JP2006125409A - 燃料噴射式エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気制御おけるサブスロットルバルブの制御とFID制御とを両立して、簡単な構成でファーストアイドルの自動制御を実現できる燃料噴射式エンジンの吸気制御装置を提供する。
【解決手段】インジェクタが取付けられるスロットルボディ50に、運転者の操作するスロットルグリップ50により開閉するメインスロットルバルブ51と、エンジンの運転状況に応じてモータ駆動により開閉するサブスロットルバルブ50とを備える燃料噴射式エンジンの吸気制御装置において、水温センサからのエンジン冷却水温の検出値を入力するとともにサブスロットルバルブ50を開閉制御する電子制御装置は、エンジン始動時に入力された水温が設定値より低い場合に、前記サブスロットルバルブ52をモータ駆動し、前記サブスロットルバルブ52の回転に連動して前記メインスロットルバルブ50を所定角度開く。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの吸気制御装置に関し、特に、スロットルバルブを有する燃料噴射式エンジンの吸気制御装置に関するものである。
一般に、車載用エンジン等の内燃機関は、そのシリンダブロック内にピストンが往復移動可能に設けられ、ピストンはコンロッドを介して内燃機関のクランクシャフトに連結されている。そして、ピストンの往復移動は、コンロッドによりクランクシャフトの回転へと変換されるようになっている。
前記シリンダブロックにはシリンダヘッドが取付けられ、シリンダヘッドとピストンの頭部との間には燃焼室が設けられている。シリンダヘッドには燃焼室と連通する吸気通路及び排気通路が設けられている。この吸気通路には同通路を流れる空気の量を制御するスロットルバルブと、燃焼室に向う吸気通路内へ燃料を噴射するインジェクタとが設けられている。又、シリンダヘッドには、燃焼室内の混合ガスに点火するための点火プラグが設けられている。
そして、内燃機関の吸気行程においては、燃焼室へ向う吸気通路に空気が吸入されるとともに、インジェクタから燃料が噴射され、その空気と燃料とからなる混合ガスが燃焼室に充填される。その後、内燃機関の圧縮行程において、ピストンの移動により燃焼室内の混合ガスが圧縮される。圧縮された混合ガスは点火プラグにより点火されて爆発し、その爆発力によりピストンが前記と逆方向に移動して内燃機関は爆発行程に移る。その後、内燃機関の排気行程において、ピストンの移動により燃焼室内の排気ガスが排気通路を介して外部へ排出される。
このように構成されたエンジンにおいて、吸気制御は、近年、吸気通路にサブスロットルバルブを設けて、エンジンの運転状況に応じてサブスロットルバルブを開閉することで最適な吸気制御を行なう方式が知られている。
例えば、実開平3−116740号公報に開示されているように、吸気通路に第1の絞り弁と第2の絞り弁を配置して、機関温度に基づいて空気制御を行なうことで最適な吸気制御を行なうようにしたものが提案されている。この方式によると、吸気にバイパス通路を設けて吸気制御するので、第2の絞り弁が全閉される冷機時においてもエンジンストールの発生を防止することができる。
また、実公平5−31231号公報に開示されているように、吸気通路に第1の絞り弁と第2の絞り弁を配置して、この二つの絞り弁をリンク機構により連動させて、第1の絞り弁が全開位置に達した状態で、第2の絞り弁を強制的に全閉状態にするようにしたものが提案されている。この方式によると、アクセルに連動する第1の絞り弁にトラブルが生じて制御不能となり、第1の絞り弁が全開位置に達した場合に、第2の絞り弁を強制的に全閉状態にしてエンジンを停止することができるので、安全を確保することができる。
実開平3−116740号公報 実公平5−31231号公報
しかしながら、上述したような第2の絞り弁、いわゆるサブスロットルバルブを採用する方式においては、一般に、サブスロットルバルブの駆動用アクチュエータとしてモータが使用されており、このモータは、サブスロットルバルブを制御することだけに用いられているのが現状である。
また、前記サブスロットルバルブは、メインスロットルバルブが中〜高開度のエンジン運転状況時に効果を奏するもので、メインスロットルバルブが閉じている時は効果を奏し得ない。
また、エンジン始動時のFID(ファーストアイドル)を冷却水とワックスによりバイパス通路面積を制御して行なう方式も知られているが、水温が上昇するまでエンジン回転数を高回転で維持した状態でアイドリング運転が行なわれ、制御性が悪いという問題点がある。さらに、バイパス通路を確保する必要があり、コストアップや重量増大になるという問題点がある。
一方、従来のエンジンの問題点として、エンジンの冷間始動時の際にFIDレバーを手動で操作する方式の場合、暖機運転終了後でもレバーを戻し忘れてFID状態のまま放置して通常運転を行なってしまう場合があり、エンジンや環境にとって好ましくないという問題点がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、吸気制御におけるサブスロットルバルブの制御とFID制御とを両立して、簡単な構成でファーストアイドルの自動制御を実現できる燃料噴射式エンジンの吸気制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、燃料噴射式エンジンの吸気制御装置に係り、燃料を噴射するためのインジェクタを備えた燃料噴射式エンジンであって、前記インジェクタが取付けられるスロットルボディに、運転者の操作するスロットルグリップにより開閉するメインスロットルバルブと、エンジンの運転状況に応じてモータ駆動により開閉するサブスロットルバルブとを備える燃料噴射式エンジンの吸気制御装置において、前記エンジンは、エンジンの冷却水温を検出する水温センサと、該水温センサからの検出値を入力するとともに前記サブスロットルバルブを開閉制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置は、エンジン始動時に入力された水温が設定値より低い場合に、一定時間の間、前記サブスロットルバルブをモータ駆動し、前記サブスロットルバルブの回転に連動して前記メインスロットルバルブを所定角度開くことを特徴とする。
以上、説明したように本発明の請求項1に記載の燃料噴射式エンジンの吸気制御装置によれば、エンジンが、エンジンの冷却水温を検出する水温センサと、該水温センサからの検出値を入力するとともに前記サブスロットルバルブを開閉制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置は、エンジン始動時に入力された水温が設定値より低い場合に、前記サブスロットルバルブをモータ駆動し、前記サブスロットルバルブの回転に連動して前記メインスロットルバルブを所定角度開くので、メインスロットルバルブが閉じた状態にあるとき、前記サブスロットルバルブをモータ駆動により開くことにより、前記メインスロットルバルブを微小角度開かせる。
したがって、エンジンの冷間始動時にサブスロットルバルブを開くことにより、メインスロットルバルブを微小角度だけ開かせることができる。これにより、メインスロットルバルブを強制的に微小角度開放することができるので、メインスロットルバルブを全閉状態から微小角度開いた状態として自動的にファーストアイドル制御を行なうことができる。
よって、従来のエンジンの冷間始動時に使用しているチョークバルブ、チョークレバー及び作動ケーブルを廃止することができる。これにより、手動でチョークレバーを作動させる煩わしさがなくなるとともに、チョークの戻し忘れを防止することができる。さらに、また、機関冷間時の始動作業を確実に行なうことができる。
さらに、冷却水温度を検出する水温センサとサブスロットルバルブを開閉制御する電子制御装置を設けたことで、エンジン始動時の冷却水温を検出してファーストアイドルを一定時間行うことができるため、確実にエンジンの始動性の向上を図ることができるとともに、チョークの戻し忘れを回避することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明によれば、高回転域においてスロットルグリップを閉動作してメインスロットルバルブが全閉状態となった場合でも、サブスロットルバルブを開くことによりメインスロットルバルブが微小角度開状態を維持するので、燃焼室内へ供給する空気量を増加させて、予め混合気がリッチになることを防止でき、未燃ガスの発生を抑制することができる。すなわち、排気途上での不整燃焼の発生を抑制することができる。従って、エンジン(機関)高回転域での減速時において、排気途上での不整燃焼の発生を抑制することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る燃料噴射式エンジンの吸気制御装置を採用したエンジンが搭載された自動二輪車の全体の構成を示す全体側面図、図2は前記エンジンの構成を示す部分断面側面図、図3は前記吸気制御装置におけるスロットルボディの構成を示す平面図、図4は図3のA矢視図、図5は図3のB矢視図、図6は図3のC−C断面矢視図である。
本実施形態は、図1に示すように、自動二輪車1において、車体フレーム2の前頭部には、前輪3を軸支するフロントフォーク4が、ハンドルバー5によって左右回動自在に設けられ、一方、前記車体フレーム2の中央部に架設されたピボット軸7には、後方に延びて後輪8を軸支するスイングアーム9が上下回動自在に支持されており、このスイングアーム9はその基端部に設けられたサスペンション機構(図示省略)によって緩衝懸架されている。
前記車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aから車体前後方向後斜め下方に向けて延設される車体幅方向左右一対のメインフレーム2bを有し、前記車体フレーム2の前方下部には、前記メインフレーム2bの間にシリンダヘッド31を配置するようにエンジン30が懸架されている。このエンジン30の動力はチェーン11によって前記後輪8に伝達される。
前記エンジン30は、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ(図示省略)と、該水温センサからの検出値を入力するとともに後記するサブスロットルバルブ52を開閉制御する電子制御装置(図示省略)とを有する吸気制御装置100を備えたものである。前記電子制御装置は、エンジン始動時に入力された水温が設定値より低い場合に、サブスロットルバルブ52を一定時間全開にするようにしている。
前記エンジン30の上部にはエアクリーナ12が配置されている。前記エアクリーナ12の後方には燃料ポンプ16が配置されている。該エンジン30の前部には、該エンジン30の下方に向かい該エンジン30の下側を回り込んで後方に延びる排気パイプ13が連結され、さらに、該エンジン30下側より車体幅方向右側に沿って後方に向かい延設され、後輪8に隣接して排気マフラ14が連結されている。
また、前記車体フレーム2の前方より後方に向かい、前記ハンドルバー5の前方に配置されるメータ類や電装部品を覆うとともに、前記エンジン30および周辺部品の側方および下側を覆うように、前側カウリング20が該車体フレーム2と一体的に構成されている。前側カウリング20は合成樹脂の型成型品である。
前記エンジン30の前方にはラジエータ17が設けられており、このラジエータ17はエンジン30の側部に設けられた冷却水ポンプ18に冷却水ホース19を介して接続されている。前記エンジン30の上部には燃料タンク21が設置され、この燃料タンク21の後部に着座シート22が着脱可能に載置されている。この着座シート22の下部および後部周囲は、後部フレームカバー23によって覆われている。前記後部フレームカバー23は合成樹脂の型成型品である。
前記エンジン30は4気筒式4サイクルエンジンであって、図2に示すように、シリンダブロック32内で、ピストン33が往復移動可能に設けられ、該ピストン33はコンロッド34を介してエンジン30の出力軸であるクランクシャフト35に連結されている。前記ピストン33の往復移動は、このコンロッド34によりクランクシャフト35の回転へと変換されるようになっている。シリンダブロック32の上端には、シリンダヘッド31が設けられている。
前記シリンダヘッド31とピストン33との間には燃焼室36が設けられ、該シリンダヘッド31には燃焼室36と連通する吸気ポート37及び排気ポート38が設けられている。それら吸気ポート37及び排気ポート38には、それぞれ吸気バルブ39及び排気バルブ40が設けられている。
前記シリンダヘッド31には、吸気バルブ39及び排気バルブ40を開閉駆動するための吸気カムシャフト41及び排気カムシャフト42が回転可能に支持されている。前記吸気カムシャフト41及び排気カムシャフト42は、タイミングベルト(図示省略)を介してクランクシャフト35に連結され、該タイミングベルトによりクランクシャフト35の回転が吸気カムシャフト41及び排気カムシャフト42へ伝達されるようになっている。そして、前記吸気カムシャフト41が回転すると、吸気バルブ39が開閉駆動されて、吸気ポート37と燃焼室36とが連通/遮断される。又、排気カムシャフト42が回転すると、排気バルブ40が開閉駆動されて、排気ポート38と燃焼室36とが連通/遮断されるようになっている。
前記吸気ポート37及び排気ポート38には、それぞれインテークマニホールド45及びエキゾーストマニホールド46が接続されている。このインテークマニホールド45内及び吸気ポート37内は吸気通路47となっており、エキゾーストマニホールド46内及び排気ポート38内は排気通路48となっている。前記吸気通路47はエンジン30の後方に向かい設けられ、前記排気通路48はエンジン30の前方に向かい設けられている。インテークマニホールド45の上流部には、スロットルボディ50が配置されている。
前記スロットルボディ50は、図2〜図6に示すように、各気筒に対応して4体が並列して配置されており、前記スロットルグリップ70の動作に連動して開閉するメインスロットルバルブ51と、エンジンの運転状況に応じてモータ駆動により開閉するサブスロットルバルブ52と、燃料を噴射するための燃料噴射弁53が設けられている。前記サブスロットルバルブ52は、メインスロットルバルブ51よりも空気流れ方向上流側に配置されており、前記燃料噴射弁53は、前記メインスロットルバルブ51の空気流れ方向下流側に配置されている。
前記メインスロットルバルブ51は、スロットルボディ50に回動自在に取付けられる回動軸55に一体的に取付けられている。前記回動軸55のスロットルボディ50外周の一側端部55aには、図4に示すように、メインスロットルバルブ51を動作するためのメインスロットルプーリ56が該回動軸55と一体的に設けられている。また、前記回動軸55のスロットルボディ50外周の他側端部55bには、メインスロットルバルブ51の動作状態を確認するためのスロットルポジションセンサ57が設けられている。
前記メインスロットルプーリ56は、運転者の操作するスロットルグリップ70の動作に連動して押し引きされるスロットルワイヤ(図示省略)を介して作動して、メインスロットルバルブ51を開閉するようにされている。このメインスロットルバルブ51の開度調節により燃焼室36内へ吸入される空気の量が調節されるようになっている。
前記サブスロットルバルブ52は、スロットルボディ50に回動自在に取付けられる回動軸58に一体的に取付けられている。前記回動軸58のスロットルボディ50外周の一側端部58aには、前記サブスロットルバルブ52の動作を伝達するためのカムレバー60が配置されている。また、前記回動軸58のスロットルボディ50外周の他側端部58bは、前記サブスロットルバルブ52の駆動用モータ54に連結されている。前記モータ54は、メインフレーム2b内側面のエンジン30の吸気通路47が配置される位置よりも後方に設置されている。
前記スロットルボディ50の外周一側部には、前記メインスロットルプーリ56に隣接して該メインスロットルプーリ56を回動するためのストッパカム61が回動自在に設置されるとともに、前記ストッパカム61と前記カムレバー60との間に中間カム64が回動自在に隣接設置されている。
前記ストッパカム61は、中間カム64の一部と対向する位置に当接部61aが突出形成されるとともに、前記メインスロットルプーリ56に一体的に形成されたストッパ部56aと対向する位置にメインスロットルバルブ動作部61bが突出形成されている。前記メインスロットルバルブ動作部61bには、ファーストアイドル調整ボルト61cが取付けられ、該ファーストアイドル調整ボルト61cの突出量に応じて前記ストッパ部56aとの当接位置を設定することで、冷間始動時におけるファーストアイドル制御時のメインスロットルバルブ51の開度を調整するようにされている。
前記メインスロットルプーリ56のストッパ部56aと対向してバルブ位置調整ボルト66が設けられ、メインスロットルバルブ51の全閉時に前記ストッパ部56aと前記該バルブ位置調整ボルト66とが当接して、メインスロットルバルブ51の開度を調整するようにされている。
前記中間カム64は、その外周の一端部64aが前記カムレバー60と略平行に突出形成されるとともに、前記ストッパカム61の当接部61aと当接するカム動作部64bが円弧状に突出形成されている。その一端部64aとカムレバー60の一端部60aとがリンクバー62を介して揺動自在に連結されている。すなわち、カムレバー60とリンクバー62と中間カム64とでリンク機構65が構成されている。
次に、本実施形態に係る吸気制御装置のメインスロットルバルブ51とサブスロットルバルブ52の動作について図面を参照して説明する。
図7の(a)はサブスロットルバルブが全閉状態のときのリンク機構の状態を示すスロットルボディ構成図、(b)はサブスロットルバルブが全開状態のときのリンク機構の動作を示すスロットルボディ構成図である。
まず、エンジンが停止時は、図7の(a)に示すように、サブスロットルバルブ52が全閉状態であり、前記サブスロットルバルブ52は図上で略水平に配置されている。また、中間カム64のカム動作部64bはストッパカム61の当接部61aと接しない位置に配置されている。
この時、メインスロットルバルブ51は全閉状態であり、ストッパ部56aはバルブ位置調整ボルト66と当接した状態でメインスロットルバルブ51を位置決めしている。
前記ストッパ部56aとファーストアイドル調整ボルト61cとは当接していない。
次に、エンジン冷間始動時は、図7の(b)に示すように、サブスロットルバルブ52が全開状態となり、前記サブスロットルバルブ52は反時計回りに略90度回転して図上に示す略垂直状態に開放される。それに伴ないカムレバー60が反時計回りに略90度揺動するとともに、リンクバー62がカムレバー60側に引き寄せられる。そして、中間カム64の一端部64aがカムレバー60側に反時計回りに揺動することで該中間カム64が回転して、カム動作部64bが反時計回りに図上に示す略右上りに揺動する。
この時、前記カム動作部64bは当接部61aと当接し、さらに上方に回動することでストッパカム61は時計回りに略15度回動する。そして、メインスロットルバルブ動作部61bはストッパ部56a側に時計回りに揺動し、ファーストアイドル調整ボルト61cとストッパ部56aとが当接し、さらに、該ストッパ部56aを反時計回りに微小角度揺動する。これにより、メインスロットルバルブ51は反時計回りに微小角度開放する方向に回転する。
このようにして、エンジン冷間始動時にサブスロットルバルブ52を全開にすることにより、メインスロットルバルブ51をファーストアイドルに必要な微小角度(例えば、略1度)開放することができる。
そして、エンジン始動後、所定時間アイドリング運転を行なった後は、サブスロットルバルブ52は、時計回りに回転されて再び略水平な位置に戻される。それに伴ない、中間カム64が時計回りに揺動するとともにカム動作部64bと当接部61aとの当接が解除され、リターンスプリング67の付勢力を受けてストッパカム61が反時計回りに戻される。そして、ファーストアイドル調整ボルト61cが戻されることにより、ストッパ部56aがバルブ位置調整ボルト66に当接するまで時計回りに戻される。このようにして、メインスロットルバルブ51を通常の運転状態にすることができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、メインスロットルバルブ51とサブスロットルバルブ52とをリンク機構65により連動するようにしたので、簡単な構成でファーストアイドルに必要な角度だけメインスロットルバルブ51を開くことができる。
また、ストッパカム61にファーストアイドル調整ボルト61cを設けたので、ファーストアイドル時のメインスロットルバルブ51の開放角度の細かい調整を行なうことができる。
さらに、前記ファーストアイドル調整ボルト61cの調整により、メインスロットルバルブの開放開度のみならず、開放開始時期をも任意に設定できる。
また、本実施形態によれば、エンジン始動時のエンジン状態を水温センサにより検出して、ファーストアイドルを一定時間行なうようにしたので、チョークレバーを必要とすることなく、しかも、エンジンの始動性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、スロットルボディ50の一側部にカムレバー60、ストッパカム61および中間カム64を隣接して集約したので、各構成部品を大型化することなくスロットルボディ全体を小型化でき、しかも、バルブの作動性を良好にできる。
また、サブスロットルバルブ駆動用のモータとスロットルポジションセンサをスロットルボディの同一側に配置したので、電装関係のハーネスを一まとめにでき作業性を向上できるとともに、装置回りを簡素化できる。
また、本実施形態によれば、ストッパカム61によるメインスロットルバルブ51の強制回動量は、ファーストアイドル制御中のアイドリング運転時にサブスロットルバルブ52を全開に維持した状態で任意に行なうことができる。アイドリング時には、メインスロットルバルブ51が閉じているので、サブスロットルバルブ52を全開にしても影響を受けることがない。したがって、この状態でカムによる強制回動量を微調整することができる。
尚、本実施形態では、メインスロットルバルブとサブスロットルバルブとの連動機構にリンク機構を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、連動機構にチェーンを利用して各スロットルバルブを連動するようにしたものや、ギヤを利用して各スロットルバルブの動作を伝達するようにしたものであっても良い。
本発明の実施形態に係る燃料噴射式エンジンの吸気制御装置を採用したエンジンが搭載された自動二輪車の全体の構成を示す全体側面図である。 前記エンジンの構成を示す部分断面側面図である。 前記吸気制御装置におけるスロットルボディの構成を示す平面図である。 図3のA矢視図である。 図3のB矢視図である。 図3のC−C断面矢視図である。 (a)はサブスロットルバルブが全閉状態のときのリンク機構の状態を示すスロットルボディ構成図、(b)はサブスロットルバルブが全開状態のときのリンク機構の動作を示すスロットルボディ構成図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
30 エンジン
50 スロットルボディ
51 メインスロットルバルブ
52 サブスロットルバルブ
53 燃料噴射弁(インジェクタ)
54 モータ
55 メインスロットルバルブの回動軸
56 メインスロットルプーリ
57 スロットルポジションセンサ
58 サブスロットルバルブの回動軸
60 カムレバー
61 ストッパカム
62 リンクバー
64 中間カム
65 リンク機構
70 スロットルグリップ
100 吸気制御装置

Claims (1)

  1. 燃料を噴射するためのインジェクタを備えた燃料噴射式エンジンであって、前記インジェクタが取付けられるスロットルボディに、運転者の操作するスロットルグリップにより開閉するメインスロットルバルブと、エンジンの運転状況に応じてモータ駆動により開閉するサブスロットルバルブとを備える燃料噴射式エンジンの吸気制御装置において、
    前記エンジンは、エンジンの冷却水温を検出する水温センサと、該水温センサからの検出値を入力するとともに前記サブスロットルバルブを開閉制御する電子制御装置とを備え、
    前記電子制御装置は、エンジン始動時に入力された水温が設定値より低い場合に、一定時間の間、前記サブスロットルバルブをモータ駆動し、前記サブスロットルバルブの回転に連動して前記メインスロットルバルブを所定角度開くことを特徴とする燃料噴射式エンジンの吸気制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019044598A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 ダイハツ工業株式会社 車両の制御装置

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