JP2006128966A - 電子カメラ、画像分類装置、及びプログラム - Google Patents

電子カメラ、画像分類装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像自体の客観的な特徴を基準として自動的に画像を分類し得る電子カメラ、画像分類装置、及びプログラムの提供
【解決手段】 撮影時に被写体像の輪郭を抽出し、その輪郭の縦横のサイズを得て、予め横サイズの最大値Xmaxと最小値Xminと縦サイズの最大値Ymaxと最小値Yminとをグループ識別子GIDに対応付けて登録してあるサイズデータ31−6の縦横のサイズ(最大値と最小値)の範囲と取得した輪郭の縦横のサイズと比較してグループ分けを行うことにより、撮影画像を分類してグループ識別子GIDに対応付けて保存メモリに記録する。
【選択図】 図10

Description

本発明はデジタルカメラ等の電子カメラや画像分類装置における画像管理技術に関し、特に、撮影画像の分類技術に関する。
デジタルカメラ等の電子撮像装置では、画像を撮影し、撮影した画像を内蔵或いは装着された記憶媒体に記録している。
従来、画像の記録の際には、(1)撮影した画像をそのまま1画像ファイルとして記録媒体に記録するか、(2)撮影日時毎に分類し、フォルダを作成して分類するかであった。上記(2)の範疇に属する従来技術として、撮影日時の一部を名称とするディレクトリ(フォルダに相当)を作成して撮影日時毎に分類した画像ファイルを対応付けて記録媒体に記憶するように構成した電子カメラがある(例えば、特許文献1参照)。(3同特許文献には、更に、ユーザがディレクトリを設定し、分類した画像を設定したディレクトリに対応付けて記録媒体に記録するように構成した電子カメラが開示されている。
特開平11−164234号公報
記録媒体に記録された画像を再生して所望の画像を探し出すためには、上記(1)のように記録された画像では表示された画像を1つずつ見てユーザが判断しなければならず、画像の数が増すほど手間と時間がかかるので、上記(2)の技術のように、撮影時に画像を自動的に分類しておき分類のカテゴリに対応したフォルダに対応付けて記録媒体に記録すれば再生して分類する必要がなく、分類の手間と時間がかからないといった利点がある。
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術のような撮影日時による自動分類は、言い換えれば時系列の区分(例えば、日、曜日、時間)に撮影画像を自動的に割り当てるだけであり、画像自体の客観的な特徴による分類が自動的に行われるわけではないので画像ファイルを日付別に管理したい場合には便利であるが、再生画像の検索をするには何時頃撮った画像かを覚えていなければ、時系列の区分順に画像グループを確認しなければならないといった課題があった。
また、上記特許文献1に開示の技術のようにユーザがディレクトリを設定すればディレクトリに分類される画像を連想する名称を付与することができるので、ユーザが画像を分類しやすく、検索時には所望の画像を検索しやすいという利点があるが、名称の付与は画像自体の特徴のような客観的な基準で行うわけではなくユーザの個性やそのときの気分が反映されやすいので、蓄積された画像を撮影者以外の者が検索する際に検索に手間がかかったり、本人でさえ時間を経ると再生の際に撮影時に設定した分類を忘れ検索に手間がかかるといった課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像自体の客観的な特徴を基準として自動的に画像を分類し得る電子カメラ、画像分類装置、及びプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、撮像手段により得られた撮影画像を記録メモリに記録する画像記録手段と、撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離取得手段と、距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角から被写体のサイズを算出するサイズ算出手段と、サイズ算出手段によって算出された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較し、前記サイズ算出手段によって算出された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段により記録メモリに記録される撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは画像の特徴を基準として予め決められたグーループ毎に撮影画像を分類し、グループに対応付けてメモリに記憶することができるので、画像を再生してからユーザが分類するような必要がなく、分類の手間と時間がかからない。また、画像を再生して所望の画像を検索する際、グループ名で検索すればグループに属する画像のみが再生されるので探しやすい。
また、請求項2に記載の発明では、比較情報のサイズ情報は、グループ分けされた、撮影範囲の横サイズの最大値及び最小値、又は縦サイズの最大値及び最小値、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなり、サイズ算出手段によって算出される被写体のサイズは上記比較情報内の被写体情報の構成に対応して、撮影画像の撮影範囲の横サイズ、縦サイズ、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体の撮影範囲のサイズを基準として予め決められたグーループ毎に撮影画像を分類し、グループに対応付けてメモリに記憶することができる。検索時の効果は請求項1に記載の発明と同様である。
また、請求項3に記載の発明では、更に、撮影画像から被写体の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を備え、サイズ算出手段は、前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角と前記輪郭抽出手段によって抽出された輪郭から被写体のサイズを算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは、被写体の輪郭のサイズで画像を分類するので、画像を再生して所望の画像を検索する際、請求項1に記載の発明と比較して検索範囲が狭められていることから検索の精度が向上すると共に、より画像を探しやすい。
また、請求項4に記載の発明では、比較情報のサイズ情報は、グループ分けされた、被写体の輪郭の横サイズの最大値及び最小値、縦サイズの最大値及び最小値、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなり、サイズ算出手段によって算出される被写体のサイズは上記比較情報のサイズ情報の構成に対応して、被写体の輪郭の横サイズ、縦サイズ、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなることを特徴とする請求項3に記載の電子カメラを提供する。
これにより、電子カメラは被写体のサイズを基準として予め決められたグーループ毎に撮影画像を分類し、グループに対応付けてメモリに記憶することができる。検索時の効果は請求項3に記載の発明と同様である。
また、請求項5に記載の発明では、予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、複数の撮影画像を記録する画像記録手段と、画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体のサイズを取得する被写体サイズ取得手段と、前記被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較し、前記被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段に記録されている撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類手段と、を備えたことを特徴とする画像分類装置を提供する。
これにより、画像分類装置は画像の特徴を基準としてメモリに記録されている画像を予め決められたグーループ毎に分類できるので、画像を再生してからユーザが分類するような必要がなく、分類の手間と時間がかからない。また、画像を再生して所望の画像を検索する際、グループ名で検索すればグループに属する画像のみが再生されるので探しやすい。
また、請求項6に記載の発明では、被写体サイズ取得手段は、前記画像記録手段に記録されている撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、前記画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体距離を取得する距離取得手段と、前記画角取得手段によって取得された画角と前記距離取得手段によって取得された距離とから被写体のサイズを算出するサイズ算出手段とを含むことを特徴とする請求項5記載の画像分類装置を提供する。
これにより、画像分類装置は画像再生時に再生する画像の被写体のサイズを算出し、算出した被写体のサイズを基に画像を自動分類することができる。
また、請求項7に記載の発明では、画像記録手段は、前記複数の撮影画像と関連付けて撮影画像の画角情報及び被写体距離情報を記録しており、前記画角取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている画角情報に基づき被写体の画角を取得し、前記距離取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている距離情報に基づき被写体距離を取得することを特徴とする請求項6記載の画像分類装置を提供する。
これにより、画像分類装置は画像に関連付けられている情報に基づき再生する画像の被写体のサイズを算出し、算出した被写体のサイズを基に画像を自動分類することができる。
また、請求項8に記載の発明では、画像記録手段は、複数の撮影画像と関連付けて被写体サイズ情報を記録しており、被写体サイズ取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている被写体サイズ情報に基づき被写体のサイズを取得することを特徴とする請求項5記載の画像分類装置を提供する。
これにより、画像分類装置は撮影画像と関連付けて被写体サイズ情報を記録しているので、画像再生時に再生画像の被写体のサイズを算出しなくても画像を自動分類することができる。
また、請求項9に記載の発明では、予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、前記撮像手段により得られた撮影画像を記録メモリに記録する画像記録手段と、を備えた電子カメラに、撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得機能と、撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離算出機能と、取得された画角と距離から被写体のサイズを算出するサイズ算出機能と、被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較する比較機能と、比較の結果、算出された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段により記録メモリに記録される撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類機能と、を実現させるためのプログラムを提供する。
これにより、電子カメラは、撮影時に、画像の特徴を基準としてメモリに記録される撮影画像を自動分類することができる。
また、請求項10に記載の発明では、予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、複数の撮影画像を記録する画像記録手段と、を備えた画像分類装置に、画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体のサイズを取得する被写体サイズ取得機能と、取得された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較する比較機能と、比較の結果、被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段に記録されている撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類機能と、を実現させるためのプログラムを提供する。
これにより、画像分類装置は、画像の特徴を基準としてメモリに記録されている画像を自動分類することができる。
本発明によれば、撮影画像又はメモリに記録されている画像を予め登録された被写体サイズ別の分類グループに自動的に分類できるので画像を再生表示して分類する手間が省ける。また、所望の画像を検索する際に再生画像全体を探さなくても特定の分類グループだけを探せばよいため、画像を探す手間を少なくすることができる。
本発明に係る電子カメラの一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は上面図である。
図1で、デジタルカメラ1は図1(a)に示すように正面側に撮像レンズ2を有している。また、デジタルカメラ1の背面には図1(b)に示すように液晶モニタ画面4が設けられている。また、上面には図1(c)に示すようにズームレバー7、シャッターキー8及び電源ボタン9が設けられ、図示しないが側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、図1に示したデジタルカメラの実施形態1における電子回路構成の一実施例を示す図である。また、実施形態2では更に輪郭抽出部32(破線枠の部分)を備えているものとする。
なお、以下の説明ではデジタルカメラ1はズーム機能としてデジタルズーム機能のみを備えているものとするが、本発明は光学ズーム機能のみを備えたカメラ、光学ズーム機能及びデジタルズーム機能を備えたカメラ、ズーム機能を備えていないカメラ等にも適用できる。
図2で、デジタルカメラ1は、基本モードである撮影モードにおいて合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、キー入力部30、データベース31を備えている。
撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)11の駆動により合焦位置や絞り位置が移動され、上記撮影レンズ1を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するように撮影モード時の画像分類処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
また、制御部22は、撮影モードで被写体の自動分類の実行制御を行う。例えば、被写体とカメラ間の距離と画角を元に被写体の撮影範囲を算出し、算出した撮影範囲をデータベース31に登録した撮影範囲情報と比較し、この結果を基に画像を分類してグループ識別子(例えばフォルダ)に対応付ける。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の他の各機能の実行制御、例えば、撮像や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、機能選択時の機能選択メニューの表示制御等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態でキー入力部30を構成するシャッターキー8(図1)を操作するとトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
制御部22はこのトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データをJPEG回路27から読出し、1画像のデータファイルとしてデジタルカメラ1の記録媒体である内蔵メモリ或いは着脱自在に装着されるメモリーカード等の保存メモリ28に記録保存する。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリ28への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ28に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力(=表示)させる。
キー入力部30は、上述したズームレバー7、シャッターキー8、電源ボタン9等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。
ズームレバー7は、ズーム操作に用いられ、デジタルズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定されるが、実際の画角は変化せず、液晶モニタ画面5にはズーム値に応じたサイズの画像がトリミングされて表示される。また、光学ズームの場合はズームレバー7の操作に対応してズームレンズ(可変焦点距離レンズ)がワイド側又は望遠側に移動され、ズームレバー7の操作に対応してズーム値が決定され、ズーム値の変化に追従して画角が実際に変化し、液晶モニタ画面には広角画像又は望遠画像が表示される。
データベース31は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な保存メモリに構築され、図3、図4、図7、図10の例に示すように検索容易に構成されたデータ31−1〜31−3、データ31−6等を格納してなる。なお、データベース31を保存メモリ28の所定領域に構築するようにしてもよい。
(実施形態1)
本実施形態ではデジタルカメラ1は撮影時に被写体の撮影範囲のサイズ(寸法)を取得し、これを基に画像を分類して記録する。以下、図1及び図2を基に説明する。
図3は被写体の撮影範囲をサイズ別に分類するための撮影範囲データの構成例を示す図であり、図3(a)は撮影範囲データの構造を示す図、図3(b)は撮影範囲のサイズ値により並び替え(ソート)を行った撮影範囲データを示す図である。
撮影範囲データ31−1は、サイズ分けされたグループを識別するためのグループ識別子を記憶した識別子欄GID、横方向の撮影範囲の最大値を記憶する最大値欄Xmax、及び横方向の撮影範囲の最小値を記憶する最小値欄Xminからなるデータを複数記憶してなる。
撮影範囲データ31−1の各データは図3(b)に示すように予め最大値欄Xmaxに記憶されている値で昇順に並び替えらており、最大値欄Xmaxの値が等しい場合には最小値欄Xminの値で降順に並び替えられているものとする。
撮影時に算出した横方向の撮影範囲Axと撮影範囲データ31−1に記憶されている各データの最大値欄Xmax〜最小値欄Xminに記憶されている値を比較することによりその被写体の属するグループのグループ識別子を取得することができる。つまり、被写体がその撮影範囲のサイズによりグループ識別子に対応付けられて分類されることとなる(図6のフローチャート参照)。
なお、上記図3の例では被写体の縦横比はカメラによって決まっているため、撮影範囲データ31−1をグループ識別子と、撮影範囲の横のサイズの最大値及び最小値で構成したが、図9に示すようにグループ識別子と、撮影範囲の横のサイズの最大値及び最小値と、縦のサイズの最大値及び最小値で構成するようにしてもよい。このように撮影範囲データを構成した場合には被写体の縦と横のサイズを比較して所属グループを決定することができ、分類の精度が向上する。
また、上記図3の撮影範囲データ31−1の例では最大値と最小値で撮影範囲の寸法(サイズ)の範囲を指定できるようにしたが、最大値と最小値のどちらか一方だけとし、一つ前の行のデータのフィールド値と今回の行のデータのフィールド値との間で範囲を指定できるようにしてもよい。
また、上記図3の撮影範囲データ31−1の説明で「・・グループ識別子を記憶した識別子欄GID、撮影範囲の横方向のサイズの上限値を記憶する最大値欄Xmax、及び横方向のサイズの最小値を記憶する最小値欄Xminからなるデータを複数記憶してなる。」としたが、このデータは予め登録した固定値でもよく、後でユーザが書き替えることができるようにしてもよい。
また、上記図3の撮影範囲データ31−1の説明で、「・・最大値及び最小値は予め並び替えられている。」ものとしたが、並び替えの順序は上記説明に限定されず並び替えの方法は公知の方法によればよい。また、後述する動作フローチャート(図5)又は自動分類処理の詳細フローチャート(図6)に並び替え処理を行うステップを設けるようにしてもよい。
図4は撮影画像の記憶アドレスとグループ識別子とを対応付けるための画像アドレスデータの構成例を示す図であり、画像アドレスデータ31−2は、図3に示した識別子欄GIDに記憶されているグループ識別子と対応付けるためのグループ識別子を記憶した識別子欄GIDと保存メモリ28上の撮影画像の記録位置(記憶アドレス)を記憶する画像アドレス欄fdからなるデータを複数記憶してなる。
図5は自動分類モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作概要を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行制御するものであり、撮影モード開始時に液晶モニタ画面4にメニュー表示されるモード選択(或いはモード設定)で自動分類モードが選択(設定)されているものとする。以下、図1〜図8に基づいて説明する。
図5において、制御部22はその時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理を実行し、CCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上でVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にスルー画像を表示する(ステップS1)。
また、被写体サイズを取得するには被写体の横サイズと画面の横サイズを一致させる必要があることから、ユーザは、スルー表示されている被写体についてズームを要する場合は、被写体の横サイズが画面の横サイズと一致するようにズームレバー7を広域側又は望遠側に操作するので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームレバー7が操作された場合はステップS3に進み、操作されない場合はステップS4に進む(ステップS2)。
ズームキー7が操作された場合は、制御部22はキー入力部30から受け取った信号を基にズームレバー7の移動量に応じたズーム値Rを算出或いは取得し、そのズーム値に対応するように取り込んだ画像の拡大/縮小処理を行って1フレーム分トリミングし、トリミング後の画像データを基にスルー画像データを生成し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面にスルー表示させる(ステップS3)。
制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、シャッターキー8が半押しされた場合はズームキー7をロックしてステップS5に進み、押されていない場合はステップS1に戻る(ステップS4)。
次に、制御部22は、所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF処理を行って合焦位置をロックするとともに、撮影レンズの移動距離(レンズ位置)を基にデジタルカメラ1と被写体との距離Lを算出する(ステップS5)。
次に、制御部22はシャッターキー8が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー8が全押しされた場合はステップS7に進む(ステップS6)。
シャッターキー8が全押しされた場合は、制御部22は、その時点でCCD13から取込んでいる1画面分の画像データのDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、撮像による画像データ(上記ステップS3でトリミングされた場合はその画像データ)を基に被写体の撮影範囲の横サイズAxを上記ステップS5で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップS3で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップS7)。
次に、制御部22は、上記ステップS7で算出した被写体の撮影範囲のサイズを基に図6に示すような画像分類処理を行って分類し(ステップS8)、画像圧縮処理を施した後、図4に示したような画像アドレスデータ31−2にこの画像が属するグループ識別子とこの画像の保存メモリ28上の記憶アドレスfdからなるデータを追加記憶することにより、グループ識別子とこの画像を関連付けて保存メモリ28に記録保存して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、図6の画像分類処理で画像が複数のグループに属する場合は、図6のステップS8−5で取得されるそれぞれのグループ識別子と画像の記憶アドレスfdからなる複数のデータを追加記憶する。つまり、この場合は画像が複数のグループに分類(対応付け)される(ステップS9)。
<自動分類動作>
図6は図5のステップS8、つまり、自動分類処理時の詳細な動作を示すフローチャートである。
図5でステップS7からの移行があると、制御部22は変数id(p)にグループ識別子GIDとして’NA’を代入し、撮影範囲データ31−1の先頭データを指すようにアクセスポインタpの値を1に設定する。なお、’NA’はグループ識別子GIDのうちどのグループにも属しないことを意味するグループ識別子である(ステップS8−1)。
次に、制御部22は撮影範囲データ31−1のデータのうちアクセスポインタpが示す位置にデータがあるか否かを調べ、ある場合はステップS8−3に進み、ない場合は撮影範囲データ31−1をすべて検索しても該当するグループがなかったものとして図5のステップS9に移行する(ステップS8−2)。
制御部22は撮影範囲データ31−1の各データのうちアクセスポインタpの示すデータのカラムデータ(識別子欄GID、最大値欄Xmax、最小値欄Xmin)の値を取得して変数gid(p)、xmax、xminに代入し(ステップS8−3)、被写体の撮影範囲の横方向のサイズAxの値と変数xmax、xminの値を比較し(ステップS8−4)、xmin≦Ax≦xmaxの場合は変数id(p)=gid(p)としてグループ識別子を取得(つまり、画像をこのグループに分類)して図5のステップS9に移行し(ステップS8−5)、Ax<xmin又はAx>xmaxの場合は撮影範囲データ31−1のアクセスポインタpに1を加えることによりアクセスポインタを一つ進めてステップS8−1に戻る(ステップS8−6)。
上記図5、図6のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は被写体の撮影範囲を基準として予め決められたグループ毎に撮影画像を分類し、グループに対応付けてメモリに記憶することができるので、画像を再生してからユーザが分類するような必要がなく、分類の手間と時間がかからない。
なお、上記図5のフローチャートでは被写体の撮影範囲の横サイズで画像を分類したが縦のサイズで分類するようにしてもよい。この場合には、例えば、図3の撮影範囲データ31−1の最大値欄をYmax、最小値欄をYminとして予め縦サイズの最大値、最小値を記憶するようにし、図5のステップS5で被写体の撮影範囲の縦サイズBxを算出するようにし、ステップS8の画像分類処理(つまり、図6のステップS8−1〜S8−6)のAxをBx、XmaxをYmax、XminをYminに読み替えればよい。
また、上記図5のフローチャートでは被写体の撮影範囲の横サイズで画像を分類したが図9に示すように横と縦のサイズで分類するようにしてもよい。
この場合には、例えば、図3の撮影範囲データ31−1を識別子欄GID、横の最大値欄をXmax、最小値欄をXminとし、縦の最大値欄をYmax、最小値欄をYminとして予め撮影範囲の横と縦のサイズの最大値、最小値を記憶するようにし、図5のステップS7を、{・・・・被写体の撮影範囲の横サイズを算出した後、更に、「被写体の撮影範囲の縦サイズBxを上記ステップS5で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップS3で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の横サイズAxと縦サイズByの算出方法は公知の方法でよい」とし、更に、ステップS8を、「次に、制御部22は、被写体の撮影範囲を基に図12に示すような画像分類処理を行って分類し」とすればよい。但し、図12のステップT10−1、T10−2、T10−3、T10−7の「DB4」を「DB1」と変更し、これらのステップの説明において「サイズデータ31−6」とある部分を「撮影範囲データ31−1」と読み替えるものとする。
なお、ズーム処理で縦横両方とも画面サイズにあわすのは現実には難しいが、上述のように横と縦のサイズで分類するようにする場合は、例えば、縦専用のズームキーと横専用のズームキーを設けるといったように縦と横とでズーム倍率を変えることができるようにデジタルカメラ1を構成する必要がある。
また、本実施形態の説明ではデジタルカメラ1がデジタルズーム機能のみを備えている場合を例として説明したが、本発明はズーム機能として光学ズーム機能のみを有するデジタルカメラやズーム機能を備えていないデジタルカメラについても適用できる。
デジタルカメラ1がズーム機能として光学ズーム機能のみを備えているカメラの場合は、例えば、図5のステップS3を、「ズームキー7が操作された場合は、制御部22はキー入力部30から受け取った信号を基にズームレバー7の移動量に応じたズーム値Rを算出し、そのズーム値に対応するモータ11の駆動制御信号を生成してモータ11を駆動させてレンズ光学系12のズームレンズを広角側又は望遠側に移動させ、取り込んだ被写体の画像データを基にスルー画像データを生成し、VRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面にスルー表示させる。」ように構成すればよい。
また、デジタルカメラ1がズーム機能を備えていないカメラの場合は画角が一定であるから、図5のフローチャートのステップS2、S3を削除し、ステップS7を、制御部22は、被写体の撮影範囲の横サイズAxを上記ステップS5で算出した被写体とカメラの距離L、及び画角(一定値)を基に算出する」ように構成すればよい。
<画像検索>
図7は分類グループの名称とグループ識別子を対応付けたグループ名称データの構成例を示す図であり、図8は再生モードにおいて画像検索の際に表示される分類グループ名一覧の一実施例を示す図である。
グループ名称データ31−3は、図7に示すようにグループ識別子を記憶した識別子欄GID、分類グループ名称を記憶する分類グループ名欄からなるデータを複数記憶してなる。名称データ31−3の各データは予め登録されているが、ユーザがデータを追加登録したり、グループ分類名称を変更することもできる。ここで、分類グループ名称はグループに属する画像を代表する名称若しくはグループに属する画像を連想可能な名称であることが望ましい。
再生モードにおいて画像検索モードを選択すると制御部22は、図8に示すようにグループ名称データ31−3(図7)の分類グループ名欄に格納されている分類グループ名一覧80を液晶モニタ画面4に表示する。
ユーザが選択キー(図示せず)を操作して分類グループ名一覧80から所望の分類グループ名を選択すると、制御部22はグループ名称データ31−3の識別子欄GIDに記憶されているグループ識別子をキーとして画像アドレスデータ31−2の識別子欄GIDをサーチし、グループ識別子が一致した場合は画像アドレスデータ31−2の画像アドレス欄fdに記憶されている画像の記憶アドレスを基に保存メモリ28からそのグループに属する画像データを読み出し、JPEG回路27で画像伸張処理を施してからVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面4に一括又は順次表示させる。
上記画像検索時の動作により、再生時に分類グループの名称(例えば、フォルダ名)で画像を検索してグループに属する画像を再生して表示し、グループ内の画像の選択操作により所望の画像を取得することができるので、何時頃撮った画像かを覚えていなくても簡単に画像を検索することができる。また、分類グループの名称には画像を連想する名称を付与することができるので、ユーザは検索時に画像グループを選択しやすいので、撮影者以外の者でも検索に手間がからない。
(実施形態2)
上記実施形態1では被写体とカメラの距離及び画角を基に被写体の撮影範囲のサイズ(撮影画像の縦横寸法)を算出して撮影画像を分類する例について説明したが、撮影画像の分類基準は撮影範囲に限定されず、例えば、被写体像のサイズを基準として分類することができる。本実施形態ではデジタルカメラ1は撮影時に被写体の輪郭を抽出して被写体のサイズを算出し、これを基に撮影画像を分類して記録する。以下、図1、図2、図4、図7〜図12を基に説明する。
本実施形態では、デジタルカメラの外観は図1に示したデジタルカメラ1と同様であり、電子回路構成は図2に示した、モータ11〜データベース31に輪郭抽出部32(図2で破線枠で囲まれた部分)を加えた構成及び機能をなす。輪郭抽出部32は撮影時に被写体像の輪郭を抽出する。輪郭抽出は公知の方法によることができる。
図9は輪郭抽出された被写体像の説明図であり、符号90は撮影画像、符号91は抽出された被写体の輪郭(以下、輪郭91)を示し、符号pxは輪郭91の横方向の最大画素数、pyは輪郭91の縦方向の最大画素数を示す。
図10は被写体をグループ分けするためのサイズデータの構成例を示す図であり、図示の例ではサイズ値により並び替え済みである。サイズデータ31−6はデータベース部31(図2参照)に図4に示した画素アドレスデータ31−2及び図7に示した名称データ31−3と共に検索可能に関連付けられて格納されている。
サイズデータ31−6は分類グループを識別するためのグループ識別子を記憶した識別子欄GID、グループ別に被写体の横方向のサイズの最大値を記憶する最大値欄Xmax及び最小値を記憶する最小値欄Xminと、縦方向のサイズの最大値を記憶する最大値欄Ymax及び最小値を記憶する最小値欄Ymin、からなるデータを複数記憶してなる。
サイズデータ31−6の各データは図示のように予め横方向のサイズの最大値欄Xmaxに記憶されている値で昇順に並び替えらており、最大値欄Xmaxの値が等しい場合には最小値欄Xminの値で降順に並び替えられているものとし、さらに最大値欄Xmax及び最小値欄Xminの値が等しい場合には縦方向のサイズの最大値欄Ymaxに記憶されている値で昇順に並び替え、最大値欄Ymaxの値も等しい場合には最小値欄Yminの値で降順に並び替えられているものとする。
撮影時に輪郭抽出により得た被写体の縦、横の画素数を基に算出した被写体のサイズAxとサイズデータ31−6に記憶されている各データの最大値欄Xmax〜最小値欄Yminに記憶されている値を比較することによりその被写体の属するグループのグループ識別子を取得することができる。つまり、被写体がそのサイズによりグループ識別子に対応付けて分類されることとなる(図12のフローチャート参照)。
なお、上記図10の例ではサイズデータ31−6をグループ識別子と縦、横のサイズの最大値及び最小値で構成したが、グループ識別子と縦のサイズ或いは横のサイズの最大値及び最小値で構成するようにしてもよい。
また、上記図10のサイズデータ31−6の例では最大値と最小値で被写体の寸法(サイズ)の範囲を指定できるようにしたが、最大値と最小値のどちらか一方だけとし、一つ前の行のデータのフィールド値と今回の行のデータのフィールド値との間で範囲を指定できるようにしてもよい。
また、上記図10の説明でサイズデータ31−6を、グループ識別子を記憶した識別子欄GID、被写体の縦方向及び横方向のサイズの最大値を記憶する最大値欄Ymax、Xmaxと縦方向及び横方向サイズの最小値を記憶する最小値欄Ymin、Xminからなるデータを複数記憶してなるとしたが、このデータは予め登録した固定値でもよく、後でユーザが書き替えることができるようにしてもよい。
また、上記図10のサイズデータ31−6の説明で、「・・最大値及び最小値は予め並び替えられている。」ものとしたが、並び替えの順序は上記説明に限定されず並び替えの方法は公知の方法によればよい。また、後述する動作フローチャート(図11)又は自動分類処理の詳細フローチャート(図12)に並び替え処理を行うステップを設けるようにしてもよい。
図11は、自動分類モードにおける撮影時のデジタルカメラ1の動作概要を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行するものであり、撮影モード開始時に液晶モニタ画面4にメニュー表示されるモード選択(或いはモード設定)で自動分類モードが選択(設定)されているものとする。以下、図1、図2、図4、図7〜図10に基づいて説明する。
図11において、ステップT1〜T6の動作は図5のフローチャートのステップS1〜S6の動作と同様である。
但し、本実施形態では図11のステップT9に示すように被写体の輪郭から被写体のサイズを取得するので、図5のステップS2のズーム操作の際、「被写体サイズを取得するには被写体の横サイズと画面の横サイズを一致させる必要」がないので、ステップT2の説明を、「ユーザは、スルー表示されている被写体についてズームを要する場合は、被写体の横サイズが画面の横サイズと一致するようにズームレバー7を広域側又は望遠側に操作するので、制御部22はキー入力部30からの信号を調べ、ズームレバー7が操作された場合はステップS3に進み、操作されない場合はステップS4に進む」とするものとする(ユーザがズーム操作時に被写体の横サイズと画面の横サイズを一致させる必要がないだけでステップT2における制御部22の動作は図5のステップS2と同様である)。
ステップT6でシャッターキー8が全押しされると、制御部22は、その時点でCCD13から取込んでいる1画面分の画像データのDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、撮像による画像データ(ステップT3でトリミングされた場合はその画像データ)を基に、被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAyをステップT5で算出した被写体とカメラの距離Lと、上記ステップT3で取得したズーム値Rに基づく画角から算出する。被写体の撮影範囲の縦サイズByと横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップT7)。
次に、制御部22は輪郭抽出部32にDRAM21に記憶されている画像データを送って被写体の輪郭91(図9)を抽出させて被写体の縦横の最大画素数py、pxを取得し(ステップT8)、抽出された輪郭91の縦横の寸法(サイズ)B’y、A’yを算出する。抽出後の輪郭91の縦横の寸法B’y、A’yは、デジタルカメラ1の撮像素子(CCD13)の縦横の最大画素数(ステップT3でトリミング(デジタルズーム)された場合はトリミング画像の縦横の最大画素数)をPymax、Pxmaxとしたとき、縦サイズB’y=(By×py)/Pymax、横サイズA’x=(Ay×px)/Pxmaxとして算出することができる(ステップT9)。
制御部22は、上記ステップT9で算出した被写体の縦横のサイズを基に図12に示すような画像分類処理を行って分類し(ステップT10)、画像圧縮処理を施した後、図4に示したような画像アドレスデータ31−2の画像が属するグループ識別子とこの画像の保存メモリ28上の記憶アドレスfdからなるデータを追加記憶することにより、グループ識別子とこの画像を関連付けて保存メモリ28に記録保存して1枚分の画像データの撮影を終了する。なお、図6の画像分類処理で画像が複数のグループに属する場合は、図12のステップT10−6で取得されるそれぞれのグループ識別子と画像の記憶アドレスfdからなる複数のデータを追加記憶する。つまり、この場合は画像が複数のグループに分類(対応付け)される(ステップT11)。
<自動分類動作>
図12は図11のステップT10、つまり、自動分類処理時の詳細な動作を示すフローチャートである。
図11でステップT9からの移行があると、制御部22は変数idにグループ識別子GIDとして’NA’を代入し、サイズデータ31−6の先頭データを指すようにアクセスポインタpの値を1に設定する。なお、’NA’はグループ識別子GIDのうちどのグループにも属しないことを意味するグループ識別子である(ステップT10−1)。
次に、制御部22はサイズデータ31−6のデータのうちアクセスポインタpが示す位置にデータがあるか否かを調べ、ある場合はステップT10−3に進み、ない場合はサイズデータ31−6をすべて検索しても該当するグループがなかったものとして図11のステップT11に移行する(ステップT10−2)。
制御部22は、サイズデータ31−6の各データのうちアクセスポインタpの示すデータのカラムデータ(識別子欄GID、横サイズの最大値欄Xmax及び最小値欄Xmin、縦サイズの最大値欄Ymax及び最小値欄Ymin)の値を取得して変数gid(p)、xmax、xmin、ymax、yminに代入して(ステップT10−3)、被写体の横方向のサイズA’xの値と変数xmax、xminの値を比較してxmin≦A’x≦xmaxの場合はステップT10−5に進み、A’x<xmin又はA’x>xmaxの場合はステップT10−7に進む(ステップT10−4)。
xmin≦A’x≦xmaxの場合は、更に、被写体の縦方向のサイズB’xの値と変数ymax、yminの値を比較し(ステップT10−5)、ymin≦B’x≦ymaxの場合は変数id(p)=gid(p)としてグループ識別子を取得(つまり、画像をこのグループに分類)して図11のステップT11に移行する(ステップT10−6)。
また、A’x<xmin、又はA’x>xmax、又はB’x<ymin又はB’x>ymaxの場合はサイズデータ31−6のアクセスポインタpに1を加えることによりアクセスポインタを一つ進めてステップT10−1に戻る(ステップT10−7)。
上記図11、図12のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は被写体の縦横のサイズを基準として予め決められたグーループ毎に撮影画像を分類し、グループに対応付けてメモリに記憶することができるので、画像を再生してからユーザが分類するような必要がなく、分類の手間と時間がかからない。また、実施形態1の場合は被写体の撮影範囲のサイズでグループ分けを行うため、グループ分けの精度を上げるためには被写体を画角いっぱいに撮る必要があるが、本実施形態では輪郭抽出により自動的に被写体の移っている範囲を絞り込んだサイズでグループ分けを行うのでより精度の高い分類を行うことができる。
また、本実施形態の説明ではデジタルカメラ1がデジタルズーム機能のみを備えている場合を例として説明したが、本発明は光学ズーム機能及びデジタルズーム機能を有するデジタルカメラや光学ズーム機能のみを有するデジタルカメラやズーム機能を備えていないデジタルカメラについても実施形態1の場合と同様に適用できる。
また、図11のフローチャートのステップT8では輪郭抽出した被写体のサイズをそのまま用いることとしたが、抽出した輪郭が途切れていたり、輪郭線の幅を形成する画素数が所定の閾値以下のため明瞭に表示されないといったように抽出結果が芳しくないような場合を考慮して予め縦横のサイズの最小値を設定しておき、算出した縦横のサイズがその最小値より小さいサイズとなる場合にはステップT7で得た被写体の撮影範囲のサイズAx、Byを被写体のサイズとするようにしてもよい。
なお、本実施形態では図11のフローチャートのステップT7〜T9に示すように、被写体の縦横の撮影範囲のサイズ算出、被写体の輪郭の抽出及び縦横の最大画素数の取得、及び縦横の撮影範囲のサイズ及び縦横の最大画素数を元にした被写体の縦横のサイズの算出という3工程により被写体のサイズを取得したが、被写体サイズの取得方法は上記の例に限定されない。被写体像の横サイズAxの算出方法として、公知の方法、例えば、特開平4−153468号公報に開示の技術のように被写体像のエッジを検出してから、その被写体像の2点間のサイズと、被写体とカメラの距離L及びズーム値Rに基づいて被写体像の横サイズを算出することもできる。
<画像検索>
本実施形態における画像再生時の画像検索動作及び効果は前述した実施形態1と同様である。
なお、実施形態1又は実施形態2での画像記録(図5のステップS9又は図11のステップS11参照)の際に、記録する画像のサムネイル画像(縮小画像)を生成して、記録する画像と関連付けて保存メモリに記録するようにしてもよい。
サムネイル画像が記録画像に関連付けて保存メモリ28に記録されている場合は、画像検索の際、ユーザがメニュー選択キー(図示せず)を操作して分類グループ名一覧80から所望の分類グループ名を選択すると、制御部22はグループ名称データ31−3の識別子欄GIDに記憶されているグループ識別子をキーとして画像アドレスデータ31−2の識別子欄GIDをサーチし、グループ識別子が一致した場合は画像アドレスデータ31−2の画像アドレス欄fdに記憶されている画像の記憶アドレスを基に保存メモリ28からそのグループに属する画像のサムネイル画像を2次元配列表示等により一覧表示し、ユーザが所望のサムネイル画像を選択すると対応する画像データを読み出し、JPEG回路27で画像伸張処理を施してからVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面4に表示させることができる。この場合は、グループに属する画像の検索能率がより向上する。
また、実施形態1又は実施形態2では画像再生(画像閲覧)はデジタルカメラ1側で行うものとしたが、デジタルカメラ1と他の外部機器をUSBケーブルや近距離通信手段によって接続し、それら外部機器側でデータベース31に格納されている画像アドレスデータ31−2及び名称データ31−3を利用するようにして外部機器側で分類グループ毎に画像を閲覧したり、コピーしたり、移動できるように構成してもよい。
また、実施形態1又は実施形態2では分類の際に画像の特徴として被写体の撮影範囲やサイズを基準としたが、撮影時に得られる情報、例えば、撮影モード等を分類基準に加えるようにしてもよい。
また、上記実施形態1又は実施形態2ではデジタルカメラを例としたが、電子カメラという語は、デジタルカメラのほか、カメラ付き携帯電話機や撮像部を有する情報機器などにも適用し得るものである。
(実施形態3)
上記実施形態1又は実施形態2では、撮影時に分類するようにしたが、電源オンオフ時や画像再生モード設定時、画像検索モード時、或いは、実行キー操作等の任意又は所定のタイミングで分類処理を実行するようにしてもよい。以下、画像検索モード時を例として説明する。
また、本実施形態の説明では画像分類装置として図1及び図2に示したデジタルカメラを例として説明するが、画像分類装置という語は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機や撮像部を有する情報機器等の電子カメラのほか、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)等のような画像処理装置などにも適用し得るものである。
図13は画像分類装置の一実施例としてのデジタルカメラの保存メモリのレイアウト例を示す図である。画像分類装置として機能するデジタルカメラ1の保存メモリ28は図示のような記憶領域、つまり、画像管理情報記録領域281、データベース領域282、画像記録領域283、及び画角情報及び距離情報記録領域284をレイアウトの一部として備えているものとする。
画像管理情報記録領域281には保存メモリ28に記録された各画像ファイルの画像情報や記録アドレス等の管理情報が記録されている。
データベース領域282には、前述した、撮影範囲データ31−1(図3)又はサイズデータ31−6(図10)と、画像アドレスデータ31−2(図4)及びグループ名称データ31−3(図7)を含むデータベース31が格納されている。
なお、撮影範囲データ31−1(図3)又はサイズデータ31−6はサイズ登録手段に相当する。また、画像分類装置が画像分類のみを行う装置の場合には、データベース領域282に撮影範囲データ31−1(図3)又はサイズデータ31−6のみを格納するようにしてもよい。
画像記録領域283には1フレーム分の画像データからなる画像ファイルが複数記録されている。また、サムネイル画像(縮小画像)データを画像ファイルに対応付けてこの画像記録領域283に記録するようにしてもよい。
画角情報及び距離情報記録領域284には記録されている各画像の撮影時のズーム値及び被写体との距離情報(例えばレンズ位置)がそれぞれ画像に関連付けられて記録されている。
図14は画像分類動作時の動作概要を示すフローチャートであり、記録画像を検索する場合を例とする。この例ではステップU2〜U6が画像分類動作に相当する。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行するものである。図1、図2、図3又は図10、図4、図7〜図9、図13に基づいて説明する。
図14で、ユーザは画像検索モードでは所望の画像を検索するために表示部26に表示される分類グループ名称を選択する(分類グループ名称をキー入力してもよい)。制御部22はキー入力部22からの信号を調べ、グループ名称が選択(又はキー入力)された場合にはステップU2に進む(ステップU1)。
制御部22は保存メモリ28の画像記録領域283から1フレーム分の画像データを読み出してDRAM21に保持し(ステップU2)、読み出した画像データに関連付けられているズーム値及び距離情報を画角情報及び距離情報記録領域284から読み出し、ズーム値かに基づいて被写体の画角Rを取得すると共に距離情報から被写体との距離Lを算出する(ステップU3)。
次に、制御部22は、上記ステッU3で取得した画角Rと距離Lから被写体のサイズを算出する。被写体の撮影範囲の横サイズAxの算出方法は公知の方法でよい(ステップU4)。
制御部22は、上記ステップU4で算出した被写体の撮影範囲のサイズを基に図6(又は図12)に示すような画像分類処理を行って分類する。ここで、データベース領域282に図3に示したような撮影範囲データ31−1(図3)が記録されている場合は図6の画像分類処理を行い、図10に示したようなサイズデータ31−6が記録されている場合には図12に示すような画像分類処理を行うものとする(ステップU5)。
制御部22は上記ステップU1で選択(又はキー入力された分類グループ名称の識別子(図7参照)と上記ステップU5の画像分類処理で分類された分類グループの識別子を比較し、一致している場合はステップU7に進み、一致していない場合は次の画像について調べるためにステップU1に戻る(ステップU6)。
制御部22は上記ステップU2でDRAM21に保持した画像データをJPEG回路27で画像伸張処理を施してからVRAMコントローラ23を介してデジタルビデオエンコーダ25に与えビデオ信号を生成させて表示部26に出力させ、液晶モニタ画面4に表示させる(ステップU7)。
上記図14に示した動作により、デジタルカメラ1は記録画像をグループ名を指定するだけで簡単に検索することができる。
<変形例>
上記実施形態3では保存メモリ20に各撮影画像に関連付けて被写体の画角情報及び被写体とカメラ間の距離情報が記録されているものとしたが、図15に示すように画角情報及び距離情報に替えて被写体のサイズ値を撮影画像に関連付けて記録しておくようにしてもよい。
図15は画像分類装置の一実施例としてのデジタルカメラの保存メモリのレイアウトの他の例を示す図である。画像分類装置として機能するデジタルカメラ1の保存メモリ28は図示のような記憶領域、つまり、画像管理情報記録領域281、データベース領域282、画像記録領域283、及び被写体サイズ記録領域285をレイアウトの一部として備えているものとする。
画像管理情報記録領域281、データベース領域282、画像記録領域283は前述した図13と同様である。また、被写体サイズ記録領域285には記録されている各画像の被写体のサイズ(寸法)がそれぞれ画像に関連付けられて記録されている。
図15に示したように、図13の画角情報及び距離情報記録領域284に代えて被写体サイズ記録領域285を設け、関連付けられている画像の被写体のサイズを記録するようにすることにより画像分類時の動作は図4のフローチャートに示した動作より簡単になり、プログラムが簡素化できる。
例えば、図14のフローチャートのステップU3を、「読み出した画像データに関連付けられている被写体サイズを被写体サイズ記録領域285から読み出す。」とし、ステップU4を省略し、ステップU5を、「制御部22は、上記ステップU3で取得した被写体のサイズを基に図12に示すような画像分類処理を行って分類する。」するように構成すればよい。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
本発明に係る電子カメラの一例としてのデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。 デジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 撮影範囲データの構成例を示す図である。 画像アドレスデータの構成例を示す図である。 自動分類モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作概要を示すフローチャートである。 自動分類処理時の詳細な動作を示すフローチャートである。 グループ名称データの構成例を示す図である。 分類グループ選択メニューの一実施例を示す図である。 輪郭抽出された被写体像の説明図である。 サイズデータの構成例を示す図である。 自動分類モードにおける撮影時のデジタルカメラの動作概要を示すフローチャートである。 自動分類処理時の詳細な動作を示すフローチャートである。 保存メモリのレイアウト例を示す図である。 画像分類動作時の動作概要を示すフローチャートである。 保存メモリのレイアウトの他の例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ(電子カメラ、画像分類装置)
7 ズームレバー
12 レンズ光学系(距離取得手段、画角取得手段、輪郭サイズ取得手段)
22 制御部(距離取得手段、画角取得手段、サイズ算出手段、画像分類手段、分類画像記録手段、輪郭サイズ取得手段)
26 表示部
28 保存メモリ(画像記録手段)
31 データベース
31−1 撮影範囲データ(サイズ登録手段)
31−2 画像アドレスデータ
31−3 グループ名称データ
31−6 サイズデータ(サイズ登録手段)
32 輪郭抽出部(輪郭抽出手段)
90 撮影画像
91 被写体

Claims (10)

  1. 予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、
    被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像を記録メモリに記録する画像記録手段と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角から被写体のサイズを算出するサイズ算出手段と、
    前記サイズ算出手段によって算出された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較し、前記サイズ算出手段によって算出された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段により記録メモリに記録される撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記比較情報のサイズ情報は、グループ分けされた、撮影範囲の横サイズの最大値及び最小値、又は縦サイズの最大値及び最小値、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなり、
    前記サイズ算出手段によって算出される被写体のサイズは上記比較情報内の被写体情報の構成に対応して、撮影画像の撮影範囲の横サイズ、縦サイズ、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 更に、撮影画像から被写体の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を備え、
    前記サイズ算出手段は、前記距離取得手段によって取得された距離と前記画角取得手段によって取得された画角と前記輪郭抽出手段によって抽出された輪郭から被写体のサイズを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  4. 前記比較情報のサイズ情報は、グループ分けされた、被写体の輪郭の横サイズの最大値及び最小値、縦サイズの最大値及び最小値、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなり、
    前記サイズ算出手段によって算出される被写体のサイズは上記比較情報のサイズ情報の構成に対応して、被写体の輪郭の横サイズ、縦サイズ、又は横サイズ及び縦サイズのいずれかからなることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、
    複数の撮影画像を記録する画像記録手段と、
    前記画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体のサイズを取得する被写体サイズ取得手段と、
    前記被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較し、前記被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段に記録されている撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類手段と、
    を備えたことを特徴とする画像分類装置。
  6. 前記被写体サイズ取得手段は、前記画像記録手段に記録されている撮影画像の画角を取得する画角取得手段と、前記画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体距離を取得する距離取得手段と、前記画角取得手段によって取得された画角と前記距離取得手段によって取得された距離とから被写体のサイズを算出するサイズ算出手段とを含むことを特徴とする請求項5記載の画像分類装置。
  7. 前記画像記録手段は、前記複数の撮影画像と関連付けて撮影画像の画角情報及び被写体距離情報を記録しており、前記画角取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている画角情報に基づき被写体の画角を取得し、前記距離取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている距離情報に基づき被写体距離を取得することを特徴とする請求項6記載の画像分類装置。
  8. 前記画像記録手段は、前記複数の撮影画像と関連付けて被写体サイズ情報を記録しており、
    前記被写体サイズ取得手段は、前記画像記録手段に撮影画像と関連付けて記録されている被写体サイズ情報に基づき被写体のサイズを取得することを特徴とする請求項5記載の画像分類装置。
  9. 予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、被写体を撮影して撮影画像を得る撮像手段と、前記撮像手段により得られた撮影画像を記録メモリに記録する画像記録手段と、を備えた電子カメラに、
    前記撮像手段により得られた撮影画像の画角を取得する画角取得機能と、
    前記撮像手段により得られた撮影画像中の被写体と撮像装置との距離を取得する距離算出機能と、
    取得された画角と距離から被写体のサイズを算出するサイズ算出機能と、
    被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較する比較機能と、
    比較の結果、算出された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段により記録メモリに記録される撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. 予めサイズによってグループ分けしたサイズ情報と該グループ識別子とを対応付けて記憶した比較情報を複数登録してなるサイズ登録手段と、複数の撮影画像を記録する画像記録手段と、を備えた画像分類装置に、
    前記画像記録手段に記録されている撮影画像中の被写体のサイズを取得する被写体サイズ取得機能と、
    前記取得された被写体のサイズを前記サイズ登録手段に登録されている各比較情報のサイズ情報と比較する比較機能と、
    比較の結果、被写体サイズ取得手段により取得された被写体のサイズがある比較情報のサイズ情報の範囲に含まれているとき、その比較情報のグループ識別子を前記画像記録手段に記録されている撮影画像に対応付けることによりその撮影画像を分類する画像分類機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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