JP2006128817A - 光送信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光素子における駆動動作の高速化及び安定化を実現するための構造を備えた光送信器を提供する。
【解決手段】 光送信器(100)には、発光素子(130)を駆動させる駆動回路(160)の補助回路として、該パッケージ(110)内にトランジスタ回路が設けられている。この補助回路用トランジスタ(140)がN型FETの場合、該N型FET(140)のドレイン端子(140a)は、発光素子(130)のアノード(130a)に接続されるとともに、パッケージ(110)外部に設けられた電圧源に接続され、該N型FET(140)のゲート端子(140b)は、パッケージ(110)外部に設けられた駆動回路(160)に接続されるとともに発光素子(140)のカソード(140b)に接続され、そして、該N型FET(140)のソース端子(140c)は、接地される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光通信システムに適用可能な光データリンクの一部を構成する、発光素子を含む光送信器に関し、特に、該光送信器において発光素子の駆動回路を安定的に高速動作させるための補助回路に関するものである。
一般に光データリンクは、発光素子を含む送信パッケージ(光送信器)と、受光素子を含む受信パッケージとが、回路部分とともに1つのハウジング内に収納された構造を有する。この送信パッケージにおいて、発光素子を動作させるには例えば非特許文献1に示されたように、駆動回路、ATC回路、APC回路が必要であるが、そのうち駆動回路については従来から種々の構成が知られている。駆動回路は大きく分けると、電流信号源駆動系の回路と電圧信号源駆動系の回路に分けられる。図5は、種々の駆動回路を示した図であり、図5(a)は、シリーズ駆動回路、図5(b)はシャント駆動回路、図5(c)はコンプリメンタリ駆動回路(トーテムポール等含む)、図5(d)は電圧信号源駆動回路の各構成を示している。なお、図5にはNPN型バイポーラ接合トランジスタ(以下、BJTという)を利用した回路例が示されているが、PNP型BJTであってもよく、また、N型電界効果トランジスタやP型電界効果トランジスタ(以下、FETという)であってもよい。さらに、この図5では、コレクタ出力の回路が示されているが、波形が乱れやすいという欠点はあるもののエミッタ出力の回路であってもよい。
上述のような各種駆動回路には、それぞれ一長一短があり、使えるトランジスタの特性や発光素子の性能によって優劣はさまざまである。ただし、シリーズ駆動回路(図5(a))を基準として考えると、概ね、シャント駆動回路(図5(a))は少ない素子数で構成可能であり高速動作が可能ではあるが、変調度を大きくとりにくく、電流制御性が悪いという特長がある。また、コンプリメンタリ駆動回路(図5(c))は、高速で大きな変調度がとれ、電流制御性もよいが、ICプロセスが難しいという特長がある。さらに、電圧信号源駆動回路(図5(d))は、ノイズ放射は少ないが、消費電力が大きいという特長がある。光通信用データリンクでは、高速に動作すること、近年ではICやトランジスタのftに近い領域(1/10〜1/2)で動作すること、及び低コスト性が第一の要求事項になる。そこで、電流制御性が高くICプロセスが簡易なシリーズ駆動回路や、高速な電圧信号源駆動が最もよく利用される。
なお、特許文献1には、特性の異なるNPN型BJT、PNP型BJTを利用可能にしたコンプリメンタリ駆動回路が開示され、特許文献2には、低電源電圧で動作させるシリーズ駆動回路が開示され、さらに、特許文献3には、シャント駆動回路なみに少ない素子数で構成可能なシリーズ駆動回路が開示されている。
特開1993−007144号公報 特開2001−015854号公報 特開2001−320121号公報 羽鳥、他、"光通信光学(1)"、コロナ社、pp.17〜21(1998)
光送信器に適用される従来の発光素子用駆動回路は、下記の課題がある。すなわち、上記特許文献1及び特許文献2に記載された駆動回路は、高速動作には向かない。また、上記特許文献3に記載された駆動回路は、信号電流波形の立ち上がり及び立ち下がりが非対称であり(波形が歪む)、かつ電流制御性が低い。
また、上記特許文献1に記載された駆動回路は、高速に動作するPNP型BJTが作りにくいため、また、上記特許文献2に記載された駆動回路は、低消費電力向けのシリーズ駆動回路であるのため、いずれも高速動作しにくい。
さらに、上記特許文献3に記載された駆動回路は、エミッタ出力のシリーズ駆動回路であって、信号波形の立ち上がり時はトランジスタのエミッタから電流が流れ出して、強制的にエミッタ電圧を引き上げるため、高速動作が可能ではある一方、立ち下がり時はトランジスタが先にOFFしてしまうので、発光素子(LD:Laser Diode)の動作遅延が発生してしまう(LDの時定数で決まる)。また、発光素子がエミッタにダイレクトに接続されるため、電流制御性が低い。
動作安定性や電流制御性を考えると、コレクタ出力のシリーズ駆動回路か、あるいは電圧信号源駆動回路が好ましい。しかしながら、これら駆動回路では、ICプロセスによって動作速度の上限が定まってしまう。高速化のために、駆動ICと発光素子を並べて実装したり、集積化したりする方法もあるが、コストに影響してしまう。というのは、LDを収納してあるパッケージに駆動ICも収納すると、入出力のピン数が大きく増え、かつ当該パッケージの発熱の問題から、パッケージや該パッケージを保持する機構部品が特殊なものとならざるを得ないためである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、光データリンクに適用される光送信器として、発光素子の駆動回路を安定的に高速動作させるための構造を備えた光送信器を提供することを目的としている。
光データリンクは、一般に、発光素子を収納した送信パッケージと、受光素子を収納した受信パッケージとが、回路部分とともに1つのハウジングに収納された構造を有する。特に、この発明に係る光送信器は、上記光データリンクへの適用を想定し、送信パッケージに収納された発光素子を駆動する駆動回路を安定的に高速動作させるための、トランジスタにより構成される補助回路を該送信パッケージ内に新たに設けたことを特長としている。
具体的に、この発明に係る光送信器(送信パッケージ)は、発光素子と、トランジスタを備える。上記トランジスタは、一の制御素子と、二の電流端子を有し、該二の電流端子間に流れる電流が該一の制御端子に与えられる信号により制御される。特に、上記トランジスタにおける一方の電流端子は、発光素子のアノード及び第1電圧源に接続され、上記トランジスタにおける他方の電流端子は、第2電圧源に接続され、そして、上記トランジスタにおける制御端子は、発光素子のカソード及び発光素子の駆動回路における出力端子に接続されている。
なお、この発明に係る光送信器において、上記トランジスタ及び上記発光素子のアノードと上記第1電圧源との間には、抵抗もしくはインダクタンスが配置されてもよい。
また、この発明に係る光送信器は、上記発光素子、上記トランジスタ及び上記抵抗もしくはインダクタンスを収納するパッケージをさらに備える。このとき、少なくとも上記第1電圧源及び上記駆動回路は、当該パッケージの外部に配置されるのが好ましい。
さらに、この発明に係る光送信器において、上記トランジスタは、NPN型バイポーラトランジスタ及びN型電界効果トランジスタのいずれかであるのが好ましい。
この発明は、発光素子が収納されたパッケージ内に該発光素子の駆動回路の補助回路を新たに設けられているので、駆動回路との併用により発光素子の安定した高速駆動を可能にする。
以下、この発明に係る光送信器の各実施形態を、図1〜図4を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位、同一部材には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、この発明に係る光送信器(光データリンクにおける送信パッケージ)の第1実施形態の構成を示す図である。
特に、図1(a)に示された光送信器100は、発光素子130と、該発光素子130を収納する送信パッケージ110と、該送信パッケージ110の外部に用意される駆動回路160と、該駆動回路160の補助回路であって、発光素子130とともに送信パッケージ110内に収納されるとともにN型FET140で構成された補助回路とを備える。
送信パッケージ110内の補助回路において、N型FET140のドレイン端子150aは、発光素子130のアノード130aに接続されるとともに送信パッケージ110の外部に設けられた電圧源にリードピン120を介して接続されている。N型FET140のゲート端子140bは、送信パッケージ110の外部に設けられた、発光素子130の駆動回路160にリードピン120を介して接続されるとともに該発光素子130のカソード130bに接続されている。そして、N型FET140のソース端子140cは、リードピン120を介して接地されている。
ここで、N型FET140のドレイン端子140aと電圧源とは、送信パッケージ110のリードピン120を介して直接接続されてもよいが、送信パッケージ110の外部に配置された素子150a(E1)及び内部に配置された素子150b(E2)を介して接続されてもよい。この場合、外部素子E1と内部素子E2は、図1(b)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの組み合わせが可能である。なお、図1(b)の表において、記号“−”は、抵抗R及びインダクタLのいずれも介することなく接続されることを意味している。また、より一層の高速化及び小型化を可能にするため、送信パッケージ110内に収納される内部素子E2は、抵抗Rのみ、インダクタLのみ、及びRL直列のいずれかであるのが好ましい。一方、N型FET140のソース端子140cも、送信パッケージ110のリードピン120を介して直接接地されてもよいが、送信パッケージ110の外部に配置された素子150c(E3)及び内部に配置された素子150d(E4)を介して接続されてもよい。この場合、外部素子E3と内部素子E4は、図1(c)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの種々の組み合わせが可能である。この図1(c)の表においても、記号“−”は、抵抗R及びインダクタLのいずれも介することなく接続されることを意味している。
送信パッケージ110の外部に容易される駆動回路160は、電流信号源駆動系であっても電圧信号源駆動系であってもよい。また、電圧源の出力電圧と駆動回路160の出力のH/L電圧レベルは必要な消光比に応じて決められる。以上のように構成された補助回路が従来の電圧信号源駆動回路やシリーズ駆動回路と組み合わせられることにより、発光素子130の高速駆動を可能にする。
(第2実施形態)
なお、図1(a)に示された補助回路は、N型FETにより構成された例であるが、このN型FETに換え、P型FETが適用されても同様の効果が得られる。
すなわち、この第2実施形態に係る光送信器の補助回路(P型FETにより構成された補助回路)の構成を、図1(a)を部分的に利用して説明すると、N型FETに換えてP型FETが適用されると、発光素子130のアノード及びカソードが逆に接続される。この場合、置換されたP型FETのソース端子は発光素子130のカソードに接続されるとともに送信パッケージ110の外部に設けられた電圧源にリードピン120を介して接続される。P型FETのゲート端子は送信パッケージ110の外部に設けられた発光素子130の駆動回路160に接続されるとともに発光素子130のアノードに接続される。そして、P型FETのドレイン端子は送信パッケージ110のリードピン120を介して接地される。
この置換されたP型FETで構成された補助回路においても、P型FETのソース端子と電圧源とは、送信パッケージ110のリードピン120を介して直接接続されてもよいが、送信パッケージ110の外部に配置された素子150a(E1)及び内部に配置された素子150b(E2)を介して接続されてもよい。この場合も、外部素子E1と内部素子E2は、図1(b)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの組み合わせが可能である。また、より一層の高速化及び小型化を可能にするため、送信パッケージ110内に収納される内部素子E2は、抵抗Rのみ、インダクタLのみ、及びRL直列のいずれかであるのが好ましい。一方、P型FETのドレイン端子も、送信パッケージ110のリードピン120を介して直接接地されてもよいが、送信パッケージ110の外部に配置された素子150c(E3)及び内部に配置された素子150d(E4)を介して接続されてもよい。外部素子E3と内部素子E4は、図1(c)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの種々の組み合わせが可能である。
(第3実施形態)
次に、図2は、この発明に係る光送信器(光データリンクにおける送信パッケージ)の第3実施形態の構成を示す図である。
特に、図2(a)に示された光送信器200は、発光素子230と、該発光素子230を収納する送信パッケージ210と、該送信パッケージ210の外部に用意される駆動回路260と、該駆動回路260の補助回路であって、発光素子230とともに送信パッケージ210内に収納されるとともにNPN型BJT240で構成された補助回路とを備える。
送信パッケージ210内の補助回路において、NPN型BJT240のコレクタ端子250aは、発光素子230のアノード230aに接続されるとともに送信パッケージ210の外部に設けられた電圧源にリードピン220を介して接続されている。NPN型BJT240のベース端子240bは、送信パッケージ210の外部に設けられた、発光素子230の駆動回路260にリードピン220を介して接続されるとともに該発光素子230のカソード230bに接続されている。そして、NPN型BJT240のエミッタ端子240cは、リードピン220を介して接地されている。
ここで、NPN型BJT240のコレクタ端子240aと電圧源とは、送信パッケージ210のリードピン220を介して直接接続されてもよいが、送信パッケージ210の外部に配置された素子250a(E1)及び内部に配置された素子250b(E2)を介して接続されてもよい。この場合、外部素子E1と内部素子E2とは、図2(b)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの組み合わせが可能である。なお、図2(b)の表において、記号“−”は、抵抗R及びインダクタLのいずれも介することなく接続されることを意味している。また、より一層の高速化及び小型化を可能にするため、送信パッケージ210内に収納される内部素子E2は、抵抗Rのみ、インダクタLのみ、及びRL直列のいずれかであるのが好ましい。一方、NPN型BJT240のエミッタ端子240cも、送信パッケージ210のリードピン220を介して直接接地されてもよいが、送信パッケージ210の外部に配置された素子250c(E3)及び内部に配置された素子250d(E4)を介して接続されてもよい。この場合、外部素子E3と内部素子E4とは、図2(c)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの種々の組み合わせが可能である。この図2(c)の表においても、記号“−”は、抵抗R及びインダクタLのいずれも介することなく接続されることを意味している。
送信パッケージ210の外部に容易される駆動回路260は、電流信号源駆動系であっても電圧信号源駆動系であってもよい。また、電圧源の出力電圧と駆動回路260の出力のH/L電圧レベルは必要な消光比に応じて決められる。以上のように構成された補助回路が従来の電圧信号源駆動回路やシリーズ駆動回路と組み合わせられることによっても、発光素子230の高速駆動を可能にする。
(第4実施形態)
なお、図2(a)に示された補助回路は、NPN型BJTにより構成された例であるが、このNPN型BJTに換え、PNP型BJTが適用されても同様の効果が得られる。
すなわち、この第4実施形態に係る光送信器の補助回路(PNP型BJTにより構成された補助回路)の構成を、図2(a)を部分的に利用して説明すると、NPN型BJTに換えてPNP型BJTが適用されると、発光素子230のアノード及びカソードが逆に接続される。この場合、置換されたPNP型BJTのソース端子は発光素子230のカソードに接続されるとともに送信パッケージ210の外部に設けられた電圧源にリードピン220を介して接続される。PNP型BJTのゲート端子は送信パッケージ210の外部に設けられた発光素子230の駆動回路260に接続されるとともに発光素子230のアノードに接続される。そして、PNP型BJTのドレイン端子は送信パッケージ210のリードピン220を介して接地される。
この置換されたPNP型BJTで構成された補助回路においても、PNP型BJTのエミッタ端子と電圧源とは、送信パッケージ210のリードピン220を介して直接接続されてもよいが、送信パッケージ210の外部に配置された素子250a(E1)及び内部に配置された素子250b(E2)を介して接続されてもよい。この場合も、外部素子E1と内部素子E2は、図2(b)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの組み合わせが可能である。また、より一層の高速化及び小型化を可能にするため、送信パッケージ210内に収納される内部素子E2は、抵抗Rのみ、インダクタLのみ、及びRL直列のいずれかであるのが好ましい。一方、PNP型BJTのコレクタ端子も、送信パッケージ210のリードピン220を介して直接接地されてもよいが、送信パッケージ210の外部に配置された素子250c(E3)及び内部に配置された素子250d(E4)を介して接続されてもよい。外部素子E3と内部素子E4は、図2(c)の表に示されたように、抵抗R及びインダクタLの種々の組み合わせが可能である。
以下、電圧信号源駆動系(電圧信号を出力する)の回路について、図1に示された構造の光送信器を例に具体的に説明する。簡単のため、素子E1、E3及びE4は、配置されていないものとし、素子E2として抵抗Rのみ配置されているものとする。また、電圧源は2(V)、抵抗R=16(Ω)、入力信号(駆動回路160の出力信号Vo)はLow=0(V)、High=0.8(V)とする。また、N型FET140は、Vgs=0(V)においてドレイン電流が0(mA)、Vgs=0.8(V)においてドレイン電流が20(mA)流れる性能を有するものとする。発光素子130は、論理Lowレベルが順方向電流ILD=5(mA)において順方向電圧Vf=0.8(V)、論理Highレベルが順方向電流ILD=50(mA)において順方向電圧Vf=1.2(V)になる性能を有するものとする。
駆動回路160の出力信号Vo=0(v)の時、N型FET140に電流は流れないが、発光素子130は順方向にバイアスされるので、電圧源からの電流は抵抗R(内部素子E2)を経て全て発光素子130に流れ、駆動回路160の出力に吸い込まれる。その結果、ドレイン電圧Vd=1.2(V)、発光素子130の順方向電流ILD=50(mA)になる。ゲート電圧Vg=0.8(V)の時、N型FET140はONとなるため、ドレイン電流IFET=20(mA)となる。このときの抵抗Rにおける電圧降下は16(Ω)×20(mA)=0.32(V)である(実際には発光素子130側にも電流が流れるのでこの値よりも僅かに大きい電流、大きな電圧降下が発生する)。したがって、発光素子130の両端電圧は2−0.32=1.68(最大で、実際は1.6(V)程度)となる。すなわち、ドレイン電圧Vd=1.6(V)で、発光素子130の順方向電流ILD=5(mA)となる。図1(a)に示された光送信器において、駆動回路160の出力を0(V)から0.8(V)の間で変調することにより、発光素子130を流れる順方向電流ILDを5(mA)から50(mA)の間で変調可能になる。重要な点は、駆動回路160における出力のHighレベルが0.8(V)ですむ点である。なぜなら、補助回路要素として用意されたN型FET140がない場合には直接1.2(V)から0.8(V)の変調信号を発光素子130に印加しないと同様の変調はできないからである。
なお、内部素子E2として抵抗Rがない場合、逆に小さな振幅ですむようにも思えるが、該抵抗Rがない場合には低インピーダンスな発光素子130を直接駆動させなければなくなる。また、通常、発光素子130が収納された送信パッケージ110には、それぞれインダクタンスを有するリードピン120が設けられている。このインダクタンスを例えば1(nH)とすると、3(GHz)ではインピーダンスは19(Ω)になるため、リードピン120のインピーダンスは設計上考えざるを得ない。
図3は、その送信パッケージの構成を示す平面図(図3(a))及び側面図(図3(b))を示す。
図3に示された送信パッケージは、ステム300を備え、このステム300の面340、350上に、図4に示されたような回路が搭載される。ステム300には、内部に収納される素子と外部とを電気的に接続するための接続用リードピン310を保持する貫通孔が設けられており、これら接続用リードピン310は、封止ガラス320によりステム300に固定されている。また、ステム300には、GNDリードピン310が金属330により固定されている。
このように、図3に示された送信用パッケージには、4本のリードピン310が示されているが、ステム300をパッケージ電位にしても、GNDや電源からも浮かした状態で新たにケースピンを設けてもかまわない。また、図4に示された回路には、発光素子(LD)410の光パワーをモニタするための受光素子(PD)420が設けられており、該受光素子420のカソードが外部に引き出されている。この回路では、受光素子420のアノードはGNDに内部で接続されているが、電源ピンに接続されていても、全く別にアノードピンを出してもよい。
この送信パッケージは、金メッキされたコバールからなるステム300と、金メッキされたリードピン310と、ステム300と接続用リードピン310を絶縁する封止ガラス320を備える。発光素子410(台座に載せた発光素子)はステム300の面350に実装される一方、受光素子420(モニタPD)はステム300の面340に実装される。また、抵抗R440とN型FET430もステム300の面350に実装される。そして、送信パッケージ内に収納された各素子は互いに、あるいは接続用リードピン310と直径25μmの金ワイアで結線される。
なお、接続用リードピン310の長さは通常9mm程度であるが、これは製造プロセスにおいて検査上この程度の長さが好ましいためである。実際に光データリンクに組み込まれるときには、ステム300の外面(底面)から1〜5mm程度の必要な長さに切られる。したがって、この送信パッケージにおけるインダクタは等価的に2〜5(nH)程度になり、接続用リードピン310のインダクタンスを無視することは難しい。
このような回路では、発光素子410に印加される電圧信号を利用して、FET430を高速動作させる。すなわち、発光素子410のカソード電圧を信号とは逆に動かして、FET430の高速駆動をサポートしているのである。通常、2.5Gbpsの光伝送を行う場合、2.5Gbps+数十%程度の動作速度を有する発光素子(LD)410が利用されるが、補助回路用に用意されるFET430は普通ft(増幅度が1となる限界周波数)が数十GHzと高速で動作するものが利用可能である。なお、動作速度の観点からは、光素子、例えばレーザダイオード、と電子素子であるFETやBJTを比較したとき、後者の方が圧倒的の高速性能に優れている。また、FETの容量はLDの容量より小さいので容量による問題もほとんどない。例えば、LDは普通2〜30(pF)であるのに対し、20(mA)程度の電流を流すFETの容量は高々100〜200(fF)程度であり、LD容量や実装などによる寄生容量のほうが大きいことが知られている。
この発明は、光通信システムに適用される光データリンク、特に該光データリンクの一部を構成する光送信器において、発光素子の駆動回路を安定的に高速動作させるための補助回路に適用される。
この発明に係る光送信器(送信パッケージ)の第1実施形態の構成を示す図(補助回路をN型FETで構成)である。 この発明に係る光送信器(送信パッケージ)の第3実施形態の構成を示す図(補助回路をNPN型BJTで構成)である。 送信パッケージの構造を示す図である。 図3に示されたパッケージに搭載される補助回路の構成を示す図である。 従来の駆動回路の構成を示す図である。
符号の説明
100、200…送信パッケージ(光送信器)
110、210…パッケージ
120、220、310…リードピン
130、230、410…発光素子
140、430…N型FET
160、260…駆動回路
240…NPN型BJT

Claims (5)

  1. 発光素子と、
    一の制御素子と、二の電流端子を有し、該二の電流端子間に流れる電流が該一の制御端子に与えられる信号により制御されるトランジスタと、
    前記トランジスタにおける一方の電流端子は、前記発光素子のアノード及び第1電圧源に接続され、
    前記トランジスタにおける他方の電流端子は、第2電圧源に接続され、
    前記トランジスタにおける制御端子は、前記発光素子のカソード及び前記発光素子の駆動回路における出力端子に接続されている光送信器。
  2. 前記トランジスタ及び前記発光素子のアノードと前記第1電圧源との間に、抵抗もしくはインダクタンスを備えたことを特徴とする請求項1記載の光送信器。
  3. 前記発光素子、前記トランジスタ及び前記抵抗もしくはインダクタンスを収納するパッケージをさらに備え、
    少なくとも前記第1電圧源及び前記駆動回路は、前記パッケージの外部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光送信器。
  4. 前記トランジスタは、NPN型バイポーラトランジスタであることを特長とする請求項1〜3のいずれか一記載の光送信器。
  5. 前記トランジスタは、N型電界効果トランジスタであることを特長とする請求項1〜3のいずれか一記載の光送信器。
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