JP2006130166A - 肘関節固定用粘着部材及びその使用方法 - Google Patents

肘関節固定用粘着部材及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】粘着部材を肘関節に貼付することによる肘関節の固定の際、テーピングの専門知識を有さない人でも操作が簡便であり、適切にテーピングが可能な肘関節固定用粘着部材を提供する。
【解決手段】肘関節部分の形状及び当該部分の筋肉の動き等を考慮し、予め粘着部材の形状や材質を特定することによる。具体的には、伸縮布からなる基材及び医療貼付用粘着層を含む粘着部材であって、該粘着部材は長辺部と短辺部を含む帯状の形状からなり、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目が施されていることにより2分割された部分を含み、さらに長辺部の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれた部分を有する肘関節固定用粘着部材による。
【選択図】図1

Description

本発明は肘関節固定用粘着部材及びその使用方法に関する。詳しくは肘部位に貼付して固定することにより、加齢や運動等によって生じる肘部の痛みを軽減することのできる肘関節固定用粘着部材及びその使用方法に関する。
従来から膝や肘、手首、足首等の関節部に発生する痛みに多くの人が悩まされてきた。関節部は人間の動作に深く関与しているため、この部位に痛みが生じると、日常の動作が困難になることが多い。特に肘関節部は日常生活における全ての行動に影響を与えるため、肉体的ばかりでなく精神的にも深刻な問題が発生する。
肘関節部に痛みを生じさせる原因として、特にバックハンドストロークに起因するテニス肘やシュートボールやホークボールの多用による野球肘等の肘外側に支障がある上腕骨外側上顆炎、野球肘やフォアハンドストロークに起因するテニス肘やゴルフ肘等の肘内側に支障がある上腕骨内側上顆炎が挙げられる。このように関節部に発生する痛みの原因は多くあるが、テニスではバックハンドストロークの不適切な打ち方を習慣的に続けていたり、相手のボールの速度が速すぎて手首が内側に強く返されたりすると、腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、回外筋等の上腕骨外側上顆を起始としている筋や長母指外転筋、短母指伸筋、長母指伸筋、小指伸筋等の前腕骨の後面を起始としている筋である前腕の伸筋群が強く引き伸ばされる。また、野球ではシュートボールやホークボールに伴う手首の斜め外側への強い掌屈による過大ストレスで、同じように前腕の伸筋群が強く引き伸ばされる。また、逆に強い短縮性収縮が強制される場合もある。
これらのストレスにより、前腕伸筋の起始部の筋・腱移行部と腱には大きな負担がかかり、腱が微細断裂をきたすことがある。これにより、前腕伸筋群の多くが付着する起始部の上腕骨外側上顆付近(肘の外側)や伸筋群にかけて圧痛や運動時痛が感じられるようになる。
さらに野球の投球動作では、肘を支点として上肢をしなやかに鞭状にする必要がある。上肢がしなやかに鞭状になるには、肘関節はとっさに強い外反位が要求される。それ以外に、手首の強い背屈も加わるために、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋、円回内筋、浅指屈筋等の上腕骨内側上顆を起始としている筋や、方形回内筋、深指屈筋、長母指屈筋等の尺骨及び前腕骨間膜を起始としている筋である前腕屈筋群の起始部の筋・腱移行部と腱には大きな負担がかかる。投球動作においては、前腕屈筋群の過剰なストレスは前述にとどまらず、ボールをリリースする前に伸展状態から急遽反転して短縮性の収縮に変わることが要求される。そのため、前腕屈筋群には1回の投球動作において2度の過剰な伸展によるストレスとさらに2度の強い短縮性の収縮によるストレスが荷重される。
また、テニスではフォアハンドストロークで不適切な打ち方を習慣的に続けていたり、相手のボールの速度が速すぎて手首が外側に強く返され(背屈が強制される)たりすると、前腕の屈筋群への衝撃力が大きくなったり、屈筋群や腱への負担が大きくなる。また、強いサービス時は、前述の野球肘によく似たメカニズムによりテニス肘が生じることがある。一方、トップスピンの時はスナップをきかす必要があり、サービスの時とは逆に前腕屈筋群を急速に強く短縮性収縮させることが要求される。すなわちスナップをきかせるには前腕を回内させながら屈筋群を使って急速に手首を内側に返す(掌屈)が必要である。
これらの過大なストレスが繰り返されると、腱は伸びきってしまったり、腱に微細断裂が生じ、前腕屈筋群の起始部の上腕骨内側上顆付近(肘の内側)を押すと圧痛が生じたり、運動時痛がみられるようになる。
これらの肘関節の炎症は、加齢による関節部周囲の筋力の低下、過度の使用、瞬時に過度の力がかかる等が原因で、これらはひとたび症状が悪化すると頻繁に又は長期にわたって発生する。前記のように、肘関節の痛みは深刻な問題であるが、近年の高齢化社会、健康志向による運動量の増加、逆に生活習慣の変化による運動量の減少、さらには野球、サッカー、バレー、テニス等の本格的な競技に携わった過度の運動という状況から明らかなように、肘関節に痛みを有する人口は増加する傾向にある。そのため、関節部に生じる痛みへの対策が強く要求されており、現在でもその治療方法について様々な検討がされている。
このような関節部の痛みを軽減する方法としては、痛み止め、筋弛緩剤等の飲み薬や局所注射等による薬物治療、レーザーや干渉波やマイクロウェーブ等によって消炎鎮痛させる理学療法等様々な方法が挙げられるが、その一つに関節部を固定して痛みを軽減する方法も知られている。この関節部を固定する方法は、薬局等で手軽に入手できる専用の粘着部材が用いられるため、前記したような薬物治療や通院、手術等の他の方法よりも比較的安価にしかも手軽に関節部の痛みを軽減しうる有効な手段である(以下、粘着部材を用いて関節部を固定することを「テーピング」ともいう。)。しかし、ほとんどの人はテーピングに関する専門の知識を持ち合わせておらず、たとえ専門書等で知識を得たとしても技術の習得が困難であるので、専門のトレーナーにテーピングしてもらうために整骨院等に通ったりしているのが現状である。しかし、わざわざ整骨院に通うのは時間も手間もかかり、関節部を痛めた人にとっては苦痛である。
また、一般に市販されているテーピング用粘着テープを関節に貼り合わせて屈伸運動等の動きを制御する方法が提案されているが、予め関節及び筋肉の動き等の知識がないとテープを貼る位置や、テープをどの程度の長さ使用すれば良いかの認識が不十分なため、最適な対応ができない。また、場合によっては貼付することによって痛みを却って悪化させる場合もありうる。
特にテーピングの専門知識を有さない人にとっても膝関節のテーピングを容易にするために、形状に工夫を凝らした膝関節固定用粘着部材が開示されている(特許文献1、2)。しかしながら、その他の関節部位についてもテーピングを容易にする粘着部材の開発が望まれている。
実用新案登録第3086861号公報 特開2002-330991号公開公報
本発明は、粘着部材を肘関節に貼付して肘関節を固定する際に、テーピングの専門知識を有さない人でも操作が簡便であり、適切にテーピングが可能な肘関節固定用粘着部材及びその使用方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、肘関節部分の形状及び当該部分の筋肉の動き等を考慮し、予め粘着部材の形状や材質を特定することにより、専門知識を有しない人であっても適切かつ容易にテーピング用粘着部材を貼付することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下からなる。
1.伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材であって、該粘着部材は長辺部と短辺部を含む帯状の形状からなり、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目が施されていることにより帯状の形状の一方が2分割されており、さらに長辺部の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれた部分を有することを特徴とする肘関節固定用粘着部材。
2.前記粘着部材において、一方の短辺部側から中央に向かって施される切れ目の長さが、長辺部の長さの1/10〜1/2である前項1に記載の肘関節固定用粘着部材。
3.前記粘着部材において、凹状に切り抜かれた部分の大きさは、長辺部の長さの1/10〜1/2であり、短辺部の長さの1/10〜1/2である前項1又は2に記載の肘関節固定用粘着部材。
4.前記伸縮布からなる基材が、長手方向又は短手方向の少なくとも1方向に伸縮性を有し、該長手方向又は短手方向の少なくとも1方向の伸長時における引張応力が50〜280N/25mm幅で、その伸びが50〜270%である前項1〜3のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材。
5.前記伸縮布からなる基材が、強撚布、織物、編物又はネット地、或いはスパンボンド不織布に伸縮糸又は伸縮糸と非伸縮糸を編みこんだ不織布伸縮性編物地である前項4に記載の肘関節固定用粘着部材。
6.以下の手順により肘外側部を固定する前項1〜5のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材の使用方法:
1)肘関節固定用粘着部材の2分割された部分を腕の外側(橈骨側)に向け、該肘関節固定用粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼り;
2)次に2分割された粘着部材の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつけるように貼り合わせ;
3)さらに2分割されていない部分を伸張させながら腕の内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
7.以下の手順により肘内側部を固定する前項1〜5のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材の使用方法:
1)肘関節固定用粘着部材の2分割された部分を腕の内側(尺骨側)に向け、該肘関節固定用粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼り;
2)次に2分割された粘着部材の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつけるように貼り合わせ;
3)さらに2分割されていない部分を伸張させながら外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
本発明の肘関節固定用粘着部材は、粘着部材の形状や材質を特定したことにより、肘関節に対して追従性と固定性を付与するために、テーピングの専門知識を有さない人にとっても操作が簡便であり、常用的に迅速、容易かつ適切に肘部分をテーピングすることができる。
本発明の肘関節部位固定用粘着部材(以下単に、「本発明の粘着部材」という。)は、伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材である。
以下に本発明の粘着部材を、添付図面(図1〜3)を参照しながら説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応する部分を示すものとする。
本発明の粘着部材は、長辺部(a)と短辺部(b)を含む帯状の形状からなり、このような帯状の形状であれば添図1〜3に示す矩形の他、台形、多角形又は楕円形等その他様々な形であっても良い。本発明の粘着部材の大きさは、近年スポーツ年齢が低くなっているため、老若男女問わず使用できる適切な寸法を充足させるため、長辺部(a)の長さが100〜1000mm、好ましくは150〜800mmであり、短辺部(b)の長さが10〜500mmであり、好ましくは20〜300mmのものである。
本発明の粘着部材は、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目(A)が施されてることにより2分割されていることを特徴とする。この2分割されていることにより、今まで困難であった粘着部材の肘関節部への貼付を容易にし、テーピングを簡便にする効果を付与するものである。本発明の粘着部材において2分割のための切れ目(A)の長さは、特に限定されないが、本発明の粘着部材のくびれた部分を肘内側部付近に位置を定めて貼り付けたときに、2分割された粘着部材(B)(C)を伸長させながら、肘頭の周囲を囲むように巻きつけるように貼ることができる長さであれば良い。このような目的のために、一方の短辺部側から中央に向かって施される切れ目は、長辺部の長さの1/10〜1/2であり、その長さは10〜500mm、好ましくは50〜300mmであれば良い。また、2分割の幅は特に限定されないが、好ましくは等間隔のものが左右の肘、肘内側部又は肘外側部について各々区別することなく使用することができ、好適である。
本発明の粘着部材の2分割された側の先端(B)(C)の形状は、特に限定されないが、例えば矩形部の角部を曲線状に切り落としたような形状、つまり、舌状の形状が好適である。先端部が角を有する矩形状であると、既に貼付されている粘着部材の上(自背面も含む)に重ね貼りした際に剥がれやすくなるが、舌状の形状であると剥がれにくくなる。
本発明の粘着部材の分割されていない側の先端(D)の形状は、特に限定されないが、例えば矩形部や、矩形部の角部を曲線状に切り落としたような舌状の形状とすることができる。先端部が角を有する矩形状であると、既に貼付されている粘着部材の上(自背面も含む)に重ね貼りした際に剥がれやすくなるが、舌状の形状であると剥がれにくくなる。
本発明の粘着部材は、さらに長辺部(a)の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれている部分(E)を有し、くびれた部分を有することを特徴とする。このような切り抜き部分(E)は、長辺部の一辺又は両辺に設けることができ、両辺に均等に切り抜かれていることが好ましい。
該切り抜かれている凹状の形状は特に限定されないが、好ましくは曲線状であり、例えば円周の一部を切り抜くような形状が好適である。このように、切り抜かれている部分(E)の大きさは、長辺部(a)の長さの1/10〜1/2、好ましくは1/5〜3/7であり、短辺部(b)の長さの1/10〜1/2、好ましくは1/5〜3/7である。
該粘着部材における基材は、片面又は両面に粘着層を支持し、該基材の適度な伸張度により関節部を固定し、痛みを軽減する効果を付与する。該基材は、関節部への追従性と固定性を付与するために、粘着部材の引張応力が50〜280N/25mm幅、好ましくは53〜275N/25mm幅であれば良く、その伸びは50〜270%、好ましくは55〜265%であれば良い。ここで、粘着部材の引張応力が50N/25mm幅未満では、関節の収縮時の強度が不足して、関節の動き(キックバック)を十分に補助できない。280N/25mm幅を超えると、関節の伸張時に強度が強すぎて、十分な関節の動きができなくなる。また、その伸びが50%未満では、関節の伸張時の動きが抑制されて、柔軟な動きができない。270%を超えると、伸縮時の動きは十分であるが、過度にかかる力を制御できなくなる。
本発明の粘着部材に使用する基材は、テーピング用粘着部材に重要である追従性や固定性等の効果を良好に発揮できる弾性及び伸縮性を有し、上記条件のキックバック性を有する素材であれば、原材料の種類に制限されることはない。
具体的には、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、レーヨン、ポリプロピレン、ポリエチレン、綿等からなる強撚布、不織布、編布及び伸縮性を有するシートや布、縦糸に伸縮糸を用いたタテ伸び布、縦糸及び横糸に伸縮糸を用いた伸縮布等が好適である。さらに詳しくは、ナイロン、ポリエステル、綿等の繊維に特殊加工を施して伸縮性を持たせたストレッチヤーンや、ポリウレタン系弾性糸等の伸縮性の大きい合繊糸を単独で編成した編物地、又はこのような合繊糸とポリエステル繊維や綿等の伸縮性の小さい繊維を混合して編成した編布を使用することができる。また、ポリウレタン層のウレタンに関しては、エーテル系、エステル系の一般的なものであれば良く、特に制限することは無い。
本発明の粘着部材における基材の厚みは、使用部位や基材の特性等によって適宜決定されるが、皮膚への追従性を考慮すると0.2〜1.0mmが好ましく、さらに好ましくは0.25〜0.9mmである。該基材の素材が、例えばポリウレタン層を積層させてなる伸縮布の場合は、伸縮布そのものに透湿性及び防水性を付加させることが可能である。この場合の積層させるポリウレタン層厚は、好ましくは5μm以上、30μm未満である。
一方、上記基材の片面に設けた粘着層に用いられる粘着剤は、一般的なテーピング用粘着部材の分野等で公知のものを使用することができる。具体的にはアクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、ビニールエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤を用いることができる。例えば肌に優しい粘着部材又は皮膚刺激性等を考慮したアクリル系粘着剤として、特許第2539330号公報又は特開2002-065841号公報に開示する医療用粘着材又は皮膚貼付用粘着組成物等を使用することができる。
本発明の粘着部材における粘着層の厚みは、基材の厚みと同様に、粘着剤等によって適宜決定されるものであるが、使用部位が肘である場合には20〜400μmが好ましく、25〜200μmがより好ましい。
本発明の粘着部材の粘着剤は、上記した基材の片面に全面又は部分的に設けても良い。粘着剤を部分的に設ける場合は、その塗布形状はドット状又は条状とすることができる。条間空間は、通気路として機能する空間が確保されていれば、直線状、波状、あるいはその他の形状であっても良い。一般には条間空間の断面層の経時的な変化が少ない波状が好ましいが、使用する粘着剤の特性や本発明の粘着部材の使用部位によって適宜決定することができる。さらに必要に応じて、粘着部材を穿孔しても良い。
本発明の粘着部材は、粘着層の表面の汚染を防ぐために、使用するまで粘着剤表面を剥離ライナーにて被覆させておくことが好ましい。この剥離ライナーは一般に皮膚へ貼付する粘着部材及びシート等に用いられている公知のものを使用することができる。具体的には上質紙、グラシン紙、パーチメント紙等の表面に、シリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたものや、上質紙にレジンをアンカーコートしたもの又はポリエチレンをラミネートしたもの等の表面に、シリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたもの等が挙げられる。また、この剥離ライナーは、使用に便利なように適当に背割りを設けることができる。
本発明の粘着部材の使用方法を、図4及び5に示す。
本発明の粘着部材の2分割された部分の剥離ライナーの一部を剥がす。該粘着部材の2分割された部分を腕の外側(橈骨側)に向け、該粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を、肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼付する。次に2分割された粘着部材(B)(C)の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら腕の外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
その後、分割していない側の剥離ライナーを剥がし、該分割していない側の端(D)を適度に伸張させながら腕の内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつける。このような方法で肘外側部の関節部の良好な固定性が得られるため、痛みを軽減することができる。
上記とは別の方法を、図6及び7に示す。
本発明の粘着部材の2分割された部分の剥離ライナーの一部を剥がす。該粘着部材の2分割された部分を腕の内側(尺骨側)に向け、該粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を、肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼付する。次に2分割された粘着部材(B)(C)の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら腕の内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
その後、分割していない側の剥離ライナーを剥がし、該分割していない側の端(D)を適度に伸張させながら腕の外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつける。このような方法で肘内側部の関節部の良好な固定性が得られるため、痛みを軽減することができる。
以上のように、本発明の粘着部材は2分割された部分(B)(C)とされていない部分(D)とを有することで貼付する位置や方法が明確となる。また、切り抜き部分(E)を有することでさらに粘着部材の追従性が増し、肘関節部にフィットする。よって本発明の粘着部材を使用すると、テーピングの専門知識のない人であっても肘関節のテーピングを容易に行うことができる。
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。
(実施例1)粘着部材1
上質紙にポリエチレンをラミネートした面にシリコーン処理を施した剥離ライナーの処理面に、2-エチルヘキシルアクリレート96.5重量部及びアクリル酸3.5重量部からなる混合物を不活性ガス雰囲気下で酢酸エチルによって共重合されたアクリル系粘着剤を乾燥後の厚みが80μmになるように塗布し、この粘着層上に基材として縦糸に綿17と8テックスと、横糸に綿25テックスの糸を綾織した厚さ800μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布を貼合せ、基材、粘着層、剥離ライナーの積層体を得た。
上記積層体に打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが300mm、短辺部(b)の長さが60mmの矩形状で、一方の短辺部側から図1に示す長さ100mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材1を得た。
(実施例2)粘着部材2
実施例1と同様に、シリコーン処理をした剥離ライナー上に、粘着剤を乾燥後の厚みが70μmになるように塗布し、この粘着層上に基材としてポリエステル75デニール糸をスムーズ編された厚さ350μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布と10μmのポリエステル系ウレタンフィルムの積層品に貼合せ、基材、粘着層、剥離ライナーの積層体を得た。
上記積層体に打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが350mm、短辺部(b)の長さが75mmの矩形状で、一方の短辺部側から図2に示す切り抜き及び長さ95mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材2を得た。
(実施例3)粘着部材3
実施例2と同様に、シリコーン処理をした剥離ライナー上に、粘着剤を乾燥後の厚みが70μmになるように塗布した粘着層を条状に設けた。この粘着層上に、基材としてポリエステル75デニール糸をスムーズ編された厚さ450μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布の積層体を得た。
上記積層体に打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが250mm、短辺部(b)の長さが75mmの矩形状で、一方の短辺部側から図3に示す切り抜き及び長さ100mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材3を得た。
(比較例1)
長辺部(a)の長さを90mm、短辺部(b)の長さを5mm、切込み(A)の長さを30mmとする以外は実施例1と同様にして加工された粘着部材を得た。
(比較例2)
長辺部(a)の長さを300mm、短辺部(b)の長さを30mmのものを2本にした以外は、実施例1と同様にして加工された粘着部材を得た。
(比較例3)
長辺部(a)の長さを300mm、短辺部(b)の長さを60mm(切込み無し)に変更した以外は、実施例2と同様にして加工された粘着部材を得た。
(実験例1)引張応力及び伸び
1)引張応力
実施例1〜3及び比較例1〜3の各粘着剤を幅25mm×長さ150mmに切出し、100mmの標線を入れた。各粘着剤を引張速度300mm/minで引張り、破断した時の引張応力を測定した。
2)伸び
実施例1〜3及び比較例1〜3の各粘着剤を幅25mm×長さ150mmに切出し、100mmの標線を入れた。各粘着剤をおよそ300mm/minの引張速度で手で引張り、最大伸張時の伸びを測定した。
Figure 2006130166
(実験例2)
実施例1〜3、及び比較例1〜3を、年齢層30代以上のボランティア20人の肘関節に貼付し、下記の基準によって貼付性評価を行った。
1)関節の固定感
関節の固定感については、テーピングをしない時に比べて「固定感が非常にある」「固定感がある」「固定感が少しある」「変わらない」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表2に記す。上記段階のうち、「固定感が非常にある」「関節の固定感がある」を関節部の固定感に対して有効とし、有効率を表2に併記した。
Figure 2006130166
2)装着感
装着感については、「非常に快適」「問題なし」「不快に感じる」「非常に不快」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表3に記す。上記段階のうち、「非常に快適」「問題なし」を装着感が良好であるのに有効とし、有効率を表3に併記した。
Figure 2006130166
3)操作性
操作性については、「貼り易い」「問題なし」「貼り難い」「非常に貼り難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表4に記す。上記段階のうち、「貼り易い」「問題なし」を操作性が良好であるのに有効とし、有効率を表4に併記した。
Figure 2006130166
上記説明した如く、本発明の肘関節固定用粘着部材は、粘着部材の形状や材質、大きさを特定したことにより、肘関節の固定の際、テーピングの専門知識を有さない人にとっても操作が簡便であり、常用的に迅速かつ容易に使用することができる。本発明の肘関節固定用粘着部材は、医療機関において使用するのみならず、肘関節固定用粘着部材を必要とする一般消費者が使用することが可能となる。
本発明の粘着部材1を示す図である。(実施例1) 本発明の粘着部材2を示す図である。(実施例2) 本発明の粘着部材3を示す図である。(実施例3) 本発明の粘着部材の肘への使用方法を示す図である。 本発明の粘着部材の肘への使用方法を示す図である。 本発明の粘着部材の肘への使用方法を示す図である。 本発明の粘着部材の肘への使用方法を示す図である。
符号の説明
a 長辺部
b 短辺部
A 切れ目部
A’切れ目起点部
B 2分割された部分の端部
C 2分割された部分の端部
D 2分割していない側の端部
E 切りぬき部分

Claims (7)

  1. 伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材であって、該粘着部材は長辺部と短辺部を含む帯状の形状からなり、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目が施されていることにより帯状の形状の一方が2分割されており、さらに長辺部の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれた部分を有することを特徴とする肘関節固定用粘着部材。
  2. 前記粘着部材において、一方の短辺部側から中央に向かって施される切れ目の長さが、長辺部の長さの1/10〜1/2である請求項1に記載の肘関節固定用粘着部材。
  3. 前記粘着部材において、凹状に切り抜かれた部分の大きさは、長辺部の長さの1/10〜1/2であり、短辺部の長さの1/10〜1/2である請求項1又は2に記載の肘関節固定用粘着部材。
  4. 前記伸縮布からなる基材が、長手方向又は短手方向の少なくとも1方向に伸縮性を有し、該長手方向又は短手方向の少なくとも1方向の伸長時における引張応力が50〜280N/25mm幅で、その伸びが50〜270%である請求項1〜3のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材。
  5. 前記伸縮布からなる基材が、強撚布、織物、編物又はネット地、或いはスパンボンド不織布に伸縮糸又は伸縮糸と非伸縮糸を編みこんだ不織布伸縮性編物地である請求項4に記載の肘関節固定用粘着部材。
  6. 以下の手順により肘外側部を固定する請求項1〜5のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材の使用方法:
    1)肘関節固定用粘着部材の2分割された部分を腕の外側(橈骨側)に向け、該肘関節固定用粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼り;
    2)次に2分割された粘着部材の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら腕の外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつけるように貼り合わせ;
    3)さらに2分割されていない部分を伸張させながら腕の内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
  7. 以下の手順により肘内側部を固定する請求項1〜5のいずれか一に記載の肘関節固定用粘着部材の使用方法:
    1)肘関節固定用粘着部材の2分割された部分を腕の内側(尺骨側)に向け、該肘関節固定用粘着部材の凹状に切り抜かれ、くびれた部分の粘着部を肘関節が屈折する内側に位置を定めて貼り;
    2)次に2分割された粘着部材の間に肘頭を露出させ、該肘頭の周囲を囲むように、該2分割された部分を伸長させながら腕の内側(尺骨側)から外側(橈骨側)に巻きつけるように貼り合わせ;
    3)さらに2分割されていない部分を伸張させながら腕の外側(橈骨側)から内側(尺骨側)に巻きつけるように貼り合わせる。
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