JP2006127054A - 記録書込装置、記録読出装置及びこれらからなる記録保存処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期保存に適するマイクロフィルムを用い、マイクロフィルムの読込及び書込に適合した形式で記録する記録装置を提供する。
【解決手段】 情報変換手段12及びライタ11を有して、情報変換手段12が情報を2次元バーコードに変換し、ライタ11が2次元バーコードをマイクロフィルムに焼き付けるので、長期保存に適したマイクロフィルムに記録しているため情報を劣化させることなく情報の長期保存を実現することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、長期保存に適したマイクロフィルムを使用する記録装置に関し、特に、マイクロフィルムに適した変換を用いた記録装置に関する。
記録保存処理装置の背景技術となるものに、特開平5−274375公報に開示される画像データ供給システムがあり、以下図に基づき説明する。
この画像データ供給システムは、複数の記録媒体に記録された多数の画像データの中から所望の画像データを抽出して端末装置に供給する画像データ供給システムであって、該システムは、高速通信網を介して前記端末装置に画像データを供給する画像データ供給装置を備え、該画像データ供給装置は、前記記録媒体に記録されたそれぞれの画像データの縮小画像をそれらの検索情報とともに蓄積した検索情報蓄積手段と、前記端末装置からの要求の下に前記検索情報蓄積手段に蓄積された検索情報に基づいて前記記録媒体に記録された画像データを検索する検索手段と、該検索手段によって検索された画像データを記録した記録媒体を選択する記録 媒体選択手段と、該選択された記録媒体から前記検索手段によって検索された画像データを抽出して、該画像データを前記高速通信網を介して前記端末装置に供給する供給手段とを含む構成である。
具体的には、画像データ供給システムは、それぞれ複数の画像データを記録した光ディスクを有する画像データ供給装置にて、それら画像データの中からユーザが指定する画像データを選択して、その画像データを高速ネットワークを介してユーザ宅内に設置された端末装置にそれぞれ供給するシステムである。
画像データ供給装置は、たとえば35mmネガフィルムから読み取った画像データを記録した光ディスク、いわゆる「フォトCD」の中からユーザが指定する所望の画像データを抽出して送信するデータサーバである。この画像データ供給装置は、光ディスクに記録された画像データを読み取るCDリーダと、このCDリーダに所望の光ディスクを装着するオートチェンジャと、光ディスクの中から所望の画像データを検索するための検索情報が格納されたハードディスクと、このハードディスクに格納された検索情報に基づいて所望の画像データを検索するデータベース管理部とを含む構成となっている。
このような画像データ供給システムによれば、ユーザが希望する画像データを即座に選択して供給することができる。この場合、所望の画像データを検索する際に、元画像を1つづつ検索することなく、元画像を縮小して得られた複数個の縮小データから選択することができ、また、これら縮小データにそれぞれ対応する検索情報から元画像を容易に検索することができる。
特開平5−274375公報
前記背景技術となる画像データ供給システムは以上のように構成されていたので、光ディスクも磁気テープも通常の記録媒体は耐用時間が短く、長期保存には向かないため耐用時間終了前までに他の光ディスク又は磁気テープに情報を記録する必要があり、少なくとも短い耐用時間経過毎に手間が生じるという課題を有する。ここで、各記録媒体の耐用時間について記載する。磁気テープは、おおよそ5年程度の耐用時間であって、品質が良いもので15年程度の耐用時間がある。光ディスクは、おおよそ5年ないしは10年の耐用時間であって、品質が良いもので30年ないし50年の耐用時間である。マイクロフィルムは中期間用であって10年程度の耐用時間であって、品質がよいもので15年ないし20年の耐用時間があり、さらに、長期保存仕様の場合には100年の耐用時間があり、品質がよいもので200年以上の耐用時間がある。これらから、マイクロフィルムが長期保存用の記録媒体として抜きん出ていることは明らかである。
このような耐用時間が他の記録媒体と比べて非常に長いマイクロフィルムを用いることが考えられるが、マイクロフィルムのリーダは所定領域を一まとめに読み込み、CDのレーザー光線のようにピットの線上を直線状に走査するものではないので、CDのフォーマットをそのまま適用してマイクロフィルムには書き込むことができないという課題を有する。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、長期保存に適するマイクロフィルムを用い、マイクロフィルムの読込及び書込に適合した形式で記録する記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る記録書込装置は、情報を2次元バーコードに変換する情報変換手段と、マイクロフィルムに2次元バーコードを書き込むライタとを備えるものである。このように本発明においては、情報変換手段及びライタを有して、情報変換手段が情報を2次元バーコードに変換し、ライタが2次元バーコードをマイクロフィルムに焼き付けるので、長期保存に適したマイクロフィルムに記録しているため情報を劣化させることなく情報の長期保存を実現することができる。
また、本発明に係る記録書込装置は必要に応じて、前記情報変換手段が、情報を分割して変換して複数の2次元バーコードとするものである。このように本発明においては、情報変換手段が情報を分割して複数の2次元バーコードに変換するので、単一の2次元バーコードで処理できない大量の情報であっても分割して扱うことで処理することができる。
また、本発明に係る記録書込装置は必要に応じて、前記ライタが、2次元バーコードに加えて可視可能な情報をマイクロフィルムに書き込むものである。このように本発明においては、ライタが2次元バーコードに加えてマイクロフィルムに可視可能な情報を書き込むので、2次元バーコードをリーダで読込み情報処理することなしに拡大鏡又はリーダで参照することで少なくとも可視可能な情報を知覚することができる。
本発明に係る記録読出装置は、2次元バーコードが書き込まれたマイクロフィルムを読み込むリーダと、2次元バーコードを情報に変換するバーコード変換手段とを備えるものである。このように本発明においては、リーダ及びバーコード変換手段を有して、リーダがマイクロフィルムから2次元バーコードを読み、バーコード変換手段が当該2次元バーコードを情報に変換するので、長期保存に適したマイクロフィルムに記録しているため長期間経過してもマイクロフィルム内に記録されている情報を劣化させない状態で読み出して用いることができる。
また、本発明に係る記録読出装置は必要に応じて、前記バーコード変換手段が、複数の2次元バーコードを変換して統合して情報とするものである。このように本発明においては、バーコード変換手段が複数の2次元バーコードを変換して部分的な情報となっているものを統合して一つの情報とするので、単一の2次元バーコードで処理できない大きな情報であっても適切に情報に変換することができる。
また、本発明に係る記録読出装置は必要に応じて、前記リーダが、2次元バーコードに加えて可視可能な情報が書き込まれたマイクロフィルムを読み込むものである。このように本発明においては、マイクロフィルムには可視可能な情報が付与されており、バーコード変換手段により2次元バーコードを変換する前に、どのような情報であるかを拡大鏡又はリーダで参照することで知覚することができる。
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置について、図1ないし6に基づき説明する。図1は本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置のハードウェア構成図、図2は本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置のブロック構成図、図3は本実施形態に係る記録書込装置が処理対象とする画像、図4は本実施形態に係る記録書込装置により生成された2次元バーコード、図5は図4の部分拡大図、図6は本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置の動作フローチャートである。
本実施形態に係る記録書込装置10は情報を2次元バーコードに変換する情報変換手段12と、マイクロフィルムに2次元バーコードを書き込むライタ11とを備え、前記情報変換手段12が、情報を分割し変換して複数の2次元バーコードとする構成である。この構成の他に、画像を読み込むためのイメージスキャナ40を備えている。
また、本実施形態に係る記録読出装置20は、2次元バーコードが書き込まれたマイクロフィルムを読み込むリーダ21と、2次元バーコードを情報に変換するバーコード変換手段22とを備え、前記バーコード変換手段22が、複数の2次元バーコードを変換して統合して情報とする構成である。この構成の他に、変換した情報を表示する表示装置50及び表示装置50に情報を表示させるための表示手段60を備えている。
図1に示す通り、ハードウェアの構成から言えば、前記記録書込装置10はコンピュータ30、ライタ11及びイメージスキャナ40からなり、前記記録読出装置20はリーダ21、前記コンピュータ30及び表示装置50からなる。コンピュータ30は、図2に示すように、情報変換手段12、バーコード変換手段33及び表示手段60を構成している。
前記マイクロフィルムは、通常黒化銀の微小な黒粒子のフィルムであり、高い解像力と鮮明度を有し、マイクロ写真を撮影するときに使用するフィルムであり、ロールフィルム、カートリッジフィルム、マイクロフィッシュ、アパーチュアカード、フィルムジャケット等の種類がある。また、マイクロフィルムは、法的な証拠能力を有し、ISO規格化されている。マイクロフィルムは、例えば、キズを防ぐ保護層、感光主体となるハロゲン化銀結晶を均一に支持体上に塗布した感光乳剤層、界面で入射光が反射して画像がボケる現象を防止するハレーション防止層、接着するための下引層、ポリエステルからなる支持体の順に構成されている。
前記イメージスキャナ40は、紙から図形や写真を読み取って画像情報としてコンピュータ30に転送する装置である。このイメージスキャナ40は、具体的には、読み取り対象物に対して光を照射し、反射光をCCDで受光し光電変換を用いて画像情報とするものである。
前記情報変換手段12は、情報を分割して変換して複数の2次元バーコードとするものであって、コンピュータ30上に実装されている。当然、情報変換手段12のみで装置を構成してもよい。
前記2次元バーコードは、水平方向にのみ情報を有する1次元バーコードとは異なり、水平及び垂直方向の2方向に情報を持たせたものである。1次元バーコードは情報量として20文字程度しかなく英数字のみ使用できるのに比して、2次元バーコードは情報量として例えば、2000文字程度あり、英数字以外のカナ、漢字、バイナリデータ(テキストデータ以外のデータ形式全般のことをいい、画像情報も含まれる)の使用も可能であり、データ復元機能を有しているものもある。2次元バーコードには複数の仕様があり、QRコード、PDF417、データコード、マキシコード等がある。本実施形態では、QRコードを用いるとするが、他の2次元バーコードの仕様であっても、なんら問題はない。QR(Quick Response Code)コードは、高速読み取り、高速処理を主眼に開発された2次元バーコードである。QRコードの主な特徴としては、1つのQRコードの読み取りに30[ms]で読み取ることができる高速性、どのように傾いていても読み取れる全方向性を実現している点、前記した通り英数字以外の漢字、カナ、バイナリーデータを扱える点、検出した誤りを訂正する機能を有している点である。QRコードの構成は、図5に示す通り、3箇所の切り出しシンボル、2箇所のタイミングバターン、データセル及びマージンとなっている。切り出しシンボルは、コードの位置を検出するためのシンボルであり、3箇所のコード配置によりコードの位置、大きさ、傾きを検出可能としている。タイミングパターンは、各セルの中心座標を求めるためのパターンであり、コードが曲がっていたり、セルピッチに誤差がある場合に、中心座標の補正を行う場合に用いられる。データセルは、情報がコード化されたものであり、誤り訂正機能を実現するリードソロモン符号も含まれる。マージンは、QRコードを読み取る場合に必要とされる余白スペースである。
前記ライタ11は、撮像機とも呼ばれ、ロールフィルムの場合、前記マイクロフィルムを送るフィルム送り機構と、撮影レンズを介してマイクロフィルムに撮影するマイクロフィルムカメラとを備える構成である。
前記リーダ21は、マイクロフィルムスキャナとも呼ばれ、ロールフィルムの場合、前記マイクロフィルムを送るフィルム送り機構と、反射光を受光するCCDとを備える構成である。すなわち、2次元バーコードが撮影されたマイクロフィルムがフィルム送り機構によりCCDの配設位置付近まで送られ、光が照射されCCDが反射光を受光し、光電変換により画像情報とする動作がなされる。
前記バーコード変換手段22は、複数の2次元バーコードを変換して統合して情報とするものであって、コンピュータ30上に実装されている。当然、バーコード変換手段22のみで装置を構成してもよい。
以上に、マイクロフィルム、イメージスキャナ40、2次元バーコード、ライタ11及びリーダ21について説明したが、ここで説明した以外のものであってもよい。
次に、本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置の動作について、図6に基づきそれぞれ説明する。
まず、写真を用意し、前記イメージスキャナ40で読込み(ステップ101)、画像情報とする。前記情報変換手段12が画像情報を読込み(ステップ102)、画像情報の情報量に基づき必要なQRバーコードの数を演算する(ステップ103)。演算結果のQRバーコードの数で画像情報を分割し、分割した情報をそれぞれQRバーコードに変換していく(ステップ104)。変換する前に、統合が可能となるように、各分割された情報又はQRコードの制御情報に分割方法に係る分割情報を挿入する。ライタ11は、情報変換手段12により生成されたQRコードをマイクロフィルムに撮影する(ステップ105)。全ての撮影が終了することで、QRコードが撮影されたマイクロフィルムが完成する。
この完成されたマイクロフィルムを、保管庫で必要がくるまで、耐用時間の範囲内で保管する。
次に、保管庫で保管していたマイクロフィルムを参照する場合について説明する。まず、マイクロフィルムをリーダ21にセットしてマイクロフィルムをスキャンし(ステップ201)、バーコード変換手段22がマイクロフィルム上の2次元バーコードを読み込み(ステップ202)、各2次元バーコードを情報に変換する。変換した各情報を前記分割情報に基づいて統合して、1つの情報とする(ステップ203)。1つの情報とした後に表示手段60に出力し、表示手段60が画像として表示装置50に表示する。
このように本発明においては、情報変換手段12及びライタ11を有して、情報変換手段12が情報を2次元バーコードに変換し、ライタ11が2次元バーコードをマイクロフィルムに焼き付けるので、長期保存に適したマイクロフィルムに記録しているため情報を劣化させることなく情報の長期保存を実現することができる。また、情報変換手段12が情報を分割して複数の2次元バーコードに変換するので、単一の2次元バーコードで処理できない大量の情報であっても分割して扱うことで処理することができる。また、リーダ21及びバーコード変換手段22を有して、リーダ21がマイクロフィルムから2次元バーコードを読み、バーコード変換手段22が2次元バーコードを情報に変換するので、長期保存に適したマイクロフィルムに記録しているため長期間経過してもマイクロフィルム内に記録されている情報を劣化させない状態で読み出して用いることができる。また、バーコード変換手段22が複数の2次元バーコードを変換して部分的な情報となっているものを統合して情報とするので、単一の2次元バーコードで処理できない大きな情報であっても適切に情報に変換することができる。
また、前記記録書込装置10及び記録読出装置20を用いることで、記録書込装置10により作成したマイクロフィルムを保管し、耐用時間経過前に更新する場合に、記録読出装置20で情報を読み出して、また再び記録書込装置10を用いて新たなマイクロフィルムにQRコードを書き込むことで、何度更新しても情報の抜け落ちがない。通常、マイクロフィルム内の画像を新しいマイクロフィルムに移す場合には、マイクロフィルム内の画像を読み取って、そのままカメラにて撮像するために更新の度に画像が劣化する。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置について、図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係る記録書込装置により生成された2次元バーコードの部分拡大図である。
本実施形態に係る記録書込装置10は、前記第1の実施形態と同様に構成され、前記ライタ11が2次元バーコードに加えて可視可能な情報をマイクロフィルムに書き込むことを異にする構成である。本実施形態に係る記録読出装置20は、前記第1の実施形態と同様に構成され、前記リーダ21が2次元バーコードに加えて可視可能な情報が書き込まれたマイクロフィルムを読み込むことを異にする構成である。
可視可能な情報として書き込む情報は、例えば、写真画像を情報としている場合には写真のテーマ、撮影日、場所等があり、また、記録媒体の耐用時間の観点から、記録日時と、記録媒体の耐用時間の終了日となる記録更新期限日等がある。本実施形態においては、図7に示すように、写真のテーマ、場所、記録日時、記録更新期限日を採用して、可視可能な情報としてマイクロフィルムに書き込んだ。
次に、本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置の動作について説明する。予め、書き込むべき情報は、使用者がテキストデータとして、情報変換手段12に読み込ませておく必要がある。
前記ステップ101ないしステップ105は前記第1の実施形態に係る記録書込装置10の動作と同様になされ、さらに、この後に、予め用意した書き込むべき情報と変換したQRコードを合成する。ライタ11が画像情報として合成された書き込むべき情報と変換したQRコードをマイクロフィルムに撮影する。全ての撮影が終了することで、QRコード及び書き込むべき情報が撮影されたマイクロフィルムが完成する。
この完成されたマイクロフィルムを、保管庫で必要がくるまで、耐用時間の範囲内で保管する。
保管している状態で、マイクロフィルムを整理する場合に、マイクロフィルムを参照する場合に、又は、古いマイクロフィルムから新しいマイクロフィルムに交換する場合に、マイクロフィルムをリーダ21で読み取ってバーコード変換手段22にて情報として表示装置50に表示させることなしに、拡大鏡を使用してマイクロフィルム上の可視可能な情報を参照する。参照した後に、実際に中の情報を見る場合には、前記第1の実施形態に係る記録読出装置20の動作であるステップ201ないし203を介して表示装置50に表示させて参照する。
このように本実施形態に係る記録書込装置によれば、ライタ11が2次元バーコードに加えてマイクロフィルムに可視可能な情報を書き込むので、2次元バーコードをリーダ21で読込み情報処理することなしに拡大鏡又はリーダ21で参照することで少なくとも可視可能な情報を知覚することができる。また、記録読出装置によれば、マイクロフィルムには可視可能な情報が付与されており、バーコード変換手段22により2次元バーコードを変換する前に、どのような情報であるかを制御情報すら変換することなしに知ることができる。
なお、本実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置においては、マイクロフィルムにQRコードの他に、写真のテーマ、場所、記録日時、記録更新期限日を書き込んだが、記録対象となる情報を縮小したものを書き込むこともでき、例えば、記録対象となるものが写真である場合には、写真の縮小画像をQRコードと共に書き込むことができる。このようにすれば、縮小画像を見ることで、容易に記録対象となっている情報を確認することができる。さらに、マイクロフィルムを更新する際には、縮小画像部分は読み込んでそのままカメラにて撮影するのではなく、再びQRコードを変換して画像情報とした後に縮小画像をかかる画像情報から作成することで、記録対象となる情報だけでなく、確認用の縮小画像も劣化することなく、更新させることができる。
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置について説明する。
本実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置は、前記第2の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置と同様に構成され、前記可視可能な情報がCRC(Cyclic Redundancy Check)符号であることを異にする構成である。
前記CRC符号は、データの誤りを検出する仕組みであるCRCに用いられる符合である。このCRCは、誤り検出の機能を有している。誤り検出は、情報が壊れていないか、又は、改ざんされていないかを判別することができる機能である。誤り検出の実現方法は、まず、所定ビット数に対応する生成多項式を用意し、この生成多項式をもとに巡回形シフトレジスタ回路を構成し、記録対象となる情報をこの巡回形シフトレジスタ回路にデータ入力し、記録対象となるデータが全てデータ入力された後のシフトレジスタの内容をCRC符号とする。通常であれば記録対象となるデータにCRC符号を付加するが、本実施形態ではマイクロフィルム上でCRC符号をQRコードの下に位置させる。すなわち、情報変換手段12が記録対象となる情報からQRバーコードに変換していくと共に、CRC符号を生成する。ライタ11は、情報変換手段12により生成されたQRコード及びこのQRコードの直下にCRC符号を可視可能な状態でマイクロフィルムに撮影する。このようにして、マイクロフィルムを作成する。
作成したマイクロフィルムを読み込む場合には、バーコード変換手段22により2次元バーコードを情報に変換すると共に、前記巡回形シフトレジスタ回路にデータ入力し、さらに、QRコードの直下にあるCRC符号をデータ入力することで、0となれば、情報が壊れておらず改ざんがないと判別することができる。0以外の数字が求まれば、情報が壊れているか、または、改ざんがあったと判別することができる。
このように本実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置によれば、QRコードに加えてCRC符号を付与したマイクロフィルムを生成し、マイクロフィルムを読み出してQRコードから記録対象となる情報に変換する場合に、CRC符号を用いているので、情報の破壊及び改ざんを検出することができる。
なお、本実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置においては、誤り検出方式のCRCを用いたが、チェックデジット(Check Digit)、パリティチェック等の他の誤り検出方式を用いることもでき、さらに、誤り訂正方式を用いて、情報の破壊がなされている場合には、記録対象となる情報を復元することもできる。
また、本実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置においては、CRC符号をQRコードの直下に付与した形でマイクロフィルムを作成したが、CRC符号自体をQRコードに付加してマイクロフィルムを作成することもできる。
(その他の実施形態)
前記イメージスキャン40において、スキャン対象となる紙と紙との間に2次元バーコードを付与した仕切紙を適宜挿入した後にスキャンすることもできる。ここでの2次元バーコードは、スキャン対象となる紙(紙上の情報)がどのようなものかを示すものであり、例えば、伝票に関して言えば「入金伝票」、「出金伝票」、「振替伝票」等であり、本に関して言えば「まえがき」、「タイトル」、「目次」、「第一章」・・・「終章」、「あとがき」、「索引」、「出版情報」等である。このような2次元バーコードが付与された仕切紙を、紙と紙との間に挿入することで、スキャン情報がどのようなものかを認識して、情報処理することができる。例えば、スキャン情報を適切に格納するのが目的である場合には、「入金伝票」、「出金伝票」、「振替伝票」に係るスキャン情報をそれぞれのフォルダに格納することができる。従来は専用のリーダで専用の読み取り伝票を用いるものがあったが、本実施形態においては、どのような伝票であっても処理することができる。また、単にフォルダに格納するだけでなく、紙上の情報を情報加工するのであれば、スキャン情報に応じて、様々な情報処理を行うことができ、例えば、承認済み情報であればOCRで情報を読み取った後に表計算システムに出力し、未承認情報であればOCRで情報を読み取った後にワークフローシステムに出力するといった処理の切り分けに使用することもできる。さらに、前記仕切紙の代わりに、2次元バーコードが彫られたハンコを複数作り、使用者が必要に応じてハンコを押すことにより前記仕切紙を用いた場合と同様の処理を行うことができる。
また、前記第1の実施形態においては、前記図1のようなハードウェア構成としたが、図8に示すように、各コンピュータをLAN接続して複数のコンピュータからなるハードウェアの構成であってもよい。
また、前記各実施形態においては、各マイクロフィルムの記録更新期限日を管理する期限管理手段を備え、この期限管理手段が記録更新期限日が到来する前に、前記ライタ11にセットされている新しいマイクロフィルムにコンピュータ30内にある記録更新期限日が到来する情報を2次元バーコードにしたものを自動的に書き込むこともでき、コンピュータ内部の重要な情報が自動的にマイクロフィルム化され、消失することがない。重要な情報をマイクロフィルム化するため、2次元バーコードに変換する前に暗号化することが好ましい。
また、前記各実施形態においては、既にマイクロフィルム化した情報に関して記録日、記録更新期限日等の管理情報自体を2次元バーコードに変換してマイクロフィルム化することもでき、管理情報の永続性が確保でき、情報の保存の管理も永続的に行うことができる。
また、前記各実施形態においては、リーダ21にマイクロフィルムを順次送るフィーダーとフィーダー及びリーダ21を経たマイクロフィルムを複数方向に排出することができる排出手段(ソーターを含む)を備えることもでき、リーダ21がフィーダーに記録更新期限日が所定期間内外によって、排出手段がマイクロフィルムの排出方向を決定してソーターに排出することもでき、フィーダーに並べられた大量のマイクロフィルムから記録更新期限日が近づいているマイクロフィルムのみを抽出することができる。さらに、記録更新期限日までの期間を段階的に、例えば、50年以上、10年以上、1年以上等に区分けし、それぞれの期間に応じて、排出手段がマイクロフィルムの排出方向を決定してソーターに排出することもできる。ここで、フィーダー及びソーターとは、複写機で一般的に使用される用語をマイクロフィルムに対応させて用いた。
本発明の第1の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置のハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録書込装置が処理対象とする画像である。 本発明の第1の実施形態に係る記録書込装置により生成された2次元バーコードである。 図4の部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録読出装置及び記録書込装置の動作フローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る記録書込装置により生成された2次元バーコードの部分拡大図である。 本発明のその他の実施形態に係る記録書込装置及び記録読出装置のハードウェア構成図である。
符号の説明
10 記録書込装置
11 ライタ
12 情報変換手段
20 記録読出装置
21 リーダ
22 バーコード変換手段
30 コンピュータ
40 スキャナ
50 表示装置
60 表示手段

Claims (7)

  1. 情報を2次元バーコードに変換する情報変換手段と、マイクロフィルムに2次元バーコードを書き込むライタとを備えることを
    特徴とする記録書込装置。
  2. 前記請求項1に記載の記録書込装置において、
    前記情報変換手段が、情報を分割して変換して複数の2次元バーコードとすることを
    特徴とする記録書込装置。
  3. 前記請求項1または2に記載の記録書込装置において、
    前記ライタが、2次元バーコードに加えて可視可能な情報をマイクロフィルムに書き込むことを
    特徴とする記録書込装置。
  4. 2次元バーコードが書き込まれたマイクロフィルムを読み込むリーダと、2次元バーコードを情報に変換するバーコード変換手段とを備えることを
    特徴とする記録読出装置。
  5. 前記請求項4に記載の記録読出装置において、
    前記バーコード変換手段が、複数の2次元バーコードを変換して統合して情報とすることを
    特徴とする記録読出装置。
  6. 前記請求項4または5に記載の記録読出装置において
    前記リーダが、2次元バーコードに加えて可視可能な情報が書き込まれたマイクロフィルムを読み込むことを
    特徴とする記録読出装置。
  7. 前記請求項1ないし3のいずれかの記録書込装置と、前記請求項4ないし6に記載の記録読出装置とを備えることを
    特徴とする記録保存処理装置。

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