JP2006129663A - スピンドルモータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 永久磁石モータの3相巻線Lu,Lv,Lwに流れる電流からd軸電流とq軸電流とを演算し、永久磁石モータの電力Wmに基づいてd軸電流指令Idrを演算し、外部より与えられる電流指令SIに基づいてd軸電流指令Iqrを演算する。また、d軸及びq軸電流指令Idr及びIqrとd軸及びq軸電流Id及びIqとに基づいてd軸及びq軸電圧Vd及びVqを演算し、d軸及びq軸電流Id及びIqとd軸電圧Vdとに基づいてd軸誘起電圧Edを演算すると、そのd軸誘起電圧Edに基づいてロータの角速度ωを決定し、その角速度からロータの回転位置Θを推定する。そして、PWM信号形成手段21は、d軸及びq軸電圧Vd及びVq並びに前記回転位置Θから3相のPWM信号Vu,Vv,Vwを形成し、巻線Lu,Lv,Lwに通電を行なう。
【選択図】 図1
Description
尚、以上のような構成と同様なものは、例えば特許文献1〜3などに開示されている。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、永久磁石モータに配置される回転位置センサを不用とした上で、3相PWM信号によって正弦波状の電流をモータの巻線に通電することができるスピンドルモータ制御装置を提供することにある。
永久磁石を有するロータと3相巻線を設けたステ−タとからなる永久磁石モータと、
前記3相巻線の電流を検出する電流検出手段と、
前記3相巻線の電流から、前記永久磁石モータの磁束軸方向成分電流(d軸電流)と、これに直交するトルク軸方向成分電流(q軸電流)とを演算する電流変換手段と、
前記永久磁石モータの電力を演算する電力演算手段と、
前記電力に基づいてd軸電流指令を演算するd軸電流指令形成手段と、
外部より与えられる電流指令に基づいてq軸電流指令を演算するq軸電流指令形成手段と、
前記d軸電流指令、前記q軸電流指令、前記d軸電流、前記q軸電流に基づいて、d軸電圧及びq軸電圧を演算する電圧演算手段と、
前記d軸電流、前記q軸電流、前記d軸電圧に基づいてd軸誘起電圧を演算する誘起電圧演算手段と、
前記d軸誘起電圧に基づいて前記ロータの角速度を決定する角速度演算手段と、
前記角速度に基づいて前記ロータの回転位置を推定する位置推定手段と、
前記d軸電圧及び前記q軸電圧並びに前記回転位置から3相のPWM信号を形成するPWM信号形成手段と、
前記3相のPWM信号に基づいて、前記永久磁石モータの巻線に通電を行なう通電手段とを備えたことを特徴とする。
そして、誘起電圧演算手段がd軸及びq軸電流とd軸電圧とに基づいてd軸誘起電圧を演算すると、角速度演算手段は、そのd軸誘起電圧に基づいてロータの角速度を決定し、位置推定手段は、その角速度からロータの回転位置を推定する。更に、PWM信号形成手段は、d軸及びq軸電圧並びに前記回転位置から3相のPWM信号を形成し、通電手段は、3相PWM信号に基づいて永久磁石モータの巻線に通電を行なう。
以下、本発明の第1実施例の構成について図1乃至図8を参照して説明する。図1は、スピンドルモータ制御装置1の構成を示す機能ブロック図である。図1において、例えばブラシレスDCモータなどで構成される永久磁石モータの3相巻線Lu,Lv,Lwの内、巻線Lu,Lvに対してシャント抵抗(電流検出手段)11,12が直列に挿入されており、それらのシャント抵抗11,12の両端は、電流検出回路(電流検出手段)13,14に夫々接続されている。
z=(Rb/Ra)(y−x)+Vr ・・・(0)
従って、シャント抵抗11,12の夫々の両端電圧が電圧Vrを基準に増幅されて、AD変換回路15に供給される。AD変換回路15は、電流検出回路13側出力の変換結果をIu、電流検出回路14側出力の変換結果をIv、−Iu−IvをIwとして出力する。尚、AD変換回路15は、通電オフ状態(基準電圧Vr)のAD変換結果を記憶しており、これとの差としてIu,Ivを計算している。
電圧ベクトルV(Vα、Vβ)を、電圧ベクトルV1(1,0,0)の成分と電圧ベクトルV2(1,1,0)の成分とに分離して変数D1、D2を演算し、これに基づいて信号波Vu、Vvを決定する。セクタ1はW相の非スイッチング期間にあたるため、信号波Vwはゼロとなる。PWM信号形成手段21は以下の(5)式を用いて演算を行う。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV2、V3の成分に分離して変数D1、D2を求め、これに基づいて信号波Vu、Vvを決定する。信号波Vwはゼロとなる。演算は、以下の(6)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV3、V4の成分に分離して変数D1、D2を求め、これに基づいて信号波Vv、Vwを決定する。信号波Vuはゼロとなる。演算は、以下の(7)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV4、V5の成分に分離して変数D1、D2を求め、これに基づいて信号波Vv、Vwを決定する。信号波Vuはゼロとなる。演算は、以下の(8)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV5、V6の成分に分離して変数D1、D2を求め、これに基づいて信号波Vw、Vuを決定する。信号波Vvはゼロとなる。演算は、以下の(9)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV6、V1の成分に分離して変数D1、D2を求め、これに基づいて信号波Vw、Vuを決定する。信号波Vvはゼロとなる。演算は、以下の(10)式により行われる。
(1)電圧ベクトルVがセクタ1に属する場合
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV1、V2の成分に分離して変数D1、D2を求め、さらに零ベクトルに対応した変数D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。零ベクトルの発生時間に相当するD0は2分割され、PWM周期における電圧ベクトルは、例えばV0(0,0,0)、V1(1,0,0)、V2(1,1,0)、V7(1,1,1)の順に切り替えられる。演算は、以下の(11)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV2、V3の成分に分離して変数D1、D2、D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。演算は、以下の(12)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV3、V4の成分に分離して変数D1、D2、D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。演算は、以下の(13)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV4、V5の成分に分離して変数D1、D2、D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。演算は、以下の(14)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV5、V6の成分に分離して変数D1、D2、D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。演算は、以下の(15)式により行われる。
電圧ベクトルVを、電圧ベクトルV6、V1の成分に分離して変数D1、D2、D0を求め、これらに基づいて信号波Vu、Vv、Vwを決定する。演算は、以下の(16)式により行われる。
ゲートドライブ回路80,81は、3相電圧のPWM波形Vu,Vv,Vwを増幅して、通電手段83の各ゲート端子にオンオフ信号を供給し、モータ巻線Lu,Lv,Lwに対して正弦波PWM電圧を発生させる。以って、モータ巻線Lu,Lv,Lwには正弦波電流が流れモータが回転駆動されると同時に、その電流はd軸電流指令Idr及びq軸電流指令Iqrに追従する。
Ed=Vd−R・Id+ωL・Iq ・・・(17)
ここでR及びLはモータの定数である。回路上のdq軸とモータのdq軸が合致している場合には、d軸誘起電圧Edはゼロになる筈であり、電圧Edがゼロで無い場合には軸が合致していないことを示している。電圧Edが正の場合はモータのdq軸に対して回路上のdq軸が進み位相、電圧Edが負の場合にはモータのdq軸に対して回路上のdq軸が遅れ位相となることから、角速度演算手段23は(18)式により角速度ωを算出する。
ω=ωo−K・Ed ・・・(18)
ここでKはゲイン定数である。角度演算手段24は角速度ωを積分することで角度Θを求めている。これらの処理が繰り返されることにより、回路上のdq軸とモータのdq軸が合致するように、角速度ω及び角度Θが演算される。
Vout<0.95・Vdc Iqr=SI
0.95・Vdc≦Vout<Vdc Iqr=20・SI・(Vdc−Vout)/Vdc
Vdc≦Vout Iqr=0
・・・(20)
これにより、電源電圧Vdcと出力電圧Voutを常に監視して、オーバーフロー(Vdc≦Vout)しないようにq軸電流指令Iqrを制限するので、オーバーフローによる電圧Voutの歪を原因とする電流波形の乱れは発生しない。この動作により、通常は電流指令SIに依存してモータのq軸電流が制御される。
Wm=3・(Vd・Id+Vq・Iq)/2 ・・・(21)
この電力Wmは通常正の値であるが、電流指令SIが負となりモータの回転にブレーキをかける時には負の値をとることがある。d軸電流指令形成手段27は、電力Wmを受けて(22)式でd軸電流指令Idrを求める。
Idr=Idr+Kw・Wm ・・・(22)
但し、Idr≦0
よって、電力Wmが正の場合、d軸電流指令Idrはゼロを維持し、電力Wmが負になったときにd軸電流指令Idrは負方向に変化する。その後に電力Wmが正に戻ったときにはd軸電流指令Idrもゼロ方向に変化する。この動作によりd軸電流が制御されるが、d軸電流はトルクに寄与しない電流であり、巻線抵抗での熱を発生させる効果がある。電力が負となったとき、即ち、モータの回転にブレーキをかけた場合に発生した電圧が、通電手段83を介して電源側に回生する状態となったときにd軸電流を増加させれば、巻線での発熱により電力を消費して、回生状態を回避することが出来る。
(1)位置決め段階
最初はロータの位置決めを行う。この位置決め段階では、d軸電流指令形成手段27に働きかけて電流指令Idrをゼロから電流指令SIに増加させると共に、角速度演算手段23の出力ωをゼロ、角度演算手段24の出力Θをゼロに初期化する。q軸電流指令形成手段25によるIqrはゼロに初期化されている。これによりモータに所定の通電が成されてロータは所定の位置に停止する。この際の通電は信号SMにより3相変調に設定する。この位置決め段階は所定時間で終了して次の強制回転段階に移行する。
次の強制回転段階では、角速度演算手段23の出力ωを増加させることで、角度演算手段24の出力Θも変化してモータは回転を始める。この際、角速度ωの増加は例えば(23)式により行われる。尚、Kyは定数である。
ω=ω+Ky・SI ・・・(23)
つまり、電流指令SIが小さいときには加速が遅く、大きいときには急加速となるように制御している。角速度ωは低角速度指令SFにより制限されており、SFより大きくはならない。従って、低角速度指令SFが所定値ωs未満の場合は、SFの角速度で強制回転を継続する。モータにおいて発生する誘起電圧が小さい低角速度の範囲では、低角速度指令SFに応じて回転する。
(3)切換段階
切換段階では、d軸電流指令Idrを電流指令SIからゼロに、q軸電流指令Iqrをゼロから電流指令SIに角速度ωsで変化させる((24)式)。同時に、角速度演算手段23の出力ωをゼロとして、角度演算手段24の出力Θの変化を停止させる。
Idr=SI・cos(ωs・t)
Iqr=SI・sin(ωs・t) ・・・(24)
この切換段階では、更に、誘起電圧演算手段22のd軸誘起電圧Edを監視している。上記の電流の変化によってd軸誘起電圧Edはプラスからマイナス方向に変化する。d軸誘起電圧Edがゼロになった時点で、角速度演算手段23の前記した演算結果を採用して角速度ωとする。以降、角速度ωはd軸誘起電圧Edに応じて増加するクローズループ状態となり、次の定常段階に移行する。
定常段階では、d軸電流指令Idrはゼロ、q軸電流指令Iqrは電流指令SIに応じる。この際、モータの回転数が所定回転数を越えたときには、信号SMを2相変調側に設定する。以上により、センサレス方式でありながら、電流指令に追従した正弦波電流の始動が可能である。この状態は、スタート/ストップ信号SOがストップに変化するまで継続される。
短絡ブレーキ段階では、信号SMを2相変調側に設定すると同時に、PI制御器18,20に働きかけて電圧Vd,Vqをゼロにする。これにより、PWM信号形成手段21の出力は3相共「ロー」となって、通電手段83の下側FET・Fx,Fy,Fzがオンする。以って巻線Lu,Lv,Lwは下側FET・Fx,Fy,Fzを介して短絡状態となり、ブレーキ力が発生する。この短絡ブレーキ段階は、所定回転数以上の場合または所定時間以内で継続され、この条件から外れたときに次の回生ブレーキ段階に移行する。
回生ブレーキ段階では、負の電流指令SIからq軸電流指令形成手段25を介して負のq軸電流指令Iqrが形成され、電流制御ループによりモータのq軸電流が制御される。これと同時に、電力演算手段26により電力が演算されて、負の場合にはd軸電流指令形成手段27により負のd軸電流指令Idrが形成される。以上により、電力が負にならないように制御されたブレーキ動作が行われる。また、ブレーキ力は電流指令SIに依存する。信号SMは、回転数に応じて2相変調/3相変調が切替え設定される。回生ブレーキ段階によりモータは減速されるが、低速回転では誘起電圧の検出によるモータ回転角の推定に限界が生じる。即ち、所定回転数ωs以下になった場合は回生ブレーキ段階が継続できなくなるために、次の位置決め段階に移行する。
位置決め段階では、角速度演算手段23の出力ωをゼロとすることで角度演算手段24の出力Θを固定する。これと同時に、d軸電流指令形成手段27に働きかけて電流指令Idrをゼロから電流指令SIの絶対値に増加させると共に、q軸電流指令形成手段25によるIqrはゼロにする。すると位置決めのトルクが発生してモータは停止する。この位置決め段階は所定時間継続後に終了する。
従って、センサレス方式により永久磁石モータに正弦波通電を実行できるので、低コストで高効率のスピンドルモータ駆動を行うことができる。また、ベクトル制御によりモータ電流をd/q軸に分離し、加速中にはトルクの発生に寄与しないd軸電流Idをゼロに制御するので、電圧制御の場合と比較して加速能力を最大化できる。
図9は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例のスピンドルモータ制御装置40は、スピンドルモータ制御装置1の内、図9の破線で囲んだ部分を例えばマイクロコンピュ−タ41などの演算器を用いて構成し、ベクトル制御演算を、PWM周期またはその整数倍の周期で実行するように構成したものである。
図10は本発明の第3実施例を示すものである。第3実施例のスピンドルモータ制御装置42は、図10の破線で囲んだ部分をマイクロコンピュータ43などにより構成してソフトウエアで演算処理を行なう。そして、第1実施例におけるPWM信号形成手段21に相当する部分は、PWM信号形成手段51と電圧変換手段52とに置き換えられている。
マイクロコンピュータ43の電圧演算手段52は、電圧Vd,Vqを受けて(25)式により、電圧の振幅Vampと位相Vphsとを出力する。
3相巻線のうち2相のみにシャント抵抗を配置したが、3相バランスを取るために3相全ての巻線にシャント抵抗を配置することが望ましい。
必ずしも回転速度に応じて2相変調と3相変調とを切替える必要はなく、全ての回転速度に亘って3相変調のみを行っても良い。
モータを始動させる場合のシーケンスは図7に示すものに限らない。例えば、(3)の切換段階を省略しても良い。
低速回転制御手段は、個別の設計に応じて低速回転を行う必要がある場合に設ければ良い。
q軸電流指令Iqrを、出力電圧振幅Voutと電源電圧Vdcとの比較結果に応じて制限する処理も、必要に応じて行えば良い。
また、回転中のモータにブレーキをかけて停止させる場合のシーケンスは図8に示すものに限らない。例えば、(1)の短絡ブレーキ段階、または(2)の回生ブレーキ段階を省略しても良い。
Claims (8)
- 永久磁石を有するロータと3相巻線を設けたステ−タとからなる永久磁石モータと、
前記3相巻線の電流を検出する電流検出手段と、
前記3相巻線の電流から、前記永久磁石モータの磁束軸方向成分電流(d軸電流)と、これに直交するトルク軸方向成分電流(q軸電流)とを演算する電流変換手段と、
前記永久磁石モータの電力を演算する電力演算手段と、
前記電力に基づいてd軸電流指令を演算するd軸電流指令形成手段と、
外部より与えられる電流指令に基づいてq軸電流指令を演算するq軸電流指令形成手段と、
前記d軸電流指令、前記q軸電流指令、前記d軸電流、前記q軸電流に基づいて、d軸電圧及びq軸電圧を演算する電圧演算手段と、
前記d軸電流、前記q軸電流、前記d軸電圧に基づいてd軸誘起電圧を演算する誘起電圧演算手段と、
前記d軸誘起電圧に基づいて前記ロータの角速度を決定する角速度演算手段と、
前記角速度に基づいて前記ロータの回転位置を推定する位置推定手段と、
前記d軸電圧及び前記q軸電圧並びに前記回転位置から3相のPWM信号を形成するPWM信号形成手段と、
前記3相のPWM信号に基づいて、前記永久磁石モータの巻線に通電を行なう通電手段とを備えたことを特徴とするスピンドルモータ制御装置。 - 前記通電手段を制御することで、前記永久磁石モータの位置決めを行うと、強制転流により前記永久磁石モータの始動を開始させ、前記強制転流から前記3相PWM信号に基づく通電に切り換えることで始動制御を行う始動制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ制御装置。
- 前記始動制御手段は、前記強制転流期間における加速率を、前記q軸電流指令に対応して変化させることを特徴とする請求項2記載のスピンドルモータ制御装置。
- 前記永久磁石モータの回転にブレーキをかける場合に、短絡ブレーキを行った後、外部より与えられる負の電流指令に対応して前記3相巻線に通電を行い位置決めを行うように制御するブレーキ制御手段を有する請求項1乃至3の何れかに記載のスピンドルモータ制御装置。
- 前記ブレーキ制御手段は、所定時間若しくは所定回転数以上で短絡ブレーキを行い、所定回転数以下で位置決めを行うように構成されていることを特徴とする請求項4記載のスピンドルモータ制御装置。
- 外部からの低速指令を受けた場合に、強制転流で角速度を制御して低速回転を行う低速回転制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のスピンドルモータ制御装置。
- 前記PWM信号形成手段は、2相変調及び3相変調に応じた出力波形を選択可能であり、前記永久磁石モータの低速回転領域で3相変調を選択し、前記永久磁石モータの高速回転領域で2相変調を選択することを特徴とする。請求項1乃至6の何れかに記載のスピンドルモータ制御装置。
- 前記q軸電流指令形成手段は、出力電圧の振幅を演算する振幅演算手段を備え、電源電圧との比較結果に応じて前記q軸電流指令を制限することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のスピンドルモータ制御装置。
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