は、搬送機構110に達すると、搬送ローラ111により搬送ガイド対113、114に案内されて画像記録機構130まで搬送され、搬送ローラ131の表面で案内支持されながら搬送される。ロール紙の先端が排紙機構140の排紙ローラ141を通過した後一定時間経過したところで、該ローラは停止される。
そこで、画像記録動作が開始され、画像信号に基づいて記録ヘッド135からプラテン134上に保持されたロール紙部分に対してインクを吐出することにより画像が記録される。画像記録が終了すると、次のいずれかの処理が行われる。1つはカットモードであり、この場合は、ロール紙の画像記録部がカッター142の下流側に達するまで搬送した後、該カッター142によりロール紙をカットし、ロール紙の画像記録された部分を例えば自重により機外に排出する。もう1つはカットなしモードであり、この場合は、記録動作が終了したら余白分だけロール紙を搬送し、そのまま停止させる。前記カットなしモードの場合、あるいはカットモードであっても非常に長い画像を記録する場合は、ロール紙は連続紙として機外に排出されるが、その場合は、排紙処理を行うための巻取り機構200が必要になる。
図11は図10中の巻取り機構200の模式的平面図である。巻取り機構200は、ロール紙管などの巻き芯205を保持するための左右のフランジ201、201を備えている。一方のフランジ201は左右スライド式となっており、巻き芯205を両フランジ201、202の間に挟み込んで固定保持する機能を持つ。また、巻取り機構200の幅方向所定範囲にスライドレール204を設けることにより、任意の幅(ロール紙の幅方向の長さ)のロール巻き芯を装着できるように構成されている。他方のフランジ202には駆動モータ203が連結されている。これらの機構によりフランジ201、202の間に挟持された巻き芯が自在に回転駆動される。
画像記録装置の下部であって、機外に排出されるロール紙Prが垂れ下がる位置には、ロール紙の弛みの程度を検知するための光学式弛みセンサ210が配設されている。弛みセンサ210は画像記録装置のスタンド内に装着された発光部211と受光部212を有し、両者は同一の光軸213の上で向かい合っている。通常は受光部212で発光部211からの光束を検出している。ロール紙先端が前記フランジ201、202間の巻き芯に接着された状態で該ロール紙が機外に排出され、該ロール紙が次第に弛んでその垂れ下がり部分Ptが上記光束を遮ると、上記弛みセンサ210によってロール紙の弛みが検出される。
次に、図10及び図11の画像記録装置の動作について説明する。まず、巻取り機構20に巻き芯205をセットした後、機外に排出されるロール紙の先端を巻き芯205にテープなどで接着し、該巻き芯を手動で1回転させる。この操作は、画像記録の途中でも良いし、予め必要量のロール紙を繰り出して行っても良い。その後の画像記録及び配設動作によりロール紙が図10に二点鎖線で示すような所定の垂れ下がり位置までくると、光学センサである弛みセンサ210でロール紙を検出する。すると、モータ203を駆動させて巻き芯205を所定量回転させる。
これにより排出ロール紙が所定量巻き取られ、光学センサ(弛みセンサ)210がロール紙なし(光照射)を検出する。その後引き続いて排出動作が行われる。すると、再び、弛みセンサ210がロール紙の弛みを検出し、この検出に呼応してロール紙を所定量だけ巻取る。このような巻取りと弛み検出を繰り返すことで、画像記録の途中であっても、自動的にロール紙を巻取ることができる。
一方、最近では、画像記録の高速化や色再現性の向上を図るための多色インク化により、使用インク量の増加が進んでいる。そうした中で、画像記録されて排出されるロール紙上のインク画像の乾燥定着が十分になされない傾向にあり、そのような未乾燥状態でロール紙同士が重なり合うと次のような不都合が発生する。その重なり方にわずかな差があっても、水分の蒸発具合に大きく影響するため、乾燥ムラや画像濃度ムラとなって現れてくる。これらの技術的課題は、より高画質化を図る近年の画像記録装置においては重要な課題となる。
ここで、前記カットモードにおいては1枚ずつ排紙受け機構に排出されるが、例えば次のカットシートが排出される以前の前のカットシートを取り除けば、カットシートの重なりによる乾燥ムラが生じることはない。また、すぐに取り除くことができない場合は、画像記録が終了してから一定時間だけ画像記録を停止させてロール紙上の画像を乾燥させる。しかし、前述したカットなしモード(巻取りモード)の場合は、未乾燥の状態でメディア同士が重なってしまうことを避けることは出来ない。従って、少なくとも巻取りモードのときには何らかの乾燥工程を設けることは必須条件となる。
このような中で、画像記録装置の画像記録機構や画像記録機構の近くに乾燥装置300を設けて強制的に乾燥させることが考えられる。具体的には、プラテン134や排紙ガイド143をヒータで温め(ハッチング部分)、これにより、記録媒体に熱を伝導させて乾燥させる方法や、排出口から出てきたロール紙の画像に熱や風を当てるべく、記録装置の前面にヒーターやファン301を配設させる方法(場合によっては、ヒータとファンによる温風化)などがある。
特開2001−113686
しかしながら、上記の画像記録装置の場合、次のような課題がある。すなわち、記録画像の乾燥定着を促進するためにプラテンや排紙ガイドから記録媒体(ロール紙)に熱を伝達する方法では、ロール紙との接触状態によりその効果が大きくばらつくことになり、また、ロール紙の非記録面からの乾燥になるため効率が良くない。その上、装置本体内部の温度が上昇したり、ユーザが高熱部に触れやすいなどの場所的な問題から、設定温度に限界がある。また、乾燥用ファンを記録装置の前面に配置して排出されるロール紙表面に風を当てる方法では、使用環境や出力画像濃度(使用インク量)などによってロール紙の排出軌跡がその都度変化すると、乾燥状態が不均一化し画像濃度ムラとなって表れるという不都合が予想される。
ここで、前記ロール紙の排出軌跡の変化という現象について説明する。ある程度の高濃度画像を出力すると、インクの水分によりロール紙の幅方向(紙の繊維方向と直交方向)に伸びが発生し、ロール紙表面に長さ方向の波打ちが生じる(コックリング)。すると、この波打ちがリブの効果を果たし、水平方向に排出されるロール紙は直ちに下に垂れることなく略水平方向に排出されるようになる。すなわち、図10に示すように、ロール紙の排出形状がPa1〜Pa2に向かって変化する。この変化がある程度進行すると(Pa2の状態になると)、今度は自重により下に折れ曲がるように(Pa1の状態に)変化する。そして、このような排出動作の変化が繰り返されることになる。この場合、水平に排出されている間は乾燥機構300による乾燥部位が同じであり、上記のようにロール紙が折れるまではの排出距離が変化すると、乾燥が不均一化してしまう。
さらに次のような問題もある。すなわち、巻取り機構200の弛みセンサ210(その光軸213)の近傍に障害物が置かれるなど、何らかの影響で弛みセンサ210がロール紙の弛みを検出できなくなった場合には、巻取り動作が停止してしまい、長時間にわたって同じ部分を乾燥することになる。また、巻取り動作が停止すると、排出ロール紙が余り始めて乾燥機構に接触するなどして、出力画像や記録装置がダメージを受けることも懸念される。
本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画像を記録されて機外へ排出されるロール紙を均一に乾燥することができ、それによって画像濃度ムラの発生を抑制することができる画像記録装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置において、排出されたロール紙を巻取るための巻取り機構と、前記ロール紙の画像を乾燥定着させるための乾燥機構とを備え、前記巻取り機構の巻取り動作の駆動信号を基準として前記乾燥機構の乾燥動作を制御することを特徴とする。
本発明によれば、排出されたロール紙を巻取るための巻取り機構と、前記ロール紙の画像を乾燥定着させるための乾燥機構とを備え、前記巻取り機構の巻取り動作の駆動信号を基準として前記乾燥機構の乾燥動作を制御するので、画像を記録されて機外へ排出されるロール紙を均一に乾燥することができ、それによって画像濃度ムラの発生を抑制することができる画像記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。本発明は、記録ヘッドが記録媒体の幅方向に移動しながら走査しつつ(記録媒体の間欠送りを繰り返しながら)記録する記録方式であっても、記録ヘッドを固定した状態で(記録媒体の連続搬送により)記録する記録方式であっても、同様に適用可能である。以下の実施形態では、主として、記録ヘッドが往復移動しつつそれに同期して記録媒体を所定量だけ間欠送りする前者の記録方式を採用した画像記録装置を例に挙げて説明する。
図1は本発明を適用した画像記録装置の一実施形態を示す模式的斜視図であり、(a)は巻取り機構を引き出して記録するときの状態を示す全体図であり、(b)はロール紙給紙機構を引き出した状態を示す部分図である。図2は本発明を適用した画像記録装置の一実施形態の模式的縦断面図である。図3は図2中の巻取り機構のスプールの内部構造を示す図であり、(a)は一部破断断面平面図であり、(b)は(a)中の線b−bに沿った断面図である。図示の画像記録装置は、給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置である。
先ず、本発明の第1の実施形態について、詳細に説明する。図1及び図2において、画像記録装置は装置本体1とスタンド2に大きく分けることができ、装置本体1は、ロール紙Prを回転可能に保持しつつ給紙するためのロール紙給紙機構10と、ロール紙を画像記録機構まで搬送するためのロール紙搬送機構30と、該ロール紙搬送機構30から送り出されたロール紙を保持しながら該ロール紙に画像を記録する画像記録機構40と、画像を記録されたロール紙を機外に排出するための排紙機構50と、排出されたロール紙をカットせずに連続して巻き取るための巻取り機構5と、カットシート状の記録媒体を画像記録機構40まで給紙、搬送するための手差し搬送機構20と、を備えている。ロール紙給紙機構10は、装置本体1に対し、スライドレール15R、15Lに沿って引き出し可能に配設されている。また、ロール紙給紙機構10の下側に配設される巻取り機構5も、装置本体1に対して同様に引き出し可能に装着されている。
図1〜図3において、ロール紙給紙機構10は、ロール紙の芯管Sを内部から支えるためのスプール60と、スプール60の両端を回転自在に支持するためのフレーム11と、ロール紙を給紙機構10から給送するための給紙ローラ12及び従動ローラ13と、を備えている。ロール紙給紙機構10は、スライドレール15R、15Lにより、装置本体1から引出し可能に支持されている。これはロール紙の交換作業を容易にするためである。図1の(b)はロール紙給紙機構10を引き出した状態を示す。16は引出し把手であり、これに連動するフック16a及び本体側ピン16bにより給紙機構10の位置をロックしている。給紙機構10内にスプールブレーキ機構70が配設されている。スプール60及びスプールブレーキ機構70の詳細は後述する。
ロール紙搬送機構30は、搬送ローラ31、紙センサ32、搬送ガイド33、34などを備え、一方、手差し搬送機構20は、手差し口21、紙センサ22、手差し給紙ローラ23、搬送ガイド24、25などを備えている。本実施形態に係る画像記録では、ロール紙とカットシートの2形態の記録媒体を使用することができる。
画像記録機構40は、画像記録時に記録媒体を所定量搬送するための搬送ローラである副走査ローラ(本実施形態においては、記録中の記録媒体の搬送を副走査と呼ぶ)41と従動ローラー42、43、搬送ガイド44、記録媒体を平面状に保持するためのプラテン45、記録ヘッド46などを備えている。記録ヘッド46は、画像データに基づいて吐出口からインクを吐出する周知のインクジェット方式で記録するものである。また、本実施形態の記録ヘッド46は、記録媒体搬送方向と交差する方向に往復移動(主走査)しながら、その動作に同期して生成された画像データに基づいたヘッド駆動信号によりインク滴を記録媒体に向かって吐出することにより画像を記録していく。
副走査ローラ41は記録ヘッド46の各主走査の間で記録媒体を所定量だけ搬送(紙送り)するものであり、その搬送精度は画像品位に大きく影響する。そのため、副走査ローラ41は、ローラ外径や振れ量などを高精度に仕上げられており、さらに、ローラ表面の摩擦係数をサンドブラスト加工などにより高めることで記録媒体とのスリップを極力防ぐように構成されている。
副搬送ローラ41は、副走査駆動モータ(不図示)により駆動される。また、この副走査駆動モータにより、搬送ローラ31、手差し給紙ローラ23及び排紙ローラ51も駆動される。ただし、搬送ローラ31及び手差し給紙ローラ23については、使用される記録媒体がカットシートであるかロール紙であるかによって、クラッチ(不図示)の制御により選択的に駆動伝達される。排紙機構50は、排紙ローラ51、排紙ガイド52、53、カッター54、排紙口55などを備えている。排紙ローラ51による搬送速度は、副走査ローラ41による搬送速度よりも数%速く設定されており、これによりプラテン45上で記録媒体の弛みを防止している。また、排紙ローラ51の搬送力を副走査ローラ41のそれよりも小さくすることで、記録媒体のスリップが常に排紙ローラ51側で生じるようにしている。
次に、図3を用いてスプール60の詳細について説明する。なお、ロール紙給紙機構10及び巻取り機構5の両方でスプール60が使用されており、これらのスプール60は実質的に同じ構成を有している。図3において、芯棒61の周りに3方向に延びるように板材62(62a、62b、62c、62c)が固着され、これら3方向に延びた板材の先端でロール芯管Sを支持している。平行に延びる板材62a、62bの間の隙間にリンク機構63(63a、63b、63c)が配設されている。
そこで、圧縮ばね63dのばね力に抗して抗してレバー63aをスプール60の軸心(中心)に向かって押込むことにより、爪63cが板材62a、62bの間で内径方向に離脱する(引っ込む)ように構成されている。従って、指でレバー63aを押し込んだ状態でスプール60をロール芯管S内に(図示右側から)差し込み、所定位置まで差し込んだところで指を離すと、爪63cがロール芯管Sの内面に突き刺さるようになる。これによって、ロール紙Prが巻き付けられるロール芯管Sに対してスプール60を一体化することができる。
スプール60の両端部には軸受64が取り付けられている。これらの軸受64は、それぞれ、外周部でフレーム11の溝に嵌合して固定され、内周部でスプール芯棒61aに嵌合している。また、ロール紙給紙機構10のスプール60の一端には、スプールブレーキ機構70(図4)の従動リング75と接触するスプールリング65が配され、他端には、スプールギア66が固定されている。スプール60は軸受64により円滑に回転可能に支持されている。スプールリング65は円筒形をしており、その外周面にゴムなどの摩擦係数の高い材料65aが巻き付けられている。スプール60がロール紙給紙機構10(又は巻取り機構5)内に装着されると、スプールギア66は後述するスプール駆動部80a(巻取り機構5の場合はスプール駆動部80b)の駆動ギア81(図5)と噛み合うようになっている。
図4は図2中のスプールブレーキ機構70を示す模式的部分斜視図である。図4において、ロール紙給紙機構10のフレーム11の側面には、揺動中心軸73を中心に揺動可能な揺動板71が設けられており、この揺動板71は付勢ばね72により一方へ付勢されている。揺動中心軸73上にはブレーキリミッタ74が取り付けられ、このブレーキリミッタ74の内部の摩擦力発生手段により入力リング74aが一定のトルクにより回転するようになっている。揺動板71上には、入力リング74aと周面同士で圧接された従動リング75が回転自在に軸支されている。
入力リング74aの外周面及び従動リング75の外周面75aには、ゴムなどの摩擦係数の高い材料が貼り付けられている。図3及び図4において、スプール60がロール紙給紙機構10(又は巻取り機構5)にセットされると、スプールリング65が従動リング75と接触し、付勢ばね72に抗して従動リング75を下に押込んだ状態になる。そのため、スプール60が回転すると各リング65、75及び74aが摩擦駆動され、これによりブレーキリミッタ74から規定トルクでスプール60に回転負荷が与えられる。
図5は図2中のロール紙給紙機構10及び巻取り機構5で使用されるスプール駆動部80a及び80bの模式的部分斜視図である。図5では、主として、ロール紙給紙機構10に装着されたスプール60を駆動する駆動部80aの場合を例に挙げて説明する。図5において、スプール駆動部80aはスプール駆動モータ83を有する。このモータ83の種類としては、常に一定した駆動速度を維持する必要性から、DCサーボモータあるいはステッピングモータなどが好適である。モータ83の駆動はモータギア83aからトルクリミッタ86のリミッタギア86a及びアイドラギア84を介してスプール駆動ギア81に伝達される。なお、ロール紙給紙機構10及び巻取り機構5に装着されるスプール60は、駆動モータ83及びトルクリミッタ86の作用により、任意の方向に一定トルクで回転可能となっている。
次に、図1及び図2中の巻取り機構5について説明する。図1及び図2において、ロール紙給紙機構10の下側に、該ロール紙給紙機構と同様に装置本体1から引き出し可能に巻取り機構5が配設されている。図1の(a)及び図2に示す引き出した状態は、ロール紙Prの巻取り動作を行うポジションである。巻取り機構5とロール紙給紙機構10との相違点は、巻取り機構5ではロール紙給紙ローラ12、従動ローラ13及びスプールブレーキ機構70が省略されている一方で、巻取り機構5の前面の複数位置にはガイドコロ7が配置されている点にある。巻取り機構5のスプール駆動部80bは、ロール紙給紙機構10のスプール駆動部80aと実質的に同じ構成になっている。
ただし、巻取り機構5のフレーム6の底面(下部)には開口6aが設けられており、排出されたロール紙はこの開口6aを通して巻取られる。さらに、巻取り機構5の内部には、後述する乾燥機構90が設けられている。また、スタンド2には、排出されたロール紙Prの垂れ下がり(弛み)を検出するための弛みセンサ8が設けられている。このセンサ8は、前述した従来の画像記録の弛みセンサ210(図11)と同じであり、本実施形態でも同様の光学式センサで構成されている。この弛みセンサ8によってたるみが所定量に達したことを検知する。またはたるみ量を計測するセンサを設けてもよい。
図6は巻取り機構5の内部に配設された乾燥機構90を示す模式的部分斜視図であり、図7は乾燥機構90が配設された巻取り機構5の模式的縦断面図である。巻取り機構5の内部の断熱カバー91で覆われた空間の内部には、装置本体の幅方向(巻取り方向と交差する方向)に複数(例えば4個)の送風ファン92が並設されている。各送風ファン92は、それぞれ、取付け板93を介して取り付けられている。送風方向は矢印Fで示す方向である。フレーム6の背面の吸い込み領域に当たる部分には開口6bが設けられ、該開口6bを通して空気が取り込まれる。一方、送風ファン92の吹出し側にはヒータ94が配置され、該ヒータ94を通して暖められた空気が断熱カバー91の複数の通孔91aから吹き出される。ヒータ94は、発熱抵抗体94aとこれを保持するヒータホルダ94bで構成されている。
図2及び図7において、乾燥機構90から吹き出される空気流は、巻取り用のスプール60の中心に向けられており、巻取り動作時には排出ロール紙(巻取りロール紙)の巻き始め位置Tにおける画像記録面に空気流が直接当たるように選定されている。Wはロール紙上に空気流が当たる領域(乾燥領域)の巻取り方向の長さ(幅)を示す。断熱カバー91の内部には、空気流の温度を検知するためのサーミスタ95が配設されている。サーミスタ95は、温度変化に伴って電気抵抗が変化する性質を持つ素子で構成されており、その出力信号をシステムコントローラ303(図8)に入力し、設定温度と比較してヒータ94の駆動を制御することにより、ヒータ駆動中の温度を一定に維持するように構成されている。
ここで、ロール紙上の乾燥領域を巻取り機構5の巻き始め位置に設定する理由は次の通りである。すなわち、ロール紙Prの排紙口55(図2)からの排出軌跡は、前述のように記録媒体の材質や剛性、あるいは出力画像濃度(付着インク量)により変化する(例えば図10中のPa1〜Pa2)が、巻取り機構5におけるロール紙の巻き始め位置はいかなる条件下でも殆ど変化することがない。従って、乾燥用空気を当てる位置をこの巻き始め位置に設定することにより、均一又は均一に近い乾燥を実現することが可能になる。
ただし、ロール紙を乾燥させるための上記のような乾燥機構の位置は、スペース等の観点から巻き始め位置に設定することが難しい場合には、ロール紙の排出軌跡が大きく変化しない範囲であれば、別の位置に設定しても良い。例えば、本実施形態においては、弛みセンサ8の検出部から巻取り機構5の巻取り部Tまでの範囲内に配置することにより、ロール紙排出部の近くに配置する場合(例えば図10における乾燥機構300の配置)に比べ、大幅に均一性に優れた乾燥を実現することができる。
図8は本発明による画像記録装置の一実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。図8において、ホストコンピュータ301からインターフェース302を介して画像データが制御手段であるシステムコントローラ303に送信される。システムコントローラ303は、画像記録装置の動作シーケンスを実行するCPU304、画像データの各種処理を行うためのASIC305、プログラムやパラメータなどの各種データを格納するためのROM306、画像データを展開するための領域や作業用の領域などを設けたRAM307、308などを備えている。システムコントローラ303から送信される記録信号はヘッドドライバー309により記録ヘッド310(図2中の記録ヘッド46と同じ)を駆動する信号に変換され、これにより画像記録が実行される。
また、システムコントローラ303からモータドライバ311へ駆動信号が出力され、該駆動信号に基づいて主走査駆動モータ、副走査駆動モータ、スプール駆動モータなどの各種モータ312が駆動される。さらに、ロール紙弛み検知センサ8からの出力信号に基づいて、巻取りモータドライバ313を介して、巻取り機構5のスプール駆動部80bの駆動モータ(巻取りモータ)83の動作制御が行われる。また、軸支ロール紙弛み検知センサ8からの出力信号に基づいて、乾燥機構90のヒータ動作回路314を介してのヒータ94の制御、並びに、ファン駆動回路315を介しての送風ファン92の駆動制御なども行われる。
次にロール紙に画像を記録する場合の動作を順を追って説明する。
[ロール紙の給紙動作]
記録開始の信号が発せられると、ロール紙の給紙動作からが実行される。給紙動作においては、先ず、不図示の駆動モータを駆動することでロール紙給紙機構10の給紙ローラ12を回転させる。すると、給紙機構10のスプール60に巻回状態でセットされたロール紙Prが画像記録機構40に向けて給送される。その際、ロール紙は搬送ローラ31及び副走査ローラ41の回転駆動により搬送機構30及び画像記録機構40を通して搬送され、その先端部は排紙機構50に至る。そして、ロール紙Prの先端部が排紙ローラ51のローラ対に挟持されたところで搬送を停止し、給紙動作が完了する。
[画像記録動作]
次に、不図示の主走査駆動モータで記録ヘッド46を記録媒体搬送方向と交差する方向に移動させる主走査と、不図示の副走査駆動モータで副走査ローラ41を回転させてロール紙を紙送りする副走査とを交互に繰り返すことにより、ロール紙上に画像を順次記録していく。本実施形態における画像記録は、画像データに基づいて記録ヘッド46からインク滴を吐出するインクジェット記録によって行われる。この記録動作においては、前記副走査モータにより駆動されるのは画像記録機構40の副走査ローラ41のみであり、搬送機構30の搬送ローラ31はクラッチで駆動伝達を遮断される。その理由は、搬送ローラ31を駆動してしまうと、副走査ローラ41と搬送ローラ31との間にわずかでも搬送速度差が存在する場合にロール紙が余ったり引っ張られたりすることから、ロール紙折れの原因になったり、副走査搬送量の精度低下などの原因になったりして画像品位を悪化させるからである。
[ロール紙排紙動作]
上記画像記録動作が終了すると排紙動作が行われる。副走査ローラ41及び排紙ローラ51を回転させてロール紙を送り出し、画像領域の後端がカッター54の下流側まで送られたところで停止する。そしてカッター54を駆動してロール紙を切断する。ただし、これはカットモードの場合であり、カットなしモードの場合は切断動作はない。従って、カットなしモードの場合は、画像を記録されたロール紙は切断されることなく連続的に排紙口55から機外へ排出されていく。以上のようなロール紙給紙動作、画像記録動作及びロール紙排紙動作を通じて、ロール紙給紙機構10のスプール60には、ブレーキリミッタ74によるブレーキ力が作用しており、これによりロール紙の斜行が抑えられている。
[ロール紙巻戻し動作]
本実施形態では、給紙機構10から送り出されたロール紙の先端が搬送機構30のセンサレバーを通過すると、該センサレバーの変位を紙センサ32が検知することで、ロール紙の給送状態が検知される。この検知結果に基づいて、次に説明するような給紙機構10によるロール紙戻し動作が実行される。すなわち、紙センサ32でロール紙の先端通過が検知されると、不図示の副走査駆動モータ及びロール紙給紙機構10の給紙モータ(不図示)を逆転させて一旦ロール紙を引き戻す。そのときは搬送ローラ31も回転駆動される。また、ロール紙給紙機構10のスプール駆動部80a(図5)もこれらに同期して動作し、その駆動モータ83が図5中の矢印E方向に駆動される。
これにより、給紙機構10のスプール60は、戻されてくるロール紙を巻取るように駆動される。その際の巻取り速度は搬送ローラ31による引戻し速度よりも速めに設定されており、その速度差分はトルクリミッタ86がスリップすることで吸収される。以上のような巻戻し動作により、ロール紙は規定の張力が作用する状態で給紙機構のスプール60に巻き取られる。そのため、続いて実行される記録動作などにおいて、給紙機構10からロール紙の弛みのない状態で給送することができる。従って、図10に示すような給紙機構におけるロール紙のループ(弛み)Dの発生を無くすことが可能となり、その分、画像記録のコンパクト化及びスペースの有効利用を図ることができる。以上のロール紙巻戻し動作は、ロール紙の先端通過を紙センサ32で検知した後、ロール紙の先端が給紙機構10に(例えば位置Aに)戻されるまでの一定時間継続し、その後停止する。
[排出ロール紙の巻取り動作]
次に、カットなしモードで記録・排出されるロール紙を巻取り機構5に巻き取る動作について説明する。ユーザは、先ず、巻取り機構5を装置手前側に引き出し、例えば使用済の紙管(ロール芯管)Sをセットしたスプール60を巻取り機構5に装着する。ここで引き出された巻取り機構5は、多少の外力に対してはその位置がズレることがないように不図示の機構により固定保持されている。次に、前述の給紙動作を実行することにより、ロール紙を一旦排紙ローラ51まで給送し、その後、さらに給送及び搬送を継続してロール紙を排紙口55から機外へ排出(送出)する。次いで、排出されたロール紙を巻取り機構5の前部より下方へ回し、該ロール紙の先端を下部開口6aを通してスプール60にセットされたロール芯管(紙管)Sの位置まで持ってくる。そこで、ロール紙の先端を該ロール芯管Sに接着テープなどにより固着し、さらにスプール60を1回転させる。
その後、記録動作を開始すると、徐々にロール紙に弛みが生じる。そして、弛んだロール紙がスタンド2に配置した弛みセンサ8の光軸を塞ぐ位置まで垂れ下がると、それを検知し、巻取り機構5のスプール駆動部80bの駆動モータ83を規定パルス分だけ図5中の矢印H方向に駆動する。すると、スプール60及びロール芯管Sが回転し、そこに固着されたロール紙が巻き取られる。そして、センサ8は再び光を感知することでロール紙の弛みが規定量以下に規制されたことを検知する。以上を繰り返すことにより、画像を記録されて機外へ排出されたロール紙が自動的に巻き取られていく。一方、画像記録動作が実行されている間は、乾燥機構90が作動するように制御されている。従って、巻取り機構5内のロール紙の巻き始めの位置Tで記録画像が強制的に乾燥され、乾燥定着した状態で巻き取られていく。
図9は本発明による画像記録装置の一実施形態における巻取り機構及び乾燥機構の動作制御を示すタイミングチャートである。次に、図9を参照して、巻取り機構5及び乾燥機構90の動作制御について説明する。画像記録装置は、主走査駆動Aにおける記録ヘッド46の走査Tclと、副走査駆動Bにおける記録媒体の搬送Tl1とを交互に繰り返しながらロール紙上に画像を記録し、記録したロール紙を排出していく。巻取り用の弛みセンサ8がロール紙の弛みを検知すると(C)、この検知信号を基準として、規定の遅延時間の後に巻取りモータ83を規定パルス分駆動してロール紙を規定量巻き取る(D)。この遅延時間Tm0は、規定量の巻取りに要する時間Tmlまでの時間であるが、ここでは駆動パルス数を制御することから、必ずしも一定にならない時間である。従って、この遅延時間Tm0は、0であっても良い。また、本実施形態では、巻取りモータ83の駆動パルスは、乾燥機構90によるロール紙上の乾燥範囲Wに相当する長さの巻取り量にほぼ一致するように設定されている。
次に、上記の巻取り動作を終了した後、乾燥機構90のヒータ94を一定時間Th1駆動する(E)。この場合、ヒータ94の動作開始までの時間Th0は、巻取り動作が終了する(巻取りモータ83が停止する)までの時間より長く設定され、ヒータ94の動作時間Th1はロール紙上の記録画像を乾燥定着させるのに必要な長さに設定される。
このような巻取り機構5及び乾燥機構90の制御によれば、巻取り動作と乾燥動作とが必ず連動するため、巻取りモータ83の駆動パルスの設定と乾燥時間Th1の設定とを適切に行うことで、規定量のロール紙を巻き取り搬送しつつその搬送距離分に対して規定時間の乾燥が行われるため、ロール紙の種類や画像濃度に影響されずに、常にロール紙表面を全面にわたり均一に乾燥させることができる。
以上説明した実施形態によれば、次のような作用効果を奏することができる。先ず、画像を記録されて排出されるロール紙を巻取る巻取り機構の巻取り動作、並びに該巻取り機構に配設される乾燥機構の乾燥動作を、巻取り動作の駆動信号を基準として制御するように構成したので、いかなる条件下においてもロール紙を均一に乾燥することができ、それによって画像濃度ムラの発生を抑制することができる画像記録装置が提供される。
また、乾燥領域を巻取り機構におけるロール紙の巻始め近傍に設定したので、乾燥に関わる要因のばらつきを低減することができ、必要最小限の乾燥条件を設定することで、ロール紙の種類や材質、あるいは記録画像の濃度差などに左右されることなく、安定した乾燥定着を行うことが可能になる。これらにより、記録画像の乾燥濃度ムラの発生を防止するとともに、余分な電力の消費を防ぐことができ、省エネルギーを図ることが可能になる。
さらに、巻取りモータ83の駆動信号Tm1と乾燥ヒータ94の駆動信号Th1とを同時に出力しないように制御するので、巻取り動作と乾燥動作とが同時になされることがなく、画像記録装置全体の消費電力のピーク値を下げることが可能になる。これにより、さらなる電源容量の低減が可能になり、装置の省サイズ化やコストダウンにつながる。
ここで、ヒータ94及び送風ファンの少なくとも一方を複数並列させ、それぞれを独立駆動可能にすることで、記録画像の巾に合わせて選択的に駆動制御することが可能になり、さらなる省力化を図ることが可能になる。
なお、前述の実施形態では、乾燥機構90のヒータ94を発熱抵抗体であると説明したが、本発明は、これに限定するものではなく、ハロゲンヒータなど他の方式のヒータを使用する場合にも、同様に適用可能であり、同様の作用効果を奏するものである。また、インク吸収性に優れた記録媒体を使用する場合は、必ずしもヒータを設ける必要はなく、送風ファンのみによる乾燥であっても良い。この場合は、ファンの駆動タイミングを上述してきたヒータの駆動の場合と同様に設定することで、同様の作用効果を奏することができる。
また、以上の実施形態では、巻取り機構5とロール紙給紙機構10における部品の共通化を図るためにスプール60やその駆動部80a、80bを共通化する場合を説明したが、本発明は、これに限るものではなく、例えばフランジタイプの巻取り機構を採用しても良い。さらに、ロール紙の弛みを検知するセンサ80が光学式である場合を例示したが、これは、レバー接触による変位検出方式など、他の方式のセンサを採用しても良い。また、本発明は、機外に排出されるロール紙の排出軌跡を安定化させたり、巻取り機構における巻き弛みを防止したりするために、弛み部にウェイトを乗せてロール紙に軽い張力を作用させる構成など、他の構成を有する画像記録装置に対しても同様に適用可能であり、同様の作用効果を奏するものである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、前述の第1の実施形態から更に均一な乾燥を実現するための構成を実現したものである。カットなしモードなどの巻取りモードの中で動作が進行すると、巻取り機構5におけるロール紙の巻取り径が増加し、それによって乾燥条件に関わる2つの因子が次第に変化していく。その1つは、巻取り径の増加に伴う記録媒体と乾燥機構90との間の距離の減少であり、他の1つは、、巻取り径の増加に伴う1回転当たりの巻取り量の増加である。
図2及び図7中のPt1は巻取り動作開始直後のロール紙の排出軌跡の位置を示し、Pt2(二点鎖線)はほぼロール紙1本分の巻取り動作が終了したときに近い状態を表している。上記巻取り径の変化量は、総巻取り量にも依存するが、一般的には2倍程度(例えば巻取り直径が約60mm〜約130mmの間で変化する)になる。すると、前述の実施形態においては、ロール紙と乾燥機構90との距離Gは約1/2程度に、スプール1回転当たりの巻取り量は約2倍に変化してしまう。
なお、巻取り方向の乾燥幅Wは厳密なものではなく、風量分布が均一でないとは言え、ファン92の送風範囲は乾燥幅Wの2倍程度はある。さらに、乾燥機構とロール紙との間の距離Gの減少は乾燥が増強される方向に作用し、一方、ロール紙の1回転当たりの巻取り量の増加は乾燥が低減される方向に作用するので、総合的には相殺される形になる。しかし、記録媒体表面上の場所による乾燥条件の均一性が損なわれていくことは否めない。
本実施形態は、このような課題を解消して一層の機能向上を図るものであり、上記2つの要因に起因する乾燥条件の変化を吸収することで、均一で安定した乾燥を実現できる構成を提供するものである。ロール紙の巻取り径は、画像記録装置から排出されるロール紙の厚み、並びに画像記録及び巻取りの開始からのロール紙の搬送距離(排出長さ)に基づいて、その都度自動的に算定することができる。ここで、ロール紙の厚さは、ユーザが使用ロール紙の種類を選択して設定することで決めることができる。例えば、給紙機構10にロール紙をセットする際に、記録装置の操作部から入力操作、あるいはホスト機器のプリンタドライバなどからの出力操作によって決めることができる。また、排出されるロール紙の長さ(排出長さ)は、副走査ローラ41の回転量から算定可能である。
そこで、本実施形態においては、上記の算定値に基づいて次のような制御が実行される。すなわち、ロール紙と乾燥機構90との距離Gの変動分は、少なくともヒータ94の温調温度及びヒータ9の4駆動時間Th1の一方を変更することにより調整する。例えば、温調温度を変更する場合は、規定温度を摂氏で120度、100度、80度の3段階とし、巻取り径の算定値が90mm以下のときはヒータ94を120度に温調し、90〜120mmのときには100度に温調し、120mm以上のときには80度に温調するように、制御する。また、ヒータ94の駆動時間Th1を変更する場合は、規定時間を5秒、7秒、10秒の3段階とし、巻取り径の算定値が90mm以下のときは10秒に、90〜120mmのときには7秒に、120mm以上のときには5秒に設定するように、制御する。以上のいずれかの方法により、距離Gの変動による乾燥状態の変化を、実用上問題が生じない程度に抑えることができる。
本実施形態においては、1回転当たりの巻取り量の変動に対しては、次のような設定及び制御が実行される。この巻取り量の変動は、巻取りモータ83の駆動パルスが一定であること、つまりモータ回転量が一定のために巻取り径の変化により巻取り量が変化することが原因であるため、巻取り径の変化に応じてモータの駆動パルス値を変更することで、この巻取り量の変動に対する乾燥状態の補正を行うことができる。
例えば、現在の巻取り径がDmmであれば、巻取り動作1回当たりの巻取り量がWmmとなるようにな駆動モータの駆動パルス値Pは以下の計算式が算出することができ、このパルス値Pによって、いかなる巻取り状態であっても常に巻取り動作1回当たりの巻取り量を一定量Wにすることができる。
P(パルス)=W/πD×N×Pm(ppr)
ここで、Nは駆動モータの減速比、Pmはモータ1回転当たりのパルス数
以上の補正を行うことにより、画像を記録されたロール紙に対する乾燥を、前述の第1の実施形態の場合よりもさらに均一で安定した状態で行うことができる。加えて、乾燥のためのエネルギー消費を低減するとともに、さらなる省力化を図ることができる。
なお、以上の説明では、ヒータの温調温度や駆動時間を3段階設定で説明したが、これはさらに細かい段階で制御しても良いし、設定値も前述の値とは別に適宜設定することができる。また、巻取り径を記録媒体の厚さと排出長さのデータから計算する場合を説明したが、それ以外に、実際の巻取り径を検出などの別の方法で求めることもできる。さらに、乾燥機構との距離Gの変動による乾燥条件の補正をヒータの駆動条件で行う場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば送風ファンの回転数や駆動時間により乾燥状態の均一化を図っても良い。
ファンの回転数を変更する場合について説明すると、例えばファン駆動電圧が3種類に切換可能に回路構成されている場合は、動作開始時は最も高回転数(高電圧)で駆動し、その後にロール紙がロール全体の1/3程度排出されたところで、2番目に高い回転数で駆動を開始し、さらに1/3程度が排出されて残りのロールが1/3程度になった時点で最も低い回転数(低電圧)で駆動を開始するようにしても良い。なお、ファンの駆動時間を変更する方法は前述のヒータの駆動時間を変更する方法と同様であり、その詳しい説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。前述の乾燥機構90の乾燥条件の設定の機能の一つとして、記録動作中に何らかの理由で巻取り動作の不良が発生したときに乾燥機構の動作を停止させる機能がある。本実施形態においては、弛みセンサ8が画像記録装置の下部に配置されているため、その周囲に何か物を置いた場合に、これにロール紙が接触して正常な弛みが形成されず、センサ8により弛みを検知できなくなることが考えられる。あるいは、センサ8自体の故障によりロール紙の弛みを検知できなくなることも考えられる。本実施形態においては、乾燥機構90は巻取り動作の駆動信号を基準として動作することから、その基準信号が入力されない限り乾燥機能は停止したままになる。従って、本実施形態によれば、例えば、長時間にわたってロール紙の同じ部分を乾燥し続ける状態で排出ロール紙の長さが余ってしまい、余ったロール紙が乾燥機構90の送風口を塞いでしまうような事態が発生しても、乾燥機構90の乾燥機能が停止しているので、該乾燥機構90が異常昇温して装置を損傷するなどの不都合発生を防止することができる。
逆に、弛みセンサ8の近傍に誤って何か物を置いてしまったような場合に、該センサ8から常に検出信号が出力され、巻取り動作及び乾燥動作が作動してしまうといった不都合が考えられる。あるいは、弛みセンサ8が正常に働いたが巻取りモータが正常に動作せず、その結果、ロール紙が巻き取られずに弛みセンサ8の検出状態が続くといった場合も考えられる。
本実施形態においては、これらの不都合を回避するために、弛みセンサ8の弛み検知信号が出力される時間(図9中のTs1)の長さをカウントし、規定時間以上継続した場合に異常動作と判断して巻取り動作及び乾燥動作を停止するように制御する。このような制御によっても、乾燥動作を制御する場合の画像記録装置に対するダメージを無くすことができる。ここで、何らかの要因でソフトウェアが異常動作することにより上記制御が正常に働かず、例えば乾燥機構が異常昇温してしまうような可能性も考えられるが、そのような場合は、乾燥機構90内にサーモスイッチを設け、ハード的に電源ラインを遮断することにより対処することができる。
以上の説明から明らかなごとく、前述の実施形態によれば、排出されるロール紙を巻取る巻取り機構5の巻取り動作の駆動信号を基準として該乾燥機構の乾燥動作を制御するので、ロール紙上の記録画像を均一に乾燥定着させることが可能となり、これにより常に濃度ムラのない良好な記録画像を得ることができる。また、巻取り機構5によるロール紙の巻取り量に関する情報に基づいて巻取り条件及び乾燥条件の少なくとも一方を補正することにより、記録画像をさらに均一に乾燥定着することが可能となる。さらに、上記のような均一な乾燥状態を実現することで、余分なエネルギーを消費することがなく省力化を図ることができる。また、巻取り動作の駆動信号を基準として該乾燥機構の乾燥動作を制御することから、巻取り動作に異常が発生した場合でも、必要に応じて乾燥動作を停止させることができ、装置構成部位や記録画像に対する損傷を確実に回避できる画像記録装置が得られる。
なお、本発明は、給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置であれば、プリンタ機能の他にファクシミリ機能、原稿読み取り機能あるいは撮像機能などの他の機能を付加した複合装置における画像記録装置、あるいは、記録装置をコンピュータ等のホスト機に接続して構成される複合装置における画像記録装置などに対しても同様に適用可能なものであり、同様の作用効果を奏するものである。
また、本発明は、記録ヘッドの主走査と記録媒体の副走査で記録していくシリアル式の画像記録装置、あるいは記録媒体の副走査のみで記録していくライン記録式の画像記録装置など、記録方式の如何に関わらず適用可能なものであり、同様の作用効果を奏するものである。また、本発明は、単色又は複数色で記録する1個の記録ヘッドを用いる構成、異なる色のインクで記録する複数の記録ヘッドを用いる構成、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録ヘッドを用いる構成、さらには、これらを組み合わせた構成の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なインクカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用チューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。さらに、本発明は、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録ヘッドなど、他の作動方式で駆動される記録ヘッドを用いる画像記録装置に対しても同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
本発明を適用した画像記録装置の一実施形態を示す模式的斜視図であり、(a)は巻取り機構を引き出して記録するときの状態を示す全体図であり、(b)はロール紙給紙機構を引き出した状態を示す部分図である。 本発明を適用した画像記録装置の一実施形態の模式的縦断面図である。 図2中の巻取り機構のスプールの内部構造を示す図であり、(a)は一部破断断面平面図であり、(b)は(a)中の線b−bに沿った断面図である。 図2中のスプールブレーキ機構を示す模式的部分斜視図である。 図2中のロール紙給紙機構及び巻取り機構で使用されるスプール駆動部の模式的部分斜視図である。 図2中の巻取り機構の内部に配設された乾燥機構を示す模式的部分斜視図である。 図2中の乾燥機構が配設された巻取り機構の模式的縦断面図である。 本発明による画像記録装置の一実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明による画像記録装置の一実施形態における巻取り機構及び乾燥機構の動作制御を示すタイミングチャートである。 給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録する画像記録装置の従来例を示す模式的縦断面図である。 図10中の巻取り機構の模式的平面図である。
符号の説明
1 装置本体 2 スタンド
5 巻取り機構
6 フレーム
6a 開口
6b 開口
7 ガイドコロ
8 弛みセンサ
10 ロール紙給紙機構
11 フレーム
12 ロール紙給紙ローラ
13 従動ローラ
15r、15L スライドレール
16 引出し把手
20 手差し搬送機構
21 手差し口
22 紙センサ
23 手差し給紙ローラ
30 ロール紙搬送機構
31 搬送ローラ
32 紙センサ
40 画像記録機構
41 副走査ローラ(搬送ローラ)
42、43 従動ローラ
45 プラテン
46 記録ヘッド
50 排紙機構
51 排紙ローラ
52、53 排紙ガイド
54 カッター
55 排紙口
60 スプール
61 芯棒
61a スプール芯棒
62 板材
63 リンク機構
63a レバー
63c 爪
63d 圧縮ばね
64 軸受
65 スプールリング
66 スプールギア
70 スプールブレーキ機構
71 揺動板
72 付勢ばね
73 揺動中心軸
74 ブレーキリミッタ
74a 入力リング
75 従動リング
80a、80b スプール駆動部
81 スプール駆動ギア
83 スプール駆動モータ
86 トルクリミッタ
86a リミッタギア
90 乾燥機構
91 断熱カバー
91a 通孔
92 送風ファン
94 ヒータ
94a 発熱抵抗体
95 サーミスタ
301 ホストコンピュータ
303 システムコントローラ
304 CPU
305 ASIC
306 ROM
307、308 RAM
309 ヘッドドライバ
310 記録ヘッド
311 モータドライバ
312 主走査、副走査及びスプールなどを駆動する各種モータ
313 巻取りモータドライバ
314 ヒータ動作回路
315 ファン駆動回路
Pr ロール紙
S ロール芯管
F 送風方向
W ロール紙上に乾燥領域の幅(巻取り方向の長さ)
Pa1、Pa2 ロール紙の排出軌跡
G ロール紙と乾燥機構の間の距離

Claims (10)

  1. 給紙されるロール紙にインクを付着させて画像を記録するとともに、画像を記録されたロール紙を機外に排出する画像記録装置において、
    排出されたロール紙を巻取るための巻取り機構と、前記ロール紙の画像を乾燥定着させるための乾燥機構とを備え、
    前記巻取り機構の巻取り動作の駆動信号を基準として前記乾燥機構の乾燥動作を制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記巻取り機構は前記排出されるロール紙を弛ませながら巻取るように構成され、該ロール紙の弛みを検知するとともに、該弛みの検知結果に応じて前記巻取り動作及び前記乾燥動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記乾燥機構による乾燥領域は、前記弛みを検知する検知手段より巻取り方向下流側であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記乾燥機構による乾燥領域は、前記巻取り機構により前記ロール紙が巻き取られる巻き始め位置の近傍であることを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記巻取り機構による前記ロール紙の巻取り量に関する情報に応じて、該ロール紙の巻取り条件及び前記乾燥機構の乾燥条件を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記巻取り条件は、1回当たりの前記ロール紙の巻取り量であることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記乾燥機構はヒータを有し、前記乾燥条件は前記ヒータの制御温度もしくは駆動時間であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像記録装置。
  8. 前記乾燥機構は送風ファンを有し、前記乾燥条件は前記ファンの回転数もしくは駆動時間であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記巻取り機構の巻取り動作と前記乾燥機構の乾燥動作とを同時に行わないように駆動制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  10. 前記乾燥機構のヒータの動作は前記巻取り機構における前記ロール紙の弛み検知信号を基準に制御され、前記弛み検知信号が一定時間以上継続した場合には、装置動作異常と判断して前記ヒータの動作を停止させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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