JP2006126154A - X線異物検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造ラインを流れる容器の仲の製品とX線の透過度の似た物質(異物)を検出したい。
【解決手段】X線の放射円内に複数のX線ラインセンサを配し、画像処理で異物の検出レベル付近をガンマ補正で拡大し、複数のX線ラインセンサの位相を遅延回路で合わせ、積層して内容物と異物のX線透過度の差を広げる方式で解決した。
【選択図】図3
【解決手段】X線の放射円内に複数のX線ラインセンサを配し、画像処理で異物の検出レベル付近をガンマ補正で拡大し、複数のX線ラインセンサの位相を遅延回路で合わせ、積層して内容物と異物のX線透過度の差を広げる方式で解決した。
【選択図】図3
Description
本発明は、X線の透過度の近い物質の分類に威力を発揮する異物検出装置である。
従来、ガラス、樹脂、金属容器に主に飲料を充填し、X線による異物検出を行っていた。しかし水約10cmの中に1mm厚のガラスがあっても検出できなかった。3mm程度の厚さがあれば従来の方式でも検出できた。
最近製造スピードが速くなり、1分間に800本を越える容器を搬送するのが普通になってきて、露光時間が短くなり、画像レベルが充分に取れなくなってきている。
その上検出したい異物もガラスや金属だけではなく、通常製造ラインで良く使われている樹脂パッキングの一部や欠けたクズなどが問題になって来つつある。
また、0.5mm程度の小さな異物も欠陥品としてクレームになる例も出ている。
透過X線の量が近似な物質を分別する方法の開発が必要である。
本発明は、第一に画像処理において異物の透過度付近の入出力特性(ガンマ)を変えて、その差が出易い様にする回路を入れる。
第二に、複数列のX線ラインセンサのうち、最も入側のX線ラインセンサの画像処理出力を出側ラインセンサの位相まで遅延させる。次に2番目のX線ラインセンサの画像処理出力を出側ラインセンサの位相まで遅延させる。このようにして、出側X線ラインセンサの1列手前のX線ラインセンサの画像処理出力を、出側X線ラインセンサの位相に合わせて遅延させ、出側X線ラインセンサの位相において画像処理出力どうしのデータを積層(加算)して、小さな出力変化を拡大し、明確に異物の存在をデータ化して分類するものである。
X線の透過度の近い物質、及び小さな物質の検出に効果があり、製品の返品や損害補償の減少による経済的効果は大である。また、食品の安全性を確保する衛生面での効果も大きい。
図1の如く、完成製品13の搬送ライン14が15の方向に移動する。これに対してX線発生器11は約30度の角度で縦、横方向にX線を放射する。この放射範囲は距離とともに拡散し、ある点では12のような円形になる。この範囲内で13の容器をスキャンできる位置にL1からLnまでのn列のX線ラインセンサを配する。
各X線ラインセンサの出力は、図2の如く異物のX線透過度付近のガンマを上げて変化量を拡大する。
そして、検査物である完成製品13が、図3において最も入側のX線ラインセンサL1の画像処理データを、t1秒後に最も出側のX線ラインセンサLnが撮像する第1のラインとの位相を合わせるよう遅延させる。同じようにL2からLn−1までの各X線ラインセンサにおいてLnとの位相を合わせるよう各々の画像処理データを遅延させる。Lnの位相でL1からLnの画像処理データを積層(加算)すると、異物によるX線透過度の差は拡大し、異物を分類することが可能になる。異物が検出されると、異物検出排除装置31にて搬送ライン14から排除される。このように、生産ラインにおいて製品が箱詰めされる前に、製品内の異物を検出し排除する。
11 X線発生器
12 X線出射角度表示図
13 検査用容器
13′ t1秒後に13のエッジが移動して到着した仮想位置
14 搬送コンベア
15 容器進行方向
21 入力レベル
22 出力レベル
23 ガンマ1のグラフ
24 ガンマ補正の例
31 異物検出排除装置
ADD 加算部
DRIV 各種駆動信号発生部
L1 最も入側のX線ラインセンサ
L2 2列目のX線ラインセンサ
Ln−1 最も出側から1つ手前のX線ラインセンサ
Ln 最も出側のX線ラインセンサ
t1 13のエッジが入側X線ラインセンサL1を通過後、出側X線ラインセンサLnに到達するまでの時間
t1DL L1からLnまで位相を合わせる遅延回路
t2DL L2からLnまで位相を合わせる遅延回路
tn−1DL Ln−1からLnまで位相を合わせる遅延回路
γ1 L1用ガンマアンプ
γ2 L2用ガンマアンプ
γn−1 Ln−1用ガンマアンプ
γn Ln用ガンマアンプ
12 X線出射角度表示図
13 検査用容器
13′ t1秒後に13のエッジが移動して到着した仮想位置
14 搬送コンベア
15 容器進行方向
21 入力レベル
22 出力レベル
23 ガンマ1のグラフ
24 ガンマ補正の例
31 異物検出排除装置
ADD 加算部
DRIV 各種駆動信号発生部
L1 最も入側のX線ラインセンサ
L2 2列目のX線ラインセンサ
Ln−1 最も出側から1つ手前のX線ラインセンサ
Ln 最も出側のX線ラインセンサ
t1 13のエッジが入側X線ラインセンサL1を通過後、出側X線ラインセンサLnに到達するまでの時間
t1DL L1からLnまで位相を合わせる遅延回路
t2DL L2からLnまで位相を合わせる遅延回路
tn−1DL Ln−1からLnまで位相を合わせる遅延回路
γ1 L1用ガンマアンプ
γ2 L2用ガンマアンプ
γn−1 Ln−1用ガンマアンプ
γn Ln用ガンマアンプ
Claims (1)
- コンベア上を流れる容器の中の製品に含まれる異物を検出する手段として、X線投射器をコンベアの片側に配し、他方にX線の円形照射範囲内に複数のX線ラインセンサを配し、入側からそれぞれのX線ラインセンサのデータを画像処理して遅延させ、出側のX線ラインセンサの画像処理したデータと位相を合わせて積層画像を形成させ、内容製品と異物との分類を容易にさせる方式を特徴とするX線異物検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004343049A JP2006126154A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | X線異物検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004343049A JP2006126154A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | X線異物検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006126154A true JP2006126154A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36721022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004343049A Pending JP2006126154A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | X線異物検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006126154A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145253A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Anritsu Sanki System Co Ltd | X線異物検出装置およびx線異物検出方法 |
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JP2016197126A (ja) * | 2016-07-29 | 2016-11-24 | 浜松ホトニクス株式会社 | 放射線検出装置、放射線画像取得システム、放射線検査システム、及び放射線検出方法 |
CN108491851A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-09-04 | 江苏大学 | 一种基于机器视觉的集装箱锁孔快速识别与吊具纠偏方法 |
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CN110954970A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-04-03 | 北京悦方科技有限公司 | 用于水滑道的物体检测方法、装置、系统及设备 |
-
2004
- 2004-10-27 JP JP2004343049A patent/JP2006126154A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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