JP2006125551A - ねじ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用時に要求される固着強度とメンテナンス性とを両立すること。
【解決手段】 ボルト10のねじ部14は、雌ねじ部15に対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ部15は、常温にて自然膨張しているときのねじ部14のピッチ増分を吸収可能な隙間Cを形成しているとともに、ねじ部14の自然膨張による軸径Dは、雌ねじ部15の谷径dよりも幾分大径になるように設定されている。熱収縮を利用してボルト10のねじ部14とこのねじ部14が螺合する雌ねじ部15との結合を維持するようにしているので、堅固な固定構造を得ることができるとともに、ボルト10に形成された穴を利用して再度ボルト10を冷却することにより、ねじ部14と雌ねじ部15とを螺脱させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明はねじ構造に関する。
一般にねじは、複数の部材を着脱自在に固定するための固定手段として広く利用されている。他方、部材が固定される用途によっては、一度締め付けたねじが外れないようにするニーズもあり、かかるニーズに応えて、半田や溶接を施す技術(例えば特許文献1)、或いはプラスチック樹脂等の接着剤を用いる技術(例えば特許文献2)が提案されている。
特表平6−507699号公報 実開昭54−167264号公報
しかしながら、修理等の要請で、ねじを外す必要もまた、一方で存在する。その場合、半田や溶接では、ねじを外すことが極めて困難であり、メンテナンス性が悪くなるという問題があった。他方、プラスチック樹脂等の接着剤を用いた場合には、比較的離脱は用意であるものの、使用時の固着強度という点では、充分にニーズに応える締結力を得ることができなかった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、使用時に要求される固着強度とメンテナンス性とを両立することのできるねじ構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、複数の被締結部材を固定するためのねじ構造であって、ボルトの円筒部に形成されたねじ部と、このねじ部を螺合させる雌ねじ部とを有し、前記ボルトの円筒部には、ねじ部側が底になる有底の穴が形成されており、前記ねじ部は、雌ねじ部に対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ部は、常温にて自然膨張しているときのねじ部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径は、雌ねじ部の谷径よりも幾分大径になるように設定されていることを特徴とするねじ構造である。この態様では、ボルトを所定温度に冷却して収縮させることにより、雌ねじ部にねじ部を螺合させて、被締結部材をねじ止めすることが可能になる。締結後に冷却されたボルトが常温に戻るに連れて、ねじ部も膨張する。この膨張により、雌ねじ部とボルトのねじ部とのピッチが異なるため、ボルトは、螺動不能となる。ここで、雌ねじ部には、常温にて自然膨張しているときのねじ部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径は、雌ねじ部の谷径よりも幾分大径になるように設定されているので、ボルトの膨張による寸法差を吸収しつつ、ボルトのねじ部と圧着状態となり、ボルトの螺動を規制する。ねじ部と雌ねじ部の寸法関係は、次の通り設定される。まず、ボルトが収縮している時のねじ部と雌ねじ部とのフランク方向の隙間をCとした場合、収縮時のボルトのねじ部に螺合可能な雌ねじとのフランク方向の間隔をLとし、ねじ部のピッチ数をm、膨張により延びる軸方向の寸法をnとすると、
C=L+nm・・・(1)
に設定することが好ましい。mの値としては、ボルトの軸径に応じて可及的に小さく設定することが好ましく、軸径が例えば20mmの場合、4−6の範囲が好ましい。膨張により延びる軸方向の寸法nは、ボルトの材質に基づく線膨張率に基づいて決定される。
また、収縮時のボルトのねじ部と雌ねじ部との径方向の隙間をHとした場合、径方向に関し、収縮時のねじ部と雌ねじとの間の締め度パラメータをa、膨張により延びる径方向の寸法をθとした場合、
H+a=θ・・・(2)
に設定することが好ましい。この設定により、ねじ部が自然膨張した際、ねじ部の山が熱応力によって雌ねじ部の谷に堅固に接合する。
さらに、本発明の前記ボルトの円筒部には、ねじ部側が底になる有底の穴が形成されているので、この穴に冷却手段を導入することにより、ボルトを再度収縮させ、雌ねじ部から螺脱することが可能になる。冷却手段としては、液体窒素や液体酸素等の冷却液が好ましい。本発明において、雌ねじ部は、被締結部材に形成されていてもよく、被締結部材をボルトと協働して締結するナットに形成されていてもよい。
前記ねじ構造において、前記穴に雌ねじを形成するとともに、この雌ねじに螺合するボルト部を有するカバー部材を設け、前記ボルト部は、雌ねじに対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじは、常温にて自然膨張しているときのボルト部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ボルト部の自然膨張による軸径は、雌ねじの谷径よりも幾分大径になるように設定されていることが好ましい。この態様では、カバー部材によって、穴が閉塞されるので、塵埃が溜まる恐れがない。また、外部に露出する部材を熱膨張させて固着する構造を採用しているので、ボルトを離脱する際には、このカバー部材を冷却して螺脱させた後、開放された穴に冷却手段を導入して冷却することが可能になる。
さらに具体的なねじ構造において、前記ボルトは、頭部のない寸胴状のものであり、前記カバー部材は、ボルトと協働して被締結部材を締結する締結部材であることが好ましい。この態様では、ボルトの穴に螺合するカバー部材が協働して被締結部材を締結するので、被締結部材は、より堅固に固着されることになる。そして、この態様においても、カバー部材を冷却して穴を開放し、次いで、この穴内に冷却手段を導入することにより、ボルトを離脱させて、被締結部材を分離することが可能になる。
本発明の別のねじ構造において、前記ボルトの円筒部に頭部を設け、この頭部と円筒部との間には、ボルトとともに冷却可能なワッシャが配設されていることが好ましい。この態様では、ボルトを冷却する際、ワッシャもボルトとともに冷却されるので、ボルトが膨張することに伴い、ワッシャも膨張する。この結果、ボルトの膨張によって、当該ボルトの頭部と被締結部材との間に隙間ができたとしても、この隙間をワッシャの膨張によって補い、締結力を維持することが可能になる。
前記ワッシャを有するねじ構造において、前記ワッシャは、頭部と円筒部の間に設けられ、円筒部よりも大径に形成されたワッシャねじ部を有し、前記ワッシャは、ワッシャねじ部に螺合するワッシャ雌ねじ部を有していることが好ましい。この態様では、ボルトのワッシャねじ部をワッシャ雌ねじ部に螺合することにより、熱加工を施すことなく、ボルトとワッシャとを一体化することが可能になる。
さらに具体的な態様において、前記ワッシャは、前記ボルトよりも線膨張率の大きい材質で形成されていることが好ましい。この態様では、被締結部材とボルトの頭部との間に生じ得る隙間を可及的に吸収し、熱応力によって堅固な締結力を得ることが可能になる。
本発明の別の態様は、複数の被締結部材を固定するためのねじ構造であって、ボルトの円筒部に形成されたねじ部と、このねじ部を螺合させる雌ねじ部とを有し、前記ボルトの円筒部には、ねじ部側が底になる有底の穴が形成されており、前記ねじ部は、雌ねじ部に対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ部は、常温にて自然膨張しているときのねじ部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径は、雌ねじ部の谷径よりも幾分大径になるように設定されていることを特徴とするねじ構造である。
この態様では、専ら、一度螺着させたボルトを螺脱させない用途に好適である。他方、この態様において、ボルトを螺脱させる場合には、ボルトに穿孔し、冷却液を導入してボルトのみ冷却すればよい。これにより、ボルトが再度螺動できるようになるので、離脱することも可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、熱収縮を利用してボルトのねじ部とこのねじ部が螺合する雌ねじ部との結合を維持するようにしているので、堅固な固定構造を得ることができるとともに、ボルトに形成された穴を利用して再度ボルトを冷却することにより、ねじ部と雌ねじ部とを螺脱させることができる。従って本発明によれば、使用時に要求される固着強度とメンテナンス性とを両立することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る被締結部材1、2およびボルト10の分解断面略図である。
同図を参照し、図示の実施形態では、ボルト10と、ボルト10によって連結される複数の被締結部材1、2が上下に積層されている。
ボルト10は、頭部11、頭部11と同心に連続する円筒部12、円筒部12の先端近傍に形成されたねじ部14とを一体に備えている。
各被締結部材1、2のうち、底側の被締結部材1には、有底の穴1aが形成されており、この穴1aの底部近傍には、ボルト10のねじ部14が螺合する雌ねじ部15が螺設されている。また、この被締結部材1の上に積層される被締結部材2には、ボルト10を雌ねじ部15に挿通する挿通孔3が穿設されている。
施工時において、ボルト10は、冷却手段としての冷却液(液体酸素または液体窒素)によって、例えば−183℃にまで冷却される。次いで、前記挿通孔3を介し、雌ねじ部15内に螺合される。その後、ボルト10が常温に戻ることにより、当該ボルト10の線膨張率αに基づいて、ボルト10は、所定量膨張する。この膨張により、ねじ部14が雌ねじ部15と堅固に噛み合い、ボルト10の螺動が規制されるようになっている。ボルト10、被締結部材1、2の材質としては、炭素鋼が採用されており、線膨張率αは、常温(約20℃)で1.22×10-5であり、ねじ部14の軸径Dは、20mmである。
尤も、ボルト10の素材としては、炭素鋼に限らず、ステンレス鋼、ジュラルミン、チタン等、種々の材料を選択することが可能である。
図2は、図1の実施形態に係るねじ部と雌ねじ部の寸法関係を示す断面部分拡大略図であり、(A)はボルト10を収縮させた時の状態、(B)はボルト10が常温にて膨張している時の状態をそれぞれ示している。
同図(A)を参照して、ボルト10のねじ部14と、雌ねじ部15との寸法関係は、前記雌ねじ部15が、常温にて自然膨張しているときのねじ部14のピッチ増分を吸収可能な隙間Cを形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径Dは、雌ねじ部15の谷径dよりも幾分大径になるように設定されている。
まず、ボルト10が収縮している時のねじ部14と雌ねじ部15とのフランク方向の隙間をCとした場合、収縮時のボルト10のねじ部14に螺合可能な雌ねじ(図2(A)に仮想線で図示)15aとのフランク方向の間隔をLとし、ねじ部14のピッチ数をm、膨張により延びる軸方向の寸法をnとすると、
C=L+nm・・・(1)
に設定される。mの値としては、ボルトの軸径Dに応じて可及的に小さく設定することが好ましく、図示の実施形態では、軸径D=20mm、m=4に設定されている。尤も、軸径D=20mmの場合、mの値は4−6の範囲で好適に採用することが可能である。膨張により延びる軸方向の寸法nは、前記線膨張率αに基づいて決定される。
また、収縮時のボルト10のねじ部14と雌ねじ部15との径方向の隙間をHとした場合、収縮時のねじ部に螺合可能な雌ねじ15aとの間で決定される締め度パラメータをa、膨張により延びる径方向の寸法をθとした場合、
H+a=θ・・・(2)
に設定される。この設定により、ねじ部14が自然膨張した際、ねじ部14の山が熱応力によって雌ねじ部15の谷に堅固に接合する。寸法θも前記寸法nと同様に、ボルト10の線膨張率αに基づいて決定される。
図3は、図1の実施形態に係るボルト10の縦断面略図である。
同図を参照して、ボルト10は、さらにワッシャ20を備えている。ワッシャ20は、円筒部12よりも若干小径の開口21を有しているとともに、円筒部12の基端部(頭部11側端部)には、このワッシャ20を挿通させるために円筒部12よりも小径の挿通軸部18が形成されている。ワッシャ20は、熱膨張により、拡開されて、予め挿通軸部18内に導入されて、冷却後の収縮により、挿通軸部18からの離脱が規制されるように、開口21の寸法が設定されている。本実施形態において、ワッシャ20は、ボルト10よりも線膨張率の大きい材質で形成されていることが好ましい。これにより、被締結部材1、2とボルト10の頭部11との間に生じ得る隙間を可及的に吸収し、熱応力によって堅固な締結力を得ることが可能になるからである。尤も、ワッシャ20の材質として、ボルト10と同じものを採用したとしても問題はない。
次に、ボルト10には、有底の穴19が形成されており、頭部11から開口している。穴19は、概ねボルト10の全長にわたって延びている。この穴19は、冷却液を導入するためのものであり、これによって、ボルト10を挿抜する際に、ボルト10を冷却液によって冷却することが可能になっている。
次に、ボルト10を用いて被締結部材1、2を固定/分離するためのドライバ装置100について説明する。
図4は、本発明に係るドライバ装置100の全体構成を示す正面図である。
同図を参照して、ドライバ装置100は、ハンドル101を有する本体102と、本体の端部に固定されたブラケット103と、このブラケット103に担持される回動体104と、回動体104に取り付けられたロックハンド105とを有している。
ハンドル101は、作業者がドライバ装置100を把持するためのものであり、本体102の電気系統をON/OFFするトリガ101aを有している。
本体102は、図略の昇降チェーンによって上下に昇降可能な状態で鉛直線沿いに浮揚されている筒状の部材である。本体102には、前記トリガ101aによってON/OFFされる図略のモータ等を含む周知の回転駆動機構102aと、この回転駆動機構102aに連結されたトルクリミッタ102bとが内蔵されている。さらに、本体102の下端部には、前記トルクリミッタ102bを介して回転駆動機構102aに回転駆動される出力ギヤ106が設けられている。前記回転駆動機構102aの回転出力は、比較的低速(例えば10rpm)に設定されており、これによって、低温に冷却されたボルト10の損傷防止やイナーシャによるボルト10の離脱防止を図っている。
前記ブラケット103は、フレーム状の構造体であり、本体102の下端部に固定される本体固定部103aと、本体固定部103aから下方に延びる連結部103bと、この連結部103bの下端部に設けられ、本体固定部103aと対向する側において、本体固定部103aと平行に延びる回動体取付部103cとを一体に有している。回動体取付部103cには、軸受103dが設けられており(図5参照)、この軸受103dによって、回動体104が前記出力ギヤ106と平行な軸線上で回転自在に支持されている。
図5は、図4のドライバ装置100の要部を拡大して示す断面略図である。また、図6は図4のドライバ装置100に採用されたロックハンドの形状を示す底面略図である。
図4および図5を参照して、前記回動体104は、前記軸受103dに取り付けられた円筒形のスリーブ104aと、スリーブ104aの前記軸受103dよりも上端側の外周に固定され、前記出力ギヤ106と噛合する入力ギヤ107とを有している。スリーブ104aの前記軸受103dよりも下端側の外周には、一直径方向沿いに対向する一対の取付金具104bが溶接されており、各取付金具104bにピン108を介してロックハンド105が前記一直径沿いに揺動可能に連結されている。
図5に示すように、ロックハンド105は、基端部が前記ピン108に揺動自在に支持された一対のアーム105aと、アーム105aの下端に一体形成されたチャック105bとを有している。チャック105bには、図6に示すように、ボルト10の頭部に対応して120°に開く把持面105cが形成されている。各アーム105aは、回動体104との間に設けられた引張りコイルばね109によって、互いに回動体104の径方向内方に付勢されている。そして、各アーム105aに設けられた引張りコイルばね109の付勢力により、各アーム105aのチャック105bは、ボルト10の頭部11をクランプし、回動体104と同心にボルト10を把持することができるようになっている。この把持状態において、回動体104の下端部がボルト10の頭部11の上面に接合し、ボルト10の穴19を囲繞できるように、各ロックハンド105や回動体104の諸元が設定されている(図5参照)。
さらに図示の実施形態においては、回動体104の内部に上下一対の軸受110が設けられ、これらの軸受110を介して回動体104と相対的に回転可能(すなわち、回動体104の回転時にも一定の姿勢を維持することのできる)排出管111が同心に配設されている。この排出管111の上端部には、排出チューブ112が設けられている。さらに、排出管111の内部には、図略の支持部材を介して導入管114が同心に固定されている。導入管114の上端部には、導入チューブ115が固定されており、この導入チューブ115から導入管114を通して、冷却手段としての冷却液(例えば液体窒素)がボルト10の穴19内に導入され、穴19から流出した冷却液が排出管111から排出チューブ112を介して排出されるようになっている。排出管111および導入管114の下端部は、何れも回動体104の下端部と面一になっている。前記回動体104、ロックハンド105の各アーム105a、排出管111、導入管114の材質としては、何れも線膨張率の低いステンレススチールが採用されている。
このドライバ装置100においては、作業者がトリガ101aを操作することにより、本体102内の回転駆動機構102aがトルクリミッタ102bを介して出力ギヤ106を回動する。そのトルクは、入力ギヤ107を介して回動体104に伝達され、回動体104を介してロックハンド105を構成する各アーム105aに伝達される。この結果、各アーム105aによって、把持されているボルト10は、回動体104と同心に回転することが可能になっている。なお、具体的には図示していないが、周知のドライバ装置の構成と同様に、本体102の回転駆動機構102aの回転方向を切換える切換機構を設けておくことにより、ボルト10を締め付け方向にも螺脱方向にも駆動することが可能になる。そして、上述した導入管114、排出管111によって、冷却液を穴19内に還流させることにより、内部からもボルト10を効果的に冷却することが可能になっている。
次に図7を参照して、ボルト10を外部から冷却するための冷却装置120について説明する。図7は本発明を適用可能な冷却装置120の概略構成を示す断面図である。
同図を参照して、冷却装置120は、冷却液を収容するタンク121と、このタンク121を囲繞するカバー122とを有している。タンク121には、図略の供給管と排出管が設けられており、冷却液が常時タンク121内を循環することによって、一定の温度(例えば−183℃)が維持されるようになっている。さらに、タンク121には、図略のドレン管が接続しており、不使用時には、冷却液を排出できるようになっている。
カバー122は、タンク121を遮蔽して、気化ガスがタンク121から放出されるのを防止するためのものである。カバー122は、前記ドライバ装置100を担持可能な構造体で構成されている。カバー122の上部には、タンク121の上部を開放する挿抜口123が形成されている。挿抜口123は、前記ドライバ装置100の回動体104並びにロックハンド105を挿抜するのに必要充分な開口寸法に設定されている。なお具体的には図示していないが、挿抜口123には、開閉カバーが設けられており、不使用時には、タンク121を遮蔽できるようになっている。
次に、ボルト10の締結作業について図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、前記ドライバ装置100と前記冷却装置120とによって、ボルト10を冷却している状態を示す図、図9は、冷却されたボルト10を螺合する際の施行状況を示す概略図である。
図8に示すように、ボルト10を冷却する際には、まず、ボルト10の頭部11をドライバ装置100のクランプハンド105で把持する一方、冷却装置120の図略の開閉カバーを開いて挿抜口123を開き、クランプハンド105ごとボルト10をタンク121内に浸漬する。この際、図示の実施形態では、ドライバ装置100のブラケット103を冷却装置120のカバー122の上面に着座させることにより、所定時間無人でボルト10を冷却しておくことが可能になっている。この際、好ましくは、ブラケット103の周囲をシート等で被覆し、気化ガスが挿抜口123から外部に漏れないようにする。また、本実施形態では、浸漬時に、クランプハンド105の各引張りコイルばね109が冷却液に浸からないようにしている。
図9に示すように、冷却されたボルト10を冷却装置120から取出し、予め積層された被締結部材1、2の挿通孔3からボルト10を穴1a内に導入し、ドライバ装置100のハンドル101に設けられたトリガ101aを操作する。これにより、回転駆動機構102aが駆動され、回動体104およびクランプハンド105が回転する結果、クランプハンド105が把持しているボルト10のねじ部14が穴1a内で回動し、穴1a内に形成された雌ねじ部15に螺合する(図2(A)参照)。その後、トルクリミッタ102bによって、トルクが制限されるところまで、ボルト10が締め付けられると、トリガ101aを離して、螺合作業を終了し、クランプハンド105を拡げてボルト10を解放し、作業を終了する。その後、ボルト10が常温に戻るに連れて、ボルト10およびワッシャ20が拡開する。これにより、ボルト10は、被締結部材1、2に対する締結力を維持したまま、螺動不能な状態となる(図2(B)参照)。
次に、メンテナンス等の理由により、ボルト10を離脱する場合には、図9に示す状態から、回動体104内の導入管114から冷却液を導入し、排出管111から排出することによって、冷却液をボルト10内の穴19内に還流させ、これによって、ボルト10を冷却する。このため、ボルト10は、再び縮径し、そのねじ部14が図2(A)の状態に戻る。その後、ボルト10を螺脱方向に回動させることにより、何ら部品を損傷させることなく、ボルト10の取り外し作業を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態では、ボルト10を所定温度に冷却して収縮させることにより、雌ねじ部15にねじ部14を螺合させて、被締結部材1、2をねじ止めすることが可能になる。締結後に冷却されたボルト10が常温に戻るに連れて、ねじ部14も膨張する。この膨張により、雌ねじ部15とボルト10のねじ部14とのピッチが異なるため、ボルト10は、螺動不能となる。ここで、雌ねじ部15には、常温にて膨張しているときのねじ部14のピッチ増分を吸収可能であって径増分に対してはねじ部の自然膨張状態の径よりも雌ねじ部が小さくなるような隙間Cを持たせて形成されているので、ボルト10の膨張による寸法差を吸収しつつ、ボルト10のねじ部14と圧着状態となり、ボルト10の螺動を規制する。
さらに、本発明の前記ボルト10の円筒部12には、ねじ部14側が底になる有底の穴19が形成されているので、この穴19に冷却液を導入することにより、ボルト10を再度収縮させ、雌ねじ部15から螺脱することが可能になる。
さらに、本実施形態では、前記ボルト10の円筒部12に頭部11を設け、この頭部11と円筒部12との間には、ボルト10ともに冷却可能なワッシャ20を配設している。
このため、本実施形態では、ボルト10を冷却する際、ワッシャ20もボルト10とともに冷却されるので、ボルト10が膨張することに伴い、ワッシャ20も膨張する。この結果、ボルト10の膨張によって、当該ボルト10の頭部11と被締結部材1、2との間に隙間ができたとしても、この隙間をワッシャ20の膨張によって補い、締結力を維持することが可能になる。特に本実施形態においては、ワッシャ20は、ボルト10よりも線膨張率の大きい材質で形成されているので、被締結部材1、2とボルト10の頭部11との間に生じ得る隙間を可及的に吸収し、熱応力によって堅固な締結力を得ることが可能になる。
このように本実施形態によれば、熱収縮を利用してボルト10のねじ部14とこのねじ部14が螺合する雌ねじ部15との結合を維持するようにしているので、堅固な固定構造を得ることができるとともに、ボルト10に形成された穴19を利用して再度ボルト10を冷却することにより、ねじ部14と雌ねじ部15とを螺脱させることができる。従って本発明によれば、使用時に要求される固着強度とメンテナンス性とを両立することができるという顕著な効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
図10は、本発明の別の実施形態におけるねじ構造の断面略図である。
同図を参照して、図示の構造では、ボルト10の頭部11を被覆するカバー部材30を設けている。カバー部材30は、略深皿形の被覆部材であり、その外周面は、ボルト頭部と同様に6角形に形成されているとともに、内周面中央部には、ボルト部31が突設されている。他方、ボルト10の穴19には、雌ねじ32が螺設されており、この雌ねじ32にボルト部31が螺合することにより、カバー部材30の下端面がワッシャ20を介し、ボルト10と協働して被締結部材1、2を締結する構成になっている。
ここで、カバー部材30のボルト部31とこのボルト部31が螺合する雌ねじ32は、図2(A)(B)で説明した寸法関係と同様に、ボルト部31が、雌ねじ32に対し、所定温度(例えば−293℃)にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ32は、常温にて膨張しているときのボルト部31の前記雌ねじ部は、常温にて自然膨張しているときのボルト部31のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ボルト部31の自然膨張による軸径は、雌ねじ32の谷径よりも幾分大径になるように設定されている。
この結果、ボルト10を螺合させて、常温に戻した後、さらに、カバー部材30を冷却してボルト部31を雌ねじ32に螺合させることにより、より堅固な締結力を被締結部材1、2に付与することが可能になる。また、カバー部材30を外部から冷却することにより、ボルト10の場合と同様に、カバー部材30をボルト10から離脱させることが可能になる。
図10の実施形態では、カバー部材30によって、穴19が閉塞されるので、塵埃が溜まる恐れがない。
図11は本発明のさらに別の実施態様を示すものであり、(A)がねじ構造の断面略図、(B)がボルトの平面図、(C)が変形例を示す平面図である。
これらの図を参照して、ボルト10としては、頭部11のない寸胴状のものを採用してもよい。その場合には、図11(B)または(C)に示すように、ドライバを導入するためにプラスまたはマイナスの割溝10aを形成しておけばよい。この状態で図10の実施形態と同様に、穴19に雌ねじ32を形成し、ワッシャ20を介して、カバー部材としてのボルト40のボルト部41を螺合させることによって、被締結部材1、2を締結することが可能になる。ボルト部41と、雌ねじ32の寸法関係もまた、図2(A)(B)で説明した寸法関係と同様に、ボルト部41が、雌ねじ32に対し、所定温度(例えば−293℃)にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ32は、常温にて自然膨張しているときのボルト部41のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ボルト部41の自然膨張による軸径は、雌ねじ32の谷径よりも幾分大径になるように設定されている。
図11(A)〜(C)の実施形態では、ボルト10の穴19に形成されたに螺合するカバー部材が協働して被締結部材1、2を締結するので、被締結部材1、2は、より堅固に固着されることになる。そして、この実施形態においても、ボルト40を冷却して螺脱させることにより、穴19を開放し、次いで、この穴19内に冷却液を導入することにより、ボルト10を離脱させて、被締結部材1、2を分離することが可能になる。
さらに、上述した各実施形態において、図12のワッシャ構造を採用することも可能である。図12は、本発明のさらに別の実施形態を示す断面部分拡大略図である。
同図に示すように、ボルト10とワッシャ20とを一体化する手段としては、頭部11と円筒部12の間に、当該円筒部12よりも大径に形成されたワッシャねじ部50を設け、このワッシャねじ部50に対し、ワッシャ20の開口21の内周に設けたワッシャ雌ねじ部52を螺合させる構成を採用してもよい。ワッシャねじ部50と、ワッシャ雌ねじ部52との間には、軸方向の隙間を大きく設定して、熱膨張による寸法の変化を吸収できるようになっている。
この実施形態では、ボルト10のワッシャねじ部50をワッシャ雌ねじ部52に螺合することにより、熱加工を施すことなくボルト10とワッシャ20とを一体化することが可能になる。
図13は、本発明を適用可能なさらに別の実施形態に係るボルト10の縦断面略図である。
同図を参照して、ボルト10の具体的な態様としては、穴19が省略されたものであってもよい。
この場合においては、専ら、一度螺着させたボルト10を螺脱させない用途に好適であり、加工費を低減することも可能になる。他方、この態様において、ボルト10を螺脱させる場合には、ボルト10に対し、穴19に相当する穿孔を施し、冷却液を導入してボルトのみ冷却すればよい。これにより、ボルト10が再度螺動できるようになるので、離脱することも可能となる。
さらに、本発明において、ボルト10のねじ部14が螺合する雌ねじ部15は、被締結部材2に形成されているだけでなく、被締結部材1、2をボルト10と協働して締結するナットに形成されていてもよい。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の一形態に係るボルトおよび被締結部材の分解断面略図である。 図1の実施形態に係るねじ部と雌ねじ部の寸法関係を示す断面部分拡大略図であり、(A)はボルトを収縮させた時の状態、(B)はボルトが常温にて膨張している時の状態をそれぞれ示している。 図1の実施形態に係るボルトの縦断面略図である。 本発明に係るドライバ装置の全体構成を示す正面図である。 図4のドライバ装置の要部を拡大して示す断面略図である。 図4のドライバ装置に採用されたロックハンドの形状を示す底面略図である。 本発明を適用可能な冷却装置の概略構成を示す断面図である。 前記ドライバ装置と前記冷却装置とによって、ボルトを冷却している状態を示す図である。 冷却されたボルトを螺合する際の施行状況を示す概略図である。 本発明の別の実施形態におけるねじ構造の断面略図である。 本発明のさらに別の実施態様を示すものであり、(A)がねじ構造の断面略図、(B)がボルトの平面図、(C)が変形例を示す平面図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す断面部分拡大略図である。 本発明を適用可能なさらに別の実施形態に係るボルトの縦断面略図である。
符号の説明
1 被締結部材
2 被締結部材
10 ボルト
11 頭部
12 円筒部
14 ねじ部
15 雌ねじ部
18 挿通軸部
19 穴
20 ワッシャ
21 雌ねじ
30 カバー部材
31 ボルト部
32 雌ねじ
40 ボルト(カバー部材の別の例)
41 ボルト部
50 ワッシャねじ部
52 ワッシャ雌ねじ部

Claims (7)

  1. 複数の被締結部材を固定するためのねじ構造であって、
    ボルトの円筒部に形成されたねじ部と、このねじ部を螺合させる雌ねじ部とを有し、
    前記ボルトの円筒部には、ねじ部側が底になる有底の穴が形成されており、
    前記ねじ部は、雌ねじ部に対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ部は、常温にて自然膨張しているときのねじ部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径は、雌ねじ部の谷径よりも幾分大径になるように設定されていることを特徴とするねじ構造。
  2. 請求項1記載のねじ構造において、
    前記穴に雌ねじを形成するとともに、この雌ねじに螺合するボルト部を有するカバー部材を設け、前記ボルト部は、雌ねじに対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじは、常温にて自然膨張しているときのボルト部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ボルト部の自然膨張による軸径は、雌ねじの谷径よりも幾分大径になるように設定されていることを特徴とするねじ構造。
  3. 請求項2記載のねじ構造において、
    前記ボルトは、頭部のない寸胴状のものであり、前記カバー部材は、ボルトと協働して被締結部材を締結する締結部材であることを特徴とするねじ構造。
  4. 請求項1、2または3記載のねじ構造において、
    前記ボルトの円筒部に頭部を設け、この頭部と円筒部との間には、ボルトとともに冷却可能なワッシャが配設されていることを特徴とするねじ構造。
  5. 請求項4記載のねじ構造において、
    前記ワッシャは、頭部と円筒部の間に設けられ、円筒部よりも大径に形成されたワッシャねじ部を有し、前記ワッシャは、ワッシャねじ部に螺合するワッシャ雌ねじ部を有していることを特徴とするねじ構造。
  6. 請求項4または5記載のねじ構造において、
    前記ワッシャは、前記ボルトよりも線膨張率の大きい材質で形成されていることを特徴とするねじ構造。
  7. 複数の被締結部材を固定するためのねじ構造であって、
    ボルトの円筒部に形成されたねじ部と、このねじ部を螺合させる雌ねじ部とを有し、
    前記ねじ部は、雌ねじ部に対し、所定温度にて収縮しているときに螺合するピッチに設定されているとともに、前記雌ねじ部は、常温にて自然膨張しているときのねじ部のピッチ増分を吸収可能な隙間を形成しているとともに、ねじ部の自然膨張による軸径は、雌ねじ部の谷径よりも幾分大径になるように設定されていることを特徴とするねじ構造。
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