JP2006127265A - システムlsi検証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システムLSIを構成する機能ブロックの接続検証を行う場合に、その動作仕様を理解しなくても、書き込むデータにより機能ブロックの内部回路が動作してしまうようなことを防ぎ、簡単に機能ブロックの接続検証を行う。
【解決手段】制御レジスタ12の入力を選択するセレクタ11と、制御レジスタ12の出力を選択するセレクタ13と、セレクタ11およびセレクタ13における選択を制御するレジスタセレクトコントローラ部40と、を追加して機能ブロックを構成する。セレクタ11およびセレクタ13における選択制御は、入力データを出力するスルー制御と、レジスタセレクトコントローラ部40からの指定データを出力する指定データ選択制御と、出力がハイインピーダンスとなるように制御するハイインピーダンス制御のいずれかを選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明はシステムLSIの検証を容易にするためのシステムLSI検証装置に関する。
システムLSIの検証においては、LSIの中のフリップフロップをシフトレジスタ状に連結してスキャンパスを構成し、このスキャンパスを通して外部端子からテストデータを入力し、内部回路を動作させた後、フリップフロップに得られた動作結果を再びスキャンパスを通して外部に読み出すことによりテストを行うスキャンテスト方式がある。
システムLSIは、要求される多様な機能を実現するために、一般に様々な機能ブロックを用いて構成される。これらの機能ブロックの接続検証にもスキャンテスト方式の機構が応用されている(例えば、特許文献1参照)。そのためのシステムLSIの検証装置は、テスト入力のための外部入力端子とテスト信号を選択する選択回路と検証対象である内部回路とから構成される。
特開平2-36430号公報
しかしながら、上記従来のシステムLSI検証方法においては、CPUと複数の機能ブロックとの接続検証を行う場合に各機能ブロックの制御レジスタにデータを書き込む必要があるが、書き込むデータによっては機能ブロックの内部回路が動作してしまうことがある。そのため、機能ブロックの動作仕様を理解した上でテストデータを作成しなければならない。
本発明は、システムLSIを構成する機能ブロックの接続検証を行う場合に、機能ブロックの動作仕様を理解しなくても簡単にシステムLSIのテストデータを作成し、機能ブロックの接続検証を行うことができるシステムLSI検証装置を提供することを目的とする。
本発明のシステムLSI検証装置は、制御レジスタと内部回路から構成された検証対象の機能ブロックを含むシステムLSIに対するシステムLSI検証装置であって、前記制御レジスタの入力を選択する第1のセレクタと、前記制御レジスタの出力を選択する第2のセレクタと、前記第1および第2のセレクタにおける選択を制御するレジスタセレクトコントローラ部とを備える。
上記構成によれば、検証対象である機能ブロックを制御する制御レジスタの入出力位置に多入力セレクタを配置することにより、書き込むデータにより機能ブロックの内部回路が動作してしまうようなことを防ぐことができ、機能ブロックの動作仕様を理解しなくても、容易に検証対象の機能ブロックとの接続検証を行うためのテストデータを作成し、機能ブロックの接続検証を行うことができる。
本発明において、前記レジスタセレクトコントローラ部は、入力データを出力するスルー制御、前記レジスタセレクトコントローラ部からの指定データを出力する指定データ選択制御または出力がハイインピーダンスとなるように制御するハイインピーダンス制御である。
上記構成によれば、制御レジスタの入出力位置に配置する多入力セレクタの選択制御として、入力データを選択するスルー制御以外に、指定データの選択や、出力をハイインピーダンスにする制御を選択することができるため、機能ブロックの動作仕様を理解しなくても、検証対象の機能ブロックとの接続検証を行うことが容易になる。
本発明のプログラムは、制御レジスタと内部回路から構成された検証対象の機能ブロックを含むシステムLSIに対するシステムLSI検証プログラムであって、コンピュータを、前記制御レジスタの入力を選択する第1のセレクタおよび前記制御レジスタの出力を選択する第2のセレクタに対する選択制御手段として機能させ、前記選択制御手段は、入力データを出力するスルー制御、前記レジスタセレクトコントローラ部からの指定データを出力する指定データ選択制御または出力がハイインピーダンスとなるように制御するハイインピーダンス制御である。
本発明によれば、システムLSIを構成する機能ブロックの接続検証を行う場合に、システムLSI仕様書の内容を理解しなくても、制御レジスタの入出力位置に配置されたセレクタの選択制御を行うことにより、検証対象機能ブロックの内部回路からの影響を受けることなく、簡単に早く検証を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るシステムLSI検証装置の構成を示すブロック図である。図1において、システムLSI検証装置は、CPU1、インストラクションメモリ部2、機能ブロック10、機能ブロック20、機能ブロック30、レジスタセレクトコントローラ部40から構成され、これらがシステムバス50を介して接続されている。
検証対象である機能ブロック10は、それを構成する制御レジスタ12と内部回路14に加えて、制御レジスタ12とシステムバス50との間にセレクタ11が挿入され、制御レジスタ12と内部回路14との間にセレクタ13が挿入されている。検証対象である機能ブロック20と機能ブロック30も、それぞれ同様の構成でセレクタが挿入されている。
レジスタセレクトコントローラ部40はそれぞれのセレクタにおけるデータ選択を制御する。そのために、それぞれのセレクタに対してセレクタ制御信号とセレクタ用指定データを供給する。
図3は本実施形態におけるセレクタの構成例を示すブロック図である。図3において、セレクタ60は検証対象機能ブロックの制御レジスタの入出力位置にあり、レジスタセレクトコントローラ部40からのセレクタ用指定データ63がラッチできるデータラッチ65を備え、レジスタセレクトコントローラ部40からのセレクタ制御信号64により、スルーの入力データ61またはデータラッチ65のいずれかを選択するか、またはハイインピーダンス出力を選択し、出力データ66として出力する。
機能ブロック10ではセレクタ制御信号100によりセレクタ11の制御が行われ、制御レジスタ12への入力データとして、プログラムで設定したセレクタ用指定データ101、ハイインピーダンス出力、システムバス50からのスルー値のいずれかが選択される。
また、セレクタ制御信号102によりセレクタ13の制御が行われ、内部回路14への入力データとして、プログラムで設定したセレクタ用指定データ103、ハイインピーダンス出力、制御レジスタ12からのスルー値のいずれかが選択される。
同様に、機能ブロック20ではセレクタ制御信号200により制御レジスタへの入力データを与えるセレクタが制御され、プログラムで設定したセレクタ用指定データ201、ハイインピーダンス出力、システムバス50からのスルー値のいずれかが選択される。
また、セレクタ制御信号202により内部回路への入力データを与えるセレクタが制御され、プログラムで設定したセレクタ用指定データ203、ハイインピーダンス出力、制御レジスタからのスルー値のいずれかが選択される。
同様に、機能ブロック30ではセレクタ制御信号300により制御レジスタへの入力データを与えるセレクタが制御され、プログラムで設定したセレクタ用指定データ301、ハイインピーダンス出力、システムバス50からのスルー値のいずれかが選択される。
また、セレクタ制御信号302により内部回路への入力データを与えるセレクタが制御され、プログラムで設定したセレクタ用指定データ303、ハイインピーダンス出力、制御レジスタからのスルー値のいずれかが選択される。
なお、レジスタセレクトコントローラ部40より供給されるセレクタ制御信号やセレクタ用指定データはインストラクションメモリ部2に制御プログラムとして格納されているものであり、CPU1がこれらの制御プログラムを実行することで対象機能ブロックに対する接続検証が実施される。
図2は本発明の一実施形態に係るシステムLSI検証制御の手順を示すフロー図である。ここでは、検証対象である機能ブロックを選択した後に接続検証を行うためのプログラム制御を示している。このプログラムはインストラクションメモリ部2に蓄えられ、CPU1で実行される。
図2において、まずステップ400で入力セレクタへの制御かを判定する。入力セレクタへの制御ならば、ステップ401でデータ制御はスルーかを判定し、ステップ403でハイインピーダンス(Hi−Z)制御かを判定する。
スルーの場合は、ステップ402で、検証対象機能ブロックの制御レジスタの入力セレクタに対してスルーデータの選択を行うように制御する。また、ハイインピーダンス制御の場合は、ステップ404で、検証対象機能ブロックの制御レジスタの入力セレクタにおいて出力がハイインピーダンスとなるように制御する。いずれでもない場合は、ステップ405で、制御プログラムからの指定データを設定し、検証対象機能ブロックの制御レジスタの入力セレクタに対して指定データの選択を行うように制御する。
また、入力セレクタへの制御でなければ、ステップ410で出力セレクタへの制御かを判定し、出力セレクタへの制御ならば、ステップ411でデータ制御はスルーかを判定し、ステップ413でハイインピーダンス制御かを判定する。
スルーの場合は、ステップ412で、検証対象機能ブロックの制御レジスタの出力セレクタに対してスルーデータの選択を行うように制御する。また、ハイインピーダンス制御の場合は、ステップ414で、検証対象機能ブロックの制御レジスタの出力セレクタにおいて出力がハイインピーダンスとなるように制御する。いずれでもない場合は、ステップ415で、制御プログラムからの指定データを設定し、検証対象機能ブロックの制御レジスタの出力セレクタに対して指定データの選択を行うように制御する。
本発明のシステムLSI検証装置は、システムLSIを構成する機能ブロックの接続検証を行う場合に、システムLSI仕様書の内容を理解しなくても、制御レジスタの入出力位置に配置されたセレクタの選択制御を行うことにより、検証対象機能ブロックの内部回路からの影響を受けることなく、簡単に早く検証を行うことができるという効果を有し、システムLSIの検証を容易にするための検証技術等として有用である。
本発明の一実施形態に係るシステムLSI検証装置の構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るシステムLSI検証制御の手順を示す図。 本発明の一実施形態におけるセレクタの構成例を示すブロック図。
符号の説明
1 CPU
2 インストラクションメモリ部
10、20、30 機能ブロック
11、13、60 セレクタ
12 制御レジスタ
14 内部回路
40 レジスタセレクトコントローラ部
50 システムバス
61 入力データ
63、101、103、201、203、301、303 セレクタ用指定データ
64、100、102、200、202、300、302 セレクタ制御信号
65 データラッチ
66 出力データ
400〜405、410〜415 システムLSI検証方法の制御ステップ

Claims (4)

  1. 制御レジスタと内部回路から構成された検証対象の機能ブロックを含むシステムLSIに対するシステムLSI検証装置であって、
    前記制御レジスタの入力を選択する第1のセレクタと、前記制御レジスタの出力を選択する第2のセレクタと、前記第1および第2のセレクタにおける選択を制御するレジスタセレクトコントローラ部とを備えるシステムLSI検証装置。
  2. 前記レジスタセレクトコントローラ部は、入力データを出力するスルー制御、前記レジスタセレクトコントローラ部からの指定データを出力する指定データ選択制御または出力がハイインピーダンスとなるように制御するハイインピーダンス制御である請求項1記載のシステムLSI検証装置。
  3. 制御レジスタと内部回路から構成された検証対象の機能ブロックを含むシステムLSIに対するシステムLSI検証プログラムであって、コンピュータを、
    前記制御レジスタの入力を選択する第1のセレクタおよび前記制御レジスタの出力を選択する第2のセレクタに対する選択制御手段として機能させ、前記選択制御手段は、入力データを出力するスルー制御、前記レジスタセレクトコントローラ部からの指定データを出力する指定データ選択制御または出力がハイインピーダンスとなるように制御するハイインピーダンス制御であるシステムLSI検証プログラム。
  4. 請求項3記載のシステムLSI検証プログラムを記憶する記憶媒体。
JP2004316505A 2004-10-29 2004-10-29 システムlsi検証装置 Withdrawn JP2006127265A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048312A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fujitsu Ltd 論理接続チェックプログラム、論理接続チェック装置、および論理接続チェック方法

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