JP2006129756A - ウニ類および藻の増殖礁 - Google Patents

ウニ類および藻の増殖礁 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウニ類と藻の両方を効率よく、育成または着生させることが可能な経済的なウニ類および藻の増殖礁を提供すること。
【解決手段】 下面および側周面にスクリーン材13,15を備えた鋼製箱状枠体3内に石詰されて石詰鋼製箱状枠体5が構成され、その石詰鋼製箱状枠体5の前端側の枠材14cに短尺柱18が左右方向に間隔をおいて立設され、前記前端側の枠材14cから後端側に離れた位置の枠材14a,14cに前記短尺柱14の高さよりも高い長尺柱19が左右方向に間隔をおいて立設され、前記各短尺柱18および長尺柱19に渡って後端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠20が架設され、その傾斜基枠20に沿って藻礁基板23が並べて固定されて、傾斜藻礁屋根24が構成されていることを特徴とするウニ類および藻の増殖礁。
【選択図】図1

Description

本発明は、海藻を育成・増殖させる藻場を造成することができ、また、ウニ類(アカウニ、ムラサキウニ、バフンウニ、エゾバフンウニ等)の増殖が可能なウニ類および藻の増殖礁に関する。
従来、(A)海藻を育成・増殖させる藻礁として、上部が開口し海底に沈めて設置された石詰箱状本体と、その箱状本体に固定され海藻の幼芽を着生した基質が上面に取付られるプレ−トと、下部が開口し、前記プレートの上方を覆う着脱自在な幼芽保護かごとからなる藻礁とし、ネトロンシートからなる目の細かい網で石詰箱状本体の内外を被覆する構造のものが知られている。(例えば特許文献1参照)
前記(A)の場合には、ネトロンシートからなる目の細かい網で石詰箱状本体の内外を被覆する構造であるので、ウニ類が石詰箱状本体内に入ることができず、ウニ類の増殖礁としての機能を果たすことができないという問題がある。
また、従来、(B)海藻の着生面を有する多孔質材料およびその多孔質材料に組み込まれた栄養素供給源からなる海藻養殖用ブロックを対称に傾斜させるように架台上に配置すると共に、架台下部の支柱を板状の重量基礎に支持させるように構成された藻礁、海藻の養殖方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、(C)従来、人工ウニ礁として、基礎底部上に、中央に取り出し口部を有するドーム状のウニ育成室と、その周囲に間隔をおいて環状壁の流れ除け部を備えた形態のものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
実公平2−5727 特開平5−308871号公報 特許第2981219号公報
前記(A)の場合には、ネトロンシートからなる目の細かい網で石詰箱状本体の内外を被覆する構造であるので、ウニ類が石詰箱状本体内に入ることができず、ウニ類の増殖礁としての機能を果たすことができないという問題がある。
また、前記(B)の場合には、藻礁、海藻の養殖のみに使用される重量基礎を必要としているので、藻礁、海藻の養殖場の設備費が高価になるという問題がある。
さらに、前記Cの場合には、特殊な形状および構造となるので、ウニ礁が高価になるという問題がある。
そして、前記(A)〜(C)のいずれの場合も、海藻のみの基礎としての石詰箱状本体であったり、海藻のための重量基礎であったり、ウニのみのための基礎を兼ねた底部であり、すなわち単一目的の利用形態型であり、ウニと藻の両方を効率よく、育成または着生させるようにした形態ではないので、コストの高い設備になるという問題がある。
本発明は、前記の問題を有利に解決することができ、ウニ類と藻の両方を効率よく、育成または着生させることが可能な経済的なウニ類および藻の増殖礁を提供することを主目的とする。
また、前記の主目的を達成した上で、さらにウニの成長段階に応じて好適な棲家となるウニ増殖礁を備えたウニ類および藻の増殖礁を提供することも目的とする。
第1発明のウニ類および藻の増殖礁においては、下面および側周面にスクリーン材を備えた鋼製箱状枠体内に石詰されて石詰鋼製箱状枠体が構成され、その鋼製箱状枠体の前端側の枠材から後端側に向かって離れた位置の枠材に、柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前端側の枠材またはこれに固定された台座と前記各柱に渡って後端側に向かって上向きに傾斜した藻の増殖用の傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に藻礁基板が並べて固定されて、傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする。
第2発明では、第1発明のウニ類および藻の増殖礁において、後端側の枠材またはこれに固定された台座から前端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に藻礁基板が並べて固定されて、前記傾斜藻礁屋根と反対に傾斜する傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明のウニ類および藻の増殖礁において、前記鋼製箱状枠体は直方体状に形成され、前記傾斜した藻礁基枠の低い位置の端部が、前記鋼製箱状枠体の前端側上面の辺に一致するように設けられていることを特徴とする。
第4発明のウニ類および藻の増殖礁においては、下面および側周面にスクリーン材を備えた鋼製箱状枠体内に石詰されて石詰鋼製箱状枠体が構成され、その石詰鋼製箱状枠体の前端側の枠材に短尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記前端側の枠材から後端側に向かって離れた位置の枠材に前記短尺柱の高さよりも高い長尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記各短尺柱および長尺柱に渡って後端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に沿って藻の増殖用の藻礁基板が並べて固定されて、傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする。
第5発明では、第4発明のウニ類および藻の増殖礁において、後端側の枠材に短尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記短尺柱から前端側から前端側に向かって上向きに傾斜した傾斜した基枠が架設され、その傾斜基枠に藻礁基板が並べて固定されて、前記傾斜藻礁屋根と反対に傾斜する傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする。
第6発明では、第1発明〜第5発明のいずれかのウニ類および藻の増殖礁において、石詰されて構成された石層は、下層部の石の平均粒径に比べて上層部の石の平均粒径が大きくされていることを特徴とする。
第7発明では、第1発明から第5発明のいずれかのウニ類および藻の増殖礁において、石詰されて構成された石層は、下層部の石の粒径に比べて上層部の石の粒径が大きくされていることを特徴とする。

第8発明では、第6または第7発明のウニ類および藻の増殖礁において、下層部の石の粒径が30cmを下回り20cm以上とされ、上層部の石の粒径が30cm以上〜40cmとされていることを特徴とする。
第9発明では、第7発明または第8発明のウニ類および藻の増殖礁において、鋼製箱状枠体の上層側に詰られた石の粒径より目が細かく下層に詰められた石の粒径よりも目の粗い上部スクリーン材が設けられていることを特徴とする。
第9発明では、第1発明〜第8発明のいずれかのウニ類および藻の増殖礁において、傾斜基枠の傾斜部下面と、鋼製箱状体の上面側との間に採取用間隙が設けられて、鋼製箱枠体の上面側からウニの採取が可能とされていることを特徴とする。
第10発明では、第7発明または第8発明のウニ類および藻の増殖礁において、前記鋼製箱状枠体は上面にはスクリーン材が設けられていないことを特徴とする。
第1発明によると、鋼製箱状枠体内に石詰されて構成された石詰箱状枠体により、ウニ類に適した棲家を容易に形成でき、しかも、基礎として利用しても安定している石詰鋼製箱状体を利用して上部の傾斜藻礁屋根を安定した状態で支持することができる。
また、石詰箱状枠体の上部の傾斜藻礁屋根により太陽光線を遮るので、石詰鋼製箱状枠体自体には藻の着生がしがたくなり石詰鋼製箱状枠体内のウニ類の採取作業がし易くなる。また、傾斜藻礁屋根により石詰鋼製箱状枠体に陰影を形成して、陰影効果を高めることによりウニ類の棲家として好適な環境を形成することができる。
さらに、傾斜藻礁屋根は傾斜しているので、潮流により運搬されて着生しやすい藻をある程度選定することができる。また、潮流の潮上側に傾斜藻礁屋根の低レベル側を配置することにより、潮流を利用して潮流に含まれる栄養素を傾斜藻礁全体に供給させて藻の生育環境を平坦な場合に比べて改善させることができる。
このように、本発明のウニ類および藻の増殖礁によると、上部の傾斜藻礁により藻礁の機能を図りながら石詰箱状枠体によりウニ類の生育環境に適した棲家の形成およびウニ類の採取の容易な増殖礁とすることができる。
第2発明によると、第1発明の効果に加えてさらに、石詰箱状枠体の全体を覆う前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根により陰影効果を高めて、ウニ類の棲家の環境を石詰箱状枠体全体に渡って一層向上させることができ、しかも、藻礁着生面積を増大させることができ、さらに前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根とされているので、前後両方向の流れる方向の異なる潮流を利用して藻を着生させて増殖させることができ、さらに、傾斜方向の異なる両方の傾斜藻礁屋根により切妻状に形成されるので、前後方向の一方の波が増殖礁に作用しても、一方の傾斜藻礁に下向き力が作用し、他方の傾斜方向の異なる傾斜藻礁に上向き力が作用するようになるので、打消し合うことになり、増殖礁の揺動を少なくして安定性を向上させることができる。
また、前記屋根が切妻状に形成され石詰箱状枠体の全体に被さっているので、中詰石に及ぼす波の影響が少なく、このため、上面にスクリーン材が存在しない場合でも、充分中詰石の安定性を確保できる。
第3発明によると、藻礁基枠の端部が鋼製箱状枠体の前端部上面の辺に一致するように設けられているので、石詰鋼製箱状枠体の前端部から傾斜藻礁屋根へ連続させて、潮流の流れを滑らかにして、ウニ類および藻の増殖礁における傾斜藻礁への藻の着生を促進させることができ、また、潮流が傾斜藻礁屋根に沿って流れる場合には、潮流により下向きの力を傾斜藻礁屋根に作用させて、ウニ類および藻の増殖礁の安定性を増すことができる。
第4発明によると、第1発明の効果に加えて、傾斜藻礁が石詰鋼製箱状枠体に設けられた前端側の短尺柱と、後端側に向かって離れた長尺柱に架設された傾斜基枠にそって藻礁基板が設けられているので、水深が多少深くなっても、藻の光合成に好都合な水深レベルに傾斜藻礁を維持して、効率よく藻を増殖させることができる。
また、各柱により傾斜基枠と石詰鋼製箱状枠体との間に充分な間隙を形成することができ、石詰鋼製箱状枠体内のウニ類の採取作業が容易になる。
第5発明によると、第4発明の効果に加えてさらに、石詰箱状枠体の全体を覆う前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根により陰影効果を高めて、ウニ類の棲家の環境を石詰箱状枠体全体に渡って一層向上させることができ、しかも、藻礁着生面積を増大させることができ、さらに前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根とされているので、前後両方向の流れる方向の異なる潮流を利用して藻を着生させて増殖させることができ、さらに、傾斜方向の異なる両方の傾斜藻礁屋根により切妻状に形成されるので、前後方向の一方の波が増殖礁に作用しても、一方の傾斜藻礁に下向き力が作用し、他方の傾斜方向の異なる傾斜藻礁に上向き力が作用するようになるので、打消し合うことになり、増殖礁の揺動を少なくして安定性を向上させることができる。
第6および7発明によると、箱状枠体内に、単に平均粒径の小さい石を下部に充填すると共に、平均粒径の大きい石を上部に充填するだけで、ウニ類の成長に応じて、小さき棲家を下部に大きい棲家を上部に簡単に形成することができるばかりでなく、成長したウニ類を採取作業員が鉤棒または素手で上部側から容易に採取可能にすることができる。
また、第7発明のように、上層部の石を大きくすることにより、下層部の小さい石の流出を防止する被覆石としての効果があり、上面のスクリーン材が存在しない場合でも、中詰石の安定性を向上させることができる。
第8発明によると、第5発明の効果に加えて、中詰される石を市販されている粒径が適度に揃った安価な石とすることができ、また、石詰作業の際のハンドリングもし易く、ウニ類の成長に応じた大小の棲家を容易に形成できるばかりでなく採取の容易な実用的なウニ類増殖礁を安価に形成できる。
第9発明によると、下層の石の粒径よりも目が粗くかつ上層の石の粒径よりも目の細かい上部スクリーン材により、確実に石の流出の防止を図りながら、上部スクリーン材を足場あるいは手摺として利用して、また、上部スクリーン材の目が粗いので手を入れ易く、ウニ類の採取作業を容易にすることができる。
第10発明によると、上部スクリーン材が存在しないので、上部スクリーン材が採取の邪魔にならないので、ウニ類の採取作業を非常に容易にすることができる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本発明のウニ類および藻の増殖礁1の第1実施形態を示すものであって、まず、上面および側周面に間隔をおいてスクリーン材2、15を備えた鋼製箱状枠体3内に石4が詰められて構成された石詰鋼製箱状枠体5の構造について説明する。
内側に補強支持梁6を有する平面矩形状の上部枠型フレーム7と、これに上下方向に間隔をおいて平行に配置された内側に補強支持梁6を有する下部枠型フレーム8とが、これらのコーナー部に配置されて固定された隅部柱9および中間柱10により一体化されて箱型フレーム11が構成され、その箱型フレーム11の下部側は前後方向に延長するように配置されていると共に左右方向に間隔をおいて平行に配置されている左右の各下横枠材12a,12bとこれに平行な補強支持梁6に渡って配置されると共に前後方向に間隔をおいて平行に配置されて、前記左右の下横枠材12a,12bと補強支持梁6に固定された多数の下部スクリーン材13を備えていると共に、前後方向に延長すると共に左右方向に間隔をおいて平行な左右の上横枠材14a,14bおよび左右方向に延長すると共に前後方向に間隔をおいて平行な前後の上横枠材14c,14dと、前記各下横枠材12a,12bまたは左右方向に延長するように配置されていると共に前後方向に間隔をおいて平行な前後の各下横枠材12c,12dとに渡って配置され、前後方向または左右方向に間隔をおいて平行に縦向きに配置された多数の側部スクリ−ン材15を備えた鋼製箱状枠体3が構成されている。
前記鋼製箱状枠体3内に側部スクリーン材15間の間隔あるいは下部スクリーン材13間の間隔よりも大きな粒径の石4が充填され、前後方向に延長する左右の各上横枠材14a,14bに渡って、また、中間部を補強支持梁6に支持させるようにして、上部スクリーン材2が前後方向に間隔をおいて平行に配置されて固定されて、石詰鋼製箱状枠体5が構成されている。
前記鋼製箱状枠体5内に充填配置されている石4は、図4に一例を示すように、平均粒径が上部側の石4(4a)に比べて小さい石4(4b)が下部側に充填されて下部小粒径石層16が形成され、上部側には、下部側の石4(4b)に比べて平均粒径が大きい石4(4a)が充填されて、上部大粒径石層17が形成されている。
なお、前記の上部および下部の石層16,17の石4(4a,4b)の粒径は、平均粒径であって、上下方向に部分的に多少は混在してもよい。上層に小粒径の石4(4b)があってもよいが、後記する代表形態として図12に示すように、上面側にスクリーン材2を設けない場合に、小粒径の石4(4b)の流出を確実に防止するためには、大粒径の石4(4a)を上層に被覆石として石詰するのが好ましい。このように、大粒径の石を上層に充填すると、上面のスクリーン材が存在しない場合でも、中詰石の安定性を向上させることができる。
例えば、充填される上層部の石4(4a)としては、30cm以上〜40cm位の粒径のものを使用し、下層部の石4(4b)としては、20cm〜30cmを越えない粒径の石を使用するようにするのがよい。
前記鋼製箱状枠体3内の上部に粒径の大きい石4(4a)を詰めて大粒径石層17を形成し、下部の小粒径石層16を覆うようにすると、波あるいは潮流による下部の小粒径石4(4b)の流出を防止することができる。また、このような場合には、上部スクリーン材を省略するようにすることもできる。
また、前記のように、鋼製箱状枠体3内の上部側に平均粒径の大きい石4(4a)を、下部側に平均粒径の小さい石4(4b)を充填することにより、上下方向または横方向において、下部側に詰まれる石4(4b)間の隙間により、比較的小さな隙間が形成できると共に、小さい石4(4b)と大きい石4(4a)との境界間隙では、比較的中程度の間隙が形成でき、また、大きい石4(4a)間の間隙では、比較的大きな間隙が形成でき、ウニ類にとって好適な棲家となる棲家を容易に形成することができ、しかも、ウニ類の成長段階に応じて、各種大きさの好適な隙間の棲家あるいは石表面が大小異なる棲家を容易に形成することができる。
なお、前記の上部スクリーン材2の配置間隔は、上部に平均粒径の大きい石4(4a)を石詰された場合には、平均粒径の小さい石4(4b)に面している側部スクリーン材15の配置間隔よりも大きくすることができ、ウニ類の採取作業を、側部スクリーン材15間からの採取に比べて、上部スクリーン2間の間隙から容易に採取できるようにされている。
前記の石詰鋼製箱状枠体5における前端部の上横枠材14cには、左右の隅部柱9および中間柱の延長上に、それぞれ隅部および中間に短尺柱18の下部が固定され、また、左右の上横枠材14a、14bの中央部には、それぞれ長尺柱19の下部が固定され、前部側の前記各短尺柱18と中央部の長尺柱19の上部とに渡って、平面矩形状の版状の藻礁基枠20における左右の側部枠材21が後端側に向かって上向きに傾斜するように、また、長尺柱19から後方に向かって突出するように配置されて固定されている。
前記藻礁基枠20は、前後方向に延長するように傾斜して配置された左右の各側部枠材21間に渡って配置される共に前後方向に間隔をおいて平行に配置されて固定された複数(図示の場合は6つ)の藻礁ブロック支持板22を備えている。また、藻礁基枠20における前後方向に隣り合う藻礁ブロック支持板22の幅方向端部に跨ると共に左右方向に間隔をおいて多数の平面矩形状の藻礁ブロック(藻礁基盤)23が配置されて固定され、藻礁屋根24が構成されている。
前記の藻礁ブロック23は、コンクリート製あるいは高炉スラグと自然石または貝殻との複合材料からなる基盤本体の下面側に、前記藻礁ブロック支持板22に溶接等により固定するための鋼製部材(図示省略)を備えており、各藻礁ブロック23の上面側は、海中を浮遊する藻の胞子が着生しやすい基質であると共に着生した藻が増殖しやすい基質とされている。なお、藻礁屋根24の傾斜角度は、着生させたい藻の種類により設計により設定される。
前記の石詰鋼製箱状枠体5と、これに立設された柱18,19、藻礁基枠20、藻礁ブロック23とにより、片流れ型の藻礁屋根24を備えたウニ類および藻の増殖礁1が構成されている。なお、鋼製箱状枠体3およびを構成する部材および鋼製箱状枠体3に立設された柱18,19、藻礁基枠20、藻礁ブロック23等の接合は、ボルト・ナットあるいは溶接等により組立られる。
前記のような藻礁屋根24が形成されたウニ類および藻の増殖礁1は、藻礁屋根24の藻礁ブロック23の部分に着生した藻の光合成が可能な水深、例えば、2〜3m程度の水深になるように石詰鋼製箱状体5が海底に設置される。また、設置する水深に応じて、短尺柱18および長尺柱19の長さは設計により設定される。
また、海底に設置されたウニ類および藻の増殖礁1は、藻礁基枠20あるいは藻礁屋根24により、太陽光線を遮断し、石詰鋼製箱状体5に陰影を作り、陰影効果により、ウニ類の棲家として好適な環境となるようにされている。また、石詰鋼製箱状体5に陰影を作ることにより、石詰鋼製箱状枠体5には藻の着生がし難いので、ウニ類の採取が容易になるようにされている。
なお、図示を省略するが、前記の各短尺柱18および長尺柱19をその中間部において分離結合可能にし、例えば、上部に支持フランジ付の基部柱と下部フランジ付上部柱とのフランジ相互を着脱可能なボルト・ナットにより結合して分離可能な柱材に構成するようにしてもよく、このようにすると、高さが高くなるようなウニ類および藻の増殖礁1を、上下に分離して、嵩張らないように分離して陸輸送を可能にし、一体化も容易である。
第1実施形態および後記する第2実施形態では、各短尺柱18が比較的長いため、傾斜した藻礁基枠20と、石詰鋼製箱状枠体5の上面とに比較的大きな隙間25を形成でき、ウニ類の採取作業員の全身または上半身を容易に、石詰鋼製箱状枠体5の上面に位置させて、石詰鋼製箱状枠体5内において成長したウニ類の採取を容易にしている。
(第2実施形態)
図5および図6は、本発明のウニ類および藻の増殖礁1の第2実施形態を示すものであって、前記第1実施形態と相違する部分は、傾斜した藻礁屋根24を前後対称に形成した点が相違するので、この部分を主に説明し、同様な部分については、図に同様な符号を付して第1実施形態の説明を援用して省略する。
この実施形態では、藻礁基枠20における各側部枠材21が長尺柱19から突出しないように、各側部枠材21の他端側が長尺柱19の前後方向中央部までの長さ寸法とされ、前後の各側部枠材21は長尺柱19の直上中央で一体化されて、倒く字状のフレームとされている。
また、前後方向の後端側(図5の右端部)の左右方向に延長する上横枠材14dの端部および中央部に、短尺柱18が固定され、その短尺柱18と、前後方向に延長する左右の横枠材14a,14bの中央部に固定された長尺柱19とに渡って平面矩形状で版状の藻礁基枠20が、前部側の藻礁基枠20の傾斜方向と対称に傾斜した状態で配置固定され、その藻礁基枠20の構成は前記の前部側の藻礁基枠20と同様で、長尺柱19直上で一体化されている。
前記藻礁基枠20は、前後方向に延長するように傾斜して配置された左右の各側部枠材21間に渡って配置される共に前後方向に間隔をおいて平行に配置されて固定された複数(図示の場合は6つ)の藻礁ブロック支持板22を備え、長尺柱19直上において屈折するように一体化されている側部枠材21上では、倒く字状の藻礁ブロック支持板22とされている。
また、藻礁基枠20における前後方向に隣り合う藻礁ブロック支持板22の幅方向端部に跨ると共に左右方向に間隔をおいて多数の平面矩形状の藻礁ブロック23が配置されて固定され、反対側に傾斜した、すなわち、後端側に向かって下向きに傾斜した対称の藻礁屋根24が構成され、全体として切妻形状にされている。
このように、石詰鋼製箱状枠体5の全体を覆う前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24により陰影効果を高めて、ウニ類の棲家の環境を石詰鋼製箱状枠体5全体に渡って一層向上させることができ、しかも、藻礁着生面積を増大させることができ、さらに前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24とされているので、前後両方向の流れる方向の異なる潮流を利用して藻を藻礁ブロック23に着生させて増殖させることができ、さらに、傾斜方向の異なる両方の傾斜藻礁屋根24により切妻状に形成されるので、前後方向の一方の波が増殖礁1に作用しても、一方の傾斜藻礁屋根24に下向き力が作用し、他方の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24に上向き力が作用するようになるので、打消し合うことになり、増殖礁1の揺動を少なくして安定性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図7および図8は、本発明の第3実施形態を示すものであって、前記第1実施形態と相違する部分は、短尺柱18に代えて、高さの低い台座26に置換え、長尺柱19の長さを短くした形態であるので、相違する部分を主に説明し、同様な説明は援用し、同様な部分には図に同様な符号を付して説明を省略する。この形態では、石詰鋼製箱状枠体5における前後方向前端側の左右方向に延長する上横枠材14cに、これに沿って全長に渡って連続するように設けられた一本の鋼製台座26が固定され、その台座26に、傾斜した藻礁基枠20における左右の側部枠材21の基端部が固定され、また、藻礁基枠20における最下端の藻礁ブロック支持板22の下端部が、前記台座26の端部上面に接触または近接するように設けられている。
第3実施形態のウニ類および藻の増殖礁では、傾斜した藻礁基枠20と石詰鋼製箱状枠体5の上面との間は台座26により前面が閉塞されて、前面側からの潮流の流れが傾斜藻礁屋根24に流速がスムースに早く流れるようにされ、また、藻礁基枠20の下面側において、傾斜した藻礁基枠20と石詰鋼製箱状枠体5の上面との間に、台座高さ寸法の隙間25から漸次拡大する隙間25が形成でき、その隙間25を採取用隙間として利用し、その部分に採取作業員自体または採取作業員の腕を配置して、石詰鋼製箱状枠体5内のウニ類の採取を容易にしている。また、傾斜した藻礁屋根24が石詰鋼製箱状枠体5に近接しているので、傾斜した藻礁屋根24に波の影響を受けても、ウニ類および藻の増殖礁1の安定性がよい。
なお、この実施形態の変形形態として、長尺柱19を後端の上横枠材14dと藻礁屋根24後端の側部枠材21とに渡って傾斜配置するような形態でもよい。
(第4実施形態)
図9および図10は、本発明のウニ類および藻の増殖礁の第4実施形態を示すものであって、傾斜した藻礁屋根24を前後対称に形成した点が相違するので、この部分を主に説明して、同様な部分については、第3実施形態の説明を援用し、また、同様な要素には、図に同様な符号を付して説明を省略する。
この実施形態では、傾斜した藻礁基枠20における各側部枠材21が長尺柱19から突出しないように、各側部枠材21の他端側が長尺柱19の前後方向中央部までの長さ寸法とされ、長尺柱19直上において前後の側部枠材21が一体化されて倒く字状のフレームとされている。一体化されている側部枠材21上では、倒く字状の藻礁ブロック支持板22とされている点は第2実施形態と同様である。
また、前後方向の後端部の左右方向に延長する上横枠材14cに沿って、前端側と同様に鋼製台座26が固定され、その鋼製台座26の左右の各端部と、左右の各長尺柱19とに渡って、平面矩形状で版状の傾斜した藻礁基枠20が、前部側の藻礁基枠20の傾斜方向と対象に傾斜した状態で配置固定され、その藻礁基枠20の構成は前記の前部側の藻礁基枠と同様で、長尺柱19直上で一体化されている。
前記藻礁基枠20は、前後方向に延長するように傾斜して配置された左右の各側部枠材21間に渡って配置される共に前後方向に間隔をおいて平行に配置されて固定された複数(図示の場合は6つ)の藻礁ブロック支持板22を備えている。また、藻礁基枠20における前後方向に隣り合う藻礁ブロック支持板22の幅方向端部に跨ると共に左右方向に間隔をおいて多数の平面矩形状の藻礁ブロック23が配置されて固定され、反対側に傾斜した、すなわち、後端部に向かって下向きに傾斜した対称の藻礁屋根24が構成され、全体として切妻形状にされている。
このように、石詰鋼製箱状枠体5の全体を覆う前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24により陰影効果を高めて、ウニ類の棲家の環境を石詰箱状枠体5全体に渡って一層向上させることができ、しかも、藻礁着生面積を増大させることができ、さらに前後の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24とされているので、前後両方向の流れる方向の異なる潮流を利用して藻を着生させて増殖させることができ、さらに、傾斜方向の異なる両方の傾斜藻礁屋根24により切妻状に形成されるので、前後方向の一方の波がウニ類および藻の増殖礁1に作用しても、一方の傾斜藻礁屋根24に下向き力が作用し、他方の傾斜方向の異なる傾斜藻礁屋根24に上向き力が作用するようになるので、上下の力で打消し合うことになり(ただし、回転モーメントは生じている)、ウニ類および藻の増殖礁1の揺動を少なくして安定性を向上させることができる。また、傾斜藻礁屋根24の高さが、前記第2実施形態の場合よりも低いので、より安定性を向上させている。
図示の実施形態では、多数の藻礁ブロック支持板22を設け、前後方向に隣り合う藻礁ブロック支持板22間に、前後方向および左右方向に小間隔をおいて多数の藻礁ブロック23を固定するようにしているが、本発明を実施する場合、藻礁ブロックを大きくして、その枚数および藻礁ブロック支持板22の設置枚数を少なくしてもよい。
本発明を実施する場合、使用する平均粒径の大きい石4(4a)の粒径に応じて、上部スクリーン材2間の間隔および上部スクリーン材2と上横枠材14との間隔は、設計により適宜設定され、また、使用する平均粒径の小さい石4(4b)の粒径に応じて、側部スクリーン材15間の間隔および側部スクリーン材15と隅部柱9との間隔は、設計により適宜設定される。
前記各実施形態の変形形態として、例えば、代表形態として図12に示す図1の変形のように、石詰鋼製箱状枠体5の上面側のスクリーン材2を設けなくてもよく、この場合には、小粒径の石4(4b)の流出を確実に防止するためには、大粒径の石4(4a)を上層に石詰すればよい。
図示を省略するが、第3および第4実施形態において、台座26を省略して、直方体状の鋼製箱状枠体5に、傾斜した藻礁基枠20の低い位置の端部が、前記鋼製箱状枠体5の端部上面の辺に一致するように設けてもよい。このように構成すると、藻礁基枠の端部が鋼製箱状枠体の端部上面の辺に一致するように設けられているので、石詰鋼製箱状枠体の一端部から傾斜藻礁屋根へ連続させて、潮流の流れを滑らかにして、ウニ類および藻の増殖礁における傾斜藻礁への藻の着生を促進させることができ、また、潮流が傾斜藻礁屋根に沿って流れる場合には、潮流により下向きの力を傾斜藻礁屋根に作用させて、ウニ類および藻の増殖礁の安定性を増すことができる。
本発明のウニ類および藻の増殖礁1は、石詰鋼製箱状枠体5を備えているので、これのみにても有用な魚礁としての機能を有し、また傾斜した藻礁屋根24を備えているので、さらに魚介類を蝟集させる有用な魚礁としての作用も奏することができる。
図示実施形態では、前後方向または左右方向に間隔をおいて多数の縦向き配置の鋼製板体15の両端部を、それぞれ上下に対向する上横枠材14a〜14dと下横枠材12a〜12dとに固定したり、前記と同様な複数の上部スクリーン材2あるいは下部スクリーン材13とする形態を示したが、本発明を実施する場合、スクリーン材としては、例えば、鋼線による網状体あるいは鋼板等のエキスパンドメタル状の網状体としてもよく、これらの場合には、適宜、上横枠材14a〜14dまたは隅部柱9あるいは中間柱10に固定するようにすればよい。なお、下部スクリーン材は、海底地盤が軟質である場合には、剛性の高い材料のものが望ましい。
本発明の第1実施形態のウニ類および藻の増殖礁を示す斜視図である。 図1の縦断側面図である。 図1の側面図である。 図1における鋼製箱状枠体内に詰められている石の状態の一例を示す拡大縦断側面図である。 本発明の第2実施形態のウニ類および藻の増殖礁を示す斜視図である。 図5の縦断側面図である。 本発明の第3実施形態のウニ類および藻の増殖礁を示す斜視図である。 図7の縦断側面図である。 本発明の第4実施形態のウニ類および藻の増殖礁を示す斜視図である。 図9の縦断側面図である。 上部スクリーン材を省略した形態の鋼製箱状枠体付近を拡大して示す縦断側面図である。 上部スクリーン材を省略した形態の代表例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ウニ類および藻の増殖礁
2 スクリーン材
3 鋼製箱状枠体
4 石
5 石詰鋼製箱状枠体
6 補強支持梁
7 上部枠型フレーム
8 下部枠型フレーム
9 隅部柱
10 中間柱
11 箱型フレーム
12 下横枠材
13 下部スクリーン材
14 上横枠材
15 側部スクリ−ン材
16 下部礁粒径石層
17 上部大粒径石層
18 短尺柱
19 長尺柱
20 傾斜した藻礁基枠
21 側部枠材
22 藻礁ブロック支持板
23 藻礁ブロック(藻礁基盤)
24 傾斜した藻礁屋根
25 隙間
26 台座

Claims (10)

  1. 下面および側周面にスクリーン材を備えた鋼製箱状枠体内に石詰されて石詰鋼製箱状枠体が構成され、その鋼製箱状枠体の前端側の枠材から後端側に向かって離れた位置の枠材に、柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記前端側の枠材またはこれに固定された台座と前記各柱に渡って後端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に藻の増殖用の藻礁基板が並べて固定されて、傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とするウニ類および藻の増殖礁。
  2. 後端側の枠材またはこれに固定された台座から前端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に藻礁基板が並べて固定されて、前記傾斜藻礁屋根と反対に傾斜する傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のウニ類および藻の増殖礁。
  3. 前記鋼製箱状枠体は直方体状に形成され、前記傾斜した藻礁基枠の低い位置の端部が、前記鋼製箱状枠体の前端側上面の辺に一致するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のウニ類および藻の増殖礁。
  4. 下面および側周面にスクリーン材を備えた鋼製箱状枠体内に石詰されて石詰鋼製箱状枠体が構成され、その石詰鋼製箱状枠体の前端側の枠材に短尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記前端側の枠材から後端側に離れた位置の枠材に前記短尺柱の高さよりも高い長尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、前記各短尺柱および長尺柱に渡って後端側に向かって上向きに傾斜した傾斜基枠が架設され、その傾斜基枠に沿って藻の増殖用の藻礁基板が並べて固定されて、傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とするウニ類および藻の増殖礁。
  5. 後端側の枠材に短尺柱が左右方向に間隔をおいて立設され、当該短尺柱から前端側に向かって上向きに傾斜した基枠が架設され、その傾斜基枠に藻礁基板が並べて固定されて、前記傾斜藻礁屋根と反対に傾斜する傾斜藻礁屋根が構成されていることを特徴とする請求項4に記載のウニ類および藻の増殖礁。
  6. 石詰されて構成された石層は、下層部の石の平均粒径に比べて上層部の石の平均粒径が大きくされていることを特徴とする請求項1〜5にいずれかに記載のウニ類および藻の増殖礁。
  7. 石詰されて構成された石層は、下層部の石の粒径に比べて上層部の石の粒径が大きくされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のウニ類および藻の増殖礁。
  8. 下層部の石の粒径が30cmを下回り20cm以上とされ、上層部の石の粒径が30cm以上〜40cmとされていることを特徴とする請求項6または7に記載のウニ類および藻の増殖礁。
  9. 鋼製箱状枠体の上層側に詰られた石の粒径より目が細かく下層に詰められた石の粒径よりも目の粗い上部スクリーン材が設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載のウニ類および藻の増殖礁。
  10. 前記鋼製箱状枠体は上面にはスクリーン材が設けられていないことを特徴とする請求項7または8に記載のウニ類および藻の増殖礁。
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